JPH0672389B2 - 洗浄水定量装置を有する抄紙機におけるフラットスクリーンの粕排出装置 - Google Patents

洗浄水定量装置を有する抄紙機におけるフラットスクリーンの粕排出装置

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JPH0672389B2
JPH0672389B2 JP2314592A JP2314592A JPH0672389B2 JP H0672389 B2 JPH0672389 B2 JP H0672389B2 JP 2314592 A JP2314592 A JP 2314592A JP 2314592 A JP2314592 A JP 2314592A JP H0672389 B2 JPH0672389 B2 JP H0672389B2
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washing
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screen
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隆治 ▲高▼塚
博 長谷川
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大蔵省印刷局長
株式会社山川機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は製紙工業における抄紙
機の工程の直前において、抄紙機に流入する紙料の精選
のために設置される、フラットスクリーンのスクリーン
プレート上に、分離された粕をスクリーンプレート面を
洗浄しつつ自動的に排出する粕排出と、その洗浄水量を
常に一定にして紙料濃度の変動を防止する技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、抄紙機の工程の直前のフラットス
クリーンにおいては、洗浄水の使用によって紙料濃度に
変化を来すことを避けるため、スクリーンプレート上の
分離粕は手作業によりシャベルによって掬い取っている
のが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の分離粕
掬い取り法では、人手によるため作業性が悪いばかり
か、この作業はスクリーンプレートのスリットに粕を押
込んで、スリットの目詰まりを起こす要因となるという
問題があった。この発明は噴水シャワーによってスクリ
ーンプレート面を洗浄しながら、スクリーンプレート上
の分離粕を自動的に排出し、あわせてシャワーの噴出動
作を自動プログラム化するとともに、スクリーンに加注
される噴水量を一定量として、紙料濃度の変動を防止す
る装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の粕排出装置は、フラットスクリーンのスク
リーンプレート面に沿って、往復動する洗浄シャワーパ
イプからの噴水によって、スクリーンプレート面の分離
粕をスクリーン本体枠に開口した粕排出口から機外に自
動排出させる。洗浄シャワーパイプからの噴水は粕排出
方向に移動中のみ噴水し、戻り動作中は粕を呼び戻した
り、スリットに押込むことになるので噴水を停止させ
る。また洗浄シャワーによる粕排出動作は、スクリーン
プレート上に溜る分離粕の状態に応じて行うことが必要
で過剰洗浄は良質繊維の排出を伴うので、待機時間を設
けて往復動作を停止させその間は噴水を停止させる。さ
らにスクリーンプレートに対する噴水角度も、スクリー
ンプレートに粕を押込めることがなく、また粕排出に適
した角度を保つようにする。また洗浄シャワーの往復動
作は、スクリーン周辺は作業条件やシャワー水の飛沫な
どによって常に湿潤な雰囲気にあり、またスクリーン内
を洗浄するときはスクリーン本体枠を開閉させるが、そ
の作業に際して機械部品の取外しなどの手数を避けるた
め、電動機やチェーンなどによる機械的な機構を避け
て、この発明は空気圧で作動する長尺ケーブルシリンダ
ーによってそれを行わせる。また洗浄水定量装置を設け
る。これは洗浄シャワーパイプからの噴水は前述のよう
に間欠的となるので、紙料濃度が脈動的に変化し、結果
的に抄造紙の坪量のばらつきを招くことになる。そのた
めこの発明においては、スクリーン流入側フローボック
ス上に泡消シャワーを設け、抄造トラブルの要因となる
紙料上面に発生した泡を消滅させるとともに、洗浄シャ
ワーパイプの噴水停止中は泡消シャワーから噴水させ、
そしてそれら両シャワーの単位時間当たりの噴出量を同
一、一定量とさせる。以上の粕排出装置、洗浄水定量装
置はともに自動連動して動作させ省力化を図る。
【0005】
【作用】洗浄シャワーパイプがスライドバー上を、スク
リーンプレート面に沿って待機側から粕排出口に向かっ
て噴水しつつ、移動してプレート面を洗浄するととも
に、粕を排出口に送り出して粕受樋から機外に排出す
る。戻り動作中や待機中は洗浄シャワーパイプの噴水は
停止し、スクリーン流入側フローボックス上部の泡消し
シャワーが代わって噴水する。また洗浄シャワーパイプ
の往復動速度は、作動源となる空気の供給管路上のスピ
ードコントローラーで調節し、さらに待機中は往復動作
を停止し、この待機時間はタイマーによって任意に設定
する。洗浄シャワーパイプの移動動作の往復切替えは、
ケーブルシリンダー両端に設けられる近接スイッチと、
洗浄シャワーパイプの移動用支持台とが近接した信号に
よって、ケーブルシリンダーと接続する空気管路上の空
気弁が、供給、排出の開閉位置を替えることによって行
う。また同じ信号によって給水管の切替弁が働き、洗浄
シャワーパイプと泡消シャワーの噴水が切替わり、それ
ぞれの噴水量は定量弁によって常に単位時間当たり一定
量を噴出するようにする。洗浄シャワーパイプの往復動
用ケーブルシリンダー動作や、泡消シャワーとの噴出切
替弁動作は全て制御盤内のシーケンサーによって一連し
て自動的に行う。
【0006】
【実施例】図1〜図4に示すところのこの発明の粕排出
装置は、(フラット)スクリーン本体枠(1) の上部外面
に、空気圧で作動する長尺のケーブルシリンダー(2) を
取り付け、そのケーブル(a) に洗浄シャワーパイプ(3)
の移動用支持台(4) を固着させ[図2参照]、移動用支
持台(4) をスクリーン本体枠(1) にブラケット(5)で固
着されているスライドバー(6) 上に、ころ(7),(8),(9)
を介して設ける[図4参照]。この移動用支持台(4) と
反対方向の、洗浄シャワーパイプ(3) 端部は、ころ(9)
でスライドバー(6')上にフリーな状態で載せて支持する
[図3参照]。洗浄シャワーパイプ(3) は洗浄シャワー
となる扇形ノズル(12)を有し、スクリーンプレート(11)
面に対して粕排出に適切で、また粕をスクリーンプレー
ト(11)のスリット(10)に押込まない角度を持たせて噴水
し、スクリーン本体枠(1) の一端に設ける粕排出口(b)
に粕を流出させ、流出された粕は粕受樋(13)で受けて排
出管(14)より機外に排出する[図1参照]。洗浄シャワ
ーパイプ(3) と給水管の接続は、ロータリージョイント
(15)を介してフレキシブルホース(16)で連結し、洗浄シ
ャワーパイプ(3) の往復動作を円滑にさせる[図3参
照]。ケーブルシリンダー(2) 両端部に近接スイッチ(1
7),(18) を設け、移動用支持台(4) と近接してケーブル
シリンダー(2) の往復動作切替信号を発し、ケーブルシ
リンダー(2)の操作用空気弁(19),(20) の開閉を切替え
る。(25),(25')はスピードコントローラーである[図2
参照]。また前述の図1に示すように紙料流入側(A) の
フローボックス(B) 上部に、泡消用噴霧シャワーとなる
泡消シャワー(21)を設ける。そして図3に示すように、
スクリーン清掃時において、スクリーン本体枠(1) を開
閉する際は、給水管、空気管及び電線の接続側に支点
(c) を設けて行う。つぎに図5の洗浄水定量装置におい
ては、給水管(d) 路上に定量弁(22)及び三方向自動切替
弁(23)を設け、三方向自動切替弁(23)以降を、それぞれ
洗浄シャワーパイプ(3) と、泡消シャワー(21)の泡消シ
ャワーパイプ(21') に接続する。三方向自動切替弁(23)
の切替動作は、前述の近接スイッチ(17),(18) の信号に
よって行う。制御盤(24)にはシーケンサー、タイマー、
操作用空気管系路の電磁切替弁などを設ける。この発明
はこのようにして洗浄シャワーパイプ(3) がスライドバ
ー(6),(6')上を、スクリーンプレート(11)面に沿って待
機位置(T) 側から粕排出口(b)に向かって噴水しつつ、
移動してスクリーンプレート(11)面を洗浄するととも
に、粕を粕排出口(b) に送り出して粕受樋(13)から機外
に排出する。
【0007】
【発明の効果】スクリーンの分離粕排出作業が手操作か
ら機械化されることにより、省力化が図れるとともに、
粕排出方法が噴水することによりスクリーンプレートの
スリットに粕を押込むことがなく、そしてスクリーンプ
レート面を常に自動洗浄できる。また洗浄シャワーパイ
プの移動機構は電動機やチェーンなどの機械的機構によ
らず、空気圧作動式ケーブルシリンダーによる機構を採
用したので、装置周辺の湿潤な雰囲気の影響を受けずに
済み、これは保全上有利である。また洗浄水定量装置を
設け、さらにスクリーン流入側フローボックス上に泡消
シャワーを設け、抄造トラブルの要因となる紙料上面に
発生した泡を消滅させるようにし、洗浄シャワーパイプ
の噴出停止中は泡消シャワーから噴水し、それら両シャ
ワーの単位時間当たりの噴出量を同一、一定量とさせた
ことにより、抄紙機に供給する紙料中に注水する量が、
常に一定量となるので紙料濃度を一定に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の要部の横断面図。
【図2】図1の右側面より見た説明図。
【図3】スクリーン本体枠の縦断面図。
【図4】移動用支持台の断面図。
【図5】この発明の洗浄水定量装置を示す図。
【符号の説明】
(1) スクリーン本体枠 (2) ケーブルシリンダー (3) 洗浄シャワーパイプ (4) 移動用支持台 (5) ブラケット (6) スライドバー (6') スライドバー (7) ころ (8) ころ (9) ころ (10) スリット (11) スクリーンプレート (12) 扇形ノズル (13) 粕受樋 (14) 排出管 (15) ロータリージョイント (16) フレキシブルホース (17) 近接スイッチ (18) 近接スイッチ (19) 空気弁 (20) 空気弁 (21) 泡消シャワー (21') 泡消シャワーパイプ (22) 定量弁 (23) 三方自動切替弁 (24) 制御盤 (25) スピードコントローラー (25') スピードコントローラー (A) 紙料流入側 (B) フローボックス (T) 待機位置 (a) ケーブル (b) 粕排出口 (c) 支点 (d) 給水管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄シャワーパイプと泡消シャワーを相
    互に切替え、定量弁によってフラットスクリーンに注水
    する量を一定に制御するようにした洗浄水定量装置を有
    し、ケーブルシリンダーで往復動される洗浄シャワーパ
    イプからの噴水によって、スクリーンプレート上を洗浄
    しつつ、分離粕を自動的に排出することを特徴とする洗
    浄水定量装置を有する抄紙機におけるフラットスクリー
    ンの粕排出装置。
JP2314592A 1992-01-13 1992-01-13 洗浄水定量装置を有する抄紙機におけるフラットスクリーンの粕排出装置 Expired - Lifetime JPH0672389B2 (ja)

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DE102010026831B4 (de) * 2010-07-12 2021-08-12 Paprima Industries Inc. Abflussvorrichtung für und Verfahren zum Abtransport von Schmutzpartikeln und Abwasser aus einem Reinigungskopf
CN109221894A (zh) * 2018-10-19 2019-01-18 佛山科学技术学院 一种菜籽粕化学脱毒装置

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