JPH066841Y2 - コネクター付穿刺針 - Google Patents

コネクター付穿刺針

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JPH066841Y2
JPH066841Y2 JP1989006100U JP610089U JPH066841Y2 JP H066841 Y2 JPH066841 Y2 JP H066841Y2 JP 1989006100 U JP1989006100 U JP 1989006100U JP 610089 U JP610089 U JP 610089U JP H066841 Y2 JPH066841 Y2 JP H066841Y2
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JP
Japan
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connector
needle
outer needle
portal vein
catheter
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JP1989006100U
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JPH0296151U (ja
Inventor
賢一 高安
一美 後藤
健治 大平
博 国枝
Original Assignee
株式会社クリニカルサプライ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、医学分野で経皮経肝門脈造影法(以下「PT
P」)などを行う際に使用するコネクター付穿刺針に関
する。
(従来の技術) 従来のコネクター付穿刺針は外針の後端部にコネクター
が固着されている。
かかるコネクターを使用した従来のPTP検査法にあっ
ては、「千葉大学57、309〜323、1981」に
掲載された「経皮経肝的門脈カテーテル法とそれによる
門脈圧亢進症の病態の研究」によれば、次の手順で検査
を行っている。
、超音波検査下で門脈の位置を確認し、穿刺針を肝内
門脈に穿刺する。
、穿刺針(外針)の先端を門脈に残し、内針を抜去す
る。
、外針を血液が容易に吸引できるところまで徐々に引
き抜き、造影剤を注入して肝内門脈であることを確認す
る。
、外針の中を通して針金(以下「ロングスタイレッ
ト」)を挿入し、穿刺門脈枝を確保する。
、ロングスタイレットを門脈内に残し、外針を抜去す
る。
、ロングスタイレットの外側を通して、PTP一式
(30cm針管+カテーテル+シース)を門脈枝に穿刺す
る。
、ロングスタイレットと30cm針管を抜去し、カテー
テル先端が門脈内にあることを確認する。
、カテーテルの中を通してガイドワイヤーを門脈に挿
入する。
、ガイドワイヤーが門脈本幹にあることを確認後、カ
テーテル及びシースを門脈本幹に確実に進める。
、カテーテルを目的とする血管に進め、圧測定及び造
影を行う。
(考案が解決しようとする課題) 従来のPTP検査法では、外針を抜去するのでロングス
タイレットのみが肝内門脈に残り、ロングスタイレット
の外側を通してPTP一式を挿入する。
しかし、ロングスタイレットの先端は固定されておら
ず、ロングスタイレットが門脈内で湾曲しているため門
脈の対側壁を穿刺することがある。また、PTPの挿入
が困難で、患者に苦痛を与える原因となる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、以上の技術的課題を解決するため、外針の後
端に注射筒が装着自在なコネクターを着脱自在に設ける
と共に外針に挿入される内針を装着した連結具をコネク
ターに着脱自在に設け、外針にはイントロデューサーを
嵌装できる如く構成してイントロデューサーのシースに
カテーテルを挿入自在としたものでコネクター付穿刺針
を構成した。
本考案は、以上の構成としたので、外針を抜去する代わ
りに、コネクターのみを取り去り、外針を残したままで
外側を通して、イントロデューサーを門脈枝に穿刺する
ことができる。
ロングスタイレットと異なり外針先端は門脈内で安定
で、門脈内で湾曲することもないので、門脈の対側壁を
穿刺することがなく、イントロデューサーの肝内門脈へ
の挿入が容易になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面について説明する。
先ず、PTPに用いられる用具を説明する。
第1図は、穿刺針(A)を示すものであって、ステンレ
ス製の中空管で形成される外針(1)に内針(2)を挿
通してなるものである。外針(1)の先端からは内針
(2)の先端刃先(2′)が僅かに突き出ている。ま
た、外針(1)の先端面は後述する肝内門脈への穿刺が
円滑に行われるように滑らかな傾斜面(1′)に形成さ
れている(第1図(ロ)参照)。
外針(1)の後端にはコネクター(10)が装着されて
おり、このコネクター(10)に接続される連結具(2
0)が内針(2)の後端に装着されている。
第2図に示すように、コネクター(10)は、コネクタ
ー本体(11)にパッキン(12)を介してキャップ
(13)を螺嵌してなるものである。
第3図に示すようにコネクター本体(11)の先端はテ
ーパ部(14)になっており、このテーパ部(14)に
は十字型の割溝(15)が穿設され、その中心(1
5′)に外針(1)の基端を挿入できるようになってい
る。また、キャップ(13)の内側には、本体テーパ部
(14)に相対する傾斜面(16)が形成されている。
従って、外針(1)の基端を割溝中心(15′)に挿入
したままネジ部(17)(18)でコネクター本体(1
1)とキャップ(13)を螺合せしめ、コネクター本体
(11)を強くねじ込むと、本体テーパ部(14)が押
圧されて割溝(15)が狭まり、外針(1)が割溝中心
(15′)にしっかりと保持されるのである。そして、
逆にコネクター本体(11)を緩める方向に回転せしめ
ると、割溝(15)の間隔が広がり、外針(1)が割溝
中心(15′)から開放されるのである。
そして、コネクター本体(11)の内部には洞貫孔(1
1a)が設けられている。従って、キャップ(13)を
ねじ込んで外針(1)をコネクター(10)に保持した
状態で、コネクター(10)後方から洞貫孔(19)を
介して内針(2)を外針(1)内に挿通できるようにな
っている。なお、(11′)は洞貫孔(11a)に挿入
された内針(2)先端をガイドするための傾斜面であ
る。
そして、コネクター本体(11)の後端には、次に説明
する連結具(20)と係合するための突起(19)が形
成されている。
連結具(20)は、内針(2)後端に接着剤(21)で
固着された連結具本体(22)と、連結具本体(22)
に回転自在に掛着された回転体(24)とからなるもの
である。
第4図のように、回転体(24)の内面には螺旋状の凸
条(25)が設けられており、連結具(20)とコネク
ター(10)を押し当てながら螺旋の進む方向に回転体
(24)を回動せしめると、コネクター本体後端の突起
(19)が回転体内面の凸条(25)に係合して引き寄
せられ、連結具(20)とコネクター(10)がしっか
りと接続される。また、逆に連結具(20)とコネクタ
ー(10)が接続された状態から、回転体(24)を螺
旋の後退する方向に回動せしめると、突起(19)が凸
条(25)に押し出され、コネクター(10)は連結具
(20)から外れることになる。
次に、第5図に示すものは、二段式ガイドワイヤ(3)
であって、直線ワイヤ部(30)と先端の屈曲ワイヤ部
(31)からなるものである。屈曲ワイヤ部(31)は
スプリングによって弾力的に形成されている。また、こ
の二段式ガイドワイヤ(3)にはステンレスパイプ(3
2)が被嵌しており、このステンレスパイプ(32)を
ワイヤ先端までスライドさせて、屈曲ワイヤ部(31)
を直線状に矯正することが可能である。
第6図に示すものは、イントロデューサー(4)であっ
て、シース(40)にダイレーター(50)を挿通して
なるものである。
シース(40)の後端には逆止弁(41)が装着されて
いる。逆止弁(41)の側方にはチューブ(42)が接
続されており、このチューブ(42)の先端には三方活
栓(43)が配設されている。(44)は三方活栓(4
3)の流路を切り換えるレバーであって、このレバー
(44)の向いた方の流路が閉じられるようになってい
る。
ダイレーター(50)は中空のパイプ状のもので構成さ
れており、その後端にはダイレーター本体(51)が取
り付けられていて、このダイレーター本体(51)を介
してダイレーター(50)内にワイヤ等を挿通できるよ
うになっている。
第7図に示すものは、カテーテル(6)であって、その
後端にはカテーテル本体(60)が取り付けられてい
る。
また、第8図に示すものは、可動式ガイドワイヤ(7)
であって、スプリングからなる筒体(70)と筒体(7
0)内を挿通するワイヤ(71)で構成されており、ワ
イヤ(71)を出し入れすることによって、ガイドワイ
ヤ先端(70′)を屈伸できるようになっている。第8
図(イ)、(ロ)は、それぞれガイドワイヤ先端(70′)が
曲がった状態と伸びた状態を示している。
次に、以上のような用具を使用したPTP検査法につい
て第9図を基に説明する。
、先ず、超音波検査下で門脈の位置を確認しながら、
穿刺針(A)を肝内門脈(a)に穿刺する(イ図参
照)。
、回転体(24)を緩めてコネクター(10)と連結
具(20)の接続を解き、外針(1)から内針(2)を
抜去する(ロ図参照)。
外針(1)を血液を容易に吸引できるところまで引き抜
き、注射筒(8)をコネクター本体(11)に取り付け
て血液を吸引し、門脈血であることを確認する(ハ図参
照)。
、注射筒を交換して造影剤の入った注射筒をコネクタ
ー本体(11)に取り付け、X線透視下で外針(1)か
ら造影剤を注入し、門脈枝であることを確認する。
、二段式ガイドワイヤ(3)の先端屈曲部(31)に
ステンレスパイプ(32)をかぶせて直線状にし、ガイ
ドワイヤ(3)を外針(1)に挿通せしめる(ニ図参
照)。
、外針(1)に挿通せしめたガイドワイヤ(3)先端
を門脈(a)内に挿入せしめる(ホ図参照)。
、コネクター本体(11)を回転してキャップ(1
3)を緩め、コネクター(10)を外針(1)から取り
外す(ヘ図参照)。
、イントロデューサー(4)を外針(1)の外側にか
ぶせて、門脈(a)内に挿入する(ト図参照)。
外針(1)は、ステンレス製の中空管などの容易に湾曲
しにくいもので形成されているので、イントロデューサ
ー(4)の挿入はスムーズに行われる。
、二段式ガイドワイヤ(3)、外針(1)、ダイレー
ター(50)を引き抜き、シース(40)のみを体内に
残す(チ図参照)。
、シース(40)に可動式ガイドワイヤ(7)を挿通
し、カテーテル(6)をガイドワイヤ(7)に通してシ
ース(40)内に挿入する(リ図参照)。
、カテーテル(6)を操作または交換する場合、或
は、圧測定を行う場合は全てシース(40)内を挿通さ
せて行う。
カテーテル(6)の先端を所望の部位まで進めるとき
は、ガイドワイヤ(7)を先行させ、その後カテーテル
(6)を押し進める(ヌ図参照)。
、造影剤注入装置とカテーテル(6)とを接続し、造
影写真を撮影する。或は、ゼラチンスポンジのようなも
のを使用して、門脈(a)の一部の塞栓を行う(ル図参
照)。
かくして、外針(1)からコネクター(10)のみを取
り去り、外針(1)を残したままで、イントロデューサ
ー(4)を門脈枝に挿入することができる。
そして、外針(1)は門脈(a)内で安定し、門脈内で
容易に湾曲することもないので、門脈(a)の対側壁を
穿刺することがなく、また、イントロデューサー(4)
の肝内門脈枝への挿入がやり易い。
(考案の効果) 以上、本考案によれば、イントロデューサーを挿入する
際に門脈の対側壁を穿刺することがなく、患者に著しい
苦痛を与えることがなくなる。
また、外針を利用してイントロデューサーの肝内枝への
挿入がやり易いので、検査の迅速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)(ロ)は穿刺針の側面図と一部断面図、 第2図はコネクターの分解状態の側面図、 第3図はコネクター本体の斜視図、 第4図は分解状態でのコネクターの断面図、 第5図は二段式ガイドワイヤの側面図、 第6図はイントロデューサーの側面図、 第7図はカテーテルの側面図、 第8図(イ)(ロ)は可動式ガイドワイヤの側面図、 第9図(イ)〜(ル)は本考案にかかる穿刺針を使用したPT
P検査法手順の説明図である。 A……穿刺針 a……肝内門脈 1……外針 2……内針 3……二段式ガイドワイヤ 4……イントロデューサー 6……カテーテル 7……可動式ガイドワイヤ 10……コネクター 11……コネクター本体 13……キャップ 20……連結具 22……連結具本体 24……回転体 40……シース 50……ダイレーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外針の後端に注射筒が装着自在なコネクタ
    ーを着脱自在に設けると共に外針に挿入される内針を装
    着した連結具をコネクターに着脱自在に設け、外針には
    イントロデューサーを嵌装できる如く構成してイントロ
    デューサーのシースにカテーテルが挿入自在なコネクタ
    ー付穿刺針。
JP1989006100U 1989-01-23 1989-01-23 コネクター付穿刺針 Expired - Lifetime JPH066841Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989006100U JPH066841Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 コネクター付穿刺針

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JP1989006100U JPH066841Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 コネクター付穿刺針

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Publication Number Publication Date
JPH0296151U JPH0296151U (ja) 1990-07-31
JPH066841Y2 true JPH066841Y2 (ja) 1994-02-23

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ID=31210043

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JP1989006100U Expired - Lifetime JPH066841Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 コネクター付穿刺針

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5299571A (en) * 1993-01-22 1994-04-05 Eli Lilly And Company Apparatus and method for implantation of sensors
JP5105939B2 (ja) * 2007-04-06 2012-12-26 株式会社八光 医療用挿入ガイド器具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623958A (en) * 1979-08-06 1981-03-06 Abbott Lab Rotatable connecting apparatus for intravenous dosing device

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JPH0296151U (ja) 1990-07-31

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