JPH0671260U - 自動車計器パネルの顕示構造 - Google Patents

自動車計器パネルの顕示構造

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JPH0671260U
JPH0671260U JP1951893U JP1951893U JPH0671260U JP H0671260 U JPH0671260 U JP H0671260U JP 1951893 U JP1951893 U JP 1951893U JP 1951893 U JP1951893 U JP 1951893U JP H0671260 U JPH0671260 U JP H0671260U
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JP1951893U
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Inventor
ピ チュン イー
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ピ チュン イー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の運転者が走行中に低位置に設置され
た計器表示を視線を変えることなく認識することが出来
る自動車計器パネル用の表示構造を提供するものであ
る。 【構成】 透明反射板と透明影射板(即ち顕示板)のそ
れぞれに反射及び透明効果の特殊コーティング処理を施
し、影射板を運転者前方の運転者の視線とフロントウィ
ンドガラスの中間部の一線上に設置し、顕示機能を具備
すると共に運転者の視野に影響をあたえない構造であ
る。 【効果】 運転者はただ視線を前方向平位に保つ事によ
って計器の表示内容を閲読することが出来ると共に、そ
のままの視線で透明の影射板(顕示板)を通して進行方
向の道路状況を確認することが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車運転席の前にあるダッシュボードに組み込まれた複数個の計器 類の表示内容を顕示する一種の自動車計器パネルにおける新型の顕示方式の構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台湾に於いて小型乗用車の数量が急速度で増加をしている現在、車両事故又は 運転事故の発生率も年々増加の一途をたどっていることは周知の通りである。或 る調査の資料によると、事故発生反応時間は約0.8〜1.2秒の瞬間的な短い時 間に起きている。換言すれば、この瞬間な時間内に運転者が何等の反応も示さな い場合事故が発生してしまうと云うことである。
【0003】 多くの単車(二輪)或いは自動車の運転者がすでに多くの経験を積んでいる様 に、低い位置に設置された計器類の表示(例えば燃料指示計或いは速度計)を見 ている瞬間、突如として現れた路面状況の変化に驚愕する場面を体験している。 事実上、多くの運転事故は運転者が進行方向の道路状況から目をそらして低位置 に設置された計器の表示を凝視している瞬間に発生している。
【0004】 図1に示すが如く、一般の場合、運転者は走行中に底位置に設置された計器類 1の表示内容を読み取る時の姿勢で視線は角度Aだけ下向きになる。従って視線 は前方の路況を注視することが出来ず走行安定性の確保が不可能である。
【0005】 本考案者はこの様な事情をよく体認し、又市面にこの種の走行安全を確保する 装置が販売されていない事に着眼した。但し、市販の類似製品ではフロントウィ ンドガラスにデーターを投影する電子時速計があるがこれには次の様な欠点があ ることが指摘される。即ち、
【0006】 1. 本装置は僅かに速度計の時速表示を投影するのみの単能型装置で、その他 の燃料指示計、回転計、オイル温度計などは依然低位置に設置された計器 を直接確認する。
【0007】 2. 運転者が変わった時、運転者の体型、人体工学などに則応して方向及び視 野の調整が不可能である。又顕示される画面も概ね整形された状態で顕示 される。
【0008】 3. 投射(影射)効果不良、強烈な入射光又は反射光があると顕示効果が消滅 する。
【0009】 4. 設備費が高価で経済性が低い。などである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如く本案考案者はこれらのことに鑑み、鋭意研究を重ねて、本考案を完 成させた。
【0011】 その主要な目的は、上述の如き従来の欠点を改善し、新しい自動車計器パネル の顕示方式を備えた構造を提供するものである。
【0012】 本考案の自動車計器パネルの顕示構造は計器類の表示内容を2次反射方式によ って運転者の視線とフロントウィンドガラスの中間に設置された影射板(顕示板 )に投射し、運転者が前方から目をそらせて低位置に設置された従来の計器類を 閲読する行動を排除し緊急の路状変化に対処出来る安全性の高い構造であること を特徴とする。
【0013】 又本考案に係る自動車計器パネルの顕示の構造の次要目的は、運転者の座高、 姿勢、の異なる複数の運転者が影射板(顕示板)の角度を調整することによって 常に自己に適した角度で影射画面を正しく保持することが可能である特徴を具え る。
【0014】 本考案のもう一つの目的は、特殊コーティングを施した、又は特殊貼紙を施工 した影射板(顕示板)を提供し、影射画面が強烈な入射光或いは反射光の影響を 受けて画面が消失するのを防止し、一方で透明度を向上させ、運転者が確実に前 進方向の道路状況を確認することを可能にしたことが又別の特徴でもある。
【0015】 更に本考案の別の目的は、価格が低廉で効果の優れた経済的な「自動車計器パ ネルの新型顕示方式の構造」による装置を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案による自動車計器パネルにおける顕示構造は、自動車運転席の前にある ダッシュボードに組み込まれた複数個の計器類の表示内容を計器類の前方に配置 された反射板に投射させ、これを再び計器類の上方に設けられた影射板(顕示板 )に影射する2次反射効果を利用して計器に表示された内容をすべて該透明影射 板(顕示板)によって顕示するための構造に関するものである。又該反射板と影 射板(顕示板)は共に自由に回転が可能で適当な角度に調整されて支持器に装着 され、固定脚によって固定される構造である。
【0017】
【作用】
上記の設計に於いて、当該影射板(顕示板)は恰かも運転者の視線とフロント ウィンドガラスの中間部に位置し、運転者の視線は透明の影射板(顕示板)の表 示内容を確認しながら進行方向の道路状況を察知出来る特徴を具え、従来におけ る如く、計器の表示を読むために視線をそらせて低位置に設置された計器を凝視 する必要がなく、このために起こりがちな車両運転事故を事前に防止することが 出来る。
【0018】 本考案が提供するもう一つの例では、車両の製造者は新たな設計を施し、上記 反射板を計器板前方に内蔵(ビルトイン)させ、これによって前面フロントウィ ンドガラスを直接影射板(顕示板)として活用することも可能である。これを実 現するためには、前記の反射板、影射板又はフロントウィンドガラスに特殊コー ティング(塗膜)を施すか、適当な遮光性透明貼紙を施工することによって透明 度を増加させ、顕示する影像の鮮明度を向上させる効果がある。
【0019】
【実施例】
図2は本考案の実施例による組み合わせを示しており、反射板2を計器パネル 1の前方に置き、それに対して影射板顕示板3を計器パネル1の上方に配し、反 射板2と影射板3とは何れも特殊コーティング又は貼紙層4が施されている。こ れによって該反射板2と影射板3は共に透明度を保持し、且つ強烈な入射光又は 反射光の影響を受けて顕示内容が消失する恐れがなく、又透明であるが故に、運 転者の前方路況確認を阻害しない。
【0020】 反射板2と影射板即ち顕示板3は締付装置5によって角度を調整し、同時に支 持器6と総合して相対的に影射影像の顕示角度を最良の状態に調節することが出 来る。又これを取り外して収納することも可能である。支持器6は脚7によって 車体に固定される。
【0021】 本実施例に於いて示す反射板2、影射板顕示板3及び支持器6、脚7は特定の 車両に限らず、いかなる車種にも、いかなる形状の計器パネルにも適用出来、計 器1の表示内容は悉く影射板顕示板上に投影され得る。
【0022】 次に図3に於いては計器パネル1の表示内容は反射径路に示される様に悉く反 射板2を経て影射板即ち顕示板3に投影され、又該影射板3の位置は恰かも運転 者の視線とフロントウィンドガラス8の一線上にあり、これによって本考案の功 能が発揮される構造となっている。
【0023】 最後に本考案者は別途の実施例を提供し、これを図4に示す。図4に於いては 自動車のメーカーは自動車の製造過程に於いて計器パネル1の構造を図に示す如 く配置し、反射板2をビルトイン方式とし、調整ノブ9を設けて反射角度の調整 を可能にする。
【0024】 反射径路は、上方に設けられた透明の面板10を経てフロントウィンドガラス 面に結像させる。即ち、フロントウィンドガラス8を直接上記の顕示板3の代用 として活用する方法である。この場合、当然なことであるが、フロントウィンド ガラス8は特殊コーティング層4を加工形成させる必要があることはいうまでも ない。
【0025】 以上の2種類の実施例は各々その顕示方式及び構造が異なるが、2次反射の原 理を利用し計器パネルの表示内容を洩らさず運転者の視線とフロントウィンドガ ラスの一線上に顕示することに於いては本考案の目的を達成する条件が備わって いる。
【0026】
【考案の効果】
上述の説明によって理解出来る様に、本考案に係る「自動車計器パネルの新型 顕示方式の構造」は確実で実現性の高い計器表示内容の新型顕示装置で運転者の 走行安全を保障すると同時に使用、操作が便利で且つ経済性に優れた過去に例の ない考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の運転者の視線が従来の走行中計器パネル
を凝視している状態を示す図である。
【図2】本考案の実施例による装置を運転者の視線方向
に設置した立体図である。
【図3】本考案の実施例による装置の実施例による作用
状態を示す図である。
【図4】本考案の別の実施例による作用状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 計器パネル 2 反射板 3 影射板(顕示板) 4 特殊コーティング層 5 締付装置 6 支持器 7 脚 8 フロントウィンドガラス 9 調整ノブ 10 透明の面板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明反射板と透明影射板(即ち顕示板)
    とから構成され、この両者にそれぞれ反射及び透明効果
    の特殊コーティング処理が施されてあり、又反射板と影
    射板は支持器に連結され、支持器は脚に粘着貼り付けさ
    れ、ボルト(ネジ)又は挟み具によって車体に固定さ
    れ、反射板と影射板(即ち顕示板)は運転者前方の適当
    な位置に配置され、計器パネルの表示内容を2次反射の
    原理を利用して影射板(即ち顕示板)に洩らさず投影す
    る構造で、又影射板(即ち顕示板)は恰かも運転者の視
    線とフロントウィンドガラスの中間部の一線上に設置さ
    れ、顕示機能を具備すると共に運転者の視野に影響をあ
    たえないことを特徴とする自動車計器パネルの顕示構
    造。
  2. 【請求項2】 2次反射の効果を実現する反射板と影射
    板(即ち顕示板)はその中の反射板をビルトイン方式と
    して設計装置し、又影射板(即ち顕示板)は直接フロン
    トウィンドガラス本体を活用する方式に改めることも可
    能な構造を有することを特徴とする請求項1記載の自動
    車計器パネルの顕示構造。
JP1951893U 1993-03-25 1993-03-25 自動車計器パネルの顕示構造 Pending JPH0671260U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054954A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Shimadzu Corp ヘッドアップディスプレイ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1054954A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Shimadzu Corp ヘッドアップディスプレイ

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