JPH0670908U - 長尺材からの吸油装置 - Google Patents

長尺材からの吸油装置

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JPH0670908U
JPH0670908U JP1178293U JP1178293U JPH0670908U JP H0670908 U JPH0670908 U JP H0670908U JP 1178293 U JP1178293 U JP 1178293U JP 1178293 U JP1178293 U JP 1178293U JP H0670908 U JPH0670908 U JP H0670908U
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oil
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long
long material
clamp
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JP1178293U
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春樹 丸山
公秀 村上
大輔 本田
弘 福田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺材に付着した油類を化学剤を使用せずに
除去し且つ回収して再使用できる装置を提供すること 【構成】 条材等の長尺材1の走行経路3に沿って該長
尺材の対向面を挟圧する1対の中空クランプ4a、4b
を設け、該中空クランプの挟圧面7に多数の透孔8を形
成し、該挟圧面に吸油性材料9を層状に設け、該中空ク
ランプの中空部5を油回収タンク10を介して真空ポン
プ11に接続した 【効果】 長尺材に付着した油を長時間に亘ってきれい
に拭き取り回収することが出来、化学剤を使用すること
がないので管理が容易で環境を壊すこともなく、回収し
た油を再使用できるので経済的である

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、線材や条材等の長尺材にその成形工程や焼鈍工程で付着した油類を 取り除いてこれを回収する吸油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の長尺材に製造工程で付着した油類は、該長尺材をフロンの溶剤 により洗浄したり酸洗し、或いはウエスで拭き取って除去していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記溶剤による洗浄や酸洗の方法では環境破壊の問題を生じ、コストも高く、 処理のための厳重な管理が必要で作業が煩わしい欠点がある。
【0004】 本考案は、こうした欠点がなく付着した油類を除去し且つ回収して再使用でき る装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、条材等の長尺材の走行経路に沿って該長尺材の対向面を挟圧する 1対の中空クランプを設け、該中空クランプの挟圧面に多数の透孔を形成し、該 挟圧面に吸油性材料を層状に設け、該中空クランプの中空部を油回収タンクを介 して真空ポンプに接続することにより、上記の目的を達成するようにした。
【0006】
【作用】
油の付着した長尺材をその両側から該中空クランプで適当な強さで挟圧し、該 長尺材を走行させる。該長尺材に付着した油は、該中空クランプの挟圧面に設け た吸油性材料に接触するときその毛細管現象により吸引される。この吸油性材料 の吸引能力には限界があるが、該中空クランプの挟圧面に形成した多数の透孔が 中空部を介して真空ポンプに接続されているので、該吸油性材料に吸引された油 はこれを通過する気体と共に真空ポンプに吸引され、該真空ポンプの前方に設け た油回収タンクに於いて貯留回収される。該吸油材料には油が溜まることがない ので、連続して長尺材から吸油を続けることができ、油回収タンクに回収した油 を再使用することができる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき説明すると、図1に於いて符号1は線材や条材 、例えば厚さ2.2mm、幅80mmの偏平な断面を有するテープ状の長尺材で 、該長尺材は例えば金型圧延成形装置2による成形加工工程を経てその表面に油 が付着しているものとし、該長尺材1は走行経路3を走行して次の油類を嫌う加 工工程に送られるものとする。符号4a、4bは内部に中空部5を形成した一対 の中空クランプで、これらのクランプ4a、4bを該走行経路3に沿うように該 金型圧延成形装置2から延びる腕6に取り付け、該長尺材1の対向面を挟圧する ように設けた。該中空クランプ4a、4bの詳細は図2に示す如くであり、各中 空クランプ4a、4bの挟圧面7に該中空部5に連なる多数の透孔8を形成し、 各挟圧面7に紙、スポンジ、布等の吸油性材料9を層状に設けた。また、各中空 クランプの中空部5を油回収タンク10を介して真空ポンプ11に配管により接 続した。12はクランプの挟圧力を調整するハンドルである。尚、該長尺材1は その先端に接続した巻取機により引かれて走行が与えられるようにした。
【0008】 その作動を説明すると、金型圧延成形装置2から圧延油が付着した長尺材1が 引き出され、走行経路3を走行するが、該長尺材1の両側を吸油性材料9が該中 空クランプ4a、4bにより適当な強さで挟圧するので、該長尺材1に付着した 油が該吸油性材料9に毛細管現象により吸引される。この吸油性材料9で吸収さ れた油は、真空ポンプ11の吸引でオイルミストになり、該中空クランプ4a、 4bの挟圧面7に設けた透孔8、中空部5を介して油回収タンク10に貯留回収 される。該吸油性材料9の吸油能力には限界があるが、真空ポンプ11の吸引を 行なうことによりその吸油能力が飽和することがなく、長い長尺材1を走行させ ながら付着油を除去することができ、油回収タンクに回収した油を再使用するこ とができる。尚、該長尺材1に表面にその長さ方向に延びる条が形成されている 場合でも、該条が3mm程度の段差ならば表面の付着油の殆どを除去できる。ク ランプ挾圧面をあらかじめ長尺断面形状に合うような形状にすると、さらに能力 が向上する。
【0009】
【考案の効果】
以上のように本考案によるときは、長尺材の走行経路に沿って設けた該長尺材 の対向面を挟圧する1対の中空クランプの挟圧面に、多数の透孔を形成してそこ に吸油性材料を層状に設け、該中空クランプの中空部を油回収タンクを介して真 空ポンプに接続したので、長尺材に付着した油を長時間に亘ってきれいに拭き取 り回収することが出来、化学剤を使用することがないので管理が容易で環境を壊 すこともなく、回収した油を再使用できるので経済的である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の側面図
【図2】 図1の要部の拡大断面図
【符号の説明】
1 長尺材 3 走行経路 4a、4
b 中空クランプ 5 中空部 7 挟圧面
8 透孔 9 吸油性材料 10 油回収タンク 1
1 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福田 弘 長野県松本市大字笹賀5652番地111 カワ イ精密金属株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 条材等の長尺材の走行経路に沿って該長
    尺材の対向面を挟圧する1対の中空クランプを設け、該
    中空クランプの挟圧面に多数の透孔を形成し、該挟圧面
    に吸油性材料を層状に設け、該中空クランプの中空部を
    油回収タンクを介して真空ポンプに接続したことを特徴
    とする長尺材からの吸油装置。
  2. 【請求項2】 上記吸油性材料は、紙、スポンジ又は布
    であることを特徴とする請求項1に記載の長尺材からの
    吸油装置。
JP1993011782U 1993-03-17 1993-03-17 長尺材からの吸油装置 Expired - Lifetime JP2593258Y2 (ja)

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JPH0670908U true JPH0670908U (ja) 1994-10-04
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180045385A (ko) * 2016-10-25 2018-05-04 (주)에이스 전자 모터 샤프트용 방청유 분사장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180045385A (ko) * 2016-10-25 2018-05-04 (주)에이스 전자 모터 샤프트용 방청유 분사장치

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JP2593258Y2 (ja) 1999-04-05

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