JPH0667024B2 - 風雑音除去装置及び音声記録装置 - Google Patents
風雑音除去装置及び音声記録装置Info
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- JPH0667024B2 JPH0667024B2 JP1260756A JP26075689A JPH0667024B2 JP H0667024 B2 JPH0667024 B2 JP H0667024B2 JP 1260756 A JP1260756 A JP 1260756A JP 26075689 A JP26075689 A JP 26075689A JP H0667024 B2 JPH0667024 B2 JP H0667024B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、風雑音検出除去装置及びそれを具備した音声
記録装置に関する。
記録装置に関する。
(ロ)従来の技術 例えば、8mmVTR等に備えられているマイクロホンと
しては、単一指向性のマイクロホンが用いられているこ
とが多い。ところが、斯かる単一指向性のマイクロホン
は、振動板の低周波での機械インピーダンスが低いた
め、集音した音声信号に風雑音が重畳されやすい。従っ
て、斯かる装置には、風雑音を検出して音声信号から斯
かる風雑音を除去する風雑音検出除去装置が備えられて
いる方が好ましい。
しては、単一指向性のマイクロホンが用いられているこ
とが多い。ところが、斯かる単一指向性のマイクロホン
は、振動板の低周波での機械インピーダンスが低いた
め、集音した音声信号に風雑音が重畳されやすい。従っ
て、斯かる装置には、風雑音を検出して音声信号から斯
かる風雑音を除去する風雑音検出除去装置が備えられて
いる方が好ましい。
出願人は、先に実願昭63−119606号(実開平2
−41596号)を出願し、新規な風雑音検出除去装置
を考案した。当該装置は、先の単一指向性マイクロホン
に加えて無指向性のマイクロホンを配し、両マイクロホ
ンからの出力レベルを比較して風雑音を検出し、この検
出出力に応答してHPF(High Pass Filter)等の風雑
音除去回路を作動せしめて風雑音の除去を行う様にして
いる。
−41596号)を出願し、新規な風雑音検出除去装置
を考案した。当該装置は、先の単一指向性マイクロホン
に加えて無指向性のマイクロホンを配し、両マイクロホ
ンからの出力レベルを比較して風雑音を検出し、この検
出出力に応答してHPF(High Pass Filter)等の風雑
音除去回路を作動せしめて風雑音の除去を行う様にして
いる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 斯かる場合、風雑音除去回路は、風雑音が検出されてい
る間だけ作動される。ところが、この様に風雑音の除去
が音声信号に適用されると、音声信号の再生音声は、風
雑音の除去がなされていない場合に比べ、一般に音色が
変わってしまう。このため、風が頻繁に吹いたり止んだ
りすると、これに応じて再生音声の音色も頻繁に変化す
るため、再生音声を聞いている人に違和感を与えてしま
う。
る間だけ作動される。ところが、この様に風雑音の除去
が音声信号に適用されると、音声信号の再生音声は、風
雑音の除去がなされていない場合に比べ、一般に音色が
変わってしまう。このため、風が頻繁に吹いたり止んだ
りすると、これに応じて再生音声の音色も頻繁に変化す
るため、再生音声を聞いている人に違和感を与えてしま
う。
そこで本発明は、この様な不都合を解消することを目的
とする。
とする。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題に鑑み本発明は、マイクロホンと、風雑音検出
回路と、風雑音除去回路とを有する風雑音検出除去装置
において、風雑音検出回路からの信号に応じてリセット
されるタイマ回路と、該タイマ回路の計時期間において
前記風雑音除去回路を作動せしめる制御回路とを配して
なることを特徴とする。
回路と、風雑音除去回路とを有する風雑音検出除去装置
において、風雑音検出回路からの信号に応じてリセット
されるタイマ回路と、該タイマ回路の計時期間において
前記風雑音除去回路を作動せしめる制御回路とを配して
なることを特徴とする。
又、マイクロホンと、風雑音検出回路と、風雑音除去回
路とを有する風雑音検出除去装置において、集音の停止
を検出する集音停止検出回路と、前記風雑音検出回路か
らの検出出力により前記風雑音除去回路を作動状態と
し、前記集音停止検出回路からの検出信号により前記風
雑音除去回路を非作動状態とする制御回路とを配してな
ることを特徴とする。
路とを有する風雑音検出除去装置において、集音の停止
を検出する集音停止検出回路と、前記風雑音検出回路か
らの検出出力により前記風雑音除去回路を作動状態と
し、前記集音停止検出回路からの検出信号により前記風
雑音除去回路を非作動状態とする制御回路とを配してな
ることを特徴とする。
更に、マイクロホンと、該マイクロホンからの信号を記
録する記録回路と、風雑音検出回路と、前記記録回路に
送られる音声信号から風雑音を除去する風雑音除去回路
とを有する音声記録装置において、前記記録回路の作動
状態を検出する検出回路と、該検出回路からの検出出力
と前記風雑音検出回路からの検出手出力に応じて前記風
雑音除去回路を制御する制御回路とを備えてなることを
特徴とする。
録する記録回路と、風雑音検出回路と、前記記録回路に
送られる音声信号から風雑音を除去する風雑音除去回路
とを有する音声記録装置において、前記記録回路の作動
状態を検出する検出回路と、該検出回路からの検出出力
と前記風雑音検出回路からの検出手出力に応じて前記風
雑音除去回路を制御する制御回路とを備えてなることを
特徴とする。
(ホ)作用 第1の特徴に依れば、風雑音除去作用は、タイマ回路が
計時動作にある間継続される。この際、タイマ回路が計
時動作にある間に新たな風雑音の検出がなされると、タ
イマ回路の計時動作がもう1度最初から開始されるた
め、風が頻繁に吹いて、風雑音の検出が短時間に繰返し
てなされる様な場合には、タイマ回路の計時動作が繰返
してリセットされ、このため、風雑音の除去は、この間
に途中で途切れることなく継続して実行される。
計時動作にある間継続される。この際、タイマ回路が計
時動作にある間に新たな風雑音の検出がなされると、タ
イマ回路の計時動作がもう1度最初から開始されるた
め、風が頻繁に吹いて、風雑音の検出が短時間に繰返し
てなされる様な場合には、タイマ回路の計時動作が繰返
してリセットされ、このため、風雑音の除去は、この間
に途中で途切れることなく継続して実行される。
又、上記第2の特徴に依れば、風雑音の検出がなされる
と、集音が停止されるまで風雑音除去回路が継続して作
動される。
と、集音が停止されるまで風雑音除去回路が継続して作
動される。
更に、上記第3の特徴によれば、風雑音検出回路からの
出力に応じて風雑音除去回路が作動されると、この作動
状態は記録回路が非記録状態になるまで継続される。
出力に応じて風雑音除去回路が作動されると、この作動
状態は記録回路が非記録状態になるまで継続される。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例につき説明する。
第1図は、第1の実施例を示す回路ブロック図である。
尚、斯かる第1の実施例は、従来例で説明した実願昭6
3−119606号(実開平2−41596号)の装置
に本発明を適用した例である。図において、(1)は単一
指向性のマイクロホン、(2)は無指向性のマイクロホ
ン、(3)はこれら両マイクロホン(1)(2)からの信号を比
較して風雑音を検出する風雑音検出回路、(4)は風雑音
除去回路として作用するHPF、(5)は切換スイッチ、
(6)(7)(8)は抵抗、(9)はコンデンサ、(10)はトランジス
タ、(11)はコンパレータである。ここで抵抗(6)(7)
(8)、コンデンサ(9)、トランジスタ(10)及びコンパレー
タ(11)はタイマ回路を構成している。
尚、斯かる第1の実施例は、従来例で説明した実願昭6
3−119606号(実開平2−41596号)の装置
に本発明を適用した例である。図において、(1)は単一
指向性のマイクロホン、(2)は無指向性のマイクロホ
ン、(3)はこれら両マイクロホン(1)(2)からの信号を比
較して風雑音を検出する風雑音検出回路、(4)は風雑音
除去回路として作用するHPF、(5)は切換スイッチ、
(6)(7)(8)は抵抗、(9)はコンデンサ、(10)はトランジス
タ、(11)はコンパレータである。ここで抵抗(6)(7)
(8)、コンデンサ(9)、トランジスタ(10)及びコンパレー
タ(11)はタイマ回路を構成している。
第2図は、斯かる回路ブロック図におけるa点、b点及
びc点の電位の状態を示すタイミングチャートである。
風雑音検出回路(3)によって風雑音が検出されると、a
点の電位がHレベルに立上る。斯かるa点の電位は、ト
ランジスタ(10)のベース電位となっており、この様にa
点の電位が立上ることによりトランジスタ(10)がONさ
れる。そしてこのトランジスタ(10)のONにより、コン
デンサ(9)の蓄電がトランジスタ(10)を通って瞬時放電
され、b点の電位がLレベルに立下る。コンパレータ(1
1)は、斯かるb点の電位Vbと抵抗(6)(7)による分圧電圧
Vrとを比較し、Vrの方がVbよりも大きくなった時Hレベ
ルの信号を出力する。従って前述した如くしてコンデン
サ(9)が瞬時放電され、b点の電位VbがLレベルに立下
ったタイミングにてコンパレータ(11)の出力信号がHレ
ベルに立上る。斯かるHレベルの信号は、切換スイッチ
(5)を上側端子に接続せしめて、然して単一指向性マイ
クロホン(1)からの音声信号に対し、HPF(4)による風
雑音の除去がなされる。
びc点の電位の状態を示すタイミングチャートである。
風雑音検出回路(3)によって風雑音が検出されると、a
点の電位がHレベルに立上る。斯かるa点の電位は、ト
ランジスタ(10)のベース電位となっており、この様にa
点の電位が立上ることによりトランジスタ(10)がONさ
れる。そしてこのトランジスタ(10)のONにより、コン
デンサ(9)の蓄電がトランジスタ(10)を通って瞬時放電
され、b点の電位がLレベルに立下る。コンパレータ(1
1)は、斯かるb点の電位Vbと抵抗(6)(7)による分圧電圧
Vrとを比較し、Vrの方がVbよりも大きくなった時Hレベ
ルの信号を出力する。従って前述した如くしてコンデン
サ(9)が瞬時放電され、b点の電位VbがLレベルに立下
ったタイミングにてコンパレータ(11)の出力信号がHレ
ベルに立上る。斯かるHレベルの信号は、切換スイッチ
(5)を上側端子に接続せしめて、然して単一指向性マイ
クロホン(1)からの音声信号に対し、HPF(4)による風
雑音の除去がなされる。
然る後、風雑音の検出が終わり、a点の電位がLレベル
に立下ると、トランジスタ(10)がOFFに転じ、コンデ
ンサ(9)に対する充電が始まる。これによりb点の電位
が、抵抗(8)及びコンデンサ(9)で決まる時定数に応じて
徐々に立上る。然る後、b点の電位VbがVrを越えるレベ
ルまで立上ると、コンパレータ(11)の出力電圧のレベ
ル、即ちc点の電位がLレベルに立下り、切換スイッチ
(5)が下側端子に切換接続されて、音声信号に対する風
雑音の除去がなされなくなる。然し乍ら、ここでb点の
電位がVrを越える前に次の風雑音が風雑音検出回路(3)
によって検出されて、a点の電位が立上ると、b点の電
位が再びLレベルに立下るため、コンパレータ(11)の出
力はLレベルに転じず、このため、HPF(4)による風
雑音の除去動作が継続される。
に立下ると、トランジスタ(10)がOFFに転じ、コンデ
ンサ(9)に対する充電が始まる。これによりb点の電位
が、抵抗(8)及びコンデンサ(9)で決まる時定数に応じて
徐々に立上る。然る後、b点の電位VbがVrを越えるレベ
ルまで立上ると、コンパレータ(11)の出力電圧のレベ
ル、即ちc点の電位がLレベルに立下り、切換スイッチ
(5)が下側端子に切換接続されて、音声信号に対する風
雑音の除去がなされなくなる。然し乍ら、ここでb点の
電位がVrを越える前に次の風雑音が風雑音検出回路(3)
によって検出されて、a点の電位が立上ると、b点の電
位が再びLレベルに立下るため、コンパレータ(11)の出
力はLレベルに転じず、このため、HPF(4)による風
雑音の除去動作が継続される。
斯かる風雑音の検出が終わると、b点の電位Vbが再び徐
々に立上り、然る後このVbがVrを越えると、コンパレー
タ(11)の出力信号がLレベルに立下り、これに応じてH
PF(4)による風雑音除去動作が解除される。
々に立上り、然る後このVbがVrを越えると、コンパレー
タ(11)の出力信号がLレベルに立下り、これに応じてH
PF(4)による風雑音除去動作が解除される。
当該実施例に依れば、風雑音の検出タイミングの間隔が
抵抗(8)、コンデンサ(9)及びコンパレータ(11)の比較電
圧によって決まる時定数τよりも短い場合には、風雑音
の除去動作が継続される。従って、風が断続的に吹い
て、風雑音が繰返し検出される様な場合には、時定数τ
を比較的大きく設定しておくことにより、この断続期間
中、風雑音除去動作が継続される。
抵抗(8)、コンデンサ(9)及びコンパレータ(11)の比較電
圧によって決まる時定数τよりも短い場合には、風雑音
の除去動作が継続される。従って、風が断続的に吹い
て、風雑音が繰返し検出される様な場合には、時定数τ
を比較的大きく設定しておくことにより、この断続期間
中、風雑音除去動作が継続される。
第3図は、本発明の第2の実施例を示す図である。図に
おいて(12)はフリップフロップ、(13)は本件装置の電源
ON・OFF検出回路である。電源がOFFされると、
電源ON・OFF検出回路(13)からパルスが出力され、
フリップフロップ(12)がリセットされる。従って、電源
が再投入された時には、フリップフロップ(12)はリセッ
ト状態にある。斯かる状態では、フリップフロップ(12)
の出力はLレベルであり、切換スイッチ(5)は下側端子
に接続されている。
おいて(12)はフリップフロップ、(13)は本件装置の電源
ON・OFF検出回路である。電源がOFFされると、
電源ON・OFF検出回路(13)からパルスが出力され、
フリップフロップ(12)がリセットされる。従って、電源
が再投入された時には、フリップフロップ(12)はリセッ
ト状態にある。斯かる状態では、フリップフロップ(12)
の出力はLレベルであり、切換スイッチ(5)は下側端子
に接続されている。
この状態において風雑音検出回路(3)が風雑音を検出
し、その出力信号がHレベルに立上ると、フリップフロ
ップ(12)の出力がHレベルに反転され、これに応じて切
換スイッチ(5)が上側端子に接続される。斯かる状態は
電源がOFFされて、フリップフロップ(12)がリセット
されるまで継続される。即ち、本実施例では、電源が投
入されてから、風雑音が検出されると、本件装置が風の
ある場所で用いられていると判断し、電源がOFFされ
るまでHPF(4)による風雑音除去動作が継続される。
し、その出力信号がHレベルに立上ると、フリップフロ
ップ(12)の出力がHレベルに反転され、これに応じて切
換スイッチ(5)が上側端子に接続される。斯かる状態は
電源がOFFされて、フリップフロップ(12)がリセット
されるまで継続される。即ち、本実施例では、電源が投
入されてから、風雑音が検出されると、本件装置が風の
ある場所で用いられていると判断し、電源がOFFされ
るまでHPF(4)による風雑音除去動作が継続される。
次にも8mmVTRに適用されて好ましい風雑音除去装置
に関する第3の実施例を第4図に示し、これについて説
明する。尚、同図において第1図及び第3図と同一部分
には同一符号を付して説明を省略する。同図において(1
4)(15)はインバータ、(16)はアンドゲート、(17)は微分
回路、(18)はダイオードである。インバータ(15)には、
REC/▲▼(記録/一時停止)信号が供給
されている。斯かるREC/▲▼信号は8mm
VTR本体に配された記録釦が押圧操作されて本体が記
録状態にある時にHレベルに立上り、又、前記記録釦の
再操作により本体がポーズ状態にある時にLレベルに立
下る。
に関する第3の実施例を第4図に示し、これについて説
明する。尚、同図において第1図及び第3図と同一部分
には同一符号を付して説明を省略する。同図において(1
4)(15)はインバータ、(16)はアンドゲート、(17)は微分
回路、(18)はダイオードである。インバータ(15)には、
REC/▲▼(記録/一時停止)信号が供給
されている。斯かるREC/▲▼信号は8mm
VTR本体に配された記録釦が押圧操作されて本体が記
録状態にある時にHレベルに立上り、又、前記記録釦の
再操作により本体がポーズ状態にある時にLレベルに立
下る。
第5図は、第4図の回路のa点、b点、c点、d点、e
点の信号波形を示すタイミングチャートである。以下、
このタイミングチャートを参照しつつ本実施例の動作を
説明する。風雑音検出回路(3)により風雑音が検出され
ると、a点の電位が立上り、フリップフロップ(12)がセ
ットされ、切換スイッチ(5)が上側端子に切換られる。
REC/▲▼信号は、インバータ(15)により
レベルが反転され、更にこの信号は微分回路(17)により
微分される。斯かる微分信号は、b点の信号の反転時に
おいて生じ、即ちb点の電位が立上る時に正のパルス信
号となり又b点の電位が立下る時に負のパルス信号とな
るが、この内、負のパルス信号は、ダイオード(18)を介
してアースされるため、c点の信号は、b点の電位が立
上るときに生じる正のパルス信号となる。斯かるb点の
立上りタイミングが、8mmVTR本体の状態が記録状態
からポーズ状態に転ずるタイミングであり、従って、ア
ンドゲート(16)の一方の入力端子には、VTR本体の状
態が記録状態からポーズ状態に転ずるタイミングにてH
レベルに立上るパルス信号が入力される。
点の信号波形を示すタイミングチャートである。以下、
このタイミングチャートを参照しつつ本実施例の動作を
説明する。風雑音検出回路(3)により風雑音が検出され
ると、a点の電位が立上り、フリップフロップ(12)がセ
ットされ、切換スイッチ(5)が上側端子に切換られる。
REC/▲▼信号は、インバータ(15)により
レベルが反転され、更にこの信号は微分回路(17)により
微分される。斯かる微分信号は、b点の信号の反転時に
おいて生じ、即ちb点の電位が立上る時に正のパルス信
号となり又b点の電位が立下る時に負のパルス信号とな
るが、この内、負のパルス信号は、ダイオード(18)を介
してアースされるため、c点の信号は、b点の電位が立
上るときに生じる正のパルス信号となる。斯かるb点の
立上りタイミングが、8mmVTR本体の状態が記録状態
からポーズ状態に転ずるタイミングであり、従って、ア
ンドゲート(16)の一方の入力端子には、VTR本体の状
態が記録状態からポーズ状態に転ずるタイミングにてH
レベルに立上るパルス信号が入力される。
斯かるアンドゲート(16)の他方の入力端子には、インバ
ータ(14)を介して風雑音検出信号が印加されている。従
って、VTR本体の状態が記録状態からポーズ状態に転
ずるタイミングにおいて風雑音検出回路(3)が風雑音を
検出しなければアンドゲート(16)の出力がパルス状にH
レベルに立上る。斯かる信号はフリップフロップ(12)を
リセットし、フリップフロップ(12)の出力をLレベルに
反転せしめる。これに応じて切換スイッチ(5)は下側端
子に切換接続され、HPF(4)による風雑音の除去が解
除される。
ータ(14)を介して風雑音検出信号が印加されている。従
って、VTR本体の状態が記録状態からポーズ状態に転
ずるタイミングにおいて風雑音検出回路(3)が風雑音を
検出しなければアンドゲート(16)の出力がパルス状にH
レベルに立上る。斯かる信号はフリップフロップ(12)を
リセットし、フリップフロップ(12)の出力をLレベルに
反転せしめる。これに応じて切換スイッチ(5)は下側端
子に切換接続され、HPF(4)による風雑音の除去が解
除される。
第5図に示されたタイミングチャートの場合、風雑音検
出に応じてa点のレベルがHレベルに立上ると、フリッ
プフロップ(12)がセットされ、e点のレベルが立上り、
切換スイッチ(5)が上側端子に切換わって風雑音除去動
作が開始される。次に、コーザの操作により、VTR本
体の状態が記録からポーズに切換られると、c点の電位
が立上るが、このタイミングでは風雑音検出回路(3)が
風雑音を検出しているため、アンドゲート(16)の他方の
入力端のレベルがLレベルに設定されており、このため
d点の電位は立上らない。このためフリップフロップ(1
2)はリセットされず、従って切換スイッチ(5)は切換ら
れない。然してHPF(4)による風雑音の除去動作は継
続される。
出に応じてa点のレベルがHレベルに立上ると、フリッ
プフロップ(12)がセットされ、e点のレベルが立上り、
切換スイッチ(5)が上側端子に切換わって風雑音除去動
作が開始される。次に、コーザの操作により、VTR本
体の状態が記録からポーズに切換られると、c点の電位
が立上るが、このタイミングでは風雑音検出回路(3)が
風雑音を検出しているため、アンドゲート(16)の他方の
入力端のレベルがLレベルに設定されており、このため
d点の電位は立上らない。このためフリップフロップ(1
2)はリセットされず、従って切換スイッチ(5)は切換ら
れない。然してHPF(4)による風雑音の除去動作は継
続される。
然る後、VTR本体が再度記録状態になされた場合、斯
かる記録時の録音は風雑音除去状態にてなされる。次に
斯かる記録が終了すると、d点にHレベルのパルス信号
が生じるが、この時風雑音検出回路(3)は風雑音を検出
しておらず、a点はLレベルにある為、d点のレベルが
立上り、これによりフリップフロップ(12)がリセットさ
れる。
かる記録時の録音は風雑音除去状態にてなされる。次に
斯かる記録が終了すると、d点にHレベルのパルス信号
が生じるが、この時風雑音検出回路(3)は風雑音を検出
しておらず、a点はLレベルにある為、d点のレベルが
立上り、これによりフリップフロップ(12)がリセットさ
れる。
然して切換スイッチ(5)が下側端子に切換接続され、H
PF(4)による風雑音除去動作が解除される。
PF(4)による風雑音除去動作が解除される。
以上、第3の実施例に依れば、1つの記録動作中に風雑
音の検出がなされると、最初に風雑音の検出がなされて
からその記録動作が終了するまでの間、風雑音の除去動
作が継続される。又、1つの記録動作に入る時に、風雑
音の除去動作が実行されていれば、その記録動作中は全
期間に亘って風雑音の除去が継続される。従って、1つ
の記録区間に、記録音声の音色が頻繁に変化するといっ
た不都合は生じない。
音の検出がなされると、最初に風雑音の検出がなされて
からその記録動作が終了するまでの間、風雑音の除去動
作が継続される。又、1つの記録動作に入る時に、風雑
音の除去動作が実行されていれば、その記録動作中は全
期間に亘って風雑音の除去が継続される。従って、1つ
の記録区間に、記録音声の音色が頻繁に変化するといっ
た不都合は生じない。
第6図は、本発明の第4実施例を示す図である。本実施
例は、第4図に示す第3の実施例のインバータ(15)、微
分回路(17)及びダイオード(18)の代わりに時定数回路(1
9)及びEX−ORゲート(20)を配している。第7図に本
実施例a点、b点、c点、d点、e点、f点の信号波形
のタイミングチャートを示す。当該実施例では、VTR
本体の記録・ポーズ状態が切換わる度に、アンドゲート
(16)の一方の入力端子にEX−ORゲート(20)からHレ
ベルのパルス信号が印加される。従って、斯かる切換タ
イミングにおいて風雑音の検出がなされなければ、フリ
ップフロップ(12)はリセットされる。
例は、第4図に示す第3の実施例のインバータ(15)、微
分回路(17)及びダイオード(18)の代わりに時定数回路(1
9)及びEX−ORゲート(20)を配している。第7図に本
実施例a点、b点、c点、d点、e点、f点の信号波形
のタイミングチャートを示す。当該実施例では、VTR
本体の記録・ポーズ状態が切換わる度に、アンドゲート
(16)の一方の入力端子にEX−ORゲート(20)からHレ
ベルのパルス信号が印加される。従って、斯かる切換タ
イミングにおいて風雑音の検出がなされなければ、フリ
ップフロップ(12)はリセットされる。
当該実施例では、VTRの記録動作の開始時には風雑音
除去動作が解除されている。そして、1つの記録動作時
に風雑音が検出されると、最初に検出されたタイミング
から少くともその記録動作が終了するまでは風雑音の除
去動作が継続される。
除去動作が解除されている。そして、1つの記録動作時
に風雑音が検出されると、最初に検出されたタイミング
から少くともその記録動作が終了するまでは風雑音の除
去動作が継続される。
第8図は、本発明の第5実施例を示す回路ブロック図で
ある。当該実施例では、8mmVTRのカメラ部(21)の信
号と時計部(22)からの時刻信号から撮影場所が屋外か屋
内かを判別し、撮影場所が屋外であれば風雑音有りとし
て屋内・屋外判別回路(23)から検出信号が出力される。
尚、斯かる判別回路に関する出願を出願人は先に出願し
ている。
ある。当該実施例では、8mmVTRのカメラ部(21)の信
号と時計部(22)からの時刻信号から撮影場所が屋外か屋
内かを判別し、撮影場所が屋外であれば風雑音有りとし
て屋内・屋外判別回路(23)から検出信号が出力される。
尚、斯かる判別回路に関する出願を出願人は先に出願し
ている。
当該実施例では、ポーズ時に判別回路(23)により屋外と
判別されると、このタイミングにてHPF(14)による風
雑音除去動作が開始され、次に判別が屋内に転じたタイ
ミングにおいてVTR本体が記録状態になければ、風雑
音除去動作が解除される。従って、屋外及び屋内の両方
に亘って1つの撮影を行っても、その1撮区間に録音さ
れた音声の音色が変わることはない。尚、第8図におい
て(24)(25)はインバータ、(26)(27)はアンドゲート、(2
8)(29)は微分回路、(30)(31)はダイオードである。又、
第9図は、同実施例におけるa点、b点、c点、d点、
e点の波形を示すフローチャートである。
判別されると、このタイミングにてHPF(14)による風
雑音除去動作が開始され、次に判別が屋内に転じたタイ
ミングにおいてVTR本体が記録状態になければ、風雑
音除去動作が解除される。従って、屋外及び屋内の両方
に亘って1つの撮影を行っても、その1撮区間に録音さ
れた音声の音色が変わることはない。尚、第8図におい
て(24)(25)はインバータ、(26)(27)はアンドゲート、(2
8)(29)は微分回路、(30)(31)はダイオードである。又、
第9図は、同実施例におけるa点、b点、c点、d点、
e点の波形を示すフローチャートである。
以上、本発明の種々の実施例につき説明したが、本発明
は斯かる実施例に限定されるものではない。例えば、第
3図に示す第2実施例を8mmVTR装置に適用しようと
した場合、電源ON・OFF検出回路に代えて、ポーズ
検出回路又はストップ検出回路を適用しても良い。又、
上記各実施例のHPFの代わりに他の風雑音除去回路を
用いても良い。
は斯かる実施例に限定されるものではない。例えば、第
3図に示す第2実施例を8mmVTR装置に適用しようと
した場合、電源ON・OFF検出回路に代えて、ポーズ
検出回路又はストップ検出回路を適用しても良い。又、
上記各実施例のHPFの代わりに他の風雑音除去回路を
用いても良い。
(ト)発明の効果 以上、本発明に依れば、集音音声の音色が頻繁に代わる
ことなしに、効果的に風雑音の除去を行うことができ
る。
ことなしに、効果的に風雑音の除去を行うことができ
る。
第1図及び第2図は第1実施例を示す回路ブロック図及
びタイミングチャート、第3図は第2実施例を示す回路
ブロック図、第4図及び第5図は第3実施例を示す回路
ブロック図及びタイミングチャート、第6図及び第7図
は第4実施例を示す回路ブロック図及びタイミングチャ
ート、第8図及び第9図は第5実施例を示すブロック図
及びタイミングチャートである。 (6)(7)(8)……抵抗、(9)……コンデンサ、(10)……トラ
ンジスタ、(11)……コンパレータ、(5)……切換スイッ
チ(制御回路)、(12)……フリップフロップ(制御回
路)、(13)……電源ON・OFF検出回路(集音停止検
出回路)、(15),(17),(18)……インバータ,微分回路,
ダイオード(検出回路)、(14),(16)……インバータ,
アンドゲート(制御回路)、(19),(20)……時定数回
路,EX−ORゲート(検出回路)、(25)……インバー
タ(検出回路)、(26)(27)……アンドゲート(制御回
路)、(28)(29)……微分回路(制御回路)、(30)(31)…
…ダイオード(制御回路)
びタイミングチャート、第3図は第2実施例を示す回路
ブロック図、第4図及び第5図は第3実施例を示す回路
ブロック図及びタイミングチャート、第6図及び第7図
は第4実施例を示す回路ブロック図及びタイミングチャ
ート、第8図及び第9図は第5実施例を示すブロック図
及びタイミングチャートである。 (6)(7)(8)……抵抗、(9)……コンデンサ、(10)……トラ
ンジスタ、(11)……コンパレータ、(5)……切換スイッ
チ(制御回路)、(12)……フリップフロップ(制御回
路)、(13)……電源ON・OFF検出回路(集音停止検
出回路)、(15),(17),(18)……インバータ,微分回路,
ダイオード(検出回路)、(14),(16)……インバータ,
アンドゲート(制御回路)、(19),(20)……時定数回
路,EX−ORゲート(検出回路)、(25)……インバー
タ(検出回路)、(26)(27)……アンドゲート(制御回
路)、(28)(29)……微分回路(制御回路)、(30)(31)…
…ダイオード(制御回路)
Claims (3)
- 【請求項1】マイクロホンと、風雑音検出回路と、風雑
音除去回路とを有する風雑音検出除去装置において、 風雑音検出回路からの信号に応じてリセットされるタイ
マ回路と、該タイマ回路の計時期間において前記風雑音
除去回路を作動せしめる制御回路とを配してなる風雑音
検出除去装置。 - 【請求項2】マイクロホンと、風雑音検出回路と、風雑
音除去回路とを有する風雑音検出除去装置において、 集音の停止を検出する集音停止検出回路と、前記風雑音
検出回路からの検出出力により前記風雑音除去回路を作
動状態とし、前記集音停止検出回路からの検出信号によ
り前記風雑音除去回路を非作動状態とする制御回路とを
配してなる風雑音検出除去装置。 - 【請求項3】マイクロホンと、該マイクロホンからの信
号を記録する記録回路と、風雑音検出回路と、前記記録
回路に送られる音声信号から風雑音を除去する風雑音除
去回路とを有する音声記録装置において、 前記記録回路の作動状態を検出する検出回路と、該検出
回路からの検出出力と前記風雑音検出回路からの検出出
力に応じて前記風雑音除去回路を制御する制御回路とを
備えてなる音声記録装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1260756A JPH0667024B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 風雑音除去装置及び音声記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1260756A JPH0667024B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 風雑音除去装置及び音声記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123200A JPH03123200A (ja) | 1991-05-24 |
JPH0667024B2 true JPH0667024B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=17352296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1260756A Expired - Lifetime JPH0667024B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 風雑音除去装置及び音声記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667024B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19853887C1 (de) * | 1998-11-23 | 2000-06-21 | Deutsche Telekom Ag | Joystick mit Mikrofon |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP1260756A patent/JPH0667024B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03123200A (ja) | 1991-05-24 |
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Legal Events
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