JPH0667954U - プーリー - Google Patents

プーリー

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Publication number
JPH0667954U
JPH0667954U JP762093U JP762093U JPH0667954U JP H0667954 U JPH0667954 U JP H0667954U JP 762093 U JP762093 U JP 762093U JP 762093 U JP762093 U JP 762093U JP H0667954 U JPH0667954 U JP H0667954U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
screwing
hole
web portion
removing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP762093U
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English (en)
Inventor
正信 山崎
充佳 松野
浩 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP762093U priority Critical patent/JPH0667954U/ja
Publication of JPH0667954U publication Critical patent/JPH0667954U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プーリー取外し部材用の螺合孔の強度を大幅
に向上できるようにした鉄板製のプーリーを提供するこ
とにある。 【構成】 この考案のプーリーEは、ウェブ部20にプ
ーリー取外し部材を螺合できる螺合手段40を設けてお
り、この螺合手段40は、ウェブ部20に穿設したプー
リー取外し部材用の挿入孔20aの一面側に、プーリー
取外し部材を螺合できる螺合孔41aを有する螺合部材
41を設けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、板状の鉄材を塑性加工により、少なくともウェブ部及びリム部を 形成したプーリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エンジン部からクランクシャフトを介してエアコン用コンプレッサやパ ワーステアリングなどへ回転動力を伝達するために使用されるプーリーとしては 、従来から鋳物製のものが広く使用されている。この鋳物製プーリーのハブには 、プーリー取外し部材を螺合できる螺合孔が形成されており、プーリーの交換、 修理などの場合は、螺合孔に螺合したプーリー取外し部材を引張ることによって 、プーリーをクランクシャフトから取外している。ところで、上記鋳物製プーリ ーは、重量がかさむばかりか、重量バランスが劣るために、回転ムラが生じやす いという問題があった。
【0003】 そこで最近では、上述した鋳物製プーリーの欠点を改良したものとして、薄肉 の鉄板を塑性加工した鉄板製プーリーが使用されつつある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記鉄板製プーリーにあっては、ハブにプーリー取外し部材を螺合す るための螺合孔を直接設けると、ハブの肉厚が鋳物製プーリーの場合より薄いた め、螺合孔はプーリーの取外し強度に十分に耐えることはできなかった。このた め、鉄板製プーリーの場合は、従来の鋳物製プーリーと同様の簡単な方法でプー リーを取外すことはできなかった。
【0005】 この考案は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、その目 的とするところは、プーリー取外し部材用の螺合孔の強度を大幅に向上できるよ うにした鉄板製のプーリーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案の請求項1のプーリーでは、板状の鉄材を 塑性加工することにより、少なくともウェブ部及びリム部を形成したプーリーで あって、前記ウェブ部にプーリー取外し部材を螺合できる螺合手段を設けたこと を特徴としている。
【0007】 また、請求項2のプーリーでは、螺合手段は、ウェブ部に穿設したプーリー取 外し部材用の挿入孔の一面側に、プーリー取外し部材を螺合できる螺合孔を有す る螺合部材を設けたことを特徴としている。
【0008】 さらに、請求項3のプーリーでは、螺合手段は、ウェブ部に形成したバーリン グ部に、プーリー取外し部材を螺合できる螺合孔を設けたことを特徴としている 。
【0009】
【作用】
この考案の請求項1及び2のプーリーによれば、螺合手段を設けたことにより 、螺合孔の強度を大幅に向上させることができる。これによって、鉄板製プーリ ーであるにかかわらず、その取外し作業を従来の鋳物製プーリーの場合と同様の 簡単な方法で行うことができる。
【0010】 特に、請求項3のように、螺合手段としてウェブ部にバーリング部を設けると 、プーリーの断面係数を増加させることができ、重量アップを伴うことなく強度 を向上させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案を図面に示す実施例に基いて説明する。
【0012】 図1及び図2はこの考案の第1実施例に係り、図1はプーリーの断面説明図、 図2は図1のII−II矢視断面説明図である。
【0013】 図において、Eはプーリーで、板状の鉄材を塑性加工することによりボス部1 0、ウェブ部20及びリム部30を形成している。
【0014】 そしてこの考案の第1実施例は、特に、ウェブ部20にプーリー取外し部材を 螺合できる螺合手段40を設けており、この螺合手段40は、ウェブ部20に穿 設したプーリー取外し部材用の挿入孔20aの一面側に、プーリー取外し部材を 螺合できる螺合孔41aを有する螺合部材41を設けたことを特徴としている。
【0015】 さらに、この考案の第1実施例の構造を詳細に説明する。
【0016】 ボス部10は、例えば車両用エンジンのクランクシャフト先端に取付けられて おり、キー溝10aが形成されている。リム部30は略円筒状で、ボス部10の 径方向外側にウェブ部20を介して同心上に配置されており、リム部30の外周 面には、ベルトを巻回するためのV溝、例えばポリV溝30aが形成されている 。
【0017】 ウェブ部20には、同一円周上に少なくとも2個所、例えば180゜の間隔を おいて、螺合孔41aの直径より大きい挿入孔20aが2個所穿設されている。 この挿入孔20aの一面側に、挿入孔20aと同心の螺合孔41aを有する螺合 部材41が溶接されている。
【0018】 ここで、ボス部10、ウェブ部20及びリム部30の製造過程を図3(a)〜 (d)によって説明する。
【0019】 図3において、(a)図に示すように加工した円板素材を、まず(b)図に示 すように、そのウェブ部20の外周端部をすり割り加工により拡開して境界突起 部30dを有する一対のリム部30b,30cを形成する。
【0020】 ついで、(c)図に示すように、境界突起部30dを上方からウェブ部20の 軸方向に押圧することにより、凹状突隙30eを形成する。
【0021】 しかる後、(d)図に示すように、リム部30b,30cの外周面に、多条山 形形状の成形ローラ(図示せず)を用いてポリV溝30aを転造形成する。
【0022】 そして、最後にボス部10にキー溝10a及び面取り10bを加工することに よりボス部10、ウェブ部20及びリム部30の製造過程が完了する。
【0023】 つぎに、この考案の第1実施例の作用を説明する。
【0024】 プーリーEの交換、修理などで、プーリーEをクランクシャフトから取外す場 合には、プーリー取外し部材を挿入孔20aから挿入し、螺合手段41の螺合孔 41aに螺合せしめる。そして、プーリー取外し部材を反クランクシャフト方向 に引張ることによってプーリーEを取外すことができる。
【0025】 この際、螺合孔41aはウェブ部20に溶接された螺合手段41に設けられて いるので、その強度をプーリーEの取外し強度に十分耐え得るまで大幅に向上さ せることができる。これによって、鉄板製のプーリーEであるにかかわらず、そ の取外し作業を、従来の鋳物製プーリーと同様の簡単な方法で行うことができる 。
【0026】 図4はこの考案の第2実施例に係るプーリーの断面説明図である。
【0027】 この第2実施例では、螺合手段40としてウェブ部20にバーリング部42が 形成されており、このバーリング部42にプーリー取外し部材を螺合できる螺合 孔42aを設けている。
【0028】 この第2実施例によれば、バーリング部42によりプーリーEの断面係数を増 加させることができ、重量アップを伴うことなく強度を向上させることができる 。
【0029】 その他の構成及び作用は、第1実施例に示すものと同様であり、その説明は省 略する。
【0030】 図5は、この考案の第3実施例に係るプーリーの断面説明図である。
【0031】 この第3実施例は、第1実施例に係るプーリーEをダンパープーリーに適用し た場合を示したものであり、ウェブ部20の挿入孔20aの他面側に、円筒状の ダンパーマス50がゴム状弾性体60を介して加硫接着されている。そして、ダ ンパーマス50及びゴム状弾性体60には、挿入孔20aと同心の円径の貫通孔 50a,60aがそれぞれ形成されている。また、ボス部10はパイプ材で形成 されており、このボス部10の外周面にウェブ部20が溶接されている。
【0032】 この第3実施例によれば、ダンパーマス50を加硫接着する際、貫通孔50a を位置決用孔として用いることができ、プーリーEに対するダンパーマス50の 位置決めを極めて容易に行うことができる。これによって、ダンパー機能を向上 させることができると共に、製造コストを廉価にすることができる。
【0033】 その他の構成及び作用は、第1実施例に示すものと同様であり、その説明は省 略する。
【0034】 図6は、この考案の第4実施例に係るプーリーの断面説明図である。
【0035】 この第4実施例は、第2実施例に係るプーリーEをダンパープーリーに適用し た場合を示したもので、ボス部10、ダンパーマス50及びゴム状弾性体60の 構成は第3実施例に示すものと同様である。
【0036】 その他の構成及び作用は、上述した第2及び第3実施例に示すものと同様であ り、その説明は省略する。
【0037】 なお、上述した各実施例では、螺合手段40として螺合部材41又はバーリン グ部42を2箇所に設けたが、3箇所以上設けるようにしてもよい。
【0038】
【考案の効果】
上述した通り、この考案のプーリーによれば、螺合手段を設けたことにより、 螺合孔の強度を大幅に向上させることができる。これによって、鉄板製プーリー であるにかかわらず、その取外し作業を従来の鋳物製プーリーの場合と同様の簡 単な方法で行うことができる。特に、請求項3のように、螺合手段としてウェブ 部にバーリング部を設けると、プーリーの断面係数を増加させることができ、重 量アップを伴うことなく強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係るプーリーの断面説
明図である。
【図2】図1のII−II矢視断面説明図である。
【図3】ボス部、ウェブ部及びリム部の製造過程を示す
断面説明図である。
【図4】この考案の第2実施例に係るプーリーの断面説
明図である。
【図5】この考案の第3実施例に係るプーリーの断面説
明図である。
【図6】この考案の第4実施例に係るプーリーの断面説
明図である。
【符号の説明】
E プーリー 10 ボス部 20 ウェブ部 20a プーリー取外し部材用の挿入孔 30 リム部 40 螺合手段 41 螺合部材 41a 螺合孔 42 バーリング部 42a 螺合孔 50 ダンパーマス 50a 貫通孔 60 ゴム状弾性体 60a 貫通孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の鉄材を塑性加工することにより、
    少なくともウェブ部及びリム部を形成したプーリーであ
    って、前記ウェブ部にプーリー取外し部材を螺合できる
    螺合手段を設けたことを特徴とするプーリー。
  2. 【請求項2】 螺合手段は、ウェブ部に穿設したプーリ
    ー取外し部材用の挿入孔の一面側に、プーリー取外し部
    材を螺合できる螺合孔を有する螺合部材を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のプーリー。
  3. 【請求項3】 螺合手段は、ウェブ部に形成したバーリ
    ング部に、プーリー取外し部材を螺合できる螺合孔を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のプーリー。
JP762093U 1993-02-26 1993-02-26 プーリー Pending JPH0667954U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190475A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nok Corp 回転変動吸収ダンパ

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