JPH066518Y2 - 金属蒸気レ−ザ - Google Patents

金属蒸気レ−ザ

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JPH066518Y2
JPH066518Y2 JP729387U JP729387U JPH066518Y2 JP H066518 Y2 JPH066518 Y2 JP H066518Y2 JP 729387 U JP729387 U JP 729387U JP 729387 U JP729387 U JP 729387U JP H066518 Y2 JPH066518 Y2 JP H066518Y2
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JP
Japan
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heat
glass tube
resistant glass
laser
metal vapor
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JP729387U
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JPS63115246U (ja
Inventor
徳行 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、金属蒸気レーザに関する。さらに詳細にはレ
ーザ細管の外周に嵌合された耐熱ガラス管の脱落を防止
した金属蒸気レーザに関する。
従来の技術 近年、ガスレーザは医療機器および分析機器をはじめと
して機械加工や計測の分野にさかんに使用されている。
このようなガスレーザのうち可視領域で大きな出力が得
られるレーザとして金属蒸気レーザが知られている。金
属蒸気レーザは、He、Ne、Ar等のバファガス中に少量の
Cd、Zn、Se、Cu、Au等の金属を混入した混合気体放電を
レーザ媒質として用い、放電励起された金属あるいは金
属イオンから放射される光をレーザ光として取り出すも
のである。
第3図に従来の金属蒸気レーザの断面図を示す。金属蒸
気レーザは、セラミック製のレーザ細管1と、レーザ細
管1の両端部に設けられた電極9および10と、両端部に
それぞれミラー2および3を配設し且つレーザ細管1を
収納する外囲器4とから主に構成されている。
レーザ細管1の外周上には、レーザ細管1と同心状に断
熱材5を介して耐熱ガラス管6が嵌着されている。
この耐熱ガラス管6の両端部の近傍にはそれぞれ外周に
Oリング7および8が嵌合し、各Oリングは該外囲器4
の内壁に設けられたOリング支持部13および14に支持さ
れている。耐熱ガラス管6はOリング7および8によっ
て耐熱ガラス管6の軸方向に移動できるように外囲器に
支持されている。
考案が解決しようとする問題点 ところで金属蒸気レーザは、上記のように金属蒸気を放
電気体源の一部とするには、セラミック製のレーザ細管
1内に配置された金属材料を加熱蒸発させる必要があ
る。
レーザ細管1を加熱した際、レーザ細管1の熱は断熱材
5を介して熱伝導により耐熱ガラス管6に伝わり輻射お
よび伝導によって外囲器4の外部へ拡散される。この
時、耐熱ガラス管6の温度は数百℃に達し、耐熱ガラス
管は常温時に比べ数mm/m熱膨張することが知られてい
る。
このため上記のように耐熱ガラス管6はOリング支持部
13および14に支持されたOリング7および8によってそ
の軸方向に滑動できることが必要であった。
しかしながら、耐熱ガラス管6はレーザ発振のオン、オ
フに伴う伸縮を繰り返し、徐々に一方の軸方向に移動し
てついにはOリングから離脱してしまうという問題が生
じていた。
そこで、本考案の目的は、耐熱ガラス管がOリングから
離脱することを防止するための機構を有する金属蒸気レ
ーザを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案者は上記問題点を解決するため鋭意検討した結
果、耐熱ガラス管の端部近傍にストッパを設けることで
耐熱ガラス管がOリングから離脱すること防止すること
に成功した。
すなわち本考案は、セラミックのレーザ細管と、該レー
ザ細管の外周上に同心状に断熱材を介して嵌着された耐
熱ガラスと、これらのレーザ細管および耐熱ガラス管を
包囲し、且つ該耐熱ガラス管の外周に嵌合したOリング
を介して軸方向に移動可能に耐熱ガラス管を支持する外
囲器とを備える金属蒸気レーザであって、さらに、該耐
熱ガラス管の少なくとも一方の端部側に該耐熱ガラス管
の軸方向の移動を制限するストッパが設けられているこ
とを特徴とする金属蒸気レーザを提供するものである。
作用 本考案は、金属蒸気レーザ管内において耐熱ガラス管が
それを支持するOリングから離脱することを防止するた
めのストッパを設けたことにある。
かかるストッパは、耐熱ガラス管の加熱および放冷によ
る伸縮量を考慮し耐熱ガラス管のいずれかの端面から耐
熱ガラス管の軸方向に数mmの隙間を空けるようにして外
囲器の内壁に支持される。
この結果、耐熱ガラス管は、レーザ発振のオン、オフに
より左右いずれかの方向に一対のOリング間の微妙な摩
擦係数の違いで移動するが、上記の一定量以上移動した
後はストッパにより移動が停止し、Oリング6または7
から外れることはない。
本考案に用いるストッパは、耐熱ガラス管の軸方向に両
方の端部について設けるのが好ましいが、ガラス管の移
動方向の傾向がわかれば一方の端部だけにストッパを設
けても効果を有する。
実施例 次に本考案について図面を参照して詳細に説明するが、
本考案はこれらに何ら限定されない。
第1図に本考案の金属蒸気レーザの断面図を示す。本考
案の金属蒸気レーザは、セラミック製のレーザ細管1
と、レーザ細管1の両端部に電極9および10と、両端部
に互いに対向してミラー2および3を配設し且つレーザ
細管1を収納する外囲器4とから主に構成されている。
レーザ細管1の外周上には、該レーザ細管1と同心状に
充填された断熱材5を介して耐熱ガラス管6が嵌着され
ている。
この耐熱ガラス管6の両端部の近傍にはそれぞれ外周に
Oリング7および8が嵌合し、各Oリングは外囲器4の
内壁に設けられたOリング支持部13および14に支持され
ている。こうして耐熱ガラス管6はOリング7および8
を介して耐熱ガラス管6の軸方向に移動できるように外
囲器4に支持される。
さらに、耐熱ガラス管6の両端部には、耐熱ガラス管6
の軸方向の移動を制限するためストッパ11および12が備
えられている。
一方のストッパ11が備えられた部分の拡大図を第2図に
示す。耐熱ガラス管6の端部からその軸方向に数mmの隙
間を空けるようにしてL字型のストッパ11が外囲器4の
内壁に設けられたOリング支持部13に固定されている。
ストッパとしては、銅またはステンレス板をL字形に加
工したものや皿状に加工したものなどが用いられ、その
形状および材料は特に限定されない。
考案の効果 以上説明したように本考案によると、耐熱ガラス管の端
部近傍にストッパを設けることによって耐熱ガラス管の
熱膨張による移動によりOリングから外れるのを防止で
きる。
従って、本考案の金属蒸気レーザは、長期間使用しても
耐熱ガラス管はOリングを介して外囲器に軸方向に移動
可能に支持され、正常な運転を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の金属蒸気レーザの断面図を示す。 第2図は本考案の金属蒸気レーザにおいてストッパが設
けられた部分の拡大図を示す。 第3図は従来の金属蒸気レーザの断面図を示す。 (主な参照番号) 1……レーザ細管、2,3……ミラー、 4……外囲器、5……断熱材、 6……耐熱ガラス管、7,8……Oリング、 9,10……電極、11,12……ストッパ、 13,14……Oリング支持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックのレーザ細管と、該レーザ細管
    の外周上に同心状に断熱材を介して嵌着された耐熱ガラ
    ス管と、これらのレーザ細管および耐熱ガラス管を包囲
    し、且つ該耐熱ガラス管の外周に嵌合したOリングを介
    して軸方向に移動可能に耐熱ガラス管を支持する外囲器
    とを備える金属蒸気レーザであって、さらに、該耐熱ガ
    ラス管の少なくとも一方の端部側に該耐熱ガラス管の軸
    方向の移動を制限するストッパが設けられていることを
    特徴とする金属蒸気レーザ。
JP729387U 1987-01-21 1987-01-21 金属蒸気レ−ザ Expired - Lifetime JPH066518Y2 (ja)

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JP729387U JPH066518Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21 金属蒸気レ−ザ

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JP729387U JPH066518Y2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21 金属蒸気レ−ザ

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JPS63115246U JPS63115246U (ja) 1988-07-25
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JPS63115246U (ja) 1988-07-25

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