JPH066717Y2 - インバ−タの出力電圧制御回路 - Google Patents

インバ−タの出力電圧制御回路

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JPH066717Y2
JPH066717Y2 JP9955686U JP9955686U JPH066717Y2 JP H066717 Y2 JPH066717 Y2 JP H066717Y2 JP 9955686 U JP9955686 U JP 9955686U JP 9955686 U JP9955686 U JP 9955686U JP H066717 Y2 JPH066717 Y2 JP H066717Y2
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signal
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voltage
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等 河野
正徳 津田
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、簡単な構成で高精度の電圧制御を行うこと
ができるインバータの出力電圧制御回路に関する。
[従来の技術] 第2図は、従来の単相インバータの出力電圧制御回路の
構成を示すブロック図である。この図において、1a,
1b,1c,1dは、各々トランジスタ、FET(電界
効果トランジスタ)あるいは、GTO(ゲート・ターン
オフ・サイリスタ)等のスイッチ素子であり、各々信号
Sa,Sb,Sc,Sdが“1”信号となった時にオン
状態となるように構成されている。スイッチ素子1a,
1bおよびスイッチ素子1c,1dは各々直流電源Eの
両端間に直列接続され、また、各スイッチ素子1a,1
b,1c,1dにはダイオード2a,2b,2c,2d
が各々逆方向に並列接続されている。3は負荷であり、
スイッチ素子1a,1bの接続点と、スイッチ素子1
c,1dの接続点との間に介挿されている。
次に、信号Sa,Sb,Sc,Sdの発生回路について
説明する。5は矩形波発振器であり、設定器6によって
設定された周波数の矩形波をカウンタ7へ出力する。カ
ウンタ7のカウント結果は、ディジタル加算器8の一方
の入力端に供給され、また、その最上位ビットが信号S
aとしてスイッチ素子1aに供給され、信号Saの反転
信号が信号Sbとしてスイッチ素子1bに供給される。
10は電圧指令信号Vrefと電圧検出器11から供給
される負荷電圧信号Vfとの偏差を0とするような制御
電圧Vcを出力する偏差検出部であり、この制御電圧V
cははクランプ回路12を介してA/D変換器13に供
給される。A/D変換器13によってディジタル信号に
変換された電圧Vcの値は、ディジタル加算器8の他方
の入力端に供給され、カウンタ7の出力信号に加算され
る。この場合、カウンタ7の出力ビット数とA/D変換
器13の出力ビット数は、共に等しくnに設定されてい
る。そして、ディジタル加算器8の出力信号の最上位ビ
ットが信号Scとしてスイッチ素子1cに供給され、信
号Scの反転信号が信号Sdとしてスイッチ素子1dに
供給される。上記構成により、スイッチ素子1aと1b
が相補的にオン/オフし、また、スイッチ素子1cと1
dが相補的にオン/オフするようになっている。
次に、上記構成による従来回路の動作について説明す
る。
まず、発振器5が設定周期で発振を開始すると、信号S
aはカウンタ7の動作により、発振器5の出力パルスを
分周したパルスとなり、例えば、第3図(イ)に示すよ
うに一定周期のパルス信号となる。また、ディジタル加
算器8の出力信号は、他方の入力端に供給される信号の
値が「0」であれば、カウンタ7の出力信号と同じ信号
になり、この結果、信号Scは信号Saと同一のパルス
信号となる。一方、ディジタル加算器8の他方の入力端
に値「k」の信号が供給されているときは、ディジタル
加算器8の出力信号は、カウンタ7の出力信号より常に
「k」進んだ数となる。したがって、発振器5の出力パ
ルスの周期をTとすれば、ディジタル加算器8の最上
位ビット信号である信号Scは、信号Saより(k・T
)だけ先に変化する。すなわち、信号Scは信号Sa
に対し、値「k」に対応する分だけ位相が進んだ信号と
なる。第3図(イ)、(ロ)は信号Saと信号Scの位
相差が90°の時の状態を示している。ここで、負荷3
に電圧が印加される条件は、第2図から明らかなように
スイッチ素子1a、1dがオンでスイッチ素子1b,1
cがオフのとき、およびスイッチ素子1a,1dがオフ
でスイッチ素子1b,1cがオンのときのみであり、他
の場合は負荷3に電圧は印加されない。また、電圧が印
加される上記2通りの場合における電圧印加方向は、違
いに逆方向となる。したがって、第3図に示す例におい
て、負荷3に印加される電圧は同図(ハ)に示すように
なる。
ここで、位相差φと出力電圧の平均値Va(絶対値の平
均値)との関係は、φが0°のときVaが0となり、φ
が180°のときVaが最大となる。すなわち、φが0
°〜180°の間においては、位相差φと出力電圧平均
値Vaとが単調増加の関係にある。したがって、上述し
た回路においては、平均値Vaが指令値Vrefに対し
小もしくは、大であれば、位相差φを大もしくは小とし
て、VaをVrefに一致させることができる。すなわ
ち、位相差φを制御することにより、出力電圧平均値V
aを任意に制御することができる。この場合、位相差φ
が一度でも180°を越えてしまうと、上述した単調増
加の関係がくずれるため、平均値Vaを制御し得なくな
ってしまう。例えば、平均値Vaを最大に制御する際
に、位相差が一旦190°となったとすると、この場合
の平均値Vaは位相差170°のときと同様の値となる
ため、制御系は位相差φをより増大させようとする。し
かしながら、位相差φを増大させて190°以上にして
も、180°をa°越えていれば、平均値Vaは位相差
φが(180−a)°のときに対応するため、平均値V
aは逆に小さくなってしまう。
このように、位相差φが一度でも180°を越えてしま
うと、制御不能となってしまう。第2図に示すクランプ
回路12は、位相差φが180°を越えないようにする
ために設けられたもので、制御電圧Vcが所定値を越え
たときは、A/D変換器13に供給するアナログ電圧を
増大させないようにしている。
[考案が解決する問題点] ところで、上述したクランプ回路12においては、アナ
ログ回路特有のオフセットやドリフトがあるため、正確
なクランプが難しく、位相差φが180°を越すような
信号が出力されることがあった。また、クランプ回路1
2の回路構成が複雑になるとともに、その調整も面倒と
なる欠点があった。
この考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、位
相差φが180°を越すことがない正確なクランプを行
うことができ、また、クランプのための回路構成が簡単
で、かつ、その調整も不要なインバータの出力電圧制御
回路を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上述した問題点を解決するために、相補的
にオン/オフする2個のスイッチ素子から成るスイッチ
素子直列対を直流電源に対し並列に接続し、かつ、前記
各スイッチ素子に逆並列にダイオードを接続して構成さ
れるインバータと、発振器から出力されるパルス信号を
カウントするカウンタと、入力端のダイナミックレンジ
が出力電圧制御信号のダイナミックレンジより狭く設定
されているアナログ/ディジタル変換器と、前記カウン
タの出力信号に前記アナログ/ディジタル変換器の出力
信号を1ビットシフトダウンして加算するディジタル加
算手段とを具備し、前記カウンタの使用最上位ビット出
力端および前記加算手段の使用最上位出力端から得られ
る各出力信号により前記スイッチ素子対のオン/オフを
各々制御するようにしたことを特徴としている。
[作用] 前記出力電源制御信号が所定値より大きくなると、前記
アナログ/ディジタル変換器が飽和し、これにより、実
質的なクランプが行われる。
[実施例] 以下、図面を参照してこの考案の実施例について説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例の構成を示すブロックで
ある。この実施例が第2図に示す従来のインバータ出力
電圧制御回路と異なっているのは、アナログのクランプ
回路12が設けられておらず、この機能をA/D変換器
20が行っている点である。
さて、一般にA/D変換器は、供給されるアナログ電圧
がある値以上になると出力が飽和し、すべてのビットか
ら“1”信号を出力する。この実施例においては、この
特性を積極的に利用し、A/D変換器20の入力ダイナ
ミックレンジを電圧Vcのダイナミックレンジより小さ
く設定し、電圧Vcがある値以上になるとA/D変換器
20の出力が飽和するようにしている。そして、A/D
変換器20の出力信号(nビット)のうち最下位ビット
を破棄し、残りの(n−1)ビットをディジタル加算器
8の他方の入力端に供給し、この入力端の最上位ビット
を接地して常に“0”レベルとしている。
このような構成によれば、電圧Vcが所定値より大きな
値となっても、A/D変換器13が飽和するとともに、
この飽和値が1ビットシフトダウンされてディジタル加
算器8に供給されるため、実質的なクランプが行われ
る。そして、この実施例においては、クランプする値を
位相差φの180°に対応する値に設定し、これによ
り、制御不能となる事態を回避している。
なお、この実施例においては、アナログのクランプ回路
に代えて、入力ダイナミックレンジの狭いA/D変換器
を用いているので、構成が極めて簡単であるとともに、
調整等が一切不要となり、しかも、正確なクランプ動作
が行われる利点がある。
また、この実施例においては、ディジタル加算器8の他
方の入力端の最上位ビットを接地したが、これに代え
て、例えば、一方の入力端に対し他方の入力端が予め1
ビットシフトダウンされているディジタル加算器を用い
てもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、相補的にオン
/オフする2個のスイッチ素子から成るスイッチ素子直
列対を直流電源に対し並列に接続し、かつ、前記各スイ
ッチ素子に逆並列にダイオードを接続して構成されるイ
ンバータと、発振器から出力されるパルス信号をカウン
トするカウンタと、入力端のダイナミックレンジが出力
電圧制御信号のダイナミックレンジより狭く設定されて
いるアナログ/ディジタル変換器と、前記カウンタの出
力信号に前記アナログ/ディジタル変換器の出力信号を
1ビットシフトダウンして加算するディジタル加算手段
とを具備し、前記カウンタの使用最上位ビット出力端お
よび前記加算手段の使用最上位出力端から得られる各出
力信号により前記スイッチ素子対のオン/オフを各々制
御するようにしたので、スイッチ素子対への制御信号の
位相差φが180°を越すことがなく、これにより、電
圧値制御が不能となることがない。また、クランプのた
めの回路構成が簡単で、かつ、その調整も不要とするこ
とができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は従来のインバータの出力電源制御回路の構成を
示すブロック図、第3図は第2図に示す回路各部の信号
波形を示す波形図である。 1a,1b……スイッチ素子(スイッチ素子対)、1
c,1d……スイッチ素子(スイッチ素子対)、2a〜
2d……ダイオード、5……発振器、7……カウンタ、
8……ディジタル加算器(ディジタル加算手段)、20
……アナログ/ディジタル変換器、E……直流電源、V
c……制御電圧(電圧制御信号)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相補的にオン/オフする2個のスイッチ素
    子から成るスイッチ素子直列対を直流電源に対し並列に
    接続し、かつ、前記各スイッチ素子に逆並列にダイオー
    ドを接続して構成されるインバータと、発振器から出力
    されるパルス信号をカウントするカウンタと、入力端の
    ダイナミックレンジが出力電圧制御信号のダイナミック
    レンジより狭く設定されているアナログ/ディジタル変
    換器と、前記カウンタの出力信号に前記アナログ/ディ
    ジタル変換器の出力信号を1ビットシフトダウンして加
    算するディジタル加算手段とを具備し、前記カウンタの
    使用最上位ビット出力端および前記加算手段の使用最上
    位ビット出力端から得られる各出力信号により前記スイ
    ッチ素子対のオン/オフを各々制御するようにしたこと
    を特徴とするインバータの出力電圧制御回路。
JP9955686U 1986-06-28 1986-06-28 インバ−タの出力電圧制御回路 Expired - Lifetime JPH066717Y2 (ja)

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JPS637995U JPS637995U (ja) 1988-01-19
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