JPH0666825A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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Publication number
JPH0666825A
JPH0666825A JP4239046A JP23904692A JPH0666825A JP H0666825 A JPH0666825 A JP H0666825A JP 4239046 A JP4239046 A JP 4239046A JP 23904692 A JP23904692 A JP 23904692A JP H0666825 A JPH0666825 A JP H0666825A
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JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
conductive fluid
electrodes
electrode
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP4239046A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamoto
宏 川本
Hiroyuki Hanawa
裕行 花輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiko Electric Works Ltd
Original Assignee
Taiko Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Taiko Electric Works Ltd filed Critical Taiko Electric Works Ltd
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Publication of JPH0666825A publication Critical patent/JPH0666825A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、3次元方向の加速度を高い精
度で測定可能な加速度センサを提供する。 【構成】 絶縁性の容器11の内壁を球面状に形成して
多数の電極12を配設すると共に、導電性流動体13を
容器内に収容する。導電性流動体は、加速度の方向・大
きさに対応して変位ないし変形し、この導電性流動体1
3により短絡される電極の位置と数とは、加速度の方向
及び大きさに応じて変化する。この導電性流動体13に
より短絡される電極の位置とに基づいて、3次元の加速
度を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、3次元的に、加速度
の方向及び大きさの検出が可能な加速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図6に示すような機械的
な加速度センサが知られている。これは、図6に示すよ
うに、支点2を回動中心として回動自在とされている錘
1と、この錘1の回動に応じて上下動するT字形の中継
片3と、この中継片3の上下方向の位置を検知するため
の発光素子4Aと受光素子4Bとからなる光学センサ4
とにより構成される。中継片3の先端は、発光素子4A
と受光素子4Bとの光路を横切るように上下動し、その
位置に応じた量だけ、発光素子4Aから受光素子4Bに
向かう光を遮るようにされている。
【0003】図5において、加速度Acにより、錘1が
支点2を中心として図示のように振れると、この振れに
応じて、中継片3が上昇し、中継片3の先端の上昇距離
に応じて発光素子4Aから受光素子4Bに供給される光
量が変化する。そして、所定値以上の加速度が印加され
た場合には、受光素子4Bの出力と所定のスレッショー
ルド値とを比較することにより、それが検出され、その
検出出力により、警報が発せられ、あるいは所定の制御
が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な従来の機械的な加速度センサは、錘1の支点2の回り
の回動により加速度を検出する構造であるため、測定可
能な加速度が1方向に制約されるため、3次元的に、互
いに直交する3方向の加速度を検出するためには、それ
ぞれの方向に対して、図6の構成のセンサを設けなけれ
ばならず、構造が複雑であるという問題があった。ま
た、測定がデジタル的で粗いという問題があった。
【0005】この発明は、以上の点に鑑み、簡単な構造
で、3次元的な方向の加速度をアナログ的に高精度で測
定することができる加速度センサを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による加速度センサは、後述の実施例の参
照符号を対応させると、絶縁材からなり、球面状の内壁
面を有し、この内壁面に複数の電極12が互いに非接触
の状態で、近接して設けられる容器11と、少なくとも
表面が導電体からなり、前記容器内に配されて、前記球
面状の内壁面上を自由に移動可能とされた導電性流動体
13と、前記導電性流動体13と接触して電気的に短絡
される前記電極12の位置及び数を検出する検出手段2
1と、この検出手段21で検出された電極位置及び電極
数の変化から加速度の方向及び大きさを検出する加速度
演算手段23とを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上述のこの発明の構成によれば、加速度の方向
及び大きさに対応して、導電性流動体13の容器11内
での位置が変わると共に、導電性流動体の形が変形す
る。このため、この導電性流動体13と接触して電気的
に短絡される電極位置及び電極吸うが変化する。この電
極位置及び電極数の変位により加速度の方向及び大きさ
が分かり、加速度が測定される。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図3を参照しながら、この発明
による加速度センサの一実施例について説明する。
【0009】この発明の一実施例の機構的構造の断面図
を図1に示す。図1において、10は、この例の加速度
センサを全体として示し、絶縁材からなる球殻容器11
と、この球殻容器11内に収納される導電性流動体13
とで構成されている。
【0010】球殻容器11には、この絶縁材からなる球
殻容器11を貫通するような状態で、図2に示すよう
に、多数の電極12が近接して配設される。また、各電
極12間は、絶縁材により電気的に絶縁されている。こ
の例では、各電極12のそれぞれは、球殻を貫通するよ
うに設けられているので、球殻容器11の内壁面だけで
なく、外壁面にも、露呈している。
【0011】また、球殻容器11内に封入される導電性
流動体13としては、この例では表面張力が比較的大き
い導電性液体、例えば水銀が用いられる。なお、球殻容
器11内には、必要に応じて、不活性ガスが充填され
る。後述のように、導電性流動体13は、加速度センサ
10に作用する加速度の方向及び大きさに応じて球殻容
器11内での位置が変化し、また、その形が変形し、導
電性流動体13が接触する電極の位置及び数が変化す
る。
【0012】多数個の電極12は、例えば図3に示すよ
うに、マトリクス状に配列したものとして取り扱うこと
ができ、個々の電極12ij(i=1〜n,j=1〜m)
は、球殻容器11の外側で、演算系20の接触電極位置
及び数検出回路21に、それぞれ独立に接続される。
【0013】また、この例では、球殻容器11の多数個
の電極の内の所定の1個が共通電極12ccとされ、この
共通電極12ccには、電流供給手段例えば直流電源22
が接続される。したがって、この共通電極12ccを含む
複数個の電極12ijに導電性流動体13が接触している
と、これら電極間が短絡し、この共通電極12ccから流
入する電流が、各接触している電極から導出され、この
電流が導出する電極を検出することにより、導電性流動
体13と接触している電極の位置及び接触している電極
の数を検出することができる。
【0014】共通電極12ccは、固定的な位置の電極と
するのではなく、任意の1電極を選択し、これより電流
を流し込んで、他の電極から導出電流が得られるような
状態になるか否か判別して、他の電極から導出電流が得
られるような電極をサーチし、その電極を、そのときの
共通電極12ccと選定するようにしてもよい。
【0015】接触電極位置及び数検出回路21において
は、多数の電極12を順次走査して、個々の電極12ij
からの導出電流の有無を検出して、導電性流動体13と
接触して互いに短絡される電極位置及び電極数を検出す
る。電流検出は、例えば電流検出用抵抗を各電極12に
対応して設け、その両端電圧を検出することにより行う
ことができる。
【0016】この接触電極位置及び数検出回路21にお
いて検出された接触電極位置及び接触電極数の情報は演
算部23に供給される。演算部23では、その前に検出
された接触電極位置及び接触電極数と、新たに検出され
た接触電極位置及び接触電極数とを比較することにより
導電性流動体13の位置的変位及び変形を検出する。そ
して、この検出結果から、加速度センサ10に作用する
加速度の方向及び大きさが高い精度で算定される。
【0017】次に、図4をも参照しながら、この発明の
一実施例の動作について説明する。加速度センサ10に
加速度が作用しない状態では、導電性流動体13は、球
殻11の底部に、共通電極12ccを接触電極に含んで溜
まっている。この状態では、重力だけが作用して、導電
性流動体13の形状は、その表面張力により、偏平球形
に比較的近くなる。そして、共通電極12ccと、図3H
及び図3Vにおいて破線Loで囲んで示す範囲の電極群
12oとが導電性流動体13により短絡されて、接触電
極位置及び数検出回路21では、電極群12oの電位
が、例えば“H”となり、その余の電極の電位が、例え
ば“L”として検出される。
【0018】以下の説明では、この電極群12oの電位
分布状態が基準とされる。この状態から加速度センサ1
0に対して、図4におけるx方向の正の加速度Axが作
用した場合、導電性流動体13は、慣性により、球殻容
器11の底部内面に沿って負のx方向に移動し、導電性
流動体13への反作用と重力とが平衡する位置で留ま
る。
【0019】この状態では、導電性流動体13により、
共通電極12ccと、図3Hにおいて1点鎖線Lxで囲ん
で示した範囲の電極群12xが短絡されて、電極群12
xの電位が、例えば“H”となり、その余の電極の電位
が、例えば“L”となる。そして、演算部23では、こ
の電極群12xの電位分布状態と、上述のような基準電
位分布状態とに基づいて、加速度Axの方向及び大きさ
が算定される。
【0020】次に、センサ10にx方向と直交するy方
向の正の加速度Ayが作用した場合には、上述と同様
に、導電性流動体13が負のy方向に移動し、導電性流
動体13への反作用と重力とが平衡する位置で留まる。
【0021】この状態では、導電性流動体13により、
共通電極12ccと、図3Hにおいて2点鎖線Lyで囲ん
で示した範囲の電極群12yが短絡されて、電極群12
yの電位が、例えば“H”となり、演算部23におい
て、電極群12yの電位分布状態と、基準電位分布状態
とに基づいて、加速度Ayの方向及び大きさが算定され
る。任意の水平方向の加速度が作用する場合も、上述と
全く同様である。
【0022】また、センサ10に垂直方向の加速度が作
用した場合、導電性流動体13への反作用は、上述のよ
うな水平方向の加速度が作用する場合とは異なり、重力
と同方向または逆方向となって、導電性流動体13によ
り短絡される電極群の範囲が、基準状態よりも拡大また
は縮小する。
【0023】すなわち、z方向の正(上向き)の加速度
Azuが作用した場合は、導電性流動体13への反作用が
重力に加わって、導電性流動体13の形状は、重力だけ
が作用するときに比べて、さらに偏平となる。この状態
では、導電性流動体13により、共通電極12ccと、図
3Vに1点鎖線Lzuで示す範囲の電極群12zuが短絡さ
れる。
【0024】また、下向きで、重力よりも小さい加速度
Azdが作用した場合には、導電性流動体13への反作用
が重力から差し引かれて、導電性流動体13の形状は、
重力だけが作用するときに比べて、より球形に近くな
る。この状態では、導電性流動体13により、共通電極
12ccと、図3Vにおいて2点鎖線Lzdで囲んで示す範
囲の電極群12zdが短絡される。
【0025】図3Vに示すように、加速度が垂直方向の
場合には、導電性流動体13によって短絡され、電位が
“H”となる電極群12zu,12zdが、基準状態で短絡
される電極群12oと同心円状の分布状態となり、演算
部23においては、各電極群12zu,12zdの電極の数
に基づいて、加速度Azの方向及び大きさが算定され
る。
【0026】この実施例では、上述のように、センサに
作用する加速度の方向及び大きさに対応して、導電性流
動体により短絡される電極の位置と数とが異なり、これ
に基づいて、3次元の加速度が高い精度で測定される。
【0027】また、測定精度は、球殻容器11の半径,
電極12の密度,導電性流動体13の量に依存するが、
共通電極から離れるほど、内面の傾斜が急になるため、
水平方向の加速度の測定可能範囲が広くなる。
【0028】以上の説明から明らかなように、重力だけ
が作用しているときに、容器の底部中央に導電性流動体
が溜まっている状態が、この発明による加速度センサの
基準状態である。上述の実施例では、容器を球形とした
が、容器の形状は加速度の検出方向に関して球面状の内
壁面を有するものであればよく、例えば、図5に示すよ
うに、容器11Cの底部が、球面状に構成されているよ
うなものであってもよい。
【0029】なお、上述の実施例においては、導電性流
動体13は導電性の液体の例としての水銀を直接に容器
に封入しているが、可撓性が高いシートに液体などの流
動体を封入すると共に、可撓性シートの外周面に導体を
印刷するようにしてもよい。
【0030】また、上記の例では共通電極を配設して、
接触電極位置及び接触電極数を検出するようにしたが、
マトリクス配列の電極の行方向と列方向とをそれぞれ共
通に接続し、例えば行の電極から電流を供給し、流出す
る列の電極を検出することにより、接触電極位置及び接
触電極数を検知するようにすることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、絶縁性の容器の底部を球面状に形成して多数の電極
を配設すると共に、その容器内に導電性流動体を収納
し、加速度の方向及び大きさに対応して変位ないし変形
する導電性流動体により、短絡される電極の位置と数と
の変化を検出し、これに基づいて、3次元の加速度を演
算することができる。
【0032】そして、この発明による加速度センサによ
れば、構造的には単一の容器と導電性流動体により構成
され、構造が非常に簡単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による加速度センサの一実施例の構成
を示す断面図である。
【図2】この発明の一実施例の一部構成を説明するため
の図である。
【図3】この発明の一実施例の動作を説明するためのブ
ロック図である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するための展
開図である。
【図5】この発明の他の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図6】従来の加速度センサの構成例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 加速度センサ 11,11C 容器 12 電極 13 導電性流動体 20 演算系 21 接触電極位置及び数検出回路 23 加速度演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなり、球面状の内壁面を有
    し、この内壁面に複数の電極が互いに非接触の状態で、
    近接して設けられる容器と、 少なくとも表面が導電体からなり、前記容器内に配され
    て、前記球面状の内壁面上を自由に移動可能とされた導
    電性流動体と、 前記導電性流動体と接触して、電気的に短絡される前記
    電極の位置及び数を検出する検出手段と、 この検出手段で検出された電極位置及び電極数の変化か
    ら加速度の方向及び大きさを検出する加速度演算手段と
    を備えた加速度センサ。
JP4239046A 1992-08-14 1992-08-14 加速度センサ Pending JPH0666825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4239046A JPH0666825A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 加速度センサ

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JP4239046A JPH0666825A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 加速度センサ

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JPH0666825A true JPH0666825A (ja) 1994-03-11

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JP4239046A Pending JPH0666825A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 加速度センサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969579B1 (ko) * 2009-11-30 2010-07-12 국방과학연구소 액상 전도체의 이동 감지장치, 이를 구비하는 가속도계 및 이동 감지장치의 제조 방법
WO2013048106A1 (ko) * 2011-09-30 2013-04-04 국방과학연구소 가속도계

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