JPH0670742U - ストーブ型発香器 - Google Patents

ストーブ型発香器

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JPH0670742U
JPH0670742U JP219793U JP219793U JPH0670742U JP H0670742 U JPH0670742 U JP H0670742U JP 219793 U JP219793 U JP 219793U JP 219793 U JP219793 U JP 219793U JP H0670742 U JPH0670742 U JP H0670742U
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JP
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scent
stove
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light bulb
hollow base
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Application number
JP219793U
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English (en)
Inventor
和夫 佐久間
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和夫 佐久間
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】中空基台1上にストーブの燃焼室に似せた筒形
本体部4を立設し、この中に、台座21の上のソケット
部22に差し込んだ電球23と、電球23の上下に設け
た支持網24及び調整網25と、支持網24上に載置し
た有香シート26と、電球23に通じるように台座21
に接続したコード27とから成る発香部20を交換可能
に収納してコード27を中空基台1外へ導き、筒形本体
部の背面に煙突10を取付け、筒形本体部の頂部開口を
蓋15で閉じるようにして成るストーブ型発香器。 【効果】ストーブに似せた外観から回顧的情緒を視覚に
与え、煙突から立ちのぼる雪の香り又はその他の好みの
香りにより郷愁をそそる嗅覚感覚を与えて複合作用が奏
せられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は、小型のストーブ型をした、卓上等に置いて使用するのに適した発香 器に関するもので、具体的にはストーブ型をした本体部の中に入れた発香部に通 電するとストーブの煙突から、雪の香り、その他の人工的な種々の香りが室内に 発散されるようにした発香器に関するものである。
【0002】
【考案の背景】
従来の香炉などのような発香器具は、香料を薫蒸させて煙と共に室内に或る香 りを発散させるようにしたものが普通であるが、香りの種類が限定されているう えに、薫蒸による煙りが室内に充満し、人体の咽喉や鼻粘膜に刺激を与えるので 健康上は必ずしも好ましいものではない。また、化学的芳香剤から香りを揮散さ せるようにした芳香器も市販されているが、同様に香料の刺激が強すぎるきらい があり、その香りを消すには室内換気をするなど時間をかけなければならない不 都合がある。また化学的芳香剤を入れてある容器は一般にデザインが貧弱で装飾 効果を挙げられるものは少ないうえ、その容器を見て心理的な安らぎや懐かしさ を与えられるような形状にした発香器具は従来知られていない。さらに、香りの 種類を種々選択できて、その香りに飽きたらすぐに香りを消して、他の香りを発 散させるようにした発香器はなおさら知られていない。
【0003】 これに対し、本考案者は、臭いを消すことに関し先にセリ科植物、特にニンジ ンの葉及び茎を乾燥して得られた消臭性粉末を溶剤抽出、特にエタノール抽出し て得た消臭エキスを布等の含浸性媒体に含浸させたシートが、室内等に放置する だけで異臭を消す作用のあることを見出して出願(実願平4−45786)をし ているが、これをさらに改良して消臭性シートを豆電球などで適度に加熱すると 消臭エキスの蒸散が盛んになり、室内の異臭を消す効力が一段と強化されること を見出し、これも実用新案登録出願をしている。さらに人工的な香りに関し、本 考案者は、上記の消臭エキスと同様に植物起源の香りを人工的に合成することに も成功し、この中にはコーヒー、レモン、パン等々の食品の香りがあるほか、意 外なことに、雪の香りの合成にも成功した。このような多様な人工的香り、特に 雪の香りを、デザイン的にも優れた容器から発散させるようにしたならば、単に 嗅覚だけでなく、視覚的にも、心理的にも好ましい総合効果が得られるであろう 点に着目して本考案に至ったものである。
【0004】
【考案の目的】
従って本考案は、外観が情緒的印象乃至回顧志向に合致するようなデザインと した容器内に、人工的に合成した健康に無害な香りを発することができる交換可 能な発香部を収納した小型のストーブ型発香器を提供することをも目的とするも のである。
【0005】
【考案の概要】
この目的を達するため本考案は、中空基台の上にストーブの燃焼室に似せた筒 形本体部を立設し、この中に、台座に取付けた通電用のソケット部に差し込んだ 低消費電力の電球と、この電球の上下に設けた支持網及び調製網と、支持網上に 載置した、例えば人工的に合成した雪の香りや、コーヒー等の食品の香りを含浸 させた有香シートと、前記電球に通電するように台座に接続し、中空基台の外へ 引出し得るようにしたコードとから成る発香部を交換可能に収納し、筒形本体部 の前面には蓋で開閉可能な開口を設け、筒形本体部の背面には有香シートからの 香りを発散させるための煙突を取付け、筒形本体部の頂部開口を開閉蓋で閉じる ようにして小型のストーブ類似型の発香器を構成したものである。このストーブ 型発香器は例えばテーブルや家具などに載置して使用できる程度の小型寸法に形 成され、インテリア装飾品たると共に、好みの香りを随時発することができるも のである。前記中空基台には引出しを出し入れできるように設けて、この上に前 記発香部を載置するようにするとよい。また場合によっては、発香部を取り除い て、引出しの中に少量の固形燃料や木、紙などを入れて燃やし、チラチラ燃える 炎を楽しむようにする使い方もできる。
【0006】 前記有香シートは、人工的に合成した又は天然の食品香、例えばコーヒー、レ モン、パン等々の香りや、特に好適には、人工的に合成した雪の香りの成分を含 浸性媒体に含浸させて製造することができる。特に、雪の香りは、地方地方で異 なる香りのするものであることが実証されており、本考案者はこのような雪の香 りの合成に成功している。また、有香シートは場合により、消臭剤、特にニンジ ン葉からの抽出エキスを含浸させた消臭シートに変えることもできる。有香シー トを使用した後の残香を迅速に消したい時など、この消臭シートを発香部に載せ て通電すれば、数分ならずして残香は消える。
【0007】
【実施例】
図面を参照して本考案の実施例について説明する。図1は本考案に係る小型の ストーブ型発香器の外観を示す斜視図であり、このストーブ型本体の中に次に図 2で説明する発香部20が収められている。まず、図1の外観から説明すると本 考案の発香器は、卓上等に置くの適した小型寸法の平たい中空基台1の上に中空 筒形の本体部4を立設し、本体部4にはその前面の開口5(図2参照)を開閉す る扉6を設け、背面には煙突10を本体の内部と連通させて取付け、煙突上部の 開口13から好みの香り、特に人工的に合成した雪の香りなどを発散させるよう にしてある。筒形本体部4の頂面には、蓋15が着脱可能に取付けられる。この ように、本考案の発香器の外観そのものは、従来あるストーブとほゞ同様であっ て、ただテーブルや家具の上に置ける程度の小型にしたものである。
【0008】 中空基台1の中には、図2から明らかなように引出し2が出し入れできるよう に設けられ、基台1は好適に4本の脚3により支えられている。引出し2は、後 述の発香部20を載置するためのものであるが、場合により実際に燃える燃料、 例えば割箸や紙切れ、又は固形燃料などを引出し2に少量入れ火をつけて燃やし てもよく、そのため引出し2、中空基台1及び本体部4等は不燃性材料、特に金 属製とすることが望ましく、金属製、特に重厚な色の外観とすることにより、発 香器具としては珍しい、懐かしい鉄ストーブ或いは石炭ストーブの印象を生ぜし め、人々に郷愁的情緒を抱かせる視覚的効果を挙げることができる。
【0009】 図2を参照して発香部20及びその他の細部について説明する。発香部20は 引出し2の上に筒形本体部4の頂部開口から入れられる。筒形本体部4は、円筒 形をした上半部4aと下方へテーパー状に細まる下半部4bとから成っている。 発香部20の構成は、一番下に台座21があり、その上に図で二段に筒状をなす ソケット部22が取付けられ、ソケット部頂部に電球23が挿入される。電球は 低電力のもの、例えば15〜25W程度のものが好適である。電球の上に多重円 状にワイヤで形成した支持網24が載置され、またソケット部22には支持網よ りやゝ小径の調製網25が取付けられる。調製網25は、好適に筒形本体部のテ ーパー状下半部4bの内径に接する程度の外径とし、引出し2上に載置した発香 部20の電球がちょうど本体部開口5から覗ける高さに来るようにすることが望 ましい。
【0010】 電球23の上には、支持網24を介して有香シート26が載せられる。有香シ ートは、前述したように、人工的な香り、特に雪の香りの成分を含浸させた布、 不織布、或いは紙などの含浸性媒体から成り、電球23からの弱い熱により加熱 されると含浸成分を揮散させるようにしたものである。有香シートは、雪の香り に限らず、コーヒーやレモン等の食品の香りの成分を含浸させたものでもよく、 また場合により、前記したようなニンジン葉エキスから成る消臭成分を含浸させ た消臭シートに変えることもできる。
【0011】 筒形本体部4の前面には開口5が穿設され、これを覆う扉6には掛金7がピン 止めされ、掛金を受ける受金8が本体部4の側面に形成されている。扉6をあけ て開口5から中の有香シート26の具合を調整したり、或いは扉6をあけ放しに して電球23の明かりをファッション的な照明として利用することもできる。扉 6には小窓9を穿設し、さらにこの小窓9にも小さい扉(図示せず)を備えても よい。また、開口5の下にも図示してない小窓を設けて、中の明かりが覗けるよ うにしてもよい。
【0012】 筒形本体部4の背面に取付けた煙突10は、本体部4に固定した取付け部11 と、これに着脱可能に嵌合する曲がり部から直立する縦パイプ12から成る。縦 パイプの頂端は開口13とし、ここから有香シートの発する香りが発散される。 煙突の上に傘14が設けられている。
【0013】 筒形本体部4の頂部開口を覆う蓋15はリング状の大蓋16と、その中央に嵌 められる小蓋17とから成り、これは実際のストーブの外観に似せるためである と共に、内部の調整のため必要に応じて小蓋17或いは大蓋16のいずれかを外 せるようにするためである。発香部20そのものをセットする時は、図2から認 められるように大蓋16を外して筒形本体部4の中に台座21から収納する。台 座21に接続しているコード27は本体部4の中へ全体を収め、スイッチ28( 図1)のついている端部を引出し2から外部へ導出する。コード27の端部は、 図示してないが、適宜プラグを取付けて、コンセント等に差し込みできるように する。電球23の上の網24に好みの有香シート(又は消臭シート)を載せ、大 蓋16、小蓋17を閉じて本考案の発香器ができあがる。
【0014】 以上のように構成した本考案のストーブ型発香器は、コード27を介して通電 すると、電球の熱で有香シート26が暖められ、その含浸している好みの香りが 揮発して、煙突10を通って開口13から室内に発散される。特に、雪の香りを 選んだ時は、シンシンと降る雪を連想させる雪の香りが室内に満ち、一方実際に は室内を十分な暖房で暖めておけば、雪国の情緒をいながらにして楽しみ懐かし むことができる。この時、例えば室内の明かりを消して、扉6或いは小窓9をあ けると、中の明かりがちょうど燃えるストーブのような視覚的効果を生じ、暖か みと雪の香りとがミックスして雪国の情緒を一層味わうことができる。
【0015】 このほか本考案の発香器は、前述したように種々の合成香、例えばコーヒーの 香りのシート26を用いたり、レモンの香りのシート26を用いたりすることに より、少ない消費電力で随時室内に好みの香りを実現することができ、これらの 香りと、レトロ志向又はトラッド志向にマッチするストーブ型器具から来る視覚 的印象とが相俟って、懐かしさ、郷愁といったような心理的作用を生み出すこと により、心身に安らぎを与える発香器具とすることができる。また、これら好み の香りを用いた後に室内に残留する香りを消したい時は、有香シートに代えて、 消臭シートを用いれば、数分のうちに室内の残香が消えるから、従来の香炉など のように、窓をあけて換気しなければならないというような煩わしさはなく、室 内空気を汚すおそれもない。さらに、本考案のストーブ型器具は、前述したよう に、発香部20そのものを取外して、引出し2の中に木や紙などの燃料を入れて 燃やし、その明かりを眺めることにより、いながらにして田園的感覚を現出する といった嗜好的使用をするのにも適する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明のように本考案のストーブ型発香器は、外観が伝統志向に合致したデ ザインのストーブの形そのものであると共に、内部には低い電力で種々好みの香 りを発する発香部を収納しているから、視覚と嗅覚の連携作用により、懐かしさ や暖かさといった心理的作用を生み出す、新規な商品を実現することができる効 果がある。特に、雪の香りを含浸したシートを用いる時は、雪の香りそのものが 珍しいだけでなく、雪の香りのもたらす寒さの印象と、ストーブからもれる明か りによる暖かさの印象との複合効果が、全く新しい情緒的発香器具たる効果を生 じ、室内装飾品、玩具、或いは土産物などとして広く需要を喚起することが期待 される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係るストーブ型発香器の外観を
示す斜視図である。
【図2】図2は本考案のストーブ発香器の構成要素を分
解して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…中空基台 2…引出し 4…筒形本体部 4a…上半部 4b…下半部 5…開口 6…扉 10…煙突 11…取付け部 12…縦パイ
プ 15…蓋 20…発香部 21…台座 22…ソケット部 23…電球 24…支持網 25…調製網 26…有香シート 27…コード

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空基台1上にストーブの燃焼室に似せ
    た筒形本体部4を立設し、この中に、台座21の上のソ
    ケット部22に差し込んだ電球23と、電球23の上下
    に設けた支持網24及び調製網25と、支持網24上に
    載置した有香シート26と、電球23に通じるように台
    座21に接続したコード27とから成る発香部20を交
    換可能に収納してコード27を中空基台1外へ導き、筒
    形本体部の背面に煙突10を取付け、筒形本体部の頂部
    開口を蓋15で閉じるようにして成るストーブ型発香
    器。
  2. 【請求項2】 前記中空基台1には引出し2を設け、こ
    の上に前記発香部20を載置するようにした請求項1に
    記載の発香器。
  3. 【請求項3】 前記有香シート26には人工的に合成し
    た雪の香りを含浸させてある請求項1に記載の発香器。
  4. 【請求項4】 前記有香シート26にはコーヒー、レモ
    ン等の合成した食品の香りを含浸させてある請求項1に
    記載の発香器。
  5. 【請求項5】 前記電球は15〜25Wの小電力のもの
    である請求項1に記載の発香器。
JP219793U 1993-01-03 1993-01-03 ストーブ型発香器 Pending JPH0670742U (ja)

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