JPH0670674U - ミニ調味料入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 醤油等の液状の調味料は勿論のこと、マヨネ
ーズ等の粘度の高い調味料を簡単に入れることのできる
ミニ調味料入れの提供。 【構成】 柔軟性を有する合成樹脂からなり、先端を細
径に形成し外周面に螺子溝を刻設した注ぎ口にキャップ
を着脱自在に螺着してなるミニ調味料入れにおいて、上
記ミニ調味料入れの下端を開口させると共に、下端部外
周面に螺子溝を刻設し、該螺子溝に裏蓋を着脱自在に螺
着して、ミニ調味料入れを構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は弁当の惣菜に使用する醤油等の調味料を入れるミニ調味料入れに関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、弁当の惣菜に使用する醤油等の調味料を入れるミニ調味料入れは柔軟性 を有する合成樹脂からなり、図４に示すように先端を細径に形成して注ぎ口２１ を設け、該注ぎ口２１の外周面に刻設した螺子溝２２にキャップ２５を着脱自在 に螺着して構成されていた。

【０００３】 而して、上記ミニ調味料入れ２０内に醤油等の調味料を入れるには、図５に示 すようにミニ調味料入れ２０を指先で押圧し、あたかも、スポイトで水を吸い込 むようにしてミニ調味料入れ２０内に醤油等の調味料を入れていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来のミニ調味料入れ２０においては、該ミニ調味料 入れ２０内に醤油やソース等の液状の調味料を入れる場合には比較的簡単に入れ ることができるが、マヨネーズやケチャップ等のような粘度の高い調味料を入れ る場合には、楊枝やスプーン等を用いてマヨネーズやケチャップ等を少量ずつミ ニ調味料入れ２０の注ぎ口に入れ、その都度、ミニ調味料入れ２０の底面を叩い てマヨネーズやケチャップ等を流下させて入れなければならないために非常に手 間が掛かり、また、市販の弁当に付いているミニ調味料入れを再利用しようとし ても、上述したようにミニ調味料入れ内にマヨネーズやケチャップ等の粘度の高 い調味料を入れるのに手間が掛かるため再利用が面倒で使い捨てとなる等の問題 点があった。

【０００５】 本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、醤油やソース等は勿論のこと、マ ヨネーズやケチャップ等の粘度の高い調味料であっても極めて簡単に入れること のできるミニ調味料入れを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題点を解消するために、柔軟性を有する合成樹脂からなり、先 端を細径に形成し外周面に螺子溝を刻設した注ぎ口にキャップを着脱自在に螺着 したミニ調味料入れにおいて、上記ミニ調味料入れの下端を開口させると共に、 下端部外周面に螺子溝を刻設し、該螺子溝に裏蓋を着脱自在に螺着してミニ調味 料入れを構成したものである。

【０００７】

【作用】

ミニ調味料入れは弁当の惣菜に使用する醤油等の調味料を入れるものである。 而して、ミニ調味料入れ内に醤油等の液状の調味料を入れるには、注ぎ口に螺着 したキャップを外し、或いは、ミニ調味料入れの下端部に螺着した裏蓋を外し、 ミニ調味料入れを指先で押圧し内部を真空状態にして醤油等を吸い込ませる。ま た、マヨネーズ等の粘度の高い調味料をミニ調味料入れ内に入れるには、注ぎ口 に螺着したキャップ及びミニ調味料入れの下端部に螺着した裏蓋を外し、ミニ調 味料入れの下端開口部にマヨネーズ等の入った容器の注ぎ口を挿入してマヨネー ズ等を絞り出す。この際、ミニ調味料入れ内の空気は注ぎ口から外部に押し出さ れるので、ミニ調味料入れ内にマヨネーズ等の調味料を極めて簡単に入れること ができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面により説明する。図１は本考案の一実施例を示す 分解縦断面図、図２は組み立て状態を示す斜視図、図３は使用状態を示す要部欠 截斜視図である。図において１は柔軟性を有する合成樹脂からなるミニ調味料入 れ本体、２は該ミニ調味料入れ本体１の先端に形成された注ぎ口で、該注ぎ口２ はミニ調味料入れ本体１の先端部を細径に形成し、その外周面に螺子溝３を刻設 して形成されている。４はミニ調味料入れ本体１の下端開口部で、該下端開口部 ４の内径Ｄは図３に示すようにマヨネーズ等の容器の注ぎ口Ａが嵌入する大きさ とすることが望ましい。５はミニ調味料入れ本体１の下端部外周面に刻設された 螺子溝である。１０はキャップで、該キャップ１０の内周面には前記ミニ調味料 入れ本体１の注ぎ口２の外周面に刻設した螺子溝３に着脱自在に螺合する螺子溝 １１が穿設されている。１５は裏蓋で、該裏蓋１５の内周面には前記ミニ調味料 入れ本体１の下端部外周面に刻設した螺子溝５に着脱自在に螺合する螺子溝１６ が穿設されている。

【０００９】 上述のように構成した本考案のミニ調味料入れ内に醤油やソース等の液状の調 味料を入れる場合には、ミニ調味料入れ本体１の注ぎ口２に着脱自在に螺着した キャップ１０、または、ミニ調味料入れ本体１の下端部に着脱自在に螺着した裏 蓋１５を外し、ミニ調味料入れ本体１を指先で押圧し内部を真空状態にして、ミ ニ調味料入れ本体１内に醤油やソース等を吸い込ませて入れる。 また、ミニ調味料入れ内にマヨネーズやケチャップ等の粘度の高い調味料を入 れる場合には、図３に示すようにミニ調味料入れ本体１の注ぎ口２に着脱自在に 螺着したキャップ１０、および、ミニ調味料入れ本体１の下端部に着脱自在に螺 着した裏蓋１５を外し、ミニ調味料入れ本体１の下端開口部４内にマヨネーズ等 の容器の注ぎ口Ａを差し込んでマヨネーズ等をミニ調味料入れ本体１内に絞り出 す。この際、ミニ調味料入れ本体１内の空気は注ぎ口２から外部に押し出される ので、ミニ調味料入れ本体１内にマヨネーズやケチャップ等の粘度の高い調味料 を極めて簡単に、且つ、迅速に入れることができる。

【００１０】 なお、本考案のミニ調味料入れの形状は円筒形に限らず各種形状とし得ること は勿論である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によれば上述のように、醤油等の液状の調味料は勿論のこと、マヨネー ズ等の粘度の高い調味料であっても極めて簡単、且つ、迅速に入れることができ るという優れた利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す分解縦断面図

【図２】組み立て状態を示す斜視図

【図３】使用状態を示す要部欠截斜視図

【図４】従来のミニ調味料入れを示す分解縦断面図

【図５】従来のミニ調味料入れの使用状態を示す斜視図

【符号の説明】

１ ミニ調味料入れ本体
２ 注ぎ口 ３ 螺子溝
４ 下端開口部 ５ 螺子溝
１０ キャップ １１ 螺子溝
１５ 裏蓋 １６ 螺子溝

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柔軟性を有する合成樹脂からなり、先端
   を細径に形成し外周面に螺子溝を刻設した注ぎ口にキャ
   ップを着脱自在に螺着したミニ調味料入れにおいて、上
   記ミニ調味料入れの下端を開口させると共に、下端部外
   周面に螺子溝を刻設し、該螺子溝に裏蓋を着脱自在に螺
   着したことを特徴とするミニ調味料入れ。