JPH0670368A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH0670368A
JPH0670368A JP5014057A JP1405793A JPH0670368A JP H0670368 A JPH0670368 A JP H0670368A JP 5014057 A JP5014057 A JP 5014057A JP 1405793 A JP1405793 A JP 1405793A JP H0670368 A JPH0670368 A JP H0670368A
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克実 設楽
Toyotaro Sawa
豊太郎 沢
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國與 丸井
Shinji Takachi
伸司 高地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台の無線通信装置を複数の移動局識別番号
を用いて使い分け、通話料金もその移動局識別番号毎に
課金できるようにする。 【構成】 本無線通信装置140では、まず複数の移動
局識別番号MID1〜3を記憶する。そして、ユーザが
その少なくとも1つを選択して、基地局152から送信
される移動局識別番号MIDを受信する時には、受信し
た移動局識別番号MIDと選択した各々の移動局識別番
号MIDとを比較する。ユーザが、記憶した移動局識別
番号MID1〜3のいずれも選択することなく、無線通
信装置140が基地局153から送信される移動局識別
番号MIDを受信するときには、受信した移動局識別番
号MIDと記憶した各々の移動局識別番号MID1〜3
と比較する。受信した移動局識別番号MIDが選択した
移動局識別番号MIDの1つまたは記憶した移動局識別
番号MID1〜3の1つと一致すれば、本無線通信装置
140は基地局152と通信可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話システムや
携帯電話システムのような無線通信システムで用いられ
る無線通信装置に関し、特に複数の移動局識別番号を有
するとともに、該移動局識別番号による制御機能を持つ
無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1台の自動車電話装置が複数の電話番号
を保有するシステムとしては、米国におけるダイヤルN
AMシステムや、国内で提供されているRoamingシステ
ム等が知られている。これらのシステムは、いずれも各
サービスエリアに対応して1つの電話番号を有するもの
であり、同一サービスエリア内で同一端末が複数の電話
番号を使用できるようにしたものではなかった。
【0003】したがって、従来技術では、1台の移動局
装置が同一サービスエリア内で使用できる電話番号は通
常1つの電話番号に限られ、使用者は通話の内容が私用
か公用かに拘らず同じ電話番号を用いて通話せざるを得
ず、会社等における公用の電話機をやむなく私用に使わ
なければならない等の不便さがあった。
【0004】これを通話料金の面から考えると、通話の
内容が公用か私用かに拘らず、登録された1つの電話番
号で課金されるために、その電話機の所有者である会社
等が個人の電話料金も肩代わりせざるを得ないことにな
る。
【0005】以下、図20を用いて従来方法の概要を説
明する。
【0006】図20は、セルラー方式無線電話システム
のブロック図であり、大きくは2つのサービスエリア#
1及びサービスエリア#2から構成され、移動電話切替
局103・123を介して回線154と連接する例であ
る。
【0007】サービスエリア#1は多数のセル集合体1
01からなり、各セル毎に基地局102が配置されてい
る。移動電話切替局103・123は、サービスエリア
#1とサービスエリア#2に各々設置され、各基地局1
02と回線154とを連接している。さらに、移動局1
10及び120は、各移動局の位置に対応するセル10
1内の基地局102と通信を行う。
【0008】従来のシステムでは、サービスエリア内の
各移動局は、移動局識別番号(MID)を1つしか持た
ないため、サービスエリア内において公的使用であるか
私的な使用であるかを問わず、同一の移動局識別番号を
用いて通信せねばならなかった。このため、会社がユー
ザとして登録されている場合には、移動局識別番号を公
的に使用する場合のみならず私的に使用される場合に
も、会社側がユーザ料金を支払わねばならないという問
題がある。。
【0009】さらに、米国のセルラー方式移動システム
AMPSにおいては、着呼の際にも着呼側に課金される
ため、着呼を望まない場合にも不本意に課金されること
になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
無線電話システムでは、移動局が使用できる移動局識別
番号を1つしか持てなかったため、例えば公用と私用を
区別して使い分けるといった運用ができなかった。ま
た、通話料金に関しては移動局装置の全ての通話に関し
て上記1つの電話番号に課金されるため、会社等が個人
の電話料金までも負担しなければならないという問題点
もあった。
【0011】本発明はこの問題点を除去し、移動局を例
えば公私等の別に使い分けることができ、しかもその使
い分けに応じた個別の課金体系を実現することのできる
無線通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明では、無線通信システムで用いられる無
線通信装置であって、前記無線通信システムは複数の領
域を収容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、
該基地局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線
チャネルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装
置において、複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の
少なくとも1つを選択する指示情報を入力する入力手段
と、前記基地局からの移動局識別番号を受信する受信手
段と、前記受信手段による移動局識別番号の受信に応答
し、前記入力手段により前記指示情報が入力されている
場合は、前記受信手段で受信した移動局識別番号と前記
指示情報により選択された移動局識別番号とを比較し、
前記入力手段により前記指示情報が入力されていない場
合は、前記受信手段で受信した移動局識別番号と前記記
憶手段に記憶されている各移動局識別番号と比較する比
較手段と、前記比較手段で一致出力が生じた場合は、前
記基地局との間で無線回線を確立する無線回線確立手段
とを具備したことを特徴とする。
【0013】また、第2の発明では、無線通信システム
で用いられる無線通信装置であって、前記無線通信シス
テムは複数の領域を収容し、各領域は少なくとも1つの
基地局を有し、該基地局はその基地局の領域内で少なく
とも1つの無線チャネルを用いて移動局識別番号を送信
する無線通信装置において、複数の移動局識別番号を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数の移
動局識別番号の少なくとも1つを選択する指示情報を入
力する入力手段と、前記基地局からの移動局識別番号を
受信する受信手段と、前記受信手段による移動局識別番
号の受信に応答し、前記入力手段により前記指示情報が
入力されている場合は、前記受信手段で受信した移動局
識別番号と前記指示情報により選択された移動局識別番
号とを比較し、前記入力手段により前記指示情報が入力
されていない場合は、前記受信手段で受信した移動局識
別番号と前記記憶手段に記憶されている各移動局識別番
号と比較する比較手段と、前記比較手段で一致出力が生
じない場合は、前記基地局との間の無線回線を無効にす
る無線回線無効手段とを具備したことを特徴とする。ま
た、第3の発明では、無線通信システムで用いられる無
線通信装置であって、前記無線通信システムは複数の領
域を収容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、
該基地局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線
チャネルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装
置において、複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の
少なくとも1つを選択する指示情報を入力するととも
に、発呼要求および相手局のアドレス情報を入力する入
力手段と、前記入力手段による発呼要求の入力に応答
し、該入力手段により前記指示情報が入力されている場
合は、前記指示情報により選択された移動局識別番号と
前記入力手段により入力された相手局のアドレス情報を
送信し、前記入力手段により前記指示情報が入力されて
いない場合は、前記記憶手段に記憶された所定の優先権
を有する移動局識別番号と前記入力手段により入力され
た相手局のアドレス情報を受信する受信手段とを具備し
たことを特徴とする。また、第4の発明は、無線通信シ
ステムで用いられる無線通信装置であって、前記無線通
信システムは複数の領域を収容し、各領域は少なくとも
1つの基地局を有し、該基地局はその基地局の領域内で
少なくとも1つの無線チャネルを用いて移動局識別番号
を送信する無線通信装置において、複数の移動局識別番
号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複
数の移動局識別番号の少なくとも1つを選択する指示情
報を入力するとともに、発呼要求及び相手局のアドレス
情報を入力する入力手段と、前記入力手段により前記指
示情報が入力されていない場合は、ユーザに対して前記
指示情報を促す通知を行う通知手段と、前記入力手段に
よる発呼要求の入力に応答し、該入力手段により前記指
示情報が入力されている場合は、前記指示情報により選
択された移動局識別番号と前記入力手段により入力され
た相手局のアドレス情報を送信する送信手段とを具備し
たことを特徴とする。また、第5の発明は、電話機と、
端末装置とを有し、無線通信システムで用いられる無線
通信装置であって、前記無線通信システムは複数の領域
を収容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、該
基地局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線チ
ャネルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装置
において、複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された第1の移動局識別番号を
前記電話機用の移動局識別番号として設定し、前記記憶
手段に記憶された第2の移動局識別番号を前記端末装置
用の移動局識別番号として設定する設定手段と、前記電
話機に結合され、前記基地局からの移動局識別番号を受
信する受信手段と、前記受信手段による移動局識別番号
の受信に応答し、前記受信手段で受信した移動局識別番
号と前記受信手段に記憶されている移動局識別番号と比
較する比較手段と、前記比較手段で前記受信手段で受信
した移動局識別番号が前記第2の移動局識別番号と一致
した場合は、前記受信手段を前記端末装置に結合する結
合手段とを具備したことを特徴とする。また、第6の発
明は、無線通信システムで用いられる無線通信装置であ
って、前記無線通信システムは複数の領域を収容し、各
領域は少なくとも1つの基地局を有し、該基地局はその
基地局の領域内で少なくとも1つの無線チャネルを用い
て移動局識別番号を送信する無線通信装置において、複
数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶された複数の移動局識別番号の内の1つを移動
局識別番号または複数の移動局識別番号のいずれかを選
択する指示情報を入力する入力手段と、前記基地局から
の移動局識別番号を受信する受信手段と、前記受信手段
による移動局識別番号の受信に応答し、前記受信手段で
受信した移動局識別番号と前記指示情報により選択され
た移動局識別番号とを比較する比較手段と、前記比較手
段で一致出力が生じた場合は、前記基地局との間で無線
回線を確立する無線回線確立手段とを具備したことを特
徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、各移動局に対して複数の移動局識
別番号を付与する。例えば、移動局を特定するための固
有のシリアル番号に複数の移動局識別番号を格納する。
【0015】移動電話切替局側では、発呼または着呼処
理に際し、移動局装置が正しく登録されたものであるか
否かを当該移動局のシリアル番号に対応する複数の移動
局識別番号との比較により識別し、当該シリアル番号と
使用された移動局識別番号が一致すれば、当該移動局識
別番号を用いて発着呼処理に応じるように動作する。こ
のようにして、同一サービスエリア内において移動局が
複数の移動局識別番号を使用することが可能となる。
【0016】さらに、本発明では、各移動局装置が必要
に応じて着呼または発呼規制モードを設定し、ここで着
呼または発呼に用いる移動局識別番号を選定し、所定の
着呼または発呼用割当番号記憶モジュール(NAM:Nu
mber Assignment Module)に格納する。
【0017】そのうえで、着呼を行う場合、各移動局で
は着呼用NAM内に格納されていない移動局識別番号に
よる着呼を認めないように制御する。また上記発呼規制
モードで発呼する際には、発呼用NAMに格納された移
動局識別番号を優先的に用いて発呼する。
【0018】この制御によって、複数の移動局識別番号
の1つを選定することによる着呼規制及び移動局識別番
号を指定する発呼が可能になる。従って、本発明では、
上記各移動局識別番号を選定することにより1台の移動
局で公用と私用の使い分け等が可能となるのである。こ
の際、移動電話切替局側では各移動局識別番号毎に課金
を行うため、この上記使い分けに応じて通話料金も分離
することが可能となる。
【0019】
【実施例】本発明の自動車電話装置への適用例を添付図
面に基づいて説明する。
【0020】図1において、自動車電話装置を有する移
動局140は基地局152があるセル151内に位置し
ている。まず、自動車電話装置に対する登録番号である
3つの移動局識別番号MID1〜3は、自動車電話装置
のID−ROM370内にあるシリアル番号SER.1
00と移動電話切替局153に登録される。
【0021】図2は本発明の一実施例に係る自動車電話
装置200のブロック構成図である。同図に示す自動車
電話機200は、アンテナ202、無線機300、電話
機400から構成される。アンテナ202は、自動車の
車体上に搭載され、電話機400は、車内の運転席近傍
に設置される。
【0022】無線機300は、アンテナ202を介して
基地局(図示省略)との間で無線回線315を設定し信
号のやりとりを行う無線部310、この装置全体の統括
的制御を行うオーディオ/制御部330、音声の合成を
行う音声シンセサイザ350、MID1〜3をシリアル
番号で記憶するIDROM370、自動車に搭載されて
いるバッテリ電力をヒューズ317を介してこの装置の
各部に供給する電源部390から構成されている。
【0023】電話機400は、オーディオ/制御部33
0の指令等によりこの電話機400全体の統括的制御を
行うハンドセット制御部418、所定のキー入力が行わ
れるキー部430、ハンドセット制御部418からの制
御信号に対応する表示を行う表示部450、フックスイ
ッチと電源スイッチを含むスイッチ部470、音声の入
出力が行われる音声入出力部490から構成されてい
る。
【0024】なお、この電話機400は電話機本体40
0aとハンドセット400bとからなる。ここで、マイ
ク494は、運転席近傍のサンバイザ等に取付けられ、
電話機本体400aに接続されるハンズフリーマイクで
あり、スピーカ492は無線機本体400aに設けられ
る。無線機本体400aの音声入出力部490aは、こ
のマイク494とスピーカ492から構成される。ハン
ドセット400bには、ハンドセット制御部418、キ
ー部430と表示部450とが備えられるとともに、ハ
ンドセット400bの音声入出力部490bは、ハンド
セットマイク466とハンドセットレシーバ498から
構成される。
【0025】次に、図3は上述した無線機300の構成
をさらに詳細に示したブロック図である。同図に示すよ
うに、無線部310は、復調器312、変調器314、
シンセサイザ320、パワーアンプ316及び送受信共
用部318から構成されている。復調器312は無線回
線315、アンテナ202、送受信共用部318を介し
て入力される基地局からの受信信号の復調を行う。な
お、この受信信号は可聴音信号、制御信号等が含まれて
いる。変調器314は、オーディオ回路337から受け
取った音声信号、制御信号等の変調を行って送信信号と
する。
【0026】パワーアンプ316は変調器314から出
力される送信信号を増幅する。パワーアンプ316によ
る増幅は、段階的または連続的に可変であるとする。送
受信共用部318は無線回線315を介して入力される
受信信号を復調器312に送出するとともに、変調器3
14、パワーアンプ316を介して入力される送信信号
をアンテナ202に送出する。シンセサイザ320はチ
ャネル選択用局部発振器を含み、復調器312で復調す
べき周波数および変調器314で変調すべき周波数を指
定する。約666の回線がシンセサイザ320により利
用可能となる。
【0027】オーディオ/制御部330は、CPU33
1、発振器/分周器332、アドレスデコーダ333、
ROM334、RAM335、無線部制御部336、オ
ーディオ回路337、制御信号処理部338、オーディ
オ回路制御部339、ディジタルインタフェース34
0、電源部制御部341、割込みコントローラ342か
ら構成されている。なお、図中符号343はデータバ
ス、344はアドレスバス、345はコントロールバス
である。
【0028】CPU331はこのオーディオ/制御部3
30全体の統括的制御を行う。発振器/分周器332
は、CPU331にクロックを供給するとともに、この
クロックを分周してタイミング信号として自動車電話装
置の各部に供給する。アドレスデコーダ333はCPU
331からの命令信号に応じて各部に所定の動作信号を
出力する。ROM334はCPU331の動作に必要な
各種プログラムを記憶する。RAM335はCPU33
1の処理時には各種データを記憶する。無線部制御部3
36はCPU331の命令に基づいて無線部310の制
御を行う。たとえば、無線部制御部336はシンセサイ
ザ320が指定すべき周波数、パワーアンプ316が増
幅すべき増幅率、変調器314が変調すべき変調度等を
指示するとともに、誤動作防止対策としてシンセサイザ
320から出力される同期外れ信号、パワーアンプ31
6から出力される出力検出信号等を入力しこれをCPU
331に伝える。
【0029】オーディオ回路337は、復調器312で
復調された受信信号のうち制御信号を制御信号処理部3
38に、可聴音信号を電話機400に送出し、制御信号
処理部338から出力される制御信号および電話機40
0から出力される可聴音信号を変調器314に送出す
る。なお、オーディオ回路337は、制御信号処理部3
38に送出する制御信号の波形整形および変調器314
に送出すべき制御信号のフォーマット及びフィルタリン
グの機能を有している。
【0030】制御信号処理部338は、オーディオ回路
337から出力される制御信号とのビット同期およびフ
レーム同期をとり、シリアル信号である制御信号に含ま
れている基地局からの制御データをパラレル信号として
とりこみ、一方基地局に送出すべきパラレル信号として
の制御データをシリアル信号である制御信号に変換しオ
ーディオ回路337に送出する。
【0031】オーディオ回路制御部339は、オーディ
オ回路337の各種制御を行う。たとえば、オーディオ
回路制御部339は、復調器312から受信した受信信
号をオーディオ回路337から制御信号処理部338あ
るいは電話機400のいずれかに送出する切換え制御、
制御信号処理部338あるいは電話機400から出力さ
れる送信信号のうちいずれかをオーディオ回路337に
取り込む切換え制御を行う。
【0032】ディジタルインタフェース340はこの無
線機300と電話機400との間のインタフェースをと
る。電源部制御部341は、電源部390の制御を行
う。たとえば、電源部制御部341は、電源部390に
バッテリ506から供給される電圧を所定の電圧に設定
し各部に供給する制御を行う。
【0033】図4は、図2・図3で示したIDROMの
構成を示す図表である。この例では、自動車電話の識別
番号である3つの移動局識別番号MID1〜3が、例え
ばFF00〜FF02のようにROM370内の所定の
シリアル番号SER.NO100に記憶される。セルラ
ーシステムでは、このシリアル番号が自動車電話装置に
対して付与される。また、MID1の優先フラグを1
に、MID2・3の優先フラグを0としている。
【0034】図5は、RAM335の内容を示した図表
である。RAM335には、以下説明する割当番号記憶
モジュールNAMと呼ばれる領域がある。NAM1は、
MID1〜3の記憶場所であり、NAM1内のMIDの
うちの1つを使って着呼信号を受信する。一方NAM2
は、MID3のみの記憶場所であり、NAM2内にある
このMID3を使って相手局に発呼することになる。
【0035】図6は、着呼信号受信のためにMID1〜
3のうち少なくとも1つをNAM1に記憶するプロセス
を示すフローチャートである。例えば、ユーザが着呼信
号受信のためにMID指定したければ、例えば”FC
N”、”#”、”8”、”0”のキー入力をハンドセッ
トから行い、これを装置が確認する(ステップ60
1)。もし、これらのキー入力がされるとビープ音を発
生させる(ステップ603)。その後、少なくとも一つ
のMIDをユーザに選択・入力させるために、ユーザに
対して「着呼信号受信用MIDを選択せよ。”0”−全
てのMID、”1”−MID1、”2”−MID2、”
3”−MID3」と表示する(ステップ604)。”
0”が入力されると(ステップ605)、IDROM3
70の全てのMID1〜3がNAM1に記憶され(ステ
ップ606)、”1”が入力されると、MID1がNA
M1に記憶され(ステップ607、ステップ60
8)、”2”が入力されると、MID2がNAM1に記
憶され(ステップ609、ステップ610)、”3”が
入力されるとMID3がNAM1に記憶される(ステッ
プ611、ステップ612)。また”0”、”1”、”
2”、”3”のキー入力がなければ、NAM1への記憶
は行わない。
【0036】次に、あるMIDをNAM1に記憶した
後、「着呼信号受信用に別のMIDを使うならば入力せ
よ。」と表示する(ステップ613)。そして、所定の
時間内にキー入力があれば、キーに対応したMIDがN
AM1に記憶される。時間内にキー入力がされなけれ
ば、指定した着呼モードのフラグを”1”にセットする
(ステップ614)。MIDすべてをNAM1に記憶し
た場合(ステップ606)には、指定した着呼モードフ
ラグを”1”にセットする(ステップ614)。
【0037】図7は、発呼用にMID1〜3の1つをN
AM2に記憶するプロセスを示すフローチャートであ
る。ユーザが発呼用MIDを指定したければ、例え
ば、”FCN”、”#”、”7”、”0”のようなキー
入力を行い、これを装置が確認する(ステップ70
1)。入力を確認したならばビープ音を発する(ステッ
プ703)。その後、ユーザに対し発呼に必要となる指
示を入力させるため、「発呼用MIDを選択せよ。”
1”−MID1、”2”−MID2、”3”−MID
3」と表示する(ステップ704)。ここで、”1”が
入力されると、MID1がNAM2に記憶され(ステッ
プ705、ステップ706)、”2”が入力されると、
MID2がNAM2に記憶され(ステップ707、ステ
ップ708)、”3”が入力されるとMID3がNAM
2に記憶される(ステップ709、ステップ710)。
”1”、”2”、”3”のキー入力がなければ、NA
M2への記憶は行わない。MIDがNAM2に記憶され
たならば、発呼モードのフラグを”1”にセットする
(ステップ714)。
【0038】図8は、自動車電話装置200の接続制御
手順を示した図である。
【0039】自動車電話装置の電源を投入すると、リセ
ット動作が開始する(ステップ801)。その際の動作
を図9を使って説明する。まず、電源が投入されるとC
PU331により各部がリセットされ(ステップ85
0)、装置が使用可能状態にあるか否かが確認される。
この確認は、ロック状態確認として定義する(ステップ
852)。ロック状態が解除されない限り、他の者が装
置を使用することは許されない。このロック状態の時
に、「LOOK」が表示部450に表示される(ステッ
プ854)。一方、ロック状態に設定されていない場合
は、「NO SVC」が表示される(ステップ85
6)。この「NO SVC」とは、リセット動作中に通
信サービスが開始されないことを意味する。前記リセッ
ト動作が完了すると、イニシャライズに移行する(ステ
ップ802)。
【0040】図10は電源投入後のイニシャライズを示
す詳細なフローチャートである。オーディオ/制御部3
30にある無線部制御部336は、CPU331からの
制御信号に応じて出力を周波数に変換するためシンセサ
イザ320を制御する。この制御により、各チャネル上
の受信信号の電界強度情報を得るために、制御チャネル
(以下Dチャネルと呼ぶ)の所定の範囲が、復調器31
2でスキャンされる(ステップ901)。そして、最も
強い電界強度を持つチャネルがDチャネルから選ばれ、
装置では最も強い電界強度を持つDチャネルの信号を受
信する状態になる。この際、Dチャネルのうち次に電界
強度の強いチャネル情報も得ることとする。
【0041】また、オーディオ回路制御部339は、C
PU331の制御下で復調器312の出力が制御信号処
理部338の入力となり、制御信号処理部338の出力
が変調器314の入力となるようにオーディオ回路33
7を制御する。
【0042】制御信号処理部338では、選択したDチ
ャネルからの受信信号とビット同期およびフレーム同期
すなわちワード同期をとり(ステップ903)、これに
より通信リンクが自動車電話と基地局の間に設定され
る。この際、システム情報は、制御信号処理部338に
より当該Dチャネルの受信信号から抽出され(ステップ
905)、CPU331に送られる。このシステム情報
には、次にスキャンされるシステム識別番号(以下、S
IDと呼ぶ)と周波数チャネルの範囲(以下、Pチャネ
ルと呼ぶ)が含まれる。受信SIDは、自動車電話が位
置するエリアをカバーする移動電話切替局を示してい
る。そして、CPU331はRAM335のSIDレジ
スタにこのSIDを記憶する。
【0043】なお、ワード同期またはシステム情報受信
が所定時間内に行われない場合には、次に電界強度の強
いDチャネルによって(ステップ907)、同様のこと
が行われる。この場合にもワード同期またはシステム情
報受信が所定時間内に行われなれなければ、復調器が再
度Dチャネルのスキャンを行うことになる(ステップ9
01)。
【0044】上記イニシャライズが完了すると、Pチャ
ネルの入力信号受信のために同様のスキャンが行なわれ
る(図8中ステップ803)。
【0045】図11はイニシャライズ後のPチャネルの
動作を示す詳細なフローチャートである。
【0046】CPU331からの制御信号に対応して、
受信信号の電界強度情報を得るようにPチャネルを復調
器312を使ってスキャンするため、無線部制御部33
6では、出力を周波数に変換するシンセサイザ320を
制御する(ステップ1001)。装置では、最も電界強
度の強いPチャネルからの受信信号待ち状態となり、P
チャネルのうち次に電界強度の強いPチャネルの情報も
併せて得る。
【0047】そして、制御信号処理部338が最も強い
電界強度を受信したPチャネルとのビット同期およびフ
レーム同期すなわちワード同期をとり(ステップ100
3)、同期終了後、制御信号処理部338が情報信号か
ら当該自動車電話に対してサービスを行う移動電話切替
局を示すSIDを含むシステム情報を得(ステップ10
05)、CPU331に送出する。なお、ワード同期ま
たはシステム情報受信が所定時間内に行われない場合に
は、次に電界強度の強いPチャネルによって同様のこと
を行う(ステップ1007)。この場合にもワード同期
またはシステム情報受信が所定時間内行われなければ、
再びイニシャライズを行なう(図8中ステップ80
2)。上記制御終了後、装置は受信待機状態となる(図
8中ステップ804)。
【0048】さて、上述した図8中ステップ804の受
信待機状態において、装置が入力信号を得たならば図1
2に示す入力シーケンスに移行する(ステップ80
5)。CPU331は、まずPチャネルからMIDを含
む着呼信号を検出する(ステップ1101)。ここで、
着呼モードフラグがチェックされ(ステップ110
3)、着呼モードフラグが”1”であれば、受信MID
をNAM1に記憶したMIDと比較する(ステップ11
05)。受信MIDがNAM1に記憶したMIDの1つ
と一致すれば、CPU331は最も強い電界強度情報を
得るため復調部に対し各所定の制御チャネル(Aチャネ
ルと定義する)をスキャンさせる(ステップ110
9)。この場合、次に強い電界強度情報も併せて入手す
る。受信MIDがNAM1に記憶したMIDのいずれと
も一致しないときは、再びイニシャライズを行う(図8
中ステップ802)。一方、着呼モードフラグが”0”
の時は、受信MIDをIDROM内に記憶したMIDと
比較する(ステップ1107)。受信MIDがIDRO
M内に記憶したMIDの1つと一致すれば、Aチャネル
のスキャンを行う(ステップ1109)。IDROM内
に記憶したMIDのいずれとも一致しない時は、再びイ
ニシャライズを行う(ステップ802)。
【0049】次に、選択したAチャネルからの受信信号
とワード同期を取る(ステップ1111)。ワード同期
が所定時間内になされれば、システム情報を当該Aチャ
ネルの受信情報から検出するとともに(ステップ111
3)、ワード同期がされないかまたはシステム情報が所
定時間内に得られなければ、次に強い電界強度を持つA
チャネルに対して同様の処理が行われる(ステップ11
15)。この際にも同様にワード同期が取れないかまた
はシステム情報が所定時間内に得られなければ、再びイ
ニシャライズが行われる(図8中ステップ802)。
【0050】システム情報が得られた後、このAチャネ
ルを使って受信通知信号を基地局に送信する(ステップ
1117)。受信通知信号には、対応するMIDとシリ
アル番号を含んでいる。基地局が受信通知番号を受信す
れば、基地局はこのMID及びシリアル番号と、図1に
示すように登録済MID及びシリアル番号とを比較す
る。もし、互いに一致しMIDがシリアル番号に対応す
れば、基地局は指定通話チャネル情報を送出する。
【0051】また、装置が信号を所定時間内に受信した
ならば(ステップ1119)、Aチャネルは、音声信号
を基地局に送信する前方チャネルと当該装置から音声信
号を受信する後方チャネルを含む指定通話チャネルに切
り替えられる(ステップ1121)。こうして、着呼電
話装置と発呼電話装置の間の通信リンクが設定されるの
である。当該MIDおよびシリアル番号が、基地局内の
登録MIDおよびシリアル番号と一致せず、当該MID
が登録シリアル番号に対応しなければ、基地局は指定通
話チャネル情報を含む信号のを送信を行わない。また、
CPU331が所定時間内に信号を検出しなければ(ス
テップ1119)、再度イニシャライズが行われる(図
8中ステップ802)。
【0052】その後、装置は着呼信号を受けるまでスタ
ンバイ状態になり(図8中ステップ806)、着呼信号
を受信したならば、呼出音を発生しユーザからの応答待
ち状態になる(ステップ809)。
【0053】ユーザが”送信”キーを押し下げ呼出音に
答えたならば、ハンドセット制御部418は、キー操作
を検出し”送信”キー操作に対応する制御信号を回線5
02上のデジタルインターフェイス340を介してCP
U331に送信する。また、ユーザがハンドセット40
0bをオフフックしたならば、スイッチ470のフック
スイッチ状態を示す情報が、回線501上のデジタルイ
ンターフェイス340を介してCPU331に送信され
る。CPU331は、オフフック制御信号および制御情
報に応じて、オーディオ回路制御部339に接続信号を
送信する。オーディオ回路制御部339が接続信号を受
け取ったならば、回線503を用いて復調器312と変
調器314を音声入出力部490aおよび490bの一
つと接続されるようにオーディオ回路337を制御す
る。このようにして、ユーザはハンズフリーマイク49
4とスピーカ492またはハンドセットマイク466と
ハンドセットレシーバ498を使って、呼出者と通信を
行うのである。通知信号送信状態(ステップ111
7)、通話チャネル受信状態(ステップ1119)、通
信可能状態(ステップ1121)またはユーザの応答待
ち状態(図8中ステップ809)の各通知信号が所定の
時間低くなり、通話チャネルの電界強度が所定のレベル
を保持できない場合には、送信不能となる。
【0054】また、通信中にユーザがハンドセットをオ
ンフックする場合にも、通話チャネルによる通信は中止
され(ステップ807)、送信不能となり(ステップ8
08)、再度イニシャライズが行われる(ステップ80
2)。
【0055】次に、発呼処理の流れについて図13およ
び図14に示すフローチャートを用いて説明する。
【0056】まず、図8中ステップ804に示す待機待
ち状態中に、キー部430から発呼要求が入力される
と、発呼受付け時間を計数するタイマがセットされる
(ステップ1201)。その時間は、たとえば12秒と
されている。
【0057】この後、電界強度情報を得るために、無線
機300内の無線部制御部336が、復調器312に所
定の制御チャネルをスキャンさせる(ステップ120
2)。そして、これらの制御チャネルのうち最も電界強
度の強いAチャネルが選択され、装置はそのチャネルに
対して受信状態となる。この際、Aチャネルのうち次に
電界強度の強いAチャネルの情報も併せて得る。
【0058】次に、ユーザに発呼の意思があるか否かが
確認される(ステップ1203)。この確認手順を以下
に示す。ユーザが、キー部430から電話番号を入力
し、”送信”キーを押し下げると、ハンドセット制御部
418がキー入力を検出し、検出信号をオーディオ/制
御部330内のCPU331に送信する。検出信号によ
り、CPU331の呼出フラグが”1”にセットされる
と、ユーザに発呼の意志があると装置は認識する。ただ
し、”送信”キー押し下げ後”終了”キーを押し下げた
ならば、呼出フラグは”0”にリセットされる。この場
合、ユーザは発呼の意志がないものと装置は認識し、再
びイニシャライズが行なわれる(図8中ステップ80
2)。
【0059】この後、制御信号処理部338が受信制御
チャネルとのビット同期およびフレーム同期すなわちワ
ード同期をとり、この制御チャネルからシステム情報を
得る。なお、ワード同期がとれない場合には、次に電界
強度の強い制御チャネルによって同様のことが行われる
(ステップ1205)。この場合にもワード同期とれな
ければ、再びイニシャライズが行われる(図8中ステッ
プ802)。
【0060】また、この時点で再度ユーザに発呼の意思
があるか否かが確認される(ステップ1206)。これ
は上述した場合と同様に呼出フラグが”1”であればユ
ーザに発呼の意志があると認識し、”0”であれば発呼
の意志がないと装置は認識して再度イニシャライズが行
われる(図8中ステップ802)。
【0061】CPU331は、基地局からのシステム信
号情報を分析し、選択制御チャネルが適切であるか否か
を確認する。適切な制御チャネルが選択されていれば
(ステップ1207)、CPU331のチャネル選択フ
ラグが”0”から”1”に変更され、選択されなければ
チャネル選択フラグを変更せずに再度イニシャライズが
行われる(図8中ステップ802)。適切な制御チャネ
ルの選択が遅れると(ステップ1208)、再度発呼意
思の確認が行われる(ステップ1206)。
【0062】図14において、発呼モードフラグが”
1”であれば(ステップ1210)、NAM2内のMI
Dがあるか否かを確認し、MIDがあればNAM2内の
MIDが採用される(ステップ1213)。
【0063】発呼モードフラグが”0”であれば(ステ
ップ1210)、ユーザにIDROM370内のMID
1〜3のどれかを選ばせるため、「発呼用MIDを入力
してください。”1”−MID1、”2”−MID
2”、”3”−MID3」と表示する(ステップ121
4)。CPU331は、MIDの1つに対応するキー操
作がされれば、キー操作に対応するIDROM内のMI
Dを採用し(ステップ1216)、キー操作がなけれ
ば、IDROM370内のMIDのうち所定の優先フラ
グを持つものを採用する(ステップ1218)。すでに
図4で説明したように、MID1内の優先フラグをもつ
MIDには”1”がセットされ、当該MID1が採用さ
れる。NAM2内にMIDがない時には(ステップ12
12)、再度イニシャライズが行われる(図8中ステッ
プ802)。
【0064】MIDの採用後、採用MID、シリアル番
号と装置の識別番号が含まれる発呼信号が制御チャネル
から送られる(ステップ1220)。基地局が通知信号
を受け取ると、受信MIDおよびシリアル番号と登録M
IDおよびシリアル番号とを比較し、互いに一致すれ
ば、基地局は装置に通知信号を送信する。その後、自動
車電話装置は、基地局からの通知信号受信の有無を検出
する(ステップ1222)。基地局は、発呼信号に含ま
れる識別番号を使って相手局を呼び出す。そして、自動
車電話装置と着呼側電話装置の間で通信リンクが設定さ
れるのである(ステップ1224)。設定できない時
は、再度イニシャライズを行う(図8中ステップ80
2)。
【0065】このようにして通信リンクは設定可能であ
り(図8中のステップ810)、その後通信が終了する
ことになる。
【0066】この際、ステップ1216のキー入力は音
声にも置換可能であり、置換された音声は図3に示す音
声シンセサイザによって検出されることになる。ユーザ
に選択MIDの情報を表示する際に、図3に示す音声シ
ンセサイザが情報に応じた音声を発生させるわけであ
る。
【0067】また、着呼受信手順で述べたように、受信
MIDがNAM1に記憶したMIDの一つと一致すれ
ば、通信リンクを設定し所定の着呼を受信するという手
順を用いているため、ユーザにとっては例えばウイーク
デイには公用で休日には私用で装置を使うということが
可能になる。
【0068】さらに、発呼処理手順で述べたように、N
AM2内にMIDを記憶したときは、当該MIDを使っ
て通信リンクを設定するため、ユーザは公用のためのユ
ーザ料と私用のためのユーザ料とを区別してユーザ料を
支払うことができるようになる。
【0069】次に、別の具体例について図15のブロッ
ク図を用いて説明する。オーディオ回路337は、マイ
ク494、466、スイッチ391に接続され、スイッ
チ391はスピーカ492、498とファクシミリ39
3に接続されている。また、図示を省略したが、ファク
シミリ393は、CPU、メモリ、呼出音を検出する検
出部と記憶部を持っている。また、スイッチ391は制
御信号処理部338により制御されるものである。
【0070】本例におけるNAM1の内容を図16に示
す。2つのMID1、2が、各々所定のアドレスFF0
0、FF01を持つシリアル番号SER.100に格納
されている。また、MID1には電話識別番号を、MI
D2にはファクシミリ識別番号を格納するとともに、M
ID1に対応するフラグを”0”、MID2に対応する
フラグを”1”とする。
【0071】図17は、受信ファクシミリ信号に対しM
ID1〜3の少なくとも1つを記憶する処理を示すフロ
ーチャートである。ユーザが、ファクシミリ信号受信の
ために1つのMIDを選びたい時には、例えば”FC
N”、”#”、”6”、”0”のキー操作がされたか否
かを確認する(ステップ1301)。キー入力がされて
いれば、ビープ音を発生させ(ステップ1303)、N
AM1に記憶したMIDを表示する(ステップ130
5)。そして、ユーザにMIDを選択させるために「フ
ァクシミリ用MIDを入力してください。”1”−MI
D1、”2”−MID2、”3”−MID3」と表示す
る(ステップ1307)。ここで、”1”がキー入力さ
れればMID1をNAM1に記憶し(ステップ130
9、ステップ1311)、”2”がキー入力されればM
ID2をNAM1に記憶し(ステップ1313、ステッ
プ1315)、”3”がキー入力されればMID3をN
AM1に記憶する(ステップ1317、ステップ131
9)。”1”、”2”、”3”のいずれの操作もなけれ
ば、NAM1にはどのMIDも記憶しない。あるMID
をNAM1に記憶する際に、ファクシミリ信号受信に対
しては記憶MIDのフラグを”1”に(ステップ132
0)、電話の着呼に対してはフラグを”0”にセットす
る。図16の例は、MID2をファクシミリ信号受信用
MIDとしてフラグを”1”に、MID1を電話の着呼
用MIDであり、MID1のフラグには”0”がセット
している。
【0072】図18、図19は、ファクシミリ信号の受
信処理を示すフローチャートである。まず、装置が着呼
信号を受信し(ステップ1501)、受信MIDがNA
M1内のどれとも一致しない時は、イニシャライズが行
われる(図9のステップ802)。受信MIDがNAM
1内のMIDの1つと一致すれば(ステップ150
3)、NAM1のフラグを確認する(ステップ150
5)。NAM1における当該MIDに対応するフラグ
が”1”であれば、制御信号処理部は制御信号をスイッ
チ391に付与されオーディオ回路337がファクシミ
リに接続される(ステップ1507)。”1”でなけれ
ば、制御信号処理部はスイッチ391に制御信号を与え
ない。
【0073】この後、図12におけるステップ1109
からステップ1121で示した処理と同様にステップ1
509からステップ1521がなされるのである。
【0074】スタンバイ状態において(ステップ152
3)、受信MIDが電話として指定したMIDと一致す
れば(ステップ1524)、図8で示すステップ809
から処理がなされる。受信MIDがファクシミリ用に指
定したMIDと一致するときは、呼出信号が検出され
(ステップ1525)、一般に知られているファクシミ
リの処理がなされる。以上のように、ファクシミリ番号
用と電話番号用にMIDを指定することが可能となるの
である。
【0075】また、本例では制御信号処理部が受信MI
Dがファクシミリ用または電話用の数値と一致するか否
かを判定し、その結果によりオーディオ回路337とフ
ァクシミリ393を接続している。しかし従来の装置で
は、本特性を持たないため、ハンドセットをオフフック
した後にファクシミリの入力を受ける際には、ファクシ
ミリの送信音が聞こえたならばオーディオ回路をファク
シミリにマニュアルで切り替えるという操作が必要にな
る。
【0076】図15において、ファクシミリ装置を別の
端末装置にすることも可能である。本例では、自動車電
話装置への適用例を示しているが、本発明は携帯電話の
ようにあらゆる無線通信装置に対して適用可能であるこ
とは明らかである。
【0077】また、この発明はデジタル変調システムや
アナログ変調システムのようなデュアルモードの装置に
も適用可能であり、本発明の概念はセルラー方式無線通
信システムを使ったデータ伝送装置に対しても適用でき
るのである。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線電話
システムによれば、1台の移動局装置に複数の電話番号
を登録し、通常はそのいずれの電話番号による通話も可
能にするとともに、着呼に際しては予め選定した1また
は複数の電話番号以外への着信を拒否する着呼番号指定
モードを設定でき、かつ発呼に際してはその中の1つを
指定して発呼できる発呼電話番号指定モードを設定でき
る構成としたため、1台の無線電話装置をその複数の電
話番号により例えば公私の別に使い分けることができ、
かつこれら各電話番号に対する個別の課金を経て通話料
金の支払の面でも公私等の明確な区別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセルラー方式無線電話システムの
概略動作を説明するためのブロック図。
【図2】本発明の一実施例に係る自動車電話装置の概略
構成を示すブロック図。
【図3】図2に示した自動車電話装置の無線機の概要構
成を示すブロック図。
【図4】図2と図3に示したIDROMの内容を説明す
る図表。
【図5】図3に示したRAMの内容を説明する図表。
【図6】着呼受信の際に、IDROMに記憶したMID
から少なくとも1つのMIDを選択するプロセスを示す
フローチャート。
【図7】発呼の際に、IDROMに記憶したMIDから
1つのMIDを選択するプロセスを示すフローチャー
ト。
【図8】本発明に係る自動車電話システムにおける接続
制御手順を示すフローチャート。
【図9】図8の接続制御手順におけるリセット処理を示
すフローチャート。
【図10】図8の接続制御処理におけるイニシャライズ
を示すフローチャート。
【図11】図8の接続制御処理におけるイニシャライズ
後のPチャネルの処理を示すフローチャート。
【図12】図8の接続制御処理における着呼応答処理を
示すフローチャート。
【図13】図8の接続制御処理における発呼処理のう
ち、主に制御チャネル処理を示すフローチャート。
【図14】図8の接続制御処理における発呼処理のう
ち、主に通話チャネル処理を示すフローチャート。
【図15】本発明を他の例に対して自動車電話装置をア
レンジした場合のブロック図。
【図16】図15で示した例で用いたRAMの内容を説
明する図表。
【図17】ファクシミリを受信する際に、IDROMに
記憶したMIDから1つのMIDを選択するプロセスを
示すフローチャート。
【図18】他の例における着呼応答処理のうち、主に制
御チャネル処理を示すフローチャート。
【図19】他の例における着呼応答処理のうち、主に通
話チャネル処理を示すフローチャート。
【図20】従来のセルラー方式無線電話システムのブロ
ック図。
【符号の説明】
151 セル 152 基地局 153 移動電話切替局 140 移動局 370 IDROM 200 自動車電話装置 202 アンテナ 300 無線機 310 無線部 330 オーディオ/制御部 331 CPU 335 RAM 400 電話機 400a 電話機本体 400b ハンドセット 430 キー部
フロントページの続き (72)発明者 沢 豊太郎 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 丸井 國與 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 高地 伸司 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の21 東 芝コミュニケーションテクノロジ株式会社 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信システムで用いられる無線通信
    装置であって、前記無線通信システムは複数の領域を収
    容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、該基地
    局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線チャネ
    ルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装置にお
    いて、 複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の少な
    くとも1つを選択する指示情報を入力する入力手段と、 前記基地局からの移動局識別番号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段による移動局識別番号の受信に応答し、前
    記入力手段により前記指示情報が入力されている場合
    は、前記受信手段で受信した移動局識別番号と前記指示
    情報により選択された移動局識別番号とを比較し、前記
    入力手段により前記指示情報が入力されていない場合
    は、前記受信手段で受信した移動局識別番号と前記記憶
    手段に記憶されている各移動局識別番号と比較する比較
    手段と、 前記比較手段で一致出力が生じた場合は、前記基地局と
    の間で無線回線を確立する無線回線確立手段とを具備し
    たことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 無線通信システムで用いられる無線通信
    装置であって、前記無線通信システムは複数の領域を収
    容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、該基地
    局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線チャネ
    ルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装置にお
    いて、 複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の少な
    くとも1つを選択する指示情報を入力する入力手段と、 前記基地局からの移動局識別番号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段による移動局識別番号の受信に応答し、前
    記入力手段により前記指示情報が入力されている場合
    は、前記受信手段で受信した移動局識別番号と前記指示
    情報により選択された移動局識別番号とを比較し、前記
    入力手段により前記指示情報が入力されていない場合
    は、前記受信手段で受信した移動局識別番号と前記記憶
    手段に記憶されている各移動局識別番号と比較する比較
    手段と、 前記比較手段で一致出力が生じない場合は、前記基地局
    との間の無線回線を無効にする無線回線無効手段とを具
    備したことを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】 無線通信システムで用いられる無線通信
    装置であって、前記無線通信システムは複数の領域を収
    容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、該基地
    局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線チャネ
    ルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装置にお
    いて、 複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の少な
    くとも1つを選択する指示情報を入力するとともに、発
    呼要求および相手局のアドレス情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段による発呼要求の入力に応答し、該入力手
    段により前記指示情報が入力されている場合は、前記指
    示情報により選択された移動局識別番号と前記入力手段
    により入力された相手局のアドレス情報を送信し、前記
    入力手段により前記指示情報が入力されていない場合
    は、前記記憶手段に記憶された所定の優先権を有する移
    動局識別番号と前記入力手段により入力された相手局の
    アドレス情報を受信する受信手段とを具備したことを特
    徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 無線通信システムで用いられる無線通信
    装置であって、前記無線通信システムは複数の領域を収
    容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、該基地
    局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線チャネ
    ルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装置にお
    いて、 複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の少な
    くとも1つを選択する指示情報を入力するとともに、発
    呼要求及び相手局のアドレス情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により前記指示情報が入力されていない場
    合は、ユーザに対して前記指示情報を促す通知を行う通
    知手段と、 前記入力手段による発呼要求の入力に応答し、該入力手
    段により前記指示情報が入力されている場合は、前記指
    示情報により選択された移動局識別番号と前記入力手段
    により入力された相手局のアドレス情報を送信する送信
    手段とを具備したことを特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】 電話機と、端末装置とを有し、無線通信
    システムで用いられる無線通信装置であって、前記無線
    通信システムは複数の領域を収容し、各領域は少なくと
    も1つの基地局を有し、該基地局はその基地局の領域内
    で少なくとも1つの無線チャネルを用いて移動局識別番
    号を送信する無線通信装置において、 複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された第1の移動局識別番号を前記
    電話機用の移動局識別番号として設定し、前記記憶手段
    に記憶された第2の移動局識別番号を前記端末装置用の
    移動局識別番号として設定する設定手段と、 前記電話機に結合され、前記基地局からの移動局識別番
    号を受信する受信手段と、 前記受信手段による移動局識別番号の受信に応答し、前
    記受信手段で受信した移動局識別番号と前記受信手段に
    記憶されている移動局識別番号と比較する比較手段と、 前記比較手段で前記受信手段で受信した移動局識別番号
    が前記第2の移動局識別番号と一致した場合は、前記受
    信手段を前記端末装置に結合する結合手段とを具備した
    ことを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】 無線通信システムで用いられる無線通信
    装置であって、前記無線通信システムは複数の領域を収
    容し、各領域は少なくとも1つの基地局を有し、該基地
    局はその基地局の領域内で少なくとも1つの無線チャネ
    ルを用いて移動局識別番号を送信する無線通信装置にお
    いて、 複数の移動局識別番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数の移動局識別番号の内の
    1つを移動局識別番号または複数の移動局識別番号のい
    ずれかを選択する指示情報を入力する入力手段と、 前記基地局からの移動局識別番号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段による移動局識別番号の受信に応答し、前
    記受信手段で受信した移動局識別番号と前記指示情報に
    より選択された移動局識別番号とを比較する比較手段
    と、 前記比較手段で一致出力が生じた場合は、前記基地局と
    の間で無線回線を確立する無線回線確立手段とを具備し
    たことを特徴とする無線通信装置。
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