JPH0672885U - 缶容器用キャップ群 - Google Patents

缶容器用キャップ群

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JPH0672885U
JPH0672885U JP2010493U JP2010493U JPH0672885U JP H0672885 U JPH0672885 U JP H0672885U JP 2010493 U JP2010493 U JP 2010493U JP 2010493 U JP2010493 U JP 2010493U JP H0672885 U JPH0672885 U JP H0672885U
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stem
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恵一 鹿村
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Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作用キャップの取り付けを確実なものに
し、缶容器の開口部やこれに続く筒状部分の径寸法にば
らつきがあっても確実に対応できるようにすることを目
的とする。 【構成】 その天井部分6aと缶容器1の開口部1aの
縁部分とでバルブ構造体2の一部を挟み込むとともにそ
の内周面が缶容器1の筒状部分1bに係合する組付キャ
ップ6と、周面部分7aと上面部分7bとを持ち、この
上面部分7bには、回動可能な操作部10およびステム3
に続く通路部10aを形成した操作用キャップ7と、組付
キャップ6と操作用キャップ7の間に設けられ、前者に
対する第1の係合部11aおよび後者に対する第2の係合
部11aを持つ中キャップ11とからなり、この中キャップ
11の変形によって筒状部分1bの外径寸法のばらつきに
対応できるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薬剤,化粧品等を収納した比較的小さな缶容器に使用されるもので あって、ステムや弁筒などから構成されたバルブ構造体を缶容器に取り付けるた めの組付キャップ,ステムを操作するための操作用キャップおよびこれら両者の 間にセットされる中キャップからなる缶容器用キャップ群に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のバルブ構造体は、その一部が缶容器上面の開口部の縁部分と 組付キャップの天井部分とで挟み込まれた状態で固定されており、さらに、この 組付キャップの筒状部分をかしめて、缶容器の外周側面に係合させることにより 缶容器と組付キャップとが一体となるようにしている。
【0003】 また、この組付キャップに操作用キャップを被せて当該操作用キャップの通路 部をバルブ構造体のステムの出口に接続し、この状態で操作部を押し下げたとき 、ステムが下方に移動してバルブを開放状態にすることにより缶容器の内容物が このステム−通路部を介して外部に放出されるようにしている。
【0004】 この操作用キャップは、図2の7で示すように筒状の周面部分7aとこれに続 く上面部分7bとからなっており、この上面部分7bには押圧されることにより 下方に回動する操作部10が設けられている。
【0005】 そして、操作用キャップを缶容器に取り付けたときには当該操作用キャップの 通路部がステムの出口部分につながるようになっており、また、操作用キャップ の周面部分7aなどについては硬い材質のもので形成することにより外側キャッ プとしての強度と定型性とを確保している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 このように、操作用キャップの周面部分7aは硬質のもので形成されているた め、薬剤や化粧品等を入れる小型の缶容器の開口部やこれに至る筒状部分におい て比較的高い割合で発生する径寸法のばらつきに対しこの操作用キャップが対応 できず、この操作用キャップの周面部分の径寸法精度をいくら高くしても、これ が缶容器の前記筒状部分に取り付けられた組付キャップに合致するとは限らない という問題点があった。
【0007】 すなわち、かしめ作業等により缶容器の前記筒状部分に固着された組付キャッ プの径寸法はほぼ当該筒状部分のそれに対応した程度のばらつきとなっており、 この組付キャップの周面部分の外径寸法(l1 )とこれに嵌めるかたちでセット される操作用キャップの周面部分の内径寸法(l2 )とが、 ・l1 >l2 の場合には組付キャップの外周面に操作用キャップを嵌めることが できず、 ・許容範囲以上の「l1 <l2 」の場合には組付キャップに操作用キャップを嵌 めてもガタが生じやすく使い勝手の悪いものとなる。
【0008】 そこで、本考案では、組付キャップおよび操作用キャップそれぞれの周面部分 の間にこれらの各キャップと係合する中キャップを設け、この中キャップの変形 作用により、缶容器側の前記ばらつき(l1 <l2 の場合)があっても確実に対 応できる缶容器用キャップ群を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の缶容器用キャップ群は、 ・その天井部分と缶容器上面の開口部の縁部分とでステムや弁筒からなるバルブ 構造体を挟み込むとともに、その内周面が缶容器の開口部に至る筒状部分の外周 面に係合する組付キャップ ・この組付キャップに対応した筒状の周面部分とこれに続く上面部分とを持ち、 上面部分には、所定範囲にわたるスリットにより分離されるとともに所定部を支 点として回動可能な操作部およびステムの出口から延びたかたちの通路部が形成 されている操作用キャップ ・組付キャップおよび操作用キャップそれぞれの周面部分の間に設けられ、前者 の外周面に対する第1の係合部および後者の内周面に対する第2の係合部を持つ 筒状の中キャップ で構成されている。
【0010】
【作用】
このように、操作用キャップは、第1の係合部および第2の係合部を備えた中 キャップを介して組付キャップに取り付けられることになり、組付キャップの外 径寸法に所定範囲のばらつきがあるときでも、中キャップがこのばらつきに応じ て変形することによりこれをカバーし、第1の係合部による組付キャップとの係 合状態、および第2の係合部による操作用キャップとの確実な係合状態を確保す るようにしている。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図1および図2を参照して説明する。 図において、1は缶容器、1aは開口部、1bは筒状部分、1cは凹部、2は バルブ構造体、3はステム、3aはコイルスプリング、3bはオリフィス、3c は出口、4は弁筒、4aは鍔部、4bは吸上げパイプ、5,5aはパッキン、6 は組付キャップ、6aは天井部分、6bはかしめ部、7は操作用キャップ、7a は周面、7bは上面部分、7cは係止片、7dは環状凹部、8はスリット、9は 支点、10は操作部、10aは通路部、11は中キャップ、11aは第1の係合部、11b は第2の係合部である。
【0012】 ここで、缶容器1上部の筒状部分1bには、缶容器1の開口部1aの縁部分と アルミ等で形成された組付キャップ6の天井部分6aとの間に弁筒4の鍔部4a を挟んだ状態で、組付キャップ6が嵌め込まれるとともに、この組付キャップ6 の外周面をかしめることにより、筒状部分1bの外周面に形成された凹部1aと 組付キャップ6のかしめ部6bが係合して両者が一体となるようにしている。
【0013】 そして、開口部1aと天井部分6aとの間に鍔部4aが挟まれた状態の弁筒4 は、その内部に、コイルスプリング3aで上方に付勢された吸上げパイプ3を設 置するとともに、缶容器1内と弁筒4内とを連通させる吸上げパイプ4bを備え 、これら各部材一体としてバルブ構造体2を形成している。なお、ステム3は、 組付キャップ6から突出した状態となっている。
【0014】 このとき、鍔部4aと天井部分6aとの間、鍔部4aと開口部1aとの間にそ れぞれパッキン5,5aを設置するとともに、このパッキン5,5aに押し付け るようにセットすることにより缶容器1内の気密を維持するようにしており、さ らに、パッキン5aは、ステム3のオリフィス3bを非使用状態において閉塞す るようにしている。
【0015】 ここで、操作用キャップ7は、プラスチックで形成されるとともに周面部分7 aと上面部分7bとからなり、周面部分7a内側の、下部には環状凹部7dを、 上部には複数の係止片7cをそれぞれ形成し、また、上面部分7bには通路部10 aを持つ操作部10を設けるとともに、この操作部10のまわりにスリット8を形成 し、操作部10が支点9の部分で操作用キャップ7と接続されるようにしている。 これにより、操作部10は、支点9を軸として回動可能な状態となっている。
【0016】 また、中キャップ11は変形可能な材質(例えばプラスチック等の合成樹脂)で 形成されるとともに、その内周面には第1の係合部11aを、その外周面の下端に は第2の係合部11bを設けている。なお、中キャップ11の外径寸法は、操作用キ ャップ7の周面部分7aの内径寸法と略同一に形成されている。
【0017】 そして、操作用キャップ7の周面部分7aに中キャップ11を嵌め込み、第2の 係合部11bを環状凹部7dに入り込ませることにより両者が一体化させる。この とき、中キャップ11の上面は、周面部分7aの内側部分に形成された係止片7c に受け止められた状態となっている。
【0018】 次に、この一体化した中キャップ11の内側に組付キャップ6を嵌め込んで凹状 のかしめ部6bに当該中キャップ11の第1の係合部11aを係止させることにより 、操作用キャップ7を缶容器1に取り付けられるようにしている。このとき、ス テム3の出口3c部分が操作部10の通路部10aの一部に入り込んでステム3と通 路部10aとは連通状態となる。
【0019】 ここで、組付キャップ6の外径寸法が基準値からずれている場合、例えば全体 的に基準値より大きい場合やその周方向に基準値より大きい部分と小さい部分と が混在している場合などには、このずれに応じて中キャップ11が変形することに より、基準値からの前記ずれがないときと同じように、その第1の係合部11a及 び第2の係合部11bはそれぞれかしめ部6b及び環状凹部7dと確実に係合する ことになる。
【0020】 次に、操作用キャップ7がセットされた状態で、図1の矢印に示すように、操 作部10を押し下げると、この操作部10は支点9を軸として回動し、この回動に伴 ってステム3をコイルスプリング3aの付勢に抗して下方に移動させる。そして 、このステム3の下動によりパッキン5aで塞がれていたオリフィス3bが弁筒 4内に露出し、ステム3と弁筒4とを連通させることになる。
【0021】 したがって、缶容器1に収納されている内容物は、内部圧力によって吸上げパ イプ4b−弁筒4−オリフィス3b−ステム3−出口3c−通路部10aを介して 外部に放出されることになる。なお、操作部10を押し下げから開放すると、ステ ム3がコイルスプリング3aにより上動することに伴って操作部10も支点9を軸 として回動し、元の非使用状態の位置に戻るようになっている。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、缶容器の開口部に至る筒状部分にかしめ処理などで固着される組付 キャップの周面部分と操作用キャップの周面部分との間に、それぞれのキャップ に係合する中キャップを設けているため、当該筒状部分などの外径寸法に所定範 囲のばらつきがある場合にもこの中キャップの変形によって組付キャップに対す る操作用キャップの取り付けをガタのない確実なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、缶容器用キャップ群の実施例を説明
する断面図である。
【図2】操作用キャップおよび中キャップを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1・・・缶容器 1a・・開口部 1b・・筒状部分 1c・・凹部 2・・・バルブ構造体 3・・・ステム 3a・・コイルスプリング 3b・・オリフィス 3c・・出口 4・・・弁筒 4a・・鍔部 4b・・吸上げパイプ 5,5a・・パッキン 6・・・組付キャップ 6a・・天井部分 6b・・かしめ部 7・・・操作用キャップ 7a・・周面部分 7b・・上面部分 7c・・係止片 7d・・環状凹部 8・・・スリット 9・・・支点 10・・・操作部 10a・・通路部 11・・・中キャップ 11a・・第1の係合部 11b・・第2の係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その天井部分(6a)と缶容器(1) 上面の開
    口部(1a)の縁部分とでステム(3) や弁筒(4) からなるバ
    ルブ構造体(2) の一部を挟み込むとともに、その内周面
    が缶容器(1) の当該開口部(1a)に至る筒状部分(1b)の外
    周面に係合する組付キャップ(6) と、 この組付キャップ(6) に対応した筒状の周面部分(7a)と
    これに続く上面部分(7b)とを持ち、当該上面部分(7b)に
    は、所定範囲にわたるスリット(8) により分離されると
    ともに所定部を支点(9) として回動可能な操作部(10)お
    よび前記ステム(3) の出口(3c)から延びたかたちの通路
    部(10a) が形成されている操作用キャップ(7) と、 前記組付キャップ(6) および前記操作用キャップ(7) そ
    れぞれの周面部分の間に設けられ、前者の外周面に対す
    る第1の係合部(11a) および後者の内周面に対する第2
    の係合部(11b) を持つ筒状の中キャップ(11)とからな
    り、 この中キャップ(11)の変形により、前記缶容器(1) の前
    記筒状部分(1b)の径寸法のばらつきに対応できるように
    したことを特徴とする缶容器用キャップ群。
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