JPH0665199A - アニリド誘導体 - Google Patents

アニリド誘導体

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JPH0665199A
JPH0665199A JP22149592A JP22149592A JPH0665199A JP H0665199 A JPH0665199 A JP H0665199A JP 22149592 A JP22149592 A JP 22149592A JP 22149592 A JP22149592 A JP 22149592A JP H0665199 A JPH0665199 A JP H0665199A
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JP
Japan
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compound
formula
indole
nmr
ppm
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Withdrawn
Application number
JP22149592A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takami
仁 高見
Toshiaki Kumazawa
利昭 熊沢
Nobuyuki Kishibayashi
伸行 岸林
Akio Ishii
昭男 石井
Hisami Namiki
久美 並木
Hiroshi Kase
廣 加瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステロイド5α−リダクターゼ阻害作用を有
する新規なアニリド誘導体を提供する。 【構成】 式(I) (式中、X1−X2−X3は、 を表し、R5は、水素または低級アルキルを表し、R
6は、水素またはハロゲンを表し、Yは、OまたはS
(O)qを表し、nは1〜6の整数を表す)で表される
アニリド誘導体またはその薬理学的に許容される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステロイド5α−リダ
クターゼ阻害作用に基づく前立腺肥大症治療薬、前立腺
癌治療薬、禿頭症治療薬およびざ瘡治療薬として有用な
アニリド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】前立腺肥大症の患者においては、前立腺
組織中のステロイド5α−リダクターゼ活性が亢進しジ
ヒドロテストステロンが多量に存在しており、その治療
にステロイド5α−リダクターゼ阻害剤が有用であるこ
とが報告されている[The Prostate Supplement,2, 95
(1989)]。また、前立腺癌の成長はテストステロンでは
なくジヒドロテストステロンに依存しており、ステロイ
ド5α−リダクターゼ阻害剤が有用であることが報告さ
れている[The Prostate, 9, 343 (1986)]。一方、ざ瘡
および禿頭症の発症に関しても、ジヒドロテストステロ
ンが重要な役割を果たしていることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ステ
ロイド5α−リダクターゼ阻害作用を有する新規なアニ
リド誘導体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0005】
【化3】
【0006】{式中、X1−X2−X3は、
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、R1は、水素または−CHR34
(式中、R3およびR4は同一または異なって、水素、低
級アルキルまたは置換もしくは非置換のアリールを表
す)を表し、R2は、水素、−CHR3a4a(式中、R
3aおよびR4aは、前記R3およびR4の定義と同じであ
る)、低級アルカノイルまたは置換もしくは非置換のア
ロイルを表す〕を表し、R5は、水素または低級アルキ
ルを表し、R6は、水素またはハロゲンを表し、Yは、
OまたはS(O)q(式中、qは0〜2の整数を表す)を
表し、nは1〜6の整数を表す}で表されるアニリド誘
導体〔以下、化合物(I)という。他の式番号の化合物
についても同様である〕またはその薬理学的に許容され
る塩に関する。
【0009】式(I)の各基の定義において、低級アル
キルおよび低級アルカノイルのアルキル部分は、直鎖ま
たは分枝状の炭素数1〜8の、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブ
チル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチルなどが、アリールおよびアロイルのアリール部
分は、フェニル、ナフチルなどがあげられ、ハロゲン
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子を意味する。
置換アリールおよび置換アロイルの置換基としては、同
一または異なって置換数1〜3の低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ハロゲン、アミノ、モノまたはジ低級アルキ
ル置換アミノなどがあげられ、低級アルキルおよび低級
アルコキシのアルキル部分、ハロゲンは前記定義と同じ
である。
【0010】化合物(I)の薬理学的に許容される塩と
しては、薬理学的に許容される酸付加塩として、例えば
塩酸塩、硫酸塩、燐酸塩などの無機酸塩およびマレイン
酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩などの有機酸塩が、ま
た、薬理学的に許容される塩基付加塩として、例えばリ
チウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩などの金属塩およびアンモニウム塩など
があげられる。
【0011】次に化合物(I)の製造法について説明す
る。化合物(I)は、次の製造工程に従い得ることがで
きる。
【0012】
【化5】
【0013】(式中、R5aは、R5の定義中の低級アル
キルを意味し、X1−X2−X3、Y、R6およびnは前記
と同義である)化合物(I)においてR5が低級アルキ
ルである化合物(Ia)は、カルボン酸(II)とアニ
リン(III)とを縮合することにより得ることができ
る。次いで、化合物(Ia)を加水分解することによ
り、化合物(I)においてR5が水素である化合物(I
b)を得ることができる。
【0014】縮合反応は、例えば、化合物(II)を酸
クロリドあるいは混合酸無水物などカルボン酸の反応性
誘導体に変換した後、化合物(III)と縮合する方
法、あるいは、縮合剤として1,3-ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、エチル−N,N−ジメチルアミノプロピル
カルボジイミド・塩酸塩、ヨー化2−クロロ−1−メチ
ルピリジニウム、N,N−ビス(2−オキソ−3−オキ
サゾリジニル)ホスフィン酸クロリド等を用い化合物
(II)と化合物(III)とを縮合する方法などがあ
げられる。
【0015】例えば、化合物(II)に対し、1〜5当
量の化合物(III)、1〜2当量のヨー化2−クロロ
−1−メチルピリジニウムおよび1〜3当量の、例えば
トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピル
アミン等の塩基の存在下に、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1,2−ジクロロエタン等の有機溶媒中、室温か
ら用いた溶媒の沸点の間で30分〜6時間反応させるこ
とにより化合物(Ia)を得る。
【0016】次に、化合物(Ia)を1〜5当量の水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等塩基
の存在下、水を含んだメタノール、エタノール、ジオキ
サン等の有機溶媒中、室温から用いた溶媒の沸点の間で
30分〜48時間加水分解反応に付すことにより化合物
(Ib)を得る。化合物(Ia)においてR2が水素以
外の基である化合物(Iaa)は、化合物(Ia)にお
いてR2が水素である化合物(Iab)を1〜1.5当
量の水素化ナトリウム、tert-ブトキシカリウム等の塩
基の存在下、エーテル、テトラヒドロフラン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒中、−7
8℃〜室温で5分〜1時間処理した後、1〜10当量の
化合物(IV)
【0017】
【化6】
【0018】(式中、R2aはR2の定義中の水素以外の
基を意味し、Lは塩素、臭素、ヨウ素、メタンスルホニ
ルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシまたは
p−トルエンスルホニルオキシを表す)と−78℃〜室
温で5分〜6時間反応させることにより得ることができ
る。
【0019】また、化合物(Ib)においてR2が水素
以外の基である化合物(Iba)は、化合物(Iab)
あるいは化合物(Ib)においてR2が水素である化合
物(Ibb)と1〜10当量の化合物(IV)とを、1
〜5当量の水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、tert-ブトキシカリウム等の塩基の存在下、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒
中、−78℃〜室温で5分〜3時間反応させることによ
り得ることができる。
【0020】なお、原料化合物(II)においてR2
水素以外の基である化合物を所望の場合は、上述した化
合物(Iba)の製法に準じて行えばよい。また、化合
物(II)においてR1が水素以外の基であるインドー
ル誘導体(IIa)を所望の場合は、次の製造工程に従
い得ることもできる。
【0021】
【化7】
【0022】(式中、R1aはR1の定義中の水素以外の
基を意味し、R2およびLは前記と同義である)化合物
(II)においてR1が水素である化合物(IIb)と
1〜3当量の化合物(V)とを、1〜3当量の水素化ナ
トリウム、水素化カリウム、t−ブトキシカリウム、酸
化銀等塩基の存在下に、、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の溶媒中、室温〜溶媒の沸点で5分〜3時間反
応させることにより得ることができる。
【0023】さらに、化合物(II)においてR2が−
CHR3a4aであるベンゾイミダゾール誘導体(II
c)を所望の場合は、次の製造工程に従い得ることもで
きる。
【0024】
【化8】
【0025】(式中、R2bはR2の定義中の−CHR3a
4aを意味する)4−クロロ−3−ニトロ安息香酸メチ
ル(VI)と1〜2当量の化合物(VII)を、テトラ
ヒドロフラン、エタノール、ブタノール、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドなどの溶媒中、室温〜
150℃で1〜24時間反応させ化合物(VIII)を
得る。次いで、二酸化白金あるいはパラジウム炭素存在
下、エタノール、ジオキサン、酢酸などの溶媒中、室温
〜100℃で30分〜12時間水素添加することにより
化合物(IX)を得る。これを、オルトギ酸エチル−酢
酸中、室温〜100℃で5分〜3時間反応させ、続い
て、化合物(Ib)の場合と同様に、加水分解すること
により化合物(IIc)を得ることができる。
【0026】上述した製造法における中間体および目的
化合物は、例えば、濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再
結晶、各種クロマトグラフィー等に付して単離精製する
ことが出きる。また中間体においては、特に精製するこ
となく次の反応に供することも可能である。化合物
(I)の塩を取得したいとき、化合物(I)が塩の形で
得られる場合には、そのまま精製すればよく、また、遊
離の形で得られる場合には、適当な溶媒に溶解もしくは
懸濁させ、酸または塩基を加えて生成した塩を単離精製
すればよい。
【0027】また、化合物(I)およびその薬理学的に
許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で
存在することもあるが、これら付加物も本発明に包含さ
れる。上記製造法により得られる化合物(I)には、光
学異性体等の異性体が存在し得るが、本発明はこれら異
性体を含め全ての可能な異性体およびこれらの混合物も
包含される。
【0028】各製造法によって得られる化合物(I)の
具体例を第1−1表〜第1−3表に示す。なお、表中の
化合物番号は後述する実施例番号に対応している。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】次に、化合物(I)の薬理作用について試
験例で説明する。 試験例:ステロイド5α−リダクターゼ阻害試験 T.Liangらの方法[J. Biol. Chem., 259, 734(1984)]
に従い、雄性ラットの前立腺を3倍容の0.32Mショ糖お
よび1mMジチオスレイトールを含む20mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH6.5)でホモジネートした後、遠心分離(140,
000×g, 1時間)した。沈澱を上記緩衝液に懸濁し、再び
遠心分離(140,000×g, 1時間) して得られた沈澱に上記
緩衝液を加えて懸濁し、酵素溶液(30〜50mg蛋白質/ml)
を調製した。
【0034】酵素活性の測定は、[4−14C]−テスト
ステロン(1.5nmol)、NADPH(75nmol)、上記酵素溶液(1mg
蛋白質) および試験化合物を含む全容量0.5mlの反応溶
液(1mMジチオスレイトールを含む40mMリン酸ナトリウム
緩衝液、pH6.5) を37℃で20分間インキュベートした。
酵素反応を酢酸エチル2mlを加えて停止し、その後、遠
心分離(1,000×g, 5分間) した。酢酸エチル層を試験管
に採取して乾固した後、酢酸エチル50μl を加えシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー(TLC)で分離(展開溶
媒;酢酸エチル:シクロヘキサン=1:1)した。テス
トステロンと生成したジヒドロテストステロンの放射活
性をTLCスキャナーを用いて測定し、酵素活性阻害率
を算出した。
【0035】結果を第2表に示す。
【0036】
【表5】
【0037】化合物(I)またはその薬理学的に許容さ
れる塩は、そのまま単独で投与することも可能である
が、通常各種の医薬製剤として提供するのが好ましい。
また、それら医薬製剤は、動物および人に使用されるも
のである。投与経路は、治療に際しもっとも効果的なも
のを使用するのが好ましく、経口または、直腸内、口腔
内、皮下、筋肉内、静脈内などの非経口をあげることが
できる。
【0038】投与形態としては、カプセル剤、錠剤、顆
粒剤、散剤、シロップ剤、乳剤、座剤、注射剤などがあ
る。経口投与に適当な乳剤およびシロップ剤のような液
体調製物は、水、ショ糖、ソルビット、果糖などの糖
類、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールな
どのグリコール類、ゴマ油、オリーブ油、大豆油などの
油類、p-ヒドロキシ安息香酸エステル類などの防腐剤、
ストロベリーフレーバー、ペパーミントなどのフレーバ
ー類などを使用して製造できる。また、カプセル剤、錠
剤、散剤、顆粒剤などは、乳糖、ブドウ糖、ショ糖、マ
ンニットなどの賦形剤、澱粉、アルギン酸ソーダなどの
崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム、タルクなどの滑沢
剤、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ゼラチンなどの結合剤、脂肪酸エステルなどの界
面活性剤、グリセリン等の可塑剤などを用いて製造でき
る。
【0039】非経口投与に適当な製剤は、好ましくは受
容者の血液と等張である活性化合物を含む滅菌水性製剤
からなる。例えば、注射剤は塩溶液、ブドウ糖溶液また
は塩水とブドウ糖溶液の混合物からなる担体などを用い
て注射用の溶液を調製する。局所製剤は、活性化合物を
一種もしくはそれ以上の媒質、例えば鉱油、石油、多価
アルコールまたは局所医薬製剤に使用される他の基剤中
に溶解または懸濁して調製する。腸内投与のための製剤
は、通常の担体、例えばカカオ脂、水素化脂肪、水素化
脂肪カルボン酸などでの座剤とし調製する。
【0040】また、これら非経口剤においても、経口剤
で例示した希釈剤、香料、防腐剤、酸化剤、賦形剤、崩
壊剤、滑沢剤、結合剤、界面活性剤、可塑剤などから選
択される一種もしくはそれ以上の補助成分を添加するこ
ともできる。化合物(I)もしくはその薬理学的に許容
される塩の有効容量および投与回数は、投与形態、患者
の年齢、体重、治療すべき症状の性質もしくは重篤度に
より異なるが、通常、投与量は経口投与の場合、成人一
人当り1mg〜1g を一日一回ないし数回投与する。非経
口投与、例えば静脈内投与の場合、成人一人当り0.1〜1
00mgを一日一回ないし数回投与する。また、経皮投与の
場合、10μg〜100mgを一日一回ないし数回投与する。し
かしながら、これら投与量に関しては、前述の種々の条
件により変動する。
【0041】以下に参考例、実施例および製剤例を示
す。
【0042】
【実施例】
参考例1:3−(4,4’−ジプロピルベンズヒドリ
ル)インドール−5−カルボン酸(化合物a) インドール−5−カルボン酸0.3gおよび4,4’−
ジプロピルベンズヒドリルブロミド0.68gのジオキ
サン3.0ml溶液に酸化銀0.43gを加え、50℃
で3時間攪拌した。反応終了後、セライト濾過、減圧下
に濃縮し得られた残渣に水を加えた。水層のpHを3に
調整し、酢酸エチルで抽出、有機層を飽和食塩水で洗浄
した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、化合
物aを0.32g得た。
【0043】1H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :0.92(t,6H,J=7.
1Hz),1.42-1.83(m,4H),2.55(t,4H,J=7.0Hz),5.64(s,1
H),6.67(brs,1H),7.00-7.19(m,9H),7.33(d,1H,J=8.6H
z),7.918(dd,1H,J=1.5Hzおよび8.6Hz),8.10(d,1H,J=1.5
Hz).
【0044】参考例2:3−ニトロ−4−(4,4’−
ジプロピルベンズヒドリルアミノ)安息香酸メチル(化
合物b) 4−クロロ−3−ニトロ安息香酸メチル0.11gと
4,4’−ジプロピルベンズヒドリルアミン0.14g
のジメチルホルムアミド溶液5mlを100℃で3時間
攪拌した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出、有
機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濾過し減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=5:1)で精製し、化合物bを0.15g得た。
【0045】1H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :0.93(t,6H,J=7.
3Hz),1.43-1.75(m,4H),2.57(t,4H,J=7.5Hz),3.87(s,3
H),5.73(d,1H,J=5.7Hz),6.75(d,1H,J=8.9Hz),7.08-7.29
(m,8H),7.91(dd,1H,J=1.9Hzおよび8.9Hz),8.83-8.90(m,
1H),8.89(d,1H,J=1.9Hz).
【0046】参考例3:3−アミノ−4−(4,4’−
ジフルオロベンズヒドリルアミノ)安息香酸メチル(化
合物c) 化合物bの0.45g、エタノール9.1mlおよび酢
酸0.5mlの混合溶液に、二酸化白金22mgを加
え、水素気流下、30℃で12時間攪拌した。反応終了
後、セライト濾過し、減圧下に濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=3:1)で精製し、化合物cを0.1g得
た。
【0047】1H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :0.92(t,6H,J=7.
1Hz),1.42-1.74(m,4H),2.47-2.63(m,2H),2.56(t,4H,J=
7.1Hz),3.80(s,3H),5.53(s,1H),6.41(d,1H,J=8.8Hz),7.
12および7.22(ABq,8H,J=8.4Hz),7.40-7.48(m,2H).
【0048】参考例4:1−(4,4’−ジプロピルベ
ンズヒドリル)ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸
(化合物d) 化合物cの0.1gおよびオルトギ酸エチル1mlの混
合物に触媒量のギ酸を加え、100℃で3時間攪拌し
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸
エチル:トリエチルアミン=10:1)で精製し、化合
物dのメチルエステル体を0.1g得た。
【0049】これをエタノール1.0mlに溶解し、1
0規定水酸化ナトリウム水溶液0.1mlを加え、30
℃で1時間攪拌した。減圧下濃縮した後、残渣に水を加
え、pHを3に調整した。これを酢酸エチルで抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濾過し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル:酢酸=10:10:1)で精製し、化合物dを50
mg得た。
【0050】1H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :0.92(t,6H,J=7.
1Hz),1.42-1.83(m,4H),2.58(t,4H,J=7.5Hz),6.00(br,1
H),6.69(s,1H),6.97-7.32(m,9H),7.78(s,1H),7.95(d,1
H,J=8.6Hz),8.68(s,1H).
【0051】参考例5:1−(4,4’−ジプロピルベ
ンズヒドリル)ベンゾイミダゾール−6−カルボン酸
(化合物e) ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸0.4g、4,
4’−ジプロピルベンズヒドリルブロミド0.25g、
トルエン8.0mlおよびジメチルホルムアミド1.0
mlの混合懸濁液を3時間加熱還流攪拌した。反応終了
後、減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製し、化合物eを0.4g得た。
【0052】1H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :0.93(t,6H,J=7.
1Hz),1.42-1.83(m,4H),2.55-2.73(m,4H),6.80(s,1H),7.
80-8.15(m,2H),7.89(s,1H),8.03(s,1H),8.93(brs,1H).
【0053】実施例1:4−[2−(インドール−5−
カルボキサミド)フェノキシ]酪酸エチル(化合物1) 4−(2−アミノフェノキシ)酪酸エチル2.8g、ヨ
ー化2−クロロ−1−メチルピリジニウム1.9gおよ
びトリブチルアミン3.55mlの塩化メチレン20m
l溶液に、加熱還流下、インドール−5−カルボン酸1
gの塩化メチレン懸濁液を加え、1時間加熱還流した。
冷却後、水を加えジクロロメタンで抽出した有機層を1
N塩酸水溶液、水次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル:トリエチルアミン=10:10:1)で精
製し、黄色結晶の化合物1を1.82g得た。
【0054】融点:125−126℃ IR(KBr錠剤)cm-1 :3414,1730,1651,1599,14511 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :1.17(t,3H,J=7.2Hz),2.03-2.3
2(m,2H),2.46-2.62(m,2H),4.06(q,2H,J=7.2Hz),4.12(t,
2H,J=5.9Hz),6.60-6.64(m,1H),6.83-7.08(m,3H),7.22-
7.27(m,1H),7.43(d,1H,J=8.6Hz),7.76(dd,1H,J=1.7Hzお
よび8.6Hz),8.23(s,1H),8.51-8.61(m,1H),8.67(brs,1
H),9.58(brs,1H).
【0055】実施例2:4−[2−(インドール−5−
カルボキサミド)フェノキシ]酪酸(化合物2) 化合物1の0.6gを含むエタノール溶液18mlに、
10N水酸化ナトリウム水溶液0.49mlを加え、6
0℃で1時間攪拌した。反応終了後、減圧下濃縮し、得
られた残渣に水を加え、pH3に調整した。析出した結
晶を濾過、乾燥し、白色結晶の化合物2を0.41g得
た。
【0056】融点:148−150℃ 元素分析(%):C191724・2H2O 計算値:C 65.54;H 7.74;N 4.93 実測値:C 65.52;H 7.38;N 4.80 IR(KBr錠剤)cm-1 :3276, 2930, 1702, 1649, 1600,
1521, 1449, 1252, 1054, 739.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):2.19(dq,2H,J=6.7Hz),2.
54(t,2H,J=7.1Hz),4.13(t,2H,J=6.3Hz),6.64(dd,1H,J=
0.8Hzおよび3.2Hz),6.90(dd,1H,J=2.2Hzおよび7.4Hz),
7.00(dt,1H,J=2.2Hzおよび7.6Hz),7.05(dt,1H,J=2.2Hz
および7.6Hz),7.25(d,1H,J=3.2Hz),7.42(d,1H,J=8.6H
z),7.71(dd,1H,J=1.8Hzおよび8.6Hz),8.22(d,1H,J=1.8H
z),8.48-8.52(m,1H).
【0057】実施例3:4−[2−(1−メチルベンジ
ルインドール−5−カルボキサミド)フェノキシ]酪酸
(化合物3) 化合物1の1.27gを含むジメチルホルムアミド溶液
25mlに氷冷下、カリウムt−ブチラート0.47g
を加えた。氷冷下で30分間攪拌した後、2−フェネチ
ルブロミド0.62mlを滴下し、同温で1時間攪拌し
た。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)で精製し、淡黄色油状の化合物3のエチル
エステル体を得た。これを実施例2と同様の方法によっ
て加水分解し油状の化合物3を1.2g得た。
【0058】IR(CHCl3溶液)cm-1 :3428,2960,2252,170
6,1663,1604,1456,1355,1180,908.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):1.86(d,3H,J=7.0Hz),2.04-2.27
(m,2H),2.53(t,2H,J=7.3Hz),4.08(t,2H,J=5.8Hz),5.62
(q,1H,J=7.0Hz),6.65(d,1H,J=3.3Hz),6.78-7.31(m,10
H),7.67(dd,1H,J=1.5Hzおよび8.6Hz),8.20(d,1H,J=1.3H
z),8.45-8.72(m,1H),8.61(brs,1H),8.87(brs,1H).
【0059】上記化合物3をメタノール20mlに溶解
し、ナトリウムメチラート0.95当量を加えた後、減
圧下に濃縮した。得られた残渣をイソプロピルエーテル
でトリチュレーションを行い、アモルファス状の化合物
3のナトリウム塩1.2gを得た。 元素分析(%):C272524Na・0.5C26O 計算値:C 68.98;H 5.79;N 5.75 実測値:C 69.01;H 5.97;N 5.79
【0060】実施例4:4−[2−(1−ベンズヒドリ
ルインドール−5−カルボキサミド)フェノキシ]酪酸
(化合物4) 化合物1の0.7gとベンズヒドリルブロミド0.61
gより、実施例3の方法に準じて化合物4を得た。
【0061】融点:82−87℃ IR(KBr錠剤)cm-1 :3422,3050,1705,1662,1600,1538,111
9.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):2.00-2.30(m,2H),2.35-2.60(m,
2H),4.11(t,2H,J=6.1Hz),6.60(d,1H,J=3.5Hz),6.70-7.3
3(m,16H),8.62(dd,1H,J=1.4HzおよびJ=8.6Hz),8.21(d,1
H,J=1.4Hz),8.35-8.60(m,1H),8.58(brs,1H).
【0062】上記化合物4より、実施例3の方法に準じ
て化合物4のナトリウム塩0.48gを得た。 元素分析(%):C322824Na 計算値:C 76.20;H 5.60;N 5.60 実測値:C 76.77;H 5.85;N 5.07
【0063】実施例5:4−{2−[1−(4−イソブ
チル−α−メチルベンジル)インドール−5−カルボキ
サミド]フェノキシ}酪酸(化合物5) 化合物1の1.0gと4−イソブチルフェニル−α−メ
チルベンジルブロミド0.85gより、実施例3の方法
に準じて化合物5を0.90g得た。
【0064】融点:62−67℃ 元素分析(%):C313424 計算値:C 74.67;H 6.87;N 5.62 実測値:C 74.37;H 7.13;N 5.51 IR(CHCl3溶液)cm-1 :3430,2952,2868,1711,1668,1603,1
454,1120.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.85(d,6H,J=6.4Hz),1.73-2.05
(m,1H),1,87(d,3H,J=7.0Hz),2.09-2.30(m,2H),2.30-2.6
5(m,2H),2.41(d,2H,J=7.0Hz),4.11(t,2H,J=5.9Hz),5.64
(q,1H,J=7.0Hz),6.64(d,1H,J=3.3Hz),6,80-7.10(m,4H),
7.03(s,4H),7.24-7.35(m,1H),7.33(d,1H,J=3.3Hz),7.69
(dd,1H,J=1.3Hzおよび8.6Hz),8.19(d,1H,J=1.3Hz),8.47
-8.58(m,1H),8.58(brs,1H).
【0065】実施例6:4−{2−[1−(4−イソブ
チルベンズヒドリル)インドール−5−カルボキサミ
ド]フェノキシ}酪酸(化合物6) 化合物1の0.64gと4−イソブチルベンズヒドリル
ブロミド0.69gより、実施例3の方法に準じて化合
物6を0.15g得た。
【0066】融点:86−88℃ 元素分析(%):C363624・0.3H20 計算値:C 76.38;H 6.52;N 4.95 実測値:C 76.47;H 6.59;N 4.74 IR(KBr錠剤)cm-1 : 3422,2866,1705,1660,1600,1118.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.89(d,6H,J=6.6Hz),1.78-2.00
(m,1H),2.10-2.36(m,2H),2.40-2.59(m,2H),2.46(d,2H,J
=7.0Hz),4.13(t,2H,J=5.9Hz),6.60(d,1H,J=3.0Hz),6.82
(s,1H),6.90-7.33(m,14H),7.71(dd,1H,J=1.1Hzおよび9.
6Hz),8.22(d,1H,J=1.1Hz),8.40-8.62(m,1H),8.58(s,1
H).
【0067】実施例7:4−{2−[1−(4,4’−
ジプロピルベンズヒドリル)インドール−5−カルボキ
サミド]フェノキシ}酪酸(化合物7) 化合物1の0.21gと4,4’−ジプロピルベンズヒ
ドリルブロミド0.25gより、実施例3の方法に準じ
て化合物7を55mg得た。
【0068】融点:61−64℃ 元素分析(%):C384024 計算値:C 77.52;H 6.84;N 4.76 実測値:C 77.32;H 7.10;N 4.40 IR(KBr錠剤)cm-1 : 3420,2858,1664,1601,1545,1445,11
18.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.93(t,6H,J=7.3Hz),1.62(q,4
H,J=7.3Hz),2.09-2.33(m,2H),2.49-2.66(m,2H),2.58(t,
4H,J=7.3Hz),4.13(t,2H,J=5.6Hz),6.59(d,1H,J=3.3Hz),
6.79(s,1H),6.82-7.34(m,13H),7.68(dd,1H,J=1.5Hzおよ
び8.4Hz),8.21(d,1H,J=1.5Hz),8.46-8.61(m,1H),8.58(b
rs,1H).
【0069】実施例8:4−{2−[1−(4,4’−
ジプロピルベンズヒドリル)インドール−5−カルボキ
サミド]−5−フルオロフェノキシ}酪酸(化合物8) インドール−5−カルボン酸0.5gと4−(2−アミ
ノ−5−フルオロフェノキシ)酪酸エチル1.5gよ
り、実施例1の方法に準じて、4−[2−(インドール
−5−カルボキサミド)フェノキシ]酪酸エチルを0.
92g得た。
【0070】上記化合物0.5gと4,4’−ジプロピ
ルベンズヒドリルブロミド0.56gより、実施例3の
方法に準じて化合物8を0.13g得た。
【0071】融点:65−69℃ 元素分析(%):C3839FN24 計算値:C 75.23;H 6.48;N 4.62 実測値:C 75.27;H 6.52;N 4.80 IR(KBr錠剤)cm-1 : 2900,1702,1647,1529,1500,1422,11
11.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.92(t,6H,J=7.4Hz),1.5-1.69
(m,4H),2.16(dq,2H,J=6.2Hz),2.50-2.59(m,6H),4.08(t,
2H,J=6.2Hz),6.58(d,1H,J=3.5Hz),6.59-6.73(m,2H),6.7
9および7.12(ABq,8H,J=8.2Hz),7.30(d,1H,J=8.7Hz),7.6
5(dd,1H,J=1.5Hzおよび8.7Hz),8.20(d,1H,J=1.5Hz),8.3
8(s,1H),8.41(dd,1H,J=6.7Hzおよび9.1Hz).
【0072】実施例9:4−{2−[1−(4−ブチル−
4’−プロピルベンズヒドリル)インドール−5−カル
ボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物9) 化合物1の0.3gと4−ブチル−4’−プロピルベン
ズヒドリルブロミド0.37gより、実施例3の方法に
準じて化合物9を0.1g得た。
【0073】融点:87-89℃ 元素分析(%):C39H42N2O4・0.8H20 計算値:C 75.90;H 7.12;N 4.54 実測値:C 75.87;H 7.17;N 4.35 IR(KBr錠剤)cm-1 : 3430,2858,1664,1601,1545,1445,11
18.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.89(t,6H,J=7.2Hz),1.18-1.72
(m,8H),1.93-2.15(m,2H),2.25-2.62(m,6H),3.90-4.03
(m,2H),6.53(d,1H,J=3.3Hz),6.72(s,1H),6.75-7.25(m,1
1H),7.67(dd,1H,J=0.6Hzおよび9.6Hz),8.16(d,1H,J=0.6
Hz),8.28-8.42(m,1H),8.49(s,1H).
【0074】実施例10:4−{2−[1−(4−イソ
ブチル−4’−プロピルベンズヒドリル)インドール−
5−カルボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物10) 化合物1の0.30gと4−イソブチル−4’−プロピ
ルベンズヒドリルブロミド0.36gより、実施例3の
方法に準じて化合物10を93mg得た。
【0075】融点:95−100℃ 元素分析(%):C394224・0.5H2O 計算値:C 76.57;H 7.08;N 4.58 実測値:C 76.61;H 7.03;N 4.88 IR(KBr錠剤)cm-1 : 3424,2868,1712,1659,1599,1447,11
19.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.87(d,6H,J=6.7Hz),0.91(t,3
H,J=6.7Hz),1.50-2.00(m,3H),2.00-2.25(m,2H),2.37-2.
69(m,6H),3.95-4.20(m,2H),6.56(d,1H,J=3.1Hz),6.78
(s,1H),6.86-7.21(m,13H),7.68(dd,1H,J=0.6Hzおよび9.
6Hz),8.19(d,1H,J=0.6Hz),8.35-8.52(m,1H),8.52(s,1
H).
【0076】実施例11:4−{2−[1−(1−プロ
ピルブチル)インドール−5−カルボキサミド]フェノ
キシ}酪酸(化合物11) 化合物1の0.5gおよび水酸化カリウム0.57gの
ジメチルスルホキシド( DMSO) 懸濁液5.0mlに
1−プロピルブチル p−トルエンスルホネート1.1
gのDMSO溶液2.0mlを15分間で滴下した。室
温で2時間攪拌した後、反応液に水を加え、4N塩酸水
溶液でpH7に調整した。酢酸エチルで抽出した後、有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル:酢酸=10:10:1)で精製し無色透明の油状の
化合物11を0.5g得た。
【0077】IR(CHCl3溶液) cm-1: 3424,2956,2872,166
1,1600,1571,1452,1118.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.85(d,6H,J=5.7Hz),0.90-1.3
3(m,4H),1.70-1.95(m,4H),2.03-2.27(m,2H),2.60(t,2H,
J=6.5Hz),4.14(t,2H,J=6.2Hz),4.14-4.32(m,1H),6.65
(d,1H,J=3.2Hz),6.89-7.07(m,3H),7.19(d,1H,J=3.2Hz),
7.42(d,1H,J=8.8Hz),7.75(dd,1H,J=1.0Hzおよび8.8Hz),
7.75-7.91(m,1H),8.19(s,1H),8.50-8.64(m,1H),8.64(b
r,1H).
【0078】上記化合物11より、実施例3の方法に準
じてアモルファス状の化合物11のナトリウム塩0.5
gを得た。 元素分析(%):C263124Na・2H2O 計算値:C 63.14;H 7.13;N 5.66 実測値:C 63.08;H 7.22;N 5.54
【0079】実施例12:4−{3−[1−(1−プロ
ピルブチル)インドール−5−カルボキサミド]フェノ
キシ}酪酸(化合物12) インドール−5−カルボン酸0.5g、4−(3−アミ
ノフェノキシ)酪酸エチル1.1gおよびN,N’−ビ
ス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸
クロリド0.95gの塩化メチレン溶液16mlに、0
℃で攪拌下、トリエチルアミン0.95mlを加え、更
に室温で1時間攪拌した。反応終了後、水を加えエーテ
ルで抽出した有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
トリエチルアミン=10:1)で精製し、4−[3−
(インドール−5−カルボキサミド)フェノキシ]酪酸
エチルを1.14g得た。
【0080】上記化合物0.5gと1−プロピルブチル
p−トルエンスルホネート1.1gを用いて、実施例
11の方法に準じて化合物12を0.37g得た。 IR(KBr錠剤)cm-1 :3840,2862,1699,1563,1545,1477.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm) :0.72-0.94(m,6H),1.01-1.40
(m,4H),1.71-2.16(m,6H),2.55(t,2H,J=6.7Hz),4.03(t,2
H,J=5.9Hz),4.15-4.50(m,1H),6.60-6.71(m,1H),6.62(d,
1H,J=2.9Hz),7.05-7.28(m,4H),7.39(d,1H,J=8.8Hz),7.7
2(dd,1H,J=1.6Hzおよび8.8Hz),8.00(brs,1H),8.16(d,1
H,J=1.6Hz),9.01-9.10(m,1H).
【0081】上記化合物12より、実施例3の方法に準
じてアモルファス状の化合物12のナトリウム塩0.3
4gを得た。 元素分析(%):C263124Na・0.3H2O・0.6
26O 計算値:C 66.46;H 7.22;N 5.70 実測値:C 66.39;H 7.47;N 5.91
【0082】実施例13:4−{2−[1−(1−ペン
チルヘキシル)インドール−5−カルボキサミド]フェ
ノキシ}酪酸(化合物13) 化合物1の0.5gおよび1−ペンチルヘキシル p−
トルエンスルホネート1.3gより、実施例11の方法
に準じて化合物13を得た。 IR(CHCl3溶液)cm-1 :3424,2928,2856,1657,1454,111
8.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.74-0.86(m,6H),1.00-1.35
(m,12H),1.80-1.87(m,4H),2.06-2.34(m,2H),2.61(t,2H,
J=7.3Hz),4.10-4.40(m,1H),4.14(t,2H,J=6.1Hz),6.65
(d,1H,J=3.1Hz),6.93-7.23(m,4H),7.41(d,1H,J=9.0Hz),
7.76(dd,1H,J=1.5Hzおよび9.0Hz),8.19(d,1H,J=1.5Hz),
8.45-8.64(m,3H).
【0083】上記化合物13より、実施例3の方法に準
じて化合物13のナトリウム塩0.51gを得た。 元素分析(%):C303924Na・1.7H2O 計算値:C 66.08;H 7.84;N 5.14 実測値:C 66.19;H 8.11;N 4.91
【0084】実施例14:4−{2−[1−(1,5−
ジメチルヘキシル)インドール−5−カルボキサミド]
フェノキシ}酪酸(化合物14) 化合物1の0.5gおよび1,5ジメチルヘキシル p
−トルエンスルホネート1.12gより、実施例11の
方法に準じて化合物14を得た。 IR(CHCl3溶液)cm-1 :3420, 2952, 1597, 1451, 111
8.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.78(d,6H,J=7.3Hz),1.03-1.5
9(m,6H),1.48(d,3H,J=6.7Hz),1.66-2.06(m,1H),2.12-2.
40(m,2H),2.51-2.67(m,2H),4.13(t,2H,J=6.2Hz),4.48
(q,1H,J=6.7Hz),6.63(d,1H,J=3.1Hz),6.68-7.11(m,3H),
7.22(d,1H,J=3.1Hz),7.41(d,1H,J=8.7Hz),7.76(dd,1H,J
=1.5Hzおよび8.7Hz),8.20(d,1H,J=1.5Hz),8.41-8.65(m,
1H),8.45(br,1H),8.65(s,1H).
【0085】上記化合物14より、実施例3の方法に準
じて化合物14のナトリウム塩0.45gを得た。 元素分析(%):C273324Na・0.5H2O・C2
42 計算値:C 64.31;H 7.07;N 5.17 実測値:C 64.45;H 7.30;N 4.92
【0086】実施例15:4−{2−[1−(4−クロ
ロベンゾイル)インドール−5−カルボキサミド]フェ
ノキシ}酪酸(化合物15) 化合物2の0.84gを含むジメチルホルムアミド溶液
15mlに、氷冷攪拌下、カリウムt−ブチラート0.
84gを加えた。氷例下に30分間攪拌した後、4−ク
ロロベンゾイルクロリド0.58mlを滴下し、室温で
3時間攪拌した。反応終了後、反応系に酢酸水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過し、減圧下濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=16:8:1)で
精製した。得られた油状の化合物をイソプロピルエーテ
ルで精製し、白色結晶の化合物15を0.1g得た。
【0087】融点:97−100℃ 元素分析(%):C2621ClN25・0.1C614O 計算値:C 65.59;H 4.63;N 5.75 実測値:C 65.50;H 4.57;N 5.45 IR(KBr錠剤)cm-1 :2928, 1688, 1593, 1516, 1091,
887, 748.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):2.09-2.22(m,2H),2.43-2.57
(m,2H),4.13(t,2H,J=5.5Hz),6.76(d,1H,J=3.7Hz),6.84-
7.19(m,3H),7.34(d,1H,J=3.7Hz),7.51および7.68(ABq,4
H,J=8.7Hz),7.89-8.00(m,1H),8.18(s,1H),8.35(s,1H),
8.35-8.44(m,1H).
【0088】実施例16:4−{2−[1−(4−イソ
ブチルベンゾイル)インドール−5−カルボキサミド]
フェノキシ}酪酸(化合物16) 化合物2の1.0gと4−イソブチルベンゾイルクロリ
ド0.69gより、実施例15の方法に準じて化合物1
6を0.62g得た。
【0089】融点:124−125℃ 元素分析(%):C303025 計算値:C 72.27;H 6.06;N 5.62 実測値:C 72.08;H 5.89;N 5.67 IR(KBr錠剤)cm-1 :3425, 2926, 1687, 1595, 1463,
1118.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.95(d,6H,J=6.7Hz),1.94(dq,
1H,J=6.7Hz),2.17-2.27(m,2H),2.53-2.64(m,4H),4.14
(t,2H,J=6.2Hz),6.69(d,1H,J=4.0Hz),6.90(dd,1H,J=1.7
Hzおよび7.7Hz),6.98-7.09(m,2H),7.29(d,2H,J=7.9Hz),
7.65(d,2H,J=7.9Hz),7.90(dd,1H,J=1.7Hzおよび8.6Hz),
8.19(d,1H,J=1.7Hz),8.47(d,1H,J=8.6Hz),8.55(dd,1H,J
=1.7Hzおよび7.2Hz),8.73(s,1H).
【0090】実施例17:4−{2−[1−[4−
(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾイル]インドール−
5−カルボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物17) 化合物2の0.5gと4−(N,N−ジメチルアミノ)
ベンゾイルクロリド0.32gより、実施例15の方法
に準じて化合物17を0.60g得た。
【0091】融点:144−145℃ 元素分析(%):C282735・0.2C614O・0.3
2O 計算値:C 68.58;H 5.99;N 8.22 実測値:C 68.51;H 6.06;N 8.40 IR(CHCl3溶液)cm-1 : 3440, 2810, 1719, 1671, 160
0, 1448, 1317, 1179, 757.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):2.17-2.27(m,2H),2.61(t,2H,J
=7.2Hz),3.06(s,6H),4.15(t,2H,J=6.1Hz),6.67(d,1H,J=
3.8Hz),6.68(d,2H,J=9.2Hz),6.90(dd,1H,J=2.1Hzおよび
7.4Hz),6.98-7.08(m,2H),7.49(d,1H,J=3.8Hz),7.67(d,2
H,J=9.2Hz),7.83(dd,1H,J=1.7Hzおよび8.8Hz),8.19(d,1
H,J=1.7Hz),8.32(d,1H,J=8.8Hz),8.52-8.56(m,1H),8.66
(s,1H).
【0092】実施例18:4−{2−[1−[3−
(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾイル]インドール−
5−カルボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物18) 化合物2の0.4gと3−(N,N−ジメチルアミノ)
ベンゾイルクロリド0.26gより、実施例15の方法
に準じて化合物18を0.16g得た。
【0093】融点:146−148℃ 元素分析(%):C282735・0.2H2O 計算値:C 68.75;H 5.65;N 8.59 実測値:C 68.68;H 5.64;N 8.41 IR(CHCl3溶液)cm-1 :3414, 2878, 1708, 1603, 152
4, 1450, 1335, 747.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):2.18-2.28(m,2H),2.62(t,2H,J
=7.1Hz),3.00(s,6H),4.16(t,2H,J=5.9Hz),6.68(d,1H,J=
3.8Hz),6.87-7.09(m,6H),7.35(t,1H,J=7.9Hz),7.47(d,1
H,J=3.8Hz),7.86(dd,1H,J=1.7Hzおよび8.7Hz),8.20(d,1
H,J=1.7Hz),8.42(d,1H,J=8.7Hz),8.52-8.55(m,1H),8.65
(br,1H).
【0094】実施例19:4−{2−{3−(4,4’
−ジプロピルベンズヒドリル)インドール−5−カルボ
キサミド]フェノキシ}酪酸(化合物19) 参考例1で得られる化合物aの0.2gと4−(2−ア
ミノフェノキシ)酪酸エチル0.17gを用いて実施例
1および2の方法に準じて化合物19を90mg得た。
【0095】融点:102−104℃ 元素分析(%):C384024 計算値:C 77.52;H 6.85;N 4.76 実測値:C 77.44;H 7.17;N 4.95 IR(KBr錠剤)cm-1 :2922,1707,1652,1602,1455,1243.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.89(t,6H,J=7.4Hz),1.52-1.6
6(m,4H),2.06-2.14(m,2H),2.44-2.58(m,4H),2.49(t,2H,
J=6.8Hz),4.05(t,2H,J=6.1Hz),5.65(s,1H),6.61(d,1H,J
=0.7Hz),6.83(dd,1H,J=2.6Hzおよび7.0Hz),6.93-7.00
(m,2H),7.05および7.09(ABq,8H,J=8.4Hz),7.30(d,1H,J=
8.6Hz),7.65(dd,1H,J=1.7Hzおよび8.6Hz)7.65(dd,1H,J=
1.7Hzおよび8.6Hz),7.89(d,1H,J=1.7Hz),8.29(d,1H,J=
0.7Hz),8.411-8.45(m,1H),8.45(brs,1H).
【0096】実施例20:4−{2−{3−(4,4’
−ジプロピルベンズヒドリル)−1−メチル−インドー
ル−5−カルボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物2
0) 実施例19で得られる4−{2−{3−(4,4’−ジ
プロピルベンズヒドリル)インドール−5−カルボキサ
ミド]フェノキシ}酪酸エチル95mgのジメチルホル
ムアミド溶液2mlに、カリウムt−ブチラートを21
mg加え、0℃で30分間攪拌した後、ヨードメタン1
3μlを加え、室温で30分間攪拌した。反応系に水を
加え、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)で精製し、化合物20のエチルエ
ステル体を60mg得た。上記化合物から実施例2の方
法に準じて、化合物20を50mg得た。
【0097】融点:72−77℃ 元素分析(%):C394224・0.8H2O 計算値:C 75.90;H 7.12;N 4.54 実測値:C 75.82;H 7.05;N 4.42 IR(KBr錠剤)cm-1 :2368,1699,1645,1508,1483.1 H-NMR(CDCl3)(δ, ppm):0.91(t,6H,J=7.3Hz),1.53-1.
67(m,4H),2.14(dq,2H,J=6.6Hz),2.52(t,2H,J=6.6Hz),2.
53(t,4H,J=7.8Hz),4.10(t,2H,J=6.1Hz),5.68(s,1H),6.5
2(s,1H),6.83-7.05(m,2H),7.05および7.08(ABq,9H,J=8.
3Hz),7.33(d,1H,J=8.6Hz),7.74(dd,1H,J=1.7Hzおよび8.
6Hz),7.89(d,1H,J=1.7Hz),8.45-8.49(m,1H),8.46(brs,1
H).
【0098】実施例21:4−{2−[1−(4,4−
ジプロピルベンズヒドリル)ベンゾイミダゾール−5−
カルボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物21) 参考例2〜4で得られる化合物dの0.15gと4−
(2−アミノフェノキシ)酪酸エチル0.16gを用い
て、実施例1および2の方法に準じて化合物21を30
mg得た。
【0099】融点:82−85℃ 元素分析(%):C373934・0.5H2O 計算値:C 74.22;H 6.73;N 7.01 実測値:C 74.36;H 6.76;N 6.78 IR(KBr錠剤)cm-1 :3420, 2924, 1665, 1600, 1513,
1120, 747.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.94(t,6H,J=7.2Hz),1.55-1.7
1(m,4H),2.25-2.29(m,2H),2.52-2.63(m,4H),2.69(t,2H,
J=6.2Hz),4.15(t,2H,J=5.4Hz),6.72(s,1H),6.90(dd,1H,
J=2.0Hzおよび6.9Hz),6.94-7.32(m,3H),7.06および7.19
(ABq,8H,J=8.2Hz),8.37(d,1H,J=1.5Hz),8.57(dd,1H,J=
2.2Hzおよび7.7Hz),8.87(s,1H).
【0100】実施例22:4−{2−[1−(4,4−
ジプロピルベンズヒドリル)ベンゾイミダゾール−6−
カルボキサミド]フェノキシ}酪酸(化合物22) 参考例5で得られる化合物eの0.15gと4−(2−
アミノフェノキシ)酪酸エチル0.13gを用いて実施
例1および2の方法に準じて化合物22を30mg得
た。
【0101】融点:72−74℃ 元素分析(%):C373934・0.6H2O 計算値:C 74.00;H 6.75;N 7.00 実測値:C 73.77;H 6.98;N 6.78 IR(KBr錠剤)cm-1 :3424,2922,1663,1601,1440,1178,
745.1 H-NMR(CDCl3)(δ, ppm):0.93(t,6H,J=7.4Hz),1.50-1.
80(m,4H),2.20-2.30(m,2H),2.52-2.60(m,6H),4.16(t,2
H,J=5.9Hz),6.85(s,1H),6.87-6.92(m,1H),6.98-7.04(m,
2H),7.03および7.16(ABq,8H,J=8.2Hz),7.70-7.80(m,1
H),7.75(s,1H),7.90(d,1H,J=8.4Hz),7.99(s,1H),8.45-
8.55(m,1H),8.68(s,1H).
【0102】実施例23:4−{2−[1−(1−プロ
ピルブチル)ベンゾイミダゾール−5−カルバモイル]
フェノキシ}酪酸(化合物23) 参考例2〜4の方法に準じて得られる1−(1−プロピ
ルブチル)ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸0.2
5gと4−(2−アミノフェノキシ)酪酸エチル0.4
2gより、実施例1および2の方法に準じて化合物23
を得た。
【0103】IR(NaCl錠剤)cm-1 :3426, 2858, 1665,
1601, 1526, 1450, 1044, 749.1 H-NMR(CDCl3)(δ,ppm):0.87(t,6H,J=7.2Hz),1.06-1.2
8(m,4H),1.83-2.00(m,4H),2.24-2.41(m,2H),2.71(t,2H,
J=6.7Hz),4.19(t,2H,J=5.7Hz),4.26-4.48(m,1H),6.92(d
d,1H,J=2.0Hzおよび7.4Hz),6.96-7.09(m,2H),7.54(d,1
H,J=8.9Hz),8.04(dd,1H,J=1.5Hzおよび8.9Hz),8.08(s,1
H), 8.38(d,1H,J=1.5Hz),8.58(dd,1H,J=1.7Hzおよび6.9
Hz),8.87(s,1H).
【0104】上記化合物23より、実施例3の方法に準
じて化合物23のナトリウム塩0.25gを得た。 元素分析(%):C253034Na・0.6C26O 計算値:C 64.60;H 6.95;N 8.63 実測値:C 64.66;H 7.13;N 8.75
【0105】実施例24:4−[2−(ベンゾイミダゾ
ール−5−カルボキサミド)フェノキシ]酪酸(化合物
24) ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸1gと4−(2−
アミノフェノキシ)酪酸2.75gより実施例1および
2の方法に準じて化合物24を0.31g得た。
【0106】融点:136−138℃ 元素分析(%):C181734・1.6H2O 計算値:C 58.72;H 5.53;N 11.41 実測値:C 58.67;H 5.48:N 11.48 IR(KBr錠剤)cm-1 :3404,1688,1598,1486,1249,1008,75
7.1 H-NMR(DMSO-d6)(δ, ppm):2.08-2.24(m,2H),2.44-2.6
1(m,2H),4.17(t,2H,J=6.0Hz),6.93-7.08(m,3H),7.71お
よび7.81(ABq,2H,J=8.4Hz),8.19(s,1H),8.25-8.41(m,1
H),8.26(brs,1H),8.87(s,1H).
【0107】製剤例1:錠剤 常法により次の組成からなる錠剤を作成する。 化合物3 100mg 乳糖 60mg 馬鈴薯でんぷん 30mg ポリビニルアルコール 2mg ステアリン酸マグネシウム 1mg タール色素 微量
【0108】製剤例2:散剤 常法により次の組成からなる散剤を作成する。 化合物4 150mg 乳糖 280mg
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、化合物(I)およびそ
の薬理学的に許容される塩は、ステロイド5α−リダク
ターゼ阻害作用を有し、前立腺肥大症、前立洗癌、禿頭
症あるいはざ瘡の治療薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加瀬 廣 東京都小金井市前原町3−35−18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 {式中、X1−X2−X3は、 【化2】 〔式中、R1は、水素または−CHR34(式中、R3
    よびR4は同一または異なって、水素、低級アルキルま
    たは置換もしくは非置換のアリールを表す)を表し、R
    2は、水素、−CHR3a4a(式中、R3aおよびR
    4aは、前記R3およびR4の定義と同じである)、低級ア
    ルカノイルまたは置換もしくは非置換のアロイルを表
    す〕を表し、R5は、水素または低級アルキルを表し、
    6は、水素またはハロゲンを表し、Yは、OまたはS
    (O)q(式中、qは0〜2の整数を表す)を表し、nは
    1〜6の整数を表す}で表されるアニリド誘導体または
    その薬理学的に許容される塩。
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