JPH067294A - 自覚眼屈折計 - Google Patents
自覚眼屈折計Info
- Publication number
- JPH067294A JPH067294A JP4194804A JP19480492A JPH067294A JP H067294 A JPH067294 A JP H067294A JP 4194804 A JP4194804 A JP 4194804A JP 19480492 A JP19480492 A JP 19480492A JP H067294 A JPH067294 A JP H067294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field
- target
- inspection
- lens
- visual field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広いスペースを要することなく、自覚屈折測
定を含めた眼科検査を精度良く行えるようにする。 【構成】 遠見検査用又は近見検査用の背景映像視野8
の中心部に検査視標13の像をレンズ12により投影し
て視標視野を合成し、この視標視野を対物レンズ1、ク
ロスシリンダレンズ4、視度可変レンズ6等で構成され
た呈示視度を可変できる視標視野呈示光学系によって被
検眼Eに呈示する。被検眼Eには、検査視標13と背景
映像視野8とが一体になって見えるため、比較的広い視
野と正常な距離感が得られる。
定を含めた眼科検査を精度良く行えるようにする。 【構成】 遠見検査用又は近見検査用の背景映像視野8
の中心部に検査視標13の像をレンズ12により投影し
て視標視野を合成し、この視標視野を対物レンズ1、ク
ロスシリンダレンズ4、視度可変レンズ6等で構成され
た呈示視度を可変できる視標視野呈示光学系によって被
検眼Eに呈示する。被検眼Eには、検査視標13と背景
映像視野8とが一体になって見えるため、比較的広い視
野と正常な距離感が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼に光学装置内の
視標を見せて、自覚屈折測定を含む眼科検査を行えるよ
うにした自覚眼屈折計に関するものである。
視標を見せて、自覚屈折測定を含む眼科検査を行えるよ
うにした自覚眼屈折計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、観察テレビカメラ内の視
標を見せて自覚屈折測定を行うようにした自覚眼屈折計
には種々の型式のものが提案されてきたが、どうしても
調節介入があり精度良く測定できないという欠点を有し
ているため、あまり普及されていない現状にある。
標を見せて自覚屈折測定を行うようにした自覚眼屈折計
には種々の型式のものが提案されてきたが、どうしても
調節介入があり精度良く測定できないという欠点を有し
ているため、あまり普及されていない現状にある。
【0003】そこで、実際に5メートル程度の遠方に検
査視標を置いて測定する方法が一般的になっている。
査視標を置いて測定する方法が一般的になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例の
ように、遠方に検査視標を置いて測定する方法は大きな
スペースを要するという問題がある。また、光学装置内
部の視標を見せて自覚測定を行う装置では、調節介入が
あり精度が悪いという欠点がある。
ように、遠方に検査視標を置いて測定する方法は大きな
スペースを要するという問題がある。また、光学装置内
部の視標を見せて自覚測定を行う装置では、調節介入が
あり精度が悪いという欠点がある。
【0005】この調節介入の原因には幾つかの理由が考
えられるが、その中で重要な要素は視野の広さと距離感
であり、この何れかが欠けると調節介入が伴う。
えられるが、その中で重要な要素は視野の広さと距離感
であり、この何れかが欠けると調節介入が伴う。
【0006】本発明の目的は、スペースを殆ど要するこ
となく、かつ光学装置内の検査視標によって精度良く自
覚測定を行えるようにした自覚眼屈折計を提供すること
にある。
となく、かつ光学装置内の検査視標によって精度良く自
覚測定を行えるようにした自覚眼屈折計を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る自覚眼屈折計は、視野の比較的狭い検
査視標と、それよりも充分広い背景映像視野とを組み合
わせた視標視野と、光学系の一部を動かして前記視標視
野の呈示視度を変える視標視野呈示光学系とを有するも
のである。
めの本発明に係る自覚眼屈折計は、視野の比較的狭い検
査視標と、それよりも充分広い背景映像視野とを組み合
わせた視標視野と、光学系の一部を動かして前記視標視
野の呈示視度を変える視標視野呈示光学系とを有するも
のである。
【0008】
【作用】上述の構成を有する自覚眼屈折計は、背景映像
視野の中心部に検査視標が投影されるので、被検眼には
背景映像視野と検査視標が一体になって見え、充分な広
さの視野と正常な距離感が得られる。
視野の中心部に検査視標が投影されるので、被検眼には
背景映像視野と検査視標が一体になって見え、充分な広
さの視野と正常な距離感が得られる。
【0009】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明に係る自覚眼屈折計の第1の実施例
を示している。被検眼Eの前方には、対物レンズ1、ダ
イクロイックミラー2、ステップモータ3によって駆動
されるクロスシリンダレンズ4、駆動手段5によってA
方向に駆動される視度可変レンズ6、レンズ7、背景映
像視野8、中央部を中空とされた照明部材9、ミラー1
0が配列されている。そして、照明部材10の側方には
照明用光源11が配置され、ミラー10の入射方向には
レンズ12、検査視標13、光源14が配置されてい
る。更に、ダイクロイックミラー2の反射方向には、ダ
イクロイックミラー15、レンズ16、観察用テレビカ
メラ17が配置され、ダイクロイックミラー15の反射
方向には他覚屈折測定手段18が設けられている。
する。図1は本発明に係る自覚眼屈折計の第1の実施例
を示している。被検眼Eの前方には、対物レンズ1、ダ
イクロイックミラー2、ステップモータ3によって駆動
されるクロスシリンダレンズ4、駆動手段5によってA
方向に駆動される視度可変レンズ6、レンズ7、背景映
像視野8、中央部を中空とされた照明部材9、ミラー1
0が配列されている。そして、照明部材10の側方には
照明用光源11が配置され、ミラー10の入射方向には
レンズ12、検査視標13、光源14が配置されてい
る。更に、ダイクロイックミラー2の反射方向には、ダ
イクロイックミラー15、レンズ16、観察用テレビカ
メラ17が配置され、ダイクロイックミラー15の反射
方向には他覚屈折測定手段18が設けられている。
【0010】背景映像視野8は図2に示すように、遠見
検査用視野8aと近見検査用視野8bから構成され、ソ
レノイド19により光路内に入れ換えできるようになっ
ており、遠見検査用視野8aには検査室の写真等、近見
検査用視野8bには机の上の写真等が用いられている。
背景映像視野8の周囲の背景視野部Bは、照明用光源1
1から照明部材9の断面に入射した光束によって照明さ
れる。また、背景映像視野8の中心部Cは透明になって
おり、背後からレンズ12、ミラー10を介して検査視
標13が投影されるようになっている。
検査用視野8aと近見検査用視野8bから構成され、ソ
レノイド19により光路内に入れ換えできるようになっ
ており、遠見検査用視野8aには検査室の写真等、近見
検査用視野8bには机の上の写真等が用いられている。
背景映像視野8の周囲の背景視野部Bは、照明用光源1
1から照明部材9の断面に入射した光束によって照明さ
れる。また、背景映像視野8の中心部Cは透明になって
おり、背後からレンズ12、ミラー10を介して検査視
標13が投影されるようになっている。
【0011】視力標や乱視標等から成る検査視標13は
図3に示すように比較的大きなデスク板20の周辺部に
等間隔に例えば8個設けられ、プログラムに従ってステ
ップモータ21により適宜交換提示される。また、乱視
視標等の検査視標13はステップモータ22によりセン
タギア23、中間ギア24等を介して回転駆動されるよ
うになっている。
図3に示すように比較的大きなデスク板20の周辺部に
等間隔に例えば8個設けられ、プログラムに従ってステ
ップモータ21により適宜交換提示される。また、乱視
視標等の検査視標13はステップモータ22によりセン
タギア23、中間ギア24等を介して回転駆動されるよ
うになっている。
【0012】観察用テレビカメラ17は被検眼Eの前眼
部を撮像し、その像により被検眼Eの位置合わせが行わ
れる。被検眼Eには、対物レンズ1、ダイクロイックミ
ラー2、クロスシリンダレンズ4、視度可変レンズ6及
びレンズ7を通して背景映像視野8とその中心部にある
検査視標13が見えることになり、背景映像視野8と検
査視標13とが一体になった視標視野が呈示される。検
査視標13の視野は約2°〜5°程度と狭く、一方、背
景映像視野8は30°〜40°程度であり、検査視標1
3に比べて充分広くなっている。
部を撮像し、その像により被検眼Eの位置合わせが行わ
れる。被検眼Eには、対物レンズ1、ダイクロイックミ
ラー2、クロスシリンダレンズ4、視度可変レンズ6及
びレンズ7を通して背景映像視野8とその中心部にある
検査視標13が見えることになり、背景映像視野8と検
査視標13とが一体になった視標視野が呈示される。検
査視標13の視野は約2°〜5°程度と狭く、一方、背
景映像視野8は30°〜40°程度であり、検査視標1
3に比べて充分広くなっている。
【0013】クロスシリンダレンズ4は同じ度数の2枚
の円柱レンズで構成され、これらを2個のステップモー
タ3によって制御し、乱視矯正度数角度を調整する。矯
正度数変換は実施例のように視度可変レンズ6を光軸方
向に移動して行ってもよいし、また異なるパワーのレン
ズを入れ換えて行うこともでき、或いは液晶レンズ等を
使って行う等種々の方法を用いることができる。
の円柱レンズで構成され、これらを2個のステップモー
タ3によって制御し、乱視矯正度数角度を調整する。矯
正度数変換は実施例のように視度可変レンズ6を光軸方
向に移動して行ってもよいし、また異なるパワーのレン
ズを入れ換えて行うこともでき、或いは液晶レンズ等を
使って行う等種々の方法を用いることができる。
【0014】実施例において、検査視標13は異なる種
類のものを選択して入れ換える方法を示したが、その他
の方法として、例えばCRTや液晶等の映像表示手段上
に電子的に合成して種々のパターンを作るようにしても
よい。なお、他覚屈折測定手段18は自覚測定の初期値
を決定するためのもので、必ずしも必要ではない。
類のものを選択して入れ換える方法を示したが、その他
の方法として、例えばCRTや液晶等の映像表示手段上
に電子的に合成して種々のパターンを作るようにしても
よい。なお、他覚屈折測定手段18は自覚測定の初期値
を決定するためのもので、必ずしも必要ではない。
【0015】図4は背景視野31と検査視標32とをハ
ーフミラー33を使って合成し、レンズ34によって投
影する第2の実施例を示し、この場合に背景視野31の
中心部には光を透過しない部分が設けられている。
ーフミラー33を使って合成し、レンズ34によって投
影する第2の実施例を示し、この場合に背景視野31の
中心部には光を透過しない部分が設けられている。
【0016】この場合も、狭い視野の検査視標32とそ
れよりも充分に広い背景視野31とを組み合わせた視標
視野を、その呈示視度を可変できる視標視野呈示光学系
によって被検眼に呈示すれば、高精度の自覚測定が可能
となる。
れよりも充分に広い背景視野31とを組み合わせた視標
視野を、その呈示視度を可変できる視標視野呈示光学系
によって被検眼に呈示すれば、高精度の自覚測定が可能
となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自覚眼
屈折計は、光学装置内の背景映像視野と検査視標とを一
体的に組み合わせた視標視野を呈示することによって、
被検眼に広い視野と正常な距離感を与え得るため、自覚
屈折測定を含めた眼科検査を大きなスペースを要するこ
となく、精度良く行うことが可能になる。また、視標は
小さいので種々の視標を交換使用することも容易であ
る。
屈折計は、光学装置内の背景映像視野と検査視標とを一
体的に組み合わせた視標視野を呈示することによって、
被検眼に広い視野と正常な距離感を与え得るため、自覚
屈折測定を含めた眼科検査を大きなスペースを要するこ
となく、精度良く行うことが可能になる。また、視標は
小さいので種々の視標を交換使用することも容易であ
る。
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】背景映像視野の正面図である。
【図3】検査視標の正面図である。
【図4】第2の実施例の要部構成図である。
1 対物レンズ 2 ダイクロイックミラー 4 クロスシリンダレンズ 6 視度可変レンズ 8 背景映像視野 9 照明部材 11 照明用光源 13、32 検査視標 20 デスク板 31 背景視野
Claims (1)
- 【請求項1】 視野の比較的狭い検査視標と、それより
も充分広い背景映像視野とを組み合わせた視標視野と、
光学系の一部を動かして前記視標視野の呈示視度を変え
る視標視野呈示光学系とを有することを特徴とする自覚
眼屈折計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4194804A JPH067294A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 自覚眼屈折計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4194804A JPH067294A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 自覚眼屈折計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067294A true JPH067294A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=16330540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4194804A Pending JPH067294A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 自覚眼屈折計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067294A (ja) |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4194804A patent/JPH067294A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3524702A (en) | Apparatus for objectively and automatically refracting the eye | |
Hennessy et al. | Laser optometer incorporating the Badal principle | |
RU2268637C2 (ru) | Аберрометр с системой тестирования остроты зрения (варианты), устройство и способ его настройки | |
US7341349B2 (en) | Ophthalmologic apparatus and ophthalmologic chart | |
JPH05126A (ja) | 眼科装置 | |
US7407289B2 (en) | Optometry apparatus | |
JPH01501527A (ja) | 眼の後部観察用物の結像装置 | |
JPH0361447B2 (ja) | ||
JP3387551B2 (ja) | 検眼装置 | |
JPH04200436A (ja) | 眼科装置 | |
Humphrey | A remote subjective refractor employing continuously variable sphere-cylinder corrections | |
JP3399613B2 (ja) | 検眼装置 | |
JP2019063265A (ja) | 自覚式検眼装置 | |
JPH0477568B2 (ja) | ||
JP3501499B2 (ja) | 検眼装置 | |
JP3114819B2 (ja) | 眼科用測定装置 | |
US2114984A (en) | Apparatus for the determination of the refraction of the eye | |
JPH0316131B2 (ja) | ||
JPH09253049A (ja) | 検眼装置 | |
JPH067294A (ja) | 自覚眼屈折計 | |
US3572912A (en) | Method of and apparatus for testing ametropia by laser refraction | |
JPH07194540A (ja) | 検眼装置 | |
JPH04141128A (ja) | 眼屈折力測定装置 | |
JPH06304140A (ja) | 検眼装置 | |
JPH1170076A (ja) | 検眼装置 |