JPH0667051U - 連続捺印装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ベース板１と、このベース板１上に載置され
電圧可変電源２に接続されたモータ３と、このモータ３
に減速機５を介して連結したホルダー支持軸４と、この
ホルダー支持軸４にゴム印ホルダー７を介して取り付け
たゴム印６と、ホルダー支持軸４の端部に取り付けた紙
押さえ８と、一方端を固定部に回動目在に支持したアー
ムバー１０の他方端に回転自在に取り付けられ、ゴム印
６に押圧接触している軸付フェルト１２とをそなえてい
る。 【効果】 同一で、かつ多量の帳票への捺印が、簡単で
速く、かつ確実に行える。また、作業者は帳票を送るだ
けでよいので、肉体的な疲労が少なくてすみ、後の作業
に支障がでることがない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、帳票類に連続的にゴム印等で捺印を行う連続捺印装置に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

事務処理等においては、帳票類にゴム印を捺印することがよく行われるが、そ れらの中には捺印個所は特別決められてはいないが同一の帳票に印を捺印してい く作業もある。この場合、帳票類の枚数は少ないときもあれば、多量のときもあ る。しかし、従来はいずれの場合も作業者が手作業で捺印している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

同一で、かつ多量の帳票への捺印を人手で行う場合、つぎのような問題があっ た。 （１）量が多いので、ゴム印を押し間違えたり、インクがよくつかなかったりし て出来具合が悪くなるときがある。 （２）人手で、インクをつけながらゴム印を押すので作業が遅く、効率が悪い。 （３）作業者に肉体的な疲労が発生し、後の業務に支障がでる。 そこで本考案は、このような問題を解消して、作業者が疲れることなく、同一 で、かつ多量の帳票への捺印を、簡単に速く、かつ確実に行うことのできる連続 捺印装置を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案は、ベース板と、このベース板上に載置さ れ電圧可変電源に接続されたモータと、このモータに減速機を介して連結したホ ルダー支持軸と、このホルダー支持軸にゴム印ホルダーを介して取り付けたゴム 印と、前記ホルダー支持軸の端部に取り付けた紙押さえと、一方端を固定部に回 動目在に支持したアームバーの他方端に回転自在に取り付けられ、前記ゴム印に 押圧接触している軸付フェルトとで連続捺印装置を構成するようにしたものであ る。

【０００５】

【作用】

上記手段により、帳票へのゴム印の接触が確実になされるので、きれいな捺印 ができる。また、インクの補充が人手によらず自動的になされるので、作業効率 がよくなる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図１は本考案の実施例を示す連続捺印装置の平面図、図２はそれの正面図、図 ３はゴム印部を示す側断面図である。 図１ないし図３において、１はベース板、２はこのベース板１上に載置された 電圧可変電源、３はこの電圧可変電源２に接続されたモータ、４はこのモータ３ に減速機５を介して連結したホルダー支持軸、６はこのホルダー支持軸４にゴム 印ホルダー７を介して貼付されたゴム印、８は前記ホルダー支持軸４の端部にた とえばちょうネジ９を用いて取り付けた紙押さえで、外周面にピンチローレット 加工を施している。この紙押さえ８は、ゴム印ホルダー７の保持のための押さえ 板としての役目も持っている。１０は一方端を固定部、たとえば前記減速機５上 に取り付けたアームホルダ１１に回動自在に支持したアームバーで、他方端に、 インクを滴下、浸透させた軸付フェルト１２を回転自在に取り付けている。この 軸付フェルト１２は、前記ゴム印６上に乗っており、アームバー１０と軸付フェ フェルト１２自体の重さでゴム印に転写圧力をかける構成になっている。なお、 １３は帳票などの紙である。 つぎに、このような構成における連続捺印装置の作用を述べる。 電圧可変電源２のスイッチ（図示しない）をＯＮにすることにより、モータ３ が回転するとともに減速機５が回転する。このとき、捺印の速さを作業者に合っ たものにするために、作業者は、電圧可変電源２の電圧調整を行う。 減速されたモータの回転はホルダー支持軸４に伝わり、ゴム印ホルダー７およ び紙押さえ８が矢印の方向に回転する。この際、ゴム印ホルダー７に貼付けされ たゴム印６がインクの浸透した軸付フェルト１２と接触することにより、インク がゴム印６に転写される。この状態で、人手によって紙１３を紙押え８のところ まで送り込めば、紙押さえ８により紙１３が一定速度で送られ、ゴム印６により 捺印がなされる。また同時に紙押さえ８により紙１３の排出がなされる。 同一で、かつ多量の帳票への捺印をするときは、次々に紙１３を紙押え８に送 り込むようにすれば、連続して捺印することができる。 なお、ゴム印６を変更したい場合は、ゴム印ホルダー７ごと交換するようにす る。ゴム印６の寸法や厚さが異なるときは、ゴム印ホルダー７もそれに対応させ て交換するようにする。また、軸付フェルト１２へのインクの補充は、軸付フェ ルト１２に、インクを滴下、浸透させることにより行うことができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によればつぎのような効果がある。 （１）同一で、かつ多量の帳票への捺印が、簡単で速く、かつ確実に行える。 （２）作業者は帳票を送るだけでよいので、肉体的な疲労が少なくてすみ、後の 作業に支障がでることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す連続捺印装置の平面図で
ある。

【図２】本考案の実施例を示す連続捺印装置の正面図で
ある。

【図３】本考案の実施例を示すゴム印部の側断面図であ
る。

【符号の説明】

１ ベース板 ２ 電圧可変電源 ３ モータ ４ ホルダー支持軸 ５ 減速機 ６ ゴム印 ７ ゴム印ホルダー ８ 紙押さえ ９ ちょうネジ １０ アームバー １１ アームホルダー １２ 軸付フェルト １３ 紙

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベース板と、このベース板上に載置され
   電圧可変電源に接続されたモータと、このモータに減速
   機を介して連結したホルダー支持軸と、このホルダー支
   持軸にゴム印ホルダーを介して取り付けたゴム印と、前
   記ホルダー支持軸の端部に取り付けた紙押さえと、一方
   端を固定部に回動目在に支持したアームバーの他方端に
   回転自在に取り付けられ、前記ゴム印に押圧接触してい
   る軸付フェルトとからなることを特徴とする連続捺印装
   置。