JPH0194861A - 香料の嗅香方法とその嗅香器具 - Google Patents

香料の嗅香方法とその嗅香器具

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JPH0194861A
JPH0194861A JP62251901A JP25190187A JPH0194861A JP H0194861 A JPH0194861 A JP H0194861A JP 62251901 A JP62251901 A JP 62251901A JP 25190187 A JP25190187 A JP 25190187A JP H0194861 A JPH0194861 A JP H0194861A
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air
hollow container
scent
smelling
aroma
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JP62251901A
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Isamu Watabe
勇 渡部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、香料を、口腔より吸入する、または吐出す
空気量の調節により、発香量を加減し、主として鼻腔よ
り嗅香する方法、およびその器具に関するものである。
従来香りは、人間の五感の一つとして、様々な作用を人
間生活に及ぼしてきた。そして、香りは単に、においを
発するものとしてだけではなく、その球広い効用効果は
、古くから注目されてきた。
すなわち良い香りは人の心神を悦楽ならしめる、身体を
芳潔ならしめる、温涼を調適する作用がある(「華厳経
」)。また、近年では、より積極的に、音楽療法などと
同様に、心身疾病の治療などにも香りの効果がとり入れ
られるようになっている。
このように、香りは、単なる良い香りは気分がいいとい
った範囲を越えて、意識的に積極的に生活の中にとり入
れる工夫が歴史的になされて来たのである。
従来行なわれてきた方法は、大きく分類すると(1)身
体の一部、または全体に香材を塗る、あるいは浴びる方
法。
例.香水、香油、入浴など (2)品物に香りをしみ込ませる方法。
例.本、シャンプー、石けんなど (3)身につける物、着衣、装身具などにつける方法。
例.着物、スリッパ、ハンカチなど (4)空気中に香りを発散させる方法。
例.(A)室内、寺、神社などの儀式用、線香、抹香 (B)屋外、香りの植物園など (5)食べる方法。
例.食材、体身香など (6)特殊な効果をねらったもの。
例.殺虫剤、脱臭剤、脱臭ドリンク (7)その他。
以上のような方法がある。しかしながら、従来なされて
きた方法は、そのいずれの方法も、香りを適宜に選定し
、時間、場所にできるだけ制約されず、好みの量を随意
に調節しながら、個人的に享しむという点では、それぞ
れ欠陥がある。
(1)は、香水を例にとれば、随意に香りの量を調節し
、随意に止めることはできない。
(2)は、例えばシャンプーのように、その品物を使え
る場所以外は使用困難である。
(3)は、身につける物との違いがあるだけで、(1)
と同様の欠陥がある。
(4)の空気中に発散させる方法であるが、(A)室内
の場合、方法としては、具体的には、a1香を焚く、a
2香剤を自然に空気中に発散させる、に分かれるといえ
るが、a1、a2ともに一定の室内に香りの分子を飛散
させて、室内に居て享しむ方法であり、戸外では難しい
(B)屋外の場合は、一般に植物園など自然の芳香性植
物の樹下にあって、かなり広域にわたる香りの分子の滞
流をまって、初めて可能になり、やはり場所が限定、特
定される。
(5)は、食べる方法で、食材として適材として適切な
もの以外に楽しむことはできず、香材の種類、場所、時
間に制約が生じる。
(6)は、香りを積極的に楽しむ以外の目的に香りを応
用したもので、その用途、使用方法も限られている。
本発明は、こうした欠点を解決するためになされたもの
で、様々な種類の香剤をその発香量を随意に調節しつつ
嗅引する方法、及びそれを達成するために使用する器具
である。
まず、第一の方法とは、空気に接触することによって、
香りの粒子が飛散する香剤を、一部に穴を設けた中空容
器に装填し、所要の箇所に設けた吸送管を通じ、口腔よ
り吸送する空気の量によりその成分の発散量を調節し、
設けられた穴より発散する香りを、主として鼻腔より嗅
引する方法である。この方法は、芳香性の香剤を、従来
の香のように焚いたり、一定の空間内に適宜に飛散させ
て、空気に漂う香りを嗅引するのではなく、適宜な大き
さと形状を持つ嗅引器具により、口腔よりの空気の出入
りにより、任意に発香量を調節しつつ、香りを嗅引する
方法である。
この方法を用いると、上記に分類したような方法により
嗅香品を楽しむ際の欠陥が補われ、今日まで、例えば、
タバコに限られていたような、任意の場所、任意の時間
において、任意の香りを、任意の量を調節しつつ享しむ
ことが可能になる。この効果についての詳細は、第二項
の器具に関する説明の後に述べる。
次に、第二項の器具について述べると、これは適宜形状
の中空容器の一部に、空気出入用の穴を設け、所要の箇
所に口よりの空気の吸送管を設けた、嗅香器具に関する
ものである。
その実施例を図について説明すると、第1図に示すよう
に、 中空容器(1)の一部に空気出入用の穴(2)を設ける
。中空容器(1)の一端に着脱自在の栓(4)を設ける
。中空容器(1)の所要の箇所に吸送管(5)を設ける
。中空容器(1)と吸送管(5)の間に通気性のフィル
ター(3)を設ける。
本器具は、以上のような構造であるから、これを使用す
るときは、中空容器(1)の一端に取りつけた着脱自在
の栓(4)をはずし、その中に嗜香材を入れ、栓(4)
を閉じる。吸送管(5)を口に含み、口腔より空気を出
し入れする。その際、フィルター(3)により、嗜香材
は空気の出入の圧力によって、吸送管に入り込むことが
阻止される。その結果、中空容器(1)の嗜香材は、吸
送管(5)より送り込まれる空気、または、吸い込まれ
ることによって、中空容器(1)に設けられた穴(2)
より出入する空気により、その発香量が加減され、それ
に応じて香りの成分が、穴(2)より外部に送り出され
るので、それを鼻腔より嗅ぐのである。
なお、香りの本体については、科学的にも、いろいろの
説が行われて、いまなお議論がなされているが、通説と
しては、香りの本体は、鼻の奥の嗅粘膜に二千あまり密
集している嗅覚細胞を刺激し、それが電子的信号となっ
て脳に伝わり、人間がにおいとして感応するとされてい
る。したがって、本器具を使用することにより嗅引する
香りは、中空容器(1)に設けられた穴(2)より発散
する香りの分子を主として鼻腔を通じて嗅引するのであ
るが、周知のように、口腔と鼻迅の構造上、両者は相通
じているので、口腔よりの香りの分子を吸引したその効
果も実際には期待でき、吸送管(5)の機能は、空気量
の調節のみでなく、香りの分子の吸引の役目も、実際上
は果たすのである。
なお、本器具に装填する香料は、従来、香料として享し
まれてきたものは、有害なものでなく、公序良俗に反す
るものでなければいずれも適切である。本発明の記載に
おいて、適宜、香料、香剤、嗜香品、香材、嗜香材、嗜
香剤等と記述してあるのは、いずれもこの広い意味の香
料をさし、本発明の主旨を明確に説明するため、多少ニ
ュアンスの異なる表現を採用したにすぎない。具体例を
あげると、シナモン、ジャスモン、竜脳など多数あり、
また種々の香材を混合、調合したものも自由であり、適
宜目的に応じて選定すればよい。
本発明の方法、および器具を用いることにより、使用者
は次に述べるような効果を得ることができる。
つまり、本器具の使用により、香りを享しもうとする人
は、従来の諸方法、前記(1)〜(7)のように、時、
所、機会に大きな制約を受けることなく、あたかも従来
タバコが楽しまれたごとくに、自由に香りを楽しむこと
ができる。すなわち、本器具は携帯できるので、香道な
どのように、一定の装備をもつ居室などに限られること
がなくなる。その結果、嗜香品は、特定の年令層、階層
などに限られず、女性、子供などの広い層にわたり、無
害なかたちで享受できるようになる。
本器具の携帯により、香りの持つ精神浄化作用、精神統
一への効用を、随時享受することが可能となる。また、
香りの持つ治療効果は、近年特に注目されているが、本
器具はこの面でも有意義に活用できる。例えば、喘息等
の疾病、老人性の精神弛緩等の症状の如き例も、本器具
により必要時に香りを嗅引することにより、その効果を
期待することができる。
また、本器具の持つ玩弄性、アクセサリー性は社交用の
小道具としても生かすことができる。また、嗜香材料の
選定によっては、口臭などの予防、遮断にも効果が期待
できる。
また、こうした嗜香品の嗅引方法の確立により、従来、
とかく弊害をうたわれたタバコ吸喫に代替するものが生
まれることになり、その弊害を除くことができる。また
タバコをやめる際にも、本器具を効果的に活用すること
ができる。
なお、本発明において、上記実施例のように、中空容器
(1)の一部に設ける穴は、第3図のように栓(4)の
一部に穴(2)を設けてもよい。なお、第3図、第4図
は、中空容器(1)よりの吸送管(5)を、タバコのパ
イプの形状のように、その側面部に設けた実施例である
なお、中空容器(1)と吸送管(5)の角度を加減し、
適宜の形状とすることは自由である。また、その角度を
自在に加減できる構造を持たせることも自由である。ま
た、両者を着脱自在に組み合わせることも自由である。
また、本発明における中空容器(1)、および吸送管(
5)、栓(4)、フィルター(3)は、その素材は金属
、セラミック、木質、合成樹脂、紙質であれ、適宜選定
して使用するのは自由である。
従って、本発明の実施例として考えられる例を特に書け
ば、本器具全体を、例えば、紙製にするなど、簡易な素
材をもって構成し、嗜香剤が中空構造の紙の中に装着さ
れ、吸送管(5)に相当する吸入口より空気の量を加減
しつつ、中空構造の紙の一部の穴より出入りする香りの
成分を調節しつつ、嗜香する、タバコにおける紙巻きタ
バコのタイプのような実施例も考えられる。
従って、本発明における器具なる用語は、上記のような
、極めて簡易な器材、材料のような例をも含めて、広い
意味で用いるのである。
また、中空容器(1)に入れる香剤については、先述し
たように、有害なものでなければ、自由に各種選定する
ことが可能であるが、その形状は例えば固型、果粒状、
粉状など、適宜な形状を選定でき、また、それらを適当
な素材で包装しておくのも自由である。また、液状にし
て、別素材に含浸させたり、中空容器の1部に塗付する
ことも自由である。また香材を、本器具の素材自体に含
浸させることも自由である。
また本発明においては吸送管より吸送する空気により、
香材の発香を調節するのであるが、それを補助し、香材
の発香をより促進させるために、本器具の素材の一部を
特殊発熱材をもって構成したり、必要と考えられる温熱
発生装置などを本器具に付加することも、本発明の実施
例の一つとして可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシガレットタイプの器具の斜視図 第2図は本発明のシガレットタイプの器具の断面図 第3図は本発明のパイプタイプの器具の斜視図第4図は
本発明のパイプタイプの器具の断面図(1)は中空容器
、(1′)は中空、(2)は穴、(3)はフィルター、
(4)は栓、(5)は吸送管、(5′)は吸送管の中空

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)適宜形状の中空容器の一部に、空気出入の穴をあ
    け、所要の箇所に空気の吸送管を設けた嗅香器具に、香
    料を充填し、口腔より吸送される空気により、その発香
    量を加減しつつ、主として鼻腔より嗅引する方法。
  2. (2)イ、適宜形状の中空容器の一部に穴を設ける。 ロ、中空容器の所要の箇所に空気の吸送管を設ける。 以上、イ、ロの構造からなる嗅香器具。
JP62251901A 1987-10-06 1987-10-06 香料の嗅香方法とその嗅香器具 Pending JPH0194861A (ja)

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