JPH067202B2 - 光学製品の製造方法 - Google Patents

光学製品の製造方法

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JPH067202B2
JPH067202B2 JP60170578A JP17057885A JPH067202B2 JP H067202 B2 JPH067202 B2 JP H067202B2 JP 60170578 A JP60170578 A JP 60170578A JP 17057885 A JP17057885 A JP 17057885A JP H067202 B2 JPH067202 B2 JP H067202B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、親水性の表面を有し、かつその親水性の耐
久性が優れた光学製品の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ミラー、レンズ、ガラス、プリズムなどの多くの
光学製品は、気相で用いる場合には水滴付着による曇り
の防止性を有すること、水中などの液相で用いる場合に
は気泡付着の防止性を有することが望まれ、さらに油脂
類、タンパク質など(以下「油脂等」と記す。)により
汚れにくく、かつ油脂等の汚れた容易に除去できること
が望まれている。これらの性質を向上させるための有効
な方法の1つとして、光学製品の表面を親水化すること
が考えられる。
従来、光学製品の表面を親水化する方法としては、酸素
プラズマ中で光学製品の表面を酸化し、その表面を親水
化する方法が知られている。
また他の方法としては、酸化性の強い溶液中にポリマー
からなる光学製品を浸漬したり、光学製品となるポリマ
ー分子中に親水性官能基を導入することなどによって光
学製品の表面を化学的に変性する方法、ポリマーからな
る光学製品に紫外線を照射して、光学製品の表面を光酸
化する方法などが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、酸素プラズマによって得られる親水性
は、不安定であって経時変化を起こし、時間とともに親
水性が悪化する欠点がある。
また上記酸素プラズマ以外の方法では、親水化された光
学製品の光学特性が親水化処理前に比して変化したり、
付与された親水性が経時変化を起こすなどの欠点を有す
る。
さらに、単に光学部材の表面を親水化しただけでは、油
脂等の付着、固着もしくは堆積または光学部材中への吸
収を防止ことができないという欠点を有する。
以上のように、従来の技術では光学製品の表面に付与さ
れた親水性が経時変化したり、光学製品の表面に付着し
た油脂等が固着もしくは堆積し、または光学製品中に吸
収されることによってその光学特性が悪化するという問
題点がある。
さらに従来の技術では光学製品がコンタクトレンズであ
る場合は、充分な親水性が得られず、油脂等が付着して
装着時の視界が不良になり易く、また装着時に眼球上で
動きにくく、角膜への酸素の補給を妨げ、また光学製品
が眼内レンズである場合は、装着後に油脂等の吸着によ
り可視光線透過率が低下するという問題点もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、特定のガスを用いたプラズマによる重合によ
って上記問題点を解決し、経時変化のない優れた表面親
水性を有し、しかも、油脂等の付着、固着もしくは堆積
または光学製品中への吸収を防ぎ、光学特性の悪化しな
い光学製品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の光学製品の製造方法においては、光学製品を基
体としてその存在下に、飽和炭化水素と酸素とがモル比
で0.1〜10:1の割合で混合されてなる混合ガスを
用いてプラズマ重合を行い、前記光学製品の表面にプラ
ズマ重合による反応生成物よりなる親水性の薄膜(以下
「プラズマ重合膜」と記す。)を形成することを特徴と
する。
本発明に用いられる飽和炭化水素はプラズマ重合条件下
においてガス状の飽和炭化水素であり、例えばメタン、
エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタンなどの直鎖状飽和炭化水素、イソブタ
ン、イソペンタン、ネオペンタン、3−メチルペンタ
ン、イソヘキサン、2,2−ジメチルヘキサン、2,4
−ジメチルヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン、3,
3−ジメチルヘキサン、3,4−ジメチルヘキサン、
2,3−ジメチルヘプタン、2,4−ジメチルヘプタ
ン、2,5−ジメチルヘプタン、3,3−ジメチルヘプ
タン、3,4−ジメチルヘプタン、3,5−ジメチルヘ
プタン、4,4−ジメチルヘプタン、2,3,5−トリ
メチルヘキサン、2,2,4−トリメチルヘキサン、
2,2,5−トリメチルヘキサンなどの分岐状飽和炭化
水素、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン
などの環状飽和炭化水素が挙げられ、これらの飽和炭化
水素は1種単独でまたは2種以上組合わせて用いられ
る。
上記飽和炭化水素と酸素との混合比(飽和炭化水素/酸
素)は、モル比で通常0.1〜10、好ましくは0.2〜4であ
り、0.1未満であるとプラズマ重合膜の生成速度が遅
く実用性に乏しいとともにプラズマ重合膜の性能の耐久
性が悪くなり、また10を超えると親水性が不充分である
と同時に局所的に親水化されない個所が発生する場合が
ある。
さらに、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水、窒素、ア
ルゴン、ヘリウム、キセノン、ネオンなどの他のガスを
20モル%以下程度の割合で飽和炭化水素と酸素との混合
ガスに加えてもよい。
飽和炭化水素と酸素の混合ガスのプラズマによる重合条
件としては、例えば反応容器内の真空度、前記のガスの
流量、放電電力などについては、通常のプラズマによる
重合反応における条件と同様であり、特に限定されるも
のではないが、反応容器内の真空度としては1ミリTorr
〜10Torr、前記のガスの流量としては、反応容器の容量
が50の場合には、標準状態で1分間当たり0.1〜100cc
(STP)を例示することができる。
また放電電力は、プラズマの電子温度(特開昭54-13557
4号公報記載の方法によって測定することができる。)
が5千8万度となるように放電電力を調整するのが好ま
しい。5千度未満の場合、プラズマ重合膜が形成される
速度が遅いので実用性に乏しく、8万度を超えると、光
学製品の表面の親水性が場所によって不均一になり、ま
た耐久性も劣るようになる。さらに高い耐久性を光学製
9の表面に付与するためには、電子温度が5千〜6万度
となるように放電電力を調整する。プラズマによる重合
時間は、光学製品の表面上に形成すべきプラズマ重合膜
の生成の程度によって異なり、適宜調整する。
上記プラズマによる重合に用いる装置は、例えば第1図
に示すように、真空ポンプ(図示せず)に接続された反
応容器1の一端小径部にコイル2を設け、これに高周波
電源3を接続して成り、反応容器1内の支持台4上には
光学製品Sを保持し、反応容器1内を真空排気しなが
ら、ガス入口5を介して反応容器1内にガスを導入し、
前記コイル2に電源3から高周波電圧を印加して反応容
器1内にプラズマを発生せしめ、このプラズマを光学製
品Sの外面に作用せしめればよい。
あるいは第2図に示すように、ベルジヤーにより構成さ
れる反応容器10内に互に対向する一対の電極11,11'を設
け、その間に光学製品Sを保持し、電極11,11'間には例
えば交流電源12を接続してこれにより電極11,11'間にプ
ラズマを発生せしめ、このプラズマを光学製品Sの外面
に作用せしめるようにしてもよい。なお13は排気管、1
4,14'はガス導入管である。
またプラズマによる重合のための装置としては、第1図
および第2図に示したものに限られることなく、例えば
プラズマ発生のためのエネルギー源が、直流または交流
の何れの電源であってもよい。交流の場合には低周波、
高周波またはマイクロ波の何れの周波数のものであって
もよい。ここでマイクロ波の場合の増幅器とプラズマ系
とのカップリング方法はハシゴ型またはキャビティー型
のいずれでもよい。さらにプラズマ発生用電極の型、す
なわち誘導型、容量型などについても、何ら制限される
ものではない。
プラズマ重合膜の厚さについては、特に限定するもので
はないが、通常は1〜5000Å程度の厚さであればよく、
したがってプラズマ重合時間は短くてすみ、例えば約10
分間程度でもよい。
また本発明においては、飽和炭化水素化合物と酸素との
混合ガスを用いて、プラズマ重合を行い、光学製品の表
面に該プラズマ重合膜を形成する前に、光学製品の表面
を、例えば(イ)炭化水素、ハロゲン化炭化水素、含窒
化合物、含イオウ化合物、含ケイ素化合物、フッ素、フ
ッ素化合物、希ガスなどのプラズマにより処理する方
法、または(ロ)フッ素、フッ素化合物などにより処理
する方法で前処理することもでき、この前処理によっ
て、光学製品の表面は、油脂等の付着、固着もしくは堆
積または吸収の防止性が高くなるとともに、より高い親
水性を有するようになる。
上記処理方法(イ)における炭化水素としては、前記飽
和炭化水素と同様の化合物、エチレン、プロピレン、イ
ソブチレン、2−メチル−2−ブテン、2,3−ジメチ
ル−2−ブテン、1−ブテン、3−ヘキセン、2−エチ
ル−1−ブテン、3−エチル−3−ヘキセン、3,4−
ジエチル−3−ヘキセン、1,3−ブタジエン、1,
3,5−ヘキサトリエン、2−ビニル−1,3−ブタジ
エン、3−ビニル−1,3,5−ヘキサトリエン、3,
4−ジビニル−1,3,5−ヘキサトリエン、2−ペン
テン、2−メチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−2
−ペンテン、3−メチル−3−ヘキセン、3−エチル−
2−ペンテン、3−メチル−4−エチル−3−ヘキセ
ン、2−メチル−3−エチル−2−ペンテン、2,3−
ジメチル−3−ヘキセン、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、4−メチ
ル−1,3−ペンタジエン、3,4−ジメチル−1,3
−ペンタジエン、3−メチル−1,3,5−ヘキサトリ
エン、3−ビニル−1,3−ペンタジエン、3−メチル
−4−ビニル−1,3,5−ヘキサトリエン、3−ビニ
ル−4−メチル−1,3−ペンタジエン、3,4−ジメ
チル−1,3,5−ヘキサトリエン、1,3−ヘキサジ
エン、2−エチル−1,3−ブタジエン、3−エチル−
1,3−ヘキサジエン、4−エチル−1,3−ヘキサジ
エン、3,4−ジエチル−1,3−ヘキサジエン、3−
ビニル−1,3−ヘキサジエン、3−エチル−1,3,
5−ヘキサトリエン、3−エチル−4−ビニル−1,
3,5−ヘキサトリエン、3,4−ジエチル−1,3,
5−ヘキサトリエン、3−ビニル−4−エチル−1,3
−ヘキサジエン、3−メチル−1,3−ヘキサジエン、
4−メチル−1,3−ヘキサジエン、3−エチル−1,
3−ペンタジエン、3−エチル−4−メチル−1,3−
ペンタジエン、3,4−ジメチル−1,3−ヘキサジエ
ン、3−メチル−4−エチル−1,3−ヘキサジエン、
3−エチル−4−メチル−1,3−ヘキサジエン、3−
メチル−4−エチル−1,3,5−ヘキサトリエン、3
−ビニル−4−メチル−1,3−ヘキサジエン、1,4
−ペンタジエン、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼ
ン、プロピルベンゼン、クメン、ブチルベンゼン、キシ
レン、エチルトルエン、シメン、ジエチルベンゼン、ト
ルメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、スチレン、
メチルスチレン、アリルベンゼン、ジビニルベンゼン、
1−フェニル−1,3−ブタジエン、シクロペンテン、
シクロペンタジエン、フルベン、シクロヘキセン、メチ
ルシクロヘキセン、シクロヘキサジエン、シクロブテ
ン、シクロオクタテトラエン、メンテン、リモネン、ジ
−ペンテン、テルピノレン、テルペネン、フェランドレ
ン、シルベストレン、カレン、ピネン、ボルネン、アセ
チレンなどを、 ハロゲン化炭化水素としては、モルフルオロエチレン、
ジフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、テトラフ
ルオロエチレン、モノクロロエチレン、ジクロロエチレ
ン、トリクロロモノフルオロエチレン、ジクロロフルオ
ロエチレン、モノクロロトリフルオロエチレン、ジクロ
ロモノフルオロエチレン、モノクロロモノフルオロエチ
レン、ヘキサフルオロプロペン、ヘキサフルオロ−1,
3−ブタジエン、2,3−ジクロロヘキサフルオロ−2
−ブテン、ヘキサフルオロ−2−ブチン、ヘキサフルオ
ロシクロブテン、ジクロロヘキサフルオロシクロブテ
ン、パーフルオロシクロペンテン、パーフルオロベンゼ
ン、パーフルオロトルエン、モノフルオロメタン、ジフ
ルオロメタン、トリフルオロメタン、テトラフルオロメ
タン、モノクロロメタン、ジクロロメタン、トリクロロ
メタン、テトラクロロメタン、モノフルオロジクロロメ
タン、モノフルオロエタン、モノフルオロエタン、テト
ラフルオロエタン、ペンタフルオロエタン、ヘキサフル
オロエタン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、ヘ
キサクロロエタン、ジフルオロジクロロエタン、トリフ
ルオロトリクロロエタン、モノフルオロプロパン、トリ
フルオロプロパン、ペンタフルオロプロパン、パーフル
オロプロパン、ジクロロプロパン、テトラクロロプロパ
ン、ヘキサクロロプロパン、パークロロプロパン、ジフ
ルオロジクロロプロパン、テトラフルオロジクロロプロ
パン、モノフルオロn−ブタン、トリフルオロn−ブタ
ン、テトラフルオロn−ブタン、オクタフルオロn−ブ
タン、ジフルオロn−ブタン、モノフルオロイソブタ
ン、ジフルオロイソブタン、ペンタフルオロイソブタ
ン、テトラクロロn−ブタン、ジクロロイソブタン、テ
トラクロロイソブタン、モノフルオロジクロロn−ブタ
ン、ジフルオロジクロロイソブタン、テトラフルオロジ
クロロイソブタン、ブロモメタン、メチレンブロミド、
ブロモホルム、四臭化炭素、テトラブロモエタン、ペン
タブロモエタン、メチルヨード、ジヨードメタン、ヘキ
サフルオロシクロプロパン、オクタフルオロシクロブタ
ン、テトラフルオロシクロブタン、パーフルオロシクロ
ペンタンなどを、 含窒素化合物としては、メチルアミン、ジメチルアミ
ン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、n−プロピルアミン、sec-ブチ
ルアミン、tert−ブチルアミン、イソプロピルアミン、
n−ブチルアミン、イソブチルアミン、エチレンイミ
ン、ピロリジン、ピペリジン、ピリジン、エチレンジア
ミン、シクロヘキシルアミン、アニリン、アリルアミ
ン、ピリミジン、アクリロニトリル、プロピオニトリル
などを、 含イオウ化合物としては、メチルメルカプタン、エチル
メルカプタン、n−プロピルメルカプタン、イソプロピ
ルメルカプタン、メチルエチルスルフィド、チオアセト
フェノン、ジメチルスルフィドなどを、 含ケイ素化合物としては、メチルジクロロシラン、メチ
ルトリクロロシラン、ジメチルクロロシラン、ジメチル
ジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、エチルトリ
クロロシラン、n−プロピルトリクロロシラン、n−ブ
チルトリクロロシラン、イソブチルトリクロロシラン、
ジエチルジクロロシラン、ジエチルシラン、ジエチルメ
チルシラン、エチルトリメチルシラン、ジエチルジメチ
ルシラン、トリエチルクロロシラン、トリエチルシラ
ン、テトラメチルシラン、テトラエチルシラン、3,
3,3−トリフルオロプロピルトリクロロシラン、シア
ノエチルトリクロロシラン、3−ブロモプロピルトリク
ロロシラン、アミノメチルトリメチルシラン、アリルト
リクロロシラン、メチルビニルジクロロシラン、アリル
メチルジクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、
エチニルトリメチルシラン、アリルトリメチルシラン、
ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン、テトラメチルジシロキサンなどを、 希ガスとしては、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノ
ンなどを、 フッ素化合物としては、フッ化窒素、フッ化ホウ素、フ
ッ化ケイ素、テトラフルオロシランなどを例示すること
ができる。
また、処理方法(イ)におけるプラズマによる処理条件
は、前記飽和炭化水素と酸素の混合ガスによるプラズマ
重合条件と同様である。
なお前処理(イ)においては、プラズマ重合による反応
生成物が薄膜を形成する場合とそうでない場合がある
が、何れでも支障はない。
上記処理方法(ロ)の具体例としては、 (i)0〜200℃のフッ素またはフッ素水素、フッ化コバ
ルト、フッ化セレン、フッ化マンガン、フッ化鉛、フッ
化銀などのフッ素化合物を、アルゴン、ヘリウム、窒素
などの不活性ガスで希釈しまたは希釈せずに、必要に応
じて酸素、二酸化イオウなどを混合し、0〜200℃程度
で光学製品に接触させる方法、または(ii)フツ素を含む
ポリマーをターゲットとしたスパッタエッチングによる
処理によって光学製品の表面をフッ素化する方法を挙げ
ることができる。
本発明方法において基体とされる光学製品は、光の透
過、屈折または反射させる製品であり、例えば、凸面、
凹面、平面などを有する各種ミラー:コンタクトレン
ズ、眼内レンズ、メガネレンズ、カメラレンズ、フレネ
ルレンズなどの各種レンズ:窓用ガラス、ショーウイン
ドウ用ガラスなどの各種平面または曲面ガラス:一眼レ
フカメラ用プリズム、三角プリズムなどの各種プリズ
ム、その他を挙げることができる。これらの光学製品に
おいて、光の透過または屈折を利用する製品の材質とし
ては、ポリメチルメタクリレート、ポリシクロヘキシル
メタクリレート、ポリパーフルオロアルキルエチルメタ
クリレートなどのポリ(ハロゲン化)アルキル(メタ)
アクリレート;ポリフェニルメタクリレート、ポリハロ
ゲン化フェニルメタクリレートなどのポリ(ハロゲン
化)アリール(メタ)アクリレート;ポリアリルジグリ
コールカーボネート、ポリジアリルフタレート、ポリア
ダマンタンジアリルなどのポリジアリル化合物;ポリス
チレン、ポリハロゲン化スチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リフッ化ビニリデン、ポリエチレンなどのポリ(ハロゲ
ン化)ビニル化合物;ポリジアクリレート化合物;ポリ
イミド;ポリアミド;ポリウレタン;ポリシロキサンな
どの透明有機高分子化合物、シリコーンなどの透明無機
高分子化合物、鉛ガラス、石英ガラスなどの無機ガラ
ス、酸化インジウム、酸化スズ、インジウムチンオキサ
イドなどの透明金属酸化物を例示することができる。ま
た光の反射を利用する光学製品の材質としては、例えば
アルミニウム、スズ、亜鉛、銀などの蒸着による鏡面、
アルミニウム、スズ、亜鉛、銀、ニッケル、クロムなど
のスパッタリングによる鏡面またはニッケル、クロムな
どのメッキによる鏡面を有するものであれば特に限定す
るものではなく、一般に用いられるプラスチック、金
属、セラミックなどが用いられるが、この場合において
各種処理は鏡面において行なわれる。
〔実施例〕
実施例1 第2図に示す反応容器を用い、支持台上に基体としてポ
リアリルジグリコールカーボネート製レンズを保持し、
飽和炭化水素としてメタンを用い、メタンの流量を7.
5cc(STP)/minおよび酸素流量を10cc(STP)/minとして反
応容器内に導入しながら当該容器内を50ミリTorrの真空
度に保ち、電極に交流電力10KHzを加えて電子温度2.
5±0.3万度のプラズマを発生せしめ、10分間に亘っ
て反応させ、前記基体の表面にプラズマ重合膜を形成し
た。ここに、プラズマの電子温度は、佳熱された探針
(図示せず;特開昭54-135574号広報に記載)により測
定した値である。
上記のようにして得られた表面にプラズマ重合膜を有す
るレンズの表面の水の接触角を、液滴法によって求め
た。また、同一サンプルを用いて、水の接触角について
その経時変化を測定した。結果を第1表に示す。
またプラズマ重合膜の厚さを測定するために、当該レン
ズの横にシリコンウェハーを置き、同時にプラズマ重合
を行い、このウェハーをエリプソメーター「GAERTNER
エリプソメータL117型」を用いる方法により測定した
ところ、300±100Åであった。
比較例1 実施例1において基体として用いたものと同じポリアリ
ルジグリコールカーボネート製レンズの水の接触角およ
び接触角の経時変化を測定した。その結果を第1表に示
す。
実施例2 メタンおよび酸素の流量をそれぞれ10cc(STP)/minおよ
び2cc(STP)/minにした以外は、実施例1と同様にして
プラズマ重合を行った。得られた表面にプラズマ重合膜
を有するレンズの表面の水の接触角および接触角の経時
変化を測定した。その結果を第1表に示す。
比較例2 メタン流量を0cc(STP)/minにした以外は実施例1と同様
にして基体の表面にプラズマを作動させた。得られたレ
ンズの水の接触角および接触角の経時変化を測定した。
その結果を第1表に示す。
比較例3 メタンのみを用い、その流量を7.5cc(STP)/minとした以
外は実施例1と同様にしてプラズマ重合を行い、その後
メタンの供給を止めて酸素のみを流量10cc(STP)/minで
流してプラズマを維持して作用させた。得られたレンズ
の水の接触角および接触角の経時変化を測定した。その
結果を第1表に示す。
実施例3 メタンおよび酸素の流量をそれぞれ1cc(STP)/minおよ
び10cc(STP)/minにした以外は、実施例1と同様にして
プラズマ重合を行った。得られた表面にプラズマ重合膜
を有するレンズ表面の水の接触角および接触角の経時変
化を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例4 飽和炭化水素としてプロパンを用いた以外は実施例1と
同様にしてプラズマ重合を行った。得られた表面にプラ
ズマ重合膜を有するレンズ表面の水の接触角および接触
角の経時変化を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例5 飽和炭化水素としてイソペンタンを用いた以外は、実施
例1と同様にしてプラズマ重合を行った。得られた表面
にプラズマ重合膜を有するレンズ表面の水の接触角およ
び接触角の経時変化を測定した。その結果を第1表に示
す。
実施例6 飽和炭化水素として2,4−ジメチルヘキサンを用いた
以外は、実施例と同様にしてプラズマ重合を行った。得
られた表面にプラズマ重合膜を有するレンズ表面の水の
接触角および接触角の経時変化を測定した。その結果を
第1表に示す。
実施例7 飽和炭化水素としてシクロペンタンを用いた以外は、実
施例1と同様にしてプラズマ重合を行った。得られた表
面にプラズマ重合膜を有するレンズ表面の水の接触角お
よび接触角の経時変化を測定した。その結果を第1表に
示す。
実施例8 飽和炭化水素としてペンタンとシクロヘキサンを等モル
で混合したものを用い、ペンタンとシクロヘキサンの混
合物および酸素の流量をそれぞれ7.5cc(STP)/minおよび
10cc(STP)/minにした以外は、実施例1と同様にしてプ
ラズマ重合を行った。得られた表面にプラズマ重合膜を
有するレンズ表面の水の接触角および接触角の経時変化
を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例9および比較例4 実施例1において、ポリアリルジグリコールカーボネー
ト製のレンズの代りにポリメチルメタクレート板を切削
加工することにより製造したコンタクトレンズおよび同
様にして得られた円板をそれぞれ基体として用い、実施
例1と同様にしてプラズマ重合を行い、表面にプラズマ
重合膜を有するコンタクトレンズおよび円板を得た。得
られたコンタクトレンズについては以下の項目のうち
(1)〜(5)について、円板については以下の項目のうち
(6)について試験した。
またプラズマ重合を行わないほかは本実施例と同様に試
験した(比較例4)。
これらの結果を第2表に示す。
(1) 油脂類の汚れの除去性: 乾燥させたコンタクトレンズを5秒間水中に浸漬した
後、コンタクトレンズにコールドクリームを塗布し、そ
のコンタクトレンズを親指と人指し指の間に挟んで水で
洗浄した後空気中に取り出し、水滴付着状態を観察し
た。この結果、油分がなく、水によく濡れるものを〇、
油分が残り水をはじくものを×とした。
(2) 親水性: 乾燥したコンタクトレンズを5秒間水に浸漬した後空気
中に取り出し、コンタクトレンズの水滴付着状態を観察
した。この結果、レンズ表面全体が水でよく濡れるもの
を〇、水をはじくものを×とした。
(3) 装着時の視界の良好性: コンタクトレンズを装着したとき視界が悪くなるかどう
か評価し、視界が良好なものを〇、くもるものを×とし
た。
(4) 装着時の眼球上での動き性: コンタクトレンズを装着したとき、まばたきによって動
くかどうかを評価し、適度に動くものを〇、動きにくい
ものを×とした。
(5) 表面の耐久性: コンタクトレンズを親指と人指し指の間に挟んで水中で
2000回摩擦した後空気中に取り出し、コンタクトレンズ
の水滴付着状態をを観察した。この結果、コンタクトレ
ンズ表面全体が水でよく濡れるものを〇、水をはじくも
のを×とした。
(6) 接触角の経時変化: 水の接触角の経時変化を空気中に放退した円板について
測定した。
実施例10および比較例5 実施例1において、ポリアリルジグリコールカーボネー
ト製レンズの代りに、アクリル酸300ml、n−ブチルメ
タクリレート280ml、エチレングリコールジメクリレー
ト30mlおよびベンゾイン6mgからなる混合物を光重合さ
せて得られた重合体を切削加工してコンタクトレンズ形
状とし、n−ブチルアルコール中でエステル化反応を行
うことにより得られた軟質コンタクトレンズおよび同様
にして得られた円板をそれぞれ基体として用い、実施例
1と同様にしてプラズマ重合を行い表面にプラズマ重合
膜を有する軟質コンタクトレンズおよび円板を得た。こ
れらの軟質コンタクトレンズおよび円板を実施例9と同
様に試験した。
また、プラズマ重合を行わないほかは本実施例と同様に
試験した(比較例5)。
これらの結果を第2表に示す。
実施例11 前処理として第2図に示す反応容器を用い、支持台上に
ポリメタクリレート製コンタクトレンズおよび円板を基
体として保持し、メタンの流量を10cc(STP)/minとして
反応容器内に導入しながら当該容器内を50ミリTorrの真
空度に保ち、電極に交流電力10KHzを加えてプラズマを
発生せしめ、10分間に亘って作用させた。その後容器内
を0.1ミリTorrまで排気し、飽和炭化水素としてメタ
ンを用い、メタンの流量を7.5cc(STP)/minとし、ま
た酸素の流量を10cc(STP)/minとしてこれらのガスを混
合し、反応容器内に導入しながら当該容器内を50ミリTo
rrの真空度に保ち、電極に交流電力10KHzを加えてプラ
ズマを発生せしめ、20分間に亘って反応させることによ
り前記コンタクトレンズおよび円板の表面にプラズマ重
合膜を形成した。このプラズマ重合膜を有するポリメタ
クリレート製コンタクトレンズおよび円板について、実
施例9と同様に試験した。結果を第2表に示す。
実施例12 前処理用のガスとしてアルゴンを用いたほかは、実施例
11と同様の条件によりプラズマによる処理によって前処
理を行ない、その後、実施例11と同様にしてメタンと酸
素とのプラズマ重合を行ない、得られたコンタクトレン
ズおよび円板について実施例9と同様に試験した。結果
を第2表に示す。
実施例13 前処理のガスとしてテトラフルオロエチレンを用いたほ
かは、実施例11と同様にプラズマによる処理によって前
処理を行い、その後、実施例11と同様にしてメタンと酸
素との混合ガスのプラズマ重合を行い、得られたコンタ
クトレンズおよび円板について実施例9と同様に試験し
た。結果を第2表に示す。
実施例14 前処理として第2図に示す反応容器を用い、支持前上に
ポリメタクリレート製コンタクトレンズおよび円板を基
板として保持し、前処理用のガスとしてフッ化窒素を用
い、流量を10cc(STP)/minとして反応容器内に導入しな
がら、当該容器を50ミリTorrの真空度に保ち、電極に交
流電力10KHz加えてプラズマを発生せしめ、1分間反応
させた。その後、実施例11と同様にしてメタンと酸素と
の混合ガスのプラズマ重合を行い、得られたコンタクト
レンズおよび円板について実施例9と同様に試験した。
結果を第2表に示す。
実施例15 ポリメチルメタクリレート製のコンタクトレンズと円板
とを、フツ素ガスと窒素ガスの混合ガス(容量比で1/9
9)中に10秒間曝すことにより前処理したのち、実施例1
1と同様にしてメタンと酸素とのプラズマ重合を行な
い、得られたコンタクトレンズおよび円板について実施
例9と同様に試験した。結果を第2表に示す。
実施例16〜26 ポリアリルジグリコールカーボネート製凸レンズ(焦点
距離5cm)を基体として用い、実施例1〜11のそれぞれ
の条件と同様にプラズマ重合または前処理とプラズマ重
合を行い、表面にプラズマ重合膜を有する凸レンズを得
た。
得られた凸レンズを50℃、湿度90%の恒温恒湿室に10分
間保った後、温度20℃、湿度40%の大気中に取り出し、
凸レンズ表面の水滴付着によるレンズの集光度の低下の
程度を試験した。結果を第3表に示す。なお集光度は、
第3図に示すように、内面が黒色の円筒状の外套20の一
端にハロゲンランプを具えた光源部21を有し、この光源
部21からの光線を試験対象の凸レンズ22により集光し、
焦点位置に配置したフォトダイオード23で光の強度を電
気出力に変換してレンズの集光度を測定するように構成
された装置を用いて測定した。
比較例6〜8 処理をしないポリアリルジグリコールカーボネート製凸
レンズ(焦点距離5cm)および比較例2〜3のそれぞれ
の条件と同様に処理したポリアリルジグリコールカーボ
ネート製凸レンズに対して実施例16〜26の集光度の低下
の程度の試験と同様の試験を行った。結果を第3表に示
す。
実施例27 実施例1において、ポリアリルジグリコールカーボネー
ト製レンズの代りにポリメチルメタクリレート製眼内レ
ンズおよびポリメチルメタクリレート製円板をそれぞれ
基体として用い、実施例1と同様にしてプラズマ重合を
行い、表面にプラズマ重合膜を有する眼内レンズおよび
円板を得た。
眼内レンズについては、家兎(体重3.0〜3.5kgのオス)
の眼球の水晶体を手術により摘出した後、その前房に、
上記のようにして得られた表面にプラズマ重合膜を有す
る眼内レンズを挿入し、3カ月後と6カ月後に当該眼内
レンズを取り出し、水洗いした後乾燥し、可視光線透過
率を測定して装用前後の汚れ状態を比較する装用テスト
を行った。
なお可視光線透過率は、ダブルビーム分光光度計を用
い、中央い直径5mmの穴を形成した高さ34mm、幅13mm、
厚さ2mmの専用セルにテスト対象の眼内レンズを固定
し、波長500nmの光の光線透過率を測定し、装用前の可
視光線透過率を100としたときの眼内レンズの可視光線
透過率である。結果を第4表に示す。
更に上記で得られた表面にプラズマ重合膜を有する円板
の水の接触角および接触角の空気中での経時変化を測定
した。結果を第5表に示す。
比較例9 実施例27において、プラズマ重合を行わないポリメチル
メタクリレート製眼内レンズおよび円板について、実施
例27と同様にしてそれぞれ家兎への装用による可視光線
透過率の変化、および水の接触角とその経時変化を測定
した。結果第4表および第5表に示す。
実施例28 実施例27において、メタンおよび酸素の流量をそれぞれ
10cc(STP)/minおよび2cc(STP)/minにした以外は実施例
27と同様にしてプラズマ重合を行い、得られた表面にプ
ラズマ重合膜を有するポリメチルメタクリレート製眼内
レンズおよび同様にして得られた円板について、実施例
27と同様にして家兎への装用による可視光線透過率の変
化および水の接触角とその経時変化を測定した。それぞ
れ結果を第4表および第5表に示す。
比較例10 実施例27において、メタン流量を0cc(STP)/minにした以
外は実施例27と同様にしてプラズマによる処理を行い、
得られたポリメチルメタクリレート製眼内レンズおよび
同様にして得られた円板について、実施例27と同様にし
てて家兎への装用による可視光線透過率の変化および水
の接触角と経時変化を測定した。それぞれ結果を第4表
および第5表に示す。
比較例11 実施例27において、メタンのみを用い、メタンの流量を
7.5cc(STP)/minとした以外は実施例1と同様の方法でプ
ラズマ重合を行い、その後、メタンの供給を止めて酸素
のみを流量10cc(STP)/minで流すことによってプラズマ
を作用させ、これによって得られたポリメチルメタクリ
レート製眼内レンズおよび同様にして得られた円板につ
いて、実施例27と同様にして家兎への装用による可視光
線透過率の変化および水の接触角とその経時変化を測定
した。それぞれ結果を第4表および第5表に示す。
〔発明の効果〕 本発明の光学製品の製造方法は、以上のようなものであ
り、このような方法によって得られる光学製品は、以下
のような特徴を有するものとなる。
光学製品の表面が優れた親水性を有するため、気相
中における水滴付着による曇りの防止性、水中における
気泡の付着の防止性、油脂等の付着、固着、堆積および
吸収などの防性が優れている。
これらの性質の経時変化が殆どなく耐久性に優れ
る。
光学製品がコンタクトレンズであるときは装着時の
視野が良好となり、また装着時の眼球上での動きに優
れ、角膜への補給を良好にする。
光学製品が眼内レンズであるときは装着後に油脂等
の吸着による可視光線透過率の低下が非常に少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明方法においてプラ
ズマ重合に用いる放電型装置の例およびベルジヤー型装
置の例を示す説明用断面図、第3図はレンズの集光度変
化の測定法についての説明図である。 1…反応容器 2…コイル 3,12…電源 4…支持台 5…ガス入口 10…反応容器 11,11'…電極 13…排気管 14,14'…ガス導入管 20…外套 21…光源部 22…レンズ 23…フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 徹男 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−214003(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学製品を基体としてその存在下に、飽和
    炭化水素と酸素とがモル比で0.1〜10:1の割合で
    混合されてなる混合ガスを用いてプラズマ重合を行い、
    前記光学製品の表面にプラズマ重合による反応生成物よ
    りなる親水性の薄膜を形成することを特徴とする光学製
    品の製造方法。
JP60170578A 1985-08-03 1985-08-03 光学製品の製造方法 Expired - Lifetime JPH067202B2 (ja)

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