JPH0672591U - ざぶとん・クッション・枕の干し袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ざぶとん・クッション・枕を干す目
的のための袋である。立体型に干せるようにしたので、
数多く干しても場所を取らず、両面への日当たりも良
く、風通しも良い。風に吹き飛ばされる心配もなく、裏
返すなどの手間も省け、出し入れも容易で、収納時も場
所をとらない。汚れた場合も洗濯でき、清潔である。 【構成】布（１）に、留め具（２）、ゴム（３）、吊り
紐（４）、補助紐（５）を付け、２つ折にし、留め具
（２）をとめ、袋状にし、吊り紐（４）を竿に通し干
す。また、掛け具を用いる場合は、補助紐（５）を補助
紐用留め具（６）に留め、補助紐（５）を掛け具に掛け
干す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ざぶとん・クッション・枕を干すことに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、窓を開けて敷居の上に置いたり、車の上、自転車の上など物の上に 置いたり、ベランダの手すりの上に不安定な形で干していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の干し方では、風に飛ばされたり、落下し汚れてしまったり、窓を開け て干した場合は、留守にできない。数多く干した場合は、平面型に置くため 多くの場所を必要とし、又、片面ずつしか日が当たらないために、裏返すな どの手間がかかるという欠点があった。本考案は、これらの欠点を解決する ために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

布（１）の両側に開閉が容易にできる留め具（２）を設ける。上部及び下部 の中央にゴム（３）を付け、ゴム（３）を付けた外側よりそれぞれ吊り紐（ ４）を付ける。２本の吊り紐（４）の中央から中央へ、補助紐（５）を付け る。補助紐（５）は、片側は縫い付け、片側は取り外しできる補助紐用留め 具を付ける。留め具（２）、ゴム（３）、吊り紐（４）、補助紐（５）、補 助紐用留め具（６）を取り付けた布（１）を２つ折りにし、留め具（２）を 留めて袋状にする。以上の構成からなるざぶとん・クッション・枕の干し袋

【０００５】

【作用】

留め具（２）ゴム（３）吊り紐（４）補助紐（５）補助紐用留め具（６）を 取り付けた布（１）を平らに置き、布（１）の上半分にざぶとんを置く。次 に下半分を折り返し両側の留め具（２）を留め袋状にする。クッション、枕 など小さい物は、先に留め具（２）を留め袋状にし上部より入れる。干すも のを入れた干し袋の吊り紐（４）を物干し竿に直接通して干す。このように 干すことにより、竿に対し縦型、すなわちハンガーで洗濯物を干したときと 同じ状態になる。又、竿に直接通さずに、Ｓ字などの掛け具を竿にかけ、掛 け具に本考案の袋を掛ける場合は、干す物を袋の中に入れてから、補助紐（ ５）を補助紐用留め具（６）に留め、補助紐（５）を掛け具にかける。この 様にすることにより、竿に直接通したときと同様に縦型に干せる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 イ、布（１）の材質は、網目状のものなど、風及び日光を通すものを用いる ４辺を補強の目的で綿テープ（７）などを、布（１）と重ね縫いをする ロ、補強した４辺のうち対面する２辺に留め具（２）を２セットずつ取り付 ける。留め具（２）は、袋状にしたときに両端を固定するため及びざぶ とん、クッション、枕の落下防止のために付けるものであるので、開閉 が容易で、なおかつ、外れにくいスナップボタン、マジックテープなど が良い。 ハ、留め具（２）をつけていない２辺の中央部には、ざぶとん、クッション 枕を入れたときにたるみがでない様にするために、１辺の３分の１程度 の長さのゴム（３）を縫いつける。 ニ、ゴム（３）をつけた２辺のゴム（３）部外側に吊り紐（４）をつける。 ホ、２本の吊り紐（４）の中央から中央へ、補助紐（５）をつける。補助紐 （５）は、片側は縫い付け、片側は補助紐用留め具（６）をつける。 ヘ、補助紐用留め具（６）は、取り外しが容易であり、ざぶとん、クッショ ン、枕の重みで外れてしまわない物が良い。片側を縫い付けるのは、補 助紐（５）を紛失しないため、片側を取り外し出来る様にするのは、ざ ぶとん、クッション、枕を入れるときに、布（１）を平面状に広げ、入 れやすくするためである。 本案は以上のような構造でこれを使用するときは、留め具（２）ゴム（３） 吊り紐（４）補助紐（５）補助紐用留め具（６）を取り付けた布（１）を平 面状に置き、布（１）の上半分にざぶとん・クッション・枕のいずれかを置 く。次に下半分を折り返し両側の留め具（２）を留め袋状にする。 尚、クッション、枕などの小さいものは、先に留め具（２）を留めて袋状に し、上部より入れても良い。又、ダブルサイズの枕など長いものは、留め具 （２）の上部のみを留め、下部は外しておく。次に、吊り紐（４）を直接物 干し竿に通す。このように干すことにより、竿に対し縦型であり、ハンガー で洗濯物を干すときのように、立体型で数多く干すことができる。これを第 １実施例とする。第２実施例は、物干し竿を固定し、容易に竿に通せない場 合は、Ｓ字型掛け具などを用いて、干すものを袋の中に入れてから、補助紐 （５）を補助紐用留め具（６）にとめ、補助紐（５）を掛け具にかける。こ のようにすると、直接竿に通した場合のように縦型になり、立体的になる。 ベランダの手すりなどにかける場合もＳ字型掛け具を用いて吊り紐（４）に 掛けて干してもよい。以上が本考案の実施例である。

【０００７】

【考案の効果】

本案は、試作して使用した結果、立体型であるので、数多く干しても場所を 取らず、両面に日が良く当たり、風通しも良く、風に吹き飛ばされる心配も ない。又、裏返すなどの手間も省け、出し入れも容易であり、袋の収納時も 小さくなり場所をとらない。汚れた場合も洗濯できるので清潔である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図

【図２】本考案の斜視図

【図３】本考案の正面図

【図４】本考案の実施例１を示す斜視図

【図５】本考案の実施例１を示す斜視図

【図６】本考案の実施例２を示す斜視図

【符号の説明】

１ 布 ２ 留め具 ３ ゴム ４ 吊り紐 ５ 補助紐 ６ 補助紐用留め具 ７ 綿テープ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】布（１）を２つ折りにし両側に開閉できる
   留め具（２）を設け、上部２辺の中央部にゴム（３）を
   付けゴム（３）外側より吊り紐（４）を付け、吊り紐
   （４）の中間に補助紐（５）を付けたざぶとん・クッシ
   ョン・枕の干し袋。