JPH0668595A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH0668595A
JPH0668595A JP21894392A JP21894392A JPH0668595A JP H0668595 A JPH0668595 A JP H0668595A JP 21894392 A JP21894392 A JP 21894392A JP 21894392 A JP21894392 A JP 21894392A JP H0668595 A JPH0668595 A JP H0668595A
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JP
Japan
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recording medium
output
signal
magnetic disk
circuit
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JP21894392A
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Yasuhide Kasagi
保秀 笠木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスクからの読み出しを一定の転送速
度で行え、且つ回路構成の簡略化が図れ、システム全体
の低コスト化を図る。 【構成】 磁気ディスクから読み出されたリードデータ
信号15とインデクス信号10aに基づいて磁気ディス
クの回転速度が定められた速度範囲内に入るように、駆
動信号をSPM駆動回路33Aに出力する。また、磁気
ディスクから読み出されたリードデータ信号15とイン
デクス信号10aに基づいて磁気ディスクの回転速度が
定められた速度になるよう駆動信号をインデクス信号1
0aに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、種々の異なる記録密
度で記録された媒体を所定の転送速度で読み出し可能な
磁気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、例えばCQ出版株式会社発行
の「最新フロッピ・ディスク装置とその応用ノウハウ」
第24頁に見られるような従来のフロッピディスク装置
の内部構成図であり、図15は図14を説明するため、
図15の一部を簡略化して示したブロック図である。先
ず図14において、1は磁気ディスク装置を制御するた
めの制御回路、2は磁気ディスク装置の基板、3はこの
基板1上の中央部に設けられ、制御回路1に接続された
駆動回路(図示しない)によって駆動されるスピンドル
モータ(以下、単にSPMと記す)、4はこのスピンド
ルモータ3上に載置され、スピンドルモータ3によって
回転させられる記録媒体である磁気ディスク、5はこの
磁気ディスク4を収納したカセット、6は磁気ディスク
4の下方に位置するように基板2上に設けられ、磁気デ
ィスク4から記録情報を読み出し、又は磁気ディスク4
に記録情報を書き込むための磁気ヘッド、7はこの磁気
ヘッドの近傍に設けられるとともに、制御回路1に接続
され、磁気ヘッド6を磁気ディスク4のトラック方向に
駆動させるためのステッピングモータ(以下単にSTM
と記す)、8は磁気ヘッド6の近傍に設けられるととも
に、制御回路1に接続され、制御回路1からの動作信号
8aに基づいて磁気ヘッド6を動作させるヘッド・ロー
ド・ソレノイド、9は磁気ディスク4の下方に位置する
ように基板2上に設けられるとともに、制御回路1に接
続され、磁気ディスク4の挿入を検出して挿入信号9a
を制御回路1に出力する磁気ディスク検出センサ、10
はスピンドルモータ3の側部に設けられるとともに、制
御回路1に接続され、磁気ディスク4のインデクスを検
出してインデクス信号10aを制御回路1に出力するイ
ンデクス検出器、11〜13はそれぞれ制御回路1に接
続されたライトプロテクトセンサ、トラックセンサ、イ
ンユースランプである。又、図14において、14は磁
気ヘッド6及び制御回路1に接続され、磁気ヘッド6か
ら読み出した記録情報をリードデータ信号15としてシ
ステム側(図示しない)に出力するリード回路、16は
磁気ヘッド6及び制御回路1に接続され、システム側よ
り送られてきたライトデータ信号17、ライトゲート信
号18に基づいて磁気ディスク4に対してデータの書き
込み、消去を行うライト回路である。そして19〜25
はシステム側より制御回路1に入力される、それぞれ第
1記録密度切換信号,第2記録密度切換信号,SPM回
転速度設定信号,ヘッドロード信号,ステップ信号,デ
ィレクション信号,ドライブセレクト信号であり、26
〜29はそれぞれ制御回路1よりシステム側に出力され
るトラック信号,インデクス信号,レディ信号,ライト
プロテクト信号である。
【0003】次に図15において、1Aは図14に示さ
れた制御回路1の一部を示すロジック回路、31はロジ
ック回路1Aに接続されたリード/ライトICであっ
て、図14のリード回路14及びライト回路16を1つ
のICで表したものである。尚、図14で示された磁気
ディスク4の挿入信号9a、インデクス信号10a等の
信号は図15において省略されている。32はロジック
回路1Aに接続され、STM7を駆動するSTM駆動回
路、33はロジック回路1Aに接続されるとともに後述
する発振回路に接続され、SPM3を駆動するSPM駆
動回路、34はSPM駆動回路33に接続され、SPM
3を一定回転速度に保つための基準信号をSPM駆動回
路33に出力する発振回路である。
【0004】次に動作について説明する。第1記録密度
切換信号19、及び第2記録密度切換信号20はそれぞ
れ、磁気ディスク4に記録された、又は記録される情報
に応じてリード/ライトIC31のモードを切り換え設
定する信号であり、これら記録密度切り換え信号19,
20がシステム側からロジック回路1Aに入力されると
リード/ライトIC31のモードが選択された記録密度
に切り換えられる。またSPM回転速度設定信号21が
システム側からロジック回路1Aに入力されるとSPM
駆動回路33が制御され、SPM3が選択された回転速
度で回転する。尚、信号22〜29は磁気ディスクにそ
の他の指定動作をさせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】システムが磁気ディス
ク装置から情報の読み出しを行う際には、磁気ディスク
4の回転速度をその情報の記録密度に適合させる必要が
ある。しかしながら、従来の磁気ディスク装置は以上の
様に構成されているので、システムが磁気ディスク装置
にて記録情報の読み出しを行う際には、磁気ディスク装
置を磁気ディスク4に応じた記録密度モードに設定しな
ければならず、従って記録密度切り換え信号19,20
及びSPM回転速度設定信号21を生成して出力する必
要があった。またシステム側も記録密度にあったモード
に自らを設定しなければならず磁気ディスクに記録され
た情報に応じたモードに合わせるには時間がかかるとい
う問題点があった。また、これら第1記録密度切換信号
19、第2記録密度切換信号20を生成する回路が必要
であるなどの問題点があつた。
【0006】この発明は上述したような問題点を解決す
るためになされたもので、記録媒体からの読み出しを一
定の転送速度で行え、且つSPM3の回転数を調整する
に際し、第1記録密度切り換信号19,第2記録密度切
り換え信号20、SPM回転数設定信号21を必要とす
ることがない磁気ディスク装置を得ることを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る磁気ディスク装置は、記録媒体から読み出された記録
情報に基づいて前記記録媒体の回転速度が所定の速度範
囲内に入っているか否かを判断し、前記速度範囲内に入
っていないときは前記速度範囲内に入るような駆動信号
を前記駆動手段に出力する粗制御手段と、前記記録媒体
から読み出された記録情報に基づいて前記記録媒体の回
転速度が前記速度範囲内に入っていると判断された場合
には、前記記録媒体の回転速度が所定の速度になるよう
駆動信号を前記駆動手段に出力する精制御手段とを備え
たものである。
【0008】この発明の請求項2に係る磁気ディスク装
置は、記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前
記記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入っている
か否かを判断し、前記速度範囲内に入っていないときは
前記速度範囲内に入るような駆動信号を前記駆動手段に
出力する粗制御手段と、前記記録媒体から読み出された
記録情報に基づいて前記記録媒体の回転速度が前記速度
範囲内に入っていると判断された場合には、前記記録媒
体の回転速度が所定の速度になるよう駆動信号を前記駆
動手段に出力する精制御手段と、前記記録媒体が前記磁
気ディスク装置に挿入されたとき、又は前記磁気ヘッド
が前記記録媒体上をステップしたとき、前記粗制御手段
をリセットして前記記録媒体の回転数を再調整するため
の再調整手段とを備えたものである。
【0009】この発明の請求項3に係る磁気ディスク装
置は、記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前
記記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入っている
か否かを判断し、その速度範囲内に入っていないときは
前記速度範囲内に入るような駆動信号を前記駆動手段に
出力する粗制御手段と、前記記録媒体から読み出された
記録情報に基づいて前記記録媒体の回転速度が前記速度
範囲内に入っていると判断された場合には、前記記録媒
体の回転速度が所定の速度になるよう駆動信号を前記駆
動手段に出力する精制御手段と、前記記録媒体の記録情
報が一定の速度で読み出されるようになるまで、前記記
録媒体から読み出された記録情報をマスクして前記磁気
ディスク装置の外部に出力しないようにするマスク手段
とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明の請求項1に係る磁気ディスク装置で
は、粗制御手段が記録媒体から読み出された記録情報に
基づいて、前記記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内
に入っているか否かを判断し、前記速度範囲内に入って
いないときは前記速度範囲内に入るような駆動信号を駆
動手段に出力する。また、精制御手段が前記記録媒体か
ら読み出された記録情報に基づいて、前記記録媒体の回
転速度が前記速度範囲内に入っていると判断された場合
に、前記記録媒体の回転速度が所定の速度になるよう駆
動信号を前記駆動手段に出力する。
【0011】この発明の請求項2に係る磁気ディスク装
置では、粗制御手段が記録媒体から読み出された記録情
報に基づいて、前記記録媒体の回転速度が所定の速度範
囲内に入っているか否かを判断し、前記速度範囲内に入
っていないときは前記速度範囲内に入るような駆動信号
を駆動手段に出力する。また、精制御手段が前記記録媒
体から読み出された記録情報に基づいて、前記記録媒体
の回転速度が前記速度範囲内に入っていると判断された
場合に、前記記録媒体の回転速度が所定の速度になるよ
う駆動信号を前記駆動手段に出力する。そして、再調整
手段が前記記録媒体が挿入されたとき、又は前記磁気ヘ
ッドが前記記録媒体上をステップしたときに、前記粗制
御手段をリセットして前記記録媒体の回転数を再調整す
る。
【0012】この発明の請求項3に係る磁気ディスク装
置では、粗制御手段が記録媒体から読み出された記録情
報に基づいて、前記記録媒体の回転速度が所定の速度範
囲内に入っているか否かを判断し、前記速度範囲内に入
っていないときは前記速度範囲内に入るような駆動信号
を駆動手段に出力する。また、精制御手段が前記記録媒
体から読み出された記録情報に基づいて、前記記録媒体
の回転速度が前記速度範囲内に入っていると判断された
場合に、前記記録媒体の回転速度が所定の速度になるよ
う駆動信号を前記駆動手段に出力する。そして、マスク
手段が前記記録媒体の記録情報が所定の速度で読み出さ
れるようになるまで、前記記録媒体から読み出された記
録情報をマスクして磁気ディスク装置外に対して出力し
ないようにする。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は実施例1を示すブロック図である。図1に
おいて、31,32は図15に示したものと同じであ
る。又、図15においてロジック回路1Aに入力されて
いた記録密度切換信号19〜SPM回転数設定信号21
は、実施例1におけるロジック回路1Bには入力され
ず、代わりにリードデータ信号、ライトゲート信号18
が入力されている。尚、ここでも図15の場合と同様、
図14で示された挿入信号9a、インデクス検出信号1
0a等は省略されている。
【0014】図2は図1の一部を詳細に示すブロック図
である。図2において、36はリードデータ信号15が
入力され、リードデータ信号に同期したパルス(方型
波)を発生する同期パルス発生回路、37は同期パルス
発生回路36の出力側に接続され、一定のレンジ、例え
ば20%程度の範囲内において入力された信号周波数に
追従してそれに比例した電圧を出力する第1周波数/電
圧コンバータ(以下、第1F/Vコンバータと記す)、
38はリードデータ信号15が入力され、図6において
詳述する構成によってリードデータ間隔が所定の時間幅
内に収まるか否かを識別するギャップデータ識別回路、
39はこのギャップデータ識別回路38の出力側に接続
され、入力された信号周波数に比例した電圧を出力する
第2周波数/電圧コンバータ(以下、第2F/Vコンバ
ータと記す)、40は第1F/Vコンバータ37及び第
2F/Vコンバータ39の出力側に接続され、これらコ
ンバータ37,39の出力電圧を加算する加算器、41
は加算器40の出力側に接続されて加算器40の出力信
号が入力されるとともに、ライトゲート信号18が入力
されるサンプルホールド回路であって、ライトゲート信
号18がハイレベルのときは、加算器40からの入力を
そのまま出力し、ライトゲート信号18がローレベルの
ときはライトゲート信号18がローレベルとなったとき
の出力値を保持するサンプルホールド回路、42はこの
サンプルホールド回路41の出力側に接続され、入力電
圧に反比例した基準周波数信号を出力する電圧/周波数
制御回路(以下単にVCO回路と記す)である。
【0015】又、図2において43は挿入信号9a、ス
テップ信号23、及びインデクス信号10aが入力さ
れ、その出力側にギャップデータ識別回路38が接続さ
れたスタート/ストップ回路であって、このスタート/
ストップ回路43は、磁気ディスク4が磁気ディスク装
置に挿入されたとき、又は磁気ディスク4上で磁気ヘッ
ド6がステップしたとき、図3において詳述する構成に
よってギャップデータ識別回路38をリセットする。4
4はその出力側がギャップデータ識別回路38及び後述
するマルチプレクサの複数の入力端子に接続され、一定
の基準信号を複数出力する発振回路、45はマスク回路
であって、このマスク回路45はギャップデータ識別回
路38の出力側に接続され、ギャップデータ識別回路3
8の出力信号が入力されるとともに、リードデータ信号
15及びインデクス信号10aが入力され、磁気ディス
ク4からの記録情報の読み出し速度が所定値となるま
で、リードデータ信号15及びインデクス信号10aが
磁気ディスク装置外に出力されるのを禁止する。尚、1
5A,10Aはそれぞれマスク回路45によりマスクさ
れたリードデータ信号、インデクス信号を示している。
【0016】更に、図2において、46はギャップデー
タ識別回路38の出力側に接続され、情報が記録されて
いない磁気ディスクが挿入された場合、SPM3の回転
速度を一定に保持するための信号を出力する未フォーマ
ット識別回路、47はその出力側が後述するマルチプレ
クサに接続され、挿入された磁気ディスク4の記録情報
とは無関係に磁気ディスク4の回転速度を強制的に設定
するための選択信号を出力する回転速度強制設定スイッ
チ、48はマルチプレクサであって、このマルチプレク
サ48は、VCO回路42、発振回路44、未フォーマ
ット識別回路46、及び回転速度強制設定スイッチ47
の出力側に接続され、選択信号(図示しない)により選
択された入力信号を、その出力側に接続されたSPM駆
動回路33Aに出力する。尚、リードデータ信号15は
磁気ディスク4から読み出した情報を示すパルス信号で
あり、ライトゲート信号18は磁気ディスク4への情報
の書き込み時にローレベルとなる信号であり、挿入信号
9aは磁気ディスク装置に磁気ディスク4が挿入された
ときにローレベルとなる信号である。そして、インデク
ス信号10aは磁気ディスク4が一回転する毎に記録情
報の始まりの位置でローレベルとなるパルス信号であ
る。
【0017】図3は図2のブロック図の一部を詳細に示
すブロック図であり、ギャップデータ識別回路38、ス
タート/ストップ回路43、及び未フォーマット識別回
路46を詳細に示すブロック図である。
【0018】ギャップデータ識別回路38において、3
81及び382はそれぞれセット時間の異なるワンショ
ットマルチバイブレータA及びB(尚、図においては単
にワンショットA、Bと記す。以下同様)、383はそ
のデータ入力端子にワンショットマルチバイブレータB
382の反転出力が入力され、そのクロック端子にワン
ショットマルチバイブレータ381の出力が入力される
DフリップフロップA(尚、図においては単にD−F/
FAと記す。以下同様)、384はそのデータ入力端子
にワンショットマルチバイブレータA381の出力が入
力され、そのクロック端子にワンショットマルチバイブ
レータB382の出力が入力されるDフリップフロップ
B、385はそのクロック端子にインデクス信号10a
及び後述するDフリップフロップCの反転出力のオア出
力が入力されるワンショットマルチバイブレータC、3
86はアップダウンカウンタであって、このアップダウ
ンカウンタ386は、そのアップ側入力端子にDフリッ
プフロップA383及びDフリップフロップB384の
アンド出力が入力され、そのダウン側入力端子にDフリ
ップフロップA383及びDフリップフロップB384
のノア出力が入力され、更にそのクロック端子にワンシ
ョットマルチバイブレータC385の出力が入力され
る。尚、このアップダウンカウンタ386はアップ側入
力端子がハイレベルのとき、又はダウン側入力端子がハ
イレベルのとき、そのクロック端子に立ち下がり信号が
入力されると内部カウンタがアップ、又はダウンし、そ
の結果を後述する2ビット信号386S1,386S2
として出力するカウンタである。387はこのアップダ
ウンカウンタ386の出力がセレクト信号として入力さ
れ、このセレクト信号によって発振回路388から入力
される信号を選択して第2F/Vコンバータ39に出力
するマルチプレクサ、389はDフリップフロップDで
あって、このDフリップフロップD389はそのデータ
入力端子にDフリップフロップA383及びDフリップ
フロップB384の出力のイクスクルーシブオア出力が
入力され、そのクロック端子にワンショットマルチバイ
ブレータC385の出力が入力される。又このDフリッ
プフロップD389は、そのセット端子に後述する未フ
ォーマット識別回路46を構成するDフリップフロップ
Eの出力が入力され、更にそのクリア端子にDフリップ
フロップCの出力が入力される。そしてこのDフリップ
フロップD389の出力はマスク回路45に入力され
る。
【0019】次に、スタート/ストップ回路43におい
て、431はそのクロック端子に挿入信号9aが入力さ
れるワンショットマルチバイブレータD、432はDフ
リップフロップCであって、このDフリップフロップC
432は、そのデータ入力端子が電源に接続されてハイ
レベルに維持され、そのクロック端子にワンショットマ
ルチバイブレータD431の出力及びステップ信号23
のナンド出力が入力され、更にそのクリア端子にDフリ
ップフロップD389の出力が入力される。
【0020】未フォーマット識別回路46において、4
61はそのクロック端子にワンショットマルチバイブレ
ータC385の出力が入力され、そのクリア端子にDフ
リップフロップA383及びDフリップフロップB38
4のイクスクルーシブオア出力が入力される3進カウン
タ、462はDフリップフロップEであって、このDフ
リップフロップE462は、そのデータ入力端子が電源
に接続されてハイレベルに維持され、そのデータ入力端
子に3進カウンタ461の出力が入力され、そのクリア
端子にDフリップフロップA383及びDフリップフロ
ップB384のイクスクルーシブオア出力が入力され
る。そしてこのDフリップフロップ462は、3進カウ
ンタ461の出力によってハイレベル信号をマルチプレ
クサ48に出力する。
【0021】図4は磁気ディスクに記録されたデータ構
造を示す図であり、インデクス信号10aに対してデー
タフォーマット50、データフォーマット50を構成す
るメモリ領域51、及び各メモリ領域に記録されたデー
タ52を示している。
【0022】図5はギャップ(Gap)0のデータパタ
ーンを示す図である。このGap0のデータはインデク
ス信号10aの立ち下がり直後に記録されていて、その
データパターンは“4E”パターンとなっている。磁気
ディスク4に記録された情報はパルス間隔の比率が1,
1.5,2の3種類で表されるが、この“4E”パター
ンは図5に示されるように、1と1.5の2種類の比率
のみを使用したものである。
【0023】以下に実施例1の動作について説明する。
先ず、図2に示した同期パルス発生回路36〜VCO回
路42の動作について図6を参照して説明する。図6は
同期パルス発生回路36〜VCO回路42の出力信号3
6S〜42Sとライトゲート信号18を例示した図であ
る。同期パルス発生回路36は入力パルス信号(図示し
ない)に同期したパルス信号を出力するもので、その同
期パルス発生回路出力36Sは入力パルス信号の周波数
が直線的に高くなればそれに応じて出力パルスの周波数
も直線的に高くなる。第1F/Vコンバータ37は入力
信号の周波数に比例した電圧信号を出力するもので、従
って同期パルス発生回路出力36Sの周波数が直線的に
高くなればそれに比例して第1F/Vコンバータ出力3
7Sの電圧も直線的に高くなる。ギャップデータ識別回
路38は磁気ディスク装置とシステム側との間で情報の
転送を行う場合において、磁気ディスク4の回転速度が
適当な速度範囲に入っているか否かを判断するととも
に、適当な速度範囲に入っていない場合はSPM3の回
転速度を変えるべく制御信号をパルス周波数として出力
するもので、ギャップデータ識別回路出力38Sは例え
ば図示したように表わされる。尚、このギャップデータ
識別回路38の動作については後で詳述する。第2F/
Vコンバータ39は入力信号の周波数に比例した電圧信
号を出力するもので、従ってギャップデータ識別回路出
力38Sの周波数が段階的に高くなれば、第2F/Vコ
ンバータ出力39Sもそれに従って段階的に高くなる。
加算器40は第1F/Vコンバータ出力37S及び第2
F/Vコンバータ出力39Sを加算するもので、従って
加算器出力40Sは図示のようになる。ライトゲート信
号18は前述したように、磁気ディスク4への書き込み
時にローレベルとなる信号である。サンプルホールド回
路4はライトゲート信号18がハイレベルのときは、加
算器出力40SをそのままVCO回路42に出力する
が、ライトゲート信号18がローレベルのときは、ライ
トゲート信号18の立ち下がり時Tの加算器出力40S
を保持する。VCO回路42は入力信号の電圧に反比例
した周波数のパルス信号42Sを出力するもので、サン
プルホールド回路出力41Sに対してVCO回路出力4
2Sは図示のようになる。
【0024】従って、以上の説明からも明らかなよう
に、同期パルス発生回路36は入力周波数に対する一定
(実施例では20%)のレンジ内でリードデータ信号1
5のパルス周波数に比例したパルス信号を発生し、第1
F/Vコンバータ37がその周波数に比例した電圧をV
CO回路42に出力するが、このVCO回路42は入力
電圧に反比例した周波数のパルス信号を出力するため、
同期パルス発生回路36の出力信号の変動に基づくVC
O回路42の出力信号42Sがマルチプレクサ48によ
ってSPM駆動回路33Aに入力されたときは、同期パ
ルス発生回路36の出力信号の変動を抑えるようにSP
Mの駆動速度、即ち磁気ディスク4の回転速度が制御さ
れることとなる。
【0025】次にギャップデータ識別回路38の動作に
ついて、図3乃至図9を参照して詳述する。図7乃至図
9はギャップデータ識別回路のタイミングチャートであ
り、図7乃至図9はそれぞれ磁気ディスクの回転速度が
適切なとき、磁気ディスクの回転速度が大きいとき、磁
気ディスクの回転速度が小さいときを示している。又図
7乃至図9はいずれもリードデータ信号15、ワンショ
ットマルチバイブレータA381の出力381S、ワン
ショットマルチバイブレータB382の出力382S、
DフリップフロップA383の出力383S、Dフリッ
プフロップB384の出力384S、ワンショットマル
チバイブレータC385の出力385S、アップダウン
カウンタ386の2つの出力386S1,386S2,
マルチプレクサ387の出力387Sを示している。
【0026】ギャップデータ識別回路38の動作を以下
に説明するに際し、ワンショットマルチバイブレータA
381、及びワンショットマルチバイブレータB382
のセット時間は、磁気ディスク4の回転速度が適正なと
き、即ち磁気ディスク装置とシステム側とが互いに適正
な速度(所定の速度)で情報の転送を行うときに得られ
る、比率1のパルス間隔の0.8倍及び1.8倍にセッ
トされているものとする。この時間は、後述するように
それぞれ“4E”パターンのパルス間隔の比率1及び
1.5に対応し、磁気ディスクの回転速度が適性速度に
対し速い方に20%、及び遅いほうに20%の回転速度
範囲を持たせるものである。
【0027】先ず図7に示す様に現在のSPM3の回転
速度がシステム側と情報の転送を行うのに適している場
合、比率1のパルス間隔の1.8倍の時間にセットされ
たワンショットマルチバイブレータA381の出力38
1Sはハイレベルを保持し、比率1のパルス間隔の0.
8倍の時間にセットされたワンショットマルチバイブレ
ータB382の出力382Sはハイレベルとローレベル
を繰り返して出力する。したがってDフリップフロップ
A383の出力383SはローレベルとのままでDフリ
ップフロップB384の出力384Sはローレベルから
ハイレベルに変化する。この時インデクス信号10aの
たち下がりから、リードデータ信号15のパターンが
“4E”パターンである状態において、一定時間(磁気
ディスク4から読み出した記録情報によってDフリップ
フロップA383及びDフリップフロップB384が動
作する可能性がある場合は、その動作するに十分な時
間)だけ働くワンショットマルチバイブレータC385
の出力385Sのたち下がりA1が発生してもアップダ
ウンカウンタ386の出力386S1とアップダウンカ
ウンタ386の出力386S2は変化しない。尚、この
ときDフリップフロップC432の反転出力はローレベ
ルを保持しているものとする。従ってマルチプレクサ3
87で選択される発振回路388の出力信号は変化しな
い。
【0028】次に、図8に示す様に現在のSPM3の回
転速度がシステム側と情報の転送を行うより大きい場
合、比率1のパルス間隔の1.8倍の時間にセットされ
たワンショットマルチバイブレータA381の出力38
1Sはハイレベルを保持し、比率1のパルス間隔の0.
8倍の時間にセットされたワンショットマルチバイブレ
ータB382の出力382Sもハイレベルを保持する。
したがってDフリップフロップA383の出力383S
はローレベルのままでDフリップフロップB384の出
力384Sもローレベルのままである。この時インデク
ス信号10aのたち下がりから、リードデータ信号15
のパターンが“4E”パターンである状態において、一
定時間働くワンショットマルチバイブレータC385の
出力385Sのたち下がりA2が発生するとアップダウ
ンカウンタ386の出力386S2が変化しアップダウ
ンカウンタ386はカウントダウンしたかたちとなる。
このときマルチプレクサ387で選択される発振回路3
88の出力信号は変化し周波数の高いものが選択され
る。
【0029】次に、図9に示す様に現在のSPM3の回
転速度がシステム側と情報の転送を行うより遅い場合、
比率1のパルス間隔の1.8倍の時間にセットされたワ
ンショットマルチバイブレータA381の出力381S
はハイレベルとローレベルを繰り返し、比率1のパルス
間隔の0.8倍の時間にセットされたワンショットマル
チバイブレータB382の出力382Sもハイレベルと
ローレベルを繰り返す。したがってDフリップフロップ
A383の出力383Sはローレベルからハイレベルに
変化しDフリップフロップB382の出力382Sもロ
ーレベルからハイレベルに変化する。この時インデクス
信号10aのたち下がりから、リードデータ信号15の
パターンが“4E”パターンである状態で、一定時間働
くワンショットマルチバイブレータC385の出力38
5Sのたち下がりA3が発生するとアップダウンカウン
タ386の出力386S1と386S2はともに変化し
アップダウンカウンタ386はカウントアップしたかた
ちとなる。これによってマルチプレクサ387で選択さ
れる発振回路388の出力信号は変化して周波数の低い
ものが選択される。図3、図6に示すようにギャップデ
ータ識別回路出力38Sは第2F/Vコンバータ39に
入力され、この第2F/Vコンバータ39は入力周波数
に応じた電圧を発生する。そして前述したように第1F
/Vコンバータ37の出力37Sと第2F/Vコンバー
タ39の出力39Sは加算器40に入力され、この加算
機40は加算器出力40Sを出力する。加算器出力40
Sはサンプルホールド回路41に入力されるが、ライト
ゲート信号18がハイレベルとなる磁気ディスク4から
の読み出し時には、サンプルホールドされずそのままV
CO回路42に出力され、一方ライトゲート信号18が
ローレベルとなる磁気ディスク4への情報の書き込み時
にサンプルホールドされる。つまり、磁気ディスク4へ
の書き込み時には、リードデータ信号15が得られない
ので、書き込み時にSPM3の回転速度が変動しないよ
うに加算器出力40Sを保持するのである。そしてVC
O回路42はサンプルホールド回路41の出力41Sの
電圧に反比例した周波数のデジタル信号を発生する。こ
のVCO回路42の出力42Sは、マルチプレクサ48
を経由してSPM駆動回路33Aに出力され、SPM3
の回転速度を設定する基準信号として用いられる。
【0030】以上の説明より明らかなように、ギャップ
データ識別回路38は磁気ディスク4の回転速度が一定
の範囲に入っているか否かを判断し、回転速度がその範
囲より大きいときには高い周波数信号を出力し、回転速
度がその範囲に入っているときには同じ周波数信号を出
力し、回転速度がその範囲より小さいときには低い周波
数信号を出力する。そしてこのギャップデータ識別回路
38の出力は、第2F/Vコンバータ39、加算器4
0、サンプルホールド回路41、VCO回路42を経る
ことによって、ギャップデータ識別回路38の出力周波
数に反比例した周波数信号とされ、マルチプレクサ48
を介してSPM駆動回路33Aに入力される。従ってこ
のような構成によりSPM3は磁気ディスク4の記録情
報より磁気ディスク4の回転速度が一定の回転速度範囲
内に入るよう制御することができる。
【0031】次にスタート/ストップ回路43の動作を
図10について説明する。図10はスタート/ストップ
回路43のタイミングチャートを示す。図10において
は、挿入信号9a、ワンショットマルチバイブレータD
431の出力431S、ステップ信号23、Dフリップ
フロップC432のクロック入力432C、Dフリップ
フロップC432の反転出力432S、インデクス信号
10a、ワンショットマルチバイブレータC385の出
力385S、DフリップフロップD389のデータ入力
389D、そしてDフリップフロップD389の出力3
89Sが示されている。
【0032】前述したギャップデータ識別回路38はイ
ンデクス信号10aが入力されるたびに動作する構成で
あった。しかし、以上の構成のみでは磁気ディスク4の
磁気ヘッド6があるトラック上に留まっている場合も動
作することになり、磁気ディスクの情報によってはギャ
ップデータ識別回路出力38Sが高い周波数になったり
低い周波数になったりして安定しない場合がある。そこ
でスタート/ストップ回路43は挿入信号9aとSTE
P信号23が入力された場合には、以前に読み出してい
た情報と読み出し情報が異なるのでギャップデータ識別
回路38を動作させ、その後ギャップデータ識別回路3
8の出力が安定したら動作を止めるもので、SPM3の
回転速度の安定をはかるものである。尚、ギャップデー
タ識別回路38の動作を止めた後は、前述したように同
期パルス発生回路36等により磁気ディスク4に記録さ
れた信号をもとに細かくSPM3の回転速度の制御を行
う。
【0033】スタート/ストップ回路43の動作を図
3、図10を用いて説明する。まず磁気ディスク4が挿
入され挿入信号9aがローレベルになったのをトリガ
に、ワンショットマルチバイブレータD431の出力4
31Sとステップ信号23のナンド出力であるDフリッ
プフロップC432のクロック入力432Cが発生す
る。このDフリップフロップC432のクロック入力4
32Cのたち下がりA4をトリガにDフリップフロップ
C反転出力432Sはローレベルになる。このときイン
デクス信号10aは有効となりギャップデータ識別回路
38を動作させる。インデクス信号10aをもとにある
一定時間ハイレベルとなるワンショットマルチバイブレ
ータC385の出力385Sのたち下がり時T1にギャ
ップデータ識別が完了したことを示すDフリップフロッ
プDデータ入力389Dがハイレベルであった場合、D
フリップフロップD出力389SはハイレベルとなりD
フリップフロップC432をリセットし、Dフリップフ
ロップC反転出力432Sはハイレベルになる。すると
これ以降ステップ信号23か挿入信号9aのいずれかが
入力されるまでインデクス信号10aは無効となりギャ
ップデータ識別回路38は動作を停止し、一定の周波数
の信号を出力する。一方これに対し、図示はしないが、
インデクス信号10aをもとにある一定時間ハイレベル
となるワンショットマルチバイブレータC385の出力
385Sのたち下がり時T1に、ギャップデータ識別が
完了したことを示すDフリップフロップDデータ入力3
89Dがローレベルであった場合には、Dフリップフロ
ップD出力389SはローレベルとなりDフリップフロ
ップC432Sはリセットされず、Dフリップフロップ
C反転出力432Sはローレベルのままとなる。したが
って引き続きインデクス信号10aは有効となり、回転
速度が安定するまでギャップデータ識別回路38は動作
し続ける。
【0034】次に、マスク回路45の動作を図2,図
3,図11について説明する。図11はマスク回路の動
作を示すタイミングチャートを示すもので、インデクス
信号10a、リードデータ信号15、Dフリップフロッ
プD出力389S、マスク回路を介して磁気ディスク装
置外に出力されるインデクス信号10A、及びリードデ
ータ信号15Aを示している。
【0035】マスク回路45は磁気ディスク4の回転速
度の変更中に、システム側が誤って磁気ディスク4に情
報を書き込むことを防止しようとするもので、回転速度
の変更中にシステム側がリードデータ信号15、インデ
クス信号10aを認識できないようにすることで、目的
のセクタを見つけないようにするものである。即ち、マ
スク回路45は前述したように、ギャップデータ識別が
完了したことを示すDフリップフロップD出力389S
がハイレベルA5となるまでは、インデクス信号10
a、リードデータ信号15をマスクしインデクス信号1
0Aとリードデータ信号15Aをシステム側に出力せ
ず、Dフリップフロップ出力389Sがハイレベルとな
った後にインデクス信号10A、リードデータ信号15
Aをシステム側に出力する。
【0036】次に、未フォーマット識別回路46の動作
を図2,図3,図12について説明する。図12は未フ
ォーマット識別回路のタイミングチャートを示すもの
で、3進カウンタ461のクロック入力であるワンショ
ットマルチバイブレータC385の出力385S、3進
カウンタ461のクリア入力であるDフリップフロップ
D389のデータ信号入力389D、3進カウンタ46
1の出力461S、DフリップフロップE462の出力
462S、DフリップフロップD389の出力389S
が示されている。未フォーマット識別回路46は磁気デ
ィスク4に情報が記録されていない場合に、ギャップデ
ータ識別回路38が磁気ディスク4の回転速度を制御で
きなくなるとを防止するものである。
【0037】ワンショットマルチバイブレータC出力3
85Sは3進カウンタ461のクロック端子に入力さ
れ、またギャップデータ識別が完了したことを示すDフ
リップフロップD389のデータ信号389Dの信号は
3進カウンタ461のクリア端子に入力される。未フォ
ーマットの磁気ディスクが挿入された場合、リードデー
タ信号からギャップデータが読み取れないため、このギ
ャップデータ識別が完了したことを示すDフリップフロ
ップD389のデータ信号389Dはローレベルのまま
なので3進カウンタ461にはリセットがかからない。
従ってワンショットマルチバイブレータC出力385S
の4つ目の立ち上がりエッジA6で3進カウンタ出力4
61Sはハイレベルとなる。この3進カウンタ出力46
1Sの立ち上がりエッジでDフリップフロップE462
はデータをラッチしDフリップフロップE出力462S
はハイレベルになる。この信号はマイチプレクサ48に
入力され、一定の基準発振信号を発振回路44から選択
し、SPM駆動回路33Aに供給する。これによりSP
M3は一定の回転速度で回転する。またDフリップフロ
ップE出力462SはDフリップフロップD389のセ
ット端子に接続されているためハイレベルになると同時
にDフリップフロップD出力389Sをハイレベルにし
てマスク回路45を無効にする。そしてこれによりリー
ドデータ信号15とインデクス信号10aをそれぞれリ
ードデータ信号15A、インデクス信号10Aとしてシ
ステム側に出力し、システムでの書き込みを可能とす
る。
【0038】また、正常に初期化された磁気ディスク4
が挿入された場合は、リードデータ信号15からギャッ
プデータが読み取れるため、このギャップデータ識別が
完了したことを示すDフリップフロップD389のデー
タ入力389DはT2で示すように3進カウンタ461
が動作中にローレベルからハイレベルに変化する。する
と3進カウンタ461とDフリップフロップE462に
はリセットがかかる。従って3進カウンタ出力461S
はハイレベルとならない。またDフリップフロップE出
力462Sもローレベルのままである。したがって、マ
ルチプレクサ48ではVCO回路42の出力信号が選択
されSPM駆動回路33Aに供給される。これによりS
PM3はリードデータ信号15による自動調節された回
転速度で回転する。またDフリップフロップE出力46
2SはDフリップフロップD389のセット端子に接続
されているが、ハイレベルにならないのでこの信号は無
効となる。従ってDフリップフロップD389はマスク
回路45の動作について説明したものと同様の動作を行
う。
【0039】以上の動作により未フォーマット磁気ディ
スクが挿入された場合には、磁気ディスクの情報に無関
係にSPM3の回転速度を一定にし、フォーマット動作
を可能とする。
【0040】次に、回転数強制設定スイッチ47の動作
を図2,図13について説明する。図13は回転数強制
設定スイッチの仕様表を示す。種々の磁気ディスクを一
定の情報転送速度で初期化する場合には、何等情報が記
録されていなくとも磁気ディスクを種々の回転速度で回
転させる必要がある。回転速度強制設定スイッチ47は
このような場合に磁気ディスク、すなわちSPM3の回
転速度を強制的に任意の回転速度に設定するものであ
る。この回転速度強制設定スイッチ47により、未フォ
ーマット識別回路46が未だ初期化されていない磁気デ
ィスクに対してすべて一律に同じ回転速度を設定してし
まうという不具合を防止することができる。
【0041】図13に示す仕様書において、Lは出力が
ローレベルの場合、Hは出力がハイレベルの場合、×印
は出力を問わない場合を示している。図13からも明ら
かなように、回転速度強制設定スイッチ47は内部に3
つのスイッチ(図示しない)を備えており、そのうちの
少なくとも1つがハイレベルのときは、未フォーマット
識別回路46の出力が無視され、回転速度強制設定スイ
ッチ47による回転速度の強制設定が行われる。この仕
様書においては回転速度強制設定スイッチAがハイレベ
ルのときは、発振回路44からは600KHZの周波数
が出力され、回転速度強制設定スイッチB及びCがハイ
レベルのときは360KHZの周波数が出力され、回転
速度強制設定スイッチBのみがハイレベルのときは30
0KHZの周波数が出力され、回転速度強制設定スイッ
チCのみがハイレベルのときは150KHZの周波数が
出力される。そして、回転速度強制設定スイッチA,
B,Cがいずれもローレベルのときは、未フォーマット
識別回路46がハイレベルのとき300KHZの周波数
が出力されて未フォーマット識別回路46による回転速
度の設定が行われ、未フォーマット識別回路46がロー
レベルのときは、前述した同期パルス発生回路36〜V
CO回路42による回転速度の設定が行われる。
【0042】以上の説明より明らかなように、この実施
例によれば、SPM駆動回路33Aは請求項における駆
動手段を構成し、同期パルス発生回路36、第1F/V
コンバータ37、加算器40、サンプルホールド回路4
1、VCO回路42、マルチプレクサ48は請求項にお
ける精制御手段を構成し、ギャップデータ識別回路3
8、第2F/Vコンバータ39、加算器40、サンプル
ホールド回路41、VCO回路42、マルチプレクサ4
8は請求項における粗制御手段を構成し、スタート/ス
トップ回路43、ワンショットマルチバイブレータ38
5は請求項2における再調整手段を構成し、マスク回路
46は請求項3におけるマスク手段を構成している。
【0043】尚、実施例によれば、未フォーマット識別
回路46、回転速度強制設定スイッチ47により、初期
化されていない磁気ディスクに対しても適当な回転速度
を設定でき、磁気ディスク装置の安定化を高めることが
できる。又、記録情報の読み出しとともに、書き込みが
行われる場合には、サンプルホールド回路41によって
最後の読み出し速度が保持されるので、磁気ディスク4
への安定した書き込みも行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の請求項
1に係る磁気ディスク装置は、記録媒体から読み出され
た記録情報に基づいて前記記録媒体の回転速度が所定の
速度範囲内に入っているか否かを判断し、前記速度範囲
内に入っていないときは前記速度範囲内に入るような駆
動信号を駆動手段に出力する粗制御手段と、前記記録媒
体から読み出された記録情報に基づいて前記記録媒体の
回転速度が前記速度範囲内にあることが判断された場合
には、前記記録媒体の回転速度が所定の速度になるよう
駆動信号を駆動手段に出力する精制御手段とを備えたた
め、記録媒体の回転速度の制御を効率的に行うことがで
き、しかも従来のように記録密度切換信号やSPM回転
数設定信号等、システム側からのコントロール信号の削
減が図れるとともに、記録媒体から記録情報の読み出し
のための回路構成の簡略化が図れ、システム全体の低コ
スト化が図れるという効果を奏する。
【0045】又、この発明の請求項2に係る磁気ディス
ク装置は、記録媒体から読み出された記録情報に基づい
て前記記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入って
いるか否かを判断し、前記速度範囲内に入っていないと
きは前記速度範囲内に入るような駆動信号を駆動手段に
出力する粗制御手段と、前記記録媒体から読み出された
記録情報に基づいて前記記録媒体の回転速度が前記速度
範囲内にあることが判断された場合には、前記記録媒体
の回転速度が所定の速度になるよう駆動信号を前記駆動
手段に出力する精制御手段と、前記記録媒体が前記磁気
ディスク装置に挿入されたとき、又は前記磁気ヘッドが
前記記録媒体上をステップしたとき、前記粗制御手段を
リセットして前記記録媒体の回転数を再調整するための
再調整手段とを備えたため、請求項1の効果に加え、前
述した効果に加え粗制御手段による回転速度の制御を安
定したものとすることができるという効果を奏する。
【0046】この発明の請求項3に係る磁気ディスク装
置は、記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前
記記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入っている
か否かを判断し、前記速度範囲内に入っていないときは
前記速度範囲内に入るような駆動信号を駆動手段に出力
する粗制御手段と、前記記録媒体から読み出された記録
情報に基づいて前記記録媒体の回転速度が前記速度範囲
内にあることが判断された場合には、前記記録媒体の回
転速度が所定の速度になるよう駆動信号を前記駆動手段
に出力する精制御手段と、前記記録媒体の記録情報が一
定の速度で読み出されるようになるまで、前記記録媒体
から読み出された記録情報をマスクして前記磁気ディス
ク装置の外部に出力しないようにするマスク手段とを備
えたため、請求項1の効果に加え、記録媒体の回転速度
が安定するまでの間にシステムが誤動作するのを防止で
き信頼性を高めることができるという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】図1の一部を詳細に示すブロック図である。
【図3】図2の一部を詳細に示すブロック図である。
【図4】磁気ディスクのデータ構造を示す図である。
【図5】Gap0のデータ構造を示す図である。
【図6】図2に示した主要回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図7】回転速度が適切なときのギャップデータ識別回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】回転速度が速いときのギャップデータ識別回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】回転速度が遅いときのギャップデータ識別回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】スタート/ストップ回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図11】マスク回路の動作を示すタイミングチャート
である。
【図12】未フォーマット識別回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図13】回転速度強制設定スイッチの仕様表を示す図
である。
【図14】従来の磁気ディスク装置を示す図である。
【図15】図14の一部を簡略化して示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
4 磁気ディスク 6 磁気ヘッド 33A SPM駆動回路 36 同期パルス発生回路 37 第1F/Vコンバータ 38 ギャップデータ識別回路 39 第2F/Vコンバータ 40 加算器 41 サンプルホールド回路 42 VCO回路 43 スタート/ストップ回路 44 発振回路 45 マスク回路 46 未フォーマット識別回路 48 マルチプレクサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の記録密度で情報が記録されている
    記録媒体を回転させる駆動手段及び前記記録媒体から記
    録情報を読み出す磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置
    において、 前記記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前記
    記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入っているか
    否かを判断し、前記速度範囲内に入っていないときは前
    記速度範囲内に入るような駆動信号を前記駆動手段に出
    力する粗制御手段と、 前記記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前記
    記録媒体の回転速度が前記速度範囲内に入っていると判
    断された場合には、前記記録媒体の回転速度が所定の速
    度になるよう駆動信号を前記駆動手段に出力する精制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 挿入される記録媒体であって、種々の記
    録密度で情報が記録されている記録媒体を回転させる駆
    動手段、及び前記記録媒体から記録情報を読み出す磁気
    ヘッドを備えた磁気ディスク装置において、 前記記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前記
    記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入っているか
    否かを判断し、前記速度範囲内に入っていないときは前
    記速度範囲内に入るような駆動信号を前記駆動手段に出
    力する粗制御手段と、 前記記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前記
    記録媒体の回転速度が前記速度範囲内に入っていると判
    断された場合には、前記記録媒体の回転速度が所定の速
    度になるよう駆動信号を前記駆動手段に出力する精制御
    手段と、 前記記録媒体が前記磁気ディスク装置に挿入されたと
    き、又は前記磁気ヘッドが前記記録媒体上をステップし
    たとき、前記粗制御手段をリセットして前記記録媒体の
    回転速度を再調整するための再調整手段と、 を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 種々の記録密度で情報が記録されている
    記録媒体を回転させる駆動手段及び前記記録媒体から記
    録情報を読み出す磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置
    において、 前記記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前記
    記録媒体の回転速度が所定の速度範囲内に入っているか
    否かを判断し、前記速度範囲内に入っていないときは前
    記速度範囲内に入るような駆動信号を前記駆動手段に出
    力する粗制御手段と、 前記記録媒体から読み出された記録情報に基づいて前記
    記録媒体の回転速度が前記速度範囲内に入っていると判
    断された場合には、前記記録媒体の回転速度が所定の速
    度になるよう駆動信号を前記駆動手段に出力する精制御
    手段と、 前記記録媒体の記録情報が所定の速度で読み出されるよ
    うになるまで、前記記録媒体から読み出された記録情報
    をマスクして前記磁気ディスク装置の外部に出力しない
    ようにするマスク手段と、 を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7934877B2 (en) 2007-02-23 2011-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Diaphragm blade, method of manufacturing the same, and light quantity controller having the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7934877B2 (en) 2007-02-23 2011-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Diaphragm blade, method of manufacturing the same, and light quantity controller having the same

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