JPH0667180U - 車室内取付用ステー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のマップランプなどを車室内に取り付け
るときにはシガーライターソケットに直接に取付けてい
たので、取付位置に制約を受け、使い勝手が悪いなどの
問題点を生じていた。 【構成】 本考案により、パイプ状に形成された外筒２
と、この外筒２の一端に固定され側面にヘッドレストス
テー１１ａが通過可能な取付穴３ａが設けられた固定側
ホルダ３と、固定側ホルダ３と略同様な形状とされ同様
な取付穴４ａが設けられて外筒３の外径側で摺動自在と
される移動側ホルダ４と、外筒３の内径に嵌合し伸縮自
在とされた内筒５と、内筒５の自由端側の先端に固定さ
れたブラケット５とで成る車室内取付用ステー１とする
ことで、運転席側或いは助手席側などマップランプを自
在な位置に取付可能なものとして課題を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は例えばマップランプなどを車室内に取付けるときに用いられる取付用 ステーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、マップランプ９０を車室内に取付けるときには、例えば図３に示すよう にマップランプ９０に車室内に設けられたシガーライターソケット８０に嵌合す るプラグ部９１を設けて行われるものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記した従来の取付手段では、マップランプ９０が取付可能と なる位置が当然にシガーライターソケット８０の設けられた位置に限定されるも のとなり、例えば運転席寄りになるなど助手席の乗員に対しては使用し難いもの となる問題点を生じると共に、シガーライターソケット８０自体もこのような目 的として設計されたものでないので、取付強度が不足して不安定なものとなった り、或いは破損を生じるものとなり、これらの点の解決が課題とされるものとな っていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、マップラ ンプなど車室内で使用される小物部品の取付用ステーであり、前記ステーはパイ プ状に形成された外筒と、該外筒の一端に固定され側面にヘッドレストステーが 通過可能な取付穴が設けられた固定側ホルダと、前記固定側ホルダと略同様な形 状とされ同様な取付穴が設けられて前記外筒の外径側で摺動自在とされる移動側 ホルダと、前記外筒の内径に嵌合し伸縮自在とされた内筒と、前記内筒の自由端 側の先端に固定されたブラケットとで成ることを特徴とする車室内取付用ステー を提供することで課題を解決するものである。

【０００５】

【実施例】

つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。図１に符号１ で示すものは本考案に係る車室内取付用ステー（以下、取付ステー１と略称する ）であり、この取付用ステー１はマップランプ２０など車室内で使用される小物 部品を車体に取付けることを目的とするものである点は従来例のものと同様であ るが、本考案により座席に設けられるヘッドレストを利用してマップランプ２０ などの取付を行うものとされている。

【０００６】 ここで、前記取付用ステー１の構成を更に詳細に説明すれば、先ず、樹脂或い は金属でパイプ状に形成された外筒２が設けられ、この外筒２の一方の端部には 厚板状に形成され側面に取付穴３ａが形成された固定側ホルダ３が固着されるも のとされている。尚、このときに前記取付穴３ａの穴径は後にも説明するように 自動車シート１０のヘッドレストステー１１ａと嵌合するものとされている。

【０００７】 また、前記外筒２には前記固定側ホルダ３と同様な形状とされ、同様にヘッド レストステー１１ａと嵌合する取付穴４ａが設けられた移動側ホルダ４も取付け られるものとされるが、この移動側ホルダ４は外筒２に固着されることはなく、 外筒２の外径と嵌着して長手方向に摺動を自在なものとされ、これにより、取付 穴３ａと取付穴４ａはその間隔が自在に設定できるものとされている。

【０００８】 更に、前記外筒２の内径側には摺動を自在として内筒５が嵌合されるものとさ れて、いわゆるテレスコープ構造とされて前記内筒５を摺動することで伸縮が自 在とされ、前記外筒２側には例えば写真用三脚のストップ機構と同様な係止機構 ２ａが設けられて内筒５を任意の位置で係止可能なものとされ、加えて、前記内 筒５の自由端側の先端には適宜形状のブラケット６が設けられ、例えばマップラ ンプ２０などの小物部品が取付可能な構成とされている。

【０００９】 上記の構成とした取付用ステー１を取付けるときには、図２に示すように先ず 自動車シート１０からヘッドレスト１１を取外し、このヘッドレスト１１に付属 するヘッドレストステー１１ａのピッチと、取付穴３ａと取付穴４ａとの間のピ ッチとを移動側ホルダ４を摺動することで一致させて挿入し、取付用ステー１を ヘッドレスト１１に取付ける。

【００１０】 この状態で、ヘッドレスト１１を再びシート１０に取付ければ、取付用ステー １は車体に固定されるものとなり、ブラケット６に取付けられたマップランプ２ ０などは車体への取付けが行われるものとなり、更には前記内筒５を摺動させる ことで設定位置は自在なものとなる。尚、前記外筒２と移動側ホルダ４との固定 手段及び取付穴３ａ、４ａとヘッドレストステー１１ａとの固定手段などを必要 に応じて設けることは自在である。

【００１１】

【考案の効果】

以上に説明したように本考案により、ヘッドレストステーを利用して車体に取 付る取付ステーの構成としたことで、運転席側、助手席側の何れの側にも取付可 能となり、またその席の左右何れの側にも取付が可能となり取付範囲を広いもの として、例えばマップランプなどに対して使用に最適な位置を設定可能とし使い 勝手の向上に優れた効果を奏するものとなる。また、ヘッドレストステーを利用 して取付けるものとしたことで、その取付強度も充分なものが保証され、性能の 向上も図れるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る車室内取付用ステーの一実施例
を示す斜視図である。

【図２】 同じ実施例の使用状態を示す説明図である。

【図３】 従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１……車室内取付用ステー ２……外筒 ２ａ……係止機構 ３……固定側ホルダ ３ａ……取付穴 ４……移動側ホルダ ４ａ……取付穴 ５……内筒 ６……ブラケット １０……シート １１……ヘッドレスト １１ａ……ヘッドレストステー ２０……マップランプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マップランプなど車室内で使用される小
   物部品の取付用ステーであり、前記ステーはパイプ状に
   形成された外筒と、該外筒の一端に固定され側面にヘッ
   ドレストステーが通過可能な取付穴が設けられた固定側
   ホルダと、前記固定側ホルダと略同様な形状とされ同様
   な取付穴が設けられて前記外筒の外径側で摺動自在とさ
   れる移動側ホルダと、前記外筒の内径に嵌合し伸縮自在
   とされた内筒と、前記内筒の自由端側の先端に固定され
   たブラケットとで成ることを特徴とする車室内取付用ス
   テー。