JPH0668602B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0668602B2
JPH0668602B2 JP61091128A JP9112886A JPH0668602B2 JP H0668602 B2 JPH0668602 B2 JP H0668602B2 JP 61091128 A JP61091128 A JP 61091128A JP 9112886 A JP9112886 A JP 9112886A JP H0668602 B2 JPH0668602 B2 JP H0668602B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー画像記録装置、特に、画像形成面の色
ムラをなくした走査露光型のカラー画像形成装置に関す
る。
〔発明の背景〕
カラー原稿の像を担持した像光をカラー感光材料に投射
してそのカラー感光材料を露光し、その後にそのカラー
感光材料を現像・定着等のプロセス処理部で処理するこ
とにより、カラー複写画像を得ることができる。
このようなカラー複写装置においては、カラー感光材料
の各色の分光感度特性に応じて像光の色を補正すること
が可能なこと、更に原稿の色調に対応して露光光の色相
を調整することが可能なこと、再び更には積極的に所望
の色相に調整することが可能なことが要求される。
そして、このための色相制御としては、像光の光路の途
中に3色フィルタを挿入し、それらの挿入量(比率)を
制御する方法が採用される。
このような3色フィルタとしては、特定の色相波長を遮
断するフィルタが使用され、具体的にはブルー光を遮断
するイエローフィルタ、グリーン光を遮断するマゼンタ
フィルタ、及びレッド光を遮断するシアンフィルタが使
用される。
しかし、このように3種のフィルタ全部を使用すると、
そこにおける光量損失が大きくなるという問題があっ
た。
そこで本出願人は特開昭60-246271によって3色フィル
タの少くとも1つを前記光路に入れないで露光光の色相
を変える制御プログラムで光量損失の減少をはかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の処理により光量損失は減っても、レンズ
内へのフィルタの投入量を所要の色相を得る状態に設定
したとき結像面に色ムラを生ずるという現象があった。
本発明の目的は、このような色ムラを生ずる原因を除去
し、高品位の画像を得ることのできるカラー画像形成装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的は、原稿を照射する光源を有し、原稿の画像
を、光学手段を介して、移動しているカラー感光材料上
に順次導き走査露光する走査露光手段と、前記走査露光
手段による走査露光と同期してカラー感光材料を搬送す
る搬送手段と、を備えるとともに、前記光学手段は、前
群レンズと後群レンズとを有し、前主点および後主点が
前記前群レンズと前記後群レンズとの間にあるレンズ系
と、前記前主点と前記後主点との両主点の間又は前記前
主点の近辺に、原稿の画像をカラー感光材料上に導く光
路と直交する面内で、前記搬送手段によるカラー感光材
料の搬送方向と垂直な方向に出し入れできるように配設
され、その一面が着色された第1フィルター板と、前記
前主点と前記後主点との両主点の間又は前記後主点の近
辺に、前記光路と直交する面内で、前記搬送方向と垂直
な方向に出し入れできるように配設され、前記第1フィ
ルター板の着色された面と対向する面が着色された第2
フィルター板と、を備えたことを特徴とするカラー画像
記録装置、によって達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。第1図はカラ
ー複写装置における露光部分を示す図であり、プラテン
ガラス1の上に載せたカラー原稿(図示せず)は、矢印
a方向に等速移動する光源2によって露光走査され、そ
こでの反射により得られた像光は、その光源2と一体の
ミラー3、その光源2の移動方向と同一方向にその移動
速度の1/2の速度で移動する一体のカラー4、5、並び
にレンズ、フィルタ及び絞りを具備するレンズ系6を通
過してから、露光窓7に入射する。
そして、この露光窓7で、上記光源1の移動と同期して
カラー感光材料が矢印b方向に移動し、その移動途中に
順次露光される。
よって、その後にこのカラー感光材料を発色現像、定
着、漂白、乾燥等のプロセス処理部に送れば、カラー原
稿に対応したカラー複写画像を得ることができる。
第2-A図は上記したレンズ系6の詳細を示すもので、光
路cに沿って、第1色バランスフィルタ板61、第2色バ
ランスフィルタ板62、固定絞り63F、可動絞り63及び前
群レンズ64A、後群レンズ64Bが配置されている。
第1フィルタ板61は第3図にも示すように、両端にイエ
ロー(以下、Yと称する。)フィルタ61Yとマゼンタ
(以下、Mと称する。)フィルタ61Mが配置され、中央
は無色透明部61Tとなっており、また第2色バランスフ
ィルタ板62は両端にYフィルタ62Yとシアン(以下、C
と称する。)フィルタ62Cが配置され、中央は無色透明
部62Tとなっている。
そして、それら両フィルタ61、62はMフィルタ61Mの中
心とCフィルタ62Cの中心が光軸cと一致した位置をホ
ームボジションとして、その各々が反対方向の矢印d、
e方向(光路cを横切る左右方向)にステッピングモー
タ65、66により移動可能となっている。
よって、両ステッピングモータ65、66を適宜制御するこ
とにより、光路cには、 フィルタ無し…色相補正なし。
Y、M、Cの内の1個のフィルタの挿入量0〜100%
…1種の色相と彩度の補正。
Y、M、Cの3種の内の2種のフィルタの組み合わ
せ、つまりY、Mの各々の挿入量0〜100%の組み合わ
せ、M、Cの各々の挿入0〜100%の組み合わせ、C、
Yの各々の挿入量0〜100%の組み合わせ… でフィルタを挿入することができる。
可動絞り63は、第4図に示すように、光路cの露光窓7
に対応して固定絞り63Fにて作られる窓8の上下(光路
cを横切る上下方向)から臨むよう配置した2個の絞り
片63a、63bで構成され、ステッピッグモータ67により相
互に近接、離反する方向に制御されるようになってい
る。この絞り片63aと63bのホームポジションは窓8を完
全に開く点線で示す位置である。
このカラー複写装置においては、第5図の示すように操
作卓のコピースタートスイッチをオンすると、タイマ時
間T。の間にフィルタの組合せ及びその挿入量の演算、
絞り量の演算が行なわれ、そのタイマ時間T。の経過時
に、第1色バランスフィルタ板61が上記演算に基づいて
制御され、この制御の完了時に第2色バランスフィルタ
板62が上記同様の演算に基づいて制御され、その制御の
完了により絞りが上記演算に基づいて制御される。そし
てこの後に、光源1が露光走査を開始する。
次に、色バランスフィルタの制御プログラム作成方法に
ついて説明する。第6図はY、M、Cの各フィルタの光
透過特性を示すものである。この図から明らかなよう
に、ブルー(B)はYフィルタの挿入量にその強度(光
量)が逆比例し、グリーン(G)はMフィルタの挿入量に
その強度が逆比例し、レッド(R)はCフィルタの挿入量
にその強度が逆比例する。
そこで、本実施例では、操作卓に第7図に示すように色
相調整部を設けて、YMCの各フィルタを−4〜+4の9
段階変化させることができるようにした。また、濃度に
ついても同様に温度調整部を設けて、−2〜+2の5段
階調整できるようにした。
各色バランスフィルタ板61、62により得られる色CL
は、 CL0=a0Y+b0M+c0C…(1) a0:YフィルタのF値 b0:MフィルタのF値 c0:CフィルタのF値 で与えられる。F値は挿入量を示す。そこで、この各F
値を、使用するカラー感光材料の各色の分光感度統制に
応じて予め予定して、このときの色相をプリセット値と
する。
なお、上記したようにフィルタは3種の内の2種を使用
するので、残りの1種は他の2種に置換する必要があ
る。そこで、F値の一番小さいフィルタ(一番挿入量の
少ないフィルタ)を他の2種に置換する。例えば、a0
b0<c0であれば、(1)式は、 CL0=−a0(M+C)+b0M+c0C =(b0−a0)M+(c0−a0)C…(2) となるので、MフィルタとCフィルタで色相を調整す
る。これが、使用するカラー感光材料に対応したフィル
タの実際のプリセット値となる。
以上の結果、カラー感光材料の各色のγ特性に対応して
フィルタによる色補正が行なわれるが、これを更に人為
的に補正する場合には、第7図に示した色相補正ボタン
や濃度調整ボタンを操作する。
フィルタについては、このとき得るべき色相CLは、 CL=(a0+a)Y+(b0+b)M+(c0+c)C a:Yボタンで決まるF値 b:Mボタンで決まるF値 c:Cボタンで決まるF値 である。ここでも、上記したようにこの色相CLを2個の
フィルタで得るために、F値の一番小さなフィルタの他
の2種のフィルタに置換する。例えば、(a0+a)<(b0
b)<(c0+c)であれば、 CL=−(a0+a)(M+C)+(b0+b)M +(c0+c)C =(b0+b−a0−a)M +(c0+c−a0−a)C…(3) として、MフィルタのF値を「b0+b−a0−a」、Cフ
ィルタのF値を「c0+c−a0−a」とする。この時、絞
りdは、 d=d0+(a0+a) となり、下線部分が色補正による係数となる。d0は、濃
度調整部のボタンによって設定した絞り値である。
よって、濃度調整部のボタンにより更に調整する場合に
は、 d=d′+d0+(a0+a) となる。d′が再度操作した濃度調整部のボタンによる
補正量である。
以上のプログラムの演算は内蔵したマイクロコンピュー
タにより実行されるが、上記した内容を具体的に説明す
る。
カラー感光材料容器に分光感度特性を示すマークを印し
ておき、その感光材料を装填する部分にセンサを設けて
おいて、装填したカラー感光材料の分光感度特性をその
センサにより検知して、予め設定したテーブル値より、
BGRの強度を設定し、それに合致するように、フィルタ
の挿入量を決定する。
例えば、Yフィルタが0、Mフィルタが+2、Cフィル
タが+3、絞りが+2ほど光路に挿入されて、カラー感
光材料の分光感度特性に対してBGRがニュートラルNと
なって適正な露光を行えるとする(以下、この例ではY
フィルタを基準として、M、Cのフィルタの挿入量を決
定する)。このニュートラル状態は、上述のカラー感光
材料の分光感度に応じて自動的に設定される内容であ
る。
これによりY、M、Cの各フィルタおよび絞りが自動的
に移動して、それぞれ第7図に示す色相補正部の+2ボ
タン、+3ボタンを操作した際特定されるF値となる。
従ってこの時の色相CLは、(1)式より、 CL=0Y+2M+3C である。
そして、この時のF値を色相補正部において、Y,M,Cす
べてのボタン0の値とすることにより、プリセットが行
われ、装填されたカラー感光材料の分光感度特性に対し
てBGRがニュートラルNとなって適正な露光を行える。
そこで、人為的な色相補正するために、例えば、第7図
に示す色相補正部のボタンの、Mフィルタの−2ボタ
ン、Cフィルタの−3ボタンを操作すると、Mフィル
タ、Cフィルタ共に光路から抜けて、フィルタ無しの状
態となる。即ち、このときの色相CLは、 CL=0Y+0M+0C である。
次に、例えば、色相調整部のMフィルタの−4ボタン、
Cフィルタの−4ボタンを操作すると、プリセットによ
る装填されたカラー感光材料の分光感度特性に対してBG
RがニュートラルNになる値を考慮すると、目標とする
目標色相CL((3)式より)は、 CL=0Y−2M−1C となる。これは、Mフィルタ、Cフィルタ共に光路から
抜けきっただけでなく、さらに抜くことを必要とするこ
とを示している。しかしながら、抜くことができるフィ
ルタは無いため、係数の一番小さい「−2」であるの
で、この係数の付くMフィルタ以外の2種のフィルタ
(YフィルタとCフィルタ)を選択すると、色相CL
は、 CL=0Y+2(Y+C)−1C =2Y+1C となる。これは現在挿入されているMフィルタによる光
量を調整基準とした色相特性である。そこで、これを演
算して、フィルタ板61と62を制御する。
ただし、この特性ではブルーBの光量がニュートラル以
下となっており、カラー感光材料に対して光量不足とな
る。そこで、絞り63を制御して、フィルタを2段抜く
(−2)に相当する光量だけ増加するようにその絞りを
開き、上記した色相CL(=CL)の特性を得ることが
できる。
ここで各フィルタの挿入量がほぼ無段階に細かく調節さ
れるようになっているが、第9図に示すように任意の挿
入位置に設定されたフィルタを通過する投過光はその方
向によって光量が得る。これによって、結像面で感材上
に焼付けられる写真濃度が第1図に示す露光位置7のと
ろを搬送される感材面上において、第1図紙面に対して
手前側、中心部及び奥側とで順々に異っているという現
像が生じた。即ち、濃度ムラとか色ムラとか呼ばれる現
像である。この原因を簡単に以下に説明する。
第9図は第1図のレンズ系6の要部を光軸を含む紙面に
直角な平面できった断面図である。図において第1色バ
ランスフィルタ板61のMフィルタ61Mと第2色バランス
フィルタ板62のCフィルタ61Cがセットされている。先
ず、第1色バランスフィルタ板がMフィルタの境界線が
Pで示される位置になるように挿入されフィルタ近辺に
ある入光側輪郭枠角穴エッジRからPまでの長さ
′、入光側輪郭枠角穴エッジR′からPまでの透
明部分の長さがLになっている。第9図において被写
体B位置からの光線束は入光側輪郭角穴エッジR′及
び出光側輪郭角穴エッジRにけられて感光材料面の
B′位置に結像されるが、Mフィルタがかかる長さL
は前記L′より小であり、透明部の長さLは大きく
従って、透過光の濃度は大きく、B′の結像濃度は大き
い。又被写体A位置からの光線束は入光側輪郭角孔エッ
ジR及び出光側輪郭角穴エッジR′にけられて感光
材料面のA′位置に結像されるがMフィルタがかかる長
さLは大きくL′を示し透明部の長さL′はL
より小さくなっている。従って透過光の濃度は淡くA′
の結像濃度は小さい。そして、感光材料面においては
B′位置から中心部を通って奥側A′位置にゆくに従っ
て濃度がだんだん小さくなっている。これによって濃度
ムラが生ずる。
以上は、第2色バランスフィルタ62の例えばCフィルタ
62Cにおいても同様のことが表われ、やはりB′位置か
らA′位置にかけて濃度ムラが生ずる。そして両フィル
タを合成してB′からA′位置にかけて更に濃度ムラを
生ずるのである。
ここで、第1色バランスフィルタによるA′位置とB′
位置における結像光の色濃度は、 で表わされ、 濃度差は、DA′−DB′で表わされる。
その色ムラとか濃度差の度合いは角フィルタの挿入量に
よって異るが挿入量が大きい程濃度ムラが大きくなる。
このことは上式から珪酸したA′B′の濃度曲線及び濃
度差曲線第10図(a)、(b)、(c)によって明らかである。
尚、上記のような感光材料の巾方向ではなく、移動方向
では、スリット露光を採用しているので、中心部の光線
が結像の役目をするので色の濃度ムラ(色ムラ)の起る
心配はない。
以上を解決するために上記第1、第2の色バランスフィ
ルタはレンズの前主点後主点の両主点面の間又はその近
辺に位置させるようにすることが必要である。しかし、
両主点間距離はレンズ設計上の制約があるときあまり大
きくはとれない。そこで本発明では第1色バランスフィ
ルタ板61の着色面と第2色バランスフィルタ板62の着色
面とを対向させ主点面に近くほとんど同一面に配置させ
たので主点間距離はかなり短くても色ムラのないカラー
複写を達成できた。即ち、第2-A図、第2-B図、第2-C図
に示すように、前群レンズ64Aを固定した鏡胴71と後群
レンズ64Bを固定した鏡胴72が連結部材90で中央部で光
軸を合わせて結合されている。そして連結部材90の中央
部に窓8をもつ固定絞り63F及び光両調整用上下の可動
絞り63a、63bが配置され、それをはさんで両側に第1色
バランスフィルタ61、第2色バランスフィルタ62が配さ
れている。
固定絞り63Fは連結部材90に取付けられた固定板77に取
付けられ可動絞り63の上下の絞り片63a、63bは、ピン75
及び78をもちピン78は前記固定板の縦方向の案内溝79に
嵌合し上下にスライド可能にしてあり、ピン75は、絞り
片駆動スライド部材73の案内溝76に嵌合している。前記
スライド部材73は、前記結合部材90のガイド面90a、90b
に案内されて、ステッピングモータ67によって歯車69A、
69B、69C及び前記スライド部材に取付けられたラック69D
によって動力伝達されて水平に移動され前記ピン75を案
内溝にそって動かし、絞り片63a、63bの上下方向の移動
及び位置決めをさせている。尚ガイド面90a、90bのかわ
りに連結部材90に植えられた4本のピン81とスライド部
材73の4本の案内溝82によって行うことも可能である。
又、固定絞り63F及び可動絞り62の両側の第1、第2の
色バランスフィルタ板61、62はそれぞれ、上下の固定板7
7の上下の案内面77a及びスライド部材73の案内面73aに
案内されて水平方向にスライドできるようにしてある。
そしてその駆動はそれぞれ第3図に示すステッピングモ
ータ65、66によって行われている。尚スライド部材77に
は光束通過のため開口部74が設けられている。
ここで第1、第2の色バランスフィルタの着色面は前述
のとおりに対向した向きに設定してあるので、この両フ
ィルタの着色面を短い両主点面間距離に入れることも容
易であり、色ムラは容易に解消できるようなる。
尚固定絞り63Fを主点位置に設け、結像に有効な光線は
すべてこの絞りで一様に規定するようにしたので結像光
の光量が光線の向きによってばらつくことがなくなり色
ムラの解消に大きく貢献した。
ちなみにMフィルタ70%Cフィルタ70%の第9図に示す
ような対策前の状態に対する色度とM70%挿入の場合、
C70%挿入の場合、M70%C70%の両方の挿入の各場合
のような第2-A、第2-B、第2-C図に示す対策後の状態で
の色度を色度計で測定して第11図に示す色度図にプロッ
トしたが、感材の手前側、中心部、奥側の濃度差が大き
く解消されていることがわかる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本願発明は、カラー感光材料に走
査露光するカラー画像形成装置において発生するスリッ
ト幅の方向に色ムラが生じるという問題を解決できると
ともに、主点間距離を短くすることができ、レンズ設計
および光学系のコンパクト化を容易にするという優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した実施例のカラー複写装置の原
稿に対する露光走査部の説明図、第2-A図は、第1図の
レンズ系を光軸を含む水平面で切った断面図、第2-B図
は、該レンズ系を光軸を含む垂直面で切った一部断面
図、第2-C図は第2-B図のX−X視図、第3図は、第1、
第2色バランスフィルタの作動構成図、第4図は絞りの
作動構成図、第5図は各作動のタイミングチャート、第
6図はY、M、C各フィルタの透過特性図、第7図は操
作卓上の色相調整部の構成図、第8図は色ムラ発生の原
理図、第9図は、フィルタ挿入量変化による結像光の濃
度変化及び濃度差変化曲線、第10図は色ムラ対策前後に
おける感材の手前側、中心部、奥側の色度分布図であ
る。 1……プラテンガラス、2……光源 3、4、5……ミラー、6……レンズ系 61…第1色バランスフィルタ板 62…第2色バランスフィルタ板 61Y、62Y、……Yフィルタ 61M……Mフィルタ、62C……Yフィルタ 61T、62T……無色透明部 63……可動絞り、63a、63b……絞り片 63F……固定絞り 64A……前群レンズ、64B……後群レンズ 65、66、67……ステッピングモータ 69A、69B、69C……歯車、69D……ラック 71、72……鏡胴 73……絞り片駆動スライド部材、73a……案内面 74……開口部、75、78、81……ピン 76、79、82……案内溝、77……固定板 90……結合部材、90a、90b……ガイド面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を照射する光源を有し、原稿の画像
    を、光学手段を介して、移動しているカラー感光材料上
    に順次導き走査露光する走査露光手段と、 前記走査露光手段による走査露光と同期してカラー感光
    材料を搬送する搬送手段と、を備えるとともに、 前記光学手段は、 前群レンズと後群レンズとを有し、前主点および後主点
    が前記前群レンズと前記後群レンズとの間にあるレンズ
    系と、 前記前主点と前記後主点との両主点の間又は前記前主点
    の近辺に、原稿の画像をカラー感光材料上に導く光路と
    直交する面内で、前記搬送手段によるカラー感光材料の
    搬送方向と垂直な方向に出し入れできるように配設さ
    れ、その一面が着色された第1フィルター板と、 前記前主点と前記後主点との両主点の間又は前記後主点
    の近辺に、前記光路と直交する面内で、前記搬送方向と
    垂直な方向に出し入れできるように配設され、前記第1
    フィルター板の着色された面と対向する面が着色された
    第2フィルター板と、を備えたことを特徴とするカラー
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記光路中に、前記光路と直交する面内
    で、かつ、前記第1フィルター板およ前記第2フィルタ
    ー板の出し入れ方向と垂直な方向に出し入れ可能な絞り
    板を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のカラー画像形成装置。
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