JPH0671167B2 - マイクロ波分波器 - Google Patents

マイクロ波分波器

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JPH0671167B2
JPH0671167B2 JP21224687A JP21224687A JPH0671167B2 JP H0671167 B2 JPH0671167 B2 JP H0671167B2 JP 21224687 A JP21224687 A JP 21224687A JP 21224687 A JP21224687 A JP 21224687A JP H0671167 B2 JPH0671167 B2 JP H0671167B2
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coaxial
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はマイクロ波分波器に関し、特にマイクロ波帯
で使用される分波器の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来の導波管分波器の構造を示す図であり、図
において1は主導波管、2は主導波管1に設けられた結
合孔である。3は主導波管1から結合孔2を介して導か
れる波を伝送される副導波管、4は該副導波管3の中途
に設けられたフィルタ、5は合成回路用導波管で、必要
に応じて曲り部を有する。6は導波管ハイブリッドで例
えばマジックティ等が使われる。7は出力端子である。
次に動作について説明する。
主導波管1には2つの周波数帯の波が伝搬しており、例
えばこれらの波をそれぞれ周波数f1,f2を有する第1,第
2の波とする。
ここで、主導波管1は周波数f1に対してしゃ断となるよ
う導波管寸法が選定されている。結合孔2は主導波管1
の壁面に設けられており、しゃ断した周波数f1の第1の
波を最大に結合する位置に配置されている。このとき周
波数f2の第2の波は分波器を通過するものとする。また
結合孔2に導かれた周波数f1の第1の波は副導波管3に
伝送される。
結合孔2では第2の波も同時に結合する。その結合量は
第1の波に比べ小さいが、第2の波の電力が第1の波に
比べ大きな場合、例えば第1の波が受信波、第2の波が
送信波であるような場合には、結合孔2で結合した第2
の波が第1の波と同じ出力端に出力し、出力端に接続さ
れる低雑音増幅器等の受信装置に過大な電力が入力し、
飽和等の悪影響が出る。また、結合孔2で第2の波が結
合することにより第2の波の電力損失につながる。そこ
でこれらを防止するため、副導波管3の中途にフィルタ
4が設けられている。このフィルタ4は第1の波を低損
失で通過させ、第2の波に大きな減衰を与えるものであ
る。フィルタ4を通過した第1の波は合成回路用導波管
5を通り、導波管ハイブリッド6の一つの端子に入力す
る。主導波管1に設けられた対面の結合孔2から導びか
れた第1の波も同様の経路で導波管ハイブリッド6の他
の端子に入力する。導波管ハイブリッド6はこれら両端
子に入力した波を合成し出力端子7に出力する。
結合孔2で結合した第2の波はフィルタ4で反射される
が、フィルタ4は結合孔2から電気長でnπ(n=0、
1,2…)だけ離れた位置に設置することにより、結合孔
は等価的に第2の波に対して短絡となり、第2の波に対
する結合孔の影響を抑制している。ここで第2の波の帯
域を考慮し、広帯域にわたり結合孔を等価的に短絡する
にはフィルタ4と結合孔2の距離を極力短くする必要が
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の分波器は以上のように副導波管、導波管フィル
タ、合成回路用導波管、導波管ハイブリッド等の導波管
部品で構成されているため回路が大型で重量が重い等の
欠点があった。
この発明は上記のような欠点を解消するためになされた
もので、小型で軽量なマイクロ波分波器を得ることを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るマイクロ波分派器は導波管フィルタ、合
成回路用導波管、導波管ハイブリッドの代わりに、同軸
フィルタ,同軸ケーブル,同軸型ハイブリッドを用いた
ものである。
〔作用〕
この発明においては、導波管フィルタ,合成回路用導波
管,及び導波管ハイブリッドのかわりに同軸フィルタ,
同軸ケーブル,同軸型ハイブリッドを用いたから、装置
を大幅に小型,軽量化できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例によるマイクロ波分波器の構
造を示し、図において、第2図と同一符号は同図と同一
のものを示し、8は副導波管3に励振される方形導波管
モードTE01モードを同軸モードに変換するプローブ、9
は副導波管3に設けた短絡板、10は同軸フィルタ、11は
同軸フィルタ10の初段同軸素子である。12は同軸フィル
タ10の出力端子、13は同軸ケーブル、14は同軸型ハイブ
リッド、15は同軸ハイブリッドの出力端子である。
次に動作について説明する。
主導波管1から結合孔2を介して副導波管3に伝送され
た第1の波は副導波管3で方形導波管モードTE01モード
で伝送される。副導波管3に設けたプローブ8は前記TE
01モードを同軸モードに変換し、同軸フィルタ10に伝送
する。ここで同軸モードへの変換を効率良く行うよう短
絡板9とプローブの位置を調整する。同軸フィルタ10の
初段同軸素子は前記プローブ8に直結されている。同軸
フィルタ10では第1の波は低損失で伝送され、端子12に
出力され、同軸ケーブル13から同軸ハイブリッドに入力
する。主導波管1に設けられた対面の結合孔2から結合
した第1の波は同様の経路で同軸ハイブリッド14の他の
端子に入力される。同軸ハイブリッド14ではこれらを合
成し出力端15に出力する。
一方、結合孔2で結合した周波数f2の第2の波は同様に
副導波管3に導かれ、さらにプローブ8で同軸モードに
変換される。ここで同軸フィルタ10は第2の波に対して
は減衰特性を有しており該波はここで反射される。そこ
で結合孔2から同軸フィルタの第2の波の反射点までの
電気長を第2の波に対してnπ(n=0,1,2,…)とする
ことにより結合孔2は第2の波に対して等価的に短絡と
なり結合孔の影響を抑制できる。第2の波の広帯域にわ
たり結合孔2を等価的に短絡にするには結合孔2、フィ
ルタ(同軸フィルタ10)間の距離を極力短くする必要が
ある。そこで本実施例では副導波管3に設けたプローブ
8と同軸フィルタ10の初段同軸素子を直結とすることに
より同軸フィルタと結合孔間の距離を短くし、広帯域性
をもたせている。
なお、上記実施例では主導波管に2つの結合孔を有する
マイクロ波分波器を示したが、この結合孔は用途に応じ
て4つもしくは8つでもよく、この場合にも同様の効果
を有する。
また上記実施例では主導波管として円形導波管を示した
が、これは方形導波管でもよい。さらに結合孔で取り出
される第1の波は基本モードだけでなく高次モードであ
ってもよく、このような高次モードの波の分波器として
目標物を自動追尾するアンテナ給電装置に用いる高次モ
ードの分波器等がある。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明にかかるマイクロ波分波器によれ
ば、導波管フィルタ,合成回路用導波管,導波管ハイブ
リッドの代わりに、同軸フィルタ,同軸ケーブル,同軸
型ハイブリッドを用いたので、装置を大幅に小型,軽量
化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるマイクロ波分波器を
示す構造図、第2図は従来のマイクロ波分波器を示す構
成図である。 図において、1は主導波管、2は結合孔、3は副導波
管、8は同軸導波管変換用プローブ、9は副導波管の短
絡板、10は同軸フィルタ、11は同軸フィルタの初段同軸
素子、12は同軸フィルタの出力端子、13は同軸ケーブ
ル、14は同軸ハイブリッド、15は出力端子である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その主導波管内を伝搬する複数の周波数帯
    のマイクロ波のうち特定の低周波数帯のマイクロ波を該
    主導波管側壁に設けた別々の結合孔より取り出しこれら
    を合成して出力するマイクロ波分波器において、 上記各結合孔に対応して接続され、その内部にマイクロ
    波のモードを導波管モードから同軸モードに変換するモ
    ード変換プローブを有する複数の副導波管と、 上記各モード変換プローブに対応して接続され、同軸モ
    ードとなったマイクロ波の内上記特定の低周波数帯以外
    のものを阻止する複数の同軸フィルタと、 該各同軸フィルタに対応して接続された複数の同軸ケー
    ブルと、 該各同軸ケーブルからのマイクロ波を合成して出力する
    同軸ハイブリッドとを備えたことを特徴とするマイクロ
    波分波器。
  2. 【請求項2】上記同軸フィルタは複数の同軸素子からな
    り、阻止するマイクロ波の反射点と上記結合孔との距離
    が約nπ(n:整数)なる電気長となるよう配置したもの
    であり、上記同軸素子の初段のものは上記モード変換プ
    ローブの出力端に直結されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のマイクロ波分波器
JP21224687A 1987-08-26 1987-08-26 マイクロ波分波器 Expired - Fee Related JPH0671167B2 (ja)

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JPS6454902A JPS6454902A (en) 1989-03-02
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