JPH0666637U - バルーン付き超音波探触子 - Google Patents

バルーン付き超音波探触子

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Publication number
JPH0666637U
JPH0666637U JP008110U JP811093U JPH0666637U JP H0666637 U JPH0666637 U JP H0666637U JP 008110 U JP008110 U JP 008110U JP 811093 U JP811093 U JP 811093U JP H0666637 U JPH0666637 U JP H0666637U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
ultrasonic
ultrasonic probe
body cavity
insertion tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP008110U
Other languages
English (en)
Inventor
裕 長井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aloka Co Ltd filed Critical Aloka Co Ltd
Priority to JP008110U priority Critical patent/JPH0666637U/ja
Publication of JPH0666637U publication Critical patent/JPH0666637U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 体腔内に挿入される超音波探触子において、
音響フォーカスを実現すると共に十分な音響パワーを得
る。 【構成】 体腔内に挿入される挿入管10の先端部にバ
ルーン12を設け、超音波診断時にそのバルーン12内
に水等の媒体を注入する。バルーン12の内壁には複数
個の超音波振動子14が配列されており、バルーンを膨
らますと、その送受波面にて形成される超音波ビームは
集束することとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波診断のために体腔内に挿入されて超音波の送受波を行うバル ーン付き超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体内部の超音波診断においては、体腔内挿入型の超音波探触子が用いられ、 その超音波探触子にて超音波を送受波して、超音波画像形成のためのエコーデー タが取り込まれる。
【0003】 かかる体腔内挿入型の超音波探触子は、食道、直腸、尿管、血管など、様々な 管腔組織に対応したものが実用化されているが、特に血管内や尿管内に挿入され る超音波探触子は、その径が極めて小さく形成され、超音波の送受波を行う超音 波振動子も極めて小型のものが用いられる。
【0004】 一方、内視鏡を用いた手術においても、体腔内挿入型の超音波探触子が用いら れている。内視鏡には、鉗子等を挿入する挿通孔が形成されており、その挿通孔 に超音波探触子を挿入して、超音波診断が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の体腔内挿入型の超音波探触子では、十分な音響フォーカ スをもって超音波診断を行えないという問題があった。すなわち、超音波振動子 の大きさには制約が多く、また複数個の超音波振動子を配列させて電子フォーカ スを行う場合には、その超音波振動子の個数分の信号線が必要となって挿入管の 径が大きくなり、いずれにしても超音波ビームの音響フォーカスは困難となって いた。
【0006】 また、上記のように超音波振動子の大きさには制約があり、十分な音響パワー を得ることができなかった。
【0007】 以上のことから、十分な分解能で超音波診断を行えないという問題があった。 本考案は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、音響フォ ーカスを実現でき、また十分な音響パワーを得ることができる体腔内挿入型の超 音波探触子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、体腔内に挿入される挿入管の先端部に 伸縮自在なバルーンを設け、前記バルーンの内面にバルーンの内側方向に送受波 面を向けて複数個の超音波振動子を配列したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、バルーン内に例えば水などの媒体を注入すると、バルーン が膨らみ、この結果バルーンの膨らみに応じた曲率の円弧状に複数個の超音波振 動子が配列された状態が維持される。
【0010】 この円弧状又は球面状配列の状態では、各超音波振動子の送受波面にて形成さ れるそれぞれの超音波ビームは、曲率の中心方向へ集束することになり、従来で きなかった音響フォーカスが実現される。また、音響パワーの向上を図って分解 能を向上できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1には、本考案に係るバルーン付き超音波探触子の要部構成が示されている 。
【0013】 体腔内に挿入される挿入管10の先端部には伸縮自在な部材で構成されたバル ーン12が設けられている。また、挿入管10には、注入孔(図示せず)が設け られており、この注入孔を利用してバルーン12内に水等の媒体を注入すること が可能である。
【0014】 図1において、バルーン12の内面には、複数個の超音波振動子14が配列さ れている。この実施例では、6個の超音波振動子14が一列に配列されている。 この図1に示す状態はバルーン12が縮んだ状態であり、バルーン12が膨らん だ状態が図2に示されている。
【0015】 バルーン12内に媒体を注入すると、バルーン12が膨らみ、この結果、図示 されるように複数個の超音波振動子14がこの実施例において円弧状に配列され ることになる。各超音波振動子14は、その超音波の送受波面がバルーン内側方 向に向けられており、送受波面と反対側の面がバルーン12の内面に接合されて いる。従って、この図2に示す円弧状の配列によれば、各超音波振動子14にて 形成される超音波ビームをその円弧状の曲率中心へ集中させることが可能となる 。
【0016】 この結果、音響フォーカスを実現することができ、かつ音響パワーの向上を図 ることが可能となる。
【0017】 図3には、各超音波振動子14への信号供給に係る回路構成が示されており、 各超音波振動子14には駆動信号がそれぞれ並列的に供給され同時駆動されてい る。このように並列駆動することによって、挿入管10内を通す信号線の本数を 原理的には2本に抑えることができ、しかも超音波振動子14の数が増した場合 にもその本数を維持できるという効果がある。
【0018】 なお、バルーンの膨らみを変化させることによってその円弧状配列の曲率を変 化させることができるので、超音波ビームの集束点を変更可能である。超音波探 触子の基端側に流量調整機構を設けることによって流量をモニタし、外部からバ ルーン12の膨らみ率を任意に可変させてもよい。
【0019】 バルーン内に注入される媒体を種々選択することにより、その媒体内の音速を 可変させて、これによる音響フォーカス作用を得ることも可能である。
【0020】 図4には、内視鏡20の先端部が示されている。この内視鏡20には、照明用 の孔22、カメラ用の孔24、及び注水パイプ26が形成され、更に拑子等を挿 通させる挿通孔28が形成されている。この挿通孔28へ図1に示した超音波探 触子を挿通させてバルーンを膨ませることによって、内視鏡観察と同時に超音波 診断を実現し得る。
【0021】 図5には、変形例が示されている。図1に示した実施例においては、挿入管の 軸方向に沿って超音波振動子14が一列に配列されていたが、この図5に示す変 形例においては超音波振動子14が互いにクロスした円弧状に配列されている。 このような変形例によれば、バルーン12を膨ませると各超音波振動子14が球 面状に広がり、この結果、3次元的な音響フォーカスを実現できるという効果が ある。
【0022】 なお、図1及び図2に示した実施例における挿入管10の直径は、例えば2m mであり、バルーン12を膨らませたときのその最大径が例えば5mmである。 超音波振動子14は、例えば1mm×1mmの大きさのものが用いられ、その超 音波の周波数は例えば20MHzが用いられる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、体腔内に挿入される超音波探触子にお いて音響フォーカスを行うことができ、かつ十分な音響パワーを得ることができ るので超音波診断の分解能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルーンが縮んだ状態を示す説明図である。
【図2】バルーンが膨らんだ状態を示す説明図である。
【図3】各振動子への駆動信号の供給を示す回路図であ
る。
【図4】内視鏡の先端部を示す概念図である。
【図5】超音波探触子の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 挿入管 12 バルーン 14 超音波振動子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される挿入管の先端部に伸
    縮自在なバルーンを設け、前記バルーンの内面にバルー
    ンの内側方向に送受波面を向けて複数個の超音波振動子
    を配列したことを特徴とするバルーン付き超音波探触
    子。
JP008110U 1993-03-02 1993-03-02 バルーン付き超音波探触子 Pending JPH0666637U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008110U JPH0666637U (ja) 1993-03-02 1993-03-02 バルーン付き超音波探触子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008110U JPH0666637U (ja) 1993-03-02 1993-03-02 バルーン付き超音波探触子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666637U true JPH0666637U (ja) 1994-09-20

Family

ID=18528330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP008110U Pending JPH0666637U (ja) 1993-03-02 1993-03-02 バルーン付き超音波探触子

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JP (1) JPH0666637U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141524A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Seiko Epson Corp 超音波トランスデューサー、超音波プローブ、診断機器および電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141524A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Seiko Epson Corp 超音波トランスデューサー、超音波プローブ、診断機器および電子機器
US9348213B2 (en) 2012-01-11 2016-05-24 Seiko Epson Corporation Ultrasonic transducer, ultrasonic probe, diagnostic instrument, and electronic instrument

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