JPH0666530A - 半田接合部の検査装置 - Google Patents
半田接合部の検査装置Info
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- JPH0666530A JPH0666530A JP22377292A JP22377292A JPH0666530A JP H0666530 A JPH0666530 A JP H0666530A JP 22377292 A JP22377292 A JP 22377292A JP 22377292 A JP22377292 A JP 22377292A JP H0666530 A JPH0666530 A JP H0666530A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】基板に半田付けされた電子部品の半田接合部の
検査装置において、電子部品の電極と基板との半田接合
部の接合状態を安定して検査できるようにする。 【構成】断続発振手段7が被検査部にレーザー光を照射
し、発振信号発生手段8はその光を検査する電子部品6
の電極の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させる
ものである。変換手段9は半田接合部の変化により発す
る熱または音響などの信号を受けて電気信号に変換する
もので電子部品6の上に載置されている。そして演算処
理装置10では発振信号発生手段8の出力周波数の振幅
レベルを測定することにより半田付け部の良、不良を判
定する。このとき発振信号発生手段8の周波数をわずか
に増減させると、電極により異なる固有振動周波数に対
して安定して半田接合状態を判定できる。
検査装置において、電子部品の電極と基板との半田接合
部の接合状態を安定して検査できるようにする。 【構成】断続発振手段7が被検査部にレーザー光を照射
し、発振信号発生手段8はその光を検査する電子部品6
の電極の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させる
ものである。変換手段9は半田接合部の変化により発す
る熱または音響などの信号を受けて電気信号に変換する
もので電子部品6の上に載置されている。そして演算処
理装置10では発振信号発生手段8の出力周波数の振幅
レベルを測定することにより半田付け部の良、不良を判
定する。このとき発振信号発生手段8の周波数をわずか
に増減させると、電極により異なる固有振動周波数に対
して安定して半田接合状態を判定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に半田付けされた
電子部品の半田接合部の検査装置に関する。
電子部品の半田接合部の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、狭いピッチのIC、半田フィレッ
トの小さいIC等が増加しているので、信頼性の高い半
田接合部の検査装置が要望されている。
トの小さいIC等が増加しているので、信頼性の高い半
田接合部の検査装置が要望されている。
【0003】従来、この種の半田接合部の検査装置には
特開平2−287150号公報に示すような構成のもの
があった。以下その構成について図7を参照しながら説
明する。図において、1は被検査部に照射する光の連続
発振手段であり、これは例えばアルゴンのような単一波
長モードの連続発振レーザー等を使用している。2は光
を断続する光変調手段、3は半田接合部の変化により発
する音響などの信号を受けて電気信号に変換する変換手
段であり、これは例えばピエゾ素子等を使用し基板4の
上に載置している。5は変換手段3からの信号を受けて
演算処理する演算処理装置で例えばFFT装置であり、
6は電子部品である。
特開平2−287150号公報に示すような構成のもの
があった。以下その構成について図7を参照しながら説
明する。図において、1は被検査部に照射する光の連続
発振手段であり、これは例えばアルゴンのような単一波
長モードの連続発振レーザー等を使用している。2は光
を断続する光変調手段、3は半田接合部の変化により発
する音響などの信号を受けて電気信号に変換する変換手
段であり、これは例えばピエゾ素子等を使用し基板4の
上に載置している。5は変換手段3からの信号を受けて
演算処理する演算処理装置で例えばFFT装置であり、
6は電子部品である。
【0004】上記構成においてその動作について説明す
る。すなわち、連続発振手段1および光変調手段2によ
り強度変調された光が被検査部に照射され、被検査部の
電極は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発生し、被
検査部に音響的な振動を与える。この振動を受けて変換
手段3から電気信号を演算処理装置5に入力し、演算処
理装置5により半田付け部の良、不良を判定する。
る。すなわち、連続発振手段1および光変調手段2によ
り強度変調された光が被検査部に照射され、被検査部の
電極は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発生し、被
検査部に音響的な振動を与える。この振動を受けて変換
手段3から電気信号を演算処理装置5に入力し、演算処
理装置5により半田付け部の良、不良を判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、連続発振手段1に連続発振レーザーを使用
した場合、レーザー光の一部は無駄となり小出力のレー
ザーでは電子部品6の電極を発振させられなく、またレ
ーザー光を断続的に用いているため電極の発振効率が悪
く、これも小出力レーザーでは発振させられない。また
光の断続による変化から発する熱や音響などの二次的変
化から状態を検出しているため効率も悪く外乱にも弱
い。また光の強度変調周波数は電極の固有振動周波数に
合っていないと検出効率も悪くなり外乱にも弱くなる。
しかし、電極の固有振動周波数は電子部品6の製造上の
ばらつきや電極毎によるばらつきが大きく、電子部品6
の品種に対して周波数を一定に決められないという問題
があった。
の構成では、連続発振手段1に連続発振レーザーを使用
した場合、レーザー光の一部は無駄となり小出力のレー
ザーでは電子部品6の電極を発振させられなく、またレ
ーザー光を断続的に用いているため電極の発振効率が悪
く、これも小出力レーザーでは発振させられない。また
光の断続による変化から発する熱や音響などの二次的変
化から状態を検出しているため効率も悪く外乱にも弱
い。また光の強度変調周波数は電極の固有振動周波数に
合っていないと検出効率も悪くなり外乱にも弱くなる。
しかし、電極の固有振動周波数は電子部品6の製造上の
ばらつきや電極毎によるばらつきが大きく、電子部品6
の品種に対して周波数を一定に決められないという問題
があった。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、半導体レーザーなどの小出力のレーザーでも電子部
品の電極を安定して共振させ、電子部品の電極と基板と
の半田接合部の接合状態を安定して検査できる半田接合
部の検査装置を提供することを目的とする。
で、半導体レーザーなどの小出力のレーザーでも電子部
品の電極を安定して共振させ、電子部品の電極と基板と
の半田接合部の接合状態を安定して検査できる半田接合
部の検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の課題解決手段としては、被検査部に
レーザー光を照射する断続発振手段と、電子部品の電極
の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させるための
発振信号発生手段と、半田接合部の変化により発する熱
または音響の信号を受けて電気信号に変換する変換手段
と、この変換手段からの信号を受けて演算処理する演算
処理手段とを備えたものである。
するために、第1の課題解決手段としては、被検査部に
レーザー光を照射する断続発振手段と、電子部品の電極
の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させるための
発振信号発生手段と、半田接合部の変化により発する熱
または音響の信号を受けて電気信号に変換する変換手段
と、この変換手段からの信号を受けて演算処理する演算
処理手段とを備えたものである。
【0008】また第2の課題解決手段としては、被検査
部に照射する半導体レーザー光源と、電子部品の電極の
固有振動周波数付近でなめらかに強度を変化させるため
のレーザー駆動信号発生手段と、半田接合部の変化によ
り発する熱または音響の信号を受けて電気信号に変換す
る変換手段と、この変換手段からの信号を受けて演算処
理する演算処理手段とを備えたものである。
部に照射する半導体レーザー光源と、電子部品の電極の
固有振動周波数付近でなめらかに強度を変化させるため
のレーザー駆動信号発生手段と、半田接合部の変化によ
り発する熱または音響の信号を受けて電気信号に変換す
る変換手段と、この変換手段からの信号を受けて演算処
理する演算処理手段とを備えたものである。
【0009】また第3の課題解決手段としては、被検査
部に照射する光の光源と、この光源の光の強度を変化さ
せる強度変調手段と、電極の変位を直接光学的に検出し
て電気信号に変換する変換手段と、この変換手段からの
信号を受けて演算処理する演算処理手段とを備えたもの
である。
部に照射する光の光源と、この光源の光の強度を変化さ
せる強度変調手段と、電極の変位を直接光学的に検出し
て電気信号に変換する変換手段と、この変換手段からの
信号を受けて演算処理する演算処理手段とを備えたもの
である。
【0010】また第4の課題解決手段としては、被検査
部に照射する光の光源と、被検査部の変化を検出して電
気信号に変換する変換手段と、電子部品の電極の固有振
動周波数付近で発振を開始し変換手段からの信号を受け
て周波数を変化させる変調信号発生手段と、この変調信
号発生手段の信号を受けて強度変化させる強度変調手段
と、変換手段からの信号を受けて演算処理する演算処理
手段とを備えたものである。
部に照射する光の光源と、被検査部の変化を検出して電
気信号に変換する変換手段と、電子部品の電極の固有振
動周波数付近で発振を開始し変換手段からの信号を受け
て周波数を変化させる変調信号発生手段と、この変調信
号発生手段の信号を受けて強度変化させる強度変調手段
と、変換手段からの信号を受けて演算処理する演算処理
手段とを備えたものである。
【0011】さらに第5の課題解決の手段としては、半
田付け位置を示すためのガイド光レーザーの強度を変化
させる強度変調手段と、被照射部の変化を検出して電気
信号に変換する変換手段と、変換手段からの信号を受け
て演算処理し被照射部の半田付けの良不良を判定する演
算処理手段と、不良箇所に再度半田付けを行う指令を出
す指令手段とを備えたものである。
田付け位置を示すためのガイド光レーザーの強度を変化
させる強度変調手段と、被照射部の変化を検出して電気
信号に変換する変換手段と、変換手段からの信号を受け
て演算処理し被照射部の半田付けの良不良を判定する演
算処理手段と、不良箇所に再度半田付けを行う指令を出
す指令手段とを備えたものである。
【0012】
【作用】上記した構成において、第1の課題解決手段の
作用は、発振信号発生手段により電子部品の電極の固有
振動周波数付近でレーザー光を断続させ強度変調し、断
続発振手段によりレーザー光を被検査部に照射し、被検
査部の電極は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発生
し被検査部に振動を与え、変換手段が電気信号を演算処
理装置に出力し、演算処理装置では発振信号発生手段の
出力周波数の振幅レベルを測定することにより半田付け
部の良、不良を判定する。
作用は、発振信号発生手段により電子部品の電極の固有
振動周波数付近でレーザー光を断続させ強度変調し、断
続発振手段によりレーザー光を被検査部に照射し、被検
査部の電極は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発生
し被検査部に振動を与え、変換手段が電気信号を演算処
理装置に出力し、演算処理装置では発振信号発生手段の
出力周波数の振幅レベルを測定することにより半田付け
部の良、不良を判定する。
【0013】また第2の課題解決手段の作用は、被検査
部に照射する半導体レーザー光源の光がレーザー駆動信
号発生手段により強度変調されて被検査部に照射し、被
検査部の電極は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発
生し被検査部に振動を与え、変換手段が電気信号を演算
処理装置に出力し、演算処理装置では発振信号発生手段
の出力周波数の振幅レベルを測定することにより半田付
け部の良、不良を判定する。
部に照射する半導体レーザー光源の光がレーザー駆動信
号発生手段により強度変調されて被検査部に照射し、被
検査部の電極は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発
生し被検査部に振動を与え、変換手段が電気信号を演算
処理装置に出力し、演算処理装置では発振信号発生手段
の出力周波数の振幅レベルを測定することにより半田付
け部の良、不良を判定する。
【0014】また第3の課題解決手段の作用は、変換手
段が電極の変位を直接光学的に検出して電気信号に変換
し、その電気信号を演算処理手段に入力して半田付け部
の良不良を判定する。
段が電極の変位を直接光学的に検出して電気信号に変換
し、その電気信号を演算処理手段に入力して半田付け部
の良不良を判定する。
【0015】また第4の課題解決手段の作用は、強度変
調された半導体レーザー光源の光を被検査部に照射し、
このとき、被検査部の電極には、光の強度の変化により
熱膨張、収縮が発生する。電極が半田付けされていない
場合は、電極の固有振動周波数にて光が変調されている
ため共振し、大きな振動振幅で振動し、また電極が半田
付けされている場合は、固有振動周波数が異なるため大
きな振動が得られない。このとき、変換手段の出力を検
出振幅が大きくなるように変調信号の周波数に帰還制御
を行い、被検査部の変化を検出して変換手段からの電気
信号を演算処理装置に出力し、演算処理装置では出力周
波数の振幅レベルを測定することにより半田付け部の
良、不良を判定する。
調された半導体レーザー光源の光を被検査部に照射し、
このとき、被検査部の電極には、光の強度の変化により
熱膨張、収縮が発生する。電極が半田付けされていない
場合は、電極の固有振動周波数にて光が変調されている
ため共振し、大きな振動振幅で振動し、また電極が半田
付けされている場合は、固有振動周波数が異なるため大
きな振動が得られない。このとき、変換手段の出力を検
出振幅が大きくなるように変調信号の周波数に帰還制御
を行い、被検査部の変化を検出して変換手段からの電気
信号を演算処理装置に出力し、演算処理装置では出力周
波数の振幅レベルを測定することにより半田付け部の
良、不良を判定する。
【0016】さらに第5の課題解決手段の作用は、半田
付け用レーザーによって半田付けを行い、次に半田付け
用レーザーの強度を強度変調手段によって強度変調され
た光を被検査部に照射する。このとき電子部品の電極に
は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発生する。電極
が半田付けされていない場合は、電極の固有振動周波数
にて光が変調されているため共振し、大きな振動振幅で
振動し、また電極が半田付けされている場合は、固有振
動周波数が異なるため大きな振動が得られない。このと
き変換手段が電気信号に変換し、その電気信号を演算処
理手段に入力し、入力周波数と同じ周波数の振幅レベル
を測定することにより半田付け部の良不良を判定する。
そして最後に制御部の指令手段が不良箇所に再度半田付
けを行う指令を出して再度半田付けを行う。
付け用レーザーによって半田付けを行い、次に半田付け
用レーザーの強度を強度変調手段によって強度変調され
た光を被検査部に照射する。このとき電子部品の電極に
は光の強度の変化により熱膨張、収縮が発生する。電極
が半田付けされていない場合は、電極の固有振動周波数
にて光が変調されているため共振し、大きな振動振幅で
振動し、また電極が半田付けされている場合は、固有振
動周波数が異なるため大きな振動が得られない。このと
き変換手段が電気信号に変換し、その電気信号を演算処
理手段に入力し、入力周波数と同じ周波数の振幅レベル
を測定することにより半田付け部の良不良を判定する。
そして最後に制御部の指令手段が不良箇所に再度半田付
けを行う指令を出して再度半田付けを行う。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1の実施例を示した
ものである。図において、図7と同一番号を付したもの
は従来例で説明したものと同一部品である。断続発振手
段7は被検査部にレーザー光を照射するものであり、例
えばQスイッチを内蔵するYAGレーザーを使用してい
る。発振信号発生手段8はその光を検査する電子部品の
電極の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させるも
のであり、例えば発振器を使用している。変換手段9は
半田接合部の変化により発する熱または音響などの信号
を受けて電気信号に変換するものであり、例えばピエゾ
素子を使用し、電子部品6の上に載置されている。演算
処理手段10は変換手段9からの信号を受けて演算処理
するものであり、例えばFFT装置である。
ながら説明する。図1は本発明の第1の実施例を示した
ものである。図において、図7と同一番号を付したもの
は従来例で説明したものと同一部品である。断続発振手
段7は被検査部にレーザー光を照射するものであり、例
えばQスイッチを内蔵するYAGレーザーを使用してい
る。発振信号発生手段8はその光を検査する電子部品の
電極の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させるも
のであり、例えば発振器を使用している。変換手段9は
半田接合部の変化により発する熱または音響などの信号
を受けて電気信号に変換するものであり、例えばピエゾ
素子を使用し、電子部品6の上に載置されている。演算
処理手段10は変換手段9からの信号を受けて演算処理
するものであり、例えばFFT装置である。
【0018】次にその動作について図2に基づいて説明
する。すなわち、発振信号発生手段8により電子部品の
電極の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させ強度
変調し、断続発振手段7によりレーザー光を被検査部に
照射する。被検査部の電極は光の強度の変化により熱膨
張、収縮が発生し被検査部に振動を与え、変換手段9が
電気信号を演算処理手段10に出力する。そして演算処
理手段10では発振信号発生手段8の出力周波数の振幅
レベルを測定することにより半田付け部の良、不良を判
定する。電極が半田付けされていない場合は、電極の固
有振動周波数にて光が変調されているため共振し、大き
な振動振幅で振動し、また電極が半田付けされている場
合は、固有振動周波数が異なるため大きな振動が得られ
ない。このとき発振信号発生手段8の周波数をわずかに
増減させると、電極により異なる固有振動周波数に対し
て安定して半田接合状態を判定できる。
する。すなわち、発振信号発生手段8により電子部品の
電極の固有振動周波数付近でレーザー光を断続させ強度
変調し、断続発振手段7によりレーザー光を被検査部に
照射する。被検査部の電極は光の強度の変化により熱膨
張、収縮が発生し被検査部に振動を与え、変換手段9が
電気信号を演算処理手段10に出力する。そして演算処
理手段10では発振信号発生手段8の出力周波数の振幅
レベルを測定することにより半田付け部の良、不良を判
定する。電極が半田付けされていない場合は、電極の固
有振動周波数にて光が変調されているため共振し、大き
な振動振幅で振動し、また電極が半田付けされている場
合は、固有振動周波数が異なるため大きな振動が得られ
ない。このとき発振信号発生手段8の周波数をわずかに
増減させると、電極により異なる固有振動周波数に対し
て安定して半田接合状態を判定できる。
【0019】図3は本発明の第2の実施例を示したもの
である。図において、図1と同一番号を付したものは同
一部品である。第1の実施例と相違する点は、半導体レ
ーザー光源11により被検査部にレーザー光を照射し、
そのレーザー光を電子部品6の電極の固有振動周波数付
近でなめらかに強度を変化させるためのレーザー駆動信
号発生手段12を設ける構成としたことにあり、この構
成によれば被検査部に照射する半導体レーザー光源11
の光がレーザー駆動信号発生手段12により強度変調さ
れて被検査部に照射され、連続発振レーザーとその断続
手段から得られる振動より、はるかに小さな出力のレー
ザーで大きな振動を得ることができ、安定して半田接合
状態を判定できる。
である。図において、図1と同一番号を付したものは同
一部品である。第1の実施例と相違する点は、半導体レ
ーザー光源11により被検査部にレーザー光を照射し、
そのレーザー光を電子部品6の電極の固有振動周波数付
近でなめらかに強度を変化させるためのレーザー駆動信
号発生手段12を設ける構成としたことにあり、この構
成によれば被検査部に照射する半導体レーザー光源11
の光がレーザー駆動信号発生手段12により強度変調さ
れて被検査部に照射され、連続発振レーザーとその断続
手段から得られる振動より、はるかに小さな出力のレー
ザーで大きな振動を得ることができ、安定して半田接合
状態を判定できる。
【0020】図4は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。図において、図1と同一番号を付したものは同一
部品である。第1の実施例と相違する点は、半導体レー
ザー光源11により被検査部にレーザー光を照射し、変
換手段13としてf−θレンズ13aおよび光点位置検
出素子13bにより、電極の変位を直接光学的に検出し
て電気信号に変換するものである。この構成によれば、
変換手段13により電極の変位を直接光学的に検出する
ことにより、外乱の影響を少なく検出することができ、
安定して半田接合状態を判定できる。
ある。図において、図1と同一番号を付したものは同一
部品である。第1の実施例と相違する点は、半導体レー
ザー光源11により被検査部にレーザー光を照射し、変
換手段13としてf−θレンズ13aおよび光点位置検
出素子13bにより、電極の変位を直接光学的に検出し
て電気信号に変換するものである。この構成によれば、
変換手段13により電極の変位を直接光学的に検出する
ことにより、外乱の影響を少なく検出することができ、
安定して半田接合状態を判定できる。
【0021】図5は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。図において、図3と同一番号を付したのは同一部
品である。すなわち、半導体レーザー光源11により被
検査部にレーザー光を照射し、強度変調手段14はレー
ザー光の強度を変化させるもので、変調信号発生手段1
5の信号を受けて半導体レーザー光源11の駆動電流を
発生させる駆動ドライバーである。変調信号発生手段1
5は電子部品6の電極の固有振動周波数付近で発振を開
始し変換手段9からの信号を受けて周波数を変化させる
もので、ロックインアンプ15a、V−f変換器15b
を用いて基準入力の周波数成分の信号の一方の入力を増
幅する。
ある。図において、図3と同一番号を付したのは同一部
品である。すなわち、半導体レーザー光源11により被
検査部にレーザー光を照射し、強度変調手段14はレー
ザー光の強度を変化させるもので、変調信号発生手段1
5の信号を受けて半導体レーザー光源11の駆動電流を
発生させる駆動ドライバーである。変調信号発生手段1
5は電子部品6の電極の固有振動周波数付近で発振を開
始し変換手段9からの信号を受けて周波数を変化させる
もので、ロックインアンプ15a、V−f変換器15b
を用いて基準入力の周波数成分の信号の一方の入力を増
幅する。
【0022】上記構成により、強度変調された半導体レ
ーザー光源11の光を被検査部に照射し、このとき、被
検査部の電極には、光の強度の変化により熱膨張、収縮
が発生する。電極が半田付けされていない場合は、電極
の固有振動周波数にて光が変調されているため共振し、
大きな振動振幅で振動し、また電極が半田付けされてい
る場合は、固有振動周波数が異なるため大きな振動が得
られない。このとき、変換手段9の出力をロックインア
ンプ15aに入力し、検出振幅に比例した電圧出力を得
て、再びV−f変換器15bに入力し、検出振幅が大き
くなるように変調信号の周波数に帰還制御を行う。そし
て被検査部の変化を検出して変換手段9からの電気信号
を演算処理手段10に出力し、演算処理手段10では出
力周波数の振幅レベルを測定することにより半田付け部
の良、不良を判定する。この変調信号発生手段15を用
い、検出振幅が大きくなるように変調信号の周波数に帰
還制御を行うことにより、外乱の影響を少なく検出する
ことができ、迅速に変化を検出することができ安定して
半田接合状態を判定できる。また、電極の固有振動周波
数は部品の製造上のばらつきや電極毎によるばらつきが
大きく、部品の品種に対して周波数を一定に決められな
いが、この場合も安定して半田接合状態を判定できる。
ーザー光源11の光を被検査部に照射し、このとき、被
検査部の電極には、光の強度の変化により熱膨張、収縮
が発生する。電極が半田付けされていない場合は、電極
の固有振動周波数にて光が変調されているため共振し、
大きな振動振幅で振動し、また電極が半田付けされてい
る場合は、固有振動周波数が異なるため大きな振動が得
られない。このとき、変換手段9の出力をロックインア
ンプ15aに入力し、検出振幅に比例した電圧出力を得
て、再びV−f変換器15bに入力し、検出振幅が大き
くなるように変調信号の周波数に帰還制御を行う。そし
て被検査部の変化を検出して変換手段9からの電気信号
を演算処理手段10に出力し、演算処理手段10では出
力周波数の振幅レベルを測定することにより半田付け部
の良、不良を判定する。この変調信号発生手段15を用
い、検出振幅が大きくなるように変調信号の周波数に帰
還制御を行うことにより、外乱の影響を少なく検出する
ことができ、迅速に変化を検出することができ安定して
半田接合状態を判定できる。また、電極の固有振動周波
数は部品の製造上のばらつきや電極毎によるばらつきが
大きく、部品の品種に対して周波数を一定に決められな
いが、この場合も安定して半田接合状態を判定できる。
【0023】図6は本発明の第5の実施例を示すもので
ある。図において、図1と同一番号を付しものは同一部
品であり、その説明を省略する。すなわち、16は半田
付け用レーザー、17は半田付け用レーザーの強度を変
化させる強度変調手段であり、例えば半田付け用レーザ
ー16に内蔵されたQスイッチ部分である。18は半田
付け装置を制御する制御部であり、その内部に指令手段
19を組み込み、指令手段19のプログラムで不良箇所
に再度半田付けを行う。
ある。図において、図1と同一番号を付しものは同一部
品であり、その説明を省略する。すなわち、16は半田
付け用レーザー、17は半田付け用レーザーの強度を変
化させる強度変調手段であり、例えば半田付け用レーザ
ー16に内蔵されたQスイッチ部分である。18は半田
付け装置を制御する制御部であり、その内部に指令手段
19を組み込み、指令手段19のプログラムで不良箇所
に再度半田付けを行う。
【0024】上記構成において動作を説明する。すなわ
ち、まず半田付け用レーザー16によって半田付けを行
い、次に半田付け用レーザー16の強度を強度変調手段
17によって、強度変調された光を被検査部に照射す
る。このとき、電子部品6の電極には光の強度の変化に
より熱膨張、収縮が発生する。電極が半田付けされてい
ない場合は、電極の固有振動周波数にて光が変調されて
いるため共振し、大きな振動振幅で振動し、また電極が
半田付けされている場合は、固有振動周波数が異なるた
め大きな振動が得られない。このとき変換手段9が電気
信号に変換し、その電気信号を演算処理手段10に入力
し、入力周波数と同じ周波数の振幅レベルを測定するこ
とにより半田付け部の良不良を判定する。そして最後に
制御部18に組み込まれた指令手段19が不良箇所に再
度半田付けを行う指令を出して再度半田付けを行う。し
たがって半田付けの修正が不要となり、一台の生産設備
にて半田付け、検査および修正が可能となる。
ち、まず半田付け用レーザー16によって半田付けを行
い、次に半田付け用レーザー16の強度を強度変調手段
17によって、強度変調された光を被検査部に照射す
る。このとき、電子部品6の電極には光の強度の変化に
より熱膨張、収縮が発生する。電極が半田付けされてい
ない場合は、電極の固有振動周波数にて光が変調されて
いるため共振し、大きな振動振幅で振動し、また電極が
半田付けされている場合は、固有振動周波数が異なるた
め大きな振動が得られない。このとき変換手段9が電気
信号に変換し、その電気信号を演算処理手段10に入力
し、入力周波数と同じ周波数の振幅レベルを測定するこ
とにより半田付け部の良不良を判定する。そして最後に
制御部18に組み込まれた指令手段19が不良箇所に再
度半田付けを行う指令を出して再度半田付けを行う。し
たがって半田付けの修正が不要となり、一台の生産設備
にて半田付け、検査および修正が可能となる。
【0025】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明の
半田接合部の検査装置は、被検査部にレーザー光を照射
する断続発振手段と、電子部品の電極の固有振動周波数
付近でレーザー光を断続させるための発振信号発生手段
と、半田接合部の変化により発する熱または音響などの
信号を受けて電気信号に変換する変換手段と、この変換
手段からの信号を受けて演算処理する演算処理手段とを
備えたものであり、この構成とすることにより、半田接
合部の接合状態を安定して検査できる。
半田接合部の検査装置は、被検査部にレーザー光を照射
する断続発振手段と、電子部品の電極の固有振動周波数
付近でレーザー光を断続させるための発振信号発生手段
と、半田接合部の変化により発する熱または音響などの
信号を受けて電気信号に変換する変換手段と、この変換
手段からの信号を受けて演算処理する演算処理手段とを
備えたものであり、この構成とすることにより、半田接
合部の接合状態を安定して検査できる。
【図1】本発明の第1の実施例における半田接合部の検
査装置のブロック回路図
査装置のブロック回路図
【図2】同半田接合部の検査装置の動作説明図
【図3】本発明の第2の実施例における半田接合部の検
査装置のブロック回路図
査装置のブロック回路図
【図4】本発明の第3の実施例における半田接合部の検
査装置のブロック回路図
査装置のブロック回路図
【図5】本発明の第4の実施例における半田接合部の検
査装置のブロック回路図
査装置のブロック回路図
【図6】本発明の第5の実施例における半田接合部の検
査装置のブロック回路図
査装置のブロック回路図
【図7】従来の半田接合部の検査装置のブロック回路図
【符号の説明】 6 電子部品 7 断続発振手段 8 発振信号発生手段 9 変換手段 10 演算処理手段
Claims (5)
- 【請求項1】 被検査部にレーザー光を照射する断続発
振手段と、電子部品の電極の固有振動周波数付近でレー
ザー光を断続させるための発振信号発生手段と、半田接
合部の変化により発する熱または音響の信号を受けて電
気信号に変換する変換手段と、この変換手段からの信号
を受けて演算処理する演算処理手段とを備えた半田接合
部の検査装置。 - 【請求項2】 被検査部に照射する半導体レーザー光源
と、電子部品の電極の固有振動周波数付近でなめらかに
強度を変化させるためのレーザー駆動信号発生手段と、
半田接合部の変化により発する熱または音響の信号を受
けて電気信号に変換する変換手段と、この変換手段から
の信号を受けて演算処理する演算処理手段とを備えた半
田接合部の検査装置。 - 【請求項3】 被検査部に照射する光の光源と、この光
源の光の強度を変化させる強度変調手段と、電極の変位
を直接光学的に検出して電気信号に変換する変換手段
と、この変換手段からの信号を受けて演算処理する演算
処理手段とを備えた半田接合部の検査装置。 - 【請求項4】 被検査部に照射する光の光源と、被検査
部の変化を検出して電気信号に変換する変換手段と、電
子部品の電極の固有振動周波数付近で発振を開始し前記
変換手段からの信号を受けて周波数を変化させる変調信
号発生手段と、この変調信号発生手段の信号を受けて強
度変化させる強度変調手段と、前記変換手段からの信号
を受けて演算処理する演算処理手段とを備えた半田接合
部の検査装置。 - 【請求項5】 半田付け位置を示すためのガイド光レー
ザーの強度を変化させる強度変調手段と、被照射部の変
化を検出して電気信号に変換する変換手段と、この変換
手段からの信号を受けて演算処理し被照射部の半田付け
の良不良を判定する演算処理手段と、不良箇所に再度半
田付けを行う指令を出す指令手段とを備えた半田接合部
の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22377292A JPH0666530A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 半田接合部の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22377292A JPH0666530A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 半田接合部の検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666530A true JPH0666530A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16803473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22377292A Pending JPH0666530A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 半田接合部の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666530A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004219262A (ja) * | 2003-01-15 | 2004-08-05 | Negevtech Ltd | ウェーハ欠陥の高速オンライン電気光学的検出のための方法及びシステム |
JP2010156703A (ja) * | 2010-02-10 | 2010-07-15 | Negevtech Ltd | ウェーハ欠陥の高速オンライン電気光学的検出のための方法及びシステム |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP22377292A patent/JPH0666530A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004219262A (ja) * | 2003-01-15 | 2004-08-05 | Negevtech Ltd | ウェーハ欠陥の高速オンライン電気光学的検出のための方法及びシステム |
JP2010156703A (ja) * | 2010-02-10 | 2010-07-15 | Negevtech Ltd | ウェーハ欠陥の高速オンライン電気光学的検出のための方法及びシステム |
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