JPH0671243A - 産業廃棄物処理工事方法 - Google Patents
産業廃棄物処理工事方法Info
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- JPH0671243A JPH0671243A JP31026591A JP31026591A JPH0671243A JP H0671243 A JPH0671243 A JP H0671243A JP 31026591 A JP31026591 A JP 31026591A JP 31026591 A JP31026591 A JP 31026591A JP H0671243 A JPH0671243 A JP H0671243A
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- JP
- Japan
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- waste
- container
- industrial waste
- containers
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】建設廃材その他の産業廃棄物を物理的および化
学的に安定な容器に入れ、密閉と固形化によって、これ
らを無害化して安定型の廃棄物にするとともに、処理後
の検査や運搬あるいは施工を容易にして、資源としての
再利用を促進し、廃棄物の大量処理を可能にする。 【構成】選別あるいは断砕した産業廃棄物を、鉄筋コン
クリート製あるいは強靭なプラスチックなどで成形した
大きな箱型の容器1に、たとえば圧縮して減量化しなが
ら数m3入れ、蓋2によって密閉するが、必要に応じ
て、プラスチック製の袋の使用やその内部の真空化、ボ
ルト4やナットによる緊締、容器と廃棄物との空隙への
充填材注入、または容器と蓋が接する面への接着剤塗布
など、これらの1部または全部を採用することで、より
完全な密閉する。
学的に安定な容器に入れ、密閉と固形化によって、これ
らを無害化して安定型の廃棄物にするとともに、処理後
の検査や運搬あるいは施工を容易にして、資源としての
再利用を促進し、廃棄物の大量処理を可能にする。 【構成】選別あるいは断砕した産業廃棄物を、鉄筋コン
クリート製あるいは強靭なプラスチックなどで成形した
大きな箱型の容器1に、たとえば圧縮して減量化しなが
ら数m3入れ、蓋2によって密閉するが、必要に応じ
て、プラスチック製の袋の使用やその内部の真空化、ボ
ルト4やナットによる緊締、容器と廃棄物との空隙への
充填材注入、または容器と蓋が接する面への接着剤塗布
など、これらの1部または全部を採用することで、より
完全な密閉する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建設廃材その他の産
業廃棄物(以下、単に廃棄物という)の処理方法の改良
に関するものである。
業廃棄物(以下、単に廃棄物という)の処理方法の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の中には、放置すると環境を汚染
するおそれがあり、地下に埋めるにしても、遮水シート
などを敷きつめた上に、廃棄物と中間覆土を交互に層状
に重ねてから表土で覆うとともに、遮水シートの底部か
ら汚水を誘導し、浄化装置などで処理してから放流する
など、いわゆる「管理型」の廃棄物を無害化あるいは資
源化するには不完全であった。そのため、処理場の建設
に対する地域住民の不安や反対が多く、ますます増加す
る廃棄物の大量処理が困難となりつつある。
するおそれがあり、地下に埋めるにしても、遮水シート
などを敷きつめた上に、廃棄物と中間覆土を交互に層状
に重ねてから表土で覆うとともに、遮水シートの底部か
ら汚水を誘導し、浄化装置などで処理してから放流する
など、いわゆる「管理型」の廃棄物を無害化あるいは資
源化するには不完全であった。そのため、処理場の建設
に対する地域住民の不安や反対が多く、ますます増加す
る廃棄物の大量処理が困難となりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いわゆる「管理型」の
廃棄物を物理的および化学的に安定な容器に入れ、密閉
と固形化によって、これらを無害化して安定型の廃棄物
にするとともに、容器や蓋の構造・形状により、処理後
の検査や運搬あるいは施工を容易にして、資源としての
再利用を促進し、廃棄物の大量処理を可能にしようとす
るものである。
廃棄物を物理的および化学的に安定な容器に入れ、密閉
と固形化によって、これらを無害化して安定型の廃棄物
にするとともに、容器や蓋の構造・形状により、処理後
の検査や運搬あるいは施工を容易にして、資源としての
再利用を促進し、廃棄物の大量処理を可能にしようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の具体例を図面
によって説明すると、選別あるいは断砕した産業廃棄物
を、高圧または鉄筋コンクリート製あるいは強靭なプラ
スチックなどで成形した大きな箱型の容器(1)に、た
とえば数m3入れ、蓋(2)によって密閉し、土木工事
などの建設資材として活用可能なブロック状とする。
によって説明すると、選別あるいは断砕した産業廃棄物
を、高圧または鉄筋コンクリート製あるいは強靭なプラ
スチックなどで成形した大きな箱型の容器(1)に、た
とえば数m3入れ、蓋(2)によって密閉し、土木工事
などの建設資材として活用可能なブロック状とする。
【0005】容器(1)と蓋(2)が接する面(3)の
いずれか1方に、ボルト(4)またはナットを埋め込
み、相対する他方に穴(5)をそれぞれ多数個あらかじ
め設けておく。なお、廃棄物を容器(1)に収容したあ
と、蓋(2)をかぶせ、ボルト(4)またはナットの相
手部品によって緊締する。締結部品の露出部の腐蝕を防
止するには、モルタルなどで被覆する。そのためには、
穴(5)の周辺を大きめに座繰っておくとよい。
いずれか1方に、ボルト(4)またはナットを埋め込
み、相対する他方に穴(5)をそれぞれ多数個あらかじ
め設けておく。なお、廃棄物を容器(1)に収容したあ
と、蓋(2)をかぶせ、ボルト(4)またはナットの相
手部品によって緊締する。締結部品の露出部の腐蝕を防
止するには、モルタルなどで被覆する。そのためには、
穴(5)の周辺を大きめに座繰っておくとよい。
【0006】容器(1)あるいは蓋(2)の外面に、他
の面との接点に達する凹み(6)を、他の容器(1)あ
るいは蓋(2)の外面と対称に、または嵌合するよう、
それぞれ数条をあらかじめ設けておく。容器(1)ある
いは蓋(2)の凹み(6)は、その容器(1)あるいは
蓋(2)の左右あるいは前後が対称でもよい。なお、容
器(1)と蓋(2)は、建設資材として使用する場所や
目的に応じて、適宜の外形や大きさとしてもよい。ま
た、廃棄物の処理工程とは関係なく、先行生産あるいは
在庫しておいてもよい。
の面との接点に達する凹み(6)を、他の容器(1)あ
るいは蓋(2)の外面と対称に、または嵌合するよう、
それぞれ数条をあらかじめ設けておく。容器(1)ある
いは蓋(2)の凹み(6)は、その容器(1)あるいは
蓋(2)の左右あるいは前後が対称でもよい。なお、容
器(1)と蓋(2)は、建設資材として使用する場所や
目的に応じて、適宜の外形や大きさとしてもよい。ま
た、廃棄物の処理工程とは関係なく、先行生産あるいは
在庫しておいてもよい。
【0007】廃棄物を容器(1)に収容するにあたり、
直接加圧するか、またはあらかじめプラスチック製の袋
に入れて、袋の内部を真空にするなどにより、圧縮して
廃棄物をより多く収容する。
直接加圧するか、またはあらかじめプラスチック製の袋
に入れて、袋の内部を真空にするなどにより、圧縮して
廃棄物をより多く収容する。
【0008】廃棄物を容器(1)に収容したあと、容器
(1)と廃棄物との空隙に充填材を注入するか、または
容器(1)と蓋(2)が接する面(3)に接着剤を塗布
する。
(1)と廃棄物との空隙に充填材を注入するか、または
容器(1)と蓋(2)が接する面(3)に接着剤を塗布
する。
【0009】廃棄物を収容した容器(1)を、他の容器
(1)の外面と対称に配置してその空隙(7)にモルタ
ルを充填するか、または相互に凹み(4)を嵌合するよ
う多数連設し、土木工事などの建設資材とする。
(1)の外面と対称に配置してその空隙(7)にモルタ
ルを充填するか、または相互に凹み(4)を嵌合するよ
う多数連設し、土木工事などの建設資材とする。
【0010】
【作用】いわゆる管理型の廃棄物であっても、物理的お
よび化学的に強靭安定なコンクリートまたはプラスチッ
ク製の容器(1)に入れるため、汚水などは流出しな
い。
よび化学的に強靭安定なコンクリートまたはプラスチッ
ク製の容器(1)に入れるため、汚水などは流出しな
い。
【0011】処理した廃棄物を容器(1)に入れてから
も検査でき、その後密封してもよい。
も検査でき、その後密封してもよい。
【0012】必要に応じて、単に蓋(2)のみでなく、
プラスチック製の袋の使用やその内部の真空化、ボルト
(4)やナットによる緊締、容器(1)と廃棄物との空
隙への充填材注入、または容器(1)と蓋(2)が接す
る面(3)への接着剤塗布など、これらの1部または全
部を採用することで、より完全な密閉ができる。
プラスチック製の袋の使用やその内部の真空化、ボルト
(4)やナットによる緊締、容器(1)と廃棄物との空
隙への充填材注入、または容器(1)と蓋(2)が接す
る面(3)への接着剤塗布など、これらの1部または全
部を採用することで、より完全な密閉ができる。
【0013】密閉が完全であれば、雨水の流入・塵埃や
臭気の発散・有害物質の漏出などがなく、清潔で鼠や蝿
も発生しないため、スペースさえあればどこでも保管が
できる。
臭気の発散・有害物質の漏出などがなく、清潔で鼠や蝿
も発生しないため、スペースさえあればどこでも保管が
できる。
【0014】廃棄物を圧縮して減量化し、1個の容器
(1)に数m3入れることができるだけでなく、凹み
(4)によって運搬機械の利用あるいは多数を連設する
施工が容易となり、資源としての再利用を促進し、廃棄
物の大量処理が可能となる。
(1)に数m3入れることができるだけでなく、凹み
(4)によって運搬機械の利用あるいは多数を連設する
施工が容易となり、資源としての再利用を促進し、廃棄
物の大量処理が可能となる。
【0015】
【効果】この発明によって、いわゆる「管理型」の廃棄
物を物理的および化学的に安定化し、無害化することに
よって地域住民の不安や反対もなくなり、資源としての
再利用を促進し、廃棄物の大量処理が可能となる。容器
(1)と蓋(2)については、かなりのコストが掛かる
が、従来の処理コストと大差なく、完璧な処理と資源と
しての再利用によって、十分なメリットが期待できる。
物を物理的および化学的に安定化し、無害化することに
よって地域住民の不安や反対もなくなり、資源としての
再利用を促進し、廃棄物の大量処理が可能となる。容器
(1)と蓋(2)については、かなりのコストが掛かる
が、従来の処理コストと大差なく、完璧な処理と資源と
しての再利用によって、十分なメリットが期待できる。
【図1】は、この発明の容器の平面図、
【図2】は容器と蓋を組み合せた斜視図、
【図3】は横に連設した平面図、
【図4】は縦に連設した正面図、
【図5】は縦横に連設した状態を示す概要斜視図、
【図6】は凹みを嵌合して連設した施工状態の1例を示
す平面図である。
す平面図である。
1 容器 2 蓋 3 容器と蓋が接する面 4 ボルト 5 穴 6 凹み 7 容器と他の容器との空隙
Claims (6)
- 【請求項1】 選別あるいは断砕した産業廃棄物をコン
クリートまたはプラスチック製の容器(1)に入れ、蓋
(2)によって密閉し、土木工事などの建設資材として
活用可能なブロック状とする産業廃棄物処理工事方法。 - 【請求項2】 容器(1)と蓋(2)が接する面(3)
のいずれか1方に、ボルト(4)またはナットを埋め込
み、相対する他方に穴(5)をそれぞれ多数個設けた請
求項1記載の産業廃棄物処理工事方法。 - 【請求項3】 容器(1)あるいは蓋(2)の外面に、
他の面との接点に達する凹み(6)を、他の容器(1)
あるいは蓋(2)の外面と対称に、または嵌合するよ
う、それぞれ数条設けた請求項1ないし2記載の産業廃
棄物処理工事方法。 - 【請求項4】 産業廃棄物を容器(1)に収容するにあ
たり、直接またはプラスチック製の袋に入れ、真空また
は加圧により圧縮する請求項1ないし3記載の産業廃棄
物処理工事方法。 - 【請求項5】 産業廃棄物を容器(1)に収容したあ
と、容器(1)と産業廃棄物との空隙に充填材を注入、
または容器(1)と蓋(2)が接する面(3)に接着剤
を塗布する請求項1ないし4記載の産業廃棄物処理工事
方法。 - 【請求項6】 産業廃棄物を収容した容器(1)を、他
の容器(1)の外面と対称に配置してその空隙(7)に
モルタルを充填するか、または相互に凹み(4)を嵌合
するよう多数連設し、土木工事などの建設資材とする請
求項3ないし5記載の産業廃棄物処理工事方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31026591A JPH0671243A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 産業廃棄物処理工事方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31026591A JPH0671243A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 産業廃棄物処理工事方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671243A true JPH0671243A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=18003163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31026591A Pending JPH0671243A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 産業廃棄物処理工事方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671243A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060755A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Ihi Corp | 防液堤 |
CN103056142A (zh) * | 2013-01-19 | 2013-04-24 | 谭运略 | 一种死亡畜禽无害化贮存利用处理方法 |
JP2013136910A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | 護岸設備の構築方法 |
US20150174626A1 (en) * | 2012-06-13 | 2015-06-25 | Rahul Nagpaul | Product for waste electrical and electronic equipment re-utilization and process thereof |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP31026591A patent/JPH0671243A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060755A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Ihi Corp | 防液堤 |
JP2013136910A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | 護岸設備の構築方法 |
US20150174626A1 (en) * | 2012-06-13 | 2015-06-25 | Rahul Nagpaul | Product for waste electrical and electronic equipment re-utilization and process thereof |
JP2015525129A (ja) * | 2012-06-13 | 2015-09-03 | ナグポール,ラフル | 電気電子機器廃棄物の再利用のための製品およびそのプロセス |
CN103056142A (zh) * | 2013-01-19 | 2013-04-24 | 谭运略 | 一种死亡畜禽无害化贮存利用处理方法 |
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