JPH0670788B2 - 巣語辞書検索装置 - Google Patents

巣語辞書検索装置

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JPH0670788B2
JPH0670788B2 JP1173441A JP17344189A JPH0670788B2 JP H0670788 B2 JPH0670788 B2 JP H0670788B2 JP 1173441 A JP1173441 A JP 1173441A JP 17344189 A JP17344189 A JP 17344189A JP H0670788 B2 JPH0670788 B2 JP H0670788B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、入力文字列と単語辞書とを照合して、入力文
字列において、単語辞書内に存在する単語が出現した部
分を検索する単語辞書検索装置に関するものである。特
に、入力文字列の各文字が複数の候補をもつような場合
にも適用できる単語辞書検索装置に関するものである。
入力文字列の各文字に複数の候補がなく一意な場合の単
語辞書検索装置は、かな漢字変換装置においてキーボー
ドから入力されたかな文字列に対する単語辞書検索を行
なう部分、機械翻訳装置・文音声変換装置・文章校正装
置などにおいてワードプロセッサなどで作成された漢字
かな混じり文字列に対する単語辞書検索を行なう部分な
どに用いられている。
入力文字列の各文字に複数の候補がある場合の単語辞書
検索装置は、音声認識装置や文字認識装置などにおい
て、認識結果の複数の候補文字から最も確からしい文字
を選択するための単語辞書検索部などに用いられてい
る。
(従来の技術) 従来、かな漢字変換装置・文音声変換装置などにおいて
用いられている単語辞書検索方式は、基本的に、文献:
「計算機によるカナ漢字変換」(相沢・江原、NHK技術
研究、第25巻第5号、23頁〜60頁、1973年)に示されて
いる方式を引き継いでいる。すなわち、入力された文字
列から部分文字列を切り出して、その部分文字列に表記
(かな漢字変換では「かな表記」すなわち「読みが
な」)の一致する単語を単語辞書内から検索するという
処理を行なう(これを、以下では、第1の従来技術と呼
ぶことにする。) 例えば、「文章を解析する」という漢字かな混じり文字
列に対する単語辞書検索を行なう場合は、1文字目・2
文字目など各文字位置から始まる単語を検索するため
に、「文章を解析する」「章を解析する」「を解析す
る」「解析する」「析する」「する」「る」といった部
分文字列を別々に切り出す。そして、各部分文字列につ
いて、さらに、末尾を削った部分文字列も生成して、そ
の各々を単語辞書から検索する。すなわち、1文字目か
ら始まる単語を検索する際には、「文章を解析する」
「文章を解析す」「文章を解析」「文章を解」「文章
を」「文章」「文」といった部分文字列に関して、検索
を次々に繰り返し、2文字目から始まる単語を検索する
際には、「章を解析する」「章を解析す」「章を解析」
「章を解」「章を」「章」といった部分文字列に関し
て、検索を次々に繰り返すわけである。その結果、下線
を引いた部分文字列などについて、表記の一致する単語
が見つかることになる。
この第1の従来技術では、複数の部分文字列に対して単
語辞書の検索を繰り返すわけであるが、単語辞書の構成
を工夫しておくことによって、1つの部分文字列に対す
る検索の所要時間の短縮を図っている。例えば、単語辞
書内の単語をあらかじめソートしておいて二分検索を行
なったり、1文字目・2文字目など文字ごとに分割して
共通な部分をまとめて木構造として1文字ずつの照合を
行なうなどである。このような辞書の構造と検索方式の
工夫については、文献:“The Art of Computer Progra
mming 3: Sorting and Searching"(D.E.Knuth,Addison
−Wesley,1973)に多く示されている。
ただし、この第1の従来技術は、コンピュータ上の逐次
型プログラムとしての実現を想定しており、所要時間短
縮の工夫は逐次処理の枠内で工夫である。したがって、
入力文字列のある部分文字列と単語辞書内のある単語の
表記の文字列とを比較する処理などは、1文字ずつ逐次
行なわれる。例えば「文章を」という部分文字列と単語
辞書内の「文章」という単語の比較は、「文」と「文」
とを照合し、一致したところで「章」と「章」とを照合
し、次に、「を」に対して不一致となり失敗するという
ように、1文字ずつ照合処理の繰り返しである。
また、第1の従来技術では、入力文字列の各文字にm個
ずつ候補があるような場合は、あらかじめ、長さLの部
分文字列に対して、候補を組み合せたmL通りの文字列を
生成する必要がある。そして、それらの各々について、
さらに、上記のように末尾を削った部分文字列を生成し
て、単語辞書内を検索することになる。
一方、ある長さLの文字列と入力文字列との比較の際
に、1文字ずつの照合を繰り返すのではなく、対応する
文字位置のL組の照合を同時に行なうことが考えられて
いる。その際、入力文字列をシフトレジスタに格納して
おけば、照合の位置をずらすことが、入力文字列から再
度部分文字列を切り出すのではなく、シフトレジスタ内
の全文字を一度に1文字ずらすことで実現できるように
もなる。この第2の従来技術は、特開昭63−261421号公
報「文字列処理装置」および特開昭63−261422号公報
「文字列照合装置」に述べられている。なお、この第2
の従来技術では、入力文字列に複数の候補は存在せず、
検索される文字列も1通りに限られる(単語辞書のよう
に多数ではない)。
特開昭62−67636号公報「照合方式」および文献:「音
声日本語入力システムにおける高速な言語処理のための
辞書照合アルゴリズム」(浜口・鈴木、電子情報通信学
会論文誌、第J70−D巻第8号、1589頁〜1596頁1987
年)には、第3の従来技術が示されている。
第3の従来技術では、入力文字列に複数の文字候補があ
ることを想定している。まず、文字の種類をM(例え
ば、JISの文字コード表では、ひらがなについてM=8
3)とすると、1文字目・2文字目などを各文字位置
に、Mビットのメモリを1個ずつ用意し、複数の候補文
字に対応する各ビットを1にしておく。そして、照合時
は、単語辞書内の各単語について、単語の表記の1文字
目・2文字目など文字位置ごとに、対応するMビットメ
モリから、対応する文字のビット内容(1または0)を
同時に読み出す。すべてのMビットメモリから1が読み
だされたら、入力文字列中に単語辞書内にある単語が出
現したことになる。
(発明が解決しようとする課題) 第1の従来技術には、まず第1に、前述のように、多数
の部分文字列に対する単語辞書検索を繰り返さねばなら
ないという欠点がある。この欠点は、入力文字列の各文
字に複数の候補がある場合に、特に顕著になる。長さK
の入力文字列の各文字にm個ずつ候補がある場合、最長
の部分文字列の長さをLとすると(通常、単語辞書内の
最長の単語の長さをLとする)、最大(mL×L×K)個
の部分文字列に対する検索を繰り返す必要が生ずる。通
常、あらかじめ条件を定めて、不要な部分文字列の検索
を避けるようにするので、(mL×L×K)個というのは
最悪の場合であるが、それでも検索の回数はかなり多く
なる。
第1の従来技術の第2の欠点は、ある部分文字列と単語
辞書内のある単語の表記の文字列との比較を、1文字ず
つ順に行なうため、比較に時間がかかるということであ
る。
第2の従来技術では、第1の従来技術の第2の欠点に対
処している。しかし、第2の従来技術は、入力文字列に
複数の候補がある場合に適用できない。また、検索され
る文字列も1通りに限られ、単語辞書のように多数の文
字列と比較を行なうことを考えると、単語辞書内の各単
語の表記の長さの異なりが問題となって適用できない。
第3の従来技術は、第1の従来技術の2つの欠点に対処
している。しかし、入力文字列を記憶するために、文字
の種類だけのビット数をもったメモリを、文字列長だけ
用意する必要があるため、文字の種類が多数の場合はメ
モリサイズがかなり大きくなってしまう問題がある。か
な漢字変換や音声認識の場合は、入力文字列がひらがな
(あるいは音素文字)で100種類程度に限定されるの
で、あまり問題にならないが、漢字かな混じり文字列を
対象とした文音声変換や機械翻訳など場合は、漢字を含
み文字の種類が3000〜4000種類にもおよぶため、メモリ
が大きくなって問題になる。
また、第3の従来技術では、入力された文字列の先頭か
ら始まる単語の検索しか行なわないため、2文字目から
始まる単語や、3文字目から始まる単語などを検索する
場合には、入力文字列のメモリへの登録を、やり直す必
要が生じるという問題もある。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を除去
し、入力文字列の各文字に複数の候補があっても、高速
に単語辞書との照合が可能な単語辞書検索装置を提供す
ることである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、各文字に対して第1から第m候補(mはm≧
1なる整数)までのm種類の候補が存在する文字列の入
力装置と、n文字分(nはn≧1なる整数)のデータ巾
をもつ各アドレスに単語の表記を1個ずつ格納してn文
字に満たない部分にはあらかじめ定めた残余記号を詰め
た単語辞書メモリ(登録単語数≧2)と、前記単語辞書
メモリのアドレスカウンタと、前記単語辞書メモリにつ
いて単語の先頭文字に対する単語の存在範囲を示したイ
ンデックスメモリと、前記入力装置によって入力された
文字列の第1・第2・…・第m候補に対応し1文字ずつ
の順送りを行なう各々n文字分の第1・第2・…・第m
候補シフトレジスタと、前記入力装置によって1文字に
対するm種類の候補が入力されるたびにシフトロック1
回と前記インデックスメモリにより前記第1・第2・…
・第m候補シフトレジスタの各1文字目を先頭とする単
語の存在範囲を順次求めて前記アドレスカウンタに先頭
アドレスをセットするセットクロックと単語数に応じた
回数の判定クロックとカウンタクロックとを出力するコ
ントローラと、前記単語辞書メモリから読み出されるn
文字分のデータの1文字目・2文字目・…・n文字目に
対応し該当位置の文字が前記第1・第2・…・第m候補
シフトレジスタのいずれかの同位置の文字または前記残
余記号に一致したとき一致信号を出力する1文字目・2
文字目・…・n文字目比較回路と、前記1文字目・2文
字目・…n文字目比較回路のすべてから一致信号が検出
された場合に前記入力装置によって入力された文字列中
に前記単語辞書メモリ内に存在する単語が出現したと判
定する判定回路とを備えたことを特徴とする単語辞書検
索装置である。
(実施例) 図面を用いて、本発明の構成・作用を説明する。
第1図は本発明の単語辞書検索装置の第1の実施例の構
成を示すブロック図である。以下、まず、各構成要素を
説明する。
入力装置5は、各文字に対して第1候補から第m候補
(mはm≧1なる整数)までのm種類の候補が存在する
文字列を入力する装置であり、例えば、音声認識装置や
文字認識装置などである。入力装置5は、各文字に対す
るm個の候補を、同士に出力し、その出力のタイミング
を入力クロック50によってコントローラ7へ伝える。
単語辞書メモリ1は、n文字分(nはn≧1なる整数)
のデータ巾をもつ各アドレスに、単語の表記を1個ずつ
格納して、n文字に満たない部分には、あらかじめ定め
た残余記号を詰めたものである。第2図は、単語辞書メ
モリ1の内容の例を示す図である(第2図ではn=4と
している)。第2図において、△が残余記号を表わして
いる。第2図の単語辞書メモリ1のアドレスをaとする
と、「日本△△」というn(=4)文字が同時に読み出
される。単語辞書メモリ1は、ICメモリなどを用いて実
現できる。通常、漢字コードは16ビットで表現されるの
で、第2図の単語辞書メモリ1のデータ巾は、16×4=
64ビットである。現在のICメモリでは、同時に読み出せ
るデータ巾が8ビット程度であるから、そのようなICメ
モリを8個並列に並べて実現できる。
インデックスメモリ8は、単語辞書メモリ1について、
ある文字を表記の先頭にもつ単語群の存在範囲を示した
メモリである。第9図(a)は、インデックスメモリ8
の内容の例を示す図である。第9図のインデックスメモ
リ8は、ある文字に対するアドレスに、単語辞書メモリ
1において、その文字を表記の先頭にもつ単語群の存在
する先頭アドレス800と、その単語群の単語数801とが記
憶されている。このようなインデックスメモリ8は、従
来のICメモリを用いて実現できる。第9図(b)は、第
9図(a)のインデックスメモリ8の内容に対応する単
語辞書メモリ1の内容の例である。単語辞書メモリ1内
では、同一の文字を表記の先頭にもつ単語のアドレスが
連続するように集められており、インデックスメモリ8
から得られる先頭アドレス800と単語数801とから、その
存在範囲(単語辞書メモリ1内のアドレス範囲)が求め
られる。例えば、第9図(a)から、「日」に対して、
先頭アドレス800の値としてa1、単語数801の値としてN1
とが得られるが、これは、第9図(b)に示されている
ように、単語辞書メモリ1内で「日」で始まる単語は、
アドレスa1からN1個、すなわち、アドレスa1からアドレ
ス(a1+N1−1)までの範囲に存在することを意味す
る。なお、インデックスメモリ8について、ある文字に
対するアドレスは、その文字の文字コードをそのままア
ドレス値とするのが最も単純であるが、その文字の文字
コードになんらかの演算をほどこした結果の値をアドレ
ス値とするなどの方法も考えられる。
コントローラ7は、入力装置5によって1文字に対する
m種類の候補が入力されるたびに、インデックスメモリ
8より、m個のシフトレジスタ2の各1文字目を先頭と
する単語の存在範囲を順次求めて、アドレスカウンタ4
を制御する。第1図では、それに加えて、シフトレジス
タ2の順送りや、判定回路6の判定のタイミングなども
制御するように構成している。第3図は、コントローラ
7に入出力される制御信号のタイムチャートの例であ
る。第3図において、入力クロック50は入力装置5から
入力される制御信号、シフトクロック70はシフトレジス
タ2へ出力される制御信号、セットクロック73とカウン
タクロック71はアドレスカウンタ4へ出力される制御信
号、判定クロック72は判定回路6へ出力される制御信号
である。まず、シフトクロック70は入力クロック50が1
回入力されるたびに1回出力される(入力クロック50を
そのままシフトクロック70として出力する)。このシフ
トクロック70は、入力装置5からシフトレジスタ2へ1
文字読み込ませ、かつ、シフトレジスタ2内の文字列を
1文字ずつ順送りさせるためのものである。セットクロ
ック73は、シフトクロックメモリ70に引き続いて、m回
出力される。このセットクロック73は、インデックスメ
モリ8から読み出される先頭アドレスを、アドレスカウ
ンタ4にセットするための信号である。第1候補シフト
レジスタの1文字目の文字、第2候補シフトレジスタの
1文字目の文字、…、第m候補シフトレジスタの1文字
目の文字の各々について、合計m回繰り返される。セッ
トクロック73が1回出力された後に、判定クロック72と
カウンタクロック71とが交互に出力される。これらの出
力回数は、セットクロック73でセットされた先頭アドレ
スと同時にインデックスメモリ8から読み出された単語
数と同一回数である。第3図のタイムチャートでは、第
1候補シフトレジスタの1文字目、第2候補シフトレジ
スタの1文字目、…、第m候補シフトレジスタの1文字
目の各々に対して、その文字を先頭文字とする単語辞書
メモリ1内の単語数が、N1個、N2個、Nm個であったこと
を示している。ただし、カウンタクロック71は判定クロ
ック72よりも1回少なくともよい。このようなタイムチ
ャート通りに動作するコントローラ7は、当業者におい
て容易に実現可能である。
アドレスカウンタ4は、セットクロック73に同期してコ
ントローラ7から指定されたカウンタ値(先頭アドレ
ス)をセットし、カウンタクロック71に同期してカウン
トアップを行なうカウンタである。そして、カウンタ値
を単語辞書メモリ1のアドレス値として出力する。従来
のカウンタICで実現できる。
第i候補シフトレジスタ2は、入力装置5によって入力
された文字列の第i候補(iは1≦i≦mなる整数)
を、シフトクロック70に同期して1文字ずつ順送りしな
がら、n文字分格納するシフトレジスタである。このシ
フトレジスタ2は、入力文字列の各文字に対するm個の
候補の各々に対して設けられており、第1候補シフトレ
ジスタ、第2候補シフトレジスタ、…、第m候補シフト
レジスタのm個がある。第4図は各シフトレジスタ2の
構成例を示した図である。1文字をdビットで表現して
いる場合、第i候補シフトレジスタ2は、第4図のよう
に、シフトクロック70に同期した(d×n)個のDフリ
ップフロップで実現できる(d個並列に並べたものを、
n個直列に接続する)。並列に接続したd個が1文字に
対応し、その出力はまとめて比較回路3へ送られる。
j文字目比較回路3は、アドレスカウンタ4の示す1つ
のアドレスに対して単語辞書メモリ1から読み出される
n文字分のデータのj番目(jは1≦j≦nなる整数)
の文字が、m個のシフトレジスタ2のいずれかのj番目
の文字、または、残余記号に一致したときに、一致信号
を出力する回路である。この比較回路3は、単語辞書メ
モリ1のデータ巾n文字の各々に対して設けられてお
り、1文字目比較回路、2文字目比較回路、…、n文字
目比較回路のn個がある。第5図は、j文字目比較回路
3の構成例を示した図である。1文字をdビットで表現
して、シフトレジスタ2がm個設けられている場合、j
文字目比較回路3は、第5図のように、(m+1)個の
dビット比較器と、1個のORゲートで構成できる。m個
のdビット比較器は、単語辞書メモリ1から読み出され
ているn文字データのうちj文字目と、各シフトレジス
タ2のj文字目とを比較し、残りの1個のdビット比較
器は、単語辞書メモリ1から読み出されているn文字デ
ータのうちj文字目が残余記号であるか否かを調べる。
最終的なORデートの出力では、この(m+1)個の比較
器のいずれかで、一致が検出されたときに、一致信号30
が出力される。
判定回路6は、判定クロック72に同期して、n個の比較
回路のすべてから一致信号が検出された場合に、入力装
置5によって入力された文字列中に単語辞書メモリ1内
に存在する単語が出現したと判定する回路である。第6
図は、判定回路6の構成例を示す図である。判定回路6
は、第6図のように、1個のANDゲートと1個のDフリ
ップフロップで実現できる。
次にこの実施例の動作を例を用いて説明する。
第7図(a)〜(h)は、n=4、m=3で入力文字列
の長さが4のときの、第1候補シストレジスタ・第2候
補シフトレジスタ・第3候補シフトレジスタの内容の変
化の例を示した図である。第7図の3×4のマトリック
スは、1行が各シフトレジスタ2の内容に対応してお
り、行方向が文字位置(1〜4)、列方向が候補レベル
(1〜3)を表わしている。これらのシフトレジスタ2
に入力されている文字列は、1文字目の候補は第1候補
から順に「日」「白」「目」、2文字目の候補は順に
「木」「本」「大」、3文字目は順に「電」「雷」
「霧」、4文字目は順に「気」「島」「戒」である。斜
線部分は文字が格納されていないことを表わす。
第7図において、(a)→(b)→(c)→(d)→
(e)→(f)→(g)→(h)という変化は、シフト
クロック70が1回発生されるたびに起こる変化を示して
いる。そして、(a)〜(g)の各々の状態において、
n個(この例では4個)の比較回路3で、単語辞書メモ
リ1内の単語と第7図のシフトレジスタの内容との照合
が行なわれる。その際、単語辞書メモリ1内の全単語と
シフトレジスタ2とが照合されるのではなく、そのとき
の各シフトレジスタ2の1文字をもとにして、単語辞書
メモリ1内の照合する単語数を制限する。例えば、状態
(d)では、3個のシフトレジスタ2の内容と、まず、
「日」で始まる単語辞書メモリ1内の単語群とが照合さ
れ、次に、「白」で始まる単語群と照合され、最後に、
「目」で始まる単語群と照合される。このような単語群
の存在範囲は、インデックスメモリ8から得ることがで
き、コントローラ7が単語辞書メモリ1のアドレスカウ
ンタ4を制御する。
その結果、各状態で、単語辞書メモリ1内の例えば次の
ような単語に対して、判定回路6が出現を検出する。
(a)該当なし (b)該当なし (c)該当なし (d)「日」「日本」「日本電気」「日大」「白」「白
木」「目」 (e)「木」「本」「大」 (f)「電」「電気」「霧」「霧島」「雷」 (g)「気」「島」 このうち、状態(d)における第7図のシフトレジスタ
内容と、単語辞書内の単語「日本」(=「日本△△」)
とを照合する際の、各比較回路3の動作を説明する。1
文字目比較回路は、「日本△△」の「日」と第1候補シ
フトレジスタの1文字目の「日」との一致により一致信
号30を発生する。2文字目比較回路は、「日本△△」の
「本」と第2候補シフトレジスタの2文字目の「本」と
の一致により一致信号30を発生する。3文字目比較回路
と4文字目比較回路はともに、「日本△△」の「△」
(残余記号)を検出して一致信号30を発生する。その結
果、判定回路6は、すべての比較回路3の一致信号30を
受けて、単語の出現を検出することになる。
なお、入力文字列長がKの場合、シフトレジスタ2内で
の順送りは、少なくとも(K+n−1)回行なわれる必
要がある。したがって、入力装置5は、長さKの入力文
字列を入力した後、さらに、(n−1)回のダミーの文
字列入力を行なう必要がある。あるいは、コントローラ
7が、入力文字列の末尾を検出して、さらに、シフトク
ロック70の1回に対応するサイクルを、(n−1)回繰
り返すようにしてもよい。
また、最初の(n−1)回の順送りの間(第7図では
(a)から(c)まで)は、入力文字列がシフトレジス
タ2の先頭まで到達していないので、単語辞書メモリ1
との照合を行なっても意味がない。そこで、その間は、
コントローラ7は、セットクロック73やカウンタクロッ
ク71や判定クロック72を発生せず、シフトクロック70の
みを連続して発生するようにしてもよい。
以上では、入力文字列の各文字にm個の候補が存在する
一般的な場合の実施例を示したが、かな漢字変換におけ
る単語辞書検索や、ワードプロセッサで作成した文章の
解析を行なう際の単語辞書検索などでは、入力文字列の
各文字は1通りである(m=1)。第8図は、そのよう
な場合を対象とした第2の実施例を示すブロック図であ
る。この場合は、シフトレジスタ2が1個でよい。構成
要素・動作は第1図の実施例についてm=1とすればよ
いので、説明を省略する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、漢字のように多
種類の多い文字から成る文字列に対して、各文字が複数
の候補をもっていても、高速に単語辞書との照合が可能
な単語辞書検索装置が得られる。特に入力文字列の各文
字の候補数にも、単語辞書内の単語の表記長にもかかわ
らず、入力文字列と単語辞書内の1つの単語との照合が
2クロック程度の間に行えることの効果が大きい。
さらに、実施例に示したように、本発明の各構成要素
は、少数のロジックICを組み合わせで実現できる。した
がって、LSI技術を利用すれば、非常に小型の装置とし
て実現できる点も長所である。それに加えて、第1の従
来技術のように、汎用計算機上のソフトウェアとして実
現されるのではなく、専用ハードウェア・特殊LSIとし
て実現できるため、クロックの周波数自体を、汎用計算
機に比べてかなり高く設定することが可能であり、この
点でも高速性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、第2図は単語辞書メモリ1の内容の例を示す図、第
3図はコントローラ7の入出力信号のタイムチャートの
例、第4図はシフトレジスタ2の構成例を示す図、第5
図は比較回路3の構成例を示す図、第6図は判定回路6
の構成例を示す図、第7図(a)〜(h)はシフトレジ
スタ2の内容の変化の例を示す図、第8図は本発明の第
2の実施例を示すブロック図、第9図(a)(b)はイ
ンデックスメモリ8の内容の例と単語辞書メモリ1との
対応を示す図である。 図において、1……単語辞書メモリ、2……シフトレジ
スタ(第i候補シフトレジスタ)、3……比較回路(j
文字目比較回路)、4……アドレスカウンタ、5……入
力装置、6……判定回路、7……コントローラ、8……
インデックスメモリ、30……一致信号、50……入力クロ
ック、70……シフトクロック、71……カウンタクロッ
ク、72……判定クロック、73……セットクロック、74…
…先頭アドレスである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各文字に対して第1から第m候補(mはm
    ≧1なる整数)までのm種類の候補が存在する文字列の
    入力装置と、n文字分(nはn≧1なる整数)のデータ
    巾をもつ各アドレスに単語の表記を1個ずつ格納してn
    文字に満たない部分にはあらかじめ定めた残余記号を詰
    めた単語辞書メモリ(登録単語数≧2)と、前記単語辞
    書メモリのアドレスカウンタと、前記単語辞書メモリに
    ついて単語の先頭文字に対する単語の存在範囲を示した
    インデックスメモリと、前記入力装置によって入力され
    た文字列の第1・第2・…・第m候補に対応し1文字ず
    つの順送りを行なう各々n文字分の第1・第2・…・第
    m候補シフトレジスタと、前記入力装置によって1文字
    に対するm種類の候補が入力されるたびにシフトクロッ
    ク1回と前記インデックスメモリにより前記第1・第2
    ・…・第m候補シフトレジスタの各1文字目を先頭とす
    る単語の存在範囲を順次求めて前記アドレスカウンタに
    先頭アドレスをセットするセットクロックと単語数に応
    じた回数の判定クロックとカウンタクロックとを出力す
    るコントローラと、前記単語辞書メモリから読み出され
    るn文字分のデータの1文字目・2文字目・…・n文字
    目に対応し該当位置の文字が前記第1・第2・…・第m
    候補シフトレジスタのいずれかの同位置の文字または前
    記残余記号に一致したとき一致信号を出力する1文字目
    ・2文字目・…・n文字目比較回路と、前記1文字目・
    2文字目・…n文字目比較回路のすべてから一致信号が
    検出された場合に前記入力装置によって入力された文字
    列中に前記単語辞書メモリ内に存在する単語が出現した
    と判定する判定回路とを備えたことを特徴とする単語辞
    書検索装置。
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