JPH0666914A - Ｇｐｓ受信装置 - Google Patents
Ｇｐｓ受信装置Info
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- JPH0666914A JPH0666914A JP22166092A JP22166092A JPH0666914A JP H0666914 A JPH0666914 A JP H0666914A JP 22166092 A JP22166092 A JP 22166092A JP 22166092 A JP22166092 A JP 22166092A JP H0666914 A JPH0666914 A JP H0666914A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ＧＰＳ信号が受信不能となって測位が中断され
たとき再受信時における誤差の大きい測位データを出力
しないようにしたＧＰＳ受信装置を提供する。 【構成】ＧＰＳ衛星から送出された信号の受信中に擬似
距離測定が不能となっている期間を計時する擬似距離測
定不能期間計時部８Ａと、擬似距離測定不能であると計
時されている期間中および擬似距離不能期間の後再び擬
似距離測定可能となったとき擬似距離測定不能期間計時
部８Ａによる計時期間に基づく所定期間中測位演算を停
止させる測位演算停止信号を測位演算部９へ出力する測
位停止信号発生部８Ｂとを備え、擬似距離測定不能期間
中および擬似距離測定不能期間に基づく所定期間測位演
算を停止して、誤差の大きい測位データを出力させな
い。
たとき再受信時における誤差の大きい測位データを出力
しないようにしたＧＰＳ受信装置を提供する。 【構成】ＧＰＳ衛星から送出された信号の受信中に擬似
距離測定が不能となっている期間を計時する擬似距離測
定不能期間計時部８Ａと、擬似距離測定不能であると計
時されている期間中および擬似距離不能期間の後再び擬
似距離測定可能となったとき擬似距離測定不能期間計時
部８Ａによる計時期間に基づく所定期間中測位演算を停
止させる測位演算停止信号を測位演算部９へ出力する測
位停止信号発生部８Ｂとを備え、擬似距離測定不能期間
中および擬似距離測定不能期間に基づく所定期間測位演
算を停止して、誤差の大きい測位データを出力させな
い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の移動体に搭載
した場合等に好適なＧＰＳ受信装置に関し、さらに詳言
すればＧＰＳ衛星から送出された信号（以下、ＧＰＳ信
号とも記す）が受信不能となったときの後、受信可能と
なったとき、受信不能期間中および受信可能となった受
信不能期間に基づく所定期間中、測位演算を実質的に停
止し、前記所定期間経過後測位演算を再開させるＧＰＳ
受信装置に関する。
した場合等に好適なＧＰＳ受信装置に関し、さらに詳言
すればＧＰＳ衛星から送出された信号（以下、ＧＰＳ信
号とも記す）が受信不能となったときの後、受信可能と
なったとき、受信不能期間中および受信可能となった受
信不能期間に基づく所定期間中、測位演算を実質的に停
止し、前記所定期間経過後測位演算を再開させるＧＰＳ
受信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＧＰＳ受信装置は、図３に示す如
くＧＰＳ信号をアンテナ１で受信し、周波数変換部２に
おいて増幅し、増幅したＧＰＳ信号を温度補償水晶発信
器３からの発信出力と周波数混合して処理の容易な周波
数の中間周波信号に変換する。ＧＰＳ信号はスペクトラ
ム拡散されているため、周波数変換されたＧＰＳ信号は
スペクトラム逆拡散部４に送出して、スペクトラム逆拡
散部４においてスペクトラム逆拡散する。逆拡散された
信号は航法データ復調部５に送出して航法データを復調
し、復調された航法データは軌道データ収集部７に送出
して、軌道データ収集部７において軌道データを収集す
る。
くＧＰＳ信号をアンテナ１で受信し、周波数変換部２に
おいて増幅し、増幅したＧＰＳ信号を温度補償水晶発信
器３からの発信出力と周波数混合して処理の容易な周波
数の中間周波信号に変換する。ＧＰＳ信号はスペクトラ
ム拡散されているため、周波数変換されたＧＰＳ信号は
スペクトラム逆拡散部４に送出して、スペクトラム逆拡
散部４においてスペクトラム逆拡散する。逆拡散された
信号は航法データ復調部５に送出して航法データを復調
し、復調された航法データは軌道データ収集部７に送出
して、軌道データ収集部７において軌道データを収集す
る。
【０００３】スペクトラム逆拡散部４からの出力は衛星
時刻、衛星周波数計測部６にも送出して、ＧＰＳ信号の
送信時刻およびドプラ周波数を計測し、この計測結果に
基づいてＧＰＳ衛星とＧＰＳ受信装置との間の擬似距離
を計測する。この擬似距離データと軌道データ収集部７
において収集された軌道データは測位演算部９に送出
し、測位演算部９において擬似距離データおよび軌道デ
ータとを航法方程式に代入し、これを解いてＧＰＳ受信
装置の位置および速度、すなわちユーザ位置および速度
を演算し、演算ユーザ位置データおよび速度データを表
示器を含む位置データ出力部に出力して、ユーザ位置お
よびユーザ速度を表示する。
時刻、衛星周波数計測部６にも送出して、ＧＰＳ信号の
送信時刻およびドプラ周波数を計測し、この計測結果に
基づいてＧＰＳ衛星とＧＰＳ受信装置との間の擬似距離
を計測する。この擬似距離データと軌道データ収集部７
において収集された軌道データは測位演算部９に送出
し、測位演算部９において擬似距離データおよび軌道デ
ータとを航法方程式に代入し、これを解いてＧＰＳ受信
装置の位置および速度、すなわちユーザ位置および速度
を演算し、演算ユーザ位置データおよび速度データを表
示器を含む位置データ出力部に出力して、ユーザ位置お
よびユーザ速度を表示する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のＧＰＳ受信装置において何らかの事由、例えば
建物などの遮蔽物による遮蔽によってＧＰＳ信号が受信
できなくなった後に、遮蔽が解除されてＧＰＳ信号の受
信が再開された場合、受信再開直後においてはＧＰＳ信
号は不安定であり、かかる不安定なＧＰＳ信号に基づい
て測位した測位データは誤差が大きいという問題点があ
った。
た従来のＧＰＳ受信装置において何らかの事由、例えば
建物などの遮蔽物による遮蔽によってＧＰＳ信号が受信
できなくなった後に、遮蔽が解除されてＧＰＳ信号の受
信が再開された場合、受信再開直後においてはＧＰＳ信
号は不安定であり、かかる不安定なＧＰＳ信号に基づい
て測位した測位データは誤差が大きいという問題点があ
った。
【０００５】このため、従来のＧＰＳ受信装置を移動
体、例えば自動車に搭載して自動車の位置を表示するよ
うな場合、建物などの遮蔽物によって一時的にＧＰＳ信
号が受信できない場合が生じ、遮蔽物の位置を通り過ぎ
ると再度ＧＰＳ信号が受信可能となる。このような場合
において、受信が再開された直後の移動体の走行位置表
示と移動体の実際の走行位置とが異なる状態が継続して
しまうという問題点が生ずる。
体、例えば自動車に搭載して自動車の位置を表示するよ
うな場合、建物などの遮蔽物によって一時的にＧＰＳ信
号が受信できない場合が生じ、遮蔽物の位置を通り過ぎ
ると再度ＧＰＳ信号が受信可能となる。このような場合
において、受信が再開された直後の移動体の走行位置表
示と移動体の実際の走行位置とが異なる状態が継続して
しまうという問題点が生ずる。
【０００６】本発明は、ＧＰＳ信号が受信不能となって
測位が中断されたとき再受信時における誤差の大きい測
位データを出力しないようにしたＧＰＳ受信装置を提供
することを目的とする。
測位が中断されたとき再受信時における誤差の大きい測
位データを出力しないようにしたＧＰＳ受信装置を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のＧＰＳ受信装置
は、ＧＰＳ衛星から送出された信号を受信してＧＰＳ衛
星までの擬似距離を測定し、ＧＰＳ衛星の軌道データを
収集し、かつ測定した擬似距離データおよび収集した軌
道データに基づきユーザ位置データを演算するＧＰＳ受
信装置において、ＧＰＳ衛星から送出された信号の受信
中に受信不能となった期間を検出する受信不能期間検出
手段と、受信不能期間中および受信不能期間ののち再び
受信可能となったとき受信不能期間に基づく所定期間中
ユーザ位置データの出力を一時的に停止させる出力停止
手段とを備えたことを特徴とする。
は、ＧＰＳ衛星から送出された信号を受信してＧＰＳ衛
星までの擬似距離を測定し、ＧＰＳ衛星の軌道データを
収集し、かつ測定した擬似距離データおよび収集した軌
道データに基づきユーザ位置データを演算するＧＰＳ受
信装置において、ＧＰＳ衛星から送出された信号の受信
中に受信不能となった期間を検出する受信不能期間検出
手段と、受信不能期間中および受信不能期間ののち再び
受信可能となったとき受信不能期間に基づく所定期間中
ユーザ位置データの出力を一時的に停止させる出力停止
手段とを備えたことを特徴とする。
【０００８】本発明のＧＰＳ装置における受信不能期間
検出手段は、ＧＰＳ衛星から送出された信号の受信信号
を逆拡散した信号のレベルが所定レベル以下に低下して
いる期間を計時するレベル低下期間計時手段であって
も、擬似距離データの測定が不能となっている期間を計
時する擬似距離測定不能期間計時手段であってもよい。
検出手段は、ＧＰＳ衛星から送出された信号の受信信号
を逆拡散した信号のレベルが所定レベル以下に低下して
いる期間を計時するレベル低下期間計時手段であって
も、擬似距離データの測定が不能となっている期間を計
時する擬似距離測定不能期間計時手段であってもよい。
【０００９】
【作用】本発明のＧＰＳ受信装置によれば、ＧＰＳ信号
受信中に受信不能となった期間が受信不能期間検出手段
によって検出され、受信不能期間中および受信不能期間
ののち再び受信可能となったとき受信不能期間に基づく
所定期間中、ユーザ位置データの出力が出力停止手段に
よって一時的に停止させられる。この結果、受信不能期
間中および受信不能期間ののち再び受信可能となったと
き未だユーザ位置データに誤差が大きい所定期間中、ユ
ーザ位置データの出力が停止され、誤差の大きいユーザ
位置データが出力されることはなくなる。
受信中に受信不能となった期間が受信不能期間検出手段
によって検出され、受信不能期間中および受信不能期間
ののち再び受信可能となったとき受信不能期間に基づく
所定期間中、ユーザ位置データの出力が出力停止手段に
よって一時的に停止させられる。この結果、受信不能期
間中および受信不能期間ののち再び受信可能となったと
き未だユーザ位置データに誤差が大きい所定期間中、ユ
ーザ位置データの出力が停止され、誤差の大きいユーザ
位置データが出力されることはなくなる。
【００１０】また、受信不能期間検出手段を受信ＧＰＳ
信号を逆拡散した信号のレベルが所定レベル以下に低下
している期間を計時するレベル低下期間計時手段とした
場合、レベル低下期間中ＧＰＳ信号受信不能期間として
計時され、また、受信ＧＰＳ信号に基づく擬似距離デー
タの測定が不能となっている期間を計時する擬似距離測
定不能期間計時手段とした場合も同様に、擬似距離測定
不能期間中ＧＰＳ信号受信不能期間として計時される。
信号を逆拡散した信号のレベルが所定レベル以下に低下
している期間を計時するレベル低下期間計時手段とした
場合、レベル低下期間中ＧＰＳ信号受信不能期間として
計時され、また、受信ＧＰＳ信号に基づく擬似距離デー
タの測定が不能となっている期間を計時する擬似距離測
定不能期間計時手段とした場合も同様に、擬似距離測定
不能期間中ＧＰＳ信号受信不能期間として計時される。
【００１１】
【実施例】以下本発明を実施例によって説明する。
【００１２】図１は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【００１３】本実施例のＧＰＳ受信装置は、ＧＰＳ信号
をアンテナ１で受信し、周波数変換部２において増幅
し、増幅したＧＰＳ信号を温度補償水晶発信器３からの
発信出力と周波数混合して処理の容易な周波数の中間周
波信号に変換する。周波数変換されたＧＰＳ信号はスペ
クトラム逆拡散部４に送出して、スペクトラム逆拡散部
４においてスペクトラム逆拡散する。逆拡散された信号
は航法データ復調部５に送出して航法データを復調し、
復調された航法データは軌道データ収集部７に送出し
て、軌道データ収集部７において軌道データを収集す
る。
をアンテナ１で受信し、周波数変換部２において増幅
し、増幅したＧＰＳ信号を温度補償水晶発信器３からの
発信出力と周波数混合して処理の容易な周波数の中間周
波信号に変換する。周波数変換されたＧＰＳ信号はスペ
クトラム逆拡散部４に送出して、スペクトラム逆拡散部
４においてスペクトラム逆拡散する。逆拡散された信号
は航法データ復調部５に送出して航法データを復調し、
復調された航法データは軌道データ収集部７に送出し
て、軌道データ収集部７において軌道データを収集す
る。
【００１４】スペクトラム逆拡散部４からの出力は衛星
時刻、衛星周波数計測部６に送出して、ＧＰＳ信号の送
信時刻およびドプラ周波数を計測し、この計測結果に基
づいてＧＰＳ衛星の位置とＧＰＳ受信装置の位置との間
の擬似距離を測定する。測定された擬似距離データおよ
び軌道データ収集部７において収集された収集軌道デー
タは測位演算部９に送出する。
時刻、衛星周波数計測部６に送出して、ＧＰＳ信号の送
信時刻およびドプラ周波数を計測し、この計測結果に基
づいてＧＰＳ衛星の位置とＧＰＳ受信装置の位置との間
の擬似距離を測定する。測定された擬似距離データおよ
び軌道データ収集部７において収集された収集軌道デー
タは測位演算部９に送出する。
【００１５】一方、ＧＰＳ信号受信中に例えば受信した
ＧＰＳ信号のレベルが低下して擬似距離測定が不能とな
っている期間を計時する擬似距離測定不能期間計時部８
Ａと、擬似距離測定不能期間計時部８Ａによって擬似距
離測定不能であると計時されている期間中および擬似距
離測定不能期間ののち再び擬似距離測定可能となったと
き擬似距離測定不能期間計時部８Ａによる計時期間に基
づく所定期間中測位演算を停止させる測位演算停止信号
を出力する測位停止信号発生部８Ｂとからなる測位実行
可否判定部８に擬似距離データを送出し、測位実行可否
判定部８からの出力信号を測位演算部９に送出し、測位
実行可否判定部８から、すなわち測位停止信号発生部８
Ｂから測位演算停止信号の出力期間中、測位演算部９に
おける測位演算を一時的に停止させる。
ＧＰＳ信号のレベルが低下して擬似距離測定が不能とな
っている期間を計時する擬似距離測定不能期間計時部８
Ａと、擬似距離測定不能期間計時部８Ａによって擬似距
離測定不能であると計時されている期間中および擬似距
離測定不能期間ののち再び擬似距離測定可能となったと
き擬似距離測定不能期間計時部８Ａによる計時期間に基
づく所定期間中測位演算を停止させる測位演算停止信号
を出力する測位停止信号発生部８Ｂとからなる測位実行
可否判定部８に擬似距離データを送出し、測位実行可否
判定部８からの出力信号を測位演算部９に送出し、測位
実行可否判定部８から、すなわち測位停止信号発生部８
Ｂから測位演算停止信号の出力期間中、測位演算部９に
おける測位演算を一時的に停止させる。
【００１６】上記のように構成した本実施例のＧＰＳ受
信装置において、アンテナ１に入感されたＧＰＳ信号は
周波数変換部２において増幅され、温度補償水晶発信器
３からの発信出力と周波数混合されて処理の容易な周波
数の中間周波信号に変換される。周波数変換された受信
ＧＰＳ信号はスペクトラム逆拡散部４に送出されて、ス
ペクトラム逆拡散部４においてスペクトラム逆拡散され
る。逆拡散された信号は航法データ復調部５に送出され
て航法データが復調され、復調された航法データは軌道
データ収集部７に送出されて、収集される。
信装置において、アンテナ１に入感されたＧＰＳ信号は
周波数変換部２において増幅され、温度補償水晶発信器
３からの発信出力と周波数混合されて処理の容易な周波
数の中間周波信号に変換される。周波数変換された受信
ＧＰＳ信号はスペクトラム逆拡散部４に送出されて、ス
ペクトラム逆拡散部４においてスペクトラム逆拡散され
る。逆拡散された信号は航法データ復調部５に送出され
て航法データが復調され、復調された航法データは軌道
データ収集部７に送出されて、収集される。
【００１７】逆拡散された信号は衛星時刻、衛星周波数
計測部６にも送出されて、ＧＰＳ信号の送信時刻および
ドプラ周波数が計測され、この計測結果に基づいてＧＰ
Ｓ衛星の位置とＧＰＳ受信装置の位置との間の擬似距離
が測定される。この擬似距離データと軌道データ収集部
７において収集された軌道データとは測位演算部９に送
出されて、測位演算部９において擬似距離データおよび
軌道データが航法方程式に代入され、ＧＰＳ受信装置の
位置および速度、すなわちユーザ位置および速度が演算
され、演算ユーザ位置データおよび速度データが表示器
を含む位置データ出力部に出力されて、ユーザ位置およ
びユーザ速度が表示器に表示される。この作用は従来例
の場合と同様である。
計測部６にも送出されて、ＧＰＳ信号の送信時刻および
ドプラ周波数が計測され、この計測結果に基づいてＧＰ
Ｓ衛星の位置とＧＰＳ受信装置の位置との間の擬似距離
が測定される。この擬似距離データと軌道データ収集部
７において収集された軌道データとは測位演算部９に送
出されて、測位演算部９において擬似距離データおよび
軌道データが航法方程式に代入され、ＧＰＳ受信装置の
位置および速度、すなわちユーザ位置および速度が演算
され、演算ユーザ位置データおよび速度データが表示器
を含む位置データ出力部に出力されて、ユーザ位置およ
びユーザ速度が表示器に表示される。この作用は従来例
の場合と同様である。
【００１８】しかるに本実施例では、ＧＰＳ信号を受信
中に例えば建物等による電波の遮蔽によって受信ＧＰＳ
信号のレベルが低下して擬似距離測定が不能となったと
きは、擬似距離測定が不能になっている期間が擬似距離
測定不能期間計時部８Ａによって計時される。この計時
期間中は測位停止信号発生部８Ｂから測位演算停止信号
が測位演算部９に送出され、測位演算停止信号の送出期
間中、測位演算部９における測位演算は停止させられ
る。
中に例えば建物等による電波の遮蔽によって受信ＧＰＳ
信号のレベルが低下して擬似距離測定が不能となったと
きは、擬似距離測定が不能になっている期間が擬似距離
測定不能期間計時部８Ａによって計時される。この計時
期間中は測位停止信号発生部８Ｂから測位演算停止信号
が測位演算部９に送出され、測位演算停止信号の送出期
間中、測位演算部９における測位演算は停止させられ
る。
【００１９】次いで、例えば建物等の遮蔽物のそばを通
過したことによって受信ＧＰＳ信号のレベルが回復し、
擬似距離の測定が可能となると擬似距離測定不能期間計
時部８Ａによって擬似距離測定不能であるとの計時は終
了する。この計時の終了したとき擬似距離測定不能期間
計時部８Ａによる計時期間に基づく期間中、継続して測
位演算停止信号が測位停止信号発生部８Ｂから出力され
る。この測位演算停止信号の送出期間中、擬似距離測定
不能期間計時部８Ａによって計時中に継続して測位演算
部９における測位演算は停止させられる。この結果、擬
似距離測定不能中および擬似距離測定不能期間に基づく
所定期間中、測位演算は停止されて、測位演算部９から
実質的に測位データの出力は停止される。
過したことによって受信ＧＰＳ信号のレベルが回復し、
擬似距離の測定が可能となると擬似距離測定不能期間計
時部８Ａによって擬似距離測定不能であるとの計時は終
了する。この計時の終了したとき擬似距離測定不能期間
計時部８Ａによる計時期間に基づく期間中、継続して測
位演算停止信号が測位停止信号発生部８Ｂから出力され
る。この測位演算停止信号の送出期間中、擬似距離測定
不能期間計時部８Ａによって計時中に継続して測位演算
部９における測位演算は停止させられる。この結果、擬
似距離測定不能中および擬似距離測定不能期間に基づく
所定期間中、測位演算は停止されて、測位演算部９から
実質的に測位データの出力は停止される。
【００２０】したがって、図２に示すように時刻ｔ1 に
おいて擬似距離測定が不能となり、擬似距離測定不能状
態が時刻ｔ2 まで継続し、引き続き擬似距離測定可能と
なったとすれば、擬似距離測定不能期間計時部８Ａにお
いて時刻ｔ1 からｔ2 までが計時される。この計時期間
（ｔ1 〜ｔ2 ）中、測位停止信号発生部８Ｂから測位演
算停止信号が出力され、計時期間（ｔ1 〜ｔ2 ）に基づ
く所定期間（ｔ2 〜ｔ 3 ）さらに継続して、収集軌道デ
ータおよび擬似距離データの入力にかかわらず測位演算
停止信号が出力される。
おいて擬似距離測定が不能となり、擬似距離測定不能状
態が時刻ｔ2 まで継続し、引き続き擬似距離測定可能と
なったとすれば、擬似距離測定不能期間計時部８Ａにお
いて時刻ｔ1 からｔ2 までが計時される。この計時期間
（ｔ1 〜ｔ2 ）中、測位停止信号発生部８Ｂから測位演
算停止信号が出力され、計時期間（ｔ1 〜ｔ2 ）に基づ
く所定期間（ｔ2 〜ｔ 3 ）さらに継続して、収集軌道デ
ータおよび擬似距離データの入力にかかわらず測位演算
停止信号が出力される。
【００２１】この結果、時刻ｔ1 から時刻ｔ3 までの期
間（ｔ1 〜ｔ3 ）の間測位演算停止信号が測位停止信号
発生部８Ｂから出力され、測位演算部９における測位演
算が停止される。この場合に計時期間（ｔ1 〜ｔ2 ）は
受信ＧＰＳ信号のレベルが低下している期間であり、こ
の間は測位中断期間ということができる。所定期間（ｔ
2 〜ｔ3 ）の間はＧＰＳ信号のレベルは回復しており、
擬似距離の測定はなされるが、この間における測定擬似
距離データは不安定であり、この不安定な擬似距離デー
タに基づく測位データは誤差が大きいものであるため、
この間においても測位演算を停止させることによって誤
差の大きい測位データの出力が防がれる。 なお、上記
した実施例において擬似距離測定不能期間計時部８Ａお
よび測位停止信号発生部８Ｂからなる測位実行可否判定
部８を設けた場合を例示したが、擬似距離測定不能期間
計時部８Ａに代わって、逆拡散出力信号のレベルが所定
レベル以下に低下したことを検出し所定レベル以下に低
下している期間を計時するレベル低下期間計時部とし、
測位停止信号発生部８Ｂをレベル低下期間中およびレベ
ル低下期間の後レベルが回復したときレベル低下期間に
基づく所定期間中、測位演算停止信号を発生する測位停
止信号発生部とした場合でも同様である。
間（ｔ1 〜ｔ3 ）の間測位演算停止信号が測位停止信号
発生部８Ｂから出力され、測位演算部９における測位演
算が停止される。この場合に計時期間（ｔ1 〜ｔ2 ）は
受信ＧＰＳ信号のレベルが低下している期間であり、こ
の間は測位中断期間ということができる。所定期間（ｔ
2 〜ｔ3 ）の間はＧＰＳ信号のレベルは回復しており、
擬似距離の測定はなされるが、この間における測定擬似
距離データは不安定であり、この不安定な擬似距離デー
タに基づく測位データは誤差が大きいものであるため、
この間においても測位演算を停止させることによって誤
差の大きい測位データの出力が防がれる。 なお、上記
した実施例において擬似距離測定不能期間計時部８Ａお
よび測位停止信号発生部８Ｂからなる測位実行可否判定
部８を設けた場合を例示したが、擬似距離測定不能期間
計時部８Ａに代わって、逆拡散出力信号のレベルが所定
レベル以下に低下したことを検出し所定レベル以下に低
下している期間を計時するレベル低下期間計時部とし、
測位停止信号発生部８Ｂをレベル低下期間中およびレベ
ル低下期間の後レベルが回復したときレベル低下期間に
基づく所定期間中、測位演算停止信号を発生する測位停
止信号発生部とした場合でも同様である。
【００２２】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のＧＰＳ受信装
置によれば、ＧＰＳ信号受信中に受信不能となった期間
を受信不能期間検出手段によって検出し、受信不能期間
中および受信不能期間ののち再び受信可能となったとき
受信不能期間に基づく所定期間中、ユーザ位置データの
出力を出力停止手段によって一時的に停止するようにし
たため、受信不能期間中および受信不能期間ののち再び
受信可能となったとき未だユーザ位置データに誤差が大
きい所定期間中、ユーザ位置データの出力が停止され、
誤差の大きいユーザ位置データが出力されることはなく
なり、精度の高いユーザ位置データおよび速度データの
みを出力することができる効果がある。
置によれば、ＧＰＳ信号受信中に受信不能となった期間
を受信不能期間検出手段によって検出し、受信不能期間
中および受信不能期間ののち再び受信可能となったとき
受信不能期間に基づく所定期間中、ユーザ位置データの
出力を出力停止手段によって一時的に停止するようにし
たため、受信不能期間中および受信不能期間ののち再び
受信可能となったとき未だユーザ位置データに誤差が大
きい所定期間中、ユーザ位置データの出力が停止され、
誤差の大きいユーザ位置データが出力されることはなく
なり、精度の高いユーザ位置データおよび速度データの
みを出力することができる効果がある。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例の作用の説明に供するタイミ
ング図である。
ング図である。
【図３】従来のＧＰＳ受信装置の構成を示すブロック図
である。
である。
１…アンテナ ２…周波数変換部 ４…スペクトラム逆拡散部 ５…航法データ復調部 ６…衛星時刻、衛星周波数計測部 ７…軌道データ収集部 ８…測位実行可否判定部 ８Ａ…擬似距離測定不能期間計時部 ８Ｂ…測位停止信号発生部 ９…測位演算部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年９月１０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のＧＰＳ受信装置
は、ＧＰＳ衛星から送出された信号を受信してＧＰＳ衛
星までの擬似距離を測定し、ＧＰＳ衛星の軌道データを
収集し、かつ測定した擬似距離データおよび収集した軌
道データに基づきユーザ位置データおよび／またはユー
ザ速度データを演算するＧＰＳ受信装置において、ＧＰ
Ｓ衛星から送出された信号の受信中に受信不能となった
期間を検出する受信不能期間検出手段と、受信不能期間
中および受信不能期間ののち再び受信可能となったとき
受信不能期間に基づく所定期間中ユーザ位置データの出
力および／またはユーザ速度データを一時的に停止させ
る出力停止手段とを備えたことを特徴とする。
は、ＧＰＳ衛星から送出された信号を受信してＧＰＳ衛
星までの擬似距離を測定し、ＧＰＳ衛星の軌道データを
収集し、かつ測定した擬似距離データおよび収集した軌
道データに基づきユーザ位置データおよび／またはユー
ザ速度データを演算するＧＰＳ受信装置において、ＧＰ
Ｓ衛星から送出された信号の受信中に受信不能となった
期間を検出する受信不能期間検出手段と、受信不能期間
中および受信不能期間ののち再び受信可能となったとき
受信不能期間に基づく所定期間中ユーザ位置データの出
力および／またはユーザ速度データを一時的に停止させ
る出力停止手段とを備えたことを特徴とする。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】
【作用】本発明のＧＰＳ受信装置によれば、ＧＰＳ信号
受信中に受信不能となった期間が受信不能期間検出手段
によって検出され、受信不能期間中および受信不能期間
ののち再び受信可能となったとき受信不能期間に基づく
所定期間中、ユーザ位置データおよび／またはユーザ速
度データの出力が出力停止手段によって一時的に停止さ
せられる。この結果、受信不能期間中および受信不能期
間ののち再び受信可能となったとき未だユーザ位置デー
タおよび／またはユーザ速度データに誤差が大きい所定
期間中、対応してユーザ位置データおよび／またはユー
ザ速度データの出力が停止され、誤差の大きいユーザ位
置データおよび／またはユーザ速度データが出力される
ことはなくなる。
受信中に受信不能となった期間が受信不能期間検出手段
によって検出され、受信不能期間中および受信不能期間
ののち再び受信可能となったとき受信不能期間に基づく
所定期間中、ユーザ位置データおよび／またはユーザ速
度データの出力が出力停止手段によって一時的に停止さ
せられる。この結果、受信不能期間中および受信不能期
間ののち再び受信可能となったとき未だユーザ位置デー
タおよび／またはユーザ速度データに誤差が大きい所定
期間中、対応してユーザ位置データおよび／またはユー
ザ速度データの出力が停止され、誤差の大きいユーザ位
置データおよび／またはユーザ速度データが出力される
ことはなくなる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２２】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のＧＰＳ受信装
置によれば、ＧＰＳ信号受信中に受信不能となった期間
を受信不能期間検出手段によって検出し、受信不能期間
中および受信不能期間ののち再び受信可能となったとき
受信不能期間に基づく所定期間中、ユーザ位置データの
出力を出力停止手段によって一時的に停止するようにし
たため、受信不能期間中および受信不能期間ののち再び
受信可能となったとき未だユーザ位置データおよび／ま
たはユーザ速度データに誤差が大きい所定期間中、対応
してユーザ位置データおよび／またはユーザ速度データ
の出力が停止され、誤差の大きいユーザ位置データが出
力されることはなくなり、精度の高いユーザ位置データ
およびユーザ速度データを出力することができる効果が
ある。
置によれば、ＧＰＳ信号受信中に受信不能となった期間
を受信不能期間検出手段によって検出し、受信不能期間
中および受信不能期間ののち再び受信可能となったとき
受信不能期間に基づく所定期間中、ユーザ位置データの
出力を出力停止手段によって一時的に停止するようにし
たため、受信不能期間中および受信不能期間ののち再び
受信可能となったとき未だユーザ位置データおよび／ま
たはユーザ速度データに誤差が大きい所定期間中、対応
してユーザ位置データおよび／またはユーザ速度データ
の出力が停止され、誤差の大きいユーザ位置データが出
力されることはなくなり、精度の高いユーザ位置データ
およびユーザ速度データを出力することができる効果が
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 頼久 東京都三鷹市下連雀５丁目１番１号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 横井 行雄 東京都三鷹市下連雀５丁目１番１号 日本 無線株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】ＧＰＳ衛星から送出された信号を受信して
ＧＰＳ衛星までの擬似距離を測定し、ＧＰＳ衛星の軌道
データを収集し、かつ測定した擬似距離データおよび収
集した軌道データに基づきユーザ位置データを演算する
ＧＰＳ受信装置において、ＧＰＳ衛星から送出された信
号の受信中に受信不能となった期間を検出する受信不能
期間検出手段と、受信不能期間中および受信不能期間の
のち再び受信可能となったとき受信不能期間に基づく所
定期間中ユーザ位置データの出力を一時的に停止させる
出力停止手段とを備えたことを特徴とするＧＰＳ受信装
置。 - 【請求項２】請求項１記載のＧＰＳ受信装置において、
受信不能期間検出手段はＧＰＳ衛星から送出された信号
の受信信号を逆拡散した信号のレベルが所定レベル以下
に低下している期間を計時するレベル低下期間計時手段
であることを特徴とするＧＰＳ受信装置。 - 【請求項３】請求項１記載のＧＰＳ受信装置において、
受信不能期間検出手段はＧＰＳ衛星から送出された信号
の受信信号に基づく擬似距離データの測定が不能となっ
ている期間を計時する擬似距離測定不能期間計時手段で
あることを特徴とするＧＰＳ受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22166092A JPH0666914A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | Ｇｐｓ受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22166092A JPH0666914A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | Ｇｐｓ受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666914A true JPH0666914A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16770266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22166092A Pending JPH0666914A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | Ｇｐｓ受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666914A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10531234B2 (en) | 2017-03-28 | 2020-01-07 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic apparatus, position specifying system, position specifying method, and storage medium |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22166092A patent/JPH0666914A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10531234B2 (en) | 2017-03-28 | 2020-01-07 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic apparatus, position specifying system, position specifying method, and storage medium |
| EP3382343B1 (en) * | 2017-03-28 | 2022-02-09 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic apparatus, position specifying system, position specifying method, and program |
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