JPH0666001B2 - 多色カラ−偏光フイルムの製法 - Google Patents

多色カラ−偏光フイルムの製法

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JPH0666001B2
JPH0666001B2 JP57051526A JP5152682A JPH0666001B2 JP H0666001 B2 JPH0666001 B2 JP H0666001B2 JP 57051526 A JP57051526 A JP 57051526A JP 5152682 A JP5152682 A JP 5152682A JP H0666001 B2 JPH0666001 B2 JP H0666001B2
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polarizing film
film
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multicolor
manufacturing
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順平 森田
健文 下村
佐治郎 前田
辰樹 長塚
律義 山本
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • G02B5/3033Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は仕上り外観の美麗な多色カラー偏光フィルムの
製法に関するものである。
多色カラー偏光フィルムは、例えば二色性染料をパター
ン状に吸着配向させることに作ることができるが、境界
部分において隙間ができたり、重なり部分ができたりし
て見苦しいという外観上の問題がある。
また他の方法として、予め単一色の偏光フィルムを作
り、これを表面保護フィルム上で突き合せて多色化する
方法も提案されているが、突き合せ部分に隙間が形成さ
れるという問題があり、しかもかかる問題は偏光フィル
ムと表面保護フィルムとの膨張率の差によって、経時で
さらに助長されるという欠点を有するものである。
本発明はかかるこれらの欠点を解決した新規な多色カラ
ー偏光フィルムの製法を提供するもので、その要旨とす
るところは、沃素系偏光フィルムの一方の面に担持体を
形成し、他面に還元剤と二色性染料とこれらの還元剤及
び染料が拡散移動しうる物質との混合物を形成し、高温
高湿処理することである。
本発明の製法をより具体的に説明すると、一方の表面を
担持体で保持された偏光フィルムの他方の面に、還元剤
と任意の色合を有する二色性染料とこれらの還元剤及び
染料が拡散移動しうる物質とからなる混合物を全面又は
部分的に塗布或いは転写などの手段により形成し、次い
で高温高湿処理を施すことによって、混合物中の還元剤
及び染料をフィルム界面に移動させると共に、高温高湿
処理によって還元剤及び染料の吸収能が高められた偏光
フィルムに吸収させ、全面或いは塗布部分全体をカラー
偏光領域とするものである。従って前記混合物の二色性
染料の種類をかえて偏光フィルムの全面に塗布すること
によって、全体が2色以上に色付けされたカラー偏光フ
ィルムが得られ、混合物を部分的に塗布することによっ
て、ニュートラル色部分とカラー部分とからなるカラー
偏光フィルムが得られることが理解されるであろう。
本発明の実施に当って用いられる偏光フィルムは、ポリ
ビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビ
ニルアルコール系フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重
合物ケン化フィルムの如き親水性高分子フィルムに沃素
を吸着配向せしめてなる沃素系偏光フィルムなどがあ
る。
このように形成してなる偏光フィルムの一方の表面に
は、該フィルムを高温高湿処理したときに収縮するのを
防止する目的で、ポリエステルフィルム、ポリアクリル
系フィルム、アセテート系フィルムの如き耐湿熱性と透
明性にすぐれるプラスチックフィルム又はシート(厚さ
25〜500μm)からなる担持体が形成される。担持体を
そのまま多色カラー偏光フィルムの表面保護層として用
いる場合は、両者は剥離不可の状態で貼着されるが、単
に偏光フィルムの収縮防止のみの目的で貼着する場合は
剥離しうるように接着力又は接着方法を設計しておくこ
とが必要である。
本発明の実施に当って用いられる二色性染料、還元剤及
びこれらを担持する物質としては次のようなものが例示
される。
二色性染料として、例えばダイレクトブラック22、ダイ
レクトブルー6、ダイレクトグリーン6、ダイレクトレ
ッド20などがある。
還元剤として、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、チオ硫酸ナトリウムなどの沃素分子を還元するもの
がある。
担持する物質として、例えばデンプン、カルボキシメチ
ルセルロース類、アルギン酸ソーダの如き、前記還元剤
及び二色性染料がその系中を拡散移動する水溶性(又は
水膨潤性)の高分子物質がある。
これらの還元剤:二色性染料:物質=0.5〜2:0.5〜2:1
〜6(重量比)の割合で配合されているのが好ましいも
のである。
このように構成してなる混合物は、前記フィルムの表面
(担持体が形成されていない面)に、全面或いは部分的
に塗布し(塗布量は固形分で0.1〜20g/m2)、40〜95℃
×70〜98%R.H.×1〜60分間、好ましくは60〜80℃×90
〜98%R.H.×1〜60分間の範囲で高温高湿処理すること
によって、混合物塗布部分の沃素分子を還元させて、こ
の部分の沃素系偏光素子を除去すると共に二色性染料を
吸着させ、水洗い乾燥して、多色カラー偏光フィルムを
得るものである。
処理条件が40℃×70%R.H.以下では処理時間が長くなる
ために実用性に劣り、95℃×98%R.H.以上では偏光フィ
ルムに変形などを与えるので好ましくないものである。
なお高温高湿処理は上記雰囲気下に偏光フィルムを曝す
以外に、熱水蒸気を直接偏光フィルムに当て処理するこ
ともできる。
このようにして得られた多色カラー偏光フィルムの片面
又は両面には、表面保護層として、光学的透明性を有す
るプラスチックフィルムなどが接着され、多色カラー偏
光板とされる。なお前述の担持体が表面保護層として用
いられる場合は、そのまま、或いは非形成面にさらに表
面保護層を形成して、多色カラー偏光板とするものであ
る。
本発明の製法は以上の如く、沃素系偏光フィルム面に、
還元剤と二色性染料とを含む混合物を全面又は部分的に
形成したのち、高温高湿処理を処理を施すために、着色
区域間に隙間や重なりを形成することなく美麗な多色カ
ラー偏光板が得られるという特徴を有する。
以下本発明の実施例を示す。文中%とあるのは重量%を
意味する。
実施例 41%の光線透過率を有する厚さ25μmの沃素系偏光フィ
ルム(幅200mm)の片面に、厚さ60μmのトリアセテー
ト系フィルムを貼り合せ、他面に下記A液及びB液を長
さ方向に沿って幅20mmで交互に縞状に塗布し、60℃×95
%R.H.の雰囲気下に15分間曝した後、水洗いしてアルギ
ン酸ソーダを除去し、70℃で10分間乾燥して、赤と緑の
二色からなるカラー偏光フィルムを得た。
得られたカラー偏光フィルムは赤色と緑色との界面に隙
間や重なりがなく、各れも41%の光線透過率を有するも
のであった。
(A液) チオ硫酸ナトリウム1%、アルギン酸ソーダ5%及びダ
イレクトレッド20の1%からなる水溶液。
(B液) チオ硫酸ナトリウム1%、アルギン酸ソーダ5%及びダ
イレクトグリーン6の1%からなる水溶液。
フロントページの続き (72)発明者 山本 律義 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電気工業株式会社内 審査官 福島 浩司

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沃素系偏光フィルムの一方の面に担持体を
    形成し、他面に還元剤と二色性染料とこれらの還元剤及
    び染料が拡散移動しうる物質との混合物を形成し、高温
    高湿処理することを特徴とする多色カラー偏光フィルム
    の製法。
JP57051526A 1982-03-29 1982-03-29 多色カラ−偏光フイルムの製法 Expired - Lifetime JPH0666001B2 (ja)

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