JPH066950A - 電動機の固定子巻線端末処理用端子台 - Google Patents

電動機の固定子巻線端末処理用端子台

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JPH066950A
JPH066950A JP4160555A JP16055592A JPH066950A JP H066950 A JPH066950 A JP H066950A JP 4160555 A JP4160555 A JP 4160555A JP 16055592 A JP16055592 A JP 16055592A JP H066950 A JPH066950 A JP H066950A
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JP
Japan
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terminal
terminal block
prevention device
hole
overheat
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Application number
JP4160555A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Mihata
幸博 身畑
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication of JPH066950A publication Critical patent/JPH066950A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子の巻線巻装と巻線端末処理の自動化が
容易で、温度過昇防止装置が安価で容易に取付けできる
電動機の固定子巻線端末処理用端子台を提供する。 【構成】 固定子鉄心2と絶縁材料により一体に形成さ
れた固定子巻線3部より内側に設けた複数個のピン端子
4をもつ基台部1と、基台部1上に設けられ、絶縁材料
によって略ドーナツ状に形成され、かつピン端子4に嵌
着する穴8と温度過昇防止装置を接続する穴10を有する
各導体11を相互が非接触状態になるような位置関係に複
数個埋め込み、さらに、端子板7の外周部に温度過昇防
止装置9を固定する固定部12を設けた端子板7よりなる
端子台本体部6を備え、ピン端子4と導体11が電気的か
つ機械的接続する構成により、固定子の巻線巻装と巻線
端末処理の自動化が容易で、温度過昇防止装置9が安価
で容易に取付けできる電動機の固定子巻線端末処理用端
子台が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家電製品のファン駆動
用等に使用される電動機の固定子巻線端末処理用端子台
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品のファン駆動用等に使用
される電動機は、多品種、多仕様のものが要求されると
ともに、安全性の面からも、巻線温度が何らかの理由に
より規定値以上に上昇した場合、巻線の電流回路を遮断
する位置に温度過昇防止装置を取付けた電動機が求めら
れている。
【0003】一般に電動機の固定子巻線端末処理用端子
台は、固定子の巻線巻装および巻線端末処理の自動化が
容易なように考慮されてはいるものの、温度過昇防止装
置を取付ける場合や、多巻線個数の電動機仕様に対応す
る場合は困難であった。したがって固定子の巻線巻装お
よび巻線端末処理の自動化が容易でかつ、温度過昇防止
装置の取付けが可能で多巻線個数の電動機仕様にも容易
に対応できる構成の電動機の巻線端末処理用端子台が要
求されている。
【0004】従来この種の電動機の固定子巻線端末処理
用端子台は、図6および図7に示すように構成されてい
る。すなわち固定子鉄心101 の端面を被う絶縁物により
形成された基台部102 に複数のピン端子103 を設け、こ
のピン端子103 固定子巻線104 の始端、終端である巻線
端末線105 が巻回されている。前記複数のピン端子103
と係合するように複数の穴106 を有した導電部107 を保
持する絶縁材料からなる端子台本体108 は、半田付け等
により前記ピン端子103 と導電部107 が電気的に接続さ
れている。そして温度過昇防止装置109 を取付ける場合
は、端子台本体108 とは別に、温度過昇防止装置109 を
取付けた取付け台110 を基台部102 上に取付けた後、口
出線111 、リード線112 により前記導電部107 と電気的
接続をするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、温度過昇防止装置109 の口出線111 の一端をピン
端子103 に電気的に接続し、他の一端は、巻線相互間が
短絡しないようにピン端子103 と電気的に接続されてい
ない導電部107 の穴に接続しなくてはならず、導電部10
7 と温度過昇防止装置109 の口出線111 の電気的接続に
リード線112 等や前記取付け台110 のような他の部品が
必要な上に、作業工数を多く要し、電動機のコストが上
がるという課題があった。
【0006】また、多巻線個数の電動機仕様において
は、電流回路を遮断する必要のある巻線個数が複数に及
ぶ場合があり、複数個の温度過昇防止装置109 を取付け
ることはコスト面からも、また端子台本体108 のスペー
スが足らないという面からも対応できないという課題が
あった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、固定
子の巻線巻装および巻線端末処理の自動化が容易で、安
価なコストで容易に温度過昇防止装置が取付けできる構
成の電動機の固定子巻線端末処理用端子台を提供するこ
とを第1の目的とする。第2の目的は、多巻線個数の電
動機仕様において電流回路を遮断する必要のある巻線個
数が複数に及ぶ場合に、複数個の温過昇防止装置を容易
に取付け可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために本発明の第1の課題解決手段は、固定子鉄心と
絶縁材料により一体に形成した固定子巻線部分より内径
側に複数個のピン端子をもつ基台部と、前記基台部上に
設けられ絶縁性を有する部材によって略ドーナツ状に形
成され、かつ前記ピン端子に嵌着する穴と、温度過昇防
止装置を接続する穴を有する各導体を、相互が非接触状
態になるような位置関係に複数個埋め込み、さらに外周
部に前記温度過昇防止装置を固定する固定部を設けた端
子板よりなる端子台本体部を備え、前記ピン端子と前記
導体は相互に電気的かつ機械的接続をする構成としたも
のである。
【0009】また第2の目的を達成する第2の課題解決
手段は、第1の課題解決手段における端子板の外周部の
複数の任意の位置に温度過昇防止装置を固定する固定部
を設け、温度過昇防止装置を接続する穴の外周側に温度
過昇防止装置の口出線を導く溝を設けた構成としたもの
である。
【0010】
【作用】本発明は第1の課題解決手段の構成において、
固定子鉄心の端面に装着した基台部に設けたピン端子に
前記固定子の外径側開口から直巻巻装する。また、基台
部のピン端子には固定子巻線の巻線端末線を自動巻付け
と電気的接続する。電気的接続終了後、端子台本体部を
組付け、導電部に設けられた穴と前記ピン端子に電気的
接続を施す。
【0011】この場合、端子台本体部には外周部に設け
られた固定部に予め温度過昇防止装置を取付け、温度過
昇防止装置の口出線の一端は、ピン端子に嵌着する穴と
温度過昇防止装置を接続する穴とを有する複数の導体の
中のピン端子と導体が電気的に接続されている1つの導
体の前記温度過昇防止装置を接続する穴に接続されてお
り、温度過昇防止装置の口出線の他の一端は、ピン端子
と電気的接続されていない導体の温度過昇防止装置を接
続する穴に電気的に接続されている。1つの導体にピン
端子に嵌着する穴と温度過昇防止装置を接続する穴とを
有しているため導体と温度過昇防止装置の口出線とを他
のリード線等により接続する必要がない。また、温度過
昇防止装置を取付ける取付け台も必要としない。
【0012】第2の課題解決手段において、端子台本体
部の外周部に設けられた複数の固定部に固定された複数
個の温度過昇防止装置には直接に導体と温度過昇防止装
置の口出線とで接続する。すなわち他のリード線と温度
過昇防止装置を取付ける取付け台を不要としている。ま
た温度過昇防止装置の口出線は、温度過昇防止装置を接
続する穴の外周側に設けられた溝に導かれて接続され
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の課題解決手段の一実施
例について図1〜図3を参照しながら説明する。
【0014】図示のように、絶縁材料により形成された
基台部1は固定子鉄心2と一体に成形されており、中央
部は回転子(図示せず)の端部を逃がす直径で固定子巻
線3のコイルエンドにほぼ等しい高さで端部1Aを塞い
だ円筒状になっており、この端部1Aには複数個のピン
端子4が圧入されている。そして前記固定子鉄心2へ巻
装された固定子巻線3の始端または終端である巻線端末
線5が前記ピン端子4に巻回されている。基台部1と共
に固定子巻線端末処理用端子台を構成する端子台本体6
は、前記基台部1を覆うような略ドーナツ状の絶縁性を
有する部材からなる端子板7を有している。この端子板
7には前記端部1Aの複数個のピン端子4が嵌入する穴
8と温度過昇防止装置9を接続する穴10を有した各導体
11を、各導体11相互が非接触になるような位置関係に複
数個埋め込んで設けてある。またこの端子板7の外周部
には前記温度過昇防止装置9を固定する固定部12を設け
てあり、前記導体11のピン端子4が嵌入する複数の穴8
内部において導体11は露出しており、前記複数個のピン
端子4と接触して電気的に接続される。この場合前記端
子板7の固定部12に固定された温度過昇防止装置9の口
出線13の一端は、ピン端子4に嵌着する穴8と温度過昇
防止装置9を接続する穴10とを有する複数個の導体11の
中のピン端子4と電気的に接続されている1つの導体11
の前記温度過昇防止装置9を接続する穴10に接続されて
おり、他の一端はピン端子4と電気的に接続されていな
い導体11の温度過昇防止装置9を接続する穴10に接続さ
れている。
【0015】上記構成において、基台部1のピン端子4
は、巻線を施す部分より内径側にあるので、端子台本体
6を装着する前の障害物が全くない状態で固定子巻線3
を固定子鉄心2の外周側開口14から直巻巻装でき、続い
てピン端子4への巻線端末線5の自動巻付および半田付
等による電気的接続も容易にできる。そして固定子巻線
3の直巻巻線および電気的接続完了後、口出線13を導体
11の温度過昇防止装置9を接続する穴10に接続され端子
板7の外周部に温度過昇防止装置9を装着した端子台本
体6を前記基台部1のピン端子4に嵌着し、端子台本体
部6の穴8内部において露出した導体11と基台部1のピ
ン端子4とを半田付等の電気的接続を施すことにより、
電動機の口出線との電気的接続機能を有する固定子巻線
端末処理用端子台が完成する。
【0016】つぎに、本発明の第2の課題解決手段によ
る一実施例を図1〜図5にもとずき説明する。この実施
例の特徴的構成は端子板7における温度過昇防止装置9
を接続する穴10の外周側に溝15が設けられていることで
ある。そしてこの温度過昇防止装置9の口出線13が溝15
に導かれて緩むことなく安定して接続されている。
【0017】このように本発明の実施例の電動機の固定
子巻線端末処理用端子台によれば、他の部品を必要とせ
ず温度過昇防止装置9を取付けることができ、作業工数
を削減した安価な電動機供給することができる。また、
多巻線個数の電動機においても複数個の温度過昇防止装
置9を安定に、かつ容易で安価に取付けた電動機を供給
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明はピン端子に嵌着する穴と、温度過昇防止装置を接続
する穴を有する導体を複数個埋め込んだ端子板を備え、
この端子板の外周部に温度過昇防止装置を固定する固定
部を設けて端子台本体を構成し、固定子巻線端末を直接
に接続するようにしたため、固定子の巻線巻装と巻線端
末処理の自動化が可能となり、温度過昇防止装置を取付
けるための他の部品を必要とせず作業工数を削減した安
価な電動機を供給することができる。
【0019】また、端子板の外周部の任意の位置に温度
過昇防止装置を固定する固定部を複数個設け、温度過昇
防止装置を接続する穴の外周側に温度過昇防止装置の口
出線を導く溝を設けた構成により、多巻線個数の電動機
においても複数個の温度過昇防止装置を安定に、かつ容
易に取付けた電動機を安価に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の課題解決手段の実施例を示す巻
線端末処理用端子台の固定子への装着側断面図
【図2】同実施例の固定子への装着状態の平面図
【図3】同実施例の端子台本体部の平面図
【図4】同第2の課題解決手段の実施例を示す巻線端末
処理用端子台の固定子への装着状態の平面図
【図5】同実施例の端子台本体部の平面図
【図6】従来の巻線端末処理用端子台の固定子への装着
状態の側断面図
【図7】同固定子への装着状態の平面図
【符号の説明】
1 基台部 2 固定子鉄心 3 固定子巻線 4 ピン端子 6 端子台本体部 7 端子板 8 ピン端子と嵌着する穴 9 温度過昇防止装置 10 温度過昇防止装置を接続する穴 11 導体 12 固定部 13 温度過昇防止装置の口出線 15 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心と絶縁材料により一体に形成
    した固定子巻線部分より内径側に設けた複数個のピン端
    子をもつ基台部と、基台部上に設けられ、絶縁性を有す
    る部材によって略ドーナツ状の端子板に形成され、かつ
    前記ピン端子に嵌着する穴と温度過昇防止装置を接続す
    る穴を有する各導体を相互が非接触状態になるような位
    置関係に複数個埋め込み、さらに外周部に前記温度過昇
    防止装置を固定する固定部を設けた端子板よりなる端子
    台本体部を備え、前記ピン端子と前記導体は相互に電気
    的かつ機械的接続した電動機の固定子巻線端末処理用端
    子台。
  2. 【請求項2】 端子板の外周部の複数の任意の位置に温
    度過昇防止装置を固定する固定部を設け、前記端子板に
    おける温度過昇防止装置を接続する穴の外周側に温度過
    昇防止装置の口出線を導く溝を設けた請求項1記載の電
    動機の固定子巻線端末処理用端子台。
JP4160555A 1992-06-19 1992-06-19 電動機の固定子巻線端末処理用端子台 Pending JPH066950A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0863601A1 (en) * 1997-03-03 1998-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Connection configuration for stator
US6188155B1 (en) * 1998-12-07 2001-02-13 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Spindle motor
CN1309961C (zh) * 2002-09-30 2007-04-11 株式会社丰田自动织机 具有防漏油结构的真空泵
US7737587B2 (en) * 2007-03-01 2010-06-15 Nidec Corporation Motor

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