JPH0669435B2

JPH0669435B2 - 食器等洗浄機

Info

Publication number: JPH0669435B2
Application number: JP1211902A
Authority: JP
Inventors: 安夫原
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 1989-08-17
Filing date: 1989-08-17
Publication date: 1994-09-07
Anticipated expiration: 2009-09-07
Also published as: JPH0375032A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、食器等洗浄機、特に洗浄槽の底部に設けた水
溜部の水をポンプ装置により汲み上げて噴射ノズルに供
給し同噴射ノズルから噴出する水により食器等被洗浄物
の洗浄を行うようにした食器等洗浄機に関する。

〔従来技術〕

従来技術としては、例えば特開昭63−154148号公報に、
食器等の被洗浄物をその内部の所定位置に収納保持し給
水により被洗浄物に向けて水を噴射する噴射ノズルを配
設しその底部に所定量の水を貯えた水溜部を設けた洗浄
槽と、洗浄槽の側方に設けられ弁装置の作用の基で水溜
部内の水位が所定レベルより低くなると自動的に通水管
を介して水を供給することにより水溜部内の水位を所定
レベルに維持する貯水タンクと、水溜部内の水を汲み上
げて噴射ノズルに供給するポンプ装置と、水溜部の底部
に一端を接続して上方に延出しその中間部分を前記所定
レベルより高い位置にて下方に屈曲させるとともに他端
を機外に導出してなりサイホン機能を有しかつ排水速度
を貯水タンクから通水管を介した水溜部への給水速度よ
り速くした排水管とを備えた食器等洗浄機が示されてい
る。

そして、このような食器洗浄機の使用に際しては、ポン
プ装置を作動させると、ポンプ装置の作用により水溜部
内の水は噴射ノズルから食器等に向けて噴射され、同食
器等が洗剤を含んだ水で洗浄され又は洗剤を含まない水
によってすすぎ洗いされる。この場合、噴射ノズルから
噴射された水は洗浄槽の内壁を介して水溜部に還流する
もので、水溜部にはすぐに戻らない。一方、貯水タンク
は弁装置の作用により、水溜部内の水位を所定レベルに
保つように水を同水溜部に供給するので、洗浄槽内の水
量はポンプ装置の作動前に水溜部に溜っていた水量より
増加する。したがって、食器の洗浄又はすすぎ洗いを終
了するためにポンプ装置の作動を停止させると、水溜部
以外の洗浄槽内にあった水が水溜部に集中されて、同水
溜部の水位が高くなる。この水位の上昇により、排水管
内の水位も上昇して同管の屈曲部より高くなった時点
で、排水管のサイホン作用により水溜部内の洗浄後又は
すすぎ洗い後の水は同管を介して排出され始める。この
排水速度は貯水タンクからの給水速度より速いので水溜
部内の水は全て排出される。そして、この排出後には排
水管内に空気が入って同管のサイホン作用が消滅するの
で、前記排水作用が停止して、水溜部はふたたび貯水タ
ンクからの水によって所定レベルまで満たされる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の装置においては、排水が排水管のサイホン作
用により行われるので、排水用の弁及び同弁を開閉制御
するための電気制御回路が不要となって装置全体の構成
が簡単になるものの、まだポンプ装置の作動及び停止を
制御する必要がある。このポンプ装置の作動及び停止を
手動及び自動で行うことは可能であるが、手動で行う場
合には使用者の食器洗浄機に対する操作が複雑になる。
また、ポンプ装置の作動及び停止を自動制御する場合に
は、各種の検出スイッチ、タイマ装置などを用いたシー
ケンス回路が必要となり、電気制御回路が複雑化する。

本発明は上記問題に対処するためになされたもので、そ
の目的は、使用者の操作の簡素化を図るとともに簡単な
構成の食器等洗浄機を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本願請求項１に係る発明の
構成上の特徴は、食器等の被洗浄物をその内部の所定位
置に収納保持し給水により被洗浄物に向けて水を噴射す
る噴射ノズルを配設しその底部に所定量の水を貯える水
溜部を設けた洗浄槽と、水溜部内の水を汲み上げて噴射
ノズルに供給するポンプ装置と、洗浄槽の底部に給水源
からの水を供給する給水管と、水溜部の底部に一端を接
続して上方に延出しその中間部分を洗浄槽の底部におけ
る所定水位に対応する位置にて下方に屈曲させるととも
に他端を機外に導出してなりサイホン機能を有しかつ給
水管による給水速度より速い排水速度に設定した排水管
とを備えた食器等洗浄機において、給水管に介在して電
気的に開閉の制御される給水弁と、操作スイッチを有し
ポンプ装置及び給水弁を制御して同スイッチの操作から
所定時間だけ同ポンプ装置を駆動し続けるとともに給水
弁を開かせ続ける電気制御手段とを設けたことにある。

また、本願請求項２に係る発明の構成上の特徴は、前記
請求項１に係る発明の電気制御手段をタイマ機構付スイ
ッチで構成したことにある。

さらに、本願請求項３に係る発明の構成上の特徴は、前
記請求項１に係る発明の食器等洗浄機において、電気制
御手段により前記給水弁を開かせ続けている状態にて、
同給水弁の開閉を制御する第２の操作スイッチをさらに
設けたことにある。

〔作用及び効果〕

上記のように構成した本願請求項１に係る発明において
は、その使用に際して洗浄槽内に洗剤を投入するととも
に同洗浄槽内の所定位置に食器等被洗浄物を収納し、操
作スイッチを操作すると、電気制御手段は所定時間だけ
ポンプ装置を駆動し続けるとともに給水弁を開かせ続け
る。これにより、給水源からの水が洗浄槽の水溜部に流
入し先に投入した洗剤を溶かし、同洗剤を含む水がポン
プ装置の作動の基に噴射ノズルから食器等の被洗浄物に
噴射される。したがって、被洗浄物が洗剤を含む水によ
って洗浄されるとともに、噴射ノズルから噴出する水は
水溜部に還流しふたたびポンプ装置によって汲み上げら
れて噴射ノズルに供給される。この間、給水管から供給
される水により水溜部の水位が排水管の中間部位よりも
高くなると、同排水管はサイホン作用により水溜部内の
水を外部へ排出する。排水管による排水速度は給水管に
よる給水速度よりも速いので、水溜部内の洗浄に使われ
た水は全て排出される。このようにして水溜部内の水が
全て排出されると、排水管内に空気が入って前記サイホ
ン作用による排水処理は終了する。また、一方では、ポ
ンプ装置によって汲み上げられる水も減少して、噴射ノ
ズルからの水の噴射が一時的に停止し洗剤を含んだ水に
よる被洗浄物の洗浄が終了する。

前記のように排水管のサイホン作用が消滅すると、給水
源からの給水弁を介した継続的な水の供給によって水溜
部内にふたたび水が溜り始め、ポンプ装置は同水溜部内
の水を噴射ノズルから被洗浄物に向けて噴射するので、
被洗浄物は洗剤を含まない水によってすすぎ洗いされる
ようになる。このすすぎ洗いは、前述の洗浄の作動のよ
うに、水溜部内の水位が排水管の中間部位より高くなる
まで続き、同水位が排水管の中間部位より高くなると排
水管のサイホン作用によって前記すすぎ洗いに使われた
水が排出される。この排出後にも、給水源から水溜部に
ふたたび新たな水が供給されるので、被洗浄物は再度す
すぎ洗いされる。このようなすすぎ洗いは、操作スイッ
チが操作されてから所定時間が経過して、電気制御手段
がポンプ装置の駆動及び給水弁の開動作を停止するまで
繰り返される。

このように前記請求項１に係る発明によれば、使用者は
操作スイッチを操作するのみで、洗剤を含む水による被
洗浄物の洗浄及び洗剤を含まない水による被洗浄物のす
すぎ洗いが自動的に行われるので、使用者の操作を簡単
に済ますことができる。また、同発明によれば、電気制
御手段は操作スイッチを有し同スイッチの操作から所定
時間だけポンプ装置を駆動し続けるとともに給水弁を開
かせ続けるような簡単な回路、例えば前記タイマ機構付
スイッチで構成できるので、当該食器等洗浄機の電気的
な構成を簡単にできる。さらに、請求項1,2に係る発明
によれば、噴射ノズルからの水の噴射及び排水管を介し
た排水からなるサイクルの繰り返し回数は、ポンプ装置
を駆動し続けるとともに給水弁を開かせ続ける時間（請
求項２に係る発明のタイマの設定時間）に比例するの
で、簡単な構成で被洗浄物のすすぎ回数を種々に変更す
ることができるようになる。

さらに、上記のように構成した請求項３に係る発明にお
いては、前記の洗剤を含む水による被洗浄物の洗浄開始
後に第２の操作スイッチを操作して給水弁を閉じれば、
給水源からの水が水溜部に供給されなくなる。したがっ
て、この場合には水溜部の水位が上昇しないで排水管の
中間部位の高さに達しないので、同排水管のサイホン作
用は生じない。その後に第２の操作スイッチを操作して
給水弁を開かせれば、前記請求項１に係る発明にように
排水管のサイホン作用により、洗剤を含む水が排出され
て、当該食器等洗浄機はすすぎ行程に移行し始める。そ
の結果、前記請求項３に係る発明によれば、前記請求項
１に記載の効果に加えて、被洗浄物がひどく汚れていた
場合などには、洗剤を含む水による被洗浄物の洗浄を長
くすることができるので、洗剤を含む水による被洗浄物
の洗浄を被洗浄物の汚れの程度に応じて簡単に選択でき
るようになる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図にその全体構成を概略的に示した本発明に係る食器
等洗浄機10はその洗浄槽11の上部に略半円筒形の蓋体12
を備えて構成されている。蓋体12は洗浄槽11の上部に固
定した固定部分12aとこれに重なり合うように回動可能
に設けた可動部分12bを有し、可動部分12bには把手12c
を設けてある。洗浄槽11の底壁11aの一部には下方に突
出して水溜部14が設けてあり両者の境界にはフイルタ13
を着脱可能に取り付けてある。水溜部14の下方側壁には
吸水用パイプP2を介してポンプ装置15を接続し、同ポン
プ装置15の吐出側に接続した吐出用パイプP3を洗浄槽11
の底壁11aを通して上方に突出させ、同パイプP3の上部
に噴射ノズル16を回転可能に取り付けてある。噴射ノズ
ル16は多数の噴出孔16aを有し、その内部に所定量の水
が供給されたときその水圧の反力により吐出用パイプP3
を中心として回転する。噴射ノズル16の上方には、食器
等の被洗浄物18を載置保持するための収納籠17が着脱可
能に設置され、この収納籠は蓋体12の可動部分12bを開
放したとき洗浄槽11内に出し入れされる。噴射ノズル16
の図示右側下方にては、給水源（図示しない）から清浄
な水を給送する給水管P1が洗浄槽11の下方側壁と底壁11
aを貫通して組み付けられ、この給水管P1には洗浄槽11
内への給水量を調節する給水弁19が設けられている。水
溜部14の底部に設けた排水口20には屈曲自在な排水管21
がその一端にて接続さている。この排水管21は洗浄槽11
の内壁下部に標記した所定水位ｘに対応する位置まで上
方に延出しその中間部分を下方に屈曲し他端を食器等洗
浄機10の外方に導出して設けてある。

なお、排水管21の中間部分は食器等洗浄機10の前面に上
下方向へ位置調節可能に固定した排水レバー22によって
通常は図示上方位置（Ａ）に支持され、後述する排水時
にのみ下方位置（Ｂ）に下げられる。

次に、第２図を参照してポンプ装置15と給水弁19の電気
的制御装置について説明する。この電気的制御装置は、
給水弁19を電気的に開閉させるアクチュエータ19a（例
えばソレノイド）への給電を制御する市販のタイマ機構
付スイッチ30とポンプ装置15の駆動用モータ15aへの給
電を制御するドアスイッチ31を備えている。タイマ機構
付きスイッチ30は食器等洗浄機10の前面パネルの所定位
置に取り付けられている。ドアスイッチ31は洗浄槽11の
上端部適所に取り付けられ蓋体12の可動部分12bが閉じ
られたとき閉じるように配設されている。なお、図示記
号Ｍ、Ｎは商用電源（図示しない）の端子を示してい
る。かかる電気的制御装置においては、蓋体12の可動部
分12bを閉じてドアスイッチ31が閉じた状態にてタイマ
機構付スイッチ30を操作して所定時間同スイッチ30が閉
成状態に維持されるようにセットすると、アクチュエー
タ19aの導通により給水弁19が開くとともにモータ15aの
起動によってポンプ装置15の駆動が開始する。

以上のように構成した食器等洗浄機10の作動について説
明すると、使用に際して洗浄槽11の水溜部14内に所定量
の洗剤を投入した食器等の被洗浄物18を図示のように収
納籠17に載置保持した状態にて蓋体12の可動部分12bを
閉鎖するとドアスイッチ31が閉じる。しかる後、タイマ
機構付スイッチ30を操作して同スイッチが第３図に示し
た所定時間Ｔの間閉じた状態に維持されるようにセット
する。これにより給水弁19が開放されて給水源より給水
管P1を通して清浄な水を流し始めるとともにポンプ装置
15の駆動が開始する。

以下洗浄行程について第３図を参照して説明すると、時
間t₀にて行程が始まり、給水管P1からの水が水溜部14内
に徐々に溜り始めるが、水位が吸水管P2位置まで達して
いない状態においてはポンプ装置15による水の吸引はな
されず噴射ノズル16からの水の噴射も行われない。時間
t1にて水位が吸水管P2位置に達し、これによってポンプ
装置15が吸水管P2を通して空気を巻き込んだ水を吸引し
吐出管P3を通して噴射ノズル16に送り込む。この時、噴
射口16aから水が噴射し始めこの噴射の反力により噴射
ノズル16が回転し始める。水溜部14の水位の上昇にとも
ないポンプ装置による水の吸引量が増大し噴射ノズルの
回転速度が増大する。時間t2にいたってポンプ装置15が
水のみを吸引する位置まで水位が上昇し噴射ノズルの回
転速度は一定値v₀となる。

水溜部14の水位がさらに上昇し，時間t3において排水管
21の中間部分より上の所定水位ｘに達すると、水面と中
間部分との水位差で排水管21の中間部分は水で満たされ
て排水管21内の空気を追い出す結果となり、水溜部14の
底部より下方の機外排出口との落差によってサイフオン
作用が発生し、このため水溜部14の水は排水管21を通っ
て機外に排出される。この時、排水管21の排水速度が給
水管19からの給水速度より大に設定されているので水溜
部14の水は急速に減少し始める。なお、この時点では噴
射ノズル16の回転速度は一定値v₀である。時間t4にて水
位が吸引管P2の位置まで低下しポンプ装置15が空気を巻
き込み始めると、噴射ノズルの回転速度が急速に減少し
はじめ時間t5にて停止する。水溜部14の底部まで水位が
低下すると排水管21内に排水口20から空気が吸い込ま
れ、排水管21の中間部分に空気が溜るとサイフオン作用
は消滅する。この排水作用によって洗剤や汚れを含んだ
水が食器洗浄機10の機外に排出され洗剤による洗浄作動
は終了する。

サイフオン作用の消滅により排水管21は最初の状態に戻
るが、この間も給水は続けられているので水溜部14に水
が溜り始め、時間t6にて水位が給水管P2位置に達し再び
ポンプ装置15が空気を巻き込んだ水の吸引を開始しこれ
にともない噴射ノズル16が回転し始める。さらに水位の
上昇にともない時間t7にてポンプ装置15は水のみを吸引
するようになり噴射ノズルの回転速度も一定値v₀にな
る。なお、前記排水時にポンプ装置15の内部及び吐出管
P3、噴射ノズル16内にはポンプ装置15の回転によって水
が保留されているので、水の噴射の行われない時間t6―
t5は初回の噴射待ち時間t1―t₀よりも短くなり、噴射ノ
ズル16の回転の立ち上がり時間t7―t6も初回の回転の立
ち上がり時間t2―t1にくらべて短くなる。

すすぎ洗いが進行し時間t8に至ると先の洗浄行程と同様
サイフオン作用が生じて排水が開始され時間t9を経て時
間t10にて排水が終わり、第１回目のすすぎ洗いが終了
する。続いて同様にすすぎ洗いが繰り返され被洗浄物の
汚れが完全に除かれるとタイマ機構付スイッチ30が開
き、給水弁19が閉じられるとともにポンプ装置15が停止
して、食器等洗浄機10の作動は停止する。ところで、洗
浄機10の作動停止が排水前になされた場合では、水溜部
14に水が残されたままとなるが、この場合排水レバー22
を下方位置（Ｂ）まで下げれば残留水を排水することが
できる。あるいは、洗浄槽11内に水を更に導入して所定
水位ｘ以上にすれば排水管21のサイフオン作用により水
溜部14内の水を排水させることができる。

なお、本発明の実施にあたって、排水管21の中間部分を
排水レバー22の操作によって所望の中間位置に支持すれ
ば、洗浄時における水溜部14の貯水量を適宜に調節する
ことができ、洗剤による洗浄時間を適宜短縮しかつすす
ぎ洗いの回数を多くすることができる。

また、上記実施例においては、屈曲自在な排水管21を採
用して同排水管の中間部分を排水レバー22の操作により
下げて水溜部14内の水を排出するようにしたが、これに
代えて固定式のサイフオン管を採用してもよく、この場
合には同サイフオン管の排水口20の近傍に排水弁を取り
付けて同排水弁を手動操作によって開放することにより
水溜部14内の水を排出するように実施してもよい。

さらに、上記実施例においては、タイマ機構付スイッチ
30の制御下にて給水弁19の開閉とポンプ装置15の駆動停
止を自動的に制御するようにしたが、タイマ機構付スイ
ッチ30の代わりに手動スイッチを採用するか、或いは給
水弁19の開閉とポンプ装置15の駆動停止をそれぞれ手動
によって行わせるようにしてもよく、かかる場合におい
ても簡単な操作により洗剤による洗浄とすすぎ洗いを連
続的に行わせることができる。

次に、上記実施例における駆動回路の変形例を第４図、
第５図を参照して説明すると、この変形例においては、
タイマ機構付スイッチ30とアクチュエータ19aの間に手
動スイッチ32を設けたことに特徴がある。手動スイッチ
32は、タイマ機構付スイッチ30により所定の洗浄時間Ｔ
をセットした状態にて使用者によって閉じられる。これ
によりアクチュエータ19aが導通して給水弁19が開放さ
れ水溜部14内に水が供給される。この時、使用者は水溜
部14内の水位を確かめ所望の水位（上記した所定水位ｘ
より下方の水位）に達した時、手動スイッチ32を開く。
かくして、洗浄槽10内においては、洗剤による洗浄が被
洗浄物18の汚れの程度に応じて所定の時間ポンプ装置15
の駆動により連続的に行われ、洗浄終了後に作業者によ
り再び手動スイッチ32が閉じられると、上記と同様にす
すぎ洗いに移行し所定時間Ｔ内においてすすぎ洗いが行
われる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による食器等洗浄機の概略構成を示す
断面図、第２図は同食器等洗浄機の駆動回路図、第３図
は噴射ノズルの回転速度と洗浄時間の関係を示す図、第
４図は同食器等洗浄機の駆動回路の変形例を示す図、第
５図は同変形例における噴射ノズルの回転速度と洗浄時
間の関係を示す図である。符号の説明 14……水溜部、15……ポンプ装置、16……噴射ノズル、
19……給水弁、21……排水管

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】食器等の被洗浄物をその内部の所定位置に
収納保持し給水により前記被洗浄物に向けて水を噴射す
る噴射ノズルを配設しその底部に所定量の水を貯える水
溜部を設けた洗浄槽と、前記水溜部内の水を汲み上げて
前記噴射ノズルに供給するポンプ装置と、前記洗浄槽の
底部に給水源からの水を供給する給水管と、前記水溜部
の底部に一端を接続して上方に延出しその中間部分を前
記洗浄槽の底部における所定水位に対応する位置にて下
方に屈曲させるとともに他端を機外に導出してなりサイ
ホン機能を有しかつ前記給水管による給水速度より速い
排水速度に設定した排水管とを備えた食器等洗浄機にお
いて、前記給水管に介在して電気的に開閉の制御される
給水弁と、操作スイッチを有し前記ポンプ装置及び給水
弁を制御して同スイッチの操作から所定時間だけ同ポン
プ装置を駆動し続けるとともに前記給水弁を開かせ続け
る電気制御手段とを設けたことを特徴とする食器等洗浄
機。
【請求項２】前記請求項（１）に記載の電気制御手段を
タイマ機構付スイッチで構成した食器等洗浄機。
【請求項３】前記請求項（１）に記載の食器等洗浄機に
おいて、前記電気制御手段により前記給水弁を開かせ続
けている状態にて、同給水弁の開閉を制御する第２の操
作スイッチをさらに設けたことを特徴とする食器等洗浄
機。