JPH0670062B2 - 新規ピリミドピリミジン誘導体 - Google Patents

新規ピリミドピリミジン誘導体

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JPH0670062B2
JPH0670062B2 JP7248786A JP7248786A JPH0670062B2 JP H0670062 B2 JPH0670062 B2 JP H0670062B2 JP 7248786 A JP7248786 A JP 7248786A JP 7248786 A JP7248786 A JP 7248786A JP H0670062 B2 JPH0670062 B2 JP H0670062B2
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郁夫 冨野
弘明 丹
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗潰瘍薬、及び抗血栓薬として有用な新規ピリ
ミドピリミジン誘導体に関する。
〔従来の技術〕
ピリミドピリミジン骨格を有す化合物としては例えば特
開昭56−10189号公報および特開昭61−15883号公報等に
開示されている。
しかしながら、ピリミド〔5,4−d〕−ピリミジンの2
位(又は6位)、4位および8位の置換基に関し、本願
化合物とは大きな差異がある。
又、上記公報記載の化合物について、消化器系の医薬と
しての有用性は全く明らかにされていない。
〔発明の概要〕
本発明は一般式〔I〕 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一又は相異なつて水素
原子又は低級アルキル基であり、Aは酸素原子又はイミ
ノ基(該イミノ基は低級アルコキシカルボニル基で置換
されていてもよい。)であり、Xは低級アルコキシ基、
ジ低級アルキルアミノ基(該低級アルキル基は低級アル
キルスルホニル基で置換されていてもよい。)モルホリ
ノ基、チオモルホリノ基、1−オキシドチオモルホリノ
基、ピペリジノ基又は4−置換ピペリジノ基(置換基は
オキソ、エチレンジオキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロキ
シイミノ基、又はジ低級アルキルアミノ基。)、4−エ
トキシカルボニルピペラジノ基であり、Yは水素原子、
低級アルキルチオ基、アラルキルチオ基、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基、シアノ基、アルケニルオキシ
基、又はジ低級アルキルアミノ基であり、Zはイミノ基
又は酸素原子であり、R5は水素原子又はハロゲン原子で
あり、かつ、R5がハロゲン原子であるときはXは1−オ
キシドチオモルホリノ基でありYは水素原子である。〕 で表わされる新規ピリミドピリミジン誘導体又はその薬
理学的に許容しうる塩類に関するものである。
〔本願物質〕
本発明の化合物は一般式〔I〕で表わされるものであ
り、式中のR1、R2、R3およびR4は同一または相異なつて
もよい水素原子または低級(ここで「低級」とは炭素数
1ないし4であることを示す。)アルキル基であり、例
えば水素、メチル基、エチル基、プロピル基などを挙げ
ることができる。Aは酸素原子またはイミノ基であり、
このイミノ基は低級アルコキシカルボニル基、例えばメ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基で置換され
ていてもよい。また、Xの低級アルコキシ基としてはメ
トキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基な
どを挙げることができる。ジ低級アルキルアミノ基とし
てはジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピル
アミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ
基、メチルエチルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、
メチルブチルアミノ基、エチルプロピルアミノ基、エチ
ルイソプロピルアミノ基、エチルブチルアミノ基などを
挙げることができ、これらのアルキル基はメチルスルホ
ニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、
イソプロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基などの
低級アルキルスルホニルで置換されていてもよい。ま
た、Xはモルホリノ基、チオモルホリノ基、1−オキシ
ドチオモルホリノ基、ピペリジノ基であり、このピペリ
ジノ基は4位にオキソ基、エチレンジオキシ基、ヒドロ
キシ基、ヒドロキシイミノ基またはジ低級アルキルアミ
ノ基たとえばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ
プロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、メチルエ
チルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、エチルプロピ
ルアミノ基などで置換されていてもよく、Yの低級アル
キルチオ基としてはメチルチオ基、エチルチオ基、プロ
ピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソ
ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基などを挙げることが
でき、アラルキルチオ基としてはベンジルチオ基、1−
フエネチルチオ基、2−フエネチルチオ基、クミルチオ
基などを挙げることができる。ハロゲン原子としてはク
ロル原子、ブロム原子、ヨード原子などであり、低級ア
ルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基などを挙げることができる。アル
ケニルオキシ基としては、アリルオキシ基、イソプレニ
ルオキシ基、ゲラニルオキシ基、フアルネシルオキシ基
などを挙げることができ、ジ低級アルキルアミノ基とし
てはジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピル
アミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ
基、メチルエチルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、
メチルイソプロピルアミノ基、エチルプロピルアミノ
基、エチルイソプロピルアミノ基などを挙げることがで
きる。また、Zはイミノ基または酸素原子であり、R5
ハロゲン原子としてはクロル原子、ブロム原子、ヨード
原子などを挙げることができる。ただし、R5がハロゲン
原子の場合はXは1−オキシドチオモルホリノ基であ
り、Yは水素原子である。
また、本発明の物質は遊離の状態であつても塩の形、た
とえば酸付加塩の形になつていてもよい。酸付加塩とし
ては塩酸、硫酸、リン酸のごとき鉱酸、酢酸、マレイン
酸、クエン酸のごとき有機酸を例示することができる。
以下、本発明の化合物を例示する。
〔製造方法〕 一般式〔I〕で表わされる本発明の化合物は、次の方法
で製造することができる。
(1)R5が水素原子の場合、次の3種の反応式に従い製
造することができる。
化合物(II)は、特開昭56−10189号公報などに開示さ
れた方法で合成することができる。次に反応式〔a〕の
場合について説明する。化合物〔III〕のZがイミノ基
の場合、化合物〔II〕にアセトン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、クロロホルム、ジクロルメタンなどの不活性
溶媒中にて、場合により無機塩基たとえば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、第三有機塩基たとえばトリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミンまたはピリジンの存在下に20〜150
℃、好ましくは20〜100℃の温度で化合物(III)を反応
させることによつて化合物〔IV〕が得られる。化合物
〔III〕のZが酸素原子の場合はテトラヒドロフラン、
ジオキサンなどの不活性溶媒中、または化合物〔III〕
を溶媒として用い(但しAがイミノ基の場合、窒素を保
護したのちに、水酸基をナトリウム又はカリウム塩とし
て原料を作り、反応後脱保護する)、化合物(III)の
ナトリウム塩またはカリウム塩と20〜150℃好ましくは2
0〜100℃で化合物〔II〕と反応させることにより化合物
〔IV〕を得ることができる。新規な本発明のピリミドピ
リミジン誘導体〔I〕は以下の方法により得られる。
(イ)Yがアルキルアミノ基の場合、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒中、場合
によつては無機塩基たとえば炭酸ナトリウム、水酸化カ
リウム、第三有機塩基たとえばトリエチルアミンまたは
ピリジンの存在下に20〜150℃好ましくは20〜100℃で化
合物〔IV〕と化合物〔V〕を反応させることによつて得
られる。(ロ)Yが低級アルキルチオ基、アラルキルチ
オ基の場合はテトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノ
ール、エタノールなどの溶媒中、低級アルキルチオール
またはアラルキルチオールのナトリウム塩またはカリウ
ム塩と化合物〔IV〕を20〜150℃好ましくは20〜100℃で
反応させることによつて〔I〕が得られる。(ハ)Y
が、低級アルコキシ基、アルケニルオキシ基の場合はテ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどの不活性溶媒中低級
アルキルアルコール、アルケニルアルコールのナトリウ
ム塩またはカリウム塩と化合物〔IV〕を20〜150℃好ま
しくは20〜100℃で反応させることにより〔I〕が得ら
れる。(ニ)Yがシアノ基の場合はジクロルメタン、ク
ロロホルム、ジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒
中、シアン化テトラエチルアンモニウムと0〜150℃、
好ましくは50〜100℃で化合物〔IV〕と反応させること
により、本発明の2位にシアノ基を有する新規ピリミド
ピリミジン誘導体〔I〕が得られる。(ホ)またYが水
素原子の場合は化合物〔IV〕をエタノールなどの溶媒
中、ラネーニツケルで還元することにより〔I〕が得ら
れる。次に反応式(b)について説明する。すなわち、
前述の化合物〔II〕をジクロルメタン、クロロホルムな
どの不活性溶媒中、シアン化テトラアルキルアンモニウ
ムと−50〜100℃、好ましくは−20〜50℃で反応させる
ことにより、化合物〔VI〕が得られる。新規な本発明の
ピリミドピリミジン誘導体はこの化合物〔VI〕と前記化
合物〔III〕を前述の反応式(a)と同様な条件で反応
させ、次いで前述と同様にして化合物〔V〕と反応させ
ることにより得ることができる。次に基Yがアルキルま
たはアラルキルチオ基の場合は反応式〔c〕に従い、化
合物〔II〕とメタノール、エタノール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどの溶媒中、アルキルまたはアラル
キルチオールのナトリウム塩またはカリウム塩とを0〜
150℃好ましくは0〜60℃の間の温度で反応させること
により化合物〔VII〕とし、ついでこの化合物〔VII〕と
前記化合物〔III〕を無溶媒または化合物〔III〕を溶媒
として用い、50〜200℃、好ましくは100〜170℃の間の
温度で反応させることにより2位にアルキルまたはアラ
ルキルチオ基を有す本発明のピリミドピリミジン誘導体
〔I〕を得ることができる。
(2)R5がクロルの場合、次の反応式に従い合成するこ
とができる。
化合物〔VIII〕は特開昭56-0189号公報などに開示され
た方法で合成することができる。そして、化合物〔VII
I〕と化合物〔III〕を前述の反応式(a)の場合と同様
に反応させることによつて得られる4,6−ジクロルピリ
ミドピリミジン誘導体〔IX〕を次いで、化合物〔X〕と
前述の反応式(a)で化合物〔IV〕を化合物〔V〕を反
応させたと同じ条件で反応させることにより、R5がクロ
ル基である本発明のピリミドピリミジン誘導体〔I〕を
得ることができる。
R5がブロム原子、ヨード原子の化合物も同様に得られる
ことは明らかである。
〔本発明の化合物の有用性〕
本発明の化合物は優れた抗潰瘍作用および血小板凝集抑
制作用を有し、消化器系の疾患および循環器系の疾患を
治療および予防する医薬品として有用である。
本発明の化合物は、通常医薬組成物の形で用いられ、経
口、皮下、筋肉内、静脈内、鼻内、皮膚透過および直腸
経路といつた種々の経路により投薬される。
〔実施例等〕
以下、実施例等により本発明を具体的に説明する。
参考例1 2,8−ジメチルチオ−4−(1−オキシドチ
オモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジンの製造 2,8−ジクロル−4−(1−オキシドチオモルホリノ)
ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン1.5g(4.7mmol)の20mlア
セトン溶液に30%メチルメルカプタンメタノール溶液3.
8g(21.8mmol)と1.0Mナトリウムメトキシドメタノール溶
液21ml(21mmol)の混合液を室温で加え、0.5時間かくは
んした。これに水40mlを加え、生じた黄色結晶を水洗
し、減圧下乾燥し、2,8−ジメチルチオ−4−(1−オ
キシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジ
ンを黄色結晶として1.3g(収率81%)得た。1 H−各磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δppm) 2.56(6H.S)、2.90(4H.m)、4.40(2H.m)5.50(2H.
m)、8.68(1H.S) 実施例1 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−メチルチオ−4−(1−オキシド
チオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化
合物番号1」の製造 2,8−ジメチルチオ−4−(1−オキシドチオモルホリ
ノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン1.3g(3.8mmol)に4
−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン10g(64mmo
l)を加え、150℃で1.5時間加熱した。反応混合物から過
剰の4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを
減圧下留去した後、水とクロロホルムを加えた。有機層
を6N塩酸で抽出した後、水層を6N水酸化ナトリウム水溶
液で中和し、生じた結晶をエーテルで洗浄した後、酢酸
エチルから再結晶し、化合物番号1を黄土色結晶として
1.36g(収率79%)得た。
融点 236−238℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.16(6H.S)、 1.33(6H.S)、2.06(2H、dd.J=4、12Hz)、 2.54(3H.S)、2.92(4H.m)、4.46(3H.m)、 5.46(2H.m)、6.63(1H.m).8.33(1H.S) 実施例2 8−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−メチルチオ−4−(1−オキシド
チオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化
合物番号4」の製造 2,8−ジメチルチオ−4−(1−オキシドチオモルホリ
ノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリジン2.0g(5.86mmol)に1
−エトキシカルボニル−4−アミノピペリジン5.0g(29.
0mmol)を加え、190℃で2時間加熱した。反応混合物に
水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を0.5N塩
酸、次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを減圧下濃
縮した後、酢酸エチルから再結晶し、化合物番号4を黄
色結晶として1.8g(収率66%)得た。
1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.29(3H.t.J=8Hz)、1.52(2H.m)、 2.04(2H.m)、2.54(3H,S)、4.92(6H.m) 4.14(2H.q.J=8Hz)、4.25(5H、m)、 5.48(2H.m)、6.94(1H.m)、8.33(1H.S) 実施例3 8−〔4−ピペリジニルアミノ)−2−メチ
ルチオ−4−(1−オキシドチオモルホリノ)ピリミド
〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号2」の製造 8−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニルア
ミノ)−2−メチルチオ−4−(1−オキシドチオモル
ホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン1.0g(2.15mmo
l)に18N硫酸9mlを加え、3時間加熱還流した。反応混合
物をクロロホルムで洗浄した後、6N水酸化ナトリウム水
溶液をアルカリ性になるまで加え、クロロホルムで抽出
した。有機層を無水炭酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
下濃縮し、化合物番号2を淡黄色結晶として0.5g(収率
59%)得た。
1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.48(2H.m)、2.07(2H.m)、2.52(3H.s) 2.90(6H.m)、4.0−4.7(5H.m)、 5.46(2H.m)、6.80(1H.m)、8.32(1H.s)、 実施例4 8−(4−ピペリジニルアミノ)−2−メチ
ルチオ−4−チオモルホリノピリミド〔5.4−d〕ピリ
ミジン「化合物番号3」の製造 8−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニルア
ミノ)−2−メチルチオ−4−(1−オキシドチオモル
ホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン0.80g(1.72mmo
l)に濃塩酸6mlを加え、2時間加熱還流した。反応混合
物をクロロホルムで洗浄した後、6N水酸化ナトリウム水
溶液をアルカリ性になるまで加え、クロロホルムで抽出
した。有機層を無水炭酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
下濃縮し化合物番号3を黄色結晶として0.37g(収率54
%)得た。
1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.50(2H.m)、2.10(2H.m)、2.53(3H.s) 2.80(6H.m)、3.04(2H.m)、4.16(1H.m) 4.68(4H.m)、6.80(1H.m)、8.32(1H.s) 実施例5 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−エチルチオ−4−(1−オキシド
チオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化
合物番号6」の製造 実施例1に従つて、2,8−ジエチルチオ−4−(1−オ
キシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジ
ンを原料に反応を行い、化合物番号6を黄色結晶として
得た。(収率42%) 融点 186〜188℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.16(6H.s)、 1.33(6H.s)、1.42(3H.t.J=8Hz)、 2.07(2H.dd.J=4,12Hz)、4.48(3H.m)、 5.46(2H.m)、6.65(1H.m)、8.34(1H.s) 実施例6 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−n−プロピルチオ−4−(1−オ
キシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジ
ン「化合物番号9」の製造 実施例1に従つて2,8−ジ−n−プロピルチオ−4−
(1−オキシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕
ピリミジンを原料に反応を行い、化合物番号9を淡黄色
結晶として得た。(収率71%) 融点 194〜196℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.08(3H.t.J=8Hz)、 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.36(6H.s)、1.82(2H.q.J=8Hz)、 2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、2.93(4H.m)、 3,10(2H.t.J=8Hz)、4.48(3H.m) 5.46(2H.m)、6.65(1H.m)、 8.34(1H.s) 実施例7 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−イソプロピルチオ−4−(1−オ
キシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジ
ン「化合物番号10」の製造 実施例1に従つて、2,8−ジイソプロピルチオ−4−
(1−オキシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕
ピリミジンを原料に反応を行い、化合物番号10を淡黄色
結晶として得た。(収率63%) 融点 270〜279℃(分解) 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.23(6H.s)、 1.36(6H.s)、1.44(6H.d.J=8Hz)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、2.90(4H.m) 3.86(1H.m)、4.48(3H.m)、5.46(2H.m) 6.65(1H.m)、8.34(1H.s) 実施例8 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−ベンジルチオ−4−(1−オキシ
ドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン
「化合物番号8」の製造 実施例1に従つて2,8−ジベンジルチオ−4−(1−オ
キシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジ
ンを原料に反応を行い、化合物番号8を淡黄色結晶とし
て得た。(収率61%) 融点 158〜160℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δppm) 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.19(6H.s)、 1.32(6H.s)、1.70(2H.s)、 2.03(2H.dd.J=4.12Hz)、 2.84(4H.m)、4.40(3H.m)、5.40(2H.m) 6.56(1H.m)、7.18(5H.m)、8.30(1H.s) 参考例2 2,8−ジメチルチオ−4−モルホリノピリミ
ド〔5,4−d〕ピリミジンの製造 参考例1に従つて、2,8−ジクロル−4−モルホリノピ
リミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料に反応を行い、2,8
−ジメチルチオ−4−モルホリノピリミド〔5,4−d〕
ピリミジンを黄色結晶として得た。(収率66%) 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 2.59(6H.s)、3.84(4H.m)、4.47(4H.m) 8.67(1H.s) 実施例9 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−2−メチルチオ−4−モルホリノピリ
ミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号5」の製造 実施例1に従つて、2,8−ジメチルチオ−4−モルホリ
ノピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料に反応を行
い、化合物番号5を黄色結晶として得た。(収率21%) 融点 263〜270℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.18(6H.s)、 1.32(6H.s)、2.06(2H.dd.J=4.12Hz)、 2.53(3H.s)、3.80(4H.m)、4.44(4H.m)、 6.60(1H.m)、8.30(1H.s) 実施例10 2−クロル−4−(1−エトキシカルボニル
ピペラジノ)−8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン
「化合物番号11」の製造 2,8−ジクロル−4−(1−エトキシカルボニルピペラ
ジノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン1.0g(2.8mmol)の
10mlジクロルメタン溶液に氷冷下シアン化テトラエチル
アンモニウム0.48g(3.1mmol)を加え、室温で5時間かく
はんした。これに水を加え、ジクロルメタンで抽出した
後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。これを減
圧下濃縮乾固し、酢酸エチルで洗浄し、2−クロル−8
−シアノ−4−(1−エトキシカルボニルピペラジノ)
ピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを淡褐色結晶として0.5
g(収率51%)得た。これをクロロホルム20mlに溶解
し、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン0.4
5g(2.9mmol)とトリエチルアミン0.5gの混合物を加え
た。これにDMSO10mlを加え、60℃で1時間かくはんし
た。反応混合物に水を加え、エーテルで抽出した後、有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。これを減圧下濃
縮し、化合物番号11を黄色結晶として0.4g(収率61%)
得た。
融点 186〜188℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.17(6H.s)、 1.30(3H.t.J=8Hz)、1.33(6H.s)、 2.04(2H.dd.J=4,12Hz)、3.63(4H.m)、 4.18(2H.q.J=8Hz)、4.48(4H.m)、 6.63(1H.m)、8.42(1H.s) 実施例11 2−クロル−4−ピペリジノ−8−(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド
〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号12」の製造 実施例10に従つて、2,8−ジクロル−4−ピペリジノピ
リミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料にして反応を行
い、化合物番号12を黄色結晶として得た。(通算収率26
%) 融点 175〜177℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.12(2H.t.J=12Hz)、1.16(6H.s)、 1.33(6H.s.)、1.73(6H.m)、 2.06(2H.dd.J=4.12Hz)、4.40(4H.m)、 4.60(1H.m)、6.60(1H.m)、 8.42(1H.s) 実施例12 2−クロル−4−ジエチルアミノ−8−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリ
ミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号13」の製造 実施例10に従つて、2,8−ジクロル−4−ジエチルアミ
ノピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料にして反応を
行い、化合物番号13を褐色結晶として得た。(通算収率
24%) 融点 162〜163℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.10(2H.t.J=12Hz)、1.16(6H.s)、 1.30(6H.t.J=8Hz)、1.32(6H.s)、 2.04(2H.dd.J=4,12Hz)、4.06(4H.m)、 4.54(1H.m)、8.41(1H.m)、8.41(1H.s) 実施例13 2−クロル−4−エトキシ−8−(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド
〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号14」の合成 実施例10に従つて、2,8−ジクロル−4−エトキシピリ
ミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料にして反応を行い、
化合物番号14を白色結晶として得た。(通算収率28%) 融点 161〜162℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.13(2H.t.J=12Hz)、1.17(6H.s)、 1.33(6H.s)、1.52(2H.t.J=8Hz)、 2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、 4.68(2H.q.J=8Hz)、6.90(1H.m) 8.61(1H.s) 実施例14 2−クロル−4−モルホリノ−8−(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド
〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号30」の製造 2,8−ジクロル−4−(モルホリノ)ピリミド〔5,4−
d〕ピリミジン0.5g(1.75mmol)のジクロルメタン溶液
20mlに4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
0.3g(1.92mmol)のトリエチルアミン1ml溶液を室温で
加え、2時間かくはんした。これに水を加え、ジクロル
メタンで抽出した後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。これを減圧下濃縮乾固し、酢酸エチルで洗浄
し、化合物番号30を淡黄色結晶として0.4g(収率56%)
得た。
融点 200〜204℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.20(2H.t.J=12Hz)、1.22(6H.s)、 1.37(6H.s)、2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、 3.88(4H.m)、4.16(2H.q.J=8Hz)、 4.54(5H.m)、6.67(1H.m)、8.43(1H.s) 実施例15 2−クロル−4−(1−オキシドチオモルホ
リノ)−8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物
番号7」の製造 実施例14に従つて、2,8−ジクロル−4−(1−オキシ
ドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを
原料に反応を行い、化合物番号7を淡褐色結晶として得
た。(収率52%) 融点 176〜180℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.14(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.35(6H.s)、2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.96(4H.m)、4.50(3H.m)、5.60(2H.m)、 6.70(1H.m)、8.44(1H.s) 実施例16 2−クロル−4−チオモルホリノ−8−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリ
ミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号31」の製造 実施例14に従つて、2,8−ジクロル−4−チオモルホリ
ノピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料に反応を行
い、化合物番号31を淡黄色結晶として得た。(収率67
%) 融点 189〜192℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.34(6H.s)、2.04(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.60(4H.m)、4.70(5H.m)、6.64(1H.m)、 8.42(1H.S) 実施例17 2−クロル−4−{N−メチル−2−メチル
スルフイニルエチルアミノ}−8−(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド〔5,4−
d〕ピリミジン「化合物番号29」の製造法 実施例14に従つて、2,8−ジクロル−4−{N−メチル
−N−(2−メチルスルフイニル)エチルアミノ}ピリ
ミド〔5,4−d〕ピリミジンを原料にして反応を行い、
化合物番号29を淡褐色結晶として得た。(収率52%) 融点 176〜180℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.36(6H.s)、2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.72(3H.s)、3.20(2H.m)、3.62(3H.m)、 4.60(3H.m)、6.68(1H.m)、8.43(1H.s)、 実施例18 2−クロル−4−(8−アザ−1,4−ジオキ
サスピロ〔4,5〕デカ−8−イル)−8(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド〔5,4−
d〕ピリミジン「化合物番号19」の製造 実施例14に従つて、2,8−ジクロル−4−(8−アザ−
1,4−ジオキサスピロ〔4,5〕デカ−8−イル)ピリミド
〔5,4−d〕ピリミジンを原料にして反応を行い、化合
物番号19を淡褐色結晶として得た。(収率89%) 融点 170〜172℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.13(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.35(6H.s)、1.86(4H.m)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、4.02(4H.s)、 4.54(5H.m)、6.60(1H.m)、8.42(1H.s) 実施例19 2−クロル−4−(4−オキソピペリジノ)
−8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルア
ミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号1
8」の製造 2−クロル−4−(8−アザ−1,4−ジオキサスピロ
〔4,5〕デカ−8−イル)−8−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピ
リミジン0.5g(1.08mmol)と水10mlの混合物に2N塩酸10ml
を加え、室温で4時間かくはんした。反応混合物に炭酸
水素ナトリウムを中和するまで加え、生じた結晶をロ過
した。これを減圧下乾燥し化合物番号18を淡褐色結晶と
して0.3g(収率66%)得た。
融点 〜290℃(分解) 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.14(2H.t.J=12Hz)、1.09(6H.s)、 1.35(6H.s)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.64(4H.m)、4.70(5H.m)、6.66(1H.m)、 8.44(1H.s) 実施例20 4−(4−オキソピペリジノ)−8−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミ
ド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号22」の製造 2−クロル−4−(8−アザ−1,4−ジオキサスピロ
〔4,5〕デカ−8−イル)−8−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピ
リミジン0.3g(0.65mmol)の20mlエタノール溶液にラネー
ニツケル(W2)2mlとエタノール5mlの混合物を加え、水
素雰囲気下で70℃、1時間加熱した。固体をロ過した
後、ロ液を減圧下濃縮し、ジクロルメタンで洗浄して4
−(8−アザ−1,4−ジオキサスピロ〔4,5〕デカ−8−
イル)−8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを無色結
晶として0.1g(収率36%)得た。以下、実施例19に従つ
てこれを加水分解し、化合物番号22を無色結晶として得
た。(収率96%) 融点 147〜150℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.12(2H.t.J=12Hz)、1.18(6H.s)、 1.35(6H.s)、2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.62(4H.m)、4.68(5H.m)、6.80(1H.m)、 8.48(1H.s)、8.50(1H.s) 実施例21 2−クロル−4−(4−ヒドロキシピペリジ
ノ)−8−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルアミ
ノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号20」
の製造 2−クロル−4−(4−オキソピペリジノ)−8−
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルアミノ)ピリミ
ド〔5,4−d〕ピリミジン0.5g(1.2mmol)の15mlエタノ
ール溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.1g(2.6mmol)を
加え、室温で1時間かくはんした。反応混合物に水を加
えジクロルメタンで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。これを減圧下濃縮し、化合物番号20を無
色結晶として0.44g(収率87%)得た。
融点 229〜232℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.12(2H.t.J=12Hz)、1.18(6H.s)、 1.34(6H.s)、1.80(4H.m)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、4.04(4H.m)、 4.06(1H.m)、4.96(1H.m)、 6.64(1H.m)、8.42(1H.s) 実施例22 2−クロル−4−(4−ヒドロキシイミノピ
ペリジノ)−8−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニ
ルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番
号21」の製造 2−クロル−4−(4−オキソピペリジノ)−8−
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルアミノ)ピリミ
ド〔5,4−d〕ピリミジン0.5g(1.2mmol)の15mlエタノー
ル溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩0.2g(2.9mmol)の1
ml水溶液を加え、室温で1時間かくはんした。これに水
10mlを加え、炭酸カリウムで中和し、さらに0.5時間か
くはんした。反応混合物をクロロホルムで抽出し、有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。これを減圧下濃縮
し、化合物番号21を淡褐色結晶として0.5g(収率96%)
得た。
融点 210〜213℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.35(6H.s)、2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.56(2H.m)、2.26(2H.m)、 4.52(5H.m)、6.66(1H.m)、 8.45(1H.s) 実施例23 2−クロル−4−(4−ジメチルアミノピペ
リジノ)−8−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル
アミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号2
8」の製造 ジメチルアミン塩酸塩U.18g(2.20mmol)の5mlメタノール
溶液に水酸化カリウム0.1gの10mlメタノール溶液を加え
た。これに2−クロル−4−(4−オキソピペリジノ)
−8−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルアミノ)
ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン0.7g(1.67mmol)を加
え、室温で0.5時間かくはんした。反応混合物にシアノ
水素化ホウ素ナトリウム0.13g(2.07mmol)を加え、さ
らに1時間かくはんした。次いでこれに水酸化カリウム
0.15gを加え0.5時間かくはんした。得られた反応混合物
を減圧下濃縮し、水を加えた。これをジクロルメタンで
抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。これ
を減圧下濃縮し、酢酸エチルを加え、不溶物をロ過し
た。ロ液を濃縮し、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶す
ると化合物番号28が無色結晶して0.35g(収率47%)得
た。
融点点 140〜143℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.12(2H.t.J=12Hz)、1.18(6H.s)、 1.35(6H.s)、1.60(4H.m)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、2.32(6H.s)、 3.20(2H.m)、4.14(2H.m)、4.60(1H.m)、 5.70(1H.m)、6.62(1H.m)、8.44(1H.s) 実施例24 2−クロル−8−(2,2,6,6−テトラメチル
−4−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−(1−オキ
シドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン
「化合物番号27」の製造 2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシテトラヒド
ロピラン0.28g(1.78mmol)を水素化ナトリウム0.07g
(60% in oil、1.75mmol)とTHF 5mlの混合物に加
え、50℃で1時間かくはんした。これを2.8−ジクロル
−4−(1−オキシドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4
−d〕ピリミジン0.5g(1.57mmol)の10mlTHF溶液に加
え、室温で2時間かくはんした。反応混合物に水を加
え、ジクロルメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、減圧下濃縮乾固した。これを酢酸
エチルで洗浄し、化合物番号27を無色結晶として0.3g
(収率43%)得た。
融点 233〜238℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.31(6H.S)、1.40(6H.s)、 1.74(2H.t.J=12Hz)、 2.20(2H.dd.J=4,12Hz)、3.00(4H.m)、 4.40(2H.m)、5.80(3H.m)、8.66(1H.s) 実施例25 2−クロル−8−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニルオキシ)−4−(1−オキシドチ
オモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合
物番号15」の製造 実施例24に従つて、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
メタンピペリジンと反応させ、化合物番号15を褐色結晶
として得た。(収率41%) 融点 220〜224℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.23(6H.S)、1.35(6H.s)、 1.50(2H.t.J=12Hz)、 2.20(2H.dd.J=4,12Hz)、3.00(4H.m)、 4.40(2H.m)、5.70(3H.m)、8.65(1H.s) 実施例26 2−メトキシ−8−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニルアミノ)−4−(1−オキシドチ
オモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合
物番号16」の製造 2−クロル−8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニルアミノ)−4−(1−オキシドチオモルホリ
ノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン0.5g(1.14mmol)に
ナトリウムメトキシド0.2g(3.7mmol)、ジオキサン10ml
を加え、3時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、
クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。これを減圧下濃縮し、酢酸エチルで洗浄する
ことにより化合物番号16を淡黄色結晶として0.28g(収
率57%)得た。
融点 208〜211℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.12(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.36(6H.s)、2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.96(4H.m)、4.01(3H.s)、4.50(3H.m)、 5.56(2H.m)、6.56(1H.m)、8.26(1H.s) 実施例27 2−エトキシ−8−(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニルアミノ)−4−(1−オキシドチ
オモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合
物番号23」の製造 実施例26に従つてナトリウムエトキシドを用いて反応を
行い、化合物番号23を淡黄色結晶として得た。(収率53
%) 融点 193〜197℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.09(2H.t.J=12Hz)、1.18(6H.s)、 1.35(6H.s)、1.46(3H.t.J=8Hz)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、2.95(4H.m)、 4.42(2H.q.J=8Hz)、4.48(3H.m)、 5.50(2H.m)、6.50(1H.m)、8.34(1H.s) 実施例28 8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルアミノ)−4−(1−オキシドチオモルホリノ)
−2−プロポキシピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化
合物番号24」の製造 実施例26に従つて、ナトリウムプロポキシドを用いて反
応を行い、化合物番号24を淡黄色結晶として得た。(収
率76%) 融点 176〜179℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.06(2H.t.J=12Hz)、1.16(3H.m)、 1.17(6H.s)、1.34(6H.s)、1.82(2H.m)、 2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、2.94(4H.m)、 4.30(2H.t.J=8Hz)、4.50(3H.m)、 5.50(2H.m)、6.54(1H.m)、8.34(1H.s) 実施例29 2−ゲラニルオキシ−8−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジニルアミノ)−4−(1−オキ
シドチオモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン
「化合物番号25」の製造 実施例26に従つてナトリウムゲラニルオキシドを用いて
反応を行い、化合物番号25を淡褐色油状物として得た。
(収率63%) 融点 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.20(6H.s)、 1.36(6H.s)、1.60(3H.s)、1.66(3H.s)、 1.78(3H.s)、2.06(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.08(4H.m)、2.94(4H.m)、4.50(3H.m)、 4.88(2H.d.J=8Hz)、5.50(4H.m) 6.60(1H.m)、8.34(1H.s) 実施例30 2−シアノ−8−(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジニルアミノ)−4−(1−オキシドチオ
モルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合物
番号17」の製造 2−クロル−8−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニルアミノ)−4−(1−オキシドチオモルホリ
ノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン0.5g(1.14mmol)
とDMF5mlの混合物にシアン化テトラエチルアンモニウム
0.6g(3.62mmol)を加え、60℃で4時間加熱した。反応
混合物に水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。これを減圧下濃縮乾固
し、酢酸エチルで洗浄して化合物番号17を赤色結晶とし
て0.3g(収率61%)得た。
融点 248〜251℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.22(6H.s)、 1.37(6H.s)、2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.98(4H.m)、4.50(3H.m)、5.60(2H.m)、 6.80(1H.m)、8.32(1H.s) 実施例31 2−ジメチルアミノ−8−(2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニルアミノ)−4−(1−オキシドチ
オモルホリノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン「化合
物番号26」の製造 2−クロル−8−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ニルアミノ)−4−(1−オキシドチオモルホリノ)ピ
リミド〔5,4−d〕ピリミジン0.5g(1.14mmol)をDMSO10m
lに溶解し、ジメチルアミン塩酸塩0.4g(4.91mmol)、次
いでトリエチルアミン1mlを加え、80℃で3時間加熱し
た。反応混合物に水を加え、生じた結晶をロ過した。こ
れを減圧下乾燥し、化合物番号26を淡褐色結晶として0.
4g(収率79%)得た。
融点 268〜273℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.09(2H.t.J=12Hz)、1.19(6H.s)、 1.34(6H.s)、2.08(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.90(4H.m)、3.18(6H.s)、4.50(3H.m)、 5.24(2H.m)、6.50(1H.m)、8.20(1H.s) 実施例32 2−クロル−4−(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルアミノ)−8−(1−オキシドチオモルホ
リノ)ピリミド−〔5,4−d〕ピリミジン「化合物番号3
2」の製造 2,4,8−トリクロルピリミド〔5,4−d〕ピリミジン0.
5g(2.12mmol)をジクロルメタン20mlに溶解し、4−ア
ミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン0.34g(2.18mmo
l)、次いでトリエチルアミン0.22g(2.17mmol)を加え、
室温で1時間かくはんした。反応混合物に水を加え、ジ
クロルメタンで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。これを減圧下濃縮乾固し、酢酸エチルで洗浄
し、2,8−ジクロル−4−(2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジニルアミノ)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジンを褐
色結晶として0.4g(収率53%)得た。次いで、これを実
施例14に従つて1−オキシドチオモルホリンと反応させ
ることにより、化合物番号32を淡赤褐色結晶として得
た。(収率82%) 融点 176〜180℃ 1H−核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム、δpp
m) 1.16(2H.t.J=12Hz)、1.21(6H.s)、 1.37(6H.s)、2.09(2H.dd.J=4,12Hz)、 2.98(4H.m)、5.50(3H.m)、6.36(2H.m)、 7.02(1H.m)、8.48(1H.s) 抗潰瘍試験 18〜20時間絶食した体重24〜31gのddY系雄マウスを一群
5匹使用した。マウスをストレスゲージに入れ、23±2
℃の水槽中に胸部剣状突起まで浸した。浸漬5時間後に
頸椎脱臼により殺し、開腹し胃を摘出した。胃内を2ml
の生理食塩液で満たし、5%ホルマリンで約30分間固定
した。固定後、大湾に沿つて胃を開き、腺胃部に出現す
る潰瘍の程度を次のように判定した。すなわちAdamiら
の方法を改良し、5段階の潰瘍係数により評価した。つ
まり、 0:病変なし 1:出血またはびらん 2:1〜5個の小潰瘍(長径1mm未満) 3:6個以上の小潰瘍または大潰瘍1個(長径1mm以
上) 4:2個以上の大潰瘍 5:穿孔性潰瘍 とした。なお、被検化合物(0.5% CMC溶液で懸濁)
は、浸漬30分前に経口投与した。
結果を次表に示す。
血小板凝集抑制試験 ウサギの血液から、遠心分離法により、多血小板血漿を
得る。この多血小板血漿0.25mlにCaCl2(1mM)を加えた
後、被検化合物(DMSO溶液に溶解)を2μl加えた。1
分後に凝集惹起剤(ADP、コラーゲン、アラキドン酸)
を加え血小板凝集をアグリゴメーター(理化電気製)で
測定した。血小板凝集抑制作用は最大凝集を50%抑制す
る被検化合物の濃度(IC50、μg/ml)で示した。
結果を次表に示す。
〔本発明化合物の効果〕 本発明化合物は、著しく勝れた抗潰瘍作用を有し、消化
器系疾患の予防・治療薬として有用である。
また、これら化合物は勝れた血小板凝集抑制作用を有し
ているので抗凝血薬、抗血小板薬としても有用である。
具体的には、心筋梗塞、脳梗塞、リウマチ性心疾患、血
栓性静脈炎、肺栓塞などの治療・予防に使用される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一又は相異なって水素
    原子又は低級アルキル基であり、Aは酸素原子又はイミ
    ノ基(該イミノ基は低級アルコキシカルボニル基で置換
    されていてもよい。)であり、Xは低級アルコキシ基、
    ジ低級アルキルアミノ基(該低級アルキル基は低級アル
    キルスルホニル基で置換されていてもよい。)、モルホ
    リノ基、チオモルホリノ基、1−オキシドチオモルホリ
    ノ基、ピペリジノ基、4−置換ピペリジノ基(置換基は
    オキソ基、エチレンジオキシ基、ヒドロキシ基、ヒドロ
    キシイミノ基又はジ低級アルキルアミノ基。)又は4−
    エトキシカルボニルピペラジノ基であり、Yは水素原
    子、低級アルキルチオ基、アラルキルチオ基、ハロゲン
    原子、低級アルコキシ基、シアノ基、アルケニルオキシ
    基又はジ低級アルキルアミノ基であり、Zはイミノ基又
    は酸素原子であり、R5は水素原子又はハロゲン原子であ
    り、かつ、R5がハロゲン原子であるときはXは1−オキ
    シドチオモルホリノ基であり、Yは水素原子である。〕 で表わされる新規ピリミドピリミジン誘導体又はその薬
    理学的に許容しうる塩類。
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