JPH0670501U

JPH0670501U - 替え刃式草削り鍬

Info

Publication number: JPH0670501U
Application number: JP9597591U
Authority: JP
Inventors: 至宏岸野
Original assignee: 至宏岸野
Priority date: 1991-09-09
Filing date: 1991-09-09
Publication date: 1994-10-04

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】草削り鍬の刃先の刃研ぎを容易にするため、替
え刃式にすると共に、替え刃式にすることによる重量の
増加をできる限り抑えること。【構成】本考案の草削り鍬は、軸１の下面に設けた長円
形の突起６と、替え刃２の長円形の孔９とを嵌め合わ
せ、角型段付ボルト３１本で軸１と替え刃２を組み立て
固定した構造をもつ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、手作業農具のうち草削り鍬に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

替え刃式の鍬類は、殆どが２本のボルトによって組み立てられている。また、草削り鍬は、重量をできる限り軽くする必要から、刃先と軸が一体となった、いわゆる共柄になっている。その共柄の仕様は、鍛造によって一体に作られたものと、溶接によって一体化したものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

草削り鍬は、重量をできる限り軽くすると共に、良く切れることが要求されるため、刃先を度々研ぐ必要があるが、共柄であるために、刃研ぎは非常に困難である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の草削り鍬は、１本のボルトで軸と替え刃を組み立て固定することにより、重量の増加を抑えている。また、刃先が軸から取り外せることにより、刃先の刃研ぎを容易にする。

【０００５】

【作用】

本考案の草削り鍬は、くの字型に曲げられた軸（１）の先端は、上面はナット（４）が取り付くところが少し幅広になっいる、下面には長円形の突起（６）が設けられ、突起部分を除いた外は替え刃（２）が取り付けられるように平坦になっている。また、軸（１）の先端には、ボルト（３）がは入る孔（５）が上、下面を貫通している。軸（１）の下面に設けた長円形の突起（６）に、替え刃（２）の長円形の孔（９）を嵌め合わせ、角型段付ボルト（３）の角型段付部（７）と替え刃（２）の四角孔（８）を嵌め合わせると共に、角型段付ボルト（３）を軸（１）の孔（５）に通し、ナッ卜（４）によって軸（１）と替え刃（２）とを組み立て固定した替え刃式草削り鍬である。

【０００６】

【実施例１】本考案の草削り鍬は、軸（１）と替え刃（２）は、１本の角型段付ボルト（３）、ナット（４）によっ組み立て固定される。その際、軸（１）の下面に設けたた長円形の突起（６）に替え刃（２）に設けた長円形の孔（９）が嵌まっている。

【０００７】

【考案の効果】

組み立て用のボルトは１本しか使用せず重量の増加を抑えている。また、軸（１）の下面に設けた長円形の突起（６）と替え刃（２）に設けた長円形の孔（９）とが嵌合しているために、使用に際し替え刃（２）がボルト（３）を中心に回転することがない。また、替え刃（２）は取り外す事ができるため、従来の軸と刃先が一体となった物と較べ容易に刃研ぎをすることが出る。また、従来の草削り鍬は、共柄であるために刃研ぎは下面からしか出来ないが、本考案の草削り鍬は、刃先は取り替え式であるため、第２図に示すごとく刃研ぎ面を上面にすることが出来る。

【０００８】

【実施例２】刃先の幅の小さいものが要求されるとき、第４図のＵ字型の切り欠き（１０）をもった替え刃と交換できる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の、替え刃式草削り鍬は、用途により、刃先の形状が使用目的に適した替え刃と取り替え使用できる利点がある。第４図のＵ字型の切り欠き（１０）をもった替え刃は、従来の草削り鍬と較べ凡そ二分の一の幅にすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【第１図】本考案の、替え刃式草削り鍬の分解斜視図

【第２図】本考案の、替え刃式草削り鍬の先端部の断
面図

【第３図】長円形の孔をもった替え刃の平面図

【第４図】Ｕ字型切り欠きをもった替え刃の平面図（１）は、替え刃式草削り鍬の軸（２）は、替え刃（３）は、組み立て用角型段付ボルト（４）は、ナッ卜（５）は、角型段付ボルト（３）を通す孔（６）は、長円形の突起（７）は、角型段付ボルト（３）に設けた四角形の段付
部（８）は、替え刃に設けた四角形の孔（９）は、替え刃に設けた長円形の孔（１０）は、替え刃に設けたＵ字型切り欠き

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】草削り鍬の軸（１）の下面に設けた長円形
の突起（６）と、替え刃（２）の長円形の孔（９）とを
嵌め合わせ、角型段付ボルト（３）１本で、軸（１）と
替え刃（２）とを組み合わせ固定した構造の草削り鍬。
【請求項２】角孔（８）と長円形の孔（９）とを各１ケ
づつ有する、草削り鍬の替え刃。
【請求項３】角孔（８）とＵ字型の切り欠き（１０）と
を各１ケづつ有する、草削り鍬の替え刃。