JPH0666529U - 料理用保温装置 - Google Patents
料理用保温装置Info
- Publication number
- JPH0666529U JPH0666529U JP1264993U JP1264993U JPH0666529U JP H0666529 U JPH0666529 U JP H0666529U JP 1264993 U JP1264993 U JP 1264993U JP 1264993 U JP1264993 U JP 1264993U JP H0666529 U JPH0666529 U JP H0666529U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】パーティ料理等の保温や、給食配送時の保温等
を行うための保温装置に於いて、安全で且つ保温効果の
高い器具を提供する。 【構成】熱源に発熱電線13と融点が摂氏80〜150
度程度の化学的に安定な物質15を密封し形成した蓄熱
部16とを少なくとも具備し、料理保温前に通電して蓄
熱部を予熱し、蓄熱部の物質の潜熱も蓄熱容量とした。
を行うための保温装置に於いて、安全で且つ保温効果の
高い器具を提供する。 【構成】熱源に発熱電線13と融点が摂氏80〜150
度程度の化学的に安定な物質15を密封し形成した蓄熱
部16とを少なくとも具備し、料理保温前に通電して蓄
熱部を予熱し、蓄熱部の物質の潜熱も蓄熱容量とした。
Description
【0001】
本考案は、パーティ料理等の保温や、給食配送時の保温等を行うための保温装 置に関するものである。
【0002】
パーティ料理等の保温は、一般に湯煎が採用されており、また湯煎用湯の温度 低下に対する対策も施されている。即ち湯煎用湯の保温用として、アルコールラ ンプや固形燃料燃焼具等を採用し、料理の盛り皿下部に配した湯煎容器を燃焼炎 で暖めたり、又は湯煎容器に電熱ヒーターを装備させ、通電することで湯煎用湯 の温度保持を行っている。
【0003】 また給食センターからの給食の配送に際して、料理が冷えないように断熱構造 の保温容器が使用されている。
【0004】
前記したパーティ料理の燃焼熱による温度保持手段の採用は、燃焼器具の転倒 による危険性を有し、更に燃焼熱が局部的に作用し、湯煎湯の最適温度制御が煩 雑である。また電熱ヒーターの採用の場合は、温度制御が容易であるが、電力供 給用の配線が必要となり、パーティーの会場設定が制限される。
【0005】 また給食配送に使用する断熱タイプの保温容器では、味噌汁等の汁物のように 熱い料理の場合にはその料理の温度維持が必ずしも適切になされず、少し冷えた 料理が提供することになる。 そこで本考案は、新規な蓄熱構成を備えた保温装置を提案したものである。
【0006】
本考案に係る料理用保温装置は、熱源に発熱電線と少なくとも融点が摂氏80 〜150度程度の化学的に安定な物質を密封し形成した蓄熱部材と具備したこと を特徴とするものである。
【0007】 またパーティ料理等の保温具に応用した器具は、料理用保側面部分及び底面部 分を断熱構造とした本体内に、発熱電線と蓄熱部材を収納し、本体下部に弾性脚 を付設し、特に前記の蓄熱部材の密封体を本体の内部に位置せしめたり又は本体 の蓋体としたことを特徴とするものである。
【0008】 更に給食配送用の保温具に応用した器具は、料理収納用容器部と、発熱電線及 び前記の蓄熱部材とを少なくとも具備した熱源を、側面部分及び底面部分を断熱 構造とした本体内に収納したことを特徴とするものである。
【0009】
パーティ料理用保温器具の場合には、使用する前に発熱電線に通電して予め蓄 熱しておき、蓄熱状態で料理盛り皿下部の湯煎容器の下方に位置せしめると、弾 性脚により本体上面が湯煎容器の底面に当接して、湯煎湯の保温をなす。 また給食配送用器具の場合には、前記と同様に使用する前に発熱電線に通電し て予め蓄熱しておき、蓄熱状態で料理収納部に料理を入れ配送する。
【0010】 特に蓄熱部材に所定の物質(融点が所定範囲)を採用しているので、蓄熱部材 の温度を当該物質が総て溶融する温度まで予め加熱しておくと、当該物質の固体 時の熱容量は勿論、潜熱も蓄熱の熱容量となり、相応の長い時間保温機能を維持 するものである。
【0011】
次に本考案の実施例について説明する。 <第一実施例> 図1乃至図4は本考案の第一実施例を示したもので、この実施例は本案装置を パーティ料理等の保温具に応用した例を示したもので、この第一実施例に係る保 温具は、本体部1と弾性脚2から構成される。
【0012】 本体部1は側面部分及び底面部分を二重構造とした容器状本体11と、前記二 重構造部分に充填した断熱材12と、前記本体11内に位置せしめた発熱電線1 3と、発熱電線13を包込む用に本体11内に充填した蓄熱材(ファインセラミ ックス粉末、チタン粉末、耐熱ガラス粉末等の混合物)14と、内部に融点が摂 氏80〜150度程度の化学的に安定な物質例えばナフタリンのような可融物質 15を密封した蓋体16と、本体11の側面に突設した把手17と、把手17の 反対側に突設した給電用プラグ18とで形成されている。 弾性脚2は、脚板21とスプリング22で形成されている。
【0013】 而して、保温具Aに所定の通電をなし、蓄熱材14を所定の温度まで暖め、更 に可融物質15を溶融させた状態とし、図2に示すように、料理Bが盛られた盛 り皿Cの下部の湯煎容器Dの下方に位置せしめると、弾性脚2により本体11の 上面(蓋体16)が湯煎容器Dの底面に当接して、湯煎湯Eの保温をなし、料理 Bが冷めるのを防止するものである。
【0014】 特に保温具Aは熱容量の大きい蓄熱材14の採用により相当量の蓄熱がなされ 、而も可融物質15が溶融しているので、当該可融物質15の潜熱も蓄熱源ちと なるため、相応の長い時間保温機能を維持することができるものである。
【0015】 また本考案の料理用保温具Aの給電装置Fは例えば図3に示すように複数の保 温具ボツクスaを備え、各ボツクスa内に給電ソケットbを備え、且つ各ボック スへの給電は、所定の制御の基で行うものである。
【0016】 例えば最初に給電装置Fの各ボツクスaに、保温具Aを装着して、各保温具A に通電して、蓄熱材14を加熱して所定の温度に維持し、且つ蓋体16内の可融 物質15も溶融状態としておくものであるが、この保温具Aへの通電は、装着さ れた保温具Aの総てを同時に通電せず、各別に所定のローテーションをもって数 分間毎に通電するシステムを採用する。即ち保温具Aは短時間に繰り返し使用す るものではなく、一旦取り出すと一回の料理の保温に使用するのみで、次回の使 用までには充分時間があるので、保温具Aへの給電はゆっくりで良く、而も保温 具Aが所定以上の温度に達すると、単に蓄熱部分(蓄熱材14と可融物質15) の温度維持のみで良いから、特に機器の電気容量を大きくする必要が無く、効率 的に保温具Aの蓄熱ができるものである。
【0017】 <第二実施例> 図5及び図6は本考案の第二実施例を示したもので、この実施例は本案装置を 給食料理配送用の保温具Gに応用した例を示したもので、この第二実施例に係る 保温具は、本体部3と本体部3内に収納された熱源部4から構成される。
【0018】 本体部3は箱型の本体31と、料理収納容器32との二重構造にして、料理収 納容器32には蓋体33を敷設し、前記の二重構造部分には断熱材34を充填す る。
【0019】 熱源部4は、発熱線41と所定の蓄熱体42からなり、前記本体部3の二重構 造部分に内装してなり、特に蓄熱体42は内部に融点が摂氏80〜150度程度 の化学的に安定な物質例えばナフタリンのような可融物質421をステンレス板 422で密封したもので、利用理収納容器32に接して内装するものである。
【0020】 而して、保温具Gに所定の通電をなし、蓄熱体42を所定の温度まで暖め、更 に可融物質421を溶融させた状態とし、料理を料理収納部32に収納し、配送 して所定箇所で飲食に供するもので、収納時から食事の迄の間蓄熱体42の放熱 によって料理が冷めるのを防止しているものである。
【0021】 本考案は前記実施例に限定されるものではなく、蓄熱部材の一部に所定の温度 で可融する物質を採用するものであれば、その応用は前記の各保温具に限定され ず、またその組み込み構造も任意に定めることができるものである。
【0022】
以上のように本考案は、蓄熱タイプの料理用保温装置に於いて、蓄熱材の一部 に所定の融点を有する可融物質を採用したもので、当該物質の潜熱も蓄熱容量と なるため、料理保温用に充分な保温機能を有し、且つ安全で而も何処にでも使用 できるものである。
【図1】本考案の第一実施例の断面図。
【図2】同使用状態の説明図。
【図3】同給電装置例の斜視図。
【図4】同側面図。
【図5】本考案の第に実施例の全体斜視図。
【図6】同断面図。
1 本体部 11 本体 12 断熱材 13 発熱電線 14 蓄熱材 15 可融物質 16 蓋体 17 把手 18 給電用プラグ 2 弾性脚 21 脚板 22 スプリング 3 本体部 31 本体 32 料理収納容器 33 蓋体 34 断熱材 4 熱源部 41 発熱線 42 蓄熱体
Claims (4)
- 【請求項1】 熱源に発熱電線と少なくとも融点が摂氏
80〜150度程度の化学的に安定な物質を密封し形成
した蓄熱部材と具備したことを特徴とする料理用保温装
置。 - 【請求項2】 側面部分及び底面部分を断熱構造とした
保温具本体内に、発熱電線と少なくとも融点が摂氏80
〜150度程度の化学的に安定な物質を密封し形成した
蓄熱部材を内蔵し、前記本体下部に弾性脚を付設したこ
とを特徴とする料理用保温装置。 - 【請求項3】 側面部分及び底面部分を断熱構造とした
保温具本体内に、発熱電線と蓄熱部材を内蔵し、融点が
摂氏80〜150度程度の化学的に安定な物質を密封し
た蓋体で本体上部を蓋し、本体下部に弾性脚を付設した
ことを特徴とする料理用保温装置。 - 【請求項4】 料理収納用容器部と、発熱電線及び融点
が摂氏80〜150度程度の化学的に安定な物質を密封
し形成した蓄熱部材とを少なくとも具備した熱源を、側
面部分及び底面部分を断熱構造とした本体内に収納した
ことを特徴とする料理用保温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264993U JPH0666529U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 料理用保温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264993U JPH0666529U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 料理用保温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666529U true JPH0666529U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=11811220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1264993U Pending JPH0666529U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 料理用保温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666529U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997028726A1 (fr) * | 1996-02-09 | 1997-08-14 | Nippon Sanso Corporation | Casserole accumulant la chaleur et recipient de cuisson a isolation thermique |
JP2010071476A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Toppan Printing Co Ltd | 温度制御装置およびその予熱または予冷方法 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP1264993U patent/JPH0666529U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997028726A1 (fr) * | 1996-02-09 | 1997-08-14 | Nippon Sanso Corporation | Casserole accumulant la chaleur et recipient de cuisson a isolation thermique |
JP2010071476A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Toppan Printing Co Ltd | 温度制御装置およびその予熱または予冷方法 |
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