JPH0667403A - ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法 - Google Patents

ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法

Info

Publication number
JPH0667403A
JPH0667403A JP7078692A JP7078692A JPH0667403A JP H0667403 A JPH0667403 A JP H0667403A JP 7078692 A JP7078692 A JP 7078692A JP 7078692 A JP7078692 A JP 7078692A JP H0667403 A JPH0667403 A JP H0667403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
region
mask
patterns
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7078692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3148770B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Komatsu
一彦 小松
Emi Tamechika
恵美 為近
Toshibumi Watanabe
俊文 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7078692A priority Critical patent/JP3148770B2/ja
Publication of JPH0667403A publication Critical patent/JPH0667403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3148770B2 publication Critical patent/JP3148770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】多重転写法におけるマスクパターンの容易な自
動生成を可能とし、さらに複数マスク間における位置合
わせずれの影響を減少させるマスクパターンを提供す
る。 【構成】位相シフトパタン1500を含むマスクM1を
用いた露光と、それによる不要なパタンを消去する露光
を含む複数回露光のパタン形成において、露光領域を位
相シフタが必要な微細パタン1100を有する領域とそ
うでない領域3に分割し103、1枚のマスクはシフタ
を設け、領域1では、微細パタンに対応したエッジを持
つマスクシフタパタンと他のパタン1600に対応した
パタンを持ち、領域3は遮蔽するマスクパタンとし、シ
フタなしの別の1枚のマスクは、領域3に存在するパタ
ン2600を形成する通常のパタンと、シフタ形成領域
のパタンで不要なパタンを除去するためのパタンをもた
せるように自動生成する。さらに、1枚のマスクではマ
スクパタンを一つの軸方向に太らせ、他のマスクでは直
交する方向にマスクパタンを太らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI等の微細パタン
を投影レンズを用いてウエハ(基板)上に形成するとき
のマスクパタン作成方法、マスクならびにパタン形成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりLSI等の微細パタンを形成す
るための投影露光技術では、高い解像度が要求されてい
る。そのため投影露光装置の投影レンズでは、光の波長
から決まる理論限界に近い解像度を有するに至ってい
る。さらに近年においては、より微細なパタンを転写す
るための方法として位相シフト法の検討が進んでいる。
位相シフト法では、投影レンズの物面に置かれるマスク
上の光透過部の一部に、透過光におおよそπの位相差が
生じるような透明膜を付加することで、解像度を高める
ことが可能となる。この位相シフト法はいくつかの手法
に分類することができるが、孤立した微細な線パタンを
形成する方法として、位相シフト膜の端部で生じるおお
よそπの位相差を利用したパタン形成法がある。この方
法を図17を用いて説明する。図17(a)は、位相シ
フトマスクの断面の一部を示しており、60はマスクを照
明する光、61はマスク基板、1500は位相シフト膜で、図
中には位相シフト膜1500の存在する部分と存在しない部
分との境界辺(シフタエッヂ)が存在している。このマ
スクを通過した光の複素振幅分布は図17(b)のよう
になり、対応する光強度分布は図17(c)のようにな
る。ここで、図17(a)、(b)、(c)は横軸が対
応しているものとする。これらの図は、エッヂ部で位相
がπ変化するため、対応する部分の光強度が0になるこ
とを示している。このように位相シフト膜の端辺は非常
に細い遮光部を形成し、例えば高圧水銀灯のg線(波長
が436nm)を用いる場合、焦点深度まで考慮する
と、通常のクロム等でできた遮光体パタンを転写すると
0.5μm幅程度が限界だが、このシフタエッヂを用い
ると0.2μm幅のパタンまで形成できる。この線幅を
限界解像線幅と呼ぶこととする。このようにシフタエッ
ヂの利用は、微細なパタン形成への適用が期待されてい
る。
【0003】このシフタエッヂの利用にあたり、2つの
点を補足説明しておく。1つはパタン密度の限界につい
てである。シフタエッヂを用いると微細幅の遮光部が形
成できるが、そのためには遮光部の両側に位相差のある
光が透過していることが必要である。このことは、2本
の微細幅の遮光部を近づけて形成するには、その間隔に
限界があることを示している。図17(d)は、0.2
μm幅の遮光部を間隔pで連続して形成する場合を示し
たものだが、遮光部の間隔pは1μm近くが必要とな
る。
【0004】他の1点は、遮光部の線幅の制御について
である。最も微細な線幅を得るには位相差πのシフタエ
ッヂを用いれば良く、そのとき線幅0.2μmが可能と
なる。しかし実際のLSIパタンの形成では、通常の遮
光体を転写して得られる最小線幅、例えば0.5μmよ
りも細く、先のシフタエッヂで得られる寸法、0.2μ
mよりも太い線の形成が要求される場合がある。図18
(a)、(b)にこれらの間の線幅の形成方法を示す。
(a)は、位相シフトマスクの断面を示している。シフ
タエッヂ部にクロム等でできた遮光体を挿入し、その遮
光体の線幅を調整することで、限界解像線幅以上のパタ
ン幅を実現できる。(b)は、位相シフトマスクの平面
構造を示している。位相シフト膜のエッヂ部に、細かい
折り返しを設けることにより限界解像線幅以上のパタン
を実現できる。このように、通常の遮光体を転写して得
られる線幅以下でも限界解像線幅以上のパタンであれ
ば、シフタのエッヂを利用して形成可能となる。図18
(a)、(b)も含めてこのようなパタン形成法をここ
ではシフタエッヂ法と呼ぶこととする。
【0005】シフタエッヂ法を用いたパタン形成の最大
の問題点は、全てのエッヂで微細なパタンが形成されて
しまうことにある。図19はその説明図で、(a)に形
成したい微細パタン1100を、(b)に(a)で示した微
細パタンをシフタエッヂ法で形成するための位相シフト
パタン1500を含む位相シフトマスクを、(c)に(b)
で示したマスクを用いて形成されるパタン15を示す。シ
フタのエッヂ部で不要なパタンが形成されるのが判る。
この不要パタンを生成させない方法として、多段位相
シフト膜を利用した手法と複数枚マスクを用いた多重
転写法とが提案されている。
【0006】多段位相シフト膜を利用した手法とは、位
相差の異なる複数の位相シフト膜を用い、微細パタンが
必要な部分はその両側の位相差をπとするものの、パタ
ン形成が不要な部分はその両側の位相差を例えば60度と
してパタンを形成させない手法である。この方法は、1
枚の位相シフトマスクで所望のパタンが形成可能だが、
多段の位相シフト膜を作る必要があり、マスク製作が難
しい致命的欠点を有する。
【0007】図20(a)、(b)、(c)は、2枚の
マスクを用いた多重転写法を説明した図で、図19の
(a)を形成すべきパタンとしている。図20(a)は
図19(b)と同じ位相シフト膜付きのマスク1、
(b)は遮光体のみで構成されるマスク2を示してい
る。(c)はこれら2枚のマスクをパタン形成のために
重ねた状態で示してある。2枚のマスクを用いて露光し
た後現像すると、2枚のマスク両方で遮光された部分の
みが、最終的な遮光部としてパタン形成される。(c)
の破線で示したパタンがこれに相当する。即ち、マスク
1の位相差がπとなる境界辺で微細なパタンを形成して
おき、マスク2で、不要な部分は露光して除去する。こ
の多重転写法は、使用する位相シフト膜として、透過す
る光の位相差でπ相当となる1種だけで良く、マスク製
作が容易な利点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、この多重転写法
を用いた不要パタンの除去法として、個々のパタンに対
して人手でシフタや遮光部を配置することは可能だった
が、複雑にパタンが混在する場合に、それらのパタンを
自動的に発生・配置させる方法は提案されていなかっ
た。また、実際のパタン形成プロセスにおいて、異なる
マスクを用いた2回の露光により一つの層のパタンを形
成しようとする場合、その2回の露光の間での位置合わ
せの誤差発生はさけられない。図21は2回の露光にお
いて相対的な位置ずれが生じた際にパタンが受ける変形
の一例を示している。図21(a)は形成しようとする
パタン 8、(b)はそのため用いる1枚目のマスク(M
1)で、遮光体部13と位相シフトパタン1500とから構成
され、(c)はM1を用いた露光によって潜像として得
られたパタン10に、2枚目のマスク(M2)を位置ずれ
無しに重ねた様子を示している。M2の光透過部14に対
応する領域に存在する潜像は除去されるので、(a)に
示した目的のパタンが形成できる。これに対して(d)
はM2がM1に対し上に位置ずれを生じながら転写され
た場合を示している。M1で形成される不要パタンを除
去するためのM2上の光透過部が、形成すべきパタンの
潜像に重なって、微細なパタンの両側の通常パタン部は
一部を失う変形を受け、微細パタン部にもくびれを生じ
させている。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は位相シフト法を用いたLSI等の回路
パタン形成にあたり、複数枚のマスクを用いた一層のパ
タン形成において、使用する複数枚のマスク間での位置
合わせ誤差の影響を少なくするようならしめたマスクパ
タン作成方法およびそのマスクの提供であり、さらに
は、適用するLSI等に一部のパタン上の制約を加える
もののシフタのパタンを含むマスクパタンの自動生成法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】はじめに、ここで用いる
用語を解説しておく。形成するパタンのうち、シフタエ
ッジを用いて形成する幅の狭いパタンを微細パタン110
0、従来通りマスク上に存在する遮光体を転写して形成
するパタンを通常パタン1200と呼ぶ。形成するパタン、
すなわち与えられたパタン1000は、必ず微細パタン1100
あるいは通常パタン1200に分類され、例えば幅が0.5
μm以上のパタンは通常パタン1200、0.5μm未満は
微細パタン1100として分類することが可能である。ま
た、微細パタン1100の長さは、その幅に対して充分に、
例えば4倍以上、長いとし、その長く伸びている方向を
軸方向、軸方向に対して直角の方向を幅方向と呼ぶこと
にする。また、シフタエッヂ法を用いて微細パタンを形
成するには、その微細パタンの両側に位相がおおよそπ
離れた光が透過する領域が必要で、その領域を位相指定
領域R 1あるいはR領域 1と呼ぶ。パタンを形成しよう
としている領域 4、例えばチップ領域で、R領域以外の
部分をS領域 3と呼ぶ。パタン形成領域全体 4は、R領
域 1とS領域 3とから成り、R領域 1とS領域 3は重な
ることがない。また、R領域とS領域の境界をRS境界
2と呼ぶ。図22、図23、図24にこれらを図示し
た。微細パタン1100は本来幅のあるパタンだが、図22
では、図が煩雑となるのを避けるため一本の線分として
記述した。
【0011】まず、本発明を概略的に説明する。多重転
写法を用いるが、ここでは2枚のマスクを用いた2回の
露光に限定し、1枚目(M1)は位相シフト膜(シフ
タ)のあるマスク、2枚目(M2)はシフタのないマス
クとする。すなわち、1回目の露光でシフタエッヂを用
いた微細パタンを形成し、2回目の露光では形成された
微細パタンのうち、必要な部分は保護し、また不要な部
分は露光して除去する。
【0012】ここで説明等を容易にするため、次の3つ
の前提条件を導入する。 (前提条件1)微細パタン1100は全てX軸に平行とす
る。 (前提条件2)お互いに近傍に隣接して存在する微細パ
タン1100の中心線の間隔は、一定値pに一致するか、あ
るいはpの整数倍に一致する。
【0013】(前提条件3)微細パタン1100の線幅は1
種類のみとし、その線幅dは、幅pのシフタが間隔pで
並んでいるときにできる遮光部で形成されるパタンの幅
に等しいとする。 図22のパタンは、これらの条件を満足している。さ
て、本発明の目的の一つは、与えられたパタンからM1
用のシフタパタンと遮光体パタン、およびM2用の遮光
体パタンを自動的に生成することである。そのために与
えられたパタン1000から、位相指定領域R 1を算出し、
通常パタン1200をR領域内に存在するパタン1300と、R
領域外すなわちS領域に存在するパタン1400とに分離す
る。
【0014】図22を与えられたパタン1000としたと
き、位相指定領域R 1としては、例えば図23、図24
に示した領域が考えられる。この図では省略したが、ど
ちらにおいても位相差πを生じさせる位相シフト膜が、
図26のように周期的に存在している。図23、図24
とも、一番上の微細パタンの上部と一番下の微細パタン
の下部に、それぞれ微細パタンの中心線から、距離p離
れた領域までをR領域 1としている。
【0015】図23は、微細パタン1100形成に必要とさ
れる光透過部分のみをR領域 1としているため、R領域
1は微細パタン1100に応じた複雑な形状の領域となって
いる。それに対し、図24は、R領域 1を長方形領域と
し、そのX方向の境界は微細パタン1100形成で必要とさ
れる境界のなかから、最も広範囲な領域をおおうことが
できるように決める。ここでは、R領域 1として、その
算出が容易な長方形領域を採用する。R領域を求める具
体的手順については実施例で述べる。
【0016】R領域 1が求まれば、与えられたパタン10
00を、R領域内に存在するパタン1300と、S領域に存在
するパタン1400とに分離することは容易である。その結
果、1枚目のマスクM1は、図26のような平面構造と
し、R領域 1内の微細パタンを含むパタン(図26では
微細パタンのみ)を形成し、S領域 3は遮光して保護す
る。図26で、点が散りばめてある領域はシフタ1500で
あり、そのエッヂで微細パタン1100が形成される。左下
がりの斜線で覆った領域1700が遮光部である。一方、2
枚目のマスクM2では、図27のようにS領域 3の通常
パタンを形成し、R領域 1は遮光して保護するととも
に、M1で形成された不要な微細パタンを露光して除去
する。右下がりの斜線で覆った領域が遮光部である。
【0017】このようにR領域 1の導入は、微細パタン
を形成する領域とそれ以外の領域を分離し、それぞれの
領域内のパタンを独立にパタン形成することを可能なら
しめ、シフタを含むそれぞれの領域内のパタンを与えら
れたパタン1100から自動発生させることを可能としてい
る。図26、図27は、そのままではまだ欠点を有して
いるものの、これから述べるように改良した手法におい
ても、R領域 1の導入がパタンの自動発生に大きな役割
を果たしている。
【0018】本発明のもう一つの目的は、複数のマスク
間に相対的な位置ずれがあった場合でも、できるだけ忠
実にパタンを転写できるようにすることである。図2
6、図27に示したM1とM2を誤差無しに転写できれ
ば、目的とする与えられたパタン1100が形成できるが、
実際には、M1とM2とには相対的な位置ずれが存在す
る。すなわち、M1のRS境界 2とM2のRS境界 2と
は重ならない。その結果、例えば、M2がM1に対して
右上に位置がずれて転写された場合を考えると、M2の
R領域 1の上辺部と右辺部は、M1のS領域と重なり、
M1でもM2でも遮光され、未露光となって不要パタン
が形成される。このことは、RS境界 2近傍で露光すべ
き部分に対しては、M1とM2の両方から露光されなけ
ればならないことを示している。
【0019】図27のM2では、R領域 1の必要な微細
パタンの潜像を保護するため、不要な潜像部分を除いて
領域内全てを遮光部としたが、保護しなければならない
のはR領域内のパタン部のみである。そこで、マスクの
位置ずれがあってもパタン部が露光されないように、合
わせずれを見込んだ量だけR領域内のパタン部を少し大
きくした領域のみを遮光部とし、他の部分は透過部とす
る。このようにすると、領域Rの境界でパタンが存在し
ない部分(例えば図27のR領域の上辺部)については
合わせの位置ずれが生じても、未露光パタンが生じるこ
とはなくなる。
【0020】さらに、RS境界部 2にパタンが存在す
る場合について、マスクの合わせずれがあったときの対
処法について本発明を説明する。まず、微細パタンの端
部がRS境界部 2にある場合について述べる。図24の
円で囲った部分51がこれに相当する。この部分を拡大
し、M1で形成される潜像10と、M2で保護される部分
12との重なりおよびその結果得られるパタン15につい
て、マスクの合わせずれが無い場合を図28(a)に、
M2が左にずれた場合を(b)に示す。合わせずれの無
い図28(a)では、予定通りのパタンが形成されてい
るが、合わせずれの有る(b)では、得られる微細パタ
ン15の先端がふくらんでしまう。この現象を解決するた
め、R領域 1の左右端の決定に際し、図25に示すよう
に、微細パタンが存在する区間よりも、軸方向両側にそ
れぞれαだけ広げた領域をR領域 1とする。また、M1
で形成した微細パタンに対してのM2での保護パタン25
00は、微細パタン1100の幅方向には、合わせずれを考慮
して太らせるものの、軸方向には太らせないこととす
る。このように処理を施した場合に得られる図形を、図
29に示す。図29(a)は形成すべき微細パタン1100
とRS境界 2の位置関係を、(b)、(c)は合わせず
れが無い場合と有る場合に、M1で形成される潜像10と
M2で保護される部分12との重なりおよびその結果得ら
れるパタン15を示している。合わせずれの有無にかかわ
らず、忠実なパタンが転写できている。微細パタン1100
の形成において、領域R 1を軸方向両側にαずつ広げる
ことで、マスクの合わせずれが生じた場合でも、パタン
の変形が生じないこと、微細パタンのY方向の位置はM
1により、X軸方向の位置はM2により決めることが可
能となる。
【0021】次に領域Rを軸方向にαだけ広げたことに
より、通常パタン1200がRS境界部に存在する図30
(a)の場合について述べる。まず、合わせずれに対し
て何も対処していない今までの場合にパタンがどのよう
な変形を受けるかを述べる。図30(b)、(c)は、
それぞれM1、M2のパタンを示す。M2ではR領域内
1の通常パタンに対し一様に太らせて大きくしてある。
これは、既に述べたように、マスクの合わせずれがあっ
てもM1で形成した潜像を保護するためである。合わせ
の誤差なく転写されれば、図30(a)のパタンが得ら
れるが、例えばM2が左下にずれて転写されると、図3
0(d)のように、形成パタン15は、R領域1 内の太ら
せた部分がS領域3 に侵入してパタンに突起を生じさ
せ、隣接する他のパタンの妨げとなる。
【0022】本発明では、このような問題を避けるた
め、R領域内の通常パタンに対し、M1では幅方向(y
方向)にのみ片側δだけ太らせ、M2では軸方向(x方
向)にのみ片側δだけ太らせる処理を施す。図30
(a)のパタンに対す本発明を適用したM1、M2のパ
タンを図31(a)、(b)に示す。M1、M2が合わ
せ誤差無く転写された場合、M2が右上にずれた場合、
M2が左下にずれた場合を、それぞれ図31(c)、
(d)、(e)に示す。いずれも形成されるパタン形状
はくびれや突起を生じさせず、設計パタンをほぼ忠実に
反映している。これは、R領域内の通常パタンをM1で
は上下方向に、M2では左右方向に分離して太らせたた
め、合わせずれが生じても、領域の内外に関係なく、領
域内通常パタンの左右辺(図30の例では右側の辺)の
みがM1で規定され、残る辺はM2で規定されることに
よる。
【0023】
【作用】形成しようとする微細パタンの両側を透過する
光の位相差をおおよそπとするように位相をシフトさせ
るパタンを含むマスクを用いた露光と、それにより生じ
る不要なパタンを消去するための露光を含む複数回の露
光により、一つの層のパタンを形成するパタン形成にお
いては、複数のマスクで共通に露光が遮蔽された領域が
パタンとして残る。露光領域を位相シフタが必要な微細
パタン有する領域とそうでない領域に分割することによ
り、1枚はシフタを設け、微細パタンを有する領域で
は、微細パタンに対応したエッジを持つマスクシフタパ
タンと他のパタンに対応したマスクパタンを持ち、微細
パタンを有しない領域は遮蔽するマスクパタンとし、別
の1枚のマスクはシフタを設けずに、シフタを設けない
領域に存在するパタンを形成する通常のマスクパタン
と、シフタを形成する領域に属するパタンで不要なパタ
ンを除去するためのマスクパタンをもたせるというよう
に、2枚のマスクに於けるシフタパタンとマスクパタン
を容易に自動生成できるようになる。さらに、形成され
るパタンは2枚のマスクで共に遮蔽される部分であるの
で、1枚のマスクではマスクパタンを一つの軸方向に太
らせ、この軸と直行する方向に、他のマスクではマスク
パタンを太らせることにより、マスク間の位置ずれが形
成するパタンに与える影響を著しく減少させ、位置合わ
せ余裕度を大きくできる。
【0024】
【実施例】LSIで微細なパタン形成が要求されるゲー
ト層に本発明を実施する場合をのべる。実施例の処理の
流れを図1に、与えられた入力パタンデータと本発明を
用いて作成したマスク製作用のパタンデータを図2から
図6に示す。図2は、微細パタンを含む入力パタンデー
タ1000で、「課題を解決するための手段」で述べた三つ
の前提条件を満足していることとする。図3、図4は2
枚のマスクM1、M2で、これらを用いて図2のパタン
を形成する。M1はシフタ付き、M2はシフタ無しであ
る。既に述べたように、通常パタンはR領域とS領域と
に分離してパタン発生させるので、M1のマスクを製作
するには、シフタ用のパタンデータ1500、R領域パタン
データ1600、S領域保護パタンデータ1700の3種類パタ
ンデータが必要となる。同様に、M2のマスクを製作す
るには、M1のシフタで作成した微細パタンを保護する
ためのパタンデータ2500、R領域パタンデータ2600、S
領域パタンデータ2700の3種類パタンデータが必要とな
る。図3、図4にこれらのパタンを示す。
【0025】図1は、入力パタンデータ1000から、M1
とM2用それぞれ3種の計6種のパタンデータ1500、16
00、1700、2500、2600、2700を作成する処理の流れを示
している。角の丸い四角はデータ処理を表し、その入出
力は普通の四角で示したパタンデータとなっている。デ
ータ処理は 101から 109まで九種類が必要で、以下にそ
れぞれの処理内容と具体的な実現方法を示す。なお、こ
こで述べる実現方法はあくまでも一手法であって、これ
に限定されるものではない。
【0026】以下に述べるデータ処理は、2次元の図形
データであるマスクデータを扱う。2次元図形データに
対しての輪郭抽出、リサイズと呼ばれる一律幅の太らせ
や細らせ、チップ領域に対しての白黒反転処理、あるい
は複数の入力データがあるときの積集合演算などは、L
SIマスクパタンデータの設計規則チェック(DRC、
Design Rule Check )あるいはマスクを電子ビームを用
いて描画するたのデータ処理で、すでに一般的に処理が
行われている。従って、ここでは一般的に行われている
処理であれば、処理の具体的な手法は説明を省くことと
する。具体的な手法については、例えば、『自動化が進
むLSIマスク・パターン・データの検査』、日経エレ
クトロニクス、1980.4.28.、pp90-107を参照されたい。
【0027】微細パタン抽出処理 101 与えられたパタン1000を、微細パタン1100と通常パタン
1200とに分離する。微細パタンの幅dが既知であれば、
以下の処理で求められる。 (1)与えられたパタン1000を、距離 d/2細らせる。 (2)輪郭を抽出する。 (3)(2)の結果を、距離 d/2太らせる。得られた結果が通
常パタン1200である。 (4)与えられたパタン1000から、通常パタン1200を減算
すれば、得られた結果が幅dの微細パタン1100である。
【0028】図2を与えられたパタン1000とし、図7に
与えられたパタン1000とともに、距離 d/2細らせて、輪
郭抽出した結果の図形1010-1から1010-4を、図8に図形
1010-1から1010-4を距離 d/2太らせて得られた通常パタ
ン1200-1から1200-4と、これを基に得られた微細パタン
1100-1から1100-4を示す。普通、微細パタンの線幅は既
知であるが、不明な場合には、微細パタンとして考えら
れる最大の大きさ、例えば0.49μmをdとして、上記の
処理をまず実行する。得られた微細パタン1100は、幅0.
49μm以下のパタン全てを含んでいる。次にdを僅かに
小さくして、同じ処理を実行する。この処理を、順次d
を僅かに小さくしながら繰り返すと、いつか微細パタン
が無くなり、零集合となる。その直前のdが微細パタン
の幅に一致している。
【0029】中心線抽出処理 102 微細パタンの中心線分1250を求める処理である。前提よ
り、微細パタンの線幅は一種類であり、微細パタン抽出
処理 101より線幅は既知だから、処理は容易である。微
細パタン1100-1から1100-3と、中心線分1250-1から1250
-4の関係を図9に示す。
【0030】R、S領域決定処理 103 微細パタンの中心線分データ1250を基に、R領域 1およ
びS領域 3を決める処理である。中心線分データは全て
でn個あるとし、また、近接した中心線分データが並ん
でいる間隔pは既知とする。未知の場合でも、データを
解析することで知ることができるからである。 (1)中心線分データ1250の幅方向に、両側に距離Lずつ
太らせて、幅2Lの矩形とする。 (2)(1)で得られたn個の矩形をもとに輪郭抽出処理を施
し、矩形同士が繋がって形成される多角形に番号づけ
し、多角形を構成する各矩形にその多角形番号を付与す
る。 (3)n個の矩形データを多角形番号でソーティングし、
同一多角形を形成する矩形を取り出し、その多角形領域
を覆うことができる最小の矩形領域を求める。 (4)(3)で求めた矩形領域を軸方向両側にαずつ広げ、新
たな矩形領域とする。この新たな矩形領域同士が互いに
重なるか接する場合には、それらに同一の多角形番号を
付与し、(3)へ戻る。 (5)(4)で得られた矩形領域の幅方向を両側Lずつ細ら
せ、その後pずつ太らせる。得られた領域がR領域 1で
ある。 (6)パタン形成領域に対して(5)で得られたR領域 1を減
算してS領域 3が求まる。
【0031】おたがいに近傍に存在する中心線分を集め
て、R領域を求める処理である。本実施例での処理の説
明を図10、図11に示す。中心線分1250-1から1250-4
それぞれを、幅2Lの矩形とすると全てつながり、一つ
の多角形となる。他に多角形が存在しないため、上記処
理の(3)(4)(5)により、図11のR領域 1が求まる。(1)
の処理で、隣接する中心線分データの間隔が2L以下で
あれば、2つの矩形は繋がって一つの多角形とすること
ができる。従って、 2p < 2L < 3p とすれば、図10に示すように、隣接する中心線分デー
タの間隔が2pまでなら一つのR領域となり、3p離れ
ていれば別のR領域と見なすことができる。
【0032】R領域内通常パタン抽出処理 104 及び
S領域内通常パタン抽出処理 105 R領域内通常パタン抽出処理 104では、R領域決定処理
103で得られたR領域データと通常パタンデータの積集
合演算により、R領域内通常パタンデータが容易に求め
られる。S領域内通常パタン抽出処理 105も同様であ
る。図12に、R領域内通常パタン1300-1から1300-4、
およびS領域内通常パタン1400-1から1400-2を示す。
【0033】幅方向太らせ処理 106 R領域内通常パタン1300を幅方向に、両側それぞれにδ
太らせる。結果を図13に示す。R領域内通常パタン13
00-1から1300-4が、M1用R領域パタン1600-1から1600
-4となる。δは2枚のマスクの相対的な合わせ精度で決
まる量で、例えば0.2μmという値が考えられる。
【0034】軸方向太らせ処理 107 R領域内通常パタン1300を軸方向に、R領域内において
δ太らせる。結果を図14に示す。R領域内通常パタン
1300-1から1300-4が、M2用R領域パタン2600-1から26
00-4となる。同図に、M2用S領域パタン2700-1、2700
-2もあわせて示す。δは、幅方向太らせ処理 106と考え
方が同じであり、同一の値とした。
【0035】シフタパタン生成処理 108 R領域データとそれに対応する中心線分データを入力し
て、シフタ用パタンを生成する。R領域毎に、中心線分
データ1250を幅方向(例えば図15では、y方向に上か
ら下へ)ソーティングしておけば、中心線分データ1250
を順に取り出して、シフタの無い領域、有る領域と割り
当てれば良い。図15が割り当てた結果である。微細パタン保護処理 109 中心線分データ1250を、幅方向にε太らせて、M2用の
微細パタン保護パタン2500を作成する。図16に実施例
を示す。εは、幅方向太らせ処理 106で用いた、マスク
間の合わせを考慮した値δと同一でも良いが、ゲート電
極となる微細パタンを完全に遮光して寸法精度を高める
意味で、ε>δとし、例えば03.μmの値が用いられ
る。
【0036】以上述べてきた九種類の演算処理を実施す
ることにより、M1、M2のパタンの自動発生が可能と
なる。M1は、図3に示すように、シフタパタン1500-
1、1500-2、S領域の保護パタン1700、およびR領域通
常パタン1600-1から1600-4を用いて構成される。M2
は、図4に示すように、微細パタン保護パタン2500-1か
ら2500-4、R領域パタン2600-1から2600-4、およびS領
域パタン2700-1、2700-2を用いて構成される。
【0037】図5に、2枚のマスクが誤差無しに重なっ
た場合を示す。光で露光した部分が現像により溶解する
ポジ形レジストを使用すると、M1で形成される潜像領
域10とM2の遮光部で保護される領域12の積集合部分が
未露光となって、パタンが形成される。図2のパタンが
形成されていることが判る。図6は、M2がM1に対し
て、左下にずれて転写された場合である。微細パタンと
通常パタンとの相対位置等がずれているものの、パタン
形状に致命的な欠点はない。ゲートパタンでは、他の
層、例えばコンタクトホール層との重ね精度が問題とな
るが、この点では、1枚のマスクを用いる普通の手法と
本発明による手法とで有為な差は存在していない。
【0038】さて、スタンダードセル設計方式を用いた
ゲート層パタンを前提として、課題を解決するための手
段で述べた3つの前提条件の制約について補足説明をし
ておく、微細パタンが全てX軸に平行となる前提条件1
は、全てがY軸に平行であったとしてももちろんかまわ
ないし、さらに言えば位相が指定されている第一の領域
が複数ある場合には、それぞれの領域について、その領
域に含まれる微細パタン全てがX軸あるいはY軸に平行
であれば良い。
【0039】微細パタンの中心線部分の間隔がpないし
pの整数倍という条件2は、スタンダードセル方式では
満たされていると考えて良い。微細パタンの線幅に対し
ての第3の条件については、図18に説明したシフタエ
ッヂ法を適用すれば、線幅に対しての制約はなくなる。
また線幅の種類に対しては、微細パタン抽出処理101,そ
の微細パタン形成に必要な、例えばシフタエッヂ部に要
求される遮光体の幅の決定とそのパタン発生処理,およ
びM2での微細パタン保護処理109 におけるパタン幅が
複数種類になることを考慮すれば、1種類に限定する必
要はない。実際、CMOSのゲートパタンはP型MOS
トランジスタとN型MOSトランジスタとでゲートパタ
ンの幅が異なることが生じるが、以上のことから対応は
容易である。
【0040】従って、本発明手法は、スタンダードセル
設計方式を用いたゲート層パタンの形成に適用可能であ
り、さらには、微細パタンが等間隔に並んでいる等のパ
タン形成に、適用可能な可能性が高い。
【0041】
【発明の効果】本願発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
露光領域を位相シフタが必要な微細パタン有する領域と
そうでない領域に分割することにより、微細パタンを形
成する領域とそれ以外の領域を分離し、それぞれの領域
内のパタンを独立にパタン形成することを可能ならし
め、シフタを含むそれぞれの領域内のパタンを与えられ
た形成すべきパタンから自動発生させることを可能とし
ている。
【0042】そして、位相シフタが必要な領域の通常パ
タンをマスクM1では上下方向に、マスクM2では左右
方向に分離して太らせることにより、M2がM1に対し
て位置ずれして転写された場合でも形成されるパタン形
状はくびれや突起を生じさせず、設計パタンをほぼ忠実
に反映したパタンが形成できるというように位置ずれの
影響を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】与えられたマスクパタンから位相シフト膜のパ
タンを含む位相シフトマスク用のパタンを自動発生させ
る処理の流れ
【図2】形成すべきパタン。
【図3】本発明を実施したときの図2のパタンを形成す
るための1枚目のマスクの平坦配置図。
【図4】本発明を実施したときの図2のパタンを形成す
るための2枚目のマスクの平坦配置図。
【図5】図3と図4の2枚のマスクが位置ずれなく重な
って転写したときのパタン説明
【図6】図4のマスクが図3のマスクに対し左下方向に
位置ずれして転写したときのパタン説明。
【図7】微細パタン抽出処理101の説明。
【図8】微細パタン抽出処理101の説明。
【図9】微細パタンの中心線分抽出処理102説明。
【図10】R,S領域決定処理103の説明
【図11】R,S領域決定処理103の説明
【図12】R領域ないの画像パタン抽出処理104の説
明とR領域ないの画像パタン抽出処理105の説明。
【図13】R領域ないの通常パタンに対して幅方向太ら
せ処理106の説明。
【図14】R領域ないの通常パタンに対して軸方向太ら
せ処理107の説明。
【図15】シフタパタン生々処理108の説明。
【図16】微細パタン保護処理の説明。
【図17】位相シフト膜のエッジを利用した位相シフト
法の説明 (a)位相シフトマスクの断面図 (b)(a)のマスクを透過した光の複素振幅 (c)(a)のマスクを透過した光の強度分布 (d)位相シフト膜のエッジを利用した微細パタンを周
期pde形成するための位相シフトマスク断面図
【図18】位相シフト膜のエッジを利用した微細パタン
形成でパタン幅を制御するための手法の説明(a)位相
シフト膜のエッジに社交対を入れたマスクの断面図、
(b)位相シフト膜のエッジを周期の細かい折り返し形
状にしたマスクの平面図
【図19】位相シフト膜を用いると不要なパタンが形成
される例
【図20】図19で示した不要なパタンを2枚のマスク
を用いて除去する手法の説明
【図21】2枚のマスク間の合わせの位置ずれがあった
ときに形成パタンに与える悪影響の説明
【図22】マスク間の合わせずれに対処するため、R領
域の決定にあたり微細パタンの軸方向に距離αだけ領域
を広げる説明での形成したいパタン
【図23】マスク間の合わせずれに対処するため、R領
域の決定にあたり微細パタンの軸方向に距離αだけ領域
を広げる説明でのR領域の形成例
【図24】マスク間の合わせずれに対処するため、R領
域の決定にあたり微細パタンの軸方向に距離αだけ領域
を広げる説明でのR領域を矩形に形成した例
【図25】マスク間の合わせずれに対処するため、R領
域の決定にあたり微細パタンの軸方向に距離αだけ領域
を広げる説明での広げたR領域の例
【図26】マスク間に合わせずれに対処してない場合の
シフタを設けるマスクのマスクパタン例
【図27】マスク間に合わせずれに対処してない場合の
シフタを設けないマスクのマスクパタン例
【図28】図27及び図28のマスクを用いたときに、
マスク間の合わせずてがあったときのパタン形成例。
【図29】R領域の決定に際して距離α領域を広げた場
合にマスク合わせずれがあったときのパタン形成例
【図30】マスク間の合わせずれに十分な対応がなされ
ていない場合に合わせずれが生じた場合の説明 (a)形成すべきパタン(b)マスク1の平面図(c)
マスクの平面図(d)合わせずれがあったときの形成パ
タン
【図31】本発明によりマスク間の合わせずれに対処し
た場合の説明図 (a)マスク1のパタン平面図 (b)マスク2のパタン平面図 (c)合わせずれがないときの形成パタン (d)M2がM1に対して右上にずれて転写されたとき
の形成パタン (e)M2がM1に対して左下にずれて転写されたとき
の形成パタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形成しようとする微細パタンの両側を透過
    する光の位相差をおおよそπとするように位相をシフト
    させるパタンを含むマスクを用いた露光と、それにより
    生じる不要なパタンを消去するための露光を含む複数回
    の露光により、一つの層のパタンを形成するパタン形成
    において、 前記微細パタンを形成するため位相差のある光が透過す
    るために必要となる第1の領域を設定する第1の工程
    と、形成する全パタンあるいは前記微細パタンを除く全
    パタンを前記第1の領域の内と外とに分離する第2の工
    程を含むことを特徴とするマスクパタンデータ処理方
    法。
  2. 【請求項2】前記第1の領域を決定するにあたり、両側
    を透過する光の位相差をおおよそπとして形成される微
    細パタンの長さが、最終的に形成される細線の長さより
    も、少なくとも複数枚のマスク間の相互の重ね合わせで
    生ずる重ね誤差に相等する距離だけ、微細パタンの軸方
    向の両側それぞれに長くなるように前記第1の領域の境
    界を設定することを特徴とする請求項1記載のマスクパ
    タンデータ処理方法。
  3. 【請求項3】形成しようとする微細パタンの両側を透過
    する光の位相差をおおよそπとするように位相をシフト
    させるパタンを含むマスクを用いた露光と、それにより
    生じる不要なパタンを消去するための露光を含む複数回
    の露光により、一つの層のパタンを形成するホトマスク
    において、位相差のある光を用いて形成しなければなら
    ないパタンを微細パタン、微細パタン以外の従来用いら
    れてきたマスク上の遮光体を転写して形成するパタンを
    通常パタンと呼ぶこととし、また微細パタンの細い線が
    伸びている長手方向を軸方向、軸方向と直角の向きを幅
    方向と表現することとしたとき、前記微細パタンを形成
    するため位相差のある光が透過するために必要となる第
    1の領域内のパタンに対し、微細パタンを形成するマス
    クでは、前記第1の領域内の通常パタンは軸方向には最
    終的に前記複数回の露光により形成されるパタンの長さ
    で、かつ幅方向には最終的に前記複数回の露光により形
    成されるパタンの幅より所定の長さだけ広げた寸法を有
    し、他のマスクでは、前記第1の領域内の通常パタンは
    軸方向には最終的に前記複数回の露光により形成される
    パタンの長さより所定の長さだけ広げた寸法を、かつ幅
    方向には最終的に前記複数回の露光により形成されるパ
    タンの幅の寸法を有することを特徴とするホトマスク。
  4. 【請求項4】形成しようとする微細パタンの両側を透過
    する光の位相差をおおよそπとするように位相をシフト
    させるパタンを含むマスクを用いた露光と、それにより
    生じる不要なパタンを消去するための露光を含む複数回
    の露光により、一つの層のパタンを形成するホトマスク
    において、 両側を透過する光の位相差をおおよそπとして形成され
    る微細パタンの長さが、最終的に前記複数回の露光によ
    り形成される細線の長さよりも、所定の距離だけ、微細
    パタンの軸方向の両側それぞれに長くなるように前記第
    1の領域の境界が設定されていることを特徴とするホト
    マスク。
JP7078692A 1992-03-27 1992-03-27 ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法 Expired - Fee Related JP3148770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7078692A JP3148770B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7078692A JP3148770B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0667403A true JPH0667403A (ja) 1994-03-11
JP3148770B2 JP3148770B2 (ja) 2001-03-26

Family

ID=13441561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7078692A Expired - Fee Related JP3148770B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3148770B2 (ja)

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6436590B2 (en) 1996-09-18 2002-08-20 Numerical Technologies, Inc. Phase shifting circuit manufacture method and apparatus
US6503666B1 (en) 2000-07-05 2003-01-07 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for complex patterns
US6523165B2 (en) 2001-07-13 2003-02-18 Numerical Technologies, Inc. Alternating phase shift mask design conflict resolution
US6524752B1 (en) 2000-07-05 2003-02-25 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for intersecting lines
US6539521B1 (en) 2000-09-29 2003-03-25 Numerical Technologies, Inc. Dissection of corners in a fabrication layout for correcting proximity effects
US6541165B1 (en) 2000-07-05 2003-04-01 Numerical Technologies, Inc. Phase shift mask sub-resolution assist features
US6551750B2 (en) 2001-03-16 2003-04-22 Numerical Technologies, Inc. Self-aligned fabrication technique for tri-tone attenuated phase-shifting masks
US6553560B2 (en) 2001-04-03 2003-04-22 Numerical Technologies, Inc. Alleviating line end shortening in transistor endcaps by extending phase shifters
US6566019B2 (en) 2001-04-03 2003-05-20 Numerical Technologies, Inc. Using double exposure effects during phase shifting to control line end shortening
US6569583B2 (en) 2001-05-04 2003-05-27 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for using phase shifter cutbacks to resolve phase shifter conflicts
US6573010B2 (en) 2001-04-03 2003-06-03 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for reducing incidental exposure by using a phase shifter with a variable regulator
US6584610B1 (en) 2000-10-25 2003-06-24 Numerical Technologies, Inc. Incrementally resolved phase-shift conflicts in layouts for phase-shifted features
US6593038B2 (en) 2001-05-04 2003-07-15 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for reducing color conflicts during trim generation for phase shifters
US6605481B1 (en) 2002-03-08 2003-08-12 Numerical Technologies, Inc. Facilitating an adjustable level of phase shifting during an optical lithography process for manufacturing an integrated circuit
US6622288B1 (en) 2000-10-25 2003-09-16 Numerical Technologies, Inc. Conflict sensitive compaction for resolving phase-shift conflicts in layouts for phase-shifted features
US6635393B2 (en) 2001-03-23 2003-10-21 Numerical Technologies, Inc. Blank for alternating PSM photomask with charge dissipation layer
US6664009B2 (en) 2001-07-27 2003-12-16 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for allowing phase conflicts in phase shifting mask and chromeless phase edges
US6681379B2 (en) 2000-07-05 2004-01-20 Numerical Technologies, Inc. Phase shifting design and layout for static random access memory
US6698007B2 (en) 2001-10-09 2004-02-24 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for resolving coloring conflicts between phase shifters
US6704921B2 (en) 2002-04-03 2004-03-09 Numerical Technologies, Inc. Automated flow in PSM phase assignment
US6721938B2 (en) 2001-06-08 2004-04-13 Numerical Technologies, Inc. Optical proximity correction for phase shifting photolithographic masks
US6733929B2 (en) 2000-07-05 2004-05-11 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for complex patterns with proximity adjustments
US6735752B2 (en) 2001-09-10 2004-05-11 Numerical Technologies, Inc. Modifying a hierarchical representation of a circuit to process features created by interactions between cells
US6738958B2 (en) 2001-09-10 2004-05-18 Numerical Technologies, Inc. Modifying a hierarchical representation of a circuit to process composite gates
US6777141B2 (en) 2000-07-05 2004-08-17 Numerical Technologies, Inc. Phase shift mask including sub-resolution assist features for isolated spaces
US6785879B2 (en) 2002-06-11 2004-08-31 Numerical Technologies, Inc. Model-based data conversion
US6787271B2 (en) 2000-07-05 2004-09-07 Numerical Technologies, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
US6811935B2 (en) 2000-07-05 2004-11-02 Numerical Technologies, Inc. Phase shift mask layout process for patterns including intersecting line segments
US6811954B1 (en) 2000-02-25 2004-11-02 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit device and method of manufacturing the same, and method of manufacturing masks
US6821689B2 (en) 2002-09-16 2004-11-23 Numerical Technologies Using second exposure to assist a PSM exposure in printing a tight space adjacent to large feature
US6852471B2 (en) 2001-06-08 2005-02-08 Numerical Technologies, Inc. Exposure control for phase shifting photolithographic masks
US6866971B2 (en) 2000-09-26 2005-03-15 Synopsys, Inc. Full phase shifting mask in damascene process
US6901575B2 (en) 2000-10-25 2005-05-31 Numerical Technologies, Inc. Resolving phase-shift conflicts in layouts using weighted links between phase shifters
US6978436B2 (en) 2000-07-05 2005-12-20 Synopsys, Inc. Design data format and hierarchy management for phase processing
US6981240B2 (en) 2001-11-15 2005-12-27 Synopsys, Inc. Cutting patterns for full phase shifting masks
US7028285B2 (en) 2000-07-05 2006-04-11 Synopsys, Inc. Standard cell design incorporating phase information
JP2006128255A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Renesas Technology Corp パターン形成方法、半導体装置の製造方法及び露光用マスクセット
US7083879B2 (en) 2001-06-08 2006-08-01 Synopsys, Inc. Phase conflict resolution for photolithographic masks
US7122281B2 (en) 2002-02-26 2006-10-17 Synopsys, Inc. Critical dimension control using full phase and trim masks
US7178128B2 (en) 2001-07-13 2007-02-13 Synopsys Inc. Alternating phase shift mask design conflict resolution
JP2008276222A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nikon Corp パターンデータの処理方法、及び電子デバイスの製造方法

Cited By (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6566023B2 (en) 1996-09-18 2003-05-20 Numerical Technology, Inc. Phase shifting circuit manufacture method and apparatus
US6818385B2 (en) 1996-09-18 2004-11-16 Numerical Technologies, Inc. Phase shifting circuit manufacture method and apparatus
US6436590B2 (en) 1996-09-18 2002-08-20 Numerical Technologies, Inc. Phase shifting circuit manufacture method and apparatus
US6811954B1 (en) 2000-02-25 2004-11-02 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit device and method of manufacturing the same, and method of manufacturing masks
US7500217B2 (en) 2000-07-05 2009-03-03 Synopsys, Inc. Handling of flat data for phase processing including growing shapes within bins to identify clusters
US7132203B2 (en) 2000-07-05 2006-11-07 Synopsys, Inc. Phase shift masking for complex patterns with proximity adjustments
US6777141B2 (en) 2000-07-05 2004-08-17 Numerical Technologies, Inc. Phase shift mask including sub-resolution assist features for isolated spaces
US7585595B2 (en) 2000-07-05 2009-09-08 Synopsys, Inc. Phase shift mask including sub-resolution assist features for isolated spaces
US6787271B2 (en) 2000-07-05 2004-09-07 Numerical Technologies, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
US6733929B2 (en) 2000-07-05 2004-05-11 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for complex patterns with proximity adjustments
US6524752B1 (en) 2000-07-05 2003-02-25 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for intersecting lines
US7435513B2 (en) 2000-07-05 2008-10-14 Synopsys, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
US7348108B2 (en) 2000-07-05 2008-03-25 Synopsys, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
US6541165B1 (en) 2000-07-05 2003-04-01 Numerical Technologies, Inc. Phase shift mask sub-resolution assist features
US7028285B2 (en) 2000-07-05 2006-04-11 Synopsys, Inc. Standard cell design incorporating phase information
US6610449B2 (en) 2000-07-05 2003-08-26 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for “double-T” intersecting lines
US8977989B2 (en) 2000-07-05 2015-03-10 Synopsys, Inc. Handling of flat data for phase processing including growing shapes within bins to identify clusters
US6978436B2 (en) 2000-07-05 2005-12-20 Synopsys, Inc. Design data format and hierarchy management for phase processing
US6811935B2 (en) 2000-07-05 2004-11-02 Numerical Technologies, Inc. Phase shift mask layout process for patterns including intersecting line segments
US6681379B2 (en) 2000-07-05 2004-01-20 Numerical Technologies, Inc. Phase shifting design and layout for static random access memory
US6503666B1 (en) 2000-07-05 2003-01-07 Numerical Technologies, Inc. Phase shift masking for complex patterns
US7659042B2 (en) 2000-09-26 2010-02-09 Synopsys, Inc. Full phase shifting mask in damascene process
US6866971B2 (en) 2000-09-26 2005-03-15 Synopsys, Inc. Full phase shifting mask in damascene process
US7534531B2 (en) 2000-09-26 2009-05-19 Synopsys, Inc. Full phase shifting mask in damascene process
US6539521B1 (en) 2000-09-29 2003-03-25 Numerical Technologies, Inc. Dissection of corners in a fabrication layout for correcting proximity effects
US6622288B1 (en) 2000-10-25 2003-09-16 Numerical Technologies, Inc. Conflict sensitive compaction for resolving phase-shift conflicts in layouts for phase-shifted features
US6584610B1 (en) 2000-10-25 2003-06-24 Numerical Technologies, Inc. Incrementally resolved phase-shift conflicts in layouts for phase-shifted features
US7827518B2 (en) 2000-10-25 2010-11-02 Synopsys, Inc. Incrementally resolved phase-shift conflicts in layouts for phase-shifted features
US7216331B2 (en) 2000-10-25 2007-05-08 Synopsys, Inc. Resolving phase-shift conflicts in layouts using weighted links between phase shifters
US6901575B2 (en) 2000-10-25 2005-05-31 Numerical Technologies, Inc. Resolving phase-shift conflicts in layouts using weighted links between phase shifters
US7281226B2 (en) 2000-10-25 2007-10-09 Synopsys, Inc. Incrementally resolved phase-shift conflicts in layouts for phase-shifted features
US6551750B2 (en) 2001-03-16 2003-04-22 Numerical Technologies, Inc. Self-aligned fabrication technique for tri-tone attenuated phase-shifting masks
US6635393B2 (en) 2001-03-23 2003-10-21 Numerical Technologies, Inc. Blank for alternating PSM photomask with charge dissipation layer
US6553560B2 (en) 2001-04-03 2003-04-22 Numerical Technologies, Inc. Alleviating line end shortening in transistor endcaps by extending phase shifters
US6859918B2 (en) 2001-04-03 2005-02-22 Numerical Technologies Alleviating line end shortening by extending phase shifters
US6573010B2 (en) 2001-04-03 2003-06-03 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for reducing incidental exposure by using a phase shifter with a variable regulator
US6566019B2 (en) 2001-04-03 2003-05-20 Numerical Technologies, Inc. Using double exposure effects during phase shifting to control line end shortening
US6569583B2 (en) 2001-05-04 2003-05-27 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for using phase shifter cutbacks to resolve phase shifter conflicts
US6593038B2 (en) 2001-05-04 2003-07-15 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for reducing color conflicts during trim generation for phase shifters
US7422841B2 (en) 2001-06-08 2008-09-09 Synopsys, Inc. Exposure control for phase shifting photolithographic masks
US6721938B2 (en) 2001-06-08 2004-04-13 Numerical Technologies, Inc. Optical proximity correction for phase shifting photolithographic masks
US7083879B2 (en) 2001-06-08 2006-08-01 Synopsys, Inc. Phase conflict resolution for photolithographic masks
US6852471B2 (en) 2001-06-08 2005-02-08 Numerical Technologies, Inc. Exposure control for phase shifting photolithographic masks
US7169515B2 (en) 2001-06-08 2007-01-30 Synopsys, Inc. Phase conflict resolution for photolithographic masks
US6523165B2 (en) 2001-07-13 2003-02-18 Numerical Technologies, Inc. Alternating phase shift mask design conflict resolution
US7178128B2 (en) 2001-07-13 2007-02-13 Synopsys Inc. Alternating phase shift mask design conflict resolution
US6664009B2 (en) 2001-07-27 2003-12-16 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for allowing phase conflicts in phase shifting mask and chromeless phase edges
US6735752B2 (en) 2001-09-10 2004-05-11 Numerical Technologies, Inc. Modifying a hierarchical representation of a circuit to process features created by interactions between cells
US6738958B2 (en) 2001-09-10 2004-05-18 Numerical Technologies, Inc. Modifying a hierarchical representation of a circuit to process composite gates
US6698007B2 (en) 2001-10-09 2004-02-24 Numerical Technologies, Inc. Method and apparatus for resolving coloring conflicts between phase shifters
US6981240B2 (en) 2001-11-15 2005-12-27 Synopsys, Inc. Cutting patterns for full phase shifting masks
US7122281B2 (en) 2002-02-26 2006-10-17 Synopsys, Inc. Critical dimension control using full phase and trim masks
US6605481B1 (en) 2002-03-08 2003-08-12 Numerical Technologies, Inc. Facilitating an adjustable level of phase shifting during an optical lithography process for manufacturing an integrated circuit
US6704921B2 (en) 2002-04-03 2004-03-09 Numerical Technologies, Inc. Automated flow in PSM phase assignment
US7165234B2 (en) 2002-06-11 2007-01-16 Synopsys, Inc. Model-based data conversion
US6785879B2 (en) 2002-06-11 2004-08-31 Numerical Technologies, Inc. Model-based data conversion
US6821689B2 (en) 2002-09-16 2004-11-23 Numerical Technologies Using second exposure to assist a PSM exposure in printing a tight space adjacent to large feature
JP2006128255A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Renesas Technology Corp パターン形成方法、半導体装置の製造方法及び露光用マスクセット
US8017305B2 (en) 2004-10-27 2011-09-13 Renesas Electronics Corporation Pattern forming method, semiconductor device manufacturing method and exposure mask set
JP2008276222A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nikon Corp パターンデータの処理方法、及び電子デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3148770B2 (ja) 2001-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0667403A (ja) ホトマスク及びマスクパタンデータ処理方法
JP4494796B2 (ja) 全位相マスクおよびトリムマスクを用いた微小寸法制御
US5472814A (en) Orthogonally separated phase shifted and unphase shifted mask patterns for image improvement
JP3307313B2 (ja) パターン生成方法及びその装置
US6787271B2 (en) Design and layout of phase shifting photolithographic masks
KR100382043B1 (ko) 위상전이마스크를사용하는광학리소그래피방법
US5523186A (en) Split and cover technique for phase shifting photolithography
JP3358181B2 (ja) マイクロリソグラフィにおけるセリフ・マスク設計のための階層およびドメインバランス方法およびアルゴリズム
US5316878A (en) Pattern forming method and photomasks used therefor
US7585595B2 (en) Phase shift mask including sub-resolution assist features for isolated spaces
US20060121367A1 (en) Method for producing photomask and method for producing photomask pattern layout
KR100384830B1 (ko) 마이크로리소그래피에서 광학적 근접 보정을 위한 상보형교환 마스크 설계 방법
US5686208A (en) Process for generating a phase level of an alternating aperture phase shifting mask
JP3260474B2 (ja) 位相シフタ自動配置方法及びそれを用いた位相シフタ自動配置装置
JP4521076B2 (ja) パターン描画方法
KR100853801B1 (ko) 반도체 소자의 마스크 및 그를 이용한 패터닝 방법
JP3119202B2 (ja) マスクパターン自動発生方法およびマスク
JP4019491B2 (ja) 露光方法
JP3443377B2 (ja) 3つの異なる位相シフト領域を有する位相シフトマスクおよびその製造方法
US6981240B2 (en) Cutting patterns for full phase shifting masks
US20050175906A1 (en) Method of conflict avoidance in fabrication of gate-shrink alternating phase shifting masks
JP2004502971A (ja) 複合パターンのための位相シフトマスキング
US7421676B2 (en) System and method for phase shift assignment
JP2002182366A (ja) パターン生成方法
JPH0882915A (ja) フォトマスクパターン設計方法および設計システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees