JPH0666991A - 高速増殖炉用中間熱交換器 - Google Patents

高速増殖炉用中間熱交換器

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JPH0666991A
JPH0666991A JP4218937A JP21893792A JPH0666991A JP H0666991 A JPH0666991 A JP H0666991A JP 4218937 A JP4218937 A JP 4218937A JP 21893792 A JP21893792 A JP 21893792A JP H0666991 A JPH0666991 A JP H0666991A
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JP
Japan
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heat exchanger
intermediate heat
pipe
electromagnetic pump
primary
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JP4218937A
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English (en)
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Shigeki Maruyama
茂樹 丸山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】補修性の向上とコンパクト化を図る。 【構成】2次冷却材の下降管22内に同心円的に下降案内
管22aを挿入する。この下降案内管22aの上端部を上部
フランジ36に、下端部を下部管板19bの内側に接続す
る。下降案内管22a内にケーブルガイドパイプ34および
電磁ポンプ支持管35を挿入する。このパイプ34および支
持管35の下部に電磁ポンプのステータ部32を取り付け、
このステータ部32は下部管板19bに接続された垂下部19
dまで吊り下げられる。ステータ部32の外側には外部鉄
心33が配置されている。外部鉄心33は垂下部19d内に位
置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液体金属ナトリ
ウムを冷却材として使用する高速増殖炉用中間熱交換器
に関する。
【0002】
【従来の技術】タンク型高速増殖炉を例として、従来の
タンク型高速増殖炉を図2を参照して説明する。原子炉
容器1は安全のため内側の主容器1aと外側のガードベ
ッセル1bの二重構造とされており、円筒状のキャビテ
ィウォール2内に吊り下げ支持されている。この原子炉
容器1の上端はルーフスラブ3により閉塞されている。
【0003】主容器1a内の下部には炉心支持体4を介
してプレナム部5および炉心6が順次積層されている。
この炉心6の上部には炉心上部機構7が吊り下げ支持さ
れている。炉心6の上端部近傍位置において、主容器1
a内を上方のホットプール9と下方のコールドプール10
とに区画する隔壁8が隔壁支持体8bによって支持され
ている。
【0004】ルーフスラブ3からは主容器1a内の1次
冷却材15を循環させる複数の1次主循環ポンプ11が周方
向に等間隔に吊り下げられている。これらの1次主循環
ポンプ11の外側を包囲するポンプスタンドパイプ12が隔
壁8を上下に貫通して設けられている。各々の1次主循
環ポンプ11の下端からは炉内配管13が導出され、その先
端がプレナム部5に接続されている。
【0005】ルーフスラブ3からは1次冷却材と2次冷
却材との熱交換を行う複数の中間熱交換器14が周方向に
主容器1a内に吊り下げ支持されており、その下端部は
隔壁8を貫通して、コールドプール10内に達している。
このルーフスラブ3の下面と1次冷却材15の液面との空
間には不活性ガスのカバーガス16が充填されている。
【0006】次に、以上のように構成されたタンク型高
速増殖炉の作用を説明する。まず、液体金属ナトリウム
等の1次冷却材15は炉心6を上方に向かって流れる間に
核反応による熱エネルギーを受けて高温となりホットプ
ール9内へ流入する。そして、この1次冷却材15は中間
熱交換器14へ上部から流入し、液体金属ナトリウム等の
2次冷却材に熱エネルギーを伝達し、自らは温度降下し
てコールドプール10へ流出する。
【0007】一方、コールドプール10内の1次冷却材15
はポンプスタンドパイプ12内を上昇して1次主循環ポン
プ11により昇圧されて、炉内配管13を通ってプレナム部
5へ戻される。
【0008】次に、図3により、従来のタンク型高速増
殖炉における中間熱交換器およびその内部に組み込まれ
た崩壊熱除去装置について説明する。中間熱交換器は原
子炉容器1の上部開口を閉ざすルーフスラブ3から主容
器1a内に吊り下げ支持されている。中間熱交換器は上
端フランジ17aによってルーフスラブ3に係合する本体
胴17を有する。
【0009】主容器1a内には1次冷却材15が満たされ
ており、本体胴17の1次冷却材15の液面15aから下方の
部位には1次入口窓17bが設けられている。本体胴17の
軸方向ほぼ中央部には、中心に開口19cを有する上部管
板19aが設けられている。
【0010】本体胴17の下部には下部管板19bが設けら
れている。上部管板19aおよび下部管板19bには伝熱管
束18が取り付けられている。下部管板19b下方には、本
体胴17下端の形状に対応する垂下部19dが設けられ、こ
の垂下部19dと前記本体胴17下端とはベローズ20によっ
て連結されている。
【0011】上部管板19aの開口19cには、本体胴17上
端を閉鎖する生体遮蔽23を貫通した本体胴17と同心の上
昇管21の下端が連結され、この上昇管21内には同じく本
体胴17と同心の下降管22が配置されている。なお、下降
管22の下端は下部管板19b上方の空間に解放されてい
る。
【0012】下降管22は上昇管21のルーフスラブ3上方
に突出した上端を流体密に貫通し、1次冷却材15の流れ
る主配管(図示しない)に接続され、上昇管21も同じく
ルーフスラブ3上方において前記主配管と接続されてい
る。
【0013】生体遮蔽23には上昇管21の両側に入口管24
および出口管25が貫通され、これらの各管の内端にはそ
れぞれトーラス状の入口リングヘッダ26、出口リングヘ
ッダ27がそれぞれ連結されている。入口リングヘッダ26
と出口リングヘッダ27との間は、1次系主流路設置型炉
心崩壊熱除去装置(Primary Reactor Auxiliary Coolin
g System:以下、PRACSと呼ぶ)伝熱部28の多数の
伝熱管28bで接続されている。
【0014】PRACS伝熱部28は、入口リングヘッダ
26から上部管板19aの上方位置まで垂下したダウンカマ
28aと、出口リングヘッダ27と連通される上部連絡管28
dと、ヘリカルコイル状に巻回された伝熱管28bと、前
記ダウンカマ28aと前記伝熱管28bとを連通させる下部
連絡管28cとを有する。なお、図中符号29は2次冷却材
を、30はPRACS2次冷却材、31はドレン管をそれぞ
れ示している。
【0015】次に上記構成の従来の中間熱交換器および
PRACSの作動を説明する。原子炉の通常運転時にお
いては、炉心6で高温に加熱された1次冷却材15は1次
入口窓17bから本体胴17内に流入する。
【0016】この1次冷却材15はPRACS伝熱管18b
の外側に沿って流れ、上部管板19aからその下方の伝熱
管束18に流入する。伝熱管束18内を流下しながら伝熱管
束18の外側2次冷却材29と熱交換を行い、低温となって
下部管板19bを通過し本体胴17の下端から本体胴17外に
流出する。
【0017】一方、2次冷却材29は図示しない2次主配
管から下降管22を流下し、伝熱管束18の下端に流入す
る。そして、伝熱管束18内を流れる1次冷却材15と熱交
換を行い、高温となって上昇管21と下降管22との間の断
面環状の空間を上昇して2次主配管に流入する。
【0018】2次冷却材29はその後図示しない蒸気発生
器に送られ、ここで蒸気発生に関与し低温となって図示
しない2次主循環ポンプにより加圧され、本体胴17に還
流される閉ループを形成している。
【0019】炉心崩壊熱除去装置は上述した蒸気発生器
への熱輸送が何らかの原因により不可能となった場合に
作動するものである。すなわち、蒸気発生器への熱輸送
が不可能となった場合には、PRACS入口管24からP
RACS2次冷却材30が流入し、入口リングヘッダ26で
多数のPRACS伝熱管28bに配分される。
【0020】分配された2次冷却材30は伝熱管のダウン
カマ28aを流下して、伝熱管28bでその周囲を流れる1
次冷却材15と熱交換を行い高温となって出口リングヘッ
ダ27および出口管25を経由して図示しないPRACS配
管に流入する。
【0021】次いで、前記PRACS2次冷却材30は図
示しない空気冷却器へ導かれ、ここで空気と熱交換を行
って低温となり、前記PRACS配管に設けた電磁ポン
プによって加圧され入口管24に戻ることとなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記中間熱交換器が設
置されたタンク型高速増殖炉は、特に問題はないが、物
量が多くその結果として建設コストが大きいという問題
点があった。建設コストの低減を図る場合、特に1次系
の物量低減を図ること、すなわち原子炉容器の寸法を削
減することが有効である。
【0023】原子炉容器径を削減する場合、原子炉容器
内に設置される機器のコンパクト化、合理化等が有効で
ある。中でも、中間熱交換器および1次主循環ポンプは
その寸法が原子炉容器径に直接影響するため、そのコン
パクト化、合理化が原子炉容器径の削減に有効である。
【0024】但し、中間熱交換器および1次主循環ポン
プは、単基容量を大型化し、基数を削減した場合、その
径によって原子炉容器径を決定する。逆に単基容量を小
さくして基数を増加した場合、周方向の配置によって原
子炉容器径を決定する。したがって、基数との相関を考
慮しながら機器のコンパクト化、合理化を図る必要があ
る。
【0025】以上に示した中間熱交換器および1次主循
環ポンプの合理化の手段として、中間熱交換器と1次主
循環ポンプを一体化することが考えられる。一体化を考
えた場合、1次主循環ポンプとしては、従来技術に記し
たような機械式のポンプではなく、冷却材として使用す
る液体金属ナトリウムが電気の良導体であることを利用
した電磁ポンプを用いが方が、配置上の自由度があり、
全体として機器のコンパクト化が可能となる。
【0026】このような観点から、中間熱交換器と1次
主循環ポンプとしての電磁ポンプを一体化する案として
例えば特開昭60-207087 号公報記載の集積型高速中性子
炉等が知られている。
【0027】また、中間熱交換器ではないが、同様の崩
壊熱除去系の炉内熱交換器と電磁ポンプを一体化する案
として、例えば特開昭61-167897 号公報記載の炉心崩壊
熱除去用熱交換装置等も知られている。しかしながら、
これらは、中間熱交換器の下端部に直列に電磁ポンプを
設置して、かつ外胴等で中間熱交換器部と電磁ポンプ部
を一体化した構成としている。
【0028】したがって、電磁ポンプに故障等が生じ、
そのメンテナンスを行う場合には中間熱交換器もあわせ
て原子炉容器から引き抜く必要があった。一般に中間熱
交換器は静的な機器であり、また使用される液体金属ナ
トリウム環境は中間熱交換器の構成部材であるステンレ
ス鋼に悪影響を与えるわけではないため、中間熱交換器
の故障等で引き抜きメンテナンスを行わなければならな
い確率は非常に低い。
【0029】一方、電磁ポンプは電気品であるため、メ
ンテナンスを必要とする確率は中間熱交換器に比較して
高いものと推定される。また、中間熱交換器は伝熱管束
のため、1次冷却材に接液している面積が大きい。
【0030】したがって、放射性の腐食生成物等の付着
量も多いため、引き抜き時には十分な遮蔽能力のあるキ
ャスクを必要とし、引き抜き後にも十分な除染を行わな
ければ、メンテナンスのために近接することができない
課題がある。加えて、中間熱交換器には2次冷却材の主
配管、PRACSの主配管等が接続されるため、引き抜
きに先立って、これらの配管を切断しなければならない
課題がある。
【0031】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、中間熱交換器と電磁ポンプの1次主循環ポン
プを一体化して構成し、それに伴い電磁ポンプを単独で
引き抜くことが容易で、メンテナンス性および補修性の
向上を図ることができる高速増殖炉を提供することにあ
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明はタンク型高速増
殖炉の主容器を覆うルーフスラブを貫通して前記主容器
内に吊り下げ支持された長尺円筒状の高速増殖炉用中間
熱交換器において、前記中間熱交換器本体胴の中心部に
位置する2次冷却材の下降管内に下降案内管を挿入し、
この下降案内管の下端部を下部管板に接続し、前記下降
案内管内に長尺の円筒体を介して電磁ポンプのステータ
部を吊り下げてなり、前記電磁ポンプステータ部は前記
中間熱交換器本体胴の下端垂下部に位置し、かつ、前記
ステータ部の周囲には前記中間熱交換器本体胴に接続し
て固定鉄心を設けてなることを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明によると、1次主循環ポンプである電磁
ポンプは中空円筒状に形成した中間熱交換器の下降案内
管の下方に中間熱交換器の本体胴と接続せずに設置され
ている。したがって、万一の電磁ポンプの故障時にも中
間熱交換器全体の引き抜きを行うことなく、電磁ポンプ
のみを引き抜いてメンテナンスを行うことができるた
め、補修性の向上が図れる。また、電磁ポンプを中間熱
交換機に直列に接続しているため、中間熱交換器の1次
側圧力損失制限の緩和が図れる等により、機器のコンパ
クト化も可能となる。
【0034】
【実施例】本発明に係る高速増殖炉用中間熱交換器の一
実施例について図1により説明する。図1は本発明によ
る電磁ポンプを一体化したタンク型高速増殖炉用中間熱
交換器の断面図である。本発明が従来例の図3と異なる
点は次の通りである。
【0035】中間熱交換器の中央部に設置される下降管
22は中空円筒状に形成された形状であり、下降管22の内
に同心円的に下降案内管22aを挿入し、その下降案内管
22aの下端部と下部管板19bの内側とを接続する。
【0036】下降案内管22aの上端部には上部フランジ
36を設け、その上部フランジ36に長尺同心円筒状のケー
ブルガイドパイプ34および電磁ポンプ支持管35を取り付
ける。このケーブルガイドパイプ34および電磁ポンプ支
持管35の下部に電磁ポンプのステータ部32を取り付け
る。
【0037】このステータ部32は中間熱交換器本体胴17
の下端位置まで吊り下げ支持される。中間熱交換器本体
胴17の下部管板19bに接続された垂下部19dの内側には
外側鉄心33が設置され、ステータ部32と対向して電磁ポ
ンプを構成している。
【0038】次に上記構成の電磁ポンプを一体化して組
み込んだ中間熱交換器における1次および2次冷却材の
流れについて説明する。
【0039】炉心(図示せず)で高温になった1次冷却
材は本体胴17の上方に設けられた1次入口窓17bから中
間熱交換器本体胴17内に流入する。そして、PRACS
伝熱部28を通過して、上部管板19aから伝熱管束18内に
流入する。
【0040】伝熱管束18では2次冷却材と熱交換を行
い、低温となって下部管板19bから流出し、その後、中
間熱交換器本体胴17の下端部に設置された電磁ポンプに
より加圧されて、炉内配管(図示せず)等を介して炉心
へと送られる。
【0041】一方、2次冷却材は図示しない2次主配管
から下降管22と下降案内管22aとにより構成される流路
に導かれ、下部管板19bの上部から伝熱管束18へ流入す
る。伝熱管束18では1次冷却材と熱交換を行い、高温と
なって上部管板19a内側の開口19c、および下降管22と
上昇管21との間で形成される流路を経て図示しない2次
主配管へ流出する。
【0042】本実施例によると、1次主循環ポンプであ
る電磁ポンプのうち、故障等の発生が予想される電気部
品であるステータ部を中間熱交換器本体胴に溶接等によ
り接合せず、またルーフスラブ上部から個別に吊り下げ
支持しているため、万一の電磁ポンプの故障時には、中
間熱交換器を引き抜くことなく、電磁ポンプを単独で引
き抜き、メンテナンスが可能となり、機器の補修性が格
段に向上する。
【0043】なお、電磁ポンプについては機能上磁気回
路を形成するために外部鉄心が必要となり、これを中間
熱交換器の下端部に設置しているが、この外部鉄心は静
的な部材であり、故障等の発生確率は非常に少ないと考
えられる。
【0044】また、電磁ポンプを直列に中間熱交換器に
接続した場合、従来の機械式ポンプに比較して電磁ポン
プはNPSHの要求圧力が低く、また従来のタンク型炉
のあった、ポンプスタンドパイプも削除できるため、中
間熱交換器の1次側圧力損失値を大きく設定できるメリ
ットもある。
【0045】中間熱交換器の1次側圧力損失制限は、中
間熱交換器の機器寸法、特に径方向寸法を決定する最も
大きな因子であり、本構造の採用により、中間熱交換器
の小型化による原子炉容器の小型化も可能となる。
【0046】上記実施例ではタンク型高速増殖炉の管内
1次方式の中間熱交換器を例として説明したが、中間熱
交換器は1次冷却材の流路を伝熱管外とした設計も可能
である。その場合でも2次冷却材の下降管は中間熱交換
器の中心部に設置する構成とすることが一般的であり、
本発明で示した電磁ポンプとの組み合わせ方法を適用す
ることができる。また、タンク型炉以外のループ型炉の
中間熱交換器にも本発明は適用可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、1次主循環ポンプとし
て電磁ポンプを使用し中間熱交換器本体胴と一体化した
ことにより、原子炉構造の小型化が図れるのみでなく、
電磁ポンプの引き抜きメンテナンス時に中間熱交換器の
引き抜きを必要としないため、補修性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高速増殖炉用中間熱交換器の一実
施例を一部側面で示す縦断面図。
【図2】タンク型高速増殖炉の原子炉構造を示す断面
図。
【図3】従来の高速増殖炉用中間熱交換器を示す縦断面
図。
【符号の説明】
3…ルーフスラブ、15…1次冷却材、17…本体胴、17a
…上端フランジ、17b…1次入口窓、18…伝熱管束、19
a…上部管板、19b…下部管板、19c…開口、19d…垂
下部、20…ベローズ、21…上昇管、22…下降管、22a…
下降案内管、23…生体遮蔽、24…入口管、25…出口管、
26…入口リングヘッダ、27…出口リングヘッダ、28…P
RACS伝熱部、28a…PRACSダウンカマ、28b…
PRACS伝熱管、28c…下部連絡管、28d…上部連絡
管、29…2次冷却材、30…PRACS2次冷却材、31…
ドレン管、32…電磁ポンプのステータ部、33…外側鉄
心、34…ケーブルガイドパイプ、35…電磁ポンプ支持
管、36…上部フランジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク型高速増殖炉の主容器を覆うルー
    フスラブを貫通して前記主容器内に吊り下げ支持された
    長尺円筒状の高速増殖炉用中間熱交換器において、前記
    中間熱交換器本体胴の中心部に位置する2次冷却材の下
    降管内に下降案内管を挿入し、この下降案内管の下端部
    を下部管板に接続し、前記下降案内管内に長尺の円筒体
    を介して電磁ポンプのステータ部を吊り下げてなり、前
    記電磁ポンプステータ部は前記中間熱交換器本体胴の下
    端垂下部に位置し、かつ、前記ステータ部の周囲には前
    記中間熱交換器本体胴に接続して固定鉄心を設けてなる
    ことを特徴とする高速増殖炉用中間熱交換器。
JP4218937A 1992-08-18 1992-08-18 高速増殖炉用中間熱交換器 Pending JPH0666991A (ja)

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JP4218937A JPH0666991A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 高速増殖炉用中間熱交換器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003204A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Toshiba Corp 電磁ポンプ内蔵型中間熱交換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003204A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Toshiba Corp 電磁ポンプ内蔵型中間熱交換器

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