JPH0670961U - はんだごて用こて先 - Google Patents

はんだごて用こて先

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JPH0670961U
JPH0670961U JP1949393U JP1949393U JPH0670961U JP H0670961 U JPH0670961 U JP H0670961U JP 1949393 U JP1949393 U JP 1949393U JP 1949393 U JP1949393 U JP 1949393U JP H0670961 U JPH0670961 U JP H0670961U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
iron
fitting member
fitting
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP1949393U
Other languages
English (en)
Inventor
野 正 三 河
忠 彦 井之原
Original Assignee
株式会社ジャパンユニックス
株式会社篠崎製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ジャパンユニックス, 株式会社篠崎製作所 filed Critical 株式会社ジャパンユニックス
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械加工可能な範囲内で複雑なこて先の先端
部形状の要求にも対応でき、はんだの濡れ性、熱の伝導
性がよく、長寿命で、製作も容易なはんだごて用こて先
を得る。 【構成】 銅製のこて先部材10と、その先端に嵌着し
た鉄製の嵌着部材20とを備える。こて先部材10は、
ヒーターを挿入するための中心孔12を設けて中空円筒
状とした胴部11の先端に、嵌着部材20に嵌挿するた
めの頭軸部14を連設することにより構成される。鉄製
の嵌着部材20は、基部にこて先部材10の頭軸部14
が圧嵌される穴21を設けると共に、先端にはんだ付け
に適する形状の作用部22を設けることにより構成され
る。嵌着部材20の穴21にこて先部材10の頭軸部1
4を圧入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、はんだ付けロボット等において用いるはんだごてのこて先の改良に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般的に用いられているはんだごてでは、図4に示すように、熱伝導 性の良好な銅製のこて先部材1の表面に、はんだによる侵蝕を防止すると同時に はんだの濡れ性を良好に保つための鉄の層2をコーティングしている。 このコーティングの層2は、その損耗が著しく、それが厚いほど長寿命がえら れるので、鉄を厚く電気メッキするなどの手段が用いられているが、メッキによ って鉄のコーティングを行う場合に、500μm以上の厚さになると、メッキの 性質上、主としてこて先表面の先鋭な部分に鉄が小塊状に成長し、従って、こて 先部材1の加工に加えて、その部分を再加工して仕上げる必要が生じ、コストが 非常に高くなるという問題があった。また、こて先に複雑な先端部形状が要求さ れる場合には、上記理由で再加工コストがますます高くなり、実用的ではなかっ た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の技術的課題は、機械加工が可能な範囲内で複雑なこて先の先端部形状 の要求にも対応でき、しかもはんだの濡れ性、熱の伝導性がよく、長寿命で、製 作も極めて容易なはんだごて用こて先を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案のはんだごて用こて先は、本体を構成する銅 製のこて先部材と、その先端に嵌着した鉄製の嵌着部材とを備え、上記こて先部 材は、ヒーターを挿入するための中心孔を設けて中空円筒状とした胴部の先端に 、嵌着部材に嵌挿するための頭軸部を連設することにより構成し、上記鉄製の嵌 着部材は、機械加工により形成され、その基部にこて先部材の頭軸部が圧嵌され る穴を設けると共に、先端にはんだ付けに適する形状の作用部を設けることによ り構成し、上記嵌着部材の穴にこて先部材の頭軸部を圧入したことを特徴とする ものである。
【0005】
【作用】
上記構成を有するはんだごて用こて先は、そのこて先部材の中心孔に挿入した ヒーターを加熱すると、その熱がこて先部材の胴部から頭軸部に伝わり、さらに 頭軸部に密着した嵌着部材に伝達される。この場合に、こて先部材を構成する銅 の熱膨張率が鉄のそれより大きいので、嵌着部材の穴の内面にこて先部材の頭軸 部がより強く密着し、両者間の熱伝導が良好になると同時に、こて先部材と嵌着 部材の結合が強化される。
【0006】 従って、従来の鉄メッキを施した場合と同程度の先端への熱伝導が得られ、し かも、嵌着部材として機械加工により十分な厚さで精度の良いのものが得られる ため、飛躍的にこて先の寿命を延ばすことができる。また、機械加工が可能な範 囲内で複雑なこて先の先端部形状の要求にも対応でき、製作も容易なはんだごて 用こて先を得ることができる。
【0007】
【実施例】
図1及び図2は本考案に係るはんだごて用こて先の一実施例を示している。こ れらの図に示すこて先は、その本体を構成する銅製のこて先部材10と、その先 端に嵌着した鉄製の嵌着部材20とを備えている。
【0008】 上記こて先部材10は、ヒーター31(図3)を挿入するための中心孔12を 備えて中空円筒状とした胴部11の先端に、円錐台形の首部13を介して、嵌着 部材20に嵌挿するための頭軸部14を連設したものである。上記首部13は必 ずしも必要なものではない。また、上記鉄製の嵌着部材20は、機械加工により 形成されたもので、図1及び図2からわかるように、その基部にこて先部材10 の頭軸部14が圧嵌される穴21を設け、先端にはんだ付けに適するように次第 に扁平化した作用部22を設けている。この作用部22は、はんだ付けの目的に 応じて適宜形状とすることができるものである。
【0009】 上記鉄製の嵌着部材20は、それ自体がこて先部材10の銅に比して熱伝導性 に劣るものであるため、使用に伴う損耗に耐え得る範囲内で、できるだけ薄く、 かつ体積を小さいものとする必要がある。 また、上記嵌着部材20の先端のはんだ付けに供する部分には、予備はんだを 施し、その他の部分には、はんだ濡れを防止するためのコーティングを施してい る。このコーティングには、クローム、チタン、ガラス、セラミックス、酸化膜 等を使用し、はんだ濡れを防止すると同時に、耐食作用を発揮させるものである 。
【0010】 このような嵌着部材20の穴21にこて先部材10の頭軸部14が圧入され、 はんだごて用こて先が形成される。この場合に、以下に説明するように、こて先 部材10から嵌着部材20への熱の伝導を良好にするため、できるだけ両者を密 接させることが望ましい。
【0011】 上記構成を有するはんだごて用こて先は、そのこて先部材10の中心孔12に 挿入したヒーター31を加熱すると、その熱がこて先部材10の胴部11、首部 13を経て頭軸部14に伝わり、さらに頭軸部14に密着した嵌着部材20に伝 達される。この場合に、こて先部材10を構成する銅の熱膨張率が鉄のそれより 大きいので、嵌着部材20の穴21の内面にこて先部材10の頭軸部14がより 強く密着し、両者間の熱伝導が良好になると同時に、こて先部材10と嵌着部材 20の結合が強化される。
【0012】 このようにして、従来の鉄メッキを施した場合と同程度の先端への熱伝導が得 られ、しかも嵌着部材20として十分な厚さのものが得られるため、飛躍的に寿 命を延ばすことができる。また、上記嵌着部材20は機械加工で製作するため、 加工精度がよく、容易に低コストで製造でき、必要に応じて各種の形状のものも 容易に製造することができる。
【0013】 図3には、他の実施例のこて先30を装着したはんだこてを示す。 この実施例のこて先30は、銅製のこて先部材40と、その先端に嵌着した鉄 製の嵌着部材50とを備え、こて先部材40は、ヒーター31を挿入するための 中心孔42を備えた中空円筒状の胴部41の先端に、嵌着部材50に嵌挿するた めの略円錐台形の頭軸部44を連設することにより構成し、また、上記鉄製の嵌 着部材50は、機械加工により形成され、その基部にこて先部材40の頭軸部4 4が圧嵌される略円錐台形の穴51を設け、先端をはんだ付けに適する形状に加 工した作用部52としている。上記こて先部材40と嵌着部材50との結合を確 実化するため、略円錐台形をなすこて先部材40の頭軸部44と嵌着部材50の 穴51とは、少なくともその一部、望ましくは頭軸部44の先端部側において実 質的に円筒状をなす嵌合部分を設ける必要がある。
【0014】 上記こて先30の基端は、ヒーター31を挿入した状態ではんだごて本体のス テンレス製の保護管38に挿着されている。ヒーター31は、ボビン32の周囲 に発熱線33を捲回し、その先端に設けた温度センサ34の信号線をボビン32 内を通して導出したもので、これを絶縁セメント35でこて先部材40の中心孔 42内に固定している。 嵌着部材50の先端部に予備はんだを施し、その他の部分にはんだ濡れ防止用 のコーティングを施すのは、先に説明した実施例の場合と同様である。 なお、この実施例における作用は、前記実施例の場合と実質的に変わるところ がない。
【0015】
【考案の効果】
以上に詳述したように、本考案によれば、機械加工された鉄製の嵌着部材が銅 製のこて先部材に圧入されているため、加工精度、熱伝導性が良好であるばかり でなく、こて先の使用寿命が大幅に向上し、さらに加工が容易であるため、コス トの低減を図ることができる。また、メッキの場合のように不純物が混入しない ので、はんだの濡れ性もよく、寿命の向上でこて先の交換が少なくなることと相 まって、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】同実施例における嵌着部材の側面図である。
【図3】本考案のこて先の他の実施例を装着したはんだ
ごてを一部断面によって示す正面図である。
【図4】こて先の従来例の断面図である。
【符号の説明】
10,40 こて先部材、 11,41 胴部、 12,42 中心孔、 14,44 頭軸部、 20,50 嵌着部材、 21,51 穴、 22,52 作用部、 31 ヒーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体を構成する銅製のこて先部材と、その
    先端に嵌着した鉄製の嵌着部材とを備え、 上記こて先部材は、ヒーターを挿入するための中心孔を
    設けて中空円筒状とした胴部の先端に、嵌着部材に嵌挿
    するための頭軸部を連設することにより構成し、 上記鉄製の嵌着部材は、機械加工により形成され、その
    基部にこて先部材の頭軸部が圧嵌される穴を設けると共
    に、先端にはんだ付けに適する形状の作用部を設けるこ
    とにより構成し、 上記嵌着部材の穴にこて先部材の頭軸部を圧入した、 ことを特徴とするはんだごて用こて先。
JP1949393U 1993-03-24 1993-03-24 はんだごて用こて先 Pending JPH0670961U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1949393U JPH0670961U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 はんだごて用こて先

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JP1949393U JPH0670961U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 はんだごて用こて先

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JPH0670961U true JPH0670961U (ja) 1994-10-04

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JP1949393U Pending JPH0670961U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 はんだごて用こて先

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070605A1 (ja) * 2004-01-27 2005-08-04 Hakko Corporation はんだ加熱器具及びそれに用いられるこて先側部材
JP2010105029A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hakko Kk はんだ取扱い器機用熱伝導部材、該熱伝導部材を備えた電気はんだこておよび電気除はんだ工具

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