JPH0672194B2 - 射出融着性及び光沢良好な熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

射出融着性及び光沢良好な熱可塑性エラストマー組成物

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JPH0672194B2
JPH0672194B2 JP59027350A JP2735084A JPH0672194B2 JP H0672194 B2 JPH0672194 B2 JP H0672194B2 JP 59027350 A JP59027350 A JP 59027350A JP 2735084 A JP2735084 A JP 2735084A JP H0672194 B2 JPH0672194 B2 JP H0672194B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱可塑性エラストマー組成物に関するもので、
より詳細には、エチレン−α−オレフィン系非晶質共重
合体及びプロピレン−1−ブテン低結晶質共重合体を主
成分としてなり、両成分が動的に熱処理されて部分的に
架橋されていることを特徴とする射出融着性及び光沢性
に優れた熱可塑性エラストマー組成物に関する。
(従来の技術) オレフィン系熱可塑性エラストマーは加硫ゴムと類似の
エラストマー性を示す一方、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂と同等の成形性を示すことを利用
して通常の樹脂と同様に成形され、成形物は主としてエ
ラストマー性が要求される用途である自動車のバンパ
ー、外装モール、ウインドシールドガスケット、エンブ
レムや内装用の表皮材シートとして、また建材用のガス
ケット等に使用され始めている。
上記用途の中、特に加硫ゴムに類似の性質が要求される
自動車のウインドシールドガスケットや建材用の各種ガ
スケット等の分野に使用されるべきオレフィン系熱可塑
性エラストマーは通常のオレフィン系熱可塑性エラスト
マー中のエチレン−α−オレフィン系共重合体エラスト
マー成分の含有量を増やすことにより得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この様にして得られた柔軟性に富む熱可塑性エ
ラストマーは融解時の流動性に乏しく、複雑な形状が要
求される自動車のウインドシールガスケットや建材用の
ガスケット等の成形物を射出成形によって直接に成形す
ることは難かしい。
一方、この軟質の熱可塑性エラストマーは良好な異形成
形性を備えているので、その性質を利用して押出成形に
より上記物品を成形する方策が考えられるが、この場合
には異形押出された成形物の端部同志の接合が必要にな
る。
この接合を行なうには、2以上の接合されるべき押出成
形品を割型内に設置し、両成形品の端部間に融着性の良
好な熱可塑性エラストマーを割型内に射出注入して両者
を融着することが好ましい。
処が、多くの場合に、熱可塑性エラストマーの押出成形
品を上記方法によって接合しても、実用に供し得る強度
で接合を行なうことは難かしい。この問題を解決する方
策として、本出願人は接合されるべき上記押出成形品の
端部を割型内で予熱することによる接合強度の向上法を
既に出願した(特願昭55−105670号)。
本発明者等は上記のような予備加熱を行なわずとも、熱
可塑性エラストマー製押出成形品の端部同志を射出融着
し得る方法に関して鋭意研究の結果、以下に示す組成物
を割型内の2個以上の熱可塑性エラストマー製押出成形
品の端部間に装入することにより、実用に供し得る強度
で接合された成形品が得られることを見出し、本発明を
完成した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、エチレン・α−オレフィン系非晶質共
重合体(a)40乃至90重量部およびプロピレン単位に対
する1−ブテン単位の含有モル比が55/45乃至85/15、X
−線回折法により測定した結晶化度が10乃至30%のプロ
ピレン・1−ブテン低結晶質共重合体(b)60乃至10重
量部から主としてなり、これら両成分は有機過酸化物の
存在下に動的に熱処理されて、部分的に架橋されている
ことを特徴とするオレフィン系熱可塑性エラストマー成
形体の射出融着接合用熱可塑性エラストマー組成物が提
供される。
〔作用〕
本発明の熱可塑性エラストマー組成物はエチレン−α−
オレフィン系非晶質共重合体(a)にプロピレン−1−
ブテン低結晶質共重合体(b)が、組合せ配合され、こ
れらが有機過酸化物の存在下に動的に熱処理され部分的
に架橋されているものであって、このように上記特定
(a),(b)成分の共重合体が組合せ配合されかつ両
者が部分的に架橋された構造の本発明の組成物は、たと
えばエチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)等のオ
レフィン系熱可塑性エラストマーの有するゴム弾性、柔
軟性等のエラストマー特性と同程度の諸特性を保持して
いるだけでなく、上記オレフィン系熱可塑性エラストマ
ーとの接着性がきわめて優れたものとなり且つ組成物成
形後の成形体の表面光沢が優れたものとなるのである。
又、融解時の流動性も改善され、たとえば前記したよう
に割型内への射出注入が可能である。
本発明の組成物が上記した優れた諸特性を示す理由は、
未だはっきりと解明されたわけではないが、本発明の
(a),(b)成分が共に非晶質乃至低結晶性の共重合
体であること、上記オレフィン系熱可塑性エラストマー
と化学構造が類似していること、等のため、オレフィン
系熱可塑性エラストマーとの溶融融着性が良好であり、
又(a)成分のα−オレフィン連鎖部分或は不飽和結合
部分と(b)成分のプロピレン連鎖部分とが動的熱処理
時に有機過酸化物等の作用により直接あるいは架橋剤モ
ノマーを介して互いに適当な間隔をおいて部分的に架橋
結合するため、適当な弾性、柔軟性を有する組成物とな
るのではないかと考えられる。
又(b)成分としてプロピレン−1−ブテン共重合体が
配合されていることが、組成物の表面光沢の向上に寄与
しているものと考えられる。
〔好適実施態様〕
本発明の(a)成分であるエチレン−α−オレフィン系
非晶質共重合体とはエチレンとα−オレフィンとの二元
共重合体又はこれらに更に第三成分として非共役ジエン
類、例えば1,4−ヘキサジエン等の脂肪族ジエン、ジシ
クロペンタジエン、5−エチリデンノルボルネン、5−
メチレンノルボルネン、5−ビニルノルボルネン等の脂
環族ジエンを加えた三元共重合体であって、X線回折法
により測定した結晶化度が20%以下のものをいう。
二元共重合体のエチレン単位含有量は通常30〜95モル
%、好ましくは50〜85モル%、残りはα−オレフィンで
あり、メルトフローレート(190℃)は通常0.1〜120g/1
0min、好ましくは0.1〜20g/10min、メルトフローレート
(230℃)は通常0.1〜200g/10min、好ましくは0.1〜50g
/10min、ヨウ素価は通常1以下である。
三元共重合体のエチレン単位含有量は通常30〜95モル
%、好ましくは50〜85モル%、α−オレフィン単位含有
量は通常5〜70モル%、好ましくは15〜50モル%、非共
役ジエン単位含有量は通常1〜10モル%、好ましくは3
〜6モル%でありムーニー粘度〔ML1+4(100℃)〕は通
常5〜200、好ましくは40〜120、ヨウ素価は通常1〜5
0、好ましくは、5〜30である。
好ましい二元共重合体はエチレン−プロピレン共重合体
(EPM)又はエチレン−1−ブテン共重合体(EBM)であ
って、エチレン単位含有量50〜95モル%、結晶化度20%
以下、メルトフローレート(190℃)0.1〜20g/10mm、
(230℃)0.1〜50g/minのものである。
好ましい三元共重合体はエチレン−プロピレン−ジシク
ロペンタジエン共重合体もしくはエチレン−プロピレン
−2−エチリデン−5−ノルボルネン共重合体又はエチ
レン−1−ブテン−ジシクロペンタジエン共重合体もし
くはエチレン−1−ブテン−2−エチリデン−5−ノル
ボルネン共重合体であって、エチレン単位含有量50〜95
モル%、プロピレン単位又は1−ブテン単位含有量5〜
50モル%、残りが非共役ジエン、結晶化度20%以下、ム
ーニー粘度ML1+4(100℃)40〜120、ヨウ素価5〜30の
ものである。
本発明組成物の(b)成分であるプロピレン−1−ブテ
ン低結晶質共重合体とはプロピレンと1−ブテン、との
共重合によって得られるものであって、プロピレン単位
含有量55〜85モル%、結晶化度10〜30%、メルトフロー
レート1〜40g/10minのものである。この様な共重合体
は例えば、特公昭57−11322号、57−36859号公報に記載
されている。
本発明組成物を製造する為に用いられるラジカル発生剤
である有機過酸化物は、各成分中で最も軟化しにくい重
合体成分の軟化点以上の温度域において分解するもので
あれば本発明の目的には十分である。
有機過酸化物としては、例えば次のものを挙げることが
できる。
芳香族系化合物としては、ジベンゾイルペルオキシド、
ジクミルペルオキシド、 1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベン
ゼン(商品名パーカドックス14)、脂肪族系化合物とし
ては、ジー−t−ブチルペルオキシド、ジラウロイルペ
ルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペ
ルオキシ)ヘキサン(商品名パーヘキサ25B)、2,5−ジ
メチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキセン
−3、2,5−ジメチル−2,5−ジメチル−2,5−ビス(t
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3(商品名パーヘキシ
ン)、芳香族と脂肪族との双方に属するものとして、ジ
(t−ブチルパーオキシ)パーベンゾエート、脂環族化
合物としては、p−メンタンペルオキシド等。
これらの中で好ましいものはビスペルオキシド系化合物
である。
本発明方法においてラジカル発生剤と共に用いられるこ
とのある2以上の重合性基を有するラジカル重合性単量
体としては、次のものを例示できる。
(d−1) 芳香族系化合物:ジビニルベンゼン(DV
B)、イソプロペニルスチレン、ジイソプロペニルベン
ゼン、 (d−2) 脂肪族系化合物:エチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、アク
リルメタリレート、 (d−3) 異節環族系化合物:トリアルリルイソシア
ヌレート。
これらの中でも好ましいものはp−ジビニルベンゼン及
びp−ジイソプロペニルベンゼンである。
また、部分架橋処理に際して、架橋助剤を用いてもよ
い。その例としては、p−キノンジオキシム、p,p′−
ジベンゾイルキノンジオキシム、N−メチル−N,4−ジ
ニトロソアニリン、ニトロベンゼン、ジフエニルグアニ
ジン、トリメチロールプロパン−N,N′−m−フエニレ
ンジマレイミド等を挙げることができる。
本発明の組成物を構成する各成分の使用量は次の通りで
ある。エチレン−α−オレフィン系非晶質共重合体
(a)40〜90重量部、プロピレン−1−ブテン低結晶質
共重合体(b)10〜60重量部であり、その和が100重量
部になる様に選ぶ。
ラジカル開始剤である有機過酸化物及び2以上の重合性
基を有するアジカル共重合性単量体の添加量は上記
(a)、(b)成分の合計量100重量部当りそれぞれ、
通常0.05〜3重量部、好ましくは0.1〜1重量部に選
ぶ。
本発明において、動的に熱処理するとは次の処理をい
う。
被処理ポリマー成分、すなわち、エチレン−α−オレフ
イン系非晶質共重合体(a)とプロピレン−1−ブテン
低結晶質共重合体(b)とを組合せ、これに有機過酸化
物もしくはこれと2以上の重合性基を有するラジカル重
合性単量体とを添加してなる系を融解状態で混練する。
勿論、プロピレン−1−ブテン低結晶質共重合体中に
は、ラジカル分解性のプロピレン連鎖が含まれているの
で、このプロピレン連鎖のラジカル分解性を利用して、
エチレン−α−オレフイン系非晶質共重合体(a)及び
プロピレン−1−ブテン低結晶質共重合体(b)をラジ
カル発生条件下に加熱混練して、両成分をプロピレン連
鎖を介して部分的に架橋させる方式でも差し支えない
が、前記したラジカル重合性単量体を架橋剤として添加
するのがより好ましい。
なお、ラジカル発生条件とは、単にラジアル発生剤を添
加して、それが分解してラジカルを発生する条件に留ら
ず、イオン化性放射線、電子線等の照射によってラジカ
ルが発生する条件をも包含する概念である。
混練は非開放型の装置中で行うことが好ましく、窒素ま
たは炭酸ガス等の不活性ガス雰囲気下で行うことが好ま
しい。その温度は使用有機過酸化物の半減期が1分間未
満となる温度、通常150〜280℃、好ましくは170〜240
℃、混練時間は通常1〜20分間、好ましくは3〜10分間
である。また、加えられる剪段力は剪段速度で通常10〜
104sec-1、好ましくは102〜103sec-1に選ぶ。
混練装置としては、ミキシングロール、インテンシブミ
キサー例えばバンバリーミキサー、ニーダー、一軸又は
二軸押出機等を用いるが非開放型のものが好ましい。
本発明の組成物には、更に軟化剤(別名伸展油又は可塑
剤)、カーボンブラック、ホワイトカーボン、その他の
物性改良剤、充填剤及び老化防止剤、酸化、耐候又は耐
光安定剤、加工助剤、帯電防止剤、顔料等を用途に応じ
て添加し得る。
参考例 1. エチレン含有率78モル%、ヨウ素価15、ムーニー粘度ML
1+4(100℃)70のエチレン−プロピレン−2−エチリデ
ン、5−ノルボルネン共重合体ゴム(以下EPDMと略す)
75部、メルト・フロー・レート(MFR)(230℃、2.16K
g)11、密度0.91の結晶質ポリプロピレン(以下PPと略
す)15部、イソブテン−イソプレン共重合ゴム(以下II
Rと略す)10部、酸化防止剤としてテトラキス〔メチレ
ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオネート〕メタン0.3部をバンバリーミキサーに
より窒素雰囲気下で、180℃、5分間混練した後、ロー
ルを通し、シートカッターによりペレットを製造した。
次に当該ペレットと1,3ビス(第三ブチルペルオキシイ
ソプロピル)ベンゼン0.3重量部をジビニルベンゼン0.5
重量部に溶解分散させた溶液とをヘンシエルミキサーに
より混合し、溶液をペレット表面に均一に付着させた。
次いでこのペレットを押出機で窒素雰囲気下210℃、滞
留時間5分間で押出し、動的に熱処理し、熱可塑性エラ
ストマーを得た。この熱可塑性エラストマーを射出成形
機を用いて成形し120×100×2mmのシートを得た。次い
でこのシートより幅25mmの試験片を切り出し長さ方向に
引っ張り破断時の応力を測定した処、40Kg/cm2であっ
た。また、その光沢(グロス)は8%であった。
実施例 1. エチレン含有率78モル%、ヨウ素価15、ムーニー粘度ML
1+4(100℃)70のエチレン−プロピレン−2−エチリデ
ン−5−ノルボルネン系のEPDM70部、プロピレン−1−
ブテン低結晶質共重合体ペレット〔プロピレン単位含有
率70モル%、MFR(230℃)7g/10min〕30部とテトラキス
〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート〕メタン0.3部をバンバリーミ
キサーにより窒素雰囲気下で、180℃、5分間混練した
後、ロールを通し、シートカッターによりペレットを製
造した。次に当該ペレットと100部と1,3ビス(第三ブチ
ルペルオキシイソプロピル)ベンゼン0.3重量部をジビ
ニルベンゼン0.5重量部に溶解分散させた溶液とをヘン
シエルミキサーにより混合し、溶液をペレット表面に均
一に付着させた。次いでこのペレットを押出機で窒素雰
囲気下210℃、滞留時間5分間で押出し、動的に熱処理
し、熱可塑性エラストマーを得た。この破断時強度を参
考例1の方法によって測定した処、90Kg/cm2であった。
参考例1で得られた射出成形シートを半分に切断し、当
該シートを成形した割型に装填した後実施例1の熱可塑
性エラストマーを射出溶着し両者間の接合強度を測定し
た。また溶着部の表面光沢をJISZ8741二基ずいて測定し
た。結果を表1に示す。
比較例 1. 実施例1において参考例1で得られた熱可塑性エラスト
マーを射出密着し接合強度を測定した。結果を表1に示
す。
表1から、本発明組成物は熱可塑性エラストマーからな
る成形体に強固に射出溶着し得ることが判る。
すなわち、実施例1における接合強度はシートの破断時
強度で評価して、28Kg/cm2であり比較例1における破断
時応力10Kg/cm2の約2倍に達しているばかりでなく、そ
の破断状態も一部材料破壊であることから、接合が単な
る粘着に留らず、接合部の両材料の融合にまで到ってい
ることが解る。
なお、参考例は単板の破断強度であるから、実施例の破
断強度が単板の当該値の70%に達していることは驚く程
強固な融着が異種材料間に形成されたことを示す証拠で
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/16 7107−4J (56)参考文献 特開 昭57−61038(JP,A) 特開 昭56−98247(JP,A) 特開 昭56−41238(JP,A) 特開 昭54−158451(JP,A) 特公 昭47−38537(JP,B1)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン・α−オレフィン系非晶質共重合
    体(a)40乃至90重量部およびプロピレン単位に対する
    1−ブテン単位の含有モル比が55/45乃至85/15、X線回
    折法により測定した結晶化度が10乃至30%のプロピレン
    ・1−ブテン低結晶質共重合体(b)60乃至10重量部か
    ら主としてなり、これら両成分は有機過酸化物の存在下
    に動的に熱処理されて、部分的に架橋されていることを
    特徴とするオレフィン系熱可塑性エラストマー成形体の
    射出融着接合用熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】前記−α−オレフィン系非晶質共重合体
    (a)が、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレ
    ン−1−ブテン共重合体ゴム或はエチレン・プロピレン
    −ジエン共重合体ゴムである特許請求の範囲(1)項記
    載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】前記プロピレン−1−ブテン低結晶質共重
    合体(b)がプロピレン単位含有量55乃至85モル%、メ
    ルトフローレート[MFR(230℃)]が1乃至40g/10mi
    n、X−回折線法によって測定した結晶化度が10乃至30
    %である特許請求の範囲第(1)項記載の熱可塑性エラ
    ストマー組成物。
  4. 【請求項4】前記(a),(b)成分が2以上の重合性
    官能基を有するラジラル重合性単量体を架橋剤成分とし
    て部分的に架橋されたものである特許請求の範囲第
    (1)項記載の熱可塑性エラストマー組成物。
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