JPH0665762A - 琺瑯装飾体 - Google Patents

琺瑯装飾体

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Publication number
JPH0665762A
JPH0665762A JP24547592A JP24547592A JPH0665762A JP H0665762 A JPH0665762 A JP H0665762A JP 24547592 A JP24547592 A JP 24547592A JP 24547592 A JP24547592 A JP 24547592A JP H0665762 A JPH0665762 A JP H0665762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enamel
stainless steel
enamel layer
patterns
blasting
Prior art date
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Pending
Application number
JP24547592A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Yugawa
信孝 湯川
Hirotsugu Yashiro
洋次 八代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Standard Co Ltd
Original Assignee
Takara Standard Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takara Standard Co Ltd filed Critical Takara Standard Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工の手間やコストをかけることなく、琺瑯
製品の意匠性を向上させる。 【構成】 ステンレスの基材1上に形成した琺瑯層2の
所定箇所をブラスト加工により除去し、このブラスト加
工部2’から下方のステンレス生地1を現出させること
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内装用壁面材や台所用
間仕切り或いは厨房用素材等、耐食性や耐汚染性を必要
とする箇所に用いられる模様付きの琺瑯体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の琺瑯体は、図2に示すよ
うに鉄板3上に形成された琺瑯層4にサンドブラスト加
工により任意の形状の非光沢面4’を形成することによ
り、模様を形成したり、或いは図3に示すようにベース
の琺瑯層4の上に透明フリット又は半透明フリットを主
剤とした複数種の色釉5をスティップル打ちし、更にそ
の表面をブラスト加工することにより自然石に近い質感
を得たりしていた。尚、図3において符号5’は、表面
のブラスト加工部を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の琺瑯体
では、まず前者は琺瑯自体の表面の光沢面と、該琺瑯を
ブラストした非光沢面とで模様を形成することとしてい
るので、コントラスト比が低く、所望の意匠効果が得ら
れない場合があると共に、ブラスト加工の際に基材であ
る鉄板が露出すると、発錆を生ずる為、加工にも注意を
要するという問題点を有していた。又、後者は自然石に
近い質感が得られるものの所望の模様を形成することが
できず、各種使用条件に対する対応度が低く、加工の手
間を要すると共に、コストも高くつくという問題点を有
していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点の解決を課題と
する。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明では琺瑯を施す基材
をステンレスとし、ブラスト加工により任意の形状にス
テンレスの生地を現出させることにより上記従来の問題
点を解決した。
【0006】
【作用】基材となるステンレスは、露呈した箇所の発錆
を防ぐと共に、表面に残った琺瑯とで模様を形成するよ
うに作用する。
【0007】
【実施例】図1は本発明実施例の要部拡大断面図であ
る。図示したように本発明の琺瑯装飾体では、基材1上
に形成された琺瑯層2の一部を完全に除去し、該基材1
を表面に現出させている。
【0008】ここにおいて、本発明では上記基材1をス
テンレス板で構成している。
【0009】次に上記構成を有する本発明の琺瑯装飾体
の形成について述べると、まず基材となるステンレス板
1をアルカリ脱脂後、♯120の研磨材を用いてブラス
ト加工を施し、次にその表面に適宜フリット配合の釉を
施釉し、乾燥させた後、電気炉において780℃程度の
温度で約4分間焼成することにより、該ステンレス板1
の表面に琺瑯層2を形成した。その後、該琺瑯層2の上
に所望の模様を切り抜いた合成ゴム板等の適宜部材(図
示せず)を重ね合わせ、ブラスト用研磨材としてエメリ
ー(商品名)の♯120を用いて、表面にステンレス素
地が出現するまでブラスト加工を行った。このようにし
て琺瑯面とステンレス生地の金属面とで所望の模様が形
成された上述の琺瑯装飾体を形成した。
【0010】尚、図1において符号2’はブラスト加工
により表面の琺瑯層2が除去されたブラスト加工部を示
す。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の琺瑯装飾体では、
基材となるステンレスと表面の琺瑯とで模様を形成する
ようにしたので、加工が容易であるにも拘わらず、金属
面と琺瑯面とで構成される従来には見られない趣の模様
が現出され、しかも錆びる恐れがないので、壁面材や厨
房家具等、多用途に利用できると共に、使用した物品の
品質感の向上にも優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部拡大断面図である。
【図2】従来例の要部拡大断面図である。
【図3】他の従来例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ステンレス板 2 琺瑯層 2’ ブラスト加工部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレスの基材上に琺瑯層を形成する
    と共に、該琺瑯層の所定箇所を除去してステンレス生地
    を現出させ、該ステンレス生地と表面の琺瑯層とで任意
    の装飾模様を形成したことを特徴とする琺瑯装飾体。
JP24547592A 1992-08-21 1992-08-21 琺瑯装飾体 Pending JPH0665762A (ja)

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