JPH0666482A - 溶解炉用トーチ駆動機構 - Google Patents

溶解炉用トーチ駆動機構

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JPH0666482A
JPH0666482A JP24124792A JP24124792A JPH0666482A JP H0666482 A JPH0666482 A JP H0666482A JP 24124792 A JP24124792 A JP 24124792A JP 24124792 A JP24124792 A JP 24124792A JP H0666482 A JPH0666482 A JP H0666482A
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JP
Japan
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shaft
axis
torch
shoe
drive mechanism
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Withdrawn
Application number
JP24124792A
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English (en)
Inventor
Masahiro Uda
雅廣 宇田
Katsuhisa Osaki
勝久 大崎
Hiroyasu Sumitomo
紘泰 住友
Yasumasa Noma
恭正 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Denpa Koki Kk
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Denpa Koki Kk
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のプラズマ溶解炉,アーク溶解炉等に取
り付けられるトーチの位置調整を、炉体構造に大きな改
造を加えることなく手動からモータドライブ方式に切り
換える。 【構成】 溶解炉のチャンバー12の上方に門型フレー
ム30を設け、門型フレームの横ビーム32と平行なX
軸41をX軸用電動機44で回転させ、X軸41に嵌挿
したX軸用シュー46をピッチ送りする。X軸用シュー
46に固定されたY軸用シュー52を、X軸41と直交
するY軸方向にY軸用電動機51で移動させる。Y軸用
シュー52には、トーチ20を垂下する連結部を備え、
Z軸用電動機63でZ軸65が上下動されるZ軸駆動機
構60が固定されている。Z軸駆動機構60の上部は、
球面継ぎ手構造の連結部70を介してY軸駆動機構50
に連結される。トーチ20の基部21も、同様な球面継
ぎ手構造の連結部80を介してチャンバー12の上壁を
貫通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク,プラズマ等を
熱源とする溶解炉に組み込まれるトーチの駆動機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】アーク,プラズマ等の高密度エネルギー
を利用した溶解炉は、金属,合金,セラミックス等の溶
解,製錬等に使用されている。特に、高融点金属や合
金,チタン等の活性金属,セラミックス等を被溶解原料
とした場合に適しており、溶解された材料をアトマイズ
して微粉末を製造することにも利用されている。
【0003】製鋼工場で使用されている大型のアーク溶
解炉,プラズマ溶解炉等では、トーチの自動昇降装置が
付設されている。しかし、1回の溶解量が鉄換算で数百
kg以下の小型炉では、トーチの位置決めを手動で行う
ことが大半であり、上下方向にのみトーチを自動的に昇
降させる機構を備えた小型炉がごく一部で使用されてい
る。
【0004】トーチの位置決めを手動で行う場合、トー
チと炉体の接続部にボールジョイントを設けている。炉
外に位置するトーチの端部を手動操作することによっ
て、被溶解物の表面に高密度エネルギーを万遍なく当て
るように、トーチの炉内側先端部を炉内断面上で位置決
めする。このとき、トーチの炉内側先端部は、垂直位置
からの変位に応じて被溶解物の表面から遠く離れる。し
たがって、トーチの上下方向に関する位置調整も同時に
必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の小型溶解炉にお
いて、三次元方向に関するトーチの位置決めを手動で行
うとき、次の問題が生じる。 接続部に設けられているボールジョイントは、炉内
の気密性を維持するため炉体及びトーチの双方に対して
気密シールされている。そのため、トーチを上下方向に
摺動させると、シール部との間に摺動に起因する摩擦抵
抗がある。また、ボールジョイントの球面摺動に起因す
る摩擦抵抗も生じる。その結果、トーチの手動操作に大
きな力が必要となり、微妙な位置決め調整を行うことが
難しくなる。 トーチには、給電ケーブル,冷却水を循環させる給
排水ホース,ガス供給用のホース等が通常接続されてい
る。これら各種ケーブル,ホース等は、トーチを上下動
させる作業の支障となるばかりか、危険な作業を作業者
に強いることになる。
【0006】手動操作に伴うこのような問題を回避する
手段として、ボールジョイントに替えて上下方向に関す
るトーチの駆動をモータドライブ方式とし、電動XYテ
ーブルによってトーチを平面内で移動させることが考え
られる。しかし、炉内に電動機付きのXYテーブルを配
置すると、炉内が真空雰囲気に減圧されたとき潤滑油等
が蒸発し、電動機の円滑な運転が期待できない。また、
溶解作業中に炉内が1000℃内外の高温に昇温するた
め、電動機,機構部等の耐熱性が不足し、適宜の遮熱手
段が必要になる。したがって、モータドライブ方式を採
用する場合、電動機,機構部等は炉外に配置することを
余儀なくされ、その結果として構造が複雑になる。
【0007】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、従来のトーチ手動式小型溶解炉の
炉体構造に大きな改造を加えることなく、その長所を活
かしながらトーチの駆動部分のみを三次元方向に移動可
能にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の溶解炉用トーチ
駆動機構は、その目的を達成するため、炉チャンバーの
上方に設けた門型フレームと、該門型フレームの横ビー
ムに平行なX軸をX軸用電動機で回転させ、前記X軸に
嵌挿したX軸用シューをピッチ送りするX軸駆動機構
と、前記X軸用シューに固定されたY軸用シューを、前
記X軸と直交するY軸方向にY軸用電動機からの動力で
移動させるY軸駆動機構と、前記Y軸用シューに固定さ
れ、トーチを垂下する連結部を備え、Z軸用電動機から
の動力でZ軸が上下動されるZ軸駆動機構とを備え、前
記Y軸駆動機構に対する連結部及び前記炉チャンバーの
上壁に対する装着部で、前記Z軸駆動機構に球面継ぎ手
が組み込まれていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】本実施例の溶解炉用トーチ駆動機構は、図1
に示すように真空炉10の上部に配置されている。真空
炉10は、底部にハース11が配置されたチャンバー1
2をもっており、天井壁13を貫通して挿入されたトー
チ20の先端がハース11内の被溶解原料に指向してい
る。チャンバー12の上部に、門型フレーム30が設け
られている。門型フレーム30及びトーチ20の荷重が
小さく、チャンバー12に大きな負荷が加わらない場
合、図示するように門型フレーム30の支柱31を天井
壁13から起立させることができる。或いは、作業床か
ら支柱31を起立させ、真空炉10から分離できる方式
を採用しても良い。
【0010】支柱31,31の上端は、横ビーム32で
連結されている。横ビーム32に沿って、X軸駆動機構
40のX軸41が横ビーム32に固定された軸受け42
で支持されている。X軸41の端部に固着されたプー
リ,ギヤ等の従動部43は、X軸用モータ44の出力軸
45に連接している。X軸41のネジ山が刻設された軸
部に、X軸用シュー46が嵌挿されている。X軸用モー
タ43を駆動させるとX軸41が回転し、図1で左右方
向にX軸用シュー46がピッチ送りされる。
【0011】X軸用シュー46には、Y軸駆動機構50
が垂下されている。Y軸駆動機構50は、X軸駆動機構
40と同様な構造をもっており、Y軸用モータ51の動
力によってY軸用シュー52が紙面に直交する方向に移
動する。Y軸駆動機構50には、更にZ軸駆動機構60
の連結フレーム61が接続されている。連結フレーム6
1の下端に固着されている座板62に、Z軸用モータ6
3が搭載されている。Z軸用モータ63の出力軸は、Y
軸駆動機構50の下方に垂直に延びた伝動ジャッキ64
に連接され、上下方向のピッチ送りによってZ軸65を
Z軸方向に駆動する。
【0012】Z軸駆動機構60は、連結機構70を介し
てY軸駆動機構50に連結されている。連結機構70
は、図2に示すように外周面が球面状に成形加工された
ボールブッシュガイド71を、Y軸駆動機構50のY軸
用シュー52に固着された軸受けフレーム72で支持し
ている。ボールブッシュガイド71にはZ軸65が挿通
される貫通孔が形成されており、ボールブッシュガイド
71とZ軸65との間にボールジョイント73が介装さ
れている。Z軸65に連結されたトーチ20の基部21
がチャンバー12の上壁を貫通する箇所にも、同様な球
面継ぎ手構造をもつ連結機構80が設けられている。
【0013】連結機構70,80は、X軸駆動機構40
及びY軸駆動機構50によってZ軸駆動機構60及びト
ーチ20が傾いたとき、Z軸駆動機構60及びトーチ2
0に大きな応力を与えることなく、回転によって変位を
吸収する。たとえば、上側の連結機構70は、図2
(a)に示すようにボールブッシュガイド71の回転に
よって、傾斜したZ軸65を無理なく支持する。同様
に、下側の連結機構80も、トーチ基部21の傾動に応
じて回転し、余分な応力を加えることなく基部21を支
持する。
【0014】モータ44,51,63としては、たとえ
ばサーボモータ,ステップモータ等が使用される。これ
らモータ44,51,63の回転数,回転速度等を電気
的に制御するとき、高精度でトーチ20を三次元的に位
置決めすることができる。また、位置決めも短時間に行
われ、ハース11に収容されている被溶解原料を効率よ
く溶解することが可能となる。この三次元的な位置決め
により、非溶解原料に対するトーチ20の先端部の位置
関係を高精度に維持し、しかもトーチ20の傾動操作が
連結部80の回動を阻害することなく円滑に行われる。
【0015】なお、移行式アークトーチをトーチ20と
して使用する場合、定電圧制御方式で電極と被溶解原料
との間隔を一定に維持し、常に最適の操業を可能とする
システムを追加することができる。また、CCDカメラ
等によって被溶解原料部分を外部のモニターにディスプ
レイし、モニターに映し出された映像を見ながらトーチ
20を駆動させることも可能である。これによって、高
温部を作業者が直接肉眼で見ることがなくなり、作業の
安全性が向上する。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によると
き、従来手動で行っていた小型溶解炉用のトーチの操作
を電動で行うことができ、被溶解物の所定位置にプラズ
マフレーム等を高精度で照射することができる。そのた
め、作業者に熟練を要する作業や危険を伴う作業を強い
ることなく、各種材料の加熱,溶解を簡単に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例のトーチ駆動機構を備えた溶解
【図2】 Y軸駆動機構とZ軸駆動機構との間の連結部
【符号の説明】
10 真空炉 20 トーチ 30
門型フレーム 40 X軸駆動機構 50 Y軸駆動機構 60
Z軸駆動機構 70,80 球面継ぎ手構造の連結部 71 ボールブッシュガイド 73
ボールジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住友 紘泰 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目2番22号 富 士電波工機株式会社内 (72)発明者 野間 恭正 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目2番22号 富 士電波工機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉チャンバーの上方に設けた門型フレー
    ムと、該門型フレームの横ビームに平行なX軸をX軸用
    電動機で回転させ、前記X軸に嵌挿したX軸用シューを
    ピッチ送りするX軸駆動機構と、前記X軸用シューに固
    定されたY軸用シューを、前記X軸と直交するY軸方向
    にY軸用電動機からの動力で移動させるY軸駆動機構
    と、前記Y軸用シューに固定され、トーチを垂下する連
    結部を備え、Z軸用電動機からの動力でZ軸が上下動さ
    れるZ軸駆動機構とを備え、前記Y軸駆動機構に対する
    連結部及び前記炉チャンバーの上壁に対する装着部で、
    前記Z軸駆動機構に球面継ぎ手が組み込まれていること
    を特徴とする溶解炉用トーチ駆動機構。
JP24124792A 1992-08-18 1992-08-18 溶解炉用トーチ駆動機構 Withdrawn JPH0666482A (ja)

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JP24124792A JPH0666482A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 溶解炉用トーチ駆動機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102310327A (zh) * 2011-04-02 2012-01-11 吴江市博众精工科技有限公司 一种z轴机构
KR101402129B1 (ko) * 2013-05-28 2014-06-03 한국산기 주식회사 타이타늄 봉재를 제조하기 위한 연속식 비소모성 진공아크용해장치
JP2021092354A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 大亜真空株式会社 アーク溶解炉装置

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KR101402129B1 (ko) * 2013-05-28 2014-06-03 한국산기 주식회사 타이타늄 봉재를 제조하기 위한 연속식 비소모성 진공아크용해장치
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Effective date: 19991102