JPH0669232U - 帽子ひさし用のアイシールド組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常用いられている帽子のひさしに特別な溝
或いは他の取付体の必要なしに着脱可能に取り付けるこ
とのできる帽子ひさし用のアイシールド組立体を提供す
る。 【構成】 クリップ体１はクリップ１１とその一側に一
体に成型連結された中空フレーム１２とよりなり、中空
フレーム１２は縦の対向する内側にレール１３を有し、
スライドブロック２は両側に翼部２１を形成し、この翼
部２１は前記レール１３上に摺動すべく丁度置かれ、こ
のブロック２はその底に保持溝を有するホルダ部２２を
有し、アイシールド３はその保持溝内にスナップ嵌合し
てその中に回動すべく保持されるロッド型軸３２を設け
た支持体３１によって懸架する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は帽子ひさし用のアイシールド組立体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

本件考案者が既に考案した１９８９年４月１１日発行の米国特許第４８１９２ ７４号はアイシールドが着脱可能の帽子のひさしを記載しているが、この帽子の ひさしはブロックを取付け、このブロックによりアイシールドをひさし体に取付 けていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしこの帽子のひさしには帽子ひさし体の下側に一体或いは別体に形成され た鳩尾形の溝を要する。このひさし体に特別に設けられた溝なしには、通常用い られる帽子にはその据付ブロック，更にはアイシールド体を取り付けることはで きなかった。 故に本考案の目的は通常用いられている帽子のひさしに特別な溝或いは他の取 付体の必要なしに着脱可能に取り付けることのできる帽子ひさし用のアイシール ド組立体を提供するものである。 本考案の上記或いは他の目的は以下の添付図面に示す実施例の説明より明らか となる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の課題を解決するためになされたもので、クリップ体１はクリッ プ１１とその一側に一体に成型連結された中空フレーム１２とよりなり、中空フ レーム１２は縦の対向する内側にレール１３を有し、スライドブロック２は両側 に翼部２１を形成し、この翼部２１は前記レール１３上に摺動すべく丁度置かれ 、このブロック２はその底に保持溝を有するホルダ部２２を有し、アイシールド ３はその保持溝内にスナップ嵌合してその中に回動すべく保持されるロッド型軸 ３２を設けた支持体３１によって懸架してなる帽子ひさし用のアイシールド組立 体である。

【０００５】

【作用】

スライドブロック２は縦方向に沿ってレール１３上に摺動すべく置かれている ので、使用者の目からアイシールド３までの距離を所望の長さに調節する。また アイシールドは任意の角度に回転調節する。

【０００６】

【実施例】

図１〜３示のように、本考案によるアイシールドはクリップ体１とスライドブ ロック２とアイシールド３とよりなる。 クリップ体１は、好ましくはその前側に一体に成型連結されたクリップ１１と 中空フレーム１２とよりなる。この中空フレーム１２の縦の対向する内側には肩 状のレール１３が形成される。このクリップ１１は好ましくはその自由端が下方 に傾斜してキャップ４のひさし４１に対し弾性圧力を与えるようになっている。 クリップ１１の下側及び／又はフレーム１２の上面には複数個のすじ溝１４，１ ５が夫々設けられ、クリップ体１をひさし４１に取り付けたとき摩擦力を強めて いる。

【０００７】 スライドブロック２の両側部には両翼部２１が形成され、これを前記フレーム １２に組み立てたとき、翼部２１はそのレール１３上に縦方向に摺動すべく置か れる。前記スライドブロック２の下側にはホルダ部２２が設けられる。このホル ダ部２２は溝状で好ましくはその開口は内径より僅か小さい。

【０００８】 アイシールド３はロッド型軸３２を設けた支持体３１によって懸架される。前 記軸３２は僅かな力でホルダ部２２の保持溝内にスナップ嵌合して偶然に脱出す る虞れなく回動すべくその内に保持される。この軸３２の長さは前記フレーム１ ２の横幅より大きく、軸３２をホルダ部２２内に嵌合したとき、軸３２は前記ブ ロック２の振動を阻止するストッパとしての作用をする。

【０００９】 図示のようにアイシールド組立体はクリップ作用によって容易に帽子４のひさ し４１に取り着けることができる。換言すると、ひさし４１をクリップ１１のみ がひさし４１の上側でスライドブロック２に沿ったフレーム１２及びアイシール ド３を含む他の凡ての部分がひさし４１の下側にあり、好ましくはひさし４１の 最外縁がクリップ１１とフレーム１２間の連結部によって停止されるまで挿入す る。 かくして本考案のアイシールド組立体がクリップ１１の弾性締付力によってひ さし４１に取着けられると、特に意図的な外し力を作用させて係合を外さない限 り、その自由端はすじ溝１４，１５によってひさし４１の上面と下面に摩擦係合 する。

【００１０】 ブロック２は図３の２つの矢印Ａで示すように縦方向に沿ってレール１３上に 摺動すべく置かれているので、使用者の目からアイシールド３までの距離を所望 の長さに調節することができる。このアイシールド３は図３示の実線で示すよう に、通常の使用ではブロック２及びひさし４１から垂直に懸架されている。しか しこのアイシールド３は図３の２点鎖線で示すように、矢印Ｂ方向に任意の角度 で、最上はひさし４１と平行な位置まで回転調節することができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上のように本考案によるアイシールドは、任意の帽子のひさしに容易に取着 けることができ、既に使用した帽子から代わりに使用する他の帽子に置き換える ことができ、したがってこのアイシールド組立体は１つ或いはそれ以上の帽子に 使用することができる。 この出願で用いたアイシールドはサングラス，風防ゴーグル等を含むものであ る。 図示し、説明したのは本考案の好ましい実施例で、添付の実用新案登録請求の 範囲内で多くの修正が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の帽子のひさしに設けたアイ
シールドの斜視図である。

【図２】その分解斜視図である。

【図３】スライドブロックが変位しかつアイシールドが
回転可能であることを示す一部を断面とした側面図であ
る。

【符号の説明】

１ クリップ体 ２ スライドブロック ３ アイシールド １１ クリップ １２ 中空フレーム １３ レール １４ すじ溝 １５ すじ溝 ２１ 翼部 ２２ ホルダ部 ３１ 支持体 ３２ ロッド型軸

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 クリップ体はクリップとその一側に一体
   に成型連結された中空フレームとよりなり、中空フレー
   ムは縦の対向する内側にレールを有し、スライドブロッ
   クは両側に翼部を形成し、この翼部は前記レール上に摺
   動すべく丁度置かれ、このブロックはその底に保持溝を
   有するホルダ部を有し、アイシールドはその保持溝内に
   スナップ嵌合してその中に回動すべく保持されるロッド
   型軸を設けた支持体によって懸架してなる帽子ひさし用
   のアイシールド組立体。
2. 【請求項２】 前記クリップの下側には複数個のすじ溝
   を形成してなる請求項１に記載の帽子ひさし用のアイシ
   ールド組立体。
3. 【請求項３】 前記フレームの上面の一部には複数個の
   すじ溝を形成してなる請求項１に記載の帽子ひさし用の
   アイシールド組立体。
4. 【請求項４】 前記クリップは少なくともその自由端を
   下方に傾斜させてなる請求項１に記載の帽子ひさし用の
   アイシールド組立体。