JPH0666621A - 超音波レベル計 - Google Patents

超音波レベル計

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JPH0666621A
JPH0666621A JP4245779A JP24577992A JPH0666621A JP H0666621 A JPH0666621 A JP H0666621A JP 4245779 A JP4245779 A JP 4245779A JP 24577992 A JP24577992 A JP 24577992A JP H0666621 A JPH0666621 A JP H0666621A
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JP
Japan
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ultrasonic
measured
pair
wave
receivers
Prior art date
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Pending
Application number
JP4245779A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yagi
寛 八木
Akihiko Morikawa
明彦 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP4245779A priority Critical patent/JPH0666621A/ja
Publication of JPH0666621A publication Critical patent/JPH0666621A/ja
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物の表面を挟んで上下対向位置に配置
した一対の超音波送・受波器による反射波の検出信号に
より、被測定物の表面までの距離を、障害物や外乱の影
響を受けることなく、正確に、安定よく測定して所定の
レベル計測を非常に正確に行なえるようにする。 【構成】 被測定物Rを収納したタンク2内の上下位置
にそれぞれ相対向させて一対の超音波送・受波器1,9
を配置させて、これら各超音波送・受波器1,9により
複数の反射波が受信されるまでの時間から、それぞれの
距離を求め、これら求めた複数の距離と上記一対の超音
波送・受波器1,9間の既知の距離とを比較して、被測
定物Rの表面Fからの真の反射波を識別し、それから真
のレベルを計測するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タンクやホッパーな
どの容器内に収納されている液体や粉粒体などの各種物
質の表面レベルを、容器内に取り付けられた超音波送・
受波器から上記物質の表面に向けて発射した超音波パル
スが反射して再び送・受波器に戻ってくる時間から計測
する超音波レベル計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波レベル計は、測定対象物
に触れることなく、非接触で衛生的に計測可能であると
ともに、可動部分がなくて信頼性が高く、また、メンテ
ナンスもほとんど必要としないことから、各種の食品の
レベル計測に多用されている。図4は、従来一般の超音
波レベル計をタンク内の液体のレベルの計測に適用した
例を示す概略構成図であり、同図において、1は超音波
パルスの送・受波器で、タンク2内に収納された被測定
液体Rの液面Fに正対させてタンク2の上方の所定位置
に取り付けられている。
【0003】上記構成の超音波レベル計においては、上
記送・受波器1から被測定液体Rの表面Fに向けて超音
波パルス3を発射し、その超音波パルス3が被測定液体
Rの表面Fに当たって反射され、その反射波4が再び上
記送・受波器1に受信されるまでの時間tと音波伝播速
度(音速)cにより、送・受波器1から被測定液体Rの
表面Fまでの距離dを、 d=(t/2)c で算出し、ついで、その算出距離値dから被測定液体R
の表面レベルhを、 h=L−d ここで、Lは既知値計測する。
【0004】ところが、上記のような液体収納タンク2
内には、例えば、梯子5や攪拌機6等の障害物やその他
の外乱が存在するケースが多く、上記送・受波器1から
発射された超音波パルス3が障害物5,6に当たって反
射し、それら反射波7,8も上記送・受波器1に受信さ
れることになり、上記被測定液体Rの表面Fからの反射
波4との識別が必要となる。
【0005】このように、被測定液体Rの表面Fからの
反射波4と障害物5,6からの反射波7,8とを識別す
るにあたって、従来では、反射波の強度のしきい値と各
反射波の到達時間との間に相関を持たせる方法や、超音
波パルスを繰り返し発射させて複数回にわたり安定して
受信したものを被測定液体Rの表面Fからの反射波4と
判断するなどの識別方法が採用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような反射波の識別方法を採用してなる従来の超音波レ
ベル計においては、被測定液体Rの表面Fからの反射波
4と障害物5,6からの反射波7,8との間に、反射波
の強度や安定度などに何らかの差異があることを前提と
するものであり、障害物5,6の種類や配置状況などに
よっては、該障害物5,6からの反射波7,8と被測定
液体Rの表面Fからの反射波4との強度や安定度などが
同等である場合は、反射波の識別が不正確であったり、
全く識別不能となり、その結果、所定のレベル測定に誤
差を発生しやすいという問題があった。
【0007】この発明は上記のような実情に鑑みてなさ
れたもので、障害物の種類や配置状況などに関係なく、
所定のレベル計測を非常に正確に行なうことができる超
音波レベル計を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る超音波レベル計は、被測定物を収納
する容器内の上部および下部の互いに相対向する箇所に
それぞれ相手側へ向けて超音波パルスを送出し、かつ反
射波を受信する一対の超音波送・受波器を設置し、これ
ら一対の超音波送・受波器による超音波パルスの送出か
ら反射波の受信までの時間をそれぞれ計測する時間計測
手段と、これら計測された時間および音速をもとに上記
容器内の所定位置から被測定物の表面までの距離を算出
する距離算出手段とを備えているものである。
【0009】上記距離算出手段としては、上記一対の超
音波送・受波器間の距離と、上記各時間計測手段により
計測された時間および音速をもとに算出された2つの距
離の和との比較により算出するものを使用する。
【0010】
【作用】この発明によれば、容器内の上部および下部の
互いに相対向する箇所に設置した一対の超音波送・受波
器から、それぞれ相手側へ向けて超音波パルスが送出さ
れ、これら超音波パルスが被測定物の表面で反射されて
戻ってくる各反射波がそれぞれの超音波送・受波器に受
信されるまでの時間をそれぞれ計測するとともに、これ
ら計測された時間および音速をもとに上記容器内の所定
位置から被測定物の表面までの距離を算出することによ
り、この算出された距離から被測定物のレベルを計測す
ることが可能となる。したがって、容器内に存在する各
種の障害物からの反射波やその他の外乱の影響を受ける
ことなく、所定のレベル計測を正確に行なうことができ
る。
【0011】とくに、上記各時間計測手段により計測さ
れた時間および音速をもとに算出された2つの距離の和
と、既知である一対の超音波送・受波器間の距離とを比
較する場合は、障害物からの反射波と被測定物の表面か
らの反射波との間に画然とした差が生じるために、所定
の距離を非常に正確に算出することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1は、この発明の一実施例を示すもの
で、超音波レベル計をタンク内の液体のレベルの計測に
適用した例を示す概略構成図であり、同図において、1
〜8およびR,Fは図4に示す従来例と同一であるた
め、該当部分に同一の符号を付して、それらの説明を省
略する。図1において、9はタンク2内の底部の所定位
置に取り付けられた超音波パルスの送・受波器で、上記
タンク2内に上部に取りつけられた超音波パルスの送・
受波器1に相対向させて配置されており、被測定液体R
の液面Fに向けて超音波パルス10を送出し、その液面
Fからの反射波11を受信する。
【0013】図2は、図1に示す超音波レベル計におけ
る信号処理系回路の構成を示すブロック図であり、同図
において、15は超音波パルス送・受波器1および9の
共通駆動回路、16は反射波検出部で、上記一対の超音
波パルス送・受波器1および9による受信反射波をそれ
ぞれ検出する。14は距離算出手段としての距離演算部
であり、上記一対の超音波送・受波器1,9による超音
波パルスの送出から反射波の受信までの時間をそれぞれ
計測する時間計測手段およびこれら計測された時間およ
び音速をもとに算出された2つの距離の和と上記一対の
超音波送・受波器1,9間の距離L0(既知値)とを比
較して、送・受波器1から被測定液体Rの表面Fまでの
距離dを算出し出力する比較算出手段とを有している。
【0014】つぎに、上記構成の動作について、図3に
示す信号波形を参照して説明する。図1に示すように、
タンク2の上部に取りつけられた超音波送・受波器1か
ら下方へ向けて発射された図3(A)に示す波形の超音
波パルス3は被測定液体Rの表面Fで反射され、その反
射波4が再び上記送・受波器1に受信されるまでの時間
をT3、梯子5からの反射波7が受信されるまでの時間
をT2、攪拌機6からの反射波8が受信されるまでの時
間をT1とする。一方、タンク2の底部に設置された超
音波送・受波器1から上方へ向けて発射された図3
(B)に示す波形の超音波パルス10が被測定液体Rの
表面Fで反射される反射波11が再び上記送・受波器9
に受信されるまでの時間をt2、梯子5からの反射波1
2が受信されるまでの時間をt3、攪拌機6からの反射
波13が受信されるまでの時間をt1とすると、送・受
波器1からそれぞれの反射物までの距離d1,d2,d
3および送・受波器9からそれぞれの反射物までの距離
h1,h2,h3は、それぞれつぎの式で求められる。
【0015】即ち、 d1={(T1/2)/c0} d2={(T2/2)/c0} d3={(T3/2)/c0} ここで、c0は空気中の音速…………(1) h1={(t1/2)/c1} h2={(t2/2)/c1} h3={(t3/2)/c1} ここで、c1は空気中の音速…………(2) となる。
【0016】ところで、上記(1),(2)式の中で、 L0=Ti+tk (i=1,2,3,……、k=
1,2,3,……) となるのは、T2+t3の組合せのみであることが分か
る。したがって、被測定液体Rの表面Fまでの距離は、
それぞれd2とh3となり、被測定液体Rの表面レベル
はh3である。
【0017】上記のように、反射波の強度や安定度など
の識別性が完全でない要素を前提とすることなく、被測
定物の表面からの反射波と障害物からの反射波とを正確
に識別して、所定の距離およびレベルを正確に計測する
ことができる。
【0018】なお、上記実施例では、タンク2内に収納
した液体のレベルの計測に適用したが、ホッパーやその
他のいかなる容器内に収納した粉粒状物質のレベルの計
測に適用しても、上記実施例と同様な効果を奏する。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2の発明によ
れば、超音波送・受波器から送出される超音波パルスが
被測定物の表面で反射されて戻ってくる反射波と、容器
内に存在する各種の障害物で反射されて戻ってくる反射
波とを、それぞれの反射波の到達時間および音速から求
めた反射物までの距離の測定結果により明確に識別する
ことができるので、障害物の種類や配置状況、さらには
その他の外乱の影響を受けることなく、被測定物の表面
までの距離を正確に、安定良く計測して、所定のレベル
計測を非常に正確に行なうことができる。換言すると、
多くの障害物を内在する容器内のレベル計測にも有効に
活用できるという汎用性に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による超音波レベル計の概
略構成図である。
【図2】図1に示す超音波レベル計における信号処理系
回路の構成を示すブロック図である。
【図3】信号波形図である。
【図4】従来の超音波レベル計の概略構成図である。
【符号の説明】
1,9 超音波送・受波器 2 タンク(容器) 3,10 超音波パルス 4,7,8,11,12,13 反射波 5 梯子(障害物) 6 攪拌機(障害物) R 被測定液体(被測定物) F 表面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を収納する容器内の上部および
    下部の互いに相対向する箇所にそれぞれ相手側へ向けて
    超音波パルスを送出し、かつ反射波を受信する一対の超
    音波送・受波器を設置し、これら一対の超音波送・受波
    器による超音波パルスの送出から反射波の受信までの時
    間をそれぞれ計測する時間計測手段と、これら計測され
    た時間および音速をもとに上記容器内の所定位置から被
    測定物の表面までの距離を算出する距離算出手段とを備
    えていることを特徴とする超音波レベル計。
  2. 【請求項2】 上記距離算出手段が、上記一対の超音波
    送・受波器間の距離と、上記各時間計測手段により計測
    された時間および音速をもとに算出された2つの距離の
    和との比較により算出するものである請求項1の超音波
    レベル計。
JP4245779A 1992-08-20 1992-08-20 超音波レベル計 Pending JPH0666621A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4245779A JPH0666621A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 超音波レベル計

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JP4245779A JPH0666621A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 超音波レベル計

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JPH0666621A true JPH0666621A (ja) 1994-03-11

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ID=17138699

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JP4245779A Pending JPH0666621A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 超音波レベル計

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JP (1) JPH0666621A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228010A (ja) * 2000-01-27 2001-08-24 Smiths Group Plc 計量システム及びプローブ
US9763622B2 (en) 2010-07-06 2017-09-19 St. Jude Medical Coordination Center Bvba Sensor element with an insulation layer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228010A (ja) * 2000-01-27 2001-08-24 Smiths Group Plc 計量システム及びプローブ
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