JPH0668766U - 消火用消火粉末付きシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 天ぷら油等の出火を、誰でも素早く、完全
に、消火でき、且つ安全である、消火用消火粉末付きシ
ートを、消火器具として提供する。 【構成】 難燃の布１に、左右に柄２を付け、ビニール
袋に消火粉末を入れ、片面に両面テープを貼り付けたビ
ニール袋を貼り付け固定してある、消火用消火粉末付き
シートを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、天ぷら油等の出火を消すために、正方形の布（１）に、消火粉末 の入ったビニール袋（１１）をつけた、消火に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の消火器は、使用する時、安全栓を抜き、次にホースを外し、次にホース の先端を火に向けて、ハンドルを強く握り消火していた。又、布のの場合は、火 の近くに行って直接火にかぶせていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これまでは次のような欠点があった。 （１）従来の消火器は、 （イ）出火は突然故、操作にまごつき時間がかかる。 （ロ）老人、子供には操作がしにくい。 （ハ）周囲一面が粉末で汚れる。 （２）従来の布の場合は、（イ）再び燃え上がる。 （ロ）火元に近寄ってかけるため危険が伴う。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記７点を改善するため本考案は、正方形の布（１）の左右に、柄をつけない 部分（４）（５）を除いて、柄（２）を付けて置き、ビニール袋（６）に 消火粉末（７）を入れ、口を閉じ（８）、これを細かく仕切ったもの（９）に 片面だけに両面テープ（１０）を、貼り付ける、このビニール袋

【図７】、を布 （１）に両面テープ（１０）、で貼り付け固定したものである。 本考案は、以上のような構成よりなる消火用消火粉末付きシートである。

【０００５】

【作 用】 （イ）消火用消火粉末付きシート

【図１】を、左右に付いている柄（２）を持ち 、 （ロ）ビニール袋の付いている方

【図１】の（１１）を炎に向けてかけると、 （ハ）布（１）が一旦炎を押さえ、 （ニ）同時にビニール袋（１１）が、焼け破れ、中から消火粉末（７）が舞い落 ち、一瞬にして火は完全に消える。 （ホ）柄の付いていない部分（４）と（５）が、シートを広げた瞬間、下に垂れ 下がるため、手前と向こう側に、火の吹き出るのを防ぎ、左右は柄（３） で火の吹き出るのを防げる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （１）（イ）難燃の布で、１ｍ四方の正方形のシートを作り、（１） （ロ）このシート（１）に、手に持つ柄（２）を、左右に付ける。 （ハ）この時、左右とも上下に、柄（２）を、布（１）に付けない部分を 置く（４）（５）。 （２）（イ）次にビニール袋（６）に、消火粉末を入れ、口を閉じ（８）、 （ロ）ビニール袋（６）に入れた粉末が片寄らないよう、細かく仕切って 置き、（９） （ハ）細かく仕切ったビニール袋（９）の片面だけに、両面テープを貼る （１０）。 （ニ）両面テープを貼ったビニール袋

【図７】を、正方形のシート（１） に柄（２）を付けた

【図２】のシートの裏側に貼り付け

【図８】て 消火用消火粉末付きシート

【図１】となる。 本案は以上のような構造で、これを使用する時は、 （イ）天ぷら油等の出火の際、両手で柄を持ち、シートをパツト広げて、火にか けると、火は一瞬にして完全に消える。 （ロ）出火したら、消火用消火粉末付きシート

【図１】を、左右に付いている柄 （２）を持って、消火粉末の付いている方

【図１】を火に向け、さっとか ける。 （ハ）消火用消火粉末付きシート

【図１】を、火の上にかけると、一旦火は押さ えられ、更に柄の付いていない部分の布（４）と（５）が、下に垂れ下が り、手前と向こう側の火を包み込み、左右に付いている柄（２）と（３） で、左右の火は包み込まれ、延焼は免れると同時に、 （ニ）消火用消火粉末付きシートの裏側に付いている、ビニール袋に入った消火 粉末（１１）が、直接、シートをかけると同時に最初に火に触れるため、 消火粉末の入っているビニール袋（１１）が焼け破れて、中に入っている 消火粉末が（７）舞い落ち、一瞬にして火は完全に消える。 （ホ）消火用消火粉末シート

【図１】は、左右両端に柄（２）が付いているため 手を伸ばし、火より離れて消火作業ができる。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）難燃性の布（１）と、消火粉末（７）を、併用しているため、延焼を免れ ると同時に、一瞬にして火は完全に消すことができる。 （ロ）消火粉末を入れ細かく仕切ったビニール袋

【図６】を、シートいっばいに 付けてあるため、確実に消火できる。 （ハ）消火用消火粉末付きシート

【図１】の左右に柄（２）を付けてあるため、 火から離れて消火作業ができるため、安全である。 （ニ）消火用消火粉末付きシート

【図１】を、出火した火にかけようと広げると 左右の柄（２）と（３）のついていない部分（４）と（５）が、同時に垂 れ下がり柄（２）と（３）は手で柄を（２）持って、押さえるため、前後 左右、火を囲み、延焼を防げるため安全である。 （ホ）一瞬にして消火できる。 （ヘ）操作が極めて簡単。 （ト）軽い。 （チ）老人、子供にも消火作業ができる。 （リ）手軽なため、火を扱う所、何処でも持って行ける。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の消火用消火粉末付きシートの裏面図で
ある。

【図２】本考案の消火用消火粉末付きシートの表面図で
ある。

【図３】本考案の一部、消火粉末を入れようとするビニ
ール袋の図である（６）。

【図４】本考案の一部、ビニール袋（６）に、消火粉末
（７）を入れた図である。

【図５】本考案の一部、消火粉末を入れたビニール袋

【図４】の口を閉じた図である。

【図６】本考案の一部、ビニール袋（６）に入れた消火
粉末（７）が、消火用消火粉末シートに、固定

【図８】した時、片寄らないようにするため、細かく仕
切った図である。

【図７】本考案の一部、細かく仕切った消火粉末入りビ
ニール袋

【図６】の片面だけに両面テープ（１０）を、貼り付け
た図である。

【図８】本考案の柄（２）と（３）だけつけてある布

【図２】の裏側に、両面テープを付けた消火粉末入りビ
ニール袋

【図７】を、ついている両面テープ（１０）を使って、
接着し固定させる図である。

【符号の説明】

１ 布 ２ 柄 ３ 柄を布の中に通してある部分である。 ４ 柄の付いていない部分である。 ５ 柄の付いていない部分である。 ６ 空のビニール袋である。 ７ ビニール袋の中に消火粉末を入れた図である。 ８ 消火粉末の入っているビニール袋の口を閉じた図
である。 ９ 消火粉末の入っているビニール袋を細かく仕切っ
た図である。 １０ 両面テープを貼った図である。 １１ 両面テープを貼ったビニール袋

【図７】を、柄（２）と（３）だけを付けておいた布

【図２】の裏側に、ビニール袋に付けてある両面テープ
（１０）で貼り付け固定させる図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 正方形の布（１）に、柄（２）を設け、
   ビニール袋に消火粉末を入れ（７）、細かく仕切ったも
   の（９）を両面テープ（１０）で、布（１）に取り付け
   た消火用消火粉末付きシート。