JPH0669817B2 - 包装容器の製造方法 - Google Patents
包装容器の製造方法Info
- Publication number
- JPH0669817B2 JPH0669817B2 JP1258242A JP25824289A JPH0669817B2 JP H0669817 B2 JPH0669817 B2 JP H0669817B2 JP 1258242 A JP1258242 A JP 1258242A JP 25824289 A JP25824289 A JP 25824289A JP H0669817 B2 JPH0669817 B2 JP H0669817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- packaging container
- mouth member
- film
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は注ぎ口付きの包装容器を包装フィルムから製造
する方法に関する。
する方法に関する。
(ロ)従来技術 着脱可能なキッツプにより注ぎ口を選択的に開閉できる
液体用の容器は、その用途により或は素材により多少形
状が異なるものの、従来から種々開発されている。この
うちガラス製及び金属製のボトル状容器は重くコスト高
になる問題がある。
液体用の容器は、その用途により或は素材により多少形
状が異なるものの、従来から種々開発されている。この
うちガラス製及び金属製のボトル状容器は重くコスト高
になる問題がある。
一方合成樹脂材製のボトル容器は通常第4図に示される
ような形状を有していて軽量ではあるが、粒状の合成樹
脂材を高温、高圧下で押出し成形するものであるから製
造設備が高価であり、容器そのもののコスト高の原因に
もなる。
ような形状を有していて軽量ではあるが、粒状の合成樹
脂材を高温、高圧下で押出し成形するものであるから製
造設備が高価であり、容器そのもののコスト高の原因に
もなる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、帯状のフィルムを用
いてキャップで選択的に開閉できる注ぎ口を有する包装
容器を安価に製造できるようにすることである。
いてキャップで選択的に開閉できる注ぎ口を有する包装
容器を安価に製造できるようにすることである。
(ニ)課題を解決するための手段 本願の発明は、凹部とその凹部の周辺のフランジ部とを
有していて該凹部内に品物を充填した後カバーフィルム
を被せて該フランジ部で該カバーフィルムと接着シール
する包装容器の製造方法において、該凹部を形成する成
形ダイの成形凹所の底に外周の環状溝を有しかつ中心に
貫通する注ぎ口を有する口部材をセットし、該成形ダイ
の上面に加熱軟化した包装シートをセットした後該包装
シートを該セットした凹所内面に沿って該凹部に形成
し、該包装シートの一部を該口部材の該環状溝内に食い
込ませて該口部材を該凹部に一体的に固定させるように
構成されている。
有していて該凹部内に品物を充填した後カバーフィルム
を被せて該フランジ部で該カバーフィルムと接着シール
する包装容器の製造方法において、該凹部を形成する成
形ダイの成形凹所の底に外周の環状溝を有しかつ中心に
貫通する注ぎ口を有する口部材をセットし、該成形ダイ
の上面に加熱軟化した包装シートをセットした後該包装
シートを該セットした凹所内面に沿って該凹部に形成
し、該包装シートの一部を該口部材の該環状溝内に食い
込ませて該口部材を該凹部に一体的に固定させるように
構成されている。
(ホ)作 用 上記構成によれば、開閉可能な注ぎ口を有する包装容器
を従来のプラグアシスト成形装置を一部改良することに
より、帯状のフィルムから安価に製造できる。
を従来のプラグアシスト成形装置を一部改良することに
より、帯状のフィルムから安価に製造できる。
この包装容器を用いて包装体を製造する場合には注ぎ口
側を下にして凹部内に品物を充填し、その後カバーフィ
ルムを被せてフランジ部でカバーフィルムの公知の方法
でシールすればよい。
側を下にして凹部内に品物を充填し、その後カバーフィ
ルムを被せてフランジ部でカバーフィルムの公知の方法
でシールすればよい。
包装容器を使用した包装体から中の品物を取り出すとき
は口部材の注ぎ口を開ければよい。
は口部材の注ぎ口を開ければよい。
(ヘ)実施例 以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。
第1図において、本発明の包装容器の製造方法を実施す
るための装置1が示されている。この装置1は、成形ダ
イ2と、成形ダイ上に置かれたフィルムfを押える押え
ブロック3と、成形ダイ内にフィルムfを押し込むプラ
グ4とを備えている。
るための装置1が示されている。この装置1は、成形ダ
イ2と、成形ダイ上に置かれたフィルムfを押える押え
ブロック3と、成形ダイ内にフィルムfを押し込むプラ
グ4とを備えている。
成形ダイは上、下二つの部分21,22に分かれていて上部
分21には摺ばち状の成形凹所23と、成形凹所23の底中央
に開口するセット穴24と、同じく成形凹所23の底に開口
していてその成形凹所を真空源(図示せず)と連通する
通路25とが形成されている。下部分22は冷却ブロックと
して機能し、上部分21に取外し可能に取り付けられてい
る。下部分22には冷却水を通す複数の冷却水通路26と、
通路25と通じる溝27とが形成されている。成形プラグ4
は成形凹所23と合った形状になっている。
分21には摺ばち状の成形凹所23と、成形凹所23の底中央
に開口するセット穴24と、同じく成形凹所23の底に開口
していてその成形凹所を真空源(図示せず)と連通する
通路25とが形成されている。下部分22は冷却ブロックと
して機能し、上部分21に取外し可能に取り付けられてい
る。下部分22には冷却水を通す複数の冷却水通路26と、
通路25と通じる溝27とが形成されている。成形プラグ4
は成形凹所23と合った形状になっている。
一方、本発明の包装容器に使用する口部材5は、第3図
からも明らかなように、中心部を貫通する注ぎ口51と、
一方の端部に近接した外周に形成された環状溝52と、他
方の端部の外周に形成された雄ねじ53とを有している。
そして雄ねじ53にはキャップ6の雌ねじが螺合されてい
る。
からも明らかなように、中心部を貫通する注ぎ口51と、
一方の端部に近接した外周に形成された環状溝52と、他
方の端部の外周に形成された雄ねじ53とを有している。
そして雄ねじ53にはキャップ6の雌ねじが螺合されてい
る。
上記構成の装置を用いて包装容器を成形する場合、まず
第1図に示されるように成形ダイ2のセット穴24内に口
部材5をセットする。この場合口部材5の環状溝52を限
定する一方のフランジ54側の面(図で下側の面)が成形
凹所23の底面とほぼ一致するようになっている。次に成
形ダイの上にヒータで予め所望の温度に加熱されたフィ
ルムfを図のように乗せ、押えブロック3で押える。
第1図に示されるように成形ダイ2のセット穴24内に口
部材5をセットする。この場合口部材5の環状溝52を限
定する一方のフランジ54側の面(図で下側の面)が成形
凹所23の底面とほぼ一致するようになっている。次に成
形ダイの上にヒータで予め所望の温度に加熱されたフィ
ルムfを図のように乗せ、押えブロック3で押える。
その後成形プラグ4を降下させて、第2図で二点鎖線で
示される位置で、成形凹所23内に押し込む。するとフィ
ルムfは同図で二点鎖線で示されるように伸ばされる。
その後溝27、通路25を介して成形凹所23内を真空引き
(排気)すると、フィルムfは成形凹所の内面に接触す
るまで伸ばされて凹部cが成形される。このときフィル
ムの一部は口部材5の環状溝52内に入り込みその環状溝
の部分で口部材5に密着接合される。フィルムfが成形
凹所23の内面に接触すると成形ダイ2の上部分21は下部
分により冷却されているのですぐに冷却され硬化する。
示される位置で、成形凹所23内に押し込む。するとフィ
ルムfは同図で二点鎖線で示されるように伸ばされる。
その後溝27、通路25を介して成形凹所23内を真空引き
(排気)すると、フィルムfは成形凹所の内面に接触す
るまで伸ばされて凹部cが成形される。このときフィル
ムの一部は口部材5の環状溝52内に入り込みその環状溝
の部分で口部材5に密着接合される。フィルムfが成形
凹所23の内面に接触すると成形ダイ2の上部分21は下部
分により冷却されているのですぐに冷却され硬化する。
このようにして形成した容器には品物を充填した後カバ
ーフィルムf′を被せ、公知のシール装置を用いてその
カバーフィルムと凹部cの回りフランジ部bとを圧着シ
ールする。
ーフィルムf′を被せ、公知のシール装置を用いてその
カバーフィルムと凹部cの回りフランジ部bとを圧着シ
ールする。
第3図はこのようにしてつくられた包装体を口部材5を
上にして断面で示す図である。同図において、包装容器
rの中の液状の品物mを取り出す場合、口部材5からキ
ャップ6を回して外し、キャップ6に形成された先の尖
った突起64を口部材5の注ぎ口51に押し込む。すると突
起が容器rの底を形成していて注ぎ口51内に入り込んで
いる部分に突き刺って穴があき、そこから液状の品物を
外に出せる。
上にして断面で示す図である。同図において、包装容器
rの中の液状の品物mを取り出す場合、口部材5からキ
ャップ6を回して外し、キャップ6に形成された先の尖
った突起64を口部材5の注ぎ口51に押し込む。すると突
起が容器rの底を形成していて注ぎ口51内に入り込んで
いる部分に突き刺って穴があき、そこから液状の品物を
外に出せる。
(ト)効 果 本考案によればフィルムから容器を成形するときに口部
材を一体的に固着できるので、注ぎ口付き容器を簡単に
つくることができる。また製造設備も従来のプラグアシ
スト成形装置を一部改良するだけで済むので簡単であり
コストダウンを図れる。
材を一体的に固着できるので、注ぎ口付き容器を簡単に
つくることができる。また製造設備も従来のプラグアシ
スト成形装置を一部改良するだけで済むので簡単であり
コストダウンを図れる。
第1図は本発明による包装容器の成形方法を実施する装
置を示す断面図、第2図は第1図の装置であって容器が
成形される状態を示す図、第3図は本発明により製造さ
れた包装容器を使用した包装体の断面図、第4図は従来
の合成樹脂製包装容器の一例を示す側面図である。 2:成形ダイ 21,22:部分、22:成形凹所 3:押えブロック 4:成形プラグ f:フィルム、c:凹部 b:フランジ、r:包装容器
置を示す断面図、第2図は第1図の装置であって容器が
成形される状態を示す図、第3図は本発明により製造さ
れた包装容器を使用した包装体の断面図、第4図は従来
の合成樹脂製包装容器の一例を示す側面図である。 2:成形ダイ 21,22:部分、22:成形凹所 3:押えブロック 4:成形プラグ f:フィルム、c:凹部 b:フランジ、r:包装容器
Claims (1)
- 【請求項1】凹部とその凹部の周辺のフランジ部とを有
していて該凹部内に品物を充填した後カバーフィルムを
被せて該フランジ部で該カバーフィルムと接着シールす
る包装容器の製造方法において、該凹部を形成する成形
ダイの成形凹所の底に外周の環状溝を有しかつ中心に貫
通する注ぎ口を有する口部材をセットし、該成形ダイの
上面に加熱軟化した包装シートをセットした後該包装シ
ートを該セットした凹所内面に沿って該凹部に形成し、
該包装シートの一部を該口部材の該環状溝内に食い込ま
せて該口部材を該凹部に一体的に固定させることを特徴
とする包装容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258242A JPH0669817B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 包装容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258242A JPH0669817B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 包装容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124560A JPH03124560A (ja) | 1991-05-28 |
JPH0669817B2 true JPH0669817B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=17317504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1258242A Expired - Lifetime JPH0669817B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 包装容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669817B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020528852A (ja) * | 2017-07-14 | 2020-10-01 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | スプレーガン用の流体送達アセンブリ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63105644U (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-08 | ||
JPS63202634A (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-22 | Matsushita Refrig Co | 発泡断熱材 |
JPS63161123U (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-21 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1258242A patent/JPH0669817B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124560A (ja) | 1991-05-28 |
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