JP3036172B2 - 圧力容器内の液面レベル検出装置 - Google Patents

圧力容器内の液面レベル検出装置

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JP3036172B2
JP3036172B2 JP3293496A JP29349691A JP3036172B2 JP 3036172 B2 JP3036172 B2 JP 3036172B2 JP 3293496 A JP3293496 A JP 3293496A JP 29349691 A JP29349691 A JP 29349691A JP 3036172 B2 JP3036172 B2 JP 3036172B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧力容器内に封入された
プロパンなど封入液体の液面レベル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は圧力容器内に封入されたプロパン
など封入液体の液面レベル検出装置の一例を示す一部モ
デルを含む系統図である。図5において圧力容器1の底
部の一側面にこの圧力容器1の側面に対し斜め上方向に
音波を送信するよう構成された斜角楔2と超音波探触子
3とからなる超音波送信子4が、前記一側面に対面する
圧力容器1の他側面にこの圧力容器1の側面に対し斜め
上方向からの超音波を受信するよう構成された斜角楔5
と超音波探触子6とからなる超音波受信子7が設けられ
ている。そして、超音波送信子4の超音波探触子3は送
信器10に接続され、超音波受信子7の超音波探触子6
は受信器11に接続される。送信器10はタイミング発
生器9を介し、受信器11はコンパレータ12を介しそ
れぞれ液面レベル演算器14に接続される。
【0003】タイミング発生器9は送信タイミング信号
を送信器10に出力し、送信器10はこの送信タイミン
グ信号に応じ超音波送信子4の超音波探触子3にパルス
を出力し、超音波探触子3はこのパルスに応じ斜角楔2
を通して圧力容器1の側面に対し斜め上方向に超音波を
送信する。斜め上方向に送信された超音波は封入液体8
の液面、例えば液面Aで全反射され、対面に設けられた
超音波受信子7で受信される。超音波受信子7からの信
号は受信器11で増巾され、コンパレータ12により圧
力容器1の壁を通るノイズが除去されて液面レベル演算
器14に入力される。
【0004】ここで液面レベル演算器14の機能につい
て説明する。液面レベル演算器14には、コンパレータ
12からの信号とタイミング発生器9からの信号が入力
され、タイミング発生器9からの信号は超音波送信子4
から超音波が送信された時刻を示し、コンパレータ12
からの信号は超音波受信子7が超音波を受信した時刻を
示す。この時刻の差は超音波が封入液体8の中を伝播し
た時間であり、この伝播時間Tと封入液体中における超
音波の伝播速度Sとから超音波が封入液体8中を伝播し
た距離LはL=T・Sとして求められる。ここで超音波
の伝播距離Lと圧力容器1の内半径Rと封入液体の液面
レベルHとの間には{(1/2)・L} 2 =R2 +H2
の関係式があるので、液面レベルHはこの関係式より求
めることができる。液面レベル演算器14は前記の関係
式より液面レベルHを演算する。なお、圧力容器の壁お
よび斜角楔を貫通して超音波が伝播するのにも、同様に
伝播時間を要するが、これらの厚みはそれ程大きくな
く、かつ金属中における超音波の伝播速度は早いので、
これを無視してもそれ程大きな誤差にはならない。しか
しこれら厚みは構造的に定まっているので、これらを貫
通する伝播時間はほぼ一定であり、その分を補正するこ
とはより望ましい。
【0005】なお、この液面レベル検出装置の超音波探
触子は図4に示す指向特性のように、送受信される超音
波の強度Uは送受信軸(図4でz軸)に対してブロード
な指向特性を有するものを用いるようにしてあるので、
図5に示す液面Aの他に、液面BあるいはCのような広
範囲の液面レベルの検出が可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の圧力容器内の液
面レベル検出装置においては、一対の超音波送信子およ
び超音波受信子を用いており、これら送信子の送信軸と
受信子の受信軸は正しく合致させる必要がある。このた
めに取り付けに工数がかかる問題がある。また、液面レ
ベルの演算に封入液体の超音波の伝播速度を用いるた
め、伝播速度の不明な封入液体の液面レベルは検出でき
ない問題がある。更にまた、伝播速度が分っていても、
伝播速度は通常温度によって変化するので温度変化によ
り検出精度が低下する問題がある。
【0007】本発明の目的は、超音波送信子および超音
波受信子の取り付けを容易にし、更に伝播速度の不明な
封入液体に対しても液面レベルの検出を可能とし、更に
また、封入液体の温度変化による検出精度の低下を防止
した圧力容器内の液面レベル検出装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明の圧力容器内の液面レベル検出装置は圧力
容器の底部の一側面に設けられ、この圧力容器側面に対
し斜め上方向に超音波を送信し、かつ斜め上方向からの
超音波を受信するよう構成された斜角楔と超音波探触子
とからなる超音波送受信子と、この超音波送受信子が斜
め上方向に超音波を送信した時刻とこの超音波送受信子
が前記超音波の反射波を受信した時刻との差と、別途与
えられるこの圧力容器に封入された液体の超音波の伝播
速度とからこの封入液体の液面レベルを演算する液面レ
ベル演算器とからなるようにする。更に圧力容器の底部
の一側面に設けられ、この圧力容器側面に対し斜め上方
向に超音波を送信し、かつ斜め上方向からの超音波を受
信するよう構成された斜角楔と超音波探触子とからなる
超音波送受信子(以下第1の超音波送受信子と称する)
と、圧力容器の底部の一側面に設けられ、この圧力容器
側面に対し水平方向に超音波を送信し、かつ水平方向か
らの超音波を受信するよう構成された平行楔と超音波探
触子とからなる超音波送受信子(以下第2の超音波送受
信子と称する)と、前記第1の超音波送受信子と前記第
2の超音波送受信子とを交互に動作させる切換装置と、
前記第1の超音波送受信子が斜め上方向に超音波を送信
した時刻と、この超音波送受信子が前記超音波の反射波
を受信した時刻との差と、前記第2の超音波送受信子か
ら水平方向に超音波を送信した時刻とこの超音波送受信
子が前記超音波の反射波を受信した時刻との差と、別途
与えられる前記圧力容器の内径とからこの圧力容器に封
入された液体の液面レベルを演算する液面レベル演算器
とからなるようにする。更にこれら液面レベル検出装置
において、斜め上方向に超音波を送信し、かつ斜め上方
向からの超音波を受信する超音波送受信子の超音波探触
子は送受信される超音波の強度が送受信軸に対しブロー
ドな指向特性を有するようにする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1における圧力容器内の液面レ
ベル検出装置では、圧力容器の底部の一側面にこの圧力
容器の側面に対し斜め上方向に超音波を送信し、かつ斜
め上方向からの超音波を受信するよう構成された斜角楔
と超音波探触子とからなる超音波送受信子を設けたの
で、超音波送受信子から斜め上方向に送信された超音波
は、圧力容器内壁と封入液体の液面が接するコーナ部で
反射されもときた方向に戻った超音波だけが同じ超音波
送受信子で受信されるようになる。ここで超音波送受信
子から超音波を送信した時刻とこの超音波の反射波を受
信した時刻の差は、超音波が封入液体中を圧力容器の底
部から液面まで斜めに往復伝播する時間であり、この伝
播時間と別途与えられる封入液体の超音波の伝播速度と
から超音波が封入液体中を伝播した距離が求められ、こ
の距離から封入液体の液面レベルを求めることができ
る。
【0010】本発明の請求項2における圧力容器内の液
面レベル検出装置では、第1の実施例と同様な、圧力容
器の底部の一側面にこの圧力容器の側面に対し斜め上方
向に超音波を送信し、かつ斜め上方向からの超音波を受
信するよう構成された斜角楔と超音波探触子とからなる
超音波送受信子(以下第1の超音波送受信子と称する)
の他に、圧力容器の底部一側面にこの圧力容器側面に対
し水平方向に超音波を送信し、かつ水平方向からの超音
波を受信するよう構成された平行楔と超音波探触子とか
らなる超音波送受信子(以下第2の超音波送受信子と称
する)が設けられる。ここで第1の超音波送受信子によ
り、前述の第1の実施例と同様、超音波を送信した時刻
とこの超音波の反射波を受信した時刻の差と、別途与え
られる封入液体の超音波の伝播速度とから液面レベルが
求められる。そして第2の超音波送受信子では、超音波
は水平方向に送信され、封入液体中を伝播して対面する
圧力容器の内壁で反射され同じ超音波送受信子で受信さ
れるので、超音波を送信した時刻とこの超音波の反射波
を受信した時刻の差は超音波が封入液体中を圧力容器の
内径方向に往復伝播した時間であり、この伝播時間と別
途与えられる圧力容器の内径とから封入液体の超音波の
伝播速度が求められる。第1の超音波送受信子と第2の
超音波送受信子を交互に動作させ、第2の超音波送受信
子によって得られた封入液体の超音波の伝播速度と第1
の超音波送受信子における超音波の送信時刻と受信時刻
の差とから伝播速度が不明の封入液体の液面レベルが検
出できる。この際、圧力容器の内径が必要となるが、圧
力容器の内径は容易に測定することが可能である。
【0011】以上述べたことをまとめると、本発明の圧
力容器内の液面レベル検出装置では、超音波の送信と受
信はすべて同一の超音波送受信子で行なっているので別
体の超音波送信子と超音波受信子を用いる場合に必要と
される送信子と受信子の軸合せが不要となり取り付けが
極めて簡単になる。また、第2の超音波送受信子によっ
て求められる超音波の伝播速度はその時点における液温
の伝播速度であり、温度変化による検出精度の低下は防
止される。更にまた、請求項1あるいは請求項2で斜め
上方向に超音波を送信し、かつ斜め上方向からの超音波
を受信する超音波送受信子の超音波探触子は送受信され
る超音波の強度が送受信軸に対しブロードな指向特性を
有するようにしたので、広範囲の液面レベルに対し超音
波が送受信され、広範囲の液面レベルの検出が可能とな
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の圧力容器内の液面レベル検出
装置の第1の実施例を示す一部モデルを含む系統図であ
る。図1において圧力容器1の底部の一側面にこの圧力
容器1の側面に対し斜め上方向に超音波を送信し、かつ
斜め上方向からの超音波を受信するよう構成された斜角
楔2と超音波探触子3とからなる超音波送受信子4が設
けられ、超音波送受信子4の超音波探触子3は送信器1
0と受信器11とに接続される。送信器10はタイミン
グ発生器9を介し、受信器11はコンパレータ12を介
しそれぞれ液面レベル演算器14に接続される。
【0013】タイミング発生器9は送信タイミング信号
を送信器10に出力し、送信器10はこの送信タイミン
グ信号に応じ超音波送受信子4の超音波探触子3にパル
スを出力し、超音波探触子3はこのパルスに応じ斜角楔
2を通して圧力容器1の側面に対し斜め上方向に超音波
を送信する。斜め上方向に送信された超音波は圧力容器
1の内壁と封入液体8の液面、例えば液面Aが接するコ
ーナ部Pで反射された超音波だけがもときた方向に戻り
同じ超音波送受信子4で受信される。
【0014】ここで、図3により斜め上方向に送信され
た超音波のうち圧力容器1の内壁と封入液体8の液面が
接するコーナ部Pで反射された超音波だけがもときた方
向に戻る原理について説明する。図3において超音波探
触子3から斜角楔2を通して斜め上方向に送信された超
音波は液面Aと圧力容器1の内壁で2度反射を繰り返し
て逆方向に反射されるが、液面Aと圧力容器1の内壁の
接するコーナ部Pに送信された超音波U1はコーナ部P
に近いためほぼもときた方向に反射される。しかしコー
ナ部Pから離れた個所に送信された超音波、例えば超音
波U2あるいはU3はコーナ部Pから離れた分、離れて
反射される。このようにして、コーナ部Pに送信された
超音波だけがもときた方向に戻される。
【0015】コーナ部Pで反射された超音波が超音波送
受信子4で受信されるとその受信信号は受信器11で増
巾されコンパレータ12により圧力容器1の壁を通るノ
イズが除去されて液面レベル演算器14に入力される。
【0016】ここで液面レベル演算器14の機能につい
て説明する。液面レベル演算器14には、コンパレータ
12からの信号とタイミング発生器9からの信号が入力
され、タイミング発生器9からの信号は超音波送受信子
4が超音波を送信した時刻を示し、コンパレータ12か
らの信号は同じ超音波送受信子4が超音波を受信した時
刻を示す。この時刻の差は超音波が封入液体8の中を伝
播した時間であり、この伝播時間Tと封入液体の超音波
の伝播速度Sとから超音波が封入液体8の中を伝播した
距離LはL=T・Sとして求められる。ここで超音波の
伝播距離Lと圧力容器の内径Dとの間には{(1/2)
・L}2 =D2 +H2 の関係式があるので、液面レベル
Hはこの関係式より求めることができる。液面レベル演
算器14は前記の関係式より液面レベルHを演算する。
なお、超音波が圧力容器の壁および斜角楔を貫通して伝
播するのにも同様に伝播時間を要するが、これらの厚み
はそれ程大きくなく、かつ金属中における超音波の伝播
速度は早いので、これを無視してもそれ程大きな誤差に
はならない。しかしこれら厚みは構造的に定まっている
ので、これらを貫通する伝播時間はほぼ一定であり、そ
の分を補正することはより望ましい。
【0017】なお、超音波送受信子4の超音波探触子3
は図4に示す指向特性のように、送受信される超音波の
強度Uは送受信軸(図4でz軸)に対してブロードな指
向特性を有するものを用いるようにしてあるので、図1
に示す液面Aの他に、液面BあるいはCのような広範囲
の液面レベルの検出が可能となっている。
【0018】図2は本発明の圧力容器内の液面レベル検
出装置の第2の実施例を示す一部モデルを含む系統図で
ある。図2に示す本発明の第2の実施例における圧力容
器内の液面レベル検出装置が図1に示す第1の実施例に
おける圧力容器内の液面レベル検出装置と異なるところ
は、第1の実施例と同様な圧力容器1の底部の一側面に
この圧力容器1の側面に対し斜め上方向に超音波を送信
し、かつ斜め上方向からの超音波を受信するよう構成さ
れた斜角楔2と超音波探触子3とからなる超音波送受信
子(以下第1の送受信子と称する)4の他に、圧力容器
1の底部の一側面にこの圧力容器1の側面に対し水平方
向に超音波を送信し、かつ水平方向からの超音波を受信
するよう構成された平行楔17と超音波探触子18とか
らなる超音波送受信子(以下第2の超音波送受信子と称
する)19が設けられ、これら第1および第2の超音波
送受信子はそれぞれ切換器20を介し送信器10および
受信器11に接続され、液面レベル演算器14は前記切
換器20にも接続されより機能が付加されたものとなっ
ている。
【0019】第1の超音波送受信子4により、前述の第
1の実施例と同様、超音波を送信した時刻とこの超音波
の反射波を受信した時刻の差と、封入液体8の超音波の
伝播速度Sとから液面レベルが求められる。第2の超音
波送受信子19からは超音波は水平方向に送信され、封
入液体中を伝播して対面する圧力容器の内壁で反射され
て同じ超音波送受信子19で受信される。従って、超音
波を送信した時刻とこの超音波の反射波を受信した時刻
の差は超音波が封入液体8の中を圧力容器1の内径方向
に往復伝播する時間であり、この伝播時間T0 と圧力容
器1の内径Dとから超音波の伝播速度SはS=2D/T
0 として求められる。
【0020】第1の超音波送受信子4と第2の超音波送
受信子19を切換器20により交互に動作させ、液面レ
ベル演算器14ではまず第2の超音波送受信子19から
の超音波の送信時刻と受信時刻の差と別途与えられる圧
力容器1の内径Dとから封入液体8の超音波の伝播速度
Sを演算する。次に第1の超音波送受信子4からの超音
波の送信時刻と受信時刻との差と、前述の第2の超音波
送受信子19で求めた封入液体8の伝播速度Sを用いて
第1の実施例と同様に液面レベルを演算する。なお、圧
力容器1の内径Dは圧力容器の外径から壁厚の2倍を差
し引いて求める。一般に壁厚は外部から測定できない
が、通常壁厚は外径寸法に比し小さいので、内径Dのか
わりに外径を用いても大きな誤差はない。
【0021】ここで、第2の超音波送受信子19によっ
て求められた封入液体8の超音波の伝播速度Sはその時
点における液温の伝播速度であり、液温に対する補償が
行われたものとする。
【0022】また、前述の第1および第2の実施例に示
すように、超音波の送信と受信はすべて同一の超音波送
受信子で行なっているので、別体の超音波送信子と超音
波受信子を用いる場合に必要とされる送信子と受信子の
軸合せが不要となり取り付けが極めて簡単になる。
【0023】なお、図2に示す第2の実施例において
も、斜め上方向に超音波を送信しかつ斜め上方向からの
超音波を受信する第1の超音波送受信子4の超音波探触
子3は、図1に示す第1の実施例における超音波送受信
子4の超音波探触子3と同様、図4に示す指向特性のよ
うに送受信軸に対してブロードな指向特性を有するもの
を用い、図2に示す液面Aの他に、液面BあるいはCの
ような広範囲の液面レベルの検出が可能となっている。
【0024】
【発明の効果】本発明の圧力容器内の液面レベル検出装
置では、超音波の送信と受信はすべて同一の超音波送受
信子で行うよう構成されているので、別体の超音波送信
子と超音波受信子を用いる場合に必要とされる送信子と
受信子の軸合せが不要となり取り付けが極めて簡単にな
る。更に前記液面レベル検出用の超音波送受信子の他
に、封入液体の超音波伝播速度を計測する伝播速度計測
用の第2の超音波送受信子を設けたので、超音波の伝播
速度が不明な封入液体の液面レベルの検出が可能とな
る。更にまた前記第2の超音波送受信子による超音波の
伝播速度の計測はその時点の液温における超音波の伝播
速度の計測であり、液温に対する補償が行われたものと
なるので温度変化による検出精度の低下が防止される。
これらを総合して適用範囲が広く、高精度で、かつ取り
付けの容易な圧力容器内の液面レベル検出装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力容器内の液面レベル検出装置の第
1の実施例を示す一部モデルを含む系統図
【図2】本発明の圧力容器内の液面レベル検出装置の第
2の実施例を示す一部モデルを含む系統図
【図3】図1,図2に示す本発明の液面レベル検出装置
の各実施例において、斜め上方向に送信された超音波の
うち圧力容器の内壁と封入液体の液面が接するコーナ部
で反射された超音波だけがもときた方向に戻る原理を説
明するモデル図
【図4】図1に示す本発明の液面レベル検出装置の第1
の実施例あるいは図2に示す本発明の液面レベル検出装
置の第2の実施例における斜め上方向に超音波を送信
し、かつ斜め上方向からの超音波を受信する超音波送受
信子の超音波探触子の指向特性図、あるいは図5に示す
従来の液面レベル検出装置における斜め上方向に超音波
を送信する超音波送信子あるいは斜め上方向からの超音
波を受信する超音波受信子の超音波探触子の指向特性図
【図5】従来の液面レベル検出装置の一例を示す一部モ
デルを含む系統図
【符号の説明】
1 圧力容器 2 斜角楔 3 超音波探触子 4 超音波送受信子,超音波送受信子(第1の) 14 液面レベル演算器 17 平行楔 18 超音波探触子 19 超音波送受信子(第2の)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力容器の底部の一側面に設けられ、この
    圧力容器側面に対し斜め上方向に超音波を送信し、かつ
    斜め上方向からの超音波を受信するよう構成された斜角
    楔と超音波探触子とからなる超音波送受信子と、この超
    音波送受信子が斜め上方向に超音波を送信した時刻とこ
    の超音波送受信子が前記超音波の反射波を受信した時刻
    との差と、別途与えられるこの圧力容器に封入された液
    体の超音波の伝播速度とからこの封入液体の液面レベル
    を演算する液面レベル演算器とからなることを特徴とす
    る圧力容器内の液面レベル検出装置。
  2. 【請求項2】圧力容器の底部の一側面に設けられ、この
    圧力容器側面に対し斜め上方向に超音波を送信し、かつ
    斜め上方向からの超音波を受信するよう構成された斜角
    楔と超音波探触子とからなる超音波送受信子(以下第1
    の超音波送受信子と称する)と、圧力容器の底部の一側
    面に設けられ、この圧力容器側面に対し水平方向に超音
    波を送信し、かつ水平方向からの超音波を受信するよう
    構成された平行楔と超音波探触子とからなる超音波送受
    信子(以下第2の超音波送受信子と称する)と、前記第
    1の超音波送受信子と前記第2の超音波送受信子とを交
    互に動作させる切換装置と、前記第1の超音波送受信子
    が斜め上方向に超音波を送信した時刻とこの超音波送受
    信子が前記超音波の反射波を受信した時刻との差と、前
    記第2の超音波送受信子から水平方向に超音波を送信し
    た時刻とこの超音波送受信子が前記超音波の反射波を受
    信した時刻との差と、別途与えられる前記圧力容器の内
    径とからこの圧力容器に封入された液体の液面レベルを
    演算する液面レベル演算器とからなることを特徴とする
    圧力容器内の液面レベル検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは2記載の圧力容器内の液
    面レベル検出装置において、斜め上方向に超音波を送信
    し、かつ斜め上方向からの超音波を受信する超音波送受
    信子の超音波探触子は送受信される超音波の強度が送受
    信軸に対しブロードな指向特性を有することを特徴とす
    る圧力容器内の液面レベル検出装置。
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