JPH0670255A - ハイビジョン受信機の親子画面信号合成回路 - Google Patents
ハイビジョン受信機の親子画面信号合成回路Info
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- JPH0670255A JPH0670255A JP4244225A JP24422592A JPH0670255A JP H0670255 A JPH0670255 A JP H0670255A JP 4244225 A JP4244225 A JP 4244225A JP 24422592 A JP24422592 A JP 24422592A JP H0670255 A JPH0670255 A JP H0670255A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 横伸びや横縮み等の画面表示の歪みなく、Ｈ
Ｄ信号とＮＴＳＣ信号の一方による親画面の一部に他方
による子画面を合成して表示すること。 【構成】 第１ＮＴＳＣ信号と第１ＨＤ信号とをデジタ
ル変換して子画面切換回路３４に導き、一方を子画面信
号として選択し、子画面処理回路３８で所定サイズの子
画面に処理する。第２ＮＴＳＣ信号をデジタル変換し第
１時間軸変換回路３０で時間軸圧縮しアナログ変換した
信号と、第２ＨＤ信号とを親画面切換回路３６に導き、
一方を親画面信号として選択する。子画面処理した子画
面信号を第２時間軸変換回路４０で時間軸圧縮しアナロ
グ変換した信号と、親画面信号とを親子画面信号切換回
路４４に導き、所定のタイミングで切り換えてハイビジ
ョンモニタに出力することによって、親画面の一部に子
画面を合成して表示する。
Ｄ信号とＮＴＳＣ信号の一方による親画面の一部に他方
による子画面を合成して表示すること。 【構成】 第１ＮＴＳＣ信号と第１ＨＤ信号とをデジタ
ル変換して子画面切換回路３４に導き、一方を子画面信
号として選択し、子画面処理回路３８で所定サイズの子
画面に処理する。第２ＮＴＳＣ信号をデジタル変換し第
１時間軸変換回路３０で時間軸圧縮しアナログ変換した
信号と、第２ＨＤ信号とを親画面切換回路３６に導き、
一方を親画面信号として選択する。子画面処理した子画
面信号を第２時間軸変換回路４０で時間軸圧縮しアナロ
グ変換した信号と、親画面信号とを親子画面信号切換回
路４４に導き、所定のタイミングで切り換えてハイビジ
ョンモニタに出力することによって、親画面の一部に子
画面を合成して表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン受信機の
表示部であるハイビジョンモニタで親子画面を合成して
（重畳して）表示させるための回路に関するものであ
る。
表示部であるハイビジョンモニタで親子画面を合成して
（重畳して）表示させるための回路に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＮＴＳＣ（Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｔ
ｅｌｅｖｉｓｉｏｎ ＳｙｓｔｅｍＣｏｍｍｉｔｔｅ
ｅ）方式のテレビジョン受信機の表示部であるＮＴＳＣ
モニタで親画面の一部に子画面を合成して表示させるよ
うにした回路、すなわちピクチャインピクチャ（ＰＩ
Ｐ）回路は図３に示すように構成されていた。すなわ
ち、子画面用の第１ＮＴＳＣ信号をＡ／Ｄ（アナログ／
ディジタル）変換回路１０でディジタル信号に変換し、
子画面処理回路１２で所定の子画面サイズ用に信号処理
し、ついでＤ／Ａ（ディジタル／アナログ）変換回路１
４でアナログ信号に変換して親子画面信号切換回路１６
の一方の入力側に導く。親子画面信号切換回路１６の他
方の入力側には親画面用の第２ＮＴＳＣ信号を導く。
ｅｌｅｖｉｓｉｏｎ ＳｙｓｔｅｍＣｏｍｍｉｔｔｅ
ｅ）方式のテレビジョン受信機の表示部であるＮＴＳＣ
モニタで親画面の一部に子画面を合成して表示させるよ
うにした回路、すなわちピクチャインピクチャ（ＰＩ
Ｐ）回路は図３に示すように構成されていた。すなわ
ち、子画面用の第１ＮＴＳＣ信号をＡ／Ｄ（アナログ／
ディジタル）変換回路１０でディジタル信号に変換し、
子画面処理回路１２で所定の子画面サイズ用に信号処理
し、ついでＤ／Ａ（ディジタル／アナログ）変換回路１
４でアナログ信号に変換して親子画面信号切換回路１６
の一方の入力側に導く。親子画面信号切換回路１６の他
方の入力側には親画面用の第２ＮＴＳＣ信号を導く。
【０００３】そして、この親子画面信号切換回路１６に
よる所定タイミングの切り換えで合成した親子画面信号
をＮＴＳＣモニタ（図示省略）に出力することによっ
て、親画面の一部に子画面を合成して表示するようにし
ていた。しかし、ハイビジョン受信機のハイビジョンモ
ニタで、ＨＤ（Ｈｉｇｈ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）信号
とＮＴＳＣ信号のうちの一方の信号（例えばＨＤ信号）
による親画面の一部に、他方の信号（例えばＮＴＳＣ信
号）による子画面を合成して表示させるようにしたもの
はなかった。ここで、ＨＤ信号はＨＤＴＶのＲ、Ｇ、Ｂ
映像信号を表わし、ＮＴＳＣ信号は現行テレビ信号であ
るＮＴＳＣ方式ＴＶのＲ、Ｇ、Ｂ映像信号を表わす。
よる所定タイミングの切り換えで合成した親子画面信号
をＮＴＳＣモニタ（図示省略）に出力することによっ
て、親画面の一部に子画面を合成して表示するようにし
ていた。しかし、ハイビジョン受信機のハイビジョンモ
ニタで、ＨＤ（Ｈｉｇｈ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）信号
とＮＴＳＣ信号のうちの一方の信号（例えばＨＤ信号）
による親画面の一部に、他方の信号（例えばＮＴＳＣ信
号）による子画面を合成して表示させるようにしたもの
はなかった。ここで、ＨＤ信号はＨＤＴＶのＲ、Ｇ、Ｂ
映像信号を表わし、ＮＴＳＣ信号は現行テレビ信号であ
るＮＴＳＣ方式ＴＶのＲ、Ｇ、Ｂ映像信号を表わす。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ＮＴＳＣモニタで親子画面を合成して表示させる回路の
構成を、ハイビジョンモニタでＨＤ信号とＮＴＳＣ信号
のうちの一方の信号による親画面の一部に他方の信号に
よる子画面を合成して表示させる回路の構成にそのまま
利用すると、同期やアスペクト比等の違いにより表示画
像に横伸びや横縮み等の歪みが生じるという問題点があ
った。
ＮＴＳＣモニタで親子画面を合成して表示させる回路の
構成を、ハイビジョンモニタでＨＤ信号とＮＴＳＣ信号
のうちの一方の信号による親画面の一部に他方の信号に
よる子画面を合成して表示させる回路の構成にそのまま
利用すると、同期やアスペクト比等の違いにより表示画
像に横伸びや横縮み等の歪みが生じるという問題点があ
った。
【０００５】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、ＨＤ信号とＮＴＳＣ信号のうちの一方の信号による
親画面の一部に他方の信号による子画面を合成して表示
する場合に、横伸びや横縮み等の画面歪を起こすことな
くハイビジョンモニタで表示できるようにしたハイビジ
ョン受信機の親子画面信号合成回路を提供することを目
的とするものである。
で、ＨＤ信号とＮＴＳＣ信号のうちの一方の信号による
親画面の一部に他方の信号による子画面を合成して表示
する場合に、横伸びや横縮み等の画面歪を起こすことな
くハイビジョンモニタで表示できるようにしたハイビジ
ョン受信機の親子画面信号合成回路を提供することを目
的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイビジョ
ン受信機の親子画面信号合成回路は、第１、第２ＮＴＳ
Ｃ信号をデジタル信号に変換する第１、第２Ａ／Ｄ変換
回路と、第１ＨＤ信号をデジタル信号に変換する第３Ａ
／Ｄ変換回路と、前記第２Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を
時間軸変換して対応したアスペクト比の画面信号として
出力する第１時間軸変換回路と、この第１時間軸変換回
路の出力信号をアナログ信号に変換する第１Ｄ／Ａ変換
回路と、第２ＨＤ信号と前記第１Ｄ／Ａ変換回路の出力
信号の一方を親画面信号として出力する親画面切換回路
と、前記第１Ａ／Ｄ変換回路の出力信号と前記第３Ａ／
Ｄ変換回路の出力信号の一方を子画面信号として出力す
る子画面切換回路と、前記子画面切換回路で選択された
信号を所定の子画面サイズ用に信号処理する子画面処理
回路と、前記親画面切換回路が前記第１Ｄ／Ａ変換回路
の出力信号を親画面信号として選択するか、または前記
子画面切換回路が前記第１Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を
子画面信号として選択したときに、前記子画面処理回路
の出力信号を時間軸変換して対応したアスペクト比の画
面信号として出力し、前記親画面切換回路が前記第２Ｈ
Ｄ信号を親画面信号として選択しかつ前記子画面切換回
路が前記第３Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を子画面信号と
して選択したときに、前記子画面処理回路の出力信号を
そのまま出力する第２時間軸変換回路と、この第２時間
軸変換回路の出力信号をアナログ信号に変換する第２Ｄ
／Ａ変換回路と、前記親画面切換回路から出力する親画
面信号と前記第２Ｄ／Ａ変換回路から出力する子画面信
号とを所定のタイミングで切り換えてハイビジョンモニ
タに出力する親子画面信号切換回路とを具備してなるこ
とを特徴とするものである。
ン受信機の親子画面信号合成回路は、第１、第２ＮＴＳ
Ｃ信号をデジタル信号に変換する第１、第２Ａ／Ｄ変換
回路と、第１ＨＤ信号をデジタル信号に変換する第３Ａ
／Ｄ変換回路と、前記第２Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を
時間軸変換して対応したアスペクト比の画面信号として
出力する第１時間軸変換回路と、この第１時間軸変換回
路の出力信号をアナログ信号に変換する第１Ｄ／Ａ変換
回路と、第２ＨＤ信号と前記第１Ｄ／Ａ変換回路の出力
信号の一方を親画面信号として出力する親画面切換回路
と、前記第１Ａ／Ｄ変換回路の出力信号と前記第３Ａ／
Ｄ変換回路の出力信号の一方を子画面信号として出力す
る子画面切換回路と、前記子画面切換回路で選択された
信号を所定の子画面サイズ用に信号処理する子画面処理
回路と、前記親画面切換回路が前記第１Ｄ／Ａ変換回路
の出力信号を親画面信号として選択するか、または前記
子画面切換回路が前記第１Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を
子画面信号として選択したときに、前記子画面処理回路
の出力信号を時間軸変換して対応したアスペクト比の画
面信号として出力し、前記親画面切換回路が前記第２Ｈ
Ｄ信号を親画面信号として選択しかつ前記子画面切換回
路が前記第３Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を子画面信号と
して選択したときに、前記子画面処理回路の出力信号を
そのまま出力する第２時間軸変換回路と、この第２時間
軸変換回路の出力信号をアナログ信号に変換する第２Ｄ
／Ａ変換回路と、前記親画面切換回路から出力する親画
面信号と前記第２Ｄ／Ａ変換回路から出力する子画面信
号とを所定のタイミングで切り換えてハイビジョンモニ
タに出力する親子画面信号切換回路とを具備してなるこ
とを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】第１ＮＴＳＣ信号は、第１Ａ／Ｄ変換回路でデ
ジタル信号に変換されて子画面切換回路の一方の入力側
に導かれ、第１ＨＤ信号は第３Ａ／Ｄ変換回路でデジタ
ル信号に変換されて子画面切換回路の他方の入力側に導
かれる。第２ＮＴＳＣ信号は第２Ａ／Ｄ変換回路でデジ
タル信号に変換され、ついで第１時間軸変換回路によっ
て、アスペクト比が９：１６のハイビジョンモニタで、
ＮＴＳＣ信号に対応したアスペクト比（３：４）の画面
を表示するための時間軸変換（例えば時間軸圧縮）処理
がなされ、第１Ｄ／Ａ変換回路でアナログ信号に変換さ
れて親画面切換回路の一方の入力側に導かれ、この親画
面切換回路の他方の入力側には第２ＨＤ信号が導かれ
る。
ジタル信号に変換されて子画面切換回路の一方の入力側
に導かれ、第１ＨＤ信号は第３Ａ／Ｄ変換回路でデジタ
ル信号に変換されて子画面切換回路の他方の入力側に導
かれる。第２ＮＴＳＣ信号は第２Ａ／Ｄ変換回路でデジ
タル信号に変換され、ついで第１時間軸変換回路によっ
て、アスペクト比が９：１６のハイビジョンモニタで、
ＮＴＳＣ信号に対応したアスペクト比（３：４）の画面
を表示するための時間軸変換（例えば時間軸圧縮）処理
がなされ、第１Ｄ／Ａ変換回路でアナログ信号に変換さ
れて親画面切換回路の一方の入力側に導かれ、この親画
面切換回路の他方の入力側には第２ＨＤ信号が導かれ
る。
【０００８】子画面切換回路および親画面切換回路がと
もにＨＤ信号側を選択したときは、ディジタル変換され
た第１ＨＤ信号が子画面切換回路によって子画面処理回
路に導かれ、ここで所定の子画面サイズ用に信号処理さ
れ、第２Ｄ／Ａ変換回路でアナログ信号に変換されて親
子画面信号切換回路の一方の入力側に導かれる。また、
第２ＨＤ信号が親画面切換回路によって親子画面信号切
換回路の他方の入力側に導かれる。この親子画面信号切
換回路は子画面用に処理された第１ＨＤ信号と親画面用
の第２ＨＤ信号とを所定のタイミングで切り換えてハイ
ビジョンモニタに出力し、第２ＨＤ信号による親画面の
一部に第１ＨＤ信号による子画面を合成して表示する。
もにＨＤ信号側を選択したときは、ディジタル変換され
た第１ＨＤ信号が子画面切換回路によって子画面処理回
路に導かれ、ここで所定の子画面サイズ用に信号処理さ
れ、第２Ｄ／Ａ変換回路でアナログ信号に変換されて親
子画面信号切換回路の一方の入力側に導かれる。また、
第２ＨＤ信号が親画面切換回路によって親子画面信号切
換回路の他方の入力側に導かれる。この親子画面信号切
換回路は子画面用に処理された第１ＨＤ信号と親画面用
の第２ＨＤ信号とを所定のタイミングで切り換えてハイ
ビジョンモニタに出力し、第２ＨＤ信号による親画面の
一部に第１ＨＤ信号による子画面を合成して表示する。
【０００９】子画面切換回路がＮＴＳＣ信号側を選択し
親画面切換回路がＨＤ信号側を選択したときは、ディジ
タル変換された第１ＮＴＳＣ信号が子画面切換回路によ
って子画面処理回路に導かれ、ここで所定の子画面サイ
ズ用に信号処理され、第２時間軸変換回路で時間軸変換
され（例えば時間軸圧縮され）、第２Ｄ／Ａ変換回路で
アナログ信号に変換されて親子画面信号切換回路の一方
の入力側に導かれる。この親子画面信号切換回路の他方
の入力側には、親画面切換回路によって第２ＨＤ信号が
導かれる。親子画面信号切換回路は、子画面用に処理さ
れ（第２時間軸変換回路による対応したアスペクト比
（３：４）の画面信号への変換を含む）た第１ＮＴＳＣ
信号と、親画面用の第２ＨＤ信号とを所定のタイミング
で切り換えてハイビジョンモニタに出力し、第２ＨＤ信
号による親画面の一部に第１ＮＴＳＣ信号による子画面
を合成して表示する。
親画面切換回路がＨＤ信号側を選択したときは、ディジ
タル変換された第１ＮＴＳＣ信号が子画面切換回路によ
って子画面処理回路に導かれ、ここで所定の子画面サイ
ズ用に信号処理され、第２時間軸変換回路で時間軸変換
され（例えば時間軸圧縮され）、第２Ｄ／Ａ変換回路で
アナログ信号に変換されて親子画面信号切換回路の一方
の入力側に導かれる。この親子画面信号切換回路の他方
の入力側には、親画面切換回路によって第２ＨＤ信号が
導かれる。親子画面信号切換回路は、子画面用に処理さ
れ（第２時間軸変換回路による対応したアスペクト比
（３：４）の画面信号への変換を含む）た第１ＮＴＳＣ
信号と、親画面用の第２ＨＤ信号とを所定のタイミング
で切り換えてハイビジョンモニタに出力し、第２ＨＤ信
号による親画面の一部に第１ＮＴＳＣ信号による子画面
を合成して表示する。
【００１０】子画面切換回路がＨＤ信号側を選択し親画
面切換回路がＮＴＳＣ信号側を選択したときは、ディジ
タル変換された第１ＨＤ信号が子画面切換回路によって
子画面処理回路に導かれ、ここで所定の子画面サイズ用
に信号処理され、ついで第２時間軸変換回路で時間軸変
換され（例えば時間軸圧縮され）、第２Ｄ／Ａ変換回路
でアナログ信号に変換されて親子画面信号切換回路の一
方の入力側に導かれる。第２Ａ／Ｄ変換回路でディジタ
ル変換され、ついで第１時間軸変換回路で時間軸変換
（例えば時間軸圧縮）され、第１Ｄ／Ａ変換回路でアナ
ログ変換された第２ＮＴＳＣ信号が、親画面切換回路に
よって親子画面信号切換回路の他方の入力側に導かれ
る。この親子画面信号切換回路は、子画面用に処理され
（対応したアスペクト比（９：１６）の画面信号への変
換を含む）た第１ＨＤ信号と、親画面用に処理され（対
応したアスペクト比（３：４）の画面信号への変換を含
む）た第２ＮＴＳＣ信号とを所定のタイミングで切り換
えてハイビジョンモニタに出力し、第２ＮＴＳＣ信号に
よる親画面の一部に第１ＨＤ信号による子画面を合成し
て表示する。
面切換回路がＮＴＳＣ信号側を選択したときは、ディジ
タル変換された第１ＨＤ信号が子画面切換回路によって
子画面処理回路に導かれ、ここで所定の子画面サイズ用
に信号処理され、ついで第２時間軸変換回路で時間軸変
換され（例えば時間軸圧縮され）、第２Ｄ／Ａ変換回路
でアナログ信号に変換されて親子画面信号切換回路の一
方の入力側に導かれる。第２Ａ／Ｄ変換回路でディジタ
ル変換され、ついで第１時間軸変換回路で時間軸変換
（例えば時間軸圧縮）され、第１Ｄ／Ａ変換回路でアナ
ログ変換された第２ＮＴＳＣ信号が、親画面切換回路に
よって親子画面信号切換回路の他方の入力側に導かれ
る。この親子画面信号切換回路は、子画面用に処理され
（対応したアスペクト比（９：１６）の画面信号への変
換を含む）た第１ＨＤ信号と、親画面用に処理され（対
応したアスペクト比（３：４）の画面信号への変換を含
む）た第２ＮＴＳＣ信号とを所定のタイミングで切り換
えてハイビジョンモニタに出力し、第２ＮＴＳＣ信号に
よる親画面の一部に第１ＨＤ信号による子画面を合成し
て表示する。
【００１１】子画面切換回路および親画面切換回路がと
もにＮＴＳＣ信号側を選択したときは、ディジタル変換
された第１ＮＴＳＣ信号が子画面切換回路によって子画
面処理回路に導かれ、ここで所定の子画面サイズ用に信
号処理され、ついで第２時間軸変換回路で時間軸変換さ
れ（例えば時間軸圧縮され）、第２Ｄ／Ａ変換回路でア
ナログ信号に変換されて親子画面信号切換回路の一方の
入力側に導かれる。ディジタル変換され、第１時間軸変
換回路で時間軸変換（例えば時間軸圧縮）され、ついで
第１Ｄ／Ａ変換回路でアナログ変換された親画面用の第
２ＮＴＳＣ信号が、親画面切換回路によって親子画面信
号切換回路の他方の入力側に導かれる。この親子画面信
号切換回路は、子画面用に処理され（対応したアスペク
ト比（３：４）の画面信号への変換を含む）た第１ＮＴ
ＳＣ信号と、親画面用に処理され（第１時間軸変換回路
による対応したアスペクト比（３：４）の画面信号への
変換を含む）た第２ＮＴＳＣ信号とを所定のタイミング
で切り換えてハイビジョンモニタに出力し、第２ＮＴＳ
Ｃ信号による親画面の一部に第１ＮＴＳＣ信号による子
画面を合成して表示する。
もにＮＴＳＣ信号側を選択したときは、ディジタル変換
された第１ＮＴＳＣ信号が子画面切換回路によって子画
面処理回路に導かれ、ここで所定の子画面サイズ用に信
号処理され、ついで第２時間軸変換回路で時間軸変換さ
れ（例えば時間軸圧縮され）、第２Ｄ／Ａ変換回路でア
ナログ信号に変換されて親子画面信号切換回路の一方の
入力側に導かれる。ディジタル変換され、第１時間軸変
換回路で時間軸変換（例えば時間軸圧縮）され、ついで
第１Ｄ／Ａ変換回路でアナログ変換された親画面用の第
２ＮＴＳＣ信号が、親画面切換回路によって親子画面信
号切換回路の他方の入力側に導かれる。この親子画面信
号切換回路は、子画面用に処理され（対応したアスペク
ト比（３：４）の画面信号への変換を含む）た第１ＮＴ
ＳＣ信号と、親画面用に処理され（第１時間軸変換回路
による対応したアスペクト比（３：４）の画面信号への
変換を含む）た第２ＮＴＳＣ信号とを所定のタイミング
で切り換えてハイビジョンモニタに出力し、第２ＮＴＳ
Ｃ信号による親画面の一部に第１ＮＴＳＣ信号による子
画面を合成して表示する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明によるハイビジョン受信機の親
子画面信号合成回路の一実施例を図１を用いて説明す
る。図１において２０、２２は第１、第２ＮＴＳＣ信号
をデジタル信号に変換する第１、第２Ａ／Ｄ変換回路で
ある。２４は第１ＨＤ信号をデジタル信号に変換する第
３Ａ／Ｄ変換回路である。前記第１、第２Ａ／Ｄ変換回
路２０、２２の出力側には、飛び越し走査（インターレ
ース）を順次走査（ノンインターレース）にするために
走査線補間や倍速変換などの信号処理を行なう第１、第
２ＥＤ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎまた
はＥｘｔｅｎｄｅｄ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）処理回路
２６、２８が結合している。この第１、第２ＥＤ処理回
路２６、２８は、公知のＥＤＴＶ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ
ＴｅｌｅｖｉｓｉｏｎまたはＥｘｔｅｎｄｅｄ Ｄｅｆ
ｉｎｉｔｉｏｎ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ）受信機に用い
られている公知の回路である。
子画面信号合成回路の一実施例を図１を用いて説明す
る。図１において２０、２２は第１、第２ＮＴＳＣ信号
をデジタル信号に変換する第１、第２Ａ／Ｄ変換回路で
ある。２４は第１ＨＤ信号をデジタル信号に変換する第
３Ａ／Ｄ変換回路である。前記第１、第２Ａ／Ｄ変換回
路２０、２２の出力側には、飛び越し走査（インターレ
ース）を順次走査（ノンインターレース）にするために
走査線補間や倍速変換などの信号処理を行なう第１、第
２ＥＤ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎまた
はＥｘｔｅｎｄｅｄ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）処理回路
２６、２８が結合している。この第１、第２ＥＤ処理回
路２６、２８は、公知のＥＤＴＶ（Ｅｎｈａｎｃｅｄ
ＴｅｌｅｖｉｓｉｏｎまたはＥｘｔｅｎｄｅｄ Ｄｅｆ
ｉｎｉｔｉｏｎ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ）受信機に用い
られている公知の回路である。
【００１３】前記第１、第２ＥＤ処理回路２６、２８
は、例えば、２枚のフィールド画像を重ね合わせて１枚
のフレーム画像にする２：１の飛び越し走査（インター
レース）の画面表示（２６２．５本／６０秒）から、倍
速順次走査（ノンインターレース）の画面表示（５２５
本／６０秒）へ変換するために、受信機の水平走査周波
数（１５．７３４ｋＨｚ）を２倍の３１．４７ｋＨｚに
し、通常の水平走査期間内に２本の走査線を描くように
するものである。
は、例えば、２枚のフィールド画像を重ね合わせて１枚
のフレーム画像にする２：１の飛び越し走査（インター
レース）の画面表示（２６２．５本／６０秒）から、倍
速順次走査（ノンインターレース）の画面表示（５２５
本／６０秒）へ変換するために、受信機の水平走査周波
数（１５．７３４ｋＨｚ）を２倍の３１．４７ｋＨｚに
し、通常の水平走査期間内に２本の走査線を描くように
するものである。
【００１４】前記第２ＥＤ処理回路２８の出力側には第
１時間軸変換回路３０が結合している。この第１時間軸
変換回路３０は、アスペクト比が９：１６のハイビジョ
ンモニタで、アスペクト比が３：４のＮＴＳＣ画面を、
横伸びや横縮み等の歪みのない画面として再生するため
に、信号を時間軸変換（例えば時間軸圧縮）するように
構成されている。前記第１時間軸変換回路３０の出力側
には第１Ｄ／Ａ変換回路３２が結合している。
１時間軸変換回路３０が結合している。この第１時間軸
変換回路３０は、アスペクト比が９：１６のハイビジョ
ンモニタで、アスペクト比が３：４のＮＴＳＣ画面を、
横伸びや横縮み等の歪みのない画面として再生するため
に、信号を時間軸変換（例えば時間軸圧縮）するように
構成されている。前記第１時間軸変換回路３０の出力側
には第１Ｄ／Ａ変換回路３２が結合している。
【００１５】前記第１ＥＤ処理回路２６の出力側と前記
第３Ａ／Ｄ変換回路２４の出力側には、一方の出力信号
を選択し子画面信号として出力する子画面切換回路３４
が結合している。３６は親画面切換回路で、この親画面
切換回路３６は第２ＨＤ信号と前記第１Ｄ／Ａ変換回路
３２の出力信号の一方を選択し親画面用の信号として出
力するように構成されている。
第３Ａ／Ｄ変換回路２４の出力側には、一方の出力信号
を選択し子画面信号として出力する子画面切換回路３４
が結合している。３６は親画面切換回路で、この親画面
切換回路３６は第２ＨＤ信号と前記第１Ｄ／Ａ変換回路
３２の出力信号の一方を選択し親画面用の信号として出
力するように構成されている。
【００１６】前記子画面切換回路３４の出力側には、子
画面用の信号を所定の子画面サイズ（例えば１／ｎの縮
小画面サイズ）にするための処理をする（例えば水平方
向および垂直方向のサンプリング数を１／ｎに間引く処
理をする）子画面処理回路３８が結合している。この子
画面処理回路３８の出力側は、第２時間軸変換回路４０
および第２Ｄ／Ａ変換回路４２を介して、親子画面信号
切換回路４４の一方の入力側に結合し、この親子画面信
号切換回路４４の他方の入力側には、前記親画面切換回
路３６の出力側が結合している。
画面用の信号を所定の子画面サイズ（例えば１／ｎの縮
小画面サイズ）にするための処理をする（例えば水平方
向および垂直方向のサンプリング数を１／ｎに間引く処
理をする）子画面処理回路３８が結合している。この子
画面処理回路３８の出力側は、第２時間軸変換回路４０
および第２Ｄ／Ａ変換回路４２を介して、親子画面信号
切換回路４４の一方の入力側に結合し、この親子画面信
号切換回路４４の他方の入力側には、前記親画面切換回
路３６の出力側が結合している。
【００１７】前記第２時間軸変換回路４０は、切換制御
回路４６と、この切換制御回路４６で連動して切り換え
制御される第１、第２切換スイッチ４８、５０と、時間
軸変換回路５２とからなり、この時間軸変換回路５２
は、前記第１、第２切換スイッチ４８、５０の切換片が
一側の個別端子に接続されているときに前記子画面処理
回路３８から出力する信号を時間軸変換して前記第２Ｄ
／Ａ変換回路４２に出力するように構成されている。
回路４６と、この切換制御回路４６で連動して切り換え
制御される第１、第２切換スイッチ４８、５０と、時間
軸変換回路５２とからなり、この時間軸変換回路５２
は、前記第１、第２切換スイッチ４８、５０の切換片が
一側の個別端子に接続されているときに前記子画面処理
回路３８から出力する信号を時間軸変換して前記第２Ｄ
／Ａ変換回路４２に出力するように構成されている。
【００１８】そして、前記第２時間軸変換回路４０は、
前記親画面切換回路３６が前記第１Ｄ／Ａ変換回路３２
の出力信号を親画面信号として選択するか、または前記
子画面切換回路３４が前記第１ＥＤ処理回路２６の出力
信号を子画面信号として選択したときに、ハイビジョン
モニタで対応したアスペクト比の画面表示をするために
前記子画面処理回路３８の出力信号を時間軸変換して前
記第２Ｄ／Ａ変換回路４２に出力し、前記親画面切換回
路３６が第２ＨＤ信号を親画面信号として選択しかつ前
記子画面切換回路３４が前記第３Ａ／Ｄ変換回路２４の
出力信号を子画面信号として選択したときに、前記子画
面処理回路３８の出力信号をそのまま前記第２Ｄ／Ａ変
換回路４２に出力するように構成されている。前記子画
面処理回路３８の出力側は出力端子５４を介してハイビ
ジョンモニタ（図示省略）に結合されている。
前記親画面切換回路３６が前記第１Ｄ／Ａ変換回路３２
の出力信号を親画面信号として選択するか、または前記
子画面切換回路３４が前記第１ＥＤ処理回路２６の出力
信号を子画面信号として選択したときに、ハイビジョン
モニタで対応したアスペクト比の画面表示をするために
前記子画面処理回路３８の出力信号を時間軸変換して前
記第２Ｄ／Ａ変換回路４２に出力し、前記親画面切換回
路３６が第２ＨＤ信号を親画面信号として選択しかつ前
記子画面切換回路３４が前記第３Ａ／Ｄ変換回路２４の
出力信号を子画面信号として選択したときに、前記子画
面処理回路３８の出力信号をそのまま前記第２Ｄ／Ａ変
換回路４２に出力するように構成されている。前記子画
面処理回路３８の出力側は出力端子５４を介してハイビ
ジョンモニタ（図示省略）に結合されている。
【００１９】つぎに、前記実施例の作用を図２を併用し
て説明する。 （イ）第１、第２ＮＴＳＣ信号は、例えば、汎用のＵＶ
アンテナで受信しチューナおよびＩＦ回路を介して得ら
れたＲ、Ｇ、Ｂの映像信号や、汎用のＶＴＲから得られ
たＲ、Ｇ、Ｂの映像信号を表わす。また、第１、第２Ｈ
Ｄ信号は、例えば、ＢＳアンテナで受信しＢＳチューナ
およびＭＵＳＥデコーダを介して得られたＲ、Ｇ、Ｂの
映像信号や、ハイビジョンカメラやハイビジョンＶＴＲ
から得られたＲ、Ｇ、Ｂの映像信号を表わす。
て説明する。 （イ）第１、第２ＮＴＳＣ信号は、例えば、汎用のＵＶ
アンテナで受信しチューナおよびＩＦ回路を介して得ら
れたＲ、Ｇ、Ｂの映像信号や、汎用のＶＴＲから得られ
たＲ、Ｇ、Ｂの映像信号を表わす。また、第１、第２Ｈ
Ｄ信号は、例えば、ＢＳアンテナで受信しＢＳチューナ
およびＭＵＳＥデコーダを介して得られたＲ、Ｇ、Ｂの
映像信号や、ハイビジョンカメラやハイビジョンＶＴＲ
から得られたＲ、Ｇ、Ｂの映像信号を表わす。
【００２０】第１ＮＴＳＣ信号は、第１Ａ／Ｄ変換回路
２０でデジタル信号に変換され、第１ＥＤ処理回路２６
で走査線補間および倍速変換などの信号処理がなされ
（ノンインターレース化され）て子画面切換回路３４の
一方の入力側に導かれる。また、第１ＨＤ信号は第３Ａ
／Ｄ変換回路２４でデジタル信号に変換されて子画面切
換回路３４の他方の入力側に導かれる。
２０でデジタル信号に変換され、第１ＥＤ処理回路２６
で走査線補間および倍速変換などの信号処理がなされ
（ノンインターレース化され）て子画面切換回路３４の
一方の入力側に導かれる。また、第１ＨＤ信号は第３Ａ
／Ｄ変換回路２４でデジタル信号に変換されて子画面切
換回路３４の他方の入力側に導かれる。
【００２１】第２ＮＴＳＣ信号は第２Ａ／Ｄ変換回路２
２でデジタル信号に変換され、第２ＥＤ処理回路２８で
走査線補間および倍速変換などの信号処理がなされ、つ
いで第１時間軸変換回路３０によって、ハイビジョンモ
ニタで横伸びや横縮み等の歪みのない画像を表示するた
めの時間軸変換（例えば時間軸圧縮）処理がなされ、第
１Ｄ／Ａ変換回路３２でアナログ信号に変換されて親画
面切換回路３６の一方の入力側に導かれ、この親画面切
換回路３６の他方の入力側には第２ＨＤ信号が導かれ
る。
２でデジタル信号に変換され、第２ＥＤ処理回路２８で
走査線補間および倍速変換などの信号処理がなされ、つ
いで第１時間軸変換回路３０によって、ハイビジョンモ
ニタで横伸びや横縮み等の歪みのない画像を表示するた
めの時間軸変換（例えば時間軸圧縮）処理がなされ、第
１Ｄ／Ａ変換回路３２でアナログ信号に変換されて親画
面切換回路３６の一方の入力側に導かれ、この親画面切
換回路３６の他方の入力側には第２ＨＤ信号が導かれ
る。
【００２２】第１、第２Ａ／Ｄ変換回路２０、２２のサ
ンプリングクロックの周波数は４Ｆｓｃ（Ｆｓｃは約
３．５８ＭＨｚのカラーサブキャリア周波数を表わ
す）、第１、第２ＥＤ処理回路２６、２８のサンプリン
グクロックの周波数は８Ｆｓｃ、第１時間軸変換回路３
０における内部の変換メモリからの読み出しクロックの
周波数は書き込みクロックの４／３倍の（３２／３）Ｆ
ｓｃ、第１Ｄ／Ａ変換回路３２のサンプリングクロック
の周波数は（３２／３）Ｆｓｃである。また、第３Ａ／
Ｄ変換回路２４のサンプリングクロックの周波数は後述
するＦ1である。
ンプリングクロックの周波数は４Ｆｓｃ（Ｆｓｃは約
３．５８ＭＨｚのカラーサブキャリア周波数を表わ
す）、第１、第２ＥＤ処理回路２６、２８のサンプリン
グクロックの周波数は８Ｆｓｃ、第１時間軸変換回路３
０における内部の変換メモリからの読み出しクロックの
周波数は書き込みクロックの４／３倍の（３２／３）Ｆ
ｓｃ、第１Ｄ／Ａ変換回路３２のサンプリングクロック
の周波数は（３２／３）Ｆｓｃである。また、第３Ａ／
Ｄ変換回路２４のサンプリングクロックの周波数は後述
するＦ1である。
【００２３】（ロ）子画面切換回路３４および親画面切
換回路３６がともにＨＤ信号側を選択したときは、第３
Ａ／Ｄ変換回路２４でディジタル変換された第１ＨＤ信
号が子画面切換回路３４によって子画面処理回路３８に
導かれ、ここで所定の子画面サイズ用に信号処理され
る。例えば、１／ｎに縮小した子画面とするときは、水
平方向および垂直方向のサンプリング数を１／ｎに間引
く。このとき、第２時間軸変換回路４０は、切換制御回
路４６による第１、第２切換スイッチ４８、５０の切り
換え制御によって、子画面切換回路３４の出力信号をそ
のまま第２Ｄ／Ａ変換回路４２に出力する。
換回路３６がともにＨＤ信号側を選択したときは、第３
Ａ／Ｄ変換回路２４でディジタル変換された第１ＨＤ信
号が子画面切換回路３４によって子画面処理回路３８に
導かれ、ここで所定の子画面サイズ用に信号処理され
る。例えば、１／ｎに縮小した子画面とするときは、水
平方向および垂直方向のサンプリング数を１／ｎに間引
く。このとき、第２時間軸変換回路４０は、切換制御回
路４６による第１、第２切換スイッチ４８、５０の切り
換え制御によって、子画面切換回路３４の出力信号をそ
のまま第２Ｄ／Ａ変換回路４２に出力する。
【００２４】第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ信号に
変換された子画面信号は、親子画面信号切換回路４４の
一方の入力側に導かれる。この親子画面信号切換回路４
４の他方の入力側には、親画面信号としての第２ＨＤ信
号が導かれている。このため、親子画面信号切換回路４
４は、子画面用に処理された第１ＨＤ信号と親画面用の
第２ＨＤ信号とを所定のタイミングで切り換えて（換言
すれば子画面の表示区間のみ子画面信号を選択し、それ
以外の表示区間は親画面信号を選択して）、出力端子５
４を介してハイビジョンモニタに出力し、第２ＨＤ信号
による親画面の一部に第１ＨＤ信号による子画面を合成
して表示する。
変換された子画面信号は、親子画面信号切換回路４４の
一方の入力側に導かれる。この親子画面信号切換回路４
４の他方の入力側には、親画面信号としての第２ＨＤ信
号が導かれている。このため、親子画面信号切換回路４
４は、子画面用に処理された第１ＨＤ信号と親画面用の
第２ＨＤ信号とを所定のタイミングで切り換えて（換言
すれば子画面の表示区間のみ子画面信号を選択し、それ
以外の表示区間は親画面信号を選択して）、出力端子５
４を介してハイビジョンモニタに出力し、第２ＨＤ信号
による親画面の一部に第１ＨＤ信号による子画面を合成
して表示する。
【００２５】（ハ）子画面切換回路３４がＮＴＳＣ信号
側を選択し親画面切換回路３６がＨＤ信号側を選択した
ときは、第１Ａ／Ｄ変換回路２０でディジタル変換され
第１ＥＤ処理回路２６で走査線補間および倍速変換など
の信号処理がなされた第１ＮＴＳＣ信号が、子画面切換
回路３４によって子画面処理回路３８に導かれ、ここで
所定の子画面サイズ用に信号処理される。
側を選択し親画面切換回路３６がＨＤ信号側を選択した
ときは、第１Ａ／Ｄ変換回路２０でディジタル変換され
第１ＥＤ処理回路２６で走査線補間および倍速変換など
の信号処理がなされた第１ＮＴＳＣ信号が、子画面切換
回路３４によって子画面処理回路３８に導かれ、ここで
所定の子画面サイズ用に信号処理される。
【００２６】すなわち、図２の（ａ）に示すように、子
画面は、その垂直方向の走査線数が対応する親画面（図
２の（ｂ）に示す親画面）の有効走査線数４９０本の１
／ｎとなり、その有効な１水平走査期間がｘ1となるよ
うに子画面処理される。このｘ1は、図２の（ａ）
（ｂ）の関係に基づき、つぎの式（１）から求められ
る。 ５１０：（４９０／ｎ）＝２４．６：ｘ1…（１） 換言すれば、第１Ａ／Ｄ変換回路２０および第１ＥＤ処
理回路２６によって、第１ＮＴＳＣ信号は８Ｆｓｃでサ
ンプリングされているので、第１ＮＴＳＣ信号による子
画面の映像部分は、水平方向に７２０／ｎ画素、垂直方
向に４９０／ｎ本となり、子画面の１水平走査期間をｘ
1とすれば、上記の式（１）が成立するからである。
画面は、その垂直方向の走査線数が対応する親画面（図
２の（ｂ）に示す親画面）の有効走査線数４９０本の１
／ｎとなり、その有効な１水平走査期間がｘ1となるよ
うに子画面処理される。このｘ1は、図２の（ａ）
（ｂ）の関係に基づき、つぎの式（１）から求められ
る。 ５１０：（４９０／ｎ）＝２４．６：ｘ1…（１） 換言すれば、第１Ａ／Ｄ変換回路２０および第１ＥＤ処
理回路２６によって、第１ＮＴＳＣ信号は８Ｆｓｃでサ
ンプリングされているので、第１ＮＴＳＣ信号による子
画面の映像部分は、水平方向に７２０／ｎ画素、垂直方
向に４９０／ｎ本となり、子画面の１水平走査期間をｘ
1とすれば、上記の式（１）が成立するからである。
【００２７】このとき、第２時間軸変換回路４０は、切
換制御回路４６による第１、第２切換スイッチ４８、５
０の切り換え制御によって、子画面切換回路３４の出力
信号を時間軸変換回路５２を介して第２Ｄ／Ａ変換回路
４２に出力する。この時間軸変換回路５２は、子画面切
換回路３４の出力信号を時間軸圧縮せずにそのままハイ
ビジョンモニタに出力すると横伸びの状態になってしま
うので、その変換メモリからの読み出クロックの周波数
をＦ1とすることによって、子画面のアスペクト比を
３：４にするものである。このＦ1はつぎのようにして
求められる。
換制御回路４６による第１、第２切換スイッチ４８、５
０の切り換え制御によって、子画面切換回路３４の出力
信号を時間軸変換回路５２を介して第２Ｄ／Ａ変換回路
４２に出力する。この時間軸変換回路５２は、子画面切
換回路３４の出力信号を時間軸圧縮せずにそのままハイ
ビジョンモニタに出力すると横伸びの状態になってしま
うので、その変換メモリからの読み出クロックの周波数
をＦ1とすることによって、子画面のアスペクト比を
３：４にするものである。このＦ1はつぎのようにして
求められる。
【００２８】すなわち、式（１）で得られたｘ1の水平
走査期間では９：１６のアスペクト比の画面となるの
で、３：４（すなわち９：１２）のアスペクト比の画面
にするには１水平走査期間をｘ1×（１２／１６）にす
る必要があり、この水平走査期間に７２０／ｎ画素を表
示することになるので、Ｆ1はつぎの式（２）で求めら
れる。 Ｆ1＝１／｛Ｘ1／（７２０／ｎ）｝…（２） なお、Ｘ1はｘ1×（１２／１６）を表わす。
走査期間では９：１６のアスペクト比の画面となるの
で、３：４（すなわち９：１２）のアスペクト比の画面
にするには１水平走査期間をｘ1×（１２／１６）にす
る必要があり、この水平走査期間に７２０／ｎ画素を表
示することになるので、Ｆ1はつぎの式（２）で求めら
れる。 Ｆ1＝１／｛Ｘ1／（７２０／ｎ）｝…（２） なお、Ｘ1はｘ1×（１２／１６）を表わす。
【００２９】第２時間軸変換回路４０で時間軸圧縮され
た子画面信号は、第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ信
号に変換され親子画面信号切換回路４４の一方に導か
れ、この親子画面信号切換回路４４の他方の入力側に
は、親画面切換回路３６によって選択された第２ＨＤ信
号が導かれる。この親子画面信号切換回路４４は、子画
面用に処理された第１ＮＴＳＣ信号と、親画面用の第２
ＨＤ信号とを所定のタイミングで切り換え出力端子５４
を介してハイビジョンモニタに出力し、図２の（ｃ）に
示すように、第２ＨＤ信号による親画面６０の一部に第
１ＮＴＳＣ信号による子画面６２を合成して表示する。
た子画面信号は、第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ信
号に変換され親子画面信号切換回路４４の一方に導か
れ、この親子画面信号切換回路４４の他方の入力側に
は、親画面切換回路３６によって選択された第２ＨＤ信
号が導かれる。この親子画面信号切換回路４４は、子画
面用に処理された第１ＮＴＳＣ信号と、親画面用の第２
ＨＤ信号とを所定のタイミングで切り換え出力端子５４
を介してハイビジョンモニタに出力し、図２の（ｃ）に
示すように、第２ＨＤ信号による親画面６０の一部に第
１ＮＴＳＣ信号による子画面６２を合成して表示する。
【００３０】（ニ）子画面切換回路３４がＨＤ信号側を
選択し親画面切換回路３６がＮＴＳＣ信号側を選択した
ときは、第３Ａ／Ｄ変換回路２４でディジタル変換され
た第１ＨＤ信号が子画面切換回路３４によって子画面処
理回路３８に導かれ、ここで所定の子画面サイズ（例え
ば、１／ｎに縮小した画面サイズ）用に信号処理され
る。すなわち、図２の（ｂ）に示すように、子画面は、
その垂直方向の走査線数が対応する親画面（図２の
（ａ）に示す親画面）の有効走査線数５１０本の１／ｎ
となり、その有効な１水平走査期間がｘ2となるように
信号処理される。このｘ2は、図２の（ａ）（ｂ）の関
係に基づき、つぎの式（３）から求められる。 ４９０：（５１０／ｎ）＝２６．４：ｘ2…（３）
選択し親画面切換回路３６がＮＴＳＣ信号側を選択した
ときは、第３Ａ／Ｄ変換回路２４でディジタル変換され
た第１ＨＤ信号が子画面切換回路３４によって子画面処
理回路３８に導かれ、ここで所定の子画面サイズ（例え
ば、１／ｎに縮小した画面サイズ）用に信号処理され
る。すなわち、図２の（ｂ）に示すように、子画面は、
その垂直方向の走査線数が対応する親画面（図２の
（ａ）に示す親画面）の有効走査線数５１０本の１／ｎ
となり、その有効な１水平走査期間がｘ2となるように
信号処理される。このｘ2は、図２の（ａ）（ｂ）の関
係に基づき、つぎの式（３）から求められる。 ４９０：（５１０／ｎ）＝２６．４：ｘ2…（３）
【００３１】すなわち、第３Ａ／Ｄ変換回路２４によっ
て第１ＨＤ信号は周波数Ｆ1のサンプリングクロックで
サンプリングされているので、第１ＨＤ信号による子画
面の映像部分は、水平方向に１０２０／ｎ画素、垂直方
向に５１０／ｎ本となり、子画面の１水平走査期間をｘ
2とすれば、上記の式（３）が成立するからである。
て第１ＨＤ信号は周波数Ｆ1のサンプリングクロックで
サンプリングされているので、第１ＨＤ信号による子画
面の映像部分は、水平方向に１０２０／ｎ画素、垂直方
向に５１０／ｎ本となり、子画面の１水平走査期間をｘ
2とすれば、上記の式（３）が成立するからである。
【００３２】このとき、第２時間軸変換回路４０は、切
換制御回路４６による第１、第２切換スイッチ４８、５
０の切り換え制御によって、子画面処理回路３８の出力
信号を時間軸変換回路５２を介して第２Ｄ／Ａ変換回路
４２に出力する。子画面処理回路３８の出力信号は既に
ハイビジョンモニタと同じ９：１６のアスペクト比の画
面に対応しているので、時間軸変換回路５２における内
部の変換メモリからの読み出クロックの周波数をＦ2と
すると、水平走査期間ｘ2に１０２０／ｎ画素を表示す
ることになるので、Ｆ2はつぎの式（４）で求められ
る。 Ｆ2＝１／｛ｘ2／（１０２０／ｎ）｝…（４）
換制御回路４６による第１、第２切換スイッチ４８、５
０の切り換え制御によって、子画面処理回路３８の出力
信号を時間軸変換回路５２を介して第２Ｄ／Ａ変換回路
４２に出力する。子画面処理回路３８の出力信号は既に
ハイビジョンモニタと同じ９：１６のアスペクト比の画
面に対応しているので、時間軸変換回路５２における内
部の変換メモリからの読み出クロックの周波数をＦ2と
すると、水平走査期間ｘ2に１０２０／ｎ画素を表示す
ることになるので、Ｆ2はつぎの式（４）で求められ
る。 Ｆ2＝１／｛ｘ2／（１０２０／ｎ）｝…（４）
【００３３】第２時間軸変換回路４０で時間軸圧縮され
た子画面信号は、第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ信
号に変換され親子画面信号切換回路４４の一方に導かれ
る。親子画面信号切換回路４４の他方の入力側には、第
２Ａ／Ｄ変換回路２２でデジタル信号に変換され、第２
ＥＤ処理回路２８で走査線補間および倍速変換などの信
号処理がなされ、ついで第１時間軸変換回路３０によっ
て、ハイビジョンモニタで歪みのない画面を表示するた
めの時間軸圧縮処理がなされ、第１Ｄ／Ａ変換回路３２
でアナログ信号に変換された第２ＮＴＳＣ信号が導かれ
る。この親子画面信号切換回路４４は、子画面用に処理
された第１ＨＤ信号と、親画面用の第２ＮＴＳＣ信号と
を所定のタイミングで切り換え、出力端子５４を介して
ハイビジョンモニタに出力し、図２の（ｄ）に示すよう
に、第２ＮＴＳＣ信号による親画面６４の一部に第１Ｈ
Ｄ信号による子画面６６を合成して表示する。
た子画面信号は、第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ信
号に変換され親子画面信号切換回路４４の一方に導かれ
る。親子画面信号切換回路４４の他方の入力側には、第
２Ａ／Ｄ変換回路２２でデジタル信号に変換され、第２
ＥＤ処理回路２８で走査線補間および倍速変換などの信
号処理がなされ、ついで第１時間軸変換回路３０によっ
て、ハイビジョンモニタで歪みのない画面を表示するた
めの時間軸圧縮処理がなされ、第１Ｄ／Ａ変換回路３２
でアナログ信号に変換された第２ＮＴＳＣ信号が導かれ
る。この親子画面信号切換回路４４は、子画面用に処理
された第１ＨＤ信号と、親画面用の第２ＮＴＳＣ信号と
を所定のタイミングで切り換え、出力端子５４を介して
ハイビジョンモニタに出力し、図２の（ｄ）に示すよう
に、第２ＮＴＳＣ信号による親画面６４の一部に第１Ｈ
Ｄ信号による子画面６６を合成して表示する。
【００３４】（ホ）子画面切換回路３４および親画面切
換回路３６がともにＮＴＳＣ信号側を選択したときは、
第１Ａ／Ｄ変換回路２０でディジタル変換され第１ＥＤ
処理回路２６で走査線補間および倍速変換などの信号処
理がなされた第１ＮＴＳＣ信号が、子画面切換回路３４
によって子画面処理回路３８に導かれ、ここで所定の子
画面サイズ用に信号処理され、第２時間軸変換回路４０
で時間軸圧縮され、第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ
信号に変換されて親子画面信号切換回路４４の一方に導
かれる。
換回路３６がともにＮＴＳＣ信号側を選択したときは、
第１Ａ／Ｄ変換回路２０でディジタル変換され第１ＥＤ
処理回路２６で走査線補間および倍速変換などの信号処
理がなされた第１ＮＴＳＣ信号が、子画面切換回路３４
によって子画面処理回路３８に導かれ、ここで所定の子
画面サイズ用に信号処理され、第２時間軸変換回路４０
で時間軸圧縮され、第２Ｄ／Ａ変換回路４２でアナログ
信号に変換されて親子画面信号切換回路４４の一方に導
かれる。
【００３５】親子画面信号切換回路４４の他方の入力側
には、第２Ａ／Ｄ変換回路２２でデジタル信号に変換さ
れ、第２ＥＤ処理回路２８で走査線補間および倍速変換
などの信号処理がなされ、ついで第１時間軸変換回路３
０で時間軸圧縮され、第１Ｄ／Ａ変換回路３２でアナロ
グ信号に変換された第２ＮＴＳＣ信号が導かれる。この
親子画面信号切換回路４４は、子画面用に処理された第
１ＮＴＳＣ信号と、親画面用の第２ＮＴＳＣ信号とを所
定のタイミングで切り換え、出力端子５４を介してハイ
ビジョンモニタに出力し、第２ＮＴＳＣ信号による親画
面の一部に第１ＮＴＳＣ信号による子画面を合成して表
示する。なお、親子画面ともアスペクト比が同一である
ので、第１時間軸変換回路３０による時間軸圧縮と第２
時間軸変換回路４０の時間軸変換回路５２の時間軸圧縮
は同一比率となる。
には、第２Ａ／Ｄ変換回路２２でデジタル信号に変換さ
れ、第２ＥＤ処理回路２８で走査線補間および倍速変換
などの信号処理がなされ、ついで第１時間軸変換回路３
０で時間軸圧縮され、第１Ｄ／Ａ変換回路３２でアナロ
グ信号に変換された第２ＮＴＳＣ信号が導かれる。この
親子画面信号切換回路４４は、子画面用に処理された第
１ＮＴＳＣ信号と、親画面用の第２ＮＴＳＣ信号とを所
定のタイミングで切り換え、出力端子５４を介してハイ
ビジョンモニタに出力し、第２ＮＴＳＣ信号による親画
面の一部に第１ＮＴＳＣ信号による子画面を合成して表
示する。なお、親子画面ともアスペクト比が同一である
ので、第１時間軸変換回路３０による時間軸圧縮と第２
時間軸変換回路４０の時間軸変換回路５２の時間軸圧縮
は同一比率となる。
【００３６】前記実施例では、第２時間軸変換回路は、
切換制御回路で第１、第２切換スイッチを切り換え制御
することによって、子画面処理回路の出力信号を時間軸
変換回路を介して第２Ｄ／Ａ変換回路に出力するか、ま
たは時間軸変換回路を介さずにそのまま第２Ｄ／Ａ変換
回路に出力するようにしたが、本発明はこれに限るもの
でなく、親画面切換回路が第１Ｄ／Ａ変換回路の出力信
号を親画面信号として選択するか、または子画面切換回
路が第１ＥＤ処理回路の出力信号を子画面信号として選
択したときに、子画面処理回路の出力信号を時間軸変換
して対応したアスペクト比の画面信号を第２Ｄ／Ａ変換
回路に出力し、親画面切換回路が第２ＨＤ信号を親画面
信号として選択しかつ子画面切換回路が第３Ａ／Ｄ変換
回路の出力信号を子画面信号として選択したときに、子
画面処理回路の出力信号を時間軸変換せずにそのまま第
２Ｄ／Ａ変換回路に出力するものであればよい。
切換制御回路で第１、第２切換スイッチを切り換え制御
することによって、子画面処理回路の出力信号を時間軸
変換回路を介して第２Ｄ／Ａ変換回路に出力するか、ま
たは時間軸変換回路を介さずにそのまま第２Ｄ／Ａ変換
回路に出力するようにしたが、本発明はこれに限るもの
でなく、親画面切換回路が第１Ｄ／Ａ変換回路の出力信
号を親画面信号として選択するか、または子画面切換回
路が第１ＥＤ処理回路の出力信号を子画面信号として選
択したときに、子画面処理回路の出力信号を時間軸変換
して対応したアスペクト比の画面信号を第２Ｄ／Ａ変換
回路に出力し、親画面切換回路が第２ＨＤ信号を親画面
信号として選択しかつ子画面切換回路が第３Ａ／Ｄ変換
回路の出力信号を子画面信号として選択したときに、子
画面処理回路の出力信号を時間軸変換せずにそのまま第
２Ｄ／Ａ変換回路に出力するものであればよい。
【００３７】
【発明の効果】本発明によるハイビジョン受信機の親子
画面信号合成回路は、上記のように、第１ＮＴＳＣ信号
と第１ＨＤ信号の一方を子画面信号とし、第２ＮＴＳＣ
信号と第２ＨＤ信号の一方を親画面信号とし、この子画
面信号と親画面信号とを所定のタイミングで切り換えて
ハイビジョンモニタに出力することによって、親画面の
一部に子画面を合成して表示するようにしたので、横伸
びや横縮み等の画面歪を起こすことなく、２種類のＮＴ
ＳＣ信号と２種類のＨＤ信号のうちの任意の信号による
親画面の一部に、残りの３種類のうちの任意の信号によ
る子画面を合成して、ハイビジョンモニタで表示させる
ことができる。
画面信号合成回路は、上記のように、第１ＮＴＳＣ信号
と第１ＨＤ信号の一方を子画面信号とし、第２ＮＴＳＣ
信号と第２ＨＤ信号の一方を親画面信号とし、この子画
面信号と親画面信号とを所定のタイミングで切り換えて
ハイビジョンモニタに出力することによって、親画面の
一部に子画面を合成して表示するようにしたので、横伸
びや横縮み等の画面歪を起こすことなく、２種類のＮＴ
ＳＣ信号と２種類のＨＤ信号のうちの任意の信号による
親画面の一部に、残りの３種類のうちの任意の信号によ
る子画面を合成して、ハイビジョンモニタで表示させる
ことができる。
【図１】本発明によるハイビジョン受信機の親子画面信
号合成回路の一実施例を示すブロック図である。
号合成回路の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１の作用を説明する説明図で、（ａ）はＨＤ
信号で親画面を表示しＮＴＳＣ信号で子画面を表示した
場合の走査線数と１水平走査期間を説明する説明図、
（ｂ）はＮＴＳＣ信号で親画面を表示しＨＤ信号で子画
面を表示した場合の走査線数と１水平走査期間を説明す
る説明図、（ｃ）はＨＤ信号で親画面を表示しＮＴＳＣ
信号で子画面を表示した場合のハイビジョンモニタの表
示例を説明する説明図、（ｄ）はＮＴＳＣ信号で親画面
を表示しＨＤ信号で子画面を表示した場合のハイビジョ
ンモニタの表示例を説明する説明図である。
信号で親画面を表示しＮＴＳＣ信号で子画面を表示した
場合の走査線数と１水平走査期間を説明する説明図、
（ｂ）はＮＴＳＣ信号で親画面を表示しＨＤ信号で子画
面を表示した場合の走査線数と１水平走査期間を説明す
る説明図、（ｃ）はＨＤ信号で親画面を表示しＮＴＳＣ
信号で子画面を表示した場合のハイビジョンモニタの表
示例を説明する説明図、（ｄ）はＮＴＳＣ信号で親画面
を表示しＨＤ信号で子画面を表示した場合のハイビジョ
ンモニタの表示例を説明する説明図である。
【図３】従来のＮＴＳＣ方式のテレビジョン受信機の親
子画面信号合成回路を示すブロック図である。
子画面信号合成回路を示すブロック図である。
２０…第１Ａ／Ｄ変換回路、 ２２…第２Ａ／Ｄ変換回
路、２４…第３Ａ／Ｄ変換回路、 ２６…第１ＥＤ処理
回路、２８…第２ＥＤ処理回路、 ３０…第１時間軸変
換回路、３２…第１Ｄ／Ａ変換回路、 ３４…子画面切
換回路、３６…親画面切換回路、 ３８…子画面処理回
路、４０…第２時間軸変換回路、 ４２…第２Ｄ／Ａ変
換回路、４４…親子画面信号切換回路、 ５２…時間軸
変換回路。
路、２４…第３Ａ／Ｄ変換回路、 ２６…第１ＥＤ処理
回路、２８…第２ＥＤ処理回路、 ３０…第１時間軸変
換回路、３２…第１Ｄ／Ａ変換回路、 ３４…子画面切
換回路、３６…親画面切換回路、 ３８…子画面処理回
路、４０…第２時間軸変換回路、 ４２…第２Ｄ／Ａ変
換回路、４４…親子画面信号切換回路、 ５２…時間軸
変換回路。
Claims (1)
- 【請求項１】第１、第２ＮＴＳＣ信号をデジタル信号に
変換する第１、第２Ａ／Ｄ変換回路と、第１ＨＤ信号を
デジタル信号に変換する第３Ａ／Ｄ変換回路と、前記第
２Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を時間軸変換して対応した
アスペクト比の画面信号として出力する第１時間軸変換
回路と、この第１時間軸変換回路の出力信号をアナログ
信号に変換する第１Ｄ／Ａ変換回路と、第２ＨＤ信号と
前記第１Ｄ／Ａ変換回路の出力信号の一方を親画面信号
として出力する親画面切換回路と、前記第１Ａ／Ｄ変換
回路の出力信号と前記第３Ａ／Ｄ変換回路の出力信号の
一方を子画面信号として出力する子画面切換回路と、前
記子画面切換回路で選択された信号を所定の子画面サイ
ズ用に信号処理する子画面処理回路と、前記親画面切換
回路が前記第１Ｄ／Ａ変換回路の出力信号を親画面信号
として選択するか、または前記子画面切換回路が前記第
１Ａ／Ｄ変換回路の出力信号を子画面信号として選択し
たときに、前記子画面処理回路の出力信号を時間軸変換
して対応したアスペクト比の画面信号として出力し、前
記親画面切換回路が前記第２ＨＤ信号を親画面信号とし
て選択しかつ前記子画面切換回路が前記第３Ａ／Ｄ変換
回路の出力信号を子画面信号として選択したときに、前
記子画面処理回路の出力信号をそのまま出力する第２時
間軸変換回路と、この第２時間軸変換回路の出力信号を
アナログ信号に変換する第２Ｄ／Ａ変換回路と、前記親
画面切換回路から出力する親画面信号と前記第２Ｄ／Ａ
変換回路から出力する子画面信号とを所定のタイミング
で切り換えてハイビジョンモニタに出力する親子画面信
号切換回路とを具備してなることを特徴とするハイビジ
ョン受信機の親子画面信号合成回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4244225A JPH0670255A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ハイビジョン受信機の親子画面信号合成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4244225A JPH0670255A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ハイビジョン受信機の親子画面信号合成回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670255A true JPH0670255A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17115607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4244225A Pending JPH0670255A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | ハイビジョン受信機の親子画面信号合成回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670255A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100386582B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2003-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 부화면 및 더블 윈도우 구현이 가능한 모니터 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP4244225A patent/JPH0670255A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100386582B1 (ko) * | 2000-10-31 | 2003-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 부화면 및 더블 윈도우 구현이 가능한 모니터 |
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