JPH0672212B2 - 担保証書印刷インキ - Google Patents

担保証書印刷インキ

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JPH0672212B2
JPH0672212B2 JP1106131A JP10613189A JPH0672212B2 JP H0672212 B2 JPH0672212 B2 JP H0672212B2 JP 1106131 A JP1106131 A JP 1106131A JP 10613189 A JP10613189 A JP 10613189A JP H0672212 B2 JPH0672212 B2 JP H0672212B2
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アモン アルベール
ブレイコルム アントン
デゴ ピエール
ロズメック オリビエ
ブレトラー アイム
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シクパ ホールディング ソシエテ アノニム
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/03Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder
    • C09D11/033Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder characterised by the solvent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
    • B41M3/14Security printing

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、印刷インキの分野に関する。更に詳細には、
本発明は揮発性物質を含み且つ小切手、株券、航空券、
銀行券などのような担保証書(証券)を印刷するための
彫刻スチールダイ印刷法に用いられる印刷インキに関す
る。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 担保証書は印刷する必要がある。これらの印刷物は、極
めて高品質のものであり且つ偽造や模造の危険のないも
のでなければならない。
担保証書は、一般的には特殊な沈み彫り印刷法によって
印刷される。一般的な用語としての「沈み彫り印刷」と
いう用語は、印刷インキ保持表面、典型的には印刷シリ
ンダーまたは印刷プレートであって、印刷される模様を
彫刻し且つこれらの彫刻に印刷基材に転写して証書を作
成するための印刷インキを満たしているものを用いるこ
とから成っている。本発明に用いられる「沈み彫り印
刷」という用語は、クロムメッキして彫刻スチールまた
はニッケルプレートまたはシリンダーを用いる彫刻スチ
ールダイ印刷法としてのみ定義すべきものであり、周知
の写真凹版またはグラビア印刷法を包含しないものとす
る。
更に、本発明は、全く別のインキ組成物の概念を必要と
する従来のグラビア印刷用の低粘度印刷インキに関する
ものではない。本発明は、むしろ彫刻スチールダイ印刷
用のペースト状の印刷インキに関する。
彫刻スチールダイ回転式印刷では、印刷シリンダーへ異
なる色のインキのパターンを転写する1個以上の型板イ
ンキシリンダーによって、回転式彫刻スチールシリンダ
ーにインキを供給する。次に、印刷シリンダーの無地表
面上の過剰のインキを、希釈した水性水酸化ナトリウム
を拭きとられる過剰のインキの乳化媒質として用いてプ
ラスチゾルで被覆した回転式ワイパーシリンダーまたは
紙/キャラコ拭き取り装置によって拭きとる。次いで、
印刷シリンダーの彫刻中の印刷パターンを、最大500バ
ールまでの圧の下で、シートまたはウェブ状の紙または
プラスチック材料でもよい印刷される物質上に転写す
る。これらの工程と彫刻スチールダイ印刷に用いられる
装置とは、当該技術分野において既知である。
彫刻スチールダイ法によって新式の現在用いられている
シートを供給したプレスまたはウェブ装置に担保証書を
印刷するのに用いられる印刷インキの主要な要件は、次
の通りである。
印刷シリンダーへのインキの転写時および印刷時におけ
る精確なレオロジー特性、 PVC−プラスチゾルまたはゴム拭き取りシリンダーによ
るダイ表面の非印刷面積からの印刷インキの容易且つ定
量的な拭き取り可能性(拭き取り性)、 0.1〜1%苛性ソーダ水溶液または純水による拭き取り
シリンダーの清掃の容易さ(洗浄性)、 印刷の時点までのインキローラー上でのインキの安定性
(これは印刷工程中における揮発性物質の蒸発の制御を
意味する)、 印刷から24時間後またはそれぞれ印刷の直後に最大200
ミクロンの厚さを有する印刷フィルムを担持しているシ
ートまたはウェブを更に処理することができるフィルム
形成特性、 非オフセット性、すなわち (例えば、ダブリュ・アール・グレース・アンド・カン
パニー(W.R. Grace & Co.)製のTEC装置から供給され
る)熱風乾燥装置を用いるウェブ印刷の場合には、最大
200ミクロンまでの彫刻を用いるとき最大150m/分までの
ウェブ速度を確保しなければならない。
シートを供給したプレスでは、印刷物および彫刻の深さ
によって、500から10,000枚のシートを綴込みせずに印
刷の直後に積み重ねで段積みしなければならない。
通貨および偽造に関する第5回国際会議、1969年におい
て国際刑事警察機構(INTERPOL)Eによって確立された
設計またはP−88−214(TN)第M5節に記載の彫刻およ
び印刷局の試験法による印刷の顕著な化学的および機械
的耐性。
典型的には、担保証書用の従来の彫刻スチールダイ印刷
インキは、下記の組成を有する(総ての百分率はインキ
の総重量に対する重量百分率である)。
酸化反応によって重合または硬化 可能な不飽和油樹脂性化合物 20〜40% CaCO3、BaSO4、TiO2またはケ イ酸アルミニウムのような増量剤 10〜60% 有機および/または無機有色顔料 1〜30% 揮発性有機溶媒 15〜30% および少量の重合開始剤、硬化剤および他の補助剤。
本出願人は、過去20年間前記の材料の創作および製造に
積極的に従事してきた。例えば、彫刻スチールダイ印刷
プレスのいわゆる「トリクロロエチレン拭き取り凹版印
刷インキ」から1%NaOHおよび1%スルホン化ヒマシ油
を含む溶液でPVC拭き取りローラーから容易に取り除く
ことができる凹版インキを用いる「水拭き取り技法」へ
の移行は、譲受人であるシクパ・エスエイ(Sicpa SA)
によって整えられ且つ極めて大きな影響を受けた。この
変化により、塩素化炭化水素のような毒性の高い溶媒を
用いる必要がなくなったのであり、環境保護における大
きな進歩と考えられる。
用いられる揮発性有機溶媒は、典型的には沸点が約180
゜から約300℃の範囲の鉱油(炭化水素)と低分子グリ
コールエーテルとの混合物である。
彫刻ダイ印刷用の印刷インキ中の揮発性有機物質の濃度
を減少させる試みは既に行われてきた。例えば、米国特
許第4,764,215号明細書(ルドルフ(Rudolph))には、
通常の水拭き取り型凹版インキに乾性油石鹸、すなわち
金属水酸化物、トリエタノールアミンのようなヒドロキ
シルアミンおよび乾性油の組合わせを配合することが示
唆されている。このような乾性油石鹸の製造の唯一の実
施例には金属水酸化物が開示されておらず、これらの乾
性油石鹸はヒドロキシルアミンによるミセル形成に抗し
て安定化した不飽和脂肪酸の金属石鹸であると考えられ
る。これらの石鹸は低分子化合物または組成物であるこ
とは確かである。
これらの石鹸は印刷インキの炭化水素溶媒含量を減少さ
せるのに有効であることがあるが、本出願人はこれらの
石鹸が極めて少量の水も安定に配合することができない
ことを見出した。更に、溶媒含量を減少させてまたは減
少させずに前記の乾性油石鹸を10〜60重量%の量で含む
印刷インキは、印刷後に10日間経過した後であっても十
分には乾燥しない。これらのインキはアルカリの作用に
対する抵抗性を持たず、一般的な耐性または堅牢性は十
分ではない。
それ故、溶媒含量が減少しているが更に多量の溶媒を含
有するインキと同様にまたはそれよりも良好に作用する
印刷インキが必要とされている。
[課題を解決するための手段および作用] ほとんどの国において、環境保護法のために最早有機溶
媒はほとんど使用することができなくなっている。
印刷産業においては、溶媒は印刷/乾燥装置から放出さ
れる排出気流から回収することができなかったりまたは
完全には回収することができないことがある。環境空気
および印刷所の空気も、したがって溶媒蒸気によって汚
染されている。典型的には彫刻スチールダイ印刷に用い
られる高沸点鉱油、グリコールエーテルなどの溶媒は、
人の健康にとって危険であると考えられる。
それ故、本発明の第一且つ主要な目的は、有機溶媒の量
が著しく減少し且つ任意に部分的にまたは全部が水で置
き換えられた彫刻スチールダイ印刷インキを提供するこ
とである。
本発明のもう一つの目的は、揮発性有機溶媒を約15重量
%より多量には含まず特に12重量%未満しか含まない彫
刻スチールダイ印刷インキを提供することである。
本発明の更にもう一つの目的は、有機溶媒を基剤とした
インキの特徴である加工性および印刷結果に関する総て
の要件を満たす担保証書を印刷するための彫刻スチール
ダイ印刷インキを提供することである。
本発明のもう一つのの目的は、苛性ソーダの極めて希釈
した溶液中または純水中でも完全に乳化することができ
る彫刻スチールダイ印刷インキを提供することである。
本発明の更にもう一つの目的は、プラスチゾル拭き取り
シリンダーまたは紙/キャラコ拭き取り装置によって定
温でクロムメッキしたニッケルシリンダーまたはプレー
トから容易に拭き取ることができる彫刻スチールダイ印
刷インキを提供することである。本発明の更にもう一つ
の目的は、シートを供給したプレスに良好な非オフセッ
ト特性を付与して深く彫刻したプレートを用いるときに
段積み可能なシートの数を増加することができる彫刻ス
チールダイ印刷インキを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、空気温度が100から180℃の
熱風乾燥装置を用いるときに印刷速度を最大150m/分ま
で増加することができるウェブプレスに用いられるスチ
ールダイ印刷インキを提供することである。更にもう一
つの本発明の目的は、強打および屈曲に対して改良され
た機械的抵抗性を有し且つゼラチンまたはPVOHサイジン
グを担持する高度に特種化した銀行券用紙に対して際立
った接着性を有する彫刻スチールダイ印刷インキを提供
することである。
上記の目的およびその他の目的は、最も広い見地では、
印刷インキ中の揮発性有機溶媒の量を典型的には必ずし
も水の導入によってではなくしてインキの総重量に関し
て約15重量%以下まで減少させることを特徴とする本発
明によって達成される。
これは、従来の組成物中の油樹脂性化合物の一部をイオ
ン性または非イオン性を有する極性基の存在によるある
程度の親水性を有する樹脂性物質に代えることによって
可能となった。詳細については後記することにする。従
来のインキの良好にバランスをとった総合的な組成物の
樹脂相を変更するときには、印刷が極めて困難となり且
つ担保証書上に得られた印刷物の特徴が受容不可能にな
ることが予想されるので、このことは意外なことであっ
た。
本発明の印刷インキは、溶媒濃度が現在用いられている
インキに比較して減少していることを特徴とする組成物
を意図するものである。この溶媒の減少は、それとして
すなわち印刷インキ中に以前よりも少ない溶媒を配合す
るかまたは既知のインキに通常用いられる有機溶媒体の
量の一部を水で置換することで、或いはこれらの2種類
の方法の組合わせによって達成してもよい、 本出願人は、最初に、彫刻スチールダイ印刷用の印刷イ
ンキの溶媒含量を、揮発性有機溶媒の量の差を水で置き
換えることによりまたは低分子量の公知の界面活性剤
(tensides)または石鹸、すなわち陰イオン性、非イオ
ン性または陽イオン性の界面活性剤を加えることによっ
て減少させることを試みた。しかしながら、これらの試
みは、印刷物の必要とされる化学的耐性、乾燥特性およ
び非オフセット特性が得られず且つインキ中で水を安定
させることが不可能であったので、不成功に終わった。
次に、彫刻スチールダイ印刷の方法に一般的に用いられ
ている水性清掃組成物によって拭き取りシリンダーから
のインキの除去を促進させる試みにおいて、意外なこと
には幾らかの弱い親水性を有する従来の彫刻スチールダ
イ印刷インキの油樹脂性成分を部分的にまたは全部を親
水性の高分子界面活性剤(macromolecular surface act
ive agent)または異なる化学的性質を有する界面活性
剤によって置き換えることができることを見出した。こ
れらの高分子界面活性剤は、単独でフィルム形成剤とな
るものでなければならない。それらは、インキのフィル
ム形成性樹脂と混和性であり且つインキを物理的および
化学的に乾燥した後には親水性のほとんどを解放すべき
である。このような親水性を強制的に喪失して最終的な
プリントの必要とされる化学的耐性を確保することがで
きるようにするフィルム形成反応はオキシ重合(oxypol
ymerisation)、ポリマー間中和および三次元的相互浸
透性網状構造の形成であることも見出した。これらの高
分子界面活性剤は、重合、重付加または重縮合によって
得ることができる。それらの合成は当該技術分野におい
て周知であり、本発明に属さない。
本発明によって用いられる親水性の高分子界面活性剤
は、非イオン性、陰イオン性または陽イオン性並びに双
性イオン性の界面活性剤である。これらの高分子に結合
した官能基は、例えばカルボン酸またはスルホン酸基、
ヒドロキシル基、エーテル基または第一級、第二級、第
三級または第四級アミノ基である。酸基は、アミン、ア
ルカノールアミンまたは好ましくは無機塩基またはこれ
らの組み合わせを用いて中和してもよい、第一級、第二
級、第三級または第四級アミノ基は、スルホン酸、ギ
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸などのような無機または有
機酸で中和してもよい。
双性イオン性化合物は、等しい数の酸性および塩基性基
から成る。
本発明において用いられる「高分子界面活性剤」という
用語は、例えばエム・ビー・ローゼン(M.B.Rosen)著
「界面活性剤と界面現象」(ジョン・ウィリー・アンド
・サンズ(John Wiley & Sons)、1978年に定義された
通りであると理解すべきであるが、単に保護コロイドと
して作用するこの定義を越える物質をも含むことがあ
る。これらの物質はインキ配合物の最大約30重量%まで
の濃度で用いてもよく、且つ固形物または液体として存
在するインキの多数の成分の表面および界面で作用す
る。
本発明によって用いられる高分子界面活性剤は、1,000
から150,000まで、好ましくは3,000から20,000までの範
囲の重量平均分子量を有する。それらは、下記の界面活
性剤のクラスおよびそれらの混合物から選択してもよ
い。詳細には、下記の界面活性剤の群が好ましい。
(A)非イオン性高分子界面活性剤、 (B)陰イオン性高分子界面活性剤、 (C)陽イオン性高分子界面活性剤、 (D)群(B)および(C)の等量または非等量混合
物、 (E)群(A)の高分子界面活性剤と群(B)の高分子
界面活性剤との混合物、 (F)群(A)の高分子界面活性剤と群(B)または
(C)の高分子界面活性剤との混合物、および (G)非イオン性、陰イオン性または陽イオン性のモノ
マー性界面活性剤を有する高分子界面活性剤。
特定の高分子界面活性剤組成物の正確な選択は特定のイ
ンキ組成物によって変わり、当業者により若干且つ単純
な試験によって容易に決定することができる。
本発明のインキに用いることができる高分子界面活性剤
の例は、次の通りである。
陰イオン性高分子界面活性剤 これらの物質は、下記のポリマーを有機または無機塩基
で中和することによって得られる。
(1) 不飽和植物油に対するフマル酸または無水マレ
イン酸の付加反応生成物、フェノール樹脂と植物油の付
加物、またはポリブタジエン型樹脂(酸価:10〜250mgHO
H/g樹脂)、ポリアミド、ポリエーテル。
(2) アルキド樹脂および改質アルキド樹脂(フェノ
ール、エポキシ、ウレタン、シリコーン、アクリル酸ま
たはビニル改質アルキド樹脂)。酸価は10〜150mgKOH/g
樹脂である。
(3) カルボン酸基を有するエポキシ樹脂および改質
エポキシ樹脂。酸価は30〜200mgKOH/g樹脂である。
(4) 飽和ポリエステル樹脂および改質した飽和ポリ
エステル樹脂(酸価:50〜250mgKOH/g樹脂)。
(5) 2〜100%のアクリル酸および/またはメタク
リル酸および/またはマレイン酸および/またはスチレ
ンスルホン酸を有するポリマーおよびコポリマー(酸
価:20〜150mgKOH/g樹脂)。
(6) ロジンおよびロジンエステル基と植物油および
/またはフェノール型樹脂との縮合反応生成物。
(7) 陰イオン型セルロースエーテル。
非イオン性高分子界面活性剤 (1) ポリエーテルまたはポリアミン部分を有するブ
ロックコポリマー。
(2) 酢酸ビニルおよび異なる分子量および加水分解
度を有する他のビニルモノマーを基剤としたコポリマ
ー。
(3) ポリエーテルおよびアミンとポリエーテルとの
付加物。
(4) ポリアミン。
(5) アクリルアミド型ポリマーまたはコポリマー。
(6) 多糖類および非イオン性セルロース誘導体。
陽イオン性高分子界面活性剤 (1) 第三級または第二級アミノ基を有するエポキシ
樹脂または改質エポキシ樹脂の塩。
(2) 第二級第三級ポリアミンの塩。
これらの高分子界面活性剤を一般的に用いられる僅かに
親水性である油樹脂性化合物の一部または全部を置換す
る本発明のインキに配合すると、数種類の新たな効果が
見出された。
第一に、通常用いられる量の割合の揮発性有機溶媒の代
わりに比較的多量の水をインキに配合して、インキの総
重量の最大30%までの水を含むことができるようにする
ことができる。(下記にあげる総ての百分率は、特に断
らないかぎり印刷インキの総重量に関するものであ
る。)高分子界面活性剤は配合される水の可溶化剤また
は混和促進剤として働くものと思われる。同時に、上記
したように、典型的には20から30%である有機溶媒の量
を15%以下の水準或いは12重量%から10重量%以下まで
も低下させることができた。
ポリマー間中和に伴う陽イオン性および陰イオン性高分
子界面活性剤の混合物を用いると、インキマトリックス
中での水を安定化させ、彫刻スチールダイ印刷法につい
ての必要なレオロジーを得るのに貢献するものと思われ
る。
第二に、印刷の前に彫刻スチールダイの非像部分から過
剰のインキを拭い去るプラスチゾルまたはゴムで被覆し
た拭き取りシリンダーを清掃するのに用いられる水性水
酸化ナトリウム溶液の濃度を著しく減少させることがで
きることを意外にも見出した。例えば、0.3から1%NaO
Hの水性水酸化ナトリウム溶液を典型的に用いるときに
は、この量を約0.1重量%まで減少させてもよく、また
はこの溶液を脱イオン水で置き換えてもよい。本発明の
この利点により、危険で且つ高価な物質の消費が減少
し、溶液の腐蝕性を少なくなる。
第三に、ほとんどの場合に、インキに添加される本発明
の高分子親水性界面活性剤の症状および粘度によって、
インキ中の溶媒の量を水を添加せずに減少させることが
できることを見出した。この事実は極めて意外なもので
あり、着色力を一層高め且つ補助結合剤として働く油樹
脂性化合物の間の相互作用を減少させる高分子フィルム
形成界面活性剤の特定の顔料湿潤性によって説明するこ
とができる。場合によっては、溶媒含量の少ない水不含
印刷インキのレオロジーおよび粘度を改良するときに
は、高沸点炭化水素を部分的に適当なグリコールエーテ
ルまたは他の溶媒によって置き換え、および/または極
めて高分子の油樹脂性成分の含量を若干減少させるべき
である。
第四に、前記高分子界面活性剤を用いて、クレーン・ア
ンド・カンパニー、ポータルス・リミテド(Crane & C
o., Portals Ltd.)、アールジョマリ、ルイーゼンター
ル、および他の特殊な会社が製造した高度に特種化した
銀行券級の紙への硬化したインキフィルムの結合を改良
することができることが確かめられた。
更に、水が存在すると、印刷後に溶媒相の解放が促進さ
れて、紙上へのインキの沈澱が促進されて後にむしろ粘
着性のない固形物が残ることも見出された。これによっ
て、印刷の直後に段積み可能なシートの数を増加させ、
またはウェブプレス上での装置速度を最大150m/分まで
それぞれ増加させることができる。更に意外なことに
は、紙を間挿することを全く必要としない。
デ・ラ・ルエ・ギオリ(De La Rue Giori)の名称での
ケーニッヒ・ウント・バウエル(Koenig & Bauer)、
ヴュルツブルグ、西ドイツ製のスーパーインタグリオカ
ラー(Superintagliocolor)8またはノタ(Nota)ウェ
ブプレスのような典型的な印刷装置での実験室規模での
検討と印刷試験では、フィルム形成高分子界面活性剤の
型および量を慎重に選択することによりプレス上でのイ
ンキの安定性が決定されることが明らかに示された。
紙シートを印刷しまたは紙ウェブを連続的に印刷するた
めに、本発明のインキは最大20重量%までの溶媒相を含
み、その1重量%から約8重量%は水であって残りは有
機溶媒であり、有機溶媒の総量はインキの15重量%以下
であり、好ましくは12重量%以下である。
紙シートを印刷するには、本発明の別の種類のインキは
最大30重量%までの溶媒相を含み、その約8重量%から
約20重量%が水であって残りは有機溶媒であり、有機溶
媒の総量はインキの12重量%以下であり、好ましくは10
重量%未満である。
紙ウェブの連続印刷では、本発明のインキは最大35%ま
での溶媒相を含み、その約8重量%から約30重量%まで
は水であって残りは有機溶媒であり、有機溶媒の総量は
インキの重量の15%以下であり、好ましくは12%以下、
最も好ましくは5%以下である。
本発明の印刷インキの中に含まれる、油樹脂性成分を含
有するプリント形成性インキ固形物は、印刷そして溶媒
および/または水の除去後に、印刷物上に残って印刷パ
ターンを形成する基本的に全ての固形物であり、一般的
には、化学的および/または物理的に乾燥した油樹脂性
成分(インキ結合剤)、顔料、任意的には可塑剤および
その他の補助成分を含む。
本発明のインキは、一般的には次のようにして調製され
る。総ての部は重量部である。
10〜80部、好ましくは10〜40部、更に具体的には15部の
油樹脂性インキ結合剤(I)を、10〜60部、好ましくは
20部の前記のクラス(A)〜(G)から選択されるフィ
ルム形成高分子界面活性剤と混合して、インキ基剤(I
I)を形成させ、顔料およびエキステンダーの磨砕に用
いる。
20〜50部のこの基剤(II)を、例えばビューラー(Bueh
ler)(スイス)またはモルテニ(Molteni)、(イタリ
ア)製のような蝶形ミキサー上で予備混合する。
次に、この予備混合したペーストを、例えばビューラー
(Buehler)(スイス)製の三本ロールミルのような磨
砕装置または連続作動ボールまたはビーズミル、例えば
フリマ(Fryma)(ラインフェルデン、スイス)製のコ
バル・ミルMS50のような任意の他の磨砕装置に移す。10
ミクロン未満の粉末度が得られたならば、直ちに磨砕工
程を停止する。次いで、この顔料ペーストをフォールラ
ト(Vollrath)(西ドイツ)製のフォールラト(Vollra
th)VEEX 80のような重質ミキサーに移して、脱イオン
水およびワックス化合物、乾燥触媒、酸化防止剤および
印刷インキ組成物において有用であることが知られてい
る他の成分のようなな他のインキ添加物を任意に導入す
る。
製造工程は、分散した空気を取り除くために0.01から0.
1バールの真空下での30から40分間の混合操作で終了す
る。この段階において、ペーストインキを品質保証の受
験室へ送り、色特性、レオロジーおよび印刷性能の最終
検査を受ける。必要な装置は従来の印刷インキの場合と
同じであり、本明細書において記載する必要はない。
一般的には、彫刻スチールダイ印刷法用のこの新規な種
類の凹版インキの粘度は、40℃および専断速度1,000秒
-1で1〜15Pa.s、更に具体的には3〜8Pa.sである。
前記の方法で製造された含水凹版インキは−30から+50
℃の温度で1年より長期間安定な生成物である。
油樹脂性化合物(I)としては、中油乃至長油含量アル
キド樹脂、ビニル−アクリル酸、シロキサン、フェノー
ル樹脂またはウレタン改質アルキド樹脂、フェノール樹
脂またはロジンエステル基の植物油またはポリブタジエ
ン誘導体への付加生成物、鉱油可溶性コポリマー、エポ
キシド樹脂、脂肪酸エステル基のエポキシドエステル基
または印刷インキ配合物に有用な任意の他のフィルム形
成性の従来の結合剤のような種類の樹脂を用いることが
できる。
本発明の彫刻スチールダイ印刷インキの残りの成分は、
油樹脂成分の量を減少し且つ油樹脂成分の一部として極
性相が存在し、最終プリントの化学的および機械的耐性
を変更せずにインキ系内で水を安定化することができる
ようにしたことを除いて実質的に従来知られていたイン
キの成分と同じである。これらの耐性の水準は、国際刑
事警察機構(INTERPOL)による通貨および偽造に関する
第5回国際会議によって厳密に推奨されてきた。
本発明は、印刷インキの揮発性有機溶媒の顔料を12重量
%、或いは10重量%の水準以下に減少させることができ
た最も厳格な法律にも適応することことができる。
下記の実施例は、本発明を更によく理解する目的でのみ
示すものである。これらの実施例は発明の範囲を限定す
るものではない。総ての部は重量部である。
[実施例] 実施例1 シートに供給した凹版インキ 第I部 高分子界面活性剤(ロジン改質フェノール型)の調製 ロジン改質フェノール樹脂60部を粗製のキリ油25部と22
0℃で2時間反応させる。次に、生成物を、(沸点範囲
が170〜260℃の)鉱油15部に溶解する。酸価は75〜90mg
KOH/g樹脂である。ガスクロマトグラフィ分析によって
測定した重量平均分子量は、2156g/モルである。最後
に、生成物を25%水酸化ナトリウムの水性溶液でpH8ま
で中和する。最終的な酸価は、10mgKOH/g樹脂より低
い。
第II部 水を含有するあい紙不要凹版インキを、下記の処方によ
って製造する。
乾燥剤および水を除く総ての成分を、モルテニ(Molten
i)ミキサー上で室温で20分間混合した後、3本ロール
ミル上で磨砕して粉末度を10ミクロンよりも小さくす
る。次いで、乾燥剤と水とを加えて、15分間混合し、モ
ルテニ(Molteni)ミキサー上で真空下で脱気する。イ
ンキの粘度は、40℃で10Pa.sであり、揮発性有機溶媒の
含量は8%を超過しない。このインキは、極めて容易な
拭き取り性、洗浄性、優れた非オフセット性を示し、24
時間で完全に乾燥する。これらのプリントは、優れた化
学的および機械的耐性を示す。
実施例2 シートを供給した凹版インキ 第I部 ポリオールとしてペンタエリスリトール、エチレングリ
コールおよびグリセロールモノアリルエーテル、多酸と
してイソフタル酸および無水マレイン酸、および脂肪酸
としてタル油脂肪酸を含むアルキド樹脂を220℃で酸価
が10mgKOH/gまでポリ縮合することによって調製する。
次に、生成物をメチルエチルケトンで希釈して、固形物
含量を60%とする。次いで、アクリル酸、ブチルメタク
リレートおよびベンゾイルペルオキシドを加え、混合物
を80℃〜120℃に3時間加熱する。メチルエチルケトン
を除去して、生成物を高沸点鉱油(マギー(Magie)50
0)で希釈して、固形物含量を80%とする。最終的な酸
価は40〜50mgKOH/g樹脂であり、ガスクロマトグラフィ
分析によって測定した重量平均分子量は約3,500g/モル
である。最後に、生成物を10%水酸化リチウム水性溶液
でpH7.5まで中和する。最終的な酸価は15mgKOH/gであ
る。
第II部 含水あい紙不要凹版インキを、下記の処方によって製造
する。
乾燥剤および水を除く総ての成分を、モルテニ(Molten
i)ミキサー上で室温で20分間混合した後、3本ロール
ミル上で磨砕して粉末度を10ミクロンよりも小さくす
る。次いで、乾燥剤と水とを加えて、15分間混合し、モ
ルテニ(Molteni)ミキサー上で真空下で脱気する。イ
ンキの粘度は、40℃で約8Pa.sであり、この生成物は優
れた機会性能を示し、担保証書の印刷のための総ての要
件を満たしている。
実施例3 熱硬化凹版インキ 第I部 高分子界面活性剤の調製。
カルボン酸基を有する中程度の長さのアルキド樹脂を、
ペンタエリスリトール、無水フタル酸および亜麻仁油脂
肪酸を220℃でポリ縮合して酸価を10mgKOH/g樹脂とした
後、更に無水フタル酸を150℃で添加して1時間反応さ
せて酸価を60mgKOH/g樹脂とすることによって合成す
る。次に、この生成物を高沸点鉱油(マギー(Magie)5
00)中で希釈して固形物含量を80%とする。ガスクロマ
トグラフィによって測定した重量平均分子量は、約3,00
0g/モルである。生成物を次に水酸化リチウムの20%水
性溶液で中和して、最終的なpHを8とする。
第II部 熱硬化性の含水凹版インキを、下記の処方にしたがって
製造する。
製造法は、実施例1に示したものと同じである。
本発明の新規なインキは、従来知られていたインキと同
様にして用いられる。それらは、銀行券、小切手、旅行
者用小切手、クレジットカード、スタンプ、株券、パス
ポート、航空券、印紙および偽造および模造に対する対
抗手段が必要であるかまたは望ましい同様な証書のよう
な担保証書の印刷に重要な組成物である。
上記の説明は、本発明の驚くべき組成物を明瞭に示して
いる。請求項に関する本発明の実施は、本発明の原理お
よび範囲から離反することなく当業者の知識より変更ま
たは改質してもよいことは明らかである。特に、印刷の
分野では、印刷インキの配合における多くの改質および
改良が可能である。しかしながら、かかる改質および改
良は本発明の保護の範囲を構成するものである。
フロントページの続き (72)発明者 オリビエ ロズメック スイス国シェイリイ,シェマン ドウ ド ウバン 52 (72)発明者 アイム ブレトラー スイス国ローザンヌ,シェマン ロベレア ズ 69 (56)参考文献 特公 昭55−17793(JP,B1) 米国特許4764215(US,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】彫刻スチールダイ印刷の方法による証書印
    刷用のペースト状の印刷インキであって、油樹脂性成分
    を含有するプリント形成性インキ固形物と印刷中または
    後に蒸発する少なくとも1種類の揮発性有機溶媒とから
    成り、前記のインキ固形物が前記の油樹脂性成分の一部
    の代わりに、少なくとも1,000の重量平均分子量を有す
    るフィルム形成性高分子性の親水性界面活性組成物を含
    有し、前記の界面活性組成物と前記の油樹脂性成分の重
    量比が(10〜60):(10〜80)の範囲にあり、且つ前記
    の揮発性有機溶媒の量が印刷インキの総重量の約15重量
    %未満でありインキが最大約30重量%の水を含有するこ
    とを特徴とする、前記の印刷インキ。
  2. 【請求項2】油樹脂性成分を含有するプリント形成性イ
    ンキ固形物と印刷中または後に蒸発する少なくとも1種
    類の揮発性有機溶媒とから成る彫刻スチールダイ印刷イ
    ンキで印刷した印刷物であって、前記のインキ固形物が
    前記の油樹脂性成分の一部の代わりに、少なくとも1,00
    0の重量平均分子量を有するフィルム形成性高分子性の
    親水性界面活性組成物を含有し且つ前記の界面活性組成
    物と前記の油樹脂性成分の重量比が(10〜60):(10〜
    80)の範囲にあることを特徴とする、前記の印刷物。
  3. 【請求項3】彫刻スチールダイ印刷による証書の印刷法
    であって、油樹脂性成分を含有するプリント形成性イン
    キ固形物と印刷中または後に蒸発する少なくとも1種類
    の揮発性有機溶媒とから成り、前記のインキ固形物が前
    記の油樹脂性成分の一部の代わりに、少なくとも1,000
    の重量平均分子量を有するフィルム形成性高分子性の親
    水性界面活性組成物を含有し、前記の界面活性組成物と
    前記の油樹脂性成分の重量比が(10〜60):(10〜80)
    の範囲にあり、且つ前記の揮発性有機溶媒の量が印刷イ
    ンキの総重量の約15重量%未満でありインキが最大約30
    重量%の水を含有することを特徴とする印刷インキを用
    い、且つ印刷した証書に白紙を間挿せずに印刷操作を行
    うことを特徴とする前記の印刷法。
  4. 【請求項4】油樹脂性化合物、増量剤、顔料および揮発
    性有機溶媒から成る、彫刻スチールダイ印刷用のペース
    ト状の証券印刷インキであって、前記の揮発性有機溶媒
    の量がインキの15重量%未満であり、前記の油樹脂性化
    合物の一部が1,000〜150,000の重量平均分子量を有する
    フィルム形成性高分子性の親水性界面活性剤によって置
    き換えられており、前記のインキが40℃およびせん断速
    度1,000秒-1で1〜15Pa・sの粘度を有し、前記の界面
    活性剤と前記の油樹脂性化合物の重量比が(10〜60):
    (10〜80)の範囲にあり、且つインキが最大約30重量%
    の水を含有することを特徴とする、前記のペースト状の
    証券印刷インキ。
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