JPH0669059U - ハンドル - Google Patents

ハンドル

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Publication number
JPH0669059U
JPH0669059U JP1632393U JP1632393U JPH0669059U JP H0669059 U JPH0669059 U JP H0669059U JP 1632393 U JP1632393 U JP 1632393U JP 1632393 U JP1632393 U JP 1632393U JP H0669059 U JPH0669059 U JP H0669059U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim portion
split
ring
wood
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP1632393U
Other languages
English (en)
Inventor
建三 村田
長流 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP1632393U priority Critical patent/JPH0669059U/ja
Publication of JPH0669059U publication Critical patent/JPH0669059U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リム部の材料としての原木を安価に入手する
ことができ、かつ、材質の向上を図るとともに、折損等
による破壊時の安全性を高めることができるようにす
る。 【構成】 木製の円形リング状のリム部1を、所定の円
周角θをもって円周方向に複数に分割された分割リング
2を互いに接合して形成する。これら各々の分割リング
2は、無垢の端材10に削出し加工を施して形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車、ボート、ゴルフカート、レーシングカート等のス テアリング装置などの操向に用いられる木製のハンドルに関し、特に、無垢の木 材に削出し加工を施してなる複数の分割リングにて円形リング状のリム部を形成 することにより、材料としての木材の安価な入手と材質の向上を図るとともに、 折損等による破壊時の安全性を高めるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のハンドルにおいては、円形リング状のリム部と、スポーク部と ハブ部とで形成され、特に、リム部を木材にて形成することにより、高級感や暖 かみなどのユーザ嗜好に関するデザイン性を高めるようにしてなる構成を有する ものがある。
【0003】 そして、このような木製のハンドルを製造する場合、本出願人が、先に平成3 年12月28日付にて出願した特願平3−359142号に開示してなるように 、例えば厚さ1mmから2mm程度の単板を曲げながら渦巻き状に巻回して積層し接 着することにより、リム部を成形するための円形リング状のリング部材を成形し ている。
【0004】 すなわち、このリング部材を用いて、リム部を成形する場合には、例えば断面 半円をなすリング部材を2体厚さ方向に対称的に組合せ形成し、かつ、これらリ ング部材の接合面間に金属補強リングを介在させて断面楕円状に成形するととも に、その表面に塗装処理を施すことにより行なわれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来構造のハンドルにあっては、リム部が単板を渦巻 き状に巻回して積層接着した円形リング状のリング部材からなるために、例えば 交通事故等での衝突による衝撃を受けて破壊した際、リム部の破断面形状が笹く れたようなシャープエッジとなり、運転者に対して非常に危険性を伴う。
【0006】 しかも、リム部を形成する円形リング状のリング部材には、曲げ積層時の内部 応力が残存していることと、積槽接着時に十分な接着強度を得にくいために、外 周部の単板に剥離が生じ易い。
【0007】 また、リング部材を成形するための木材としては、少なくとも円形リングの円 周の長さ以上に連続した長尺な単板を必要とし、しかも、このような長尺で良質 な単板を製造するための原木、主に熱帯雨林などの原木の入手が困難で、材質的 に劣るばかりでなく、入手コストが高いという問題があった。
【0008】
【考案の目的】
この考案の目的は、リム部の材料としての木材を容易、かつ安価に入手するこ とができて、材質の向上を図るとともに、折損等による破壊時の安全性を高める ことができるようにしたハンドルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この考案は、木製の円形リング状のリム部を 備えたハンドルにおいて、前記リム部は、所定の円周角をもって円周方向に複数 に分割された分割リングを互いに接合してなるとともに、これら各々の分割リン グは、無垢の木材に削出し加工を施して形成してなる構成としたものである。
【0010】
【作用】
すなわち、この考案は、上記の構成を採用することにより、無垢の木材に削出 し加工を施し、かつ、所定の円周角をもって円周方向に複数に分割された分割リ ングを互いに接合することにより、円形リング状のリム部を形成してなるために 、例えば交通事故等での衝突による衝撃を受けた際、各々の分割リングの互いの 接合部位で破壊し、従前のような破断面がシャープエッジとなることがない。
【0011】 また、各々の分割リングが無垢の木材の削出し加工にて形成されているために 、例えばリム部の円周長さの12分の1の長さの端材が使用可能になり、これに よって、良質の安価な木材の入手が可能になるとともに、材質の向上が図れ、し かも、木目が通っているために、従前のような外周部の剥離が生じない。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1及び 図2はこの考案に係る自動車のステアリング装置の操向等に用いられるハンドル を示すもので、図中1は木製の円形リング状のリム部である。
【0013】 このリム部1は、所定の円周角θ(図示の実施例では30度)をもって円周方 向に複数に分割(図示の実施例では12分割)された分割リング2・・・を互い に継手部材3を介して接合してなる構成を有するもので、これら各々の分割リン グ2は、無垢の木材に削出し加工を施すことにより形成されている。
【0014】 なお、図中4は前記リム部1の内周部に組み付けられたスポーク部、5はこの 前記リム部1の中心部に相当するスポーク部4の裏面に取付けられたハブ部をそ れぞれ示すものである。
【0015】 すなわち、前記リム部1を成形するには、図3に示すように、無垢の木材10 に6面削出し加工を施すことにより、円周角30度の12分割体の一つである分 割リング部材11を成形する。
【0016】 次いで、図4に示すように、このような分割リング部材11の両接合端部に、 例えば蟻形雇核継手を形成する係合溝12,12を加工した後、図5に示すよう に、これら12個の分割リング部材11を前記係合溝12,12に係合体13を 係合しながら円周方向に連続させて互いに接合して、円形リング状のリング部材 20を成形し、このリング部材20に表面切削加工、表面仕上げ加工及び表面塗 装処理を施すことにより、図1に示すようなリム部1を成形してなるもので、こ のリム部1には、図2に示すように、スポーク部4の端部4aをビス6にて直付 けしてなるものである。
【0017】 なお、上記の実施例においては、リム部1を成形するにあたって、1体の断面 楕円形状をなす円形リング状のリング部材20を用いたが、図6に他の実施例と して示すように、例えば断面半円をなすリング部材21,22を2体厚さ方向に 対称的に組合せ形成することにより、断面楕円状のリング部材20に成形しても 良く、この場合、これらリング部材21,22の接合面間には、スポーク部4の 端部4aが断面コ字状または、断面長円状の補強リング部材7と共に介在されて 取り付けられるようになっている。
【0018】 また、各々の分割リング部材11同士の継手手段として、蟻形雇核継手を例に して説明したが、これに限定されるものではない。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案によれば、無垢の木材に削出し加工 を施し、かつ、所定の円周角をもって円周方向に複数に分割された分割リングを 互いに接合することにより、円形リング状のリム部を形成してなることから、例 えば交通事故等での衝突による衝撃を受けた際、各々の分割リングの互いの接合 部位で破壊するために、破断面がシャープエッジとなることがなく、従前のよう な危険性を回避することができ、これによって、安全性を高めることができる。
【0020】 また、各々の分割リングが無垢の木材の削出し加工にて形成されているために 、例えばリム部の円周長さの12分の1の長さの木材を使用することができ、こ れによって、良質の安価な木材を入手することができ、材質の向上を図ることが できるとともに、木目が通っているために、従前のような外周部の剥離を生じる ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係るハンドルの一実施例を示す平
面図。
【図2】 図1のII−II線における一部拡大して示す断
面図。
【図3】 同じくリム部の成形に用いられる無垢の端材
の削出し加工による分割リングの成形状態を示す説明
図。
【図4】 同じく分割リングの接合部位の継手加工状態
を示す説明図。
【図5】 同じく分割リングの接合状態を示す説明図。
【図6】 同じくリム部とスポーク部の他の取付状態を
示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1……リム部、2……分割リング、3……継手部材、θ
……円周角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の円形リング状のリム部を備えたハ
    ンドルにおいて、 前記リム部は、所定の円周角をもって円周方向に複数に
    分割された分割リングを互いに接合してなるとともに、 これら各々の分割リングは、無垢の木材に削出し加工を
    施して形成したことを特徴とするハンドル。
JP1632393U 1993-03-11 1993-03-11 ハンドル Pending JPH0669059U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1632393U JPH0669059U (ja) 1993-03-11 1993-03-11 ハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1632393U JPH0669059U (ja) 1993-03-11 1993-03-11 ハンドル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0669059U true JPH0669059U (ja) 1994-09-27

Family

ID=11913270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1632393U Pending JPH0669059U (ja) 1993-03-11 1993-03-11 ハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0669059U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398230B1 (ko) * 2000-12-29 2003-09-19 현대자동차주식회사 자동차의 조향핸들
US9464992B2 (en) 1998-07-15 2016-10-11 Rudolph Technologies, Inc. Automated wafer defect inspection system and a process of performing such inspection

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9464992B2 (en) 1998-07-15 2016-10-11 Rudolph Technologies, Inc. Automated wafer defect inspection system and a process of performing such inspection
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