JPH066738U - スライドパッド - Google Patents

スライドパッド

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JPH066738U
JPH066738U JP811891U JP811891U JPH066738U JP H066738 U JPH066738 U JP H066738U JP 811891 U JP811891 U JP 811891U JP 811891 U JP811891 U JP 811891U JP H066738 U JPH066738 U JP H066738U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide pad
guide rail
pad
slide
contact surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP811891U
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English (en)
Inventor
実 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP811891U priority Critical patent/JPH066738U/ja
Publication of JPH066738U publication Critical patent/JPH066738U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]互いに相対摺動するガイドレールとスライドパ
ッドとの耐摩耗性を向上する。 [構成]スライドパッド1におけるガイドレール4との
当接面に、クリップ部7に嵌合する突起部14に設けた
窪み15に連通する通路孔16を開口させ、窪み15に
貯容された潤滑油17を通路孔16を経てスライドパッ
ド1のガイドレール4との当接面に導く。あるいは、耐
摩耗性に富むボール18をスライドパッド1のガイドレ
ール4との当接面に装着すると共に該ボール18の装着
孔19に窪み15を連通させ、ボール18の転動によっ
て潤滑油17を引き出す。 [効果]ガイドレール4とスライドパッド1との接触部
に潤滑油膜が形成されるため、ガイドレール4に対する
スライドパッド1の摺動円滑性が向上すると共に、両者
の接触部が摩耗し難くなり、耐久性が向上する

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平坦なレール面上を滑動し得るスライドパッドに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子複写機における拡大・縮小の操作は、レンズを移動させることに よって行なわれることが通例である。ここで拡大・縮小の倍率精度を高め、複写 画像の歪みを少なくするうえには、レンズの移動が可及的に円滑であることが望 ましい。従来、レンズを支持したスライダとガイドレールとの接触部には、合成 樹脂材にて形成されたスライドパッドが介装されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このスライドパッドは、耐摩耗性に富み、自己潤滑性を有する合成樹脂材にて 形成されることが一般的であるが、使用頻度が過度に高かったり、使用環境が悪 かったりすると、スライドパッドとガイドレールとの互いの摺接面が摩耗し、摺 動円滑性が損なわれたり、異音発生の要因となったりする虞れがあった。
【0004】 本考案は、このような従来技術の不都合を解消すべく案出されたものであり、 その主な目的は、摺動円滑性並びに耐久性に優れたスライドパッドを提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、可動部材に取付けられるクリップ部と、 該クリップ部の内側に嵌合してクリップ部を拡開するための突起部を設けられた パッド部とからなるスライドパッドを、レールとの当接面を略部分球面とし、か つ突起部に形成した油脂貯容部に連通する開口をこの当接面に設けた構成とする ことによって達成される。特に、レールとの当接面に耐摩耗性に富む球体を回転 可能に装着し、かつ球体の装着孔と油脂貯容部との間に連通路を設けるものとす ると良い。
【0006】
【作用】
このような構成によれば、スライドパッドとガイドレールとの接触面に潤滑油 が供給され、同部分に油膜が形成される。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の構成を添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて詳細に 説明する。
【0008】 図1は、本考案に基づき構成されたスライドパッド1を組立てた状態を示して いる。このスライドパッド1は、可動体側に設けられた板材からなるブラケット 2に実質的に係合するグロメット3と、固定体側に設けられたガイドレール4に 摺接するパッド部材5とからなっている。
【0009】 グロメット3は、図2・図3に示すように、ブラケット2に形成された取付け 孔6に嵌着されるクリップ部7と、ブラケット2の外面に密接するフランジ部8 とからなっている。クリップ部7は、基本的に円筒形をなしており、フランジ部 8を通して軸方向に貫通する孔9がその中心に形成されている。そしてクリップ 部7には、対角位置に軸方向のすり割り10が形成されており、これによってク リップ部7が4つの脚片11に分割されている。また各脚片11の内面には、遊 端側へ向けて孔径が縮径するテーパ面12が形成されている。
【0010】 パッド部材5は、図4・図5に示すように、ガイドレール4と直接接触する略 部分球面をなす摺接部13と、グロメット3の中心孔9に嵌合する突起部14と からなっている。そして突起部14には、カップ状をなす窪み15が形成され、 摺接部13には、窪み15内と摺接部13の外面中心とを互いに連通する通路孔 16が設けられている。
【0011】 このように構成されたスライドパッド1をブラケット2に取付けるには、先ず グロメット3のクリップ部7を取付け孔6に挿通し、次いでクリップ部7の中心 孔9にパッド部材5の突起部14を圧入する。すると、その内面のテーパ面12 に突起部14の遊端が突き当たることによって各脚片11が外向きに押し広げら れ、グロメット3およびパッド部材5が、取付け孔6から脱落不能なようにブラ ケット2に固定される。
【0012】 使用に際しては、不揮発性の潤滑油17を窪み15内に予め注入しておく。す ると、ブラケット2すなわち可動体の移動に伴い、ガイドレール4と摺接部13 との当接面に通路孔16を経て潤滑油17が供給されることとなる。これにより 、スライドパッド1とガイドレール4との摺接面に潤滑油膜が形成され、両者間 の摺動円滑性が向上し、かつ摩耗し難くなる。
【0013】 図6は、本考案の変形実施例を示しており、上記第1の実施例に対応する部分 には同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例においては、パッド部材 5のレール4との対向面に、鋼材などからなるボール18が圧入などにて埋設さ れ、ボール18の装着孔19に窪み15内が連通している。これによれば、可動 体の移動に伴ってこのボール18が転動すると、ボールペンと同様の要領にて窪 み15内から潤滑油17が流れ出す。その結果、前記した第1の実施例と同様に 、スライドパッド1とガイドレール4との摺接面に潤滑油膜が形成される。なお 、本実施例の場合には、スライドパッド1とガイドレール4との間が転動接触と なるためにより一層の摺動円滑性向上を企図し得る。
【0014】
【考案の効果】
このように本考案によれば、スライドパッドに設けられた油脂貯容部からパッ ド部材のガイドレールとの接触面に潤滑油が供給され、ガイドレールとパッド部 材との接触部に潤滑油膜が形成されることとなる。従って、ガイドレールに対す るスライドパッドの摺動円滑性が向上すると共に、両者の接触部が摩耗し難くな り、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づくスライドパッドの組立て断面図
である。
【図2】図1に示したスライドパッドのグロメットの上
面図である。
【図3】図1に示したスライドパッドのグロメットを一
部切除して示す側面図である。
【図4】図1に示したスライドパッドのパッド部材を一
部切除して示す側面図である。
【図5】図1に示したスライドパッドのパッド部材の底
面図である。
【図6】本考案の変形実施例を示す図1と同様な組立て
断面図である。
【符号の説明】
1 スライドパッド 2 ブラケット 3 グロメット 4 ガイドレール 5 パッド部材 6 取付け孔 7 クリップ部 8 フランジ部 9 孔 10 すり割り 11 脚片 12 テーパ面 13 摺接部 14 突起部 15 窪み 16 通路孔 17 潤滑油 18 ボール 19 装着孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動部材に取付けられるクリップ部と、該
    クリップ部の内側に嵌合して該クリップ部を拡開するた
    めの突起部を有しかつ実質的に平坦なレール面を摺動す
    るパッド部とからなるスライドパッドであって、 レールとの当接面が略部分球面をなすと共に、該当接面
    に開口する油脂貯容部が前記突起部に設けられているこ
    とを特徴とするスライドパッド。
  2. 【請求項2】前記当接面が、前記パッド部に回転可能に
    装着された耐摩耗性に富む球体からなると共に、該球体
    の装着孔に前記油脂貯容部が連通していることを特徴と
    する請求項1に記載のスライドパッド。
JP811891U 1991-01-29 1991-01-29 スライドパッド Pending JPH066738U (ja)

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