JPH0672403U

JPH0672403U - 靴の中敷

Info

Publication number: JPH0672403U
Application number: JP2012393U
Authority: JP
Inventors: 忠四郎栗田
Original assignee: 忠四郎栗田
Priority date: 1993-03-26
Filing date: 1993-03-26
Publication date: 1994-10-11

Abstract

(57)【要約】【目的】着用者の健康増進用靴の中敷を提供する。【構成】人体の足裏に存在するツボに対応する位置
に、凹凸状突部群（７）を形成した靴の中敷（１）であ
る。着用者が靴の内部に収納して、歩行すれば、凹凸状
突部群（７）は足裏の対応するツボを刺激するので、血
行をよくして、健康増進に役立つ。又凹凸状突部群を形
成しない空所（２）〜（６）を肉薄にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この出願の考案は靴の中敷に関する。詳説すれば、靴の中に入れて用いる健康中敷に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より用いられているこの種の靴の中敷には各種のものが存在する。例えば水虫の予防のために、中敷にセルロイドの薄板を用い、これに碁板面に孔を穿ち、碁板面の交叉する線上に小さい突起物を突起させたものがある（実公昭２５− ３３３７号）。また熱可塑性合成樹脂のシート上面に無数の柔軟な針状体を密植形成し、且つ通気貫孔を穿設し、上面シートと熱可塑性である下面シートとの中間にポリウレタンフォームのような熱可塑性合成樹脂の通気性弾性体の中間層を介在させ、これらの周縁を適宜の非溶着遊離部材が形成されるように加熱溶着して一体化した履物の中敷がある（実公昭４７−１４９９３号）。又全体をゴム製にして全面に無数の小孔を穿ち、裏面に無数の突起を設け、且つ本体の表面は下部よりも硬質のゴムとして緊張性を与え、下部は軟質弾性を与えた靴の中敷の構造が開示されている（実公昭２７−４２４５号）。

【０００３】

【考案の解決すべき課題】

前述の従来例の靴の中敷は、いづれも履物中に収容したときに、通風をよくして足のむれを防いだり、足より発生する汗を吸収して水虫等の発生をおさえたり、又は着用者の足の疲労を防ぎ、快適な履き心地のよい中敷を提供することを目的としている。然るに着用することにより、着用者の身体の健康を促進することを目的とした靴の中敷は見当らない。この出願の考案に係る靴の中敷は着用者の健康促進の効果を呈するように工夫されたものである。以下その構成について概説する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】着用した場合、足裏のツボを押圧刺激できるように、ツボに対応する上面個所に凹凸状突部群を形成した靴の中敷である。

【０００５】

【作用】

上面に足裏のツボに対応するような工夫がしてあるから、着用者がこの中敷を内部に収容した靴を履いて歩行すれば、ツボは凹凸状突部群により適宜の刺激を受け、ツボと関連する内臓の血行ををよくし、健康維持に寄与する。

【０００６】

【実施例】

以下添付図面を参照して、本考案に係る靴の中敷について説明する。図１は人体の左足裏に針灸治療に用いられているツボの位置を示す。これらのツボは長年に渉り東洋医学において研究され、これらのツボを刺激することにより、これらのツボに関係ある内臓器に影響を与えて健康状態を維持できるものとされている。本図においては、各内臓に対するツボ約１８個の位置が表示されている。例えば親指の下には大腸、肺臓、脳下垂体、肝臓に関係あるツボが、その他の指には胃腸、心臓、小腸、肝臓等に関係あるツボ、その他人間身体の重要な内臓器に関連する多数のツボが足裏全体に渉って存在することが図示してある。そこで、歩行中にこれらのツボを押圧刺激することにより、健康維持促進をすることができるように工夫されたのが本考案に係る靴の中敷である。図２は中敷で、図１のツボに対応するように作成した中敷１の表面図である。白丸で抜いてある部分２〜６はツボの存在しない個所である。その他の個所には、各ツボに接触して足裏の対応するツボを押圧するため凹凸状突部群７を、図１に図示するツボ群と対応する位置に形成する。そこで前記の中敷１を靴の中へ収容しておき、この靴を履いて、歩行すれば、足裏のツボは中敷１の対応する凹凸状突部群７上に位置するので、歩行者の体重により足裏のツボ部分は中敷の凹凸状突部群７上で押圧され、ツボ部分は刺激を受ける。すなわち、本考案に係る中敷１を入れた靴を履いて歩行する毎に、足裏のツボは中敷１の凹凸状突部群７による適宜の刺激を受け、これらの刺激はツボに関連する内臓器へ伝えられる。これらの適宜の刺激は、血液の循環をよくして、内臓の働きを活性化して健康増進に役立つ。又凹凸状突部群７を設けてない空所２〜６の部分を肉薄に形成しておけば、履物内に収容して使用した場合には通風を良好にするから、衛生的である。

【０００７】

【効果】

本考案に係る中敷を靴又は履物内に収容して、歩行者が適度の運動をすれば、歩行者の足裏のツボは中敷の凹凸状突部群へ押圧されて、適宜の刺激が与えられ、ツボに関係ある内臓の血行を促し、歩行者の健康を維持増進するという効果を呈する。

【図面の簡単な説明】

【図１】人の足裏のツボの位置を示す平面図。

【図２】本考案に係る中敷の上面図。

【符号の説明】

１中敷２〜６空所７凹凸状突部群

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】着用した場合に、足裏に存在するツボを
押圧刺激できるようにツボに対応する上面個所に凹凸状
突部群を形成したことを特徴とする靴の中敷。
【請求項２】請求項１において、合成樹脂等により作
成した靴の中敷。
【請求項３】請求項１又は２において、凹凸状突部群
を形成しない空所を肉薄に構成したことを特徴とする靴
の中敷。